JP2002277919A - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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JP2002277919A
JP2002277919A JP2001083389A JP2001083389A JP2002277919A JP 2002277919 A JP2002277919 A JP 2002277919A JP 2001083389 A JP2001083389 A JP 2001083389A JP 2001083389 A JP2001083389 A JP 2001083389A JP 2002277919 A JP2002277919 A JP 2002277919A
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shutter speed
setting
exposure
aperture
setting member
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Withdrawn
Application number
JP2001083389A
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English (en)
Inventor
Isamu Hirai
勇 平井
Hideyuki Irie
秀幸 入江
Tadahisa Okura
忠久 大倉
Masaaki Haga
正明 羽賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ダイヤルあるいは絞り環を不用意に操作
して、露出モードが変化してしまうことを防止する。 【解決手段】 カメラ本体10の上面にTv電子ダイヤ
ル15を設ける。Tv電子ダイヤル15を回転させるこ
とによって、シャッター速度を設定することができる。
カメラ本体10の前面にTvオートボタン21を設け、
背面にホールドレバー22を設ける。Tvオートボタン
21とホールドレバー22は、Tv電子ダイヤル15を
挟んで反対側に位置する。ホールドレバー22をオン状
態に定めた状態でTvオートボタン21を押すことによ
り、そのとき設定されている露出モードが固定され、T
v電子ダイヤル15を回転させてもシャッター速度は変
化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの露出制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ本体に設けられた電子ダイ
ヤルを回転させることによって露出因子、すなわちシャ
ッター速度や絞り値が設定され、撮影レンズに設けられ
た絞り環を回転させることによって絞り値も設定される
ように構成されたカメラが知られている(特開平5−2
7298号公報参照)。また、このカメラには、特定の
プログラム自動露出モードが選択されている状態下で電
子ダイヤルが操作されると、その電子ダイヤルで手動設
定可能な露出因子を優先される露出因子として固定し、
他方の露出因子を測光結果に基づいて自動設定する自動
露出モードに移行したり、自動露出モードに移行した後
は、所定の手動スイッチの押圧操作で特定のプログラム
自動露出モードへ復帰する機能を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなカ
メラにおいて、例えば、撮影者がシャッター速度を変更
しないつもりでいたのに、不用意に電子ダイヤルを回し
てしまうと、露出モードやシャッター速度が変化し、意
図した写真が撮れないという問題が発生する。
【0004】したがって本発明の目的は、電子ダイヤル
あるいは絞り環等の露出因子を設定するための設定部材
を不用意に操作して、露出モードや露出因子が変化して
しまうことを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラの露
出制御装置は、絞り値をマニュアル操作により設定する
絞り設定部材と、シャッター速度をマニュアル操作によ
り設定するシャッター速度設定部材と、絞り設定部材お
よびシャッター速度設定部材の少なくとも一方の操作に
応じて、絞り値およびシャッター速度の制御に関する複
数の露出モードに含まれる1つの露出モードを設定する
露出モード設定手段と、絞り設定部材およびシャッター
速度設定部材のいずれが操作されても、露出モード設定
手段の設定動作を禁止する禁止手段とを備えることを特
徴としている。
【0006】露出制御装置が露出モードに含まれる特定
の露出モードを設定するための操作部材を備えている場
合、露出モード設定手段が、操作部材、絞り設定部材お
よびシャッター速度設定部材のうちの少なくとも1つの
操作に応じて、複数の露出モードに含まれる1つの露出
モードを設定することが好ましい。
【0007】操作部材とシャッター速度設定部材と禁止
手段は例えばカメラ本体に設けられ、操作部材と禁止手
段はシャッター速度設定部材を挟んで配設される。この
場合、好ましくは、操作部材はカメラ本体の前面に設け
られ、禁止手段はカメラ本体の背面に設けられる。これ
により、操作部材を例えば人指し指によって、また禁止
手段を親指によって操作することができ、操作部材と禁
止部材に対する操作が容易になる。
【0008】露出制御装置は、禁止手段が起動されたこ
とを示す禁止表示手段を備えることが好ましい。これに
より撮影者は禁止手段の起動を確認することができる。
【0009】絞り設定部材は、例えばレンズ鏡筒に設け
られた絞り環である。一方、シャッター速度設定部材と
禁止手段がカメラ本体に設けられた場合、禁止手段はシ
ャッター速度設定部材の近くに設けられることが好まし
