JP4325158B2 - 閃光制御装置、電子閃光装置、及び撮影システム - Google Patents

閃光制御装置、電子閃光装置、及び撮影システム Download PDF

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    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera
    • G03B7/17Selection of modes in flash units by exposure control arrangements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ用の電子閃光装置に関し、さらに詳しくは、電子閃光装置の制御装置に関する。また、本発明は、電子閃光装置とカメラとを有する撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用の電子閃光装置の発光方式として、シャッタ幕が全開した直後に発光する単発発光と、FP発光とが知られている。FP発光は、シャッタ幕が全開しないスリット露光中全体に亘って、フラット光と見なせる時間間隔で発光を繰り返すものである。FP発光は、単発発光に比べ発光時間が長く、発光のためにより多くのエネルギーを消費する。このため、FP発光の最大発光強度(1/1発光に対応)は、単発発光の最大発光強度より小さくなる。
【0003】
特開平5−45706号公報では、FP発光を行う撮影システムの一例が開示されている。この撮影システムでは、カメラと閃光装置は、撮影距離、撮影レンズの絞り値、露光時間(シャッタ秒時)、フィルム感度等の情報を共有している。閃光装置は、露光時間をカバーできる閃光持続時間を選択可能にしている。また、閃光装置は、選択された閃光持続時間により決まる閃光の発光強度、絞り値、フィルム感度等の情報を基に、被写体を適正光量で照明する適正撮影距離を求め、表示している。
【0004】
また、露光時間に応じて単発発光とFP発光とを自動で切り替えている電子閃光装置として、1/1発光、1/2発光・・・1/64発光のように表示される発光強度から、いずれかをユーザが選択できるものが知られていた。このような電子閃光装置では、選択された発光強度と、絞り値等の撮影条件に応じて、適正撮影距離を求め、表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した撮影システムでは、表示された適正撮影距離と実際の撮影距離とが異なる場合、ユーザは、適正な露光量の写真を撮るためには、適正撮影距離と実際の撮影距離とが近くなるようにする必要がある。具体的には、移動することで撮影距離を表示された適正撮影距離に近づけるか、絞り値等の撮影条件を変更することで、表示される適正撮影距離を実際の撮影距離に近づける必要がある。このため、撮影距離を変更することなく、より少ない作業量で、適正な撮影条件に設定できる撮影装置が要望されていた。
【0006】
上述した電子閃光装置では、ユーザは、撮影距離を変更したくない場合、発光強度の選択後、絞り値等を何度か入力することで、表示される適正撮影距離が実際の撮影距離に近くなるようにする必要がある。また、例えば、被写体が暗くなってカメラ側の露光時間が自動的に長く変更された場合、FP発光モードから単発発光モードに切り替わる。この場合、FP発光モードで適正な露光量を与える撮影条件に設定していたとしても、単発発光モードで絞り値等の設定をし直す必要がある。このため、ユーザは、単発発光モードの場合と、FP発光モードの場合の双方の設定方法を知っておく必要がある。これは、同じ1/1発光でも単発発光とFP発光とで発光強度は異なることに加え、適正撮影距離を求める計算式は、単発発光とFP発光とで異なるためである。
【0007】
より詳細には、単発発光での適正撮影距離は、発光強度と、絞り値と、フィルム感度とで求まるのに対し、FP発光での適正撮影距離は、さらに露光時間にも依存するからである。即ち、FP発光で適正な撮影条件を求めることは、適正撮影距離を決めるパラメータが単発発光の場合より1つ多い分だけ複雑になる。一方で、FP発光か単発発光かに関わらず、同様の操作で適正な露光量を与える撮影条件に容易に設定できる電子閃光装置が要望されていた。
【0008】
本発明の目的は、できる限りユーザに撮影距離を変更させることなく、適正な露光量を与える撮影条件に自動的に設定する閃光制御装置を提供することである。
