JP2531920Y2 - 不適正レンズ警告装置を有するカメラ - Google Patents

不適正レンズ警告装置を有するカメラ

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JP2531920Y2
JP2531920Y2 JP1987075005U JP7500587U JP2531920Y2 JP 2531920 Y2 JP2531920 Y2 JP 2531920Y2 JP 1987075005 U JP1987075005 U JP 1987075005U JP 7500587 U JP7500587 U JP 7500587U JP 2531920 Y2 JP2531920 Y2 JP 2531920Y2
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camera
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敏夫 土橋
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、不適正レンズ装着時に警告する警告装置を
有するカメラに関する。
(従来の技術) 従来、カメラに装着可能であるが、そのカメラに適さ
ない交換レンズ鏡筒が装着された時には、露出等の制御
を行う為に必要な情報(交換レンズ鏡筒の開放F値信号
等)がカメラボディ側に伝達されず、その為にその情報
をカメラボディ側に一律の値として伝達していた。ま
た、適正な交換レンズ鏡筒がカメラに装着されると、そ
の開放F値の信号はレンズ鏡筒のマウント付近設けられ
た機械的な信号部材によりカメラ側に伝達されていた。
そして、その情報に基づいて、カメラでは露出制御を行
っていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、カメラに不適正な交換レンズ鏡筒が
装着された時には、交換レンズ鏡筒の開放F値が一律な
値となってカメラ側に伝達されるために、開放測光式の
カメラでは絞りを正確に制御できない問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決する為に、カメラボディ
に不適正な交換レンズ鏡筒が装着された時には、ファイ
ンダー内に不適正なレンズであることを警告表示をする
と共に、不用意に露出制御動作を禁止をせず、マニュア
ル露出制御の時には、撮影者の意向を重視して、撮影者
が適正な写真撮影をできるカメラを提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する為に、本考案では、カメラボデ
ィに装着される交換レンズ鏡筒がレンズ情報を有するも
のであるか否かを制御手段により判断し、そして、レン
ズ情報を持たない交換レンズ鏡筒が装着された場合に
は、制御手段により露出表示部を用いて警告すると共
に、露出制御設定手段が自動露出制御を選択している時
は絞り制御手段を禁止し、マニュアル露出制御を選択し
ている時は絞り制御手段を許可するように構成されてい
る。
(作用) 本考案では、装着される交換レンズ鏡筒が適正か否か
を露出表示部により警告できるようにすると共に、不適
正な交換レンズ鏡筒が装着されると露出制御設定手段が
自動露出制御を選択している時は絞り制御手段を禁止
し、マニュアル露出制御を選択している時は絞り制御手
段を許可するよう制御するようにしたので、不用意に露
出制御動作を禁止をせず、マニュアル露出制御の時に
は、撮影者の意向を重視して、撮影者が適正な写真撮影
をできる。
(実施例) 第1図は、本考案の実施例であって、交換レンズとカ
メラボディとのブロック図を示す。このカメラは、不図
示の自動焦点検出装置を有し、カメラボディ側から絞り
制御が行われるよう構成され、また交換レンズを装着し
た際には交換レンズに内蔵されたレンズ情報回路からレ
ンズ情報を読み取り、そのレンズ情報に基づき自動焦点
検出制御や自動露出制御を行うよう構成されている。
交換レンズ鏡筒1は、バヨネットマウントを介してカ
メラボディ2に着脱自在である。この交換レンズ鏡筒1
は、撮影レンズLを通過する光量を決定する絞り機構3
を有し、また、この絞り機構3を外部操作可能なプリセ
ット絞り環30を有する。また、この交換レンズ鏡筒1
は、レンズ情報回路4を内蔵し、このレンズ情報回路4
のレンズ情報は、交換レンズ鏡筒1がカメラボディ2に
装着されると、レンズ側接点5とカメラ側接点6とが導
通してカメラボディ2側の制御回路7に伝達される。こ
のレンズ情報としては、例えば、自動露出制御において
カメラ側で必要な撮影露出因子や自動焦点検出において
カメラ側で必要な焦点検出因子等の情報である。
カメラの制御回路7を含む電気回路は、不図示のレリ
ーズ釦により半押しスイッチSw1がオンすると作動を開
始する。交換レンズ鏡筒1がカメラボディ2に装着され
て接点5と接点6が導通状態にあれば、レンズ情報回路
4からレンズ情報が制御回路7に入力される。また、測
光素子14で検出された測光値は、露出演算回路13に入力
され、露出演算回路13の演算結果は、制御回路7に入力
されて、ファインダー内表示の露出表示部(第2図の19
b,19c,19d)19により点灯あるいは点滅等により露出表
示が行われる。
絞りダイヤル11は、カメラボディ2に外部操作可能に