い。この構成によれば、撮影者は例えば親指によって、
禁止手段とシャッター速度設定部材を操作することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である
露出制御装置を備えた一眼レフカメラの平面図であり、
図2はこのカメラ本体を後方から見たときの斜視図であ
る。
【0011】カメラ本体10には、交換レンズである撮
影レンズ30が着脱自在に取り付けられる。カメラ本体
10のグリップ部11の上面にはシャッターボタン12
が設けられ、シャッターボタン12の近傍には電源スイ
ッチ13が設けられる。電源スイッチ13を操作するこ
とにより、カメラ本体10および撮影レンズ30内の電
気回路に電力が供給される。
【0012】カメラ本体10の上面のほぼ中央には、ス
トロボ(図示せず)を取り付けるためのホットシュー1
4が設けられ、ホットシュー14の下側には内蔵ストロ
ボ(図示せず)とファインダ19が設けられる。ホット
シュー14の右側には環状のTv電子ダイヤル(シャッ
ター速度設定部材)15が配設され、Tv電子ダイヤル
15の内側には電子ダイヤルディスプレイ16が設けら
れる。Tv電子ダイヤル15はディスプレイ16のまわ
りにおいて回転自在であり、その回転位置に応じて、露
出モードあるいはシャッター速度が変更される。すなわ
ちTv電子ダイヤル15により、シャッター速度がマニ
ュアル操作または自動的に設定される。なおディスプレ
イ16には、シャッター速度等の情報が表示される。
【0013】Tv電子ダイヤル15の右側にはドライブ
レバー17と測光方式レバー18が配設される。ドライ
ブレバー17を操作することによって、1コマ撮影、連
続撮影、多重露出撮影等のドライブモードが選択され
る。測光方式レバー18を操作することによって、測光
方式を分割測光、スポット測光および中央重点測光のい
ずれかに設定できる。
【0014】カメラ本体10の前面であってTv電子ダ
イヤル15の近傍には、Tvオートボタン(操作部材)
21が設けられる。Tvオートボタン21を押すことに
よって、露出モードをマニュアルモードあるいはシャッ
ター速度優先モードからプログラムモードあるいは絞り
優先モードへ復帰させることができる。カメラ本体10
の背面であってTv電子ダイヤル15の近傍には、ホー
ルドレバー22とAEロックボタン23と液晶照明ボタ
ン24が設けられる。ホールドレバー22を操作するこ
とにより、Tv電子ダイヤル15やTvオートボタン2
1を操作することによって設定された露出モードやシャ
ッター速度の変更が禁止される。AEロックボタン23
を押すことによって、そのときの露出を所定時間固定す
ることができる。液晶照明ボタン24を押すことによっ
て、電子ダイヤルディスプレイ16の照明が点灯され
る。
【0015】カメラ本体10の上面であってホットシュ
ー14の左側には環状の露出補正ダイヤル25が配設さ
れ、露出補正ダイヤル25の内側にはオートブラケット
ダイヤル26が設けられる。露出補正ダイヤル25はオ
ートブラケットダイヤル26の周りに回転自在であり、
その回転位置に応じた量の露出補正を行うことができ
る。オートブラケットダイヤル26も回転自在であり、
その回転位置に応じた量の露出補正を施した複数枚の写
真を、一度の撮影動作で連続的に撮影することができ
る。
【0016】撮影レンズ30のカメラ本体10側には、
絞り環(絞り設定部材)31が回転自在に設けられる。
絞り環31の外表面には、絞り値を示す「22」、「1
6」、「11」等の数値と、オート位置であることを示
す「A」の符号が形成されている。撮影レンズ30の外
表面には絞り環31の位置を示すマーク32が設けられ
る。このマーク32に絞り環31の絞り値の数値あるい
は「A」の符号を合わせることによって、露出モードが
いずれかに設定される。すなわち絞り環31によって、
絞り値をマニュアル操作または自動的に設定することが
できる。
【0017】図3はカメラの制御系の回路構成を示して
いる。マイコン(CPU)41は撮影動作等の種々の制
御を行う。測光回路42は、ADコンバータ43を介し
てCPU41に接続される。ADコンバータ43には、
絞りボリューム44が接続される。絞りボリューム44
は絞り環31(図1)と連動し、絞り環31の回転位置
に応じて、絞り値に対応した電圧信号を出力する。この
電圧信号は、ADコンバータ43によって対応するデジ
タル信号に変換され、CPU41に入力される。
【0018】ワインドモータ45は、フィルム(図示せ
ず)の巻き上げ、巻き戻しを行い、ミラーモータ46は
ミラー(図示せず)のアップダウンを行う。これらのモ
ータ45、46の動作は、CPU41によりモータドラ
イブ回路47を介して制御される。シャッター絞り制御
回路48は、シャッターボタン12が全押しされたとき
に、レリーズ動作および撮影レンズ30の絞りの絞り込
み動作を制御する。
【0019】CPU41には撮影レンズ30が接続され
る。CPU41は撮影レンズ30との間において通信を
行い、開放ナンバー等のデータを読み込む。撮影レンズ
30には絞りスイッチ33が設けられており、絞りスイッ
チ33は、絞り環31に形成された絞り値の数値がマー
ク32に合わされているとき、マニュアル位置であるこ
とを示す信号を出力し、絞り環31に形成された「A」
の符号がマーク32に合わされているとき、オート位置
であることを示す信号を出力する。
【0020】CPU31には、メインスイッチSWMA
IN、測光スイッチSWS、レリーズスイッチSWR、
露出モードスイッチSWMODE、ドライブスイッチS
WDRIVE、TvオートスイッチSWAUTO、およ
びホールドスイッチSWHOLDがそれぞれ接続され
る。
【0021】メインスイッチSWMAINは電源スイッ
チ13に連動してオンオフする。測光スイッチSWSは
シャッターボタン12が半押しされることによってオン
状態になる。レリーズスイッチSWRはシャッターボタ