本発明の別の目的は、ユーザに単発発光かFP発光かを考慮させることなく、単発発光とFP発光とを適切に切り替え、適正な露光量を与える撮影条件に設定する閃光制御装置を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、上記の閃光制御装置を備えた電子閃光装置を提供することである。
本発明の別の目的は、上記の電子閃光装置を備えた撮影システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
《請求項1》
本発明の閃光制御装置は、単発発光を実施できる単発発光モードと、FP発光を実施できるFP発光モードとを切り替え可能な電子閃光装置の閃光制御装置である。閃光制御装置は、撮影距離の入力と、報知部と、演算部と、発光制御部と、報知制御部とを備えている。
【0011】
報知部は、情報の報知を行う。電子閃光装置がFP発光モードの場合には、演算部は、撮影距離、外部から取得するカメラ側の絞り値、撮像感度、及び露光時間に応じて、被写体を適正光量で照明する適正発光強度を求め、電子閃光装置が単発発光モードの場合には、撮影距離、絞り値、及び撮像感度とに応じて、適正発光強度を求める。
発光制御部は、適正発光強度での発光を電子閃光装置に指令する。
報知制御部は、演算部で演算された適正発光強度が、電子閃光装置の最大発光強度より大きい場合には、適正発光強度を電子閃光装置の最大発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求め、該適正発光強度が該電子閃光装置の最小発光強度より小さい場合には、該適正発光強度を該電子閃光装置の最小発光強度に最も近くする撮影距離を該推奨撮影距離として求め、その求められた該推奨撮影距離を報知部に報知せしめる。
【0012】
《請求項2》
演算部は、適正発光強度が電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、
報知制御部は、絞り値、露光時間、電子閃光装置の発光部の配光角の少なくともいずれかの変化により、電子閃光装置の最大発光強度が適正発光強度より小さくなった場合には、適正発光強度を電子閃光装置の最大発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求め、且つ、絞り値、露光時間、配光角の少なくともいずれかの変化により、電子閃光装置の最小発光強度が適正発光強度より大きくなった場合には、適正発光強度を電子閃光装置の最小発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求める。
【0013】
《請求項3》
報知制御部は、発光部の配光角に影響を与える撮影レンズの焦点距離が変更されると、該変更後の焦点距離に基づいて最大発光強度と最小発光強度とを演算し、且つ、その演算された最大発光強度及び最小発光強度に基づいて、適正発光強度との大小関係を再度判定する。
《請求項4》
報知制御部は、適正発光強度が、演算された最大発光強度より大きい場合には、適正発光強度を該演算された最大発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求め、該適正発光強度が前記演算された最小発光強度より小さい場合には、該適正発光強度を該演算された最小発光強度に最も近くする撮影距離を該推奨撮影距離として求め、その求められた該推奨撮影距離を報知部に報知せしめる。
【0014】
《請求項5》
演算部は、報知制御部での大小関係の再判定において、適正発光強度が電子閃光装置の発光可能範囲外であると判定されると、適正発光強度を発光可能範囲内にするための、撮影距離、絞り値、撮像感度、及び露光時間の少なくとも1つの修正値を求める。
【0015】
《請求項6》
電子閃光装置が単発発光モードの場合、演算部は、適正発光強度を、撮影距離の2乗及び絞り値の2乗に比例し、撮像感度に反比例するように求め、
電子閃光装置がFP発光モードの場合、演算部は、適正発光強度を、撮影距離の2乗及び絞り値の2乗に比例し、撮像感度及び露光時間に反比例するように求める。
【0016】
《請求項7》
発光制御部は、カメラ側のシャッタのX秒時より露光時間が短い場合には、電子閃光装置をFP発光モードにし、
演算部は、電子閃光装置の発光モードが切り替わる場合には、撮影距離を変更せずに適正発光強度を新たに求める。
【0017】
《請求項8》
演算部は、適正発光強度が電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、発光可能範囲外の場合には、適正発光強度を発光可能範囲内にする、撮影距離、絞り値、撮像感度、及び露光時間の少なくとも1つの修正値を求める。