設けられ、指標12に所望の絞り値を設定することが可能
である。絞りダイヤル11の表示『S』は、絞りの自動制
御(すなわちシャッタ優先自動露出制御モード)を示
し、絞り機構3がカメラ側から演算回路13の情報に基づ
き適正露光を与える絞り値に自動制御されるものであ
り、また、絞りダイヤル11の表示の数値は、絞り値を示
し、絞り機構3がカメラ側から自動制御される絞り値を
示すものである。このように、絞りの自動制御を行う場
合には、絞り機構3を最小絞り口径に設定しておかねば
ならない。
駆動回路8は、レリーズ釦により半押しスイッチSw1
とスイッチSw2とがオンされると、制御回路7からの信
号によって作動してモータ9及び駆動機構10により一連
の露光制御動作を行う。カメラボディに内蔵されたモー
タ9は、制御回路7及び駆動回路8によって正転、逆転
が制御されて駆動機構10を作動する。この駆動機構10
は、主ミラー18の撮影露光外位置と観察位置との間の移
動、撮影レンズ1の絞り制御、フィルムの巻上げ,巻戻
し、シャッタチャージなどの一連の露光動作を行うもの
である。
第2図は、ファインダー内表示、及び視野を示した図
であり、視野枠20においてスクリーン17上の像すなわち
フィルムFに撮影される像を観察できる。この視野枠20
内のほぼ中央に位置する焦点検出ゾーン21は、不図示の
自動焦点検出装置が焦点検出するゾーンを示すマークで
ある。また、視野枠20の下部にある表示部19のピント表
示LED19aは、自動焦点検出装置により被写体のピントの
合ったことが検出された時に点灯し、自動焦点検出装置
により自動合焦の不可能であることが検出された時に点
滅して警告する。
表示部19の露出表示LED19b〜19dは、測光装置に応答
して露出のオーバー、適正、アンダーを表示するもので
ある。カメラ側で自動露出制御モードが設定されている
場合には、通常、自動露出制御が対応可能な撮影条件で
は適正露出を示すLED19cが点灯しており、自動露出制御
が対応できない撮影条件において露出オーバーになって
しまう時にはLED19bが点灯し、又露出アンダーになって
しまう時にはLED19dが点灯するようになっている。ま
た、カメラ側でマニュアル露出制御モードが設定されて
いる場合には、露出オーバー時にはLED19bが点灯し、露
出アンダー時にはLED19dが点灯し、適正露出時にはLED1
9cが点灯して表示する。
表示部19のLED19eは、スピードライトをオンして充電
が完了すると点灯するものである。
また、この表示部19は、上記表示とは別に、カメラボ
ディに不適正な交換レンズ鏡筒が装着されると警告表示
を行うように構成されており、以下に詳述する。
次に、実施例の動作を第3図に基づき説明する。第3
図は、実施例のファインダー内表示に関する動作を示す
フローチャート図である。
先ず、第1図の絞りを自動制御する状態にあるカメラ
ボディ2に適正な交換レンズ鏡筒すなわち第1図の交換
レンズ鏡筒1が装着された場合について説明する。
ステップS1にて、半押しスイッチSw1がオンされる
と、電源がオンとなり、カメラの電気回路は作動を開始
する。
ステップS2にて、制御回路7は、装着された交換レン
ズ鏡筒のレンズ情報を読み取りに行き、接点5,6が導通
されているので、交換レンズ鏡筒1のレンズ情報回路4
からレンズ情報を読み取る。
ステップS3にて、交換レンズ鏡筒1の絞り機構3がプ
リセット絞り環30により、絞りの自動制御が可能な最小
絞り口径に設定さているか否か判断する。
最小絞り口径に設定されていない場合には、ステップ
S4にて露出表示用LED19b,19dが半押しスイッチSw1のオ
ンによって交互に点滅して警告を行うと共に、ステップ
S5にてレリーズスイッチSw2がオンされても駆動回路8
及びモータ9等の作動を禁止し、すなわちレリーズロッ
クを行う。
また、最小絞り口径に設定されている場合には、半押
しスイッチSw1のオンにより、測光素子14で計測された
測光値は、演算回路13に入力され、その演算結果が制御
回路7へ入力される。ステップS6にて、演算回路13の露
出情報に基づき制御回路7は、露出表示用LED19b〜19d
の点灯を制御する。そして、ステップS7,S8にて、レリ
ーズスイッチSw2のオンにより、駆動回路8及びモータ
9及び駆動機構10は、制御回路7の信号に基づき絞りダ
イヤル11で設定された絞り値に絞り機構3を制御し、ま
た絞りダイヤル11が『S』に設定されていれば、演算回
路13の露出情報に基づき適正露出となる絞り値に絞り機
構3を制御し、さらに主ミラー18の撮影光路外への移
動、シャッタ走行、シャッタチャージ、フィルムの巻上
などの一連の露光動作を行う。
次に、第1図のカメラボディ2に不適正な交換レンズ
鏡筒すなわち第1図の交換レンズ鏡筒1でない鏡筒が装
着された場合について説明する。
ステップS1にて、半押しスイッチSw1がオンされる
と、電源がオンとなり、カメラの電気回路は作動を開始
する。
ステップS2にて、制御回路7は、装着された交換レン
ズ鏡筒のレンズ情報を読み取りに行くが、不適正な交換
レンズ鏡筒であるので、必要なレンズ情報が読み取れ
ず、不適正な交換レンズ鏡筒であると判断する。
ステップS9にて、露光表示用LED19b〜19dを全て消灯
のままにして撮影者に警告する。それにも係わらず、レ
リーズスイッチSw2がオンされると、ステップS10,S11に
て、マニュアル露光制御モード(不図示のシャッタスピ