ン12が全押しされることによってオン状態になる。露
出モードスイッチSWMODEおよびドライブスイッチ
SWDRIVEはドライブレバー17に連動する。Tv
オートスイッチSWAUTOはTvオートボタン21に
連動し、ホールドスイッチSWHOLDはホールドレバ
ー22に連動する。
【0022】CPU41にはTv電子ダイヤル15およ
び露出補正ダイヤル25が接続される。Tv電子ダイヤ
ル15と露出補正ダイヤル25は、それぞれ一対のポー
トに接続されており、その回転方向と回転角度に応じ
て、シャッター速度あるいは露出補正値が増減する。こ
れらのダイヤル15、25の構成および作用は従来公知
であるので、その説明を省略する。
【0023】CPU41には、電子ダイヤルディスプレ
イ16が接続される。電子ダイヤルディスプレイ16
は、CPU41の制御により、露出モード、シャッター
速度等を表示する。
【0024】図4〜図17を参照して、CPU41にお
いて実行される制御を説明する。図4はメインルーチン
のフローチャートであり、メインルーチンは電源スイッ
チ13をオン状態に定めることによって実行される
【0025】ステップ101では、CPU41の初期化
が行われ、CPU41に設けられるRAMの記憶内容が
クリアされる。ステップ102では、周辺回路の初期化
が行われ、例えば入出力ポートが初期状態に定められ
る。
【0026】ステップ103では、スイッチSWS等の
オンオフ状態等を示す情報がRAMに保存される。ステ
ップ104では、後述する操作処理ルーチン(図5)が
実行され、Tvオートボタン21、Tv電子ダイヤル1
5等の操作状態に応じた種々の処理が行われる。ステッ
プ105では、後述する表示処理ルーチン(図13)が
実行され、電子ダイヤルディスプレイ16に所定の情報
が表示される。ステップ106では、測光スイッチSW
S(図3)がオン状態であるか否かが判定される。測光
スイッチSWSがオン状態であるときステップ110へ
進み、測光スイッチSWSがオフ状態であるときステッ
プ107へ進む。ステップ107では、レリーズスイッ
チSWRがオン状態であるか否かが判定される。レリー
ズスイッチSWR(図3)がオン状態であるときステッ
プ110へ進み、レリーズスイッチSWRがオフ状態で
あるときステップ103へ戻る。
【0027】したがって、シャッターボタン12が押さ
れておらず、測光スイッチSWSもレリーズスイッチS
WRもオフ状態であるとき、ステップ103〜107か
ら成るループが繰り返し実行され、Tvオートボタン2
1、Tv電子ダイヤル15等の操作状態に応じた情報が
電子ダイヤルディスプレイ16によって表示される。そ
して、シャッターボタン12が押されて、測光スイッチ
SWSまたはレリーズスイッチSWRがオン状態に切り
換えられると、ステップ110以下が実行される。
【0028】ステップ110では、125msインター
バルタイマーによる計時がスタートする。ステップ11
1では、ステップ103と同様に、スイッチSWS等の
オンオフ状態等を示す情報がRAMに保存される。ステ
ップ112では、ステップ104と同様に、操作処理ル
ーチン(図5)が実行される。ステップ113では、測
光回路42(図3参照)によって得られた測光データ、
すなわち測光(Bv)値が入力される。ステップ114
では、測光値に基づいて測光演算が実行される。ステッ
プ115では、ステップ105と同様に、表示処理ルー
チン(図13)が実行される。
【0029】ステップ116では、レリーズスイッチS
WRがオン状態であるか否かが判定される。レリーズス
イッチSWRがオン状態であるときステップ117にお
いてレリーズ処理が行われ、撮影動作が行われてステッ
プ110へ戻る。これに対し、レリーズスイッチSWR
がオフ状態であるときステップ118が実行される。す
なわち、ステップ110における125msインターバ
ルタイマーのスタートから125msが経過したか否か
が判定される。ステップ118は125msが経過する
まで繰り返し実行され、125msが経過すると、ステ
ップ119において、測光スイッチSWSがオン状態で
あるか否かが判定される。測光スイッチSWSがオン状
態を維持していれば、ステップ111へ戻るが、測光ス
イッチSWSがオフ状態に切り換えられていれば、ステ
ップ103へ戻る。
【0030】このように、ステップ110〜116、1
18、119から成るループは125msの周期で実行
され、125ms毎に、そのときの測光値に応じた絞り
値またはシャッター速度が設定される。このループの実
行の間にレリーズスイッチがオン状態になると、ステッ
プ117においてレリーズ処理が行われる。
【0031】図5は、図4のステップ104、112に
おいて実行される操作処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【0032】ステップ201では、後述するTvオート
処理ルーチン(図6)が実行され、Tvオートボタン2
1のオンオフ状態に応じた処理が実行される。ステップ
202では、後述する電子ダイヤル操作処理ルーチン
(図7)が実行され、Tv電子ダイヤル15の操作状態
に応じた処理が実行される。ステップ203では、後述
するAEモード設定ルーチン(図8)が実行され、ホー
ルドレバー22がオン状態のときには、露出モードやシ
ャッター速度の変更が禁止され、ホールドレバー22が
オフ状態のときには、いずれかの露出モードが設定され
る。
【0033】ステップ204では、ドライブレバー17
の位置に従って、1コマ撮影、連続撮影、多重露出撮影
等のドライブモードが設定される。ステップ205で
は、測光方式レバー18を操作することによって、測光
方式が分割測光、スポット測光および中央重点測光のい
ずれかに設定される。ステップ206では、露出補正ダ
イヤル25の回転方向と回転角度に応じて、露出補正値