《請求項9》
演算部は、電子閃光装置がFP発光モードの場合に、適正発光強度がFP発光の最大発光強度より大きいか否かを判定し、判定において大きいと判定されると、演算部は、露光時間をカメラ側のシャッタのX秒時より長くして絞り値を大きくするようにカメラ側に指令し、且つ発光制御部は、電子閃光装置を単発発光モードに切り替える。
【0018】
《請求項10》
演算部は、電子閃光装置が単発発光モードの場合に、適正発光強度が単発発光の最大発光強度より大きいか否かを判定し、判定において大きいと判定されると、演算部は、露光時間を短くして絞り値を下げる絞り値低減動作と、撮像感度を増大させる撮像感度増大動作の少なくともいずれかをカメラ側に指令する。
【0019】
《請求項11》
演算部は、電子閃光装置が単発発光モードの場合に、適正発光強度が単発発光の最小発光強度より小さいか否かを判定し、判定において小さいと判定されると、発光制御部は、電子閃光装置をFP発光モードに切り替える。
【0020】
《請求項12》
演算部は、電子閃光装置が前記FP発光モードの場合に、適正発光強度がFP発光の最小発光強度より小さいか否かを判定し、判定において小さいと判定されると、演算部は、撮像感度を低減させる撮像感度低減動作をカメラ側に指令する。
【0021】
《請求項13》
演算部は、カメラ側が測定する被写体とカメラ側との距離を測定距離として取得する手段を有し、報知制御部は、測定距離と撮影距離とが大きく異なると演算部が判定した場合には、その旨を報知部に報知せしめる。
【0022】
《請求項14
前記演算部は、前記撮影距離が前記入力部を介して入力されていない場合には、前記撮影距離の代わりに前記測定距離に応じて、前記適正発光強度を求める。
【0023】
《請求項15
演算部は、適正発光強度が電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、報知制御部は、絞り値、露光時間、電子閃光装置の発光部の配光角の少なくともいずれかの変化により、適正発光強度が電子閃光装置の発光可能範囲から外れた場合には、報知部にその旨を報知せしめる。
《請求項16
演算部は、被写体の輝度が変化したことにより絞り値の適正値及び露出時間の適正値の少なくともいずれかが変化すると、変化があった旨を報知部に報知せしめる。
《請求項17》
電子閃光装置は、請求項1〜請求項16のいずれか1項記載の閃光制御装置及び発光部を備えていると共に、単発発光モード及びFP発光モードを切り替え可能に有する。
《請求項18》
撮影システムは、請求項1〜請求項16のいずれか1項記載の閃光制御装置及び発光部を備えていると共に、単発発光モード及びFP発光モードを切り替え可能に有する電子閃光装置と、電子閃光装置を装着可能であり、被写体を撮像する撮像部を有するカメラと、
を備えている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
《本実施形態の構成》
図1は、本実施形態の撮影システムの構成を示すブロック図である。撮影システム10は、カメラ12に、本発明の閃光制御装置14を搭載した電子閃光装置16を装着することで構成されている。
【0025】
カメラ12は、距離測定部22と、撮影レンズ24と、絞り26と、ペンタプリズム30と、拡散板32と、ミラー34と、フォーカルプレーンシャッタ38と、CCD40と、画像処理部42と、記録部44と、CPU48と、露出設定部50と、レリーズ釦52と、ファインダー54と、測光部56と、通信端子58とを有している。
【0026】
距離測定部22は、距離環(図示せず)の回転角からピントの合っている被写体と撮影レンズ24との距離を測定し、測定距離として、CPU48に伝達する。また、距離測定部22は、撮影レンズ24の焦点距離をCPU48に伝達する。
撮影レンズ24は、複数のレンズ(図示せず)から構成されているズームレンズであり、ピント位置をずらすことなく焦点距離を調節可能である。
【0027】
CCD40は、被写体からの光を撮影レンズ24を介して受け、受光量に応じた量の電荷を生成する。
画像処理部42は、CCD40から電荷を読み出し、画像データを生成する。
記録部44は、画像データをフラッシュメモリ(図示せず)に記録する。
露出設定部50は、ユーザがカメラ12(のCPU48)を自動露出モード、絞り値優先モード、シャッタ秒時優先モード、マニュアル露出モードのいずれかに設定するための釦(図示せず)を有している。露出設定部50は、ユーザが撮影レンズ24の絞り値、露光時間(シャッタ秒時)、CCD40のISO値(撮像感度)を入力するための釦群(図示せず)を有している。
【0028】