ードダイヤルで設定された秒時、絞りダイヤル11で設定
された絞り値に基づく露出制御)に設定されている場合
にのみレリーズを可能とし、それ以外の自動露出制御モ
ードの場合にはレリーズロックする。
なお、不適正な交換レンズ鏡筒と判断した場合は、交
換レンズ鏡筒のプリセット絞り環30が最小絞り口径に設
定されていなくてもレリーズは可能となる。但し、不適
正な交換レンズ鏡筒と判断した場合にはカメラボディ2
側からの絞り自動制御は行われず、プリセット絞り環30
の設定絞り値によって制御される。
以上のように、実施例によれば、カメラボディ2に適
正な交換レンズ鏡筒が装着されても適正な絞り制御が不
可能な場合(即ち最小絞り口径に設定されていない場
合)には、ファインダーの露出表示用LED19b〜19dを使
用して、露出表示の点滅制御とは異なる点滅方法により
すなわち、LED19bとLED19dとを交互に点滅することによ
り撮影者に警告すると共に、レリーズロックによっても
警告するようにしている。
また、カメラボディ2に不適正な交換レンズ鏡筒が装
着された場合には、ファインダー内の露出表示用LEDの
み消灯することにより、撮影者に警告すると共に、自動
露出制御モード時にはさらにレリーズロックすることに
より警告している。また、カメラボディ2に不適正な交
換レンズ鏡筒が装着された場合でも、マニュアル露出制
御モードである時には、ファインダー内の露出表示用LE
Dは消灯されるが、自動焦点検出装置が機能して焦点検
出表示用LED19aを制御できるようにしているので、撮影
レンズ1のピント合わせを焦点検出表示用LED19aで確認
後、シャッタダイヤルとプリセット絞り環30で設定され
た、シャッタスピード、絞り値により露出制御を行うこ
とができ、不適正な交換レンズ鏡筒でも限定された条件
では使用可能となっている。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、撮影者がレンズ情報を
備えていない交換レンズ鏡筒をカメラに装着された場合
でも露出制御設定手段がマニュアル露出制御に設定され
ていれば、カメラのファインダー内に不適正なレンズで
あることを表示警告し、撮影レンズを焦点調節後、好み
のシャッタスピードと絞り値により撮影を行うことがで
きる。また、自動露出制御に設定されていれば、カメラ
のファインダー内に不適正なレンズであることを表示警
告し、絞り制御手段動作を禁止して撮影動作を禁止して
いるので、不適正な制御による写真撮影を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例であるカメラと交換レンズ鏡
筒との接続を示すブロック図であり、第2図は、前記カ
メラのファインダー内表示を示す説明図であり、第3図
は、前記カメラの動作を示すフローチャート図である。 (主要部分の符号の説明) 1……交換レンズ鏡筒、2……カメラボディ、7……制
御回路、19……表示部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換レンズ鏡筒を着脱自在なカメラにおい
    て、 ファインダー内に設けられ、露出状態及び、警告を表示
    する露出表示部と、 前記交換レンズ鏡筒の絞り機構を制御する絞り制御手段
    と、 マニュアル露出制御と自動露出制御とが選択可能な露出
    制御設定手段と、 前記交換レンズ鏡筒から前記自動露出制御に必要なレン
    ズ情報を読み取る読み取り手段を含み、露出制御動作に
    伴い前記絞り制御手段を制御すると共に、前記露出表示
    部を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記読み取り手段により前記レンズ情
    報を備えていない交換レンズ鏡筒が装着されたことを検
    知すると、警告表示を行うよう前記露出表示部を制御
    し、その際に前記露出制御設定手段が前記自動露出制御
    を選択している時は前記絞り制御手段の動作を禁止し、
    前記マニュアル露出制御を選択している時は前記絞り制
    御手段の動作を許可するよう制御することを特徴とする
    不適正レンズ警告装置を有するカメラ。
JP1987075005U 1987-05-19 1987-05-19 不適正レンズ警告装置を有するカメラ Expired - Lifetime JP2531920Y2 (ja)

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JPS63187132U JPS63187132U (ja) 1988-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5695225A (en) * 1979-12-28 1981-08-01 Nippon Kogaku Kk <Nikon> Programmed exposure control device of lens interchangeable camera
JPS58220129A (ja) * 1982-06-17 1983-12-21 Nippon Kogaku Kk <Nikon> フイルム情報検出装置を備えたカメラの誤動作防止装置

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