が所定量だけ増減する。ステップ207では、オートブ
ラケットダイヤル26の回転位置に応じて露出補正の大
きさが設定される。ステップ208では、AEロックボ
タン23が押された場合には、そのときの露出が所定時
間固定され、AEロックボタン23が押されないときに
は何も実行されない。
【0034】ステップ209では、ステップ203で実
行されたAEモード設定ルーチンにより定められた変
数"aemode"(図8〜12)が「前回AEモード」として
記憶される。ステップ209の実行により操作処理ルー
チンは終了する。
【0035】図6は、図5のステップ201において実
行されるTvオートスイッチ処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【0036】ステップ301では、Tvオートスイッチ
SWAUTO(図3)がオン状態であるか否か、すなわ
ちTvオートボタン21が押されているか否かが判定さ
れる。Tvオートボタン21が押されているとき、ステ
ップ302へ進み、この処理の125ms前におけるT
vオートボタン21のオンオフ状態を示す「前回Tvオ
ートSW」フラグがクリアされているか否かが判定され
る。「前回TvオートSW」フラグは、Tvオートボタ
ン21が押されていないとき、ステップ311においい
てクリアされる。「前回TvオートSW」フラグがクリ
アされているとき、つまりTvオートボタン21が前回
はオフ状態であったが今回オン状態に切り換えられたと
き、ステップ303へ進む。ステップ303では、「前
回TvオートSW」フラグがセットされる。ステップ3
04では、ホールドレバー22がオフ状態であるか否か
が判定される。ホールドレバー22がオン状態であると
き、ステップ305において「前回TvオートSW」フ
ラグがクリアされ、またステップ306において、ホー
ルドタイマ2が1.5秒にセットされるとともに、"Hol
d"表示フラグ2がセットされる。そして、Tvオートス
イッチ処理ルーチンは終了する。
【0037】このように、Tvオートボタン21が押さ
れた場合、ホールドレバー22がオン状態であれば、ス
テップ301、302、303、304、305、30
6の順に実行されることにより、「前回TvオートS
W」フラグがクリアされ、またホールドタイマ2が1.
5秒にセットされるとともに、"Hold"表示フラグ2がセ
ットされる。
【0038】これに対して、ステップ304においてホ
ールドレバー22がオフ状態であると判定された場合、
ステップ307が実行され、ホールドタイマ2と"Hold"
表示フラグ2がクリアされるとともに、Tvオートボタ
ン21が押されたことを示すTv操作フラグがセットさ
れて、Tvオートスイッチ処理ルーチンは終了する。す
なわち、Tvオートボタン21がオフ状態からオン状態
に切り換えられたときであっても、ホールドレバー22
がオフ状態であれば、ステップ301、302、30
3、304、307の順に実行され、「前回Tvオート
SW」フラグはセットされ、またホールドタイマ2と"H
old"表示フラグ2は共にクリアされる。
【0039】一方、ステップ302において「前回Tv
オートSW」フラグがセットされていると判定された場
合は、ステップ303〜307がスキップされてTvオ
ートスイッチ処理ルーチンは終了する。すなわちTvオ
ートボタン21が継続的に押されているときは、Tvオ
ートスイッチ処理ルーチンではステップ301、302
のみが実行される。
【0040】ステップ301においてTvオートボタン
21が押されていないと判定されたとき、ステップ31
1へ進み、「前回TvオートSW」フラグがクリアされ
る。ステップ312では、"Hold"表示フラグ2がセット
されているか否かが判定される。"Hold"表示フラグ2
は、ステップ306においてセットされる。"Hold"表示
フラグ2がセットされているとき、ステップ313にお
いてホールドタイマ2から125msが減算される。ス
テップ314では、ホールドタイマ2の値が0であるか
否かが判定される。ホールドタイマ2が0でないとき、
ステップ315へ進み、測光スイッチSWSがオン状態
であるか否かが判定される。測光スイッチSWSがオフ
状態であるとき、Tvオートスイッチ処理ルーチンは終
了する。
【0041】すなわち、ホールドレバー22がオン状態
にあってTvオートボタン21が押されて解放される
と、まずTvオートスイッチ処理ルーチンでは、上述し
たようにステップ301〜306が実行される。そして
図4のステップ118の実行に従って、125ms後に
再びTvオートスイッチ処理ルーチンが実行されると、
ステップ301からステップ311へ移る。このとき、
測光スイッチSWSがオフ状態であれば、ステップ31
2、313、314、315の順に実行され、ホールド
タイマ2の値が125msだけ減算される。このように
してTvオートスイッチ処理ルーチンが6回実行される
と、ホールドタイマ2の値が0になるので、Tvオート
スイッチ処理ルーチンの7回目の実行では、ステップ3
14からステップ316へ移り、"Hold"表示フラグ2が
クリアされてTvオートスイッチ処理ルーチンは終了す
る。
【0042】そしてTvオートスイッチ処理ルーチンの
次の実行では、ステップ301、311、312の順に
実行され、"Hold"表示フラグ2がクリアされているの
で、ステップ312からステップ317へ移り、Tvオ
ートスイッチ処理ルーチンは終了する。
【0043】一方ホールドタイマ2が0になる前に測光
スイッチSWSがオン状態に切り換えられた場合は、ス
テップ315からステップ317へ移り、ホールドタイ
マ2と"Hold"表示フラグ2がクリアされて、Tvオート
スイッチ処理ルーチンは終了する。
【0044】なおホールドタイマ2が0になる前に、ホ
ールドレバー22がオン状態を維持したままTvオート
ボタン21が再び押されて解放されると、Tvオートス