測光部56は、撮影前に、被写体の輝度を測定し、CPU48に伝達する。
レリーズ釦52は、オンされたとき、CPU48に撮影を指令する。
CPU48は、測光部56から伝達される被写体の輝度から、適正な絞り値、露光時間を求める。CPU48は、CCD40の出力のゲインを調節することで、撮像感度を調節する。CPU48は、これら絞り値、露光時間、撮像感度を通信端子58を介して電子閃光装置16側に伝達する。また、CPU48は、距離測定部22から伝達される測定距離及び焦点距離を通信端子58を介して電子閃光装置16側に伝達する。
【0029】
電子閃光装置16は、発光部64と、センサ66と、閃光制御装置14とを有しており、単発発光モードまたはFP発光モードに切り替え可能である。
発光部64は、図示しない昇圧部と、コンデンサと、キセノン管とを有している。昇圧部は、図示しない電源から供給される電圧を昇圧し、昇圧した電圧をコンデンサに充電する。発光部64は、充電されたコンデンサからキセノン管に電流を供給することで、キセノン管に発光させる。なお、発光部64は、閃光制御装置14の指令に応じて、閃光の配光角をアクチュエータ(図示せず)により調節する。
【0030】
センサ66は、発光部64の閃光発光時に発光強度を測定し、測定した発光強度を閃光制御装置14に出力する。
閃光制御装置14は、表示部70と、設定部72と、演算部74と、シュー接点76と、発光制御部78とを有している。
設定部72は、撮影距離を入力するための操作釦群(図示せず)を有している。設定部72は、撮影距離と、CPU48から伝達される絞り値、撮像感度、露光時間、焦点距離を表示部70に伝達する。
【0031】
表示部70は、撮影距離、絞り値、撮像感度、露光時間、焦点距離を表示する。また、表示部70は、演算部74の指令に応じて、後述する推奨撮影距離を表示する。
シュー接点76は、カメラ12の通信端子58に接続される。シュー接点76は、演算部74及び設定部72と、CPU48とのデータ交信を行う接点として機能する。
【0032】
発光制御部78は、演算部74の指令に応じて、発光部64を単発発光モードとFP発光モードのいずれかに設定する。発光制御部78は、演算部74から画角を伝達される。発光制御部78は、発光部64の配光角が画角よりわずかに大きくなるように、発光部64に指令する。本実施形態では、この配光角により、単位立体角当たりの照射可能な光量範囲、即ち、発光部64の最大発光強度及び最小発光強度が決定される。
【0033】
演算部74は、CPU48から伝達される焦点距離により求まる画角に応じて、発光部64の最大発光強度及び最小発光強度を、単発発光の場合とFP発光の場合とで別々に求める。演算部74は、CPU48から伝達される撮影距離、絞り値、撮像感度、露光時間に応じて、単発発光の場合とFP発光の場合とで別々の方法で、適正発光強度を求める。
【0034】
まず、単発発光の場合について説明する。本実施形態の電子閃光装置16の発光部64は小型であるため、発光部64をほぼ点光源と考えることができる。このため、本実施形態の電子閃光装置16では、単発発光での適正発光強度(以降、適正単発発光強度Idと記載)は、次式で表される。
【数1】
Figure 0004325158
上式で、Cは定数、Dは撮影距離、Fは絞り値、Sは撮像感度(ISO値)である。ここで、上式の両辺の2の対数をとれば、
【数2】
Figure 0004325158
が成り立つ。上式で、適正単発発光強度Idの2の対数をIdv、定数Cの2の対数をCv、撮影距離Dの√2の対数をDv、絞り値Fの√2の対数をFv、撮像感度Sの2の対数をSvとすれば、次式が成り立つ。
【0035】
Idv=Cv+Dv+Fv−Sv (3)
演算部74は、(3)式を用いて適正単発発光強度Idを求める。また、(3)式は、後述する推奨撮像感度、推奨絞り値、推奨露光時間を求める演算にも用いられる。
【0036】
次に、FP発光の場合について説明する。露光時間をTとすれば、FP発光での適正発光強度(以降、適正FP発光強度Ifpと記載)は、一般に、次式で表される。
【数3】
Figure 0004325158
上式で、Bは定数である。ここで、上式の両辺の2の対数をとれば、
【数4】
Figure 0004325158
が成り立つ。上式で、適正FP発光強度Ifpの2の対数をIfpv、定数Bの2の対数をBv、露光時間Tの逆数の2の対数をTvとすれば、次式が成り立つ。
【0037】
Ifpv=Bv+Dv+Fv−Sv+Tv (6)