イッチ処理ルーチンでは、再びステップ301、30
2、303、304、305、306の順に実行され
る。すなわちホールドタイマ2が1.5秒にセットされ
るとともに、"Hold"表示フラグ2がセットされる。
【0045】図7は、図5のステップ202において実
行される電子ダイヤル操作処理ルーチンのフローチャー
トである。
【0046】ステップ401では、Tv電子ダイヤル1
5が回転したか否かが判定される。Tv電子ダイヤル1
5が回転したとき、ステップ402へ進み、ホールドレ
バー22がオフ状態であるか否かが判定される。ホール
ドレバー22がオン状態であるとき、ステップ403に
おいて、ホールドタイマ1が1.5秒にセットされると
ともに、"Hold"表示フラグ1がセットされる。そして、
電子ダイヤル操作処理ルーチンは終了する。
【0047】このように、Tv電子ダイヤル15が回転
した場合、ホールドレバー22がオン状態であれば、ス
テップ401、402、403の順に実行されることに
より、ホールドタイマ2が1.5秒にセットされるとと
もに、"Hold"表示フラグ2がセットされる。
【0048】これに対して、ステップ402においてホ
ールドレバー22がオフ状態であると判定された場合、
ステップ404へ進む。すなわち、図5のステップ20
3で実行されたAEモード設定ルーチンにより定められ
た変数"aemode"(図8〜12)が、マニュアルモードま
たはシャッター速度優先モードに対応しているか否かが
判定される。変数"aemode"がマニュアルモードまたはシ
ャッター速度優先モードに対応しているとき、ステップ
405へ進む。すなわちホールドタイマ1と"Hold"表示
フラグ1がクリアされるとともに、シャッター速度設定
処理が実行され、Tv電子ダイヤル14の回転位置に従
ってシャッター速度が設定される。これに対し、ステッ
プ404において変数"aemode"が、マニュアルモードと
シャッター速度優先モードのいずれにも対応していない
と判定されたとき、ステップ406においてホールドタ
イマ1と"Hold"表示フラグ1がクリアされる。ステップ
405または406の実行の後、電子ダイヤル操作処理
ルーチンは終了する。
【0049】すなわち、Tv電子ダイヤル15が回転し
たときであっても、ホールドレバー22がオフ状態であ
るとき、マニュアルモードまたはシャッター速度優先モ
ードが設定されていれば、ステップ401、402、4
04、405の順に実行され、ホールドタイマ1と"Hol
d"表示フラグ1がクリアされるとともに、Tv電子ダイ
ヤル14の回転位置に従ってシャッター速度が設定され
る。マニュアルモードとシャッター速度優先モードのい
ずれも設定されていなければ、ステップ401、40
2、404、406の順に実行され、ホールドタイマ1
と"Hold"表示フラグ1がクリアされ、Tv電子ダイヤル
14の回転位置は無視される。
【0050】ステップ401においてTv電子ダイヤル
15が回転していないと判定されたとき、ステップ41
2へ進む。ステップ412〜418の処理内容は、Tv
オートスイッチ処理ルーチンのステップ312〜318
と基本的に同じであり、Tvオートスイッチ処理ルーチ
ンにおける"Hold"表示フラグ2とホールドタイマ2
を、"Hold"表示フラグ1とホールドタイマ1にそれぞれ
置き換えればよい。
【0051】図8は、図5のステップ203において実
行されるAEモード設定ルーチンのフローチャートであ
る。
【0052】ステップ501では、AEモード設定ルー
チンにおける前回の処理、すなわち125ms前に設定
した「前回AEモード」が変数"aemode"に設定される。
ステップ502ではホールドレバー22がオン状態に定
められているか否かが判定される。ホールドレバー22
がオフ状態であれば、露出モードを設定すべくステップ
503以下が実行される。これに対し、ホールドレバー
22がオン状態であれば、そのとき既に設定されている
露出モードを維持すべく、すなわちTv電子ダイヤル1
5が不用意に回転させられても露出モードが変更するの
を禁止すべく、ステップ503〜510はスキップさ
れ、AEモード設定ルーチンは終了する。
【0053】ステップ503〜510では、変数"aemod
e"の値に応じた露出モードの設定ルーチンが実行され
る。変数"aemode"がプログラムモードに対応していれ
ば、ステップ503、504の順に実行され、プログラ
ムAE設定処理ルーチン(図9)が実行される。変数"a
emode"がシャッター速度優先モードに対応していれば、
ステップ503、505、506の順に実行され、シャ
ッター速度優先AE処理ルーチン(図10)が実行され
る。変数"aemode"が絞り優先モードに対応していれば、
ステップ503、505、507、508の順に実行さ
れ、絞り優先AE処理ルーチン(図11)が実行され
る。変数"aemode"がマニュアルモードに対応していれ
ば、ステップ503、505、507、509、510
の順に実行され、マニュアル露出設定処理ルーチン(図
12)が実行される。
【0054】図9は、図8のステップ504において実
行されるプログラムAE設定処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【0055】ステップ521では、絞りスイッチ33
(図3参照)の出力信号に応じて、絞り環31がマニュ
アル位置に定められているか否かが判定される。絞り環
31がマニュアル位置にあるとき、ステップ522にお
いて変数"aemode"に絞り優先モードを示す数値が設定さ
れ、プログラムAE設定処理ルーチンは終了する。絞り
環31がオート位置にあるときは、ステップ521から
ステップ523へ移り、Tv電子ダイヤル15が回転し
たか否かが判定される。Tv電子ダイヤル15が回転し
たとき、ステップ524において、変数"aemode"にシャ
ッター速度優先モードを示す数値が設定され、このルー
チンは終了し、Tv電子ダイヤル15が回転していない
ときはステップ524がスキップされてこのルーチンは
終了する。すなわち、絞り環31がオート位置にあり、
かつTv電子ダイヤル15が回転していないときは、プ
ログラムモードが維持される。
【0056】図10は、図8のステップ506において
実行されるシャッター速度優先AE設定処理ルーチンの
フローチャートである。
【0057】ステップ531では、絞り環31がマニュ
アル位置に定められているか否かが判定される。絞り環
31がマニュアル位置にあるとき、ステップ532にお
いて変数"aemode"にマニュアルモードを示す数値が設定
され、シャッター速度優先AE設定処理ルーチンは終了
する。絞り環31がオート位置にあるときは、ステップ
531からステップ533へ移り、Tv操作フラグがセ
ットされているか否か、すなわちTvオートボタン21
が押されたか否かが判定される。Tv操作フラグがセッ
トされているとき、ステップ534において、変数"aem
ode"にプログラムモードを示す数値が設定され、このル
ーチンは終了し、Tv操作フラグがセットされていない
ときはステップ534がスキップされてこのルーチンは
終了する。すなわち、絞り環31がオート位置にあり、
かつTvオートボタン21が押されていないときは、シ
ャッター速度優先モードが維持される。
【0058】図11は、図8のステップ508において
実行される絞り優先AE設定処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【0059】ステップ541では、絞り環31がオート
位置に定められているか否かが判定される。絞り環31
がオート位置にあるとき、ステップ542において変
数"aemode"にプログラムモードを示す数値が設定され、
絞り優先AE設定処理ルーチンは終了する。絞り環31
がマニュアル位置にあるときは、ステップ541からス
テップ543へ移り、Tv電子ダイヤル15が回転した
か否かが判定される。Tv電子ダイヤル15が回転した
とき、ステップ544において、変数"aemode"にマニュ
アルモードを示す数値が設定され、このルーチンは終了
し、Tv電子ダイヤル15が回転していないときはステ
ップ544がスキップされてこのルーチンは終了する。
すなわち、絞り環31がマニュアル位置にあり、かつT
v電子ダイヤル15が回転していないときは、絞り優先
AEモードが維持される。
【0060】図12は、図8のステップ510において
実行されるマニュアル露出設定処理ルーチンのフローチ
ャートである。
【0061】ステップ551では、絞り環31がオート
位置に定められているか否かが判定される。絞り環31
がオート位置にあるとき、ステップ552において変
数"aemode"にシャッター速度優先モードを示す数値が設
定され、マニュアル露出設定処理ルーチンは終了する。
絞り環31がマニュアル位置にあるときは、ステップ5
51からステップ553へ移り、Tv操作フラグがセッ
トされているか否か、すなわちTvオートボタン21が
押されたか否かが判定される。Tv操作フラグがセット
されているとき、ステップ554において、変数"aemod
e"に絞り優先モードを示す数値が設定され、このルーチ
ンは終了し、Tv操作フラグがセットされていないとき
はステップ554がスキップされてこのルーチンは終了
する。すなわち、絞り環31がマニュアル位置にあり、
かつTvオートボタン21が押されていないときは、マ
ニュアルモードが維持される。
【0062】図13は、図4のステップ105、115
において実行される表示処理ルーチンのフローチャート
である。
【0063】ステップ601では、電源スイッチ13
(図1、2参照)がオフ状態であるか否かが判定され
る。電源スイッチ13がオフ状態であるとき、ステップ
602においてフィルムカウンタ表示が行われ、電子ダ
イヤルディスプレイ16に、現在撮影可能なコマ数が表
示される。ステップ603では、カメラ本体10内にフ
ィルムが装?されているか否かが判定される。フィルム
が装?されていないときはステップ604において電子
ダイヤルディスプレイ16の液晶に対する照明が消灯さ
れる。フィルムが装?されているときは、ステップ60
4は実行されない。一方、ステップ601において電源
スイッチ13がオン状態であると判定されたときは、ス
テップ605においてメインスイッチオン表示処理ルー
チン(図14)が実行される。ステップ603、604
あるいは605の実行の後、表示処理ルーチンは終了す
る。
【0064】図14は、図13のステップ605におい
て実行されるメインスイッチオン表示処理ルーチンのフ
ローチャートである。
【0065】ステップ701では、図13のステップ6
02と同様に、電子ダイヤルディスプレイ16に、現在
撮影可能なコマ数が表示される。ステップ702では、
シャッター速度表示ルーチン(図15)が実行される。
ステップ703〜707では、種々の情報が電子ダイヤ
ルディスプレイ16またはファインダ19内に表示され
る。ステップ703では絞り値が表示され、ステップ7
04では露出補正値が表示される。ステップ705で
は、露出モード(プログラムモード、シャッター速度優
先モード、絞り優先モード、マニュアルモード)を示す
マークが表示される。ステップ706では、強制発光モ
ード、赤目軽減モード等のフラッシュモードを示すマー
クが表示される。ステップ707では、AF(自動焦点
調節)測距点すなわちファインダ画面において、どの点
に関して合焦しているかを示すマークが表示される。こ
れによりメインスイッチオン表示処理ルーチンは終了す
る。
【0066】図15は、図14のステップ702におい
て実行されるシャッター速度表示ルーチンのフローチャ
ートである。
【0067】ステップ801では、"Hold"表示フラグ1
または"Hold"表示フラグ2がセットされているか否かが
判定される。"Hold"表示フラグ1は、電子ダイヤル操作
処理ルーチン(図7)において、Tv電子ダイヤル15
が回転し、かつホールドレバー22がオン状態である場
合に、ステップ403においてセットされる。"Hold"表
示フラグ2は、Tvオートスイッチ処理ルーチン(図
6)において、Tvオートボタン21が押され、かつホ
ールドレバー22がオン状態である場合に、ステップ3
06においてセットされる。
【0068】"Hold"表示フラグ1または"Hold"表示フラ
グ2がセットされているとき、ステップ802が実行さ
れ、電子ダイヤルディスプレイ16において"Hold"のマ
ークを2Hzの周期で点滅させるためのデータが作成され
る。このデータはステップ803において、CPU41
(図3)内に設けられたVRAM(図示せず)に格納さ
れ、シャッター速度表示ルーチンは終了する。これによ
り電子ダイヤルディスプレイ16では、図16に示され
るように、"Hold"のマークが2Hzの周期で点滅し、この
点滅は、図6のステップ316または図7のステップ4
16において"Hold"表示フラグがクリアされるまで(す
なわち、ステップ306または403の実行から1.5
秒間)継続する。
【0069】ステップ801において、"Hold"表示フラ
グ1および"Hold"表示フラグ2がともにセットされてい
ないと判定されたとき、ステップ804が実行され、シ
ャッター速度データが作成される。シャッター速度デー
タは例えば、シャッター速度優先モードとマニュアルモ
ードではTv電子ダイヤル15の回転位置に基づいて作
成され、絞り優先モードとプログラムモードでは、測光
データとプログラム線図に基づいて作成される。シャッ
ター速度データは、ステップ803において、CPU4
1内のVRAMに格納され、シャッター速度表示ルーチ
ンは終了する。これにより電子ダイヤルディスプレイ1
6では、図17に示されるように、"Hold"のマークが表
示されていた位置にシャッター速度の値が表示される。
なお図17では、"6000"が示され、これは6000分の
1秒を意味する。
【0070】以上のように本実施形態では、絞り環31
およびTv電子ダイヤル15の少なくとも一方の操作に
応じて、4つの露出モードから1つが選択され、ホール
ドレバー22がオン状態に定められた場合には、Tvオ
ートボタン21が押された場合には、絞り環31および
Tv電子ダイヤル15のいずれが操作されても、露出モ
ードの変更が禁止される(図8のステップ502参
照)。したがって、不用意にTv電子ダイヤル15を回
したことによって意図した写真が撮れないという問題が
解消される。
【0071】また本実施形態では、Tvオートボタン2
1とホールドレバー22はTv電子ダイヤル15を挟ん
で配設され、Tvオートボタン21はカメラ本体10の
前面に設けられ、ホールドレバー22はカメラ本体10
の背面においてTv電子ダイヤル15の近くに設けられ
る。したがって撮影者は、Tvオートボタン21を例え
ば人指し指によって、またホールドレバー22とTv電
子ダイヤル15を親指によって操作することができ、T
vオートボタン21とホールドレバー22に対する操作
が容易になる。
【0072】さらに本実施形態では、ホールドレバー2
2がオン状態に定められるとともにTvオートボタン2
1が押されたときに、"Hold"のマークが電子ダイヤルデ
ィスプレイ16において点滅表示される。したがって撮
影者は露出モードの変更が禁止されたことを容易に確認
することができる。
【0073】なお、本実施形態ではTv電子ダイヤル1
5が不用意に回転せしめられた場合を想定しているが、
絞り環31の不用意な回転によって露出モードが変更す
るのを禁止する場合も同様にして実現できることは言う
までもない。また、絞り環31をTv電子ダイヤル15
と同様に絞り値設定用電子ダイヤルで構成し、この絞り
値設定用電子ダイヤルの不用意な回転によって露出モー
ドが変更するのを禁止する場合も実現可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子ダイ
ヤルあるいは絞り環等の露出因子を設定するための設定
部材を不用意に操作して、露出モードが変化してしまう
ことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である露出制御装置を備え
たカメラの平面図である。
【図2】カメラ本体を後方から見たときの斜視図であ
る。
【図3】制御系の回路構成を示すブロック図である。
【図4】メインルーチンのフローチャートである。
【図5】図4のステップ104、112において実行さ
れる操作処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】図5のステップ201において実行されるTv
オートスイッチ処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】図5のステップ202において実行される電子
ダイヤル操作処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】図5のステップ203において実行されるAE
モード設定ルーチンのフローチャートである。
【図9】図8のステップ504において実行されるプロ
グラムAE設定処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】図8のステップ506において実行されるシ
ャッター速度優先AE設定処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図11】図8のステップ508において実行される絞
り優先AE設定処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】図8のステップ510において実行されるマ
ニュアル露出設定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図13】図4のステップ105、115において実行
される表示処理ルーチンのフローチャートである。
【図14】図13のステップ605において実行される
メインスイッチ表示処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図15】図14のステップ702において実行される
シャッター速度表示ルーチンのフローチャートである。
【図16】電子ダイヤルディスプレイにおいて"Hold"の
マークが点滅する状態を示す図である。
【図17】電子ダイヤルディスプレイにおいてシャッタ
ー速度の値が表示される状態を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 15 Tv電子ダイヤル 21 Tvオートボタン 22 ホールドレバー 31 絞り環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/02 G03B 17/02 17/18 17/18 Z (72)発明者 大倉 忠久 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 羽賀 正明 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H002 AB01 AB03 BB05 BB09 BB11 BB13 BB15 FB02 FB04 FB23 FB24 FB28 FB51 FB71 HA12 JA02 2H100 AA11 AA18 AA51 BB05 BB06 EE00 2H102 AA54 AA66 AB00 BA01 BA13 BA27 BB08 BB14 BB23 BB26 CA01 CA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り値をマニュアル操作により設定する
    絞り設定部材と、シャッター速度をマニュアル操作によ
    り設定するシャッター速度設定部材と、前記絞り設定部
    材およびシャッター速度設定部材の少なくとも一方の操
    作に応じて、前記絞り値およびシャッター速度の制御に
    関する複数の露出モードに含まれる1つの露出モードを
    設定する露出モード設定手段と、前記絞り設定部材およ
    びシャッター速度設定部材のいずれが操作されても、前
    記露出モード設定手段の設定動作を禁止する禁止手段と
    を備えることを特徴とするカメラの露出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記露出モードに含まれる特定の露出モ
    ードを設定するための操作部材を備え、前記露出モード
    設定手段が、前記操作部材、絞り設定部材およびシャッ
    ター速度設定部材のうちの少なくとも1つの操作に応じ
    て、前記複数の露出モードに含まれる1つの露出モード
    を設定することを特徴とする請求項1に記載の露出制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材とシャッター速度設定部材
    と禁止手段とがカメラ本体に設けられ、前記操作部材と
    禁止手段は、前記シャッター速度設定部材を挟んで配設
    されることを特徴とする請求項2に記載の露出制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材はカメラ本体の前面に設け
    られ、前記禁止手段は前記カメラ本体の背面に設けられ
    ることを特徴とする請求項3に記載の露出制御装置。
  5. 【請求項5】 前記禁止手段が起動されたことを示す禁
    止表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    露出制御装置。
  6. 【請求項6】 前記絞り設定部材がレンズ鏡筒に設けら
    れた絞り環であることを特徴とする請求項1に記載の露
    出制御装置。
  7. 【請求項7】 前記シャッター速度設定部材と前記禁止
    手段がカメラ本体に設けられ、前記禁止手段が前記シャ
    ッター速度設定部材の近くに設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の露出制御装置。
  8. 【請求項8】 カメラの測光手段を起動させる測光スイ
    ッチ手段を有し、前記禁止手段が起動している間、前記
    禁止表示手段は、絞り設定手段またはシャッター速度設
    定部材の少なくとも一方が操作された場合に前記禁止手
    段が起動していることを表示し、前記測光スイッチ手段
    が操作された場合、前記禁止手段が起動している旨の表
    示を行わないことを特徴とする請求項5に記載の露出制
    御装置。
  9. 【請求項9】 絞り値をマニュアル操作により設定する
    絞り設定部材と、シャッター速度をマニュアル操作によ
    り設定するシャッター速度設定部材と、前記絞り設定部
    材およびシャッター速度設定部材の少なくとも一方の操
    作に応じて、前記絞り値およびシャッター速度を設定す
    る露出因子設定手段と、誤操作禁止用操作部材と、この
    誤操作禁止用操作部材が操作されたとき、前記絞り設定
    部材およびシャッター速度設定部材のいずれが操作され
    ても、前記露出因子設定手段による露出因子設定動作を
    禁止する禁止手段とを備えることを特徴とするカメラの
    露出制御装置。
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