演算部74は、(6)式を用いて適正FP発光強度Ifpを求める。また、(6)式は、後述する推奨撮像感度、推奨絞り値、推奨露光時間を求める演算にも用いられる。なお、撮影距離が入力されない場合、演算部74は、CPU48から伝達される測定距離を撮影距離の代わりに用いる。
【0038】
図2は、単発発光の発光強度の時間変化の一例を示している。発光制御部78は、単発発光を実施させる場合、フォーカルプレーンシャッタ38の全開に同期して、カメラ12のCPU48から、演算部74を介して発光起動信号を受ける。これに同期して、発光制御部78は、発光部64に発光開始を指令(図2の時刻t1)する。発光制御部78は、同時に、センサ66の出力を時間積分する。発光制御部78は、センサ66の出力の時間積分値が目標値に達した時点(図2の時刻t2)で、発光部64に発光停止を指令する。
【0039】
図3は、FP発光の発光強度の時間変化の一例を示している。発光制御部78は、FP発光を実施させる場合、単位時間あたりの発光強度が、発光中において常に一定になるように制御する。具体的には、発光制御部78は、センサ66の出力が上限値に達したらコンデンサからキセノン管への電流注入を停止させて発光強度を下げ、センサ66の出力が下限値に達したらコンデンサからの電流注入を再び開始させて発光強度を上げる。このとき、発光強度が上限値から下限値に下がり、再び上限値に上がる周期は、フォーカルプレーンシャッタ38の最短シャッタ秒時より十分短い。このため、CCD40の受光面は、全シャッタ時間中、均一な光量で露光される。また、発光制御部78は、一定強度で発光している期間(図3の時刻t2からt3まで)に全シャッタ時間が含まれるように、発光部64を制御する。
【0040】
《撮影の動作説明》
図4は、本実施形態の撮影システム10の、動作の流れ図の導入部分を示している。図5は、図4に示した処理の最後で、発光部64が単発発光モードに設定された後の処理を説明する流れ図である。図6は、図4に示した処理の最後で、発光部64がFP発光モードに設定された後の処理を説明する流れ図である。図7は、撮影システム10の動作の流れ図の最終部分を示している。以下、図4〜図7に示すステップ番号に従って、撮影システム10の制御を説明する。なお、以下の制御は、一例として、最大発光強度は単発発光の方がFP発光より大きく、最小発光強度はFP発光の方が単発発光より小さい場合に対応している。
【0041】
[ステップ1]
カメラ12及び電子閃光装置16の電源はオンされている。ユーザは、露出設定部50を操作することで、カメラ12を自動露出モード、絞り値優先モード、シャッタ秒時優先モード、マニュアル露出モードのいずれかに設定する。また、ユーザは、被写体にピントを合わせ、撮影レンズ24の焦点距離(画角)を調節する。そして、ステップ2に進む。
【0042】
[ステップ2]
ユーザが撮影距離を設定部72に入力した場合、演算部74は、この撮影距離を設定部72から伝達される。表示部70は、入力された撮影距離を表示する。そして、ステップ4に進む。撮影距離が入力されない場合、ステップ3に進む。
【0043】
[ステップ3]
距離測定部22は、被写体と撮影レンズ24との距離を測定距離として検出する。距離測定部22は、測定距離及び焦点距離をCPU48に出力する。CPU48は、測定距離及び焦点距離を、演算部74及び設定部72に伝達する。演算部74及び設定部72は、撮影距離の設定値を、伝達される測定距離と同じ値にする。表示部70は、この測定距離を撮影距離として表示する。そして、ステップ8に進む。
【0044】
[ステップ4]
距離測定部22は、ピントの合っている被写体と撮影レンズ24との距離を測定距離として検出する。距離測定部22は、測定距離及び焦点距離をCPU48に出力する。CPU48は、測定距離及び焦点距離を演算部74に伝達し、焦点距離を設定部72に伝達する。演算部74は、伝達された焦点距離から画角を求める。そして、ステップ5に進む。
【0045】
[ステップ5]
演算部74は、入力された撮影距離と測定距離との差が許容範囲内であるか否かを判定(判断)する。ここでの「許容範囲内である」は、露出上、支障のない範囲で異なっていてもよい。撮影距離と測定距離との差が許容範囲内の場合、図4のステップ8に進み、そうでない場合、ステップ6に進む。
【0046】
[ステップ6]
演算部74は、表示部70に測定距離を伝達する。表示部70は、例えば、撮影距離と共に測定距離を点滅表示させることで、入力された撮影距離と、カメラ12が測定した距離とが大きく異なることをユーザに警告する。次に、設定部72は、表示部70を撮影距離の入力可能な画面に切り替えることで、ユーザに撮影距離の再入力を問う。そして、ステップ7に進む。
【0047】
[ステップ7]
ユーザが撮影距離の再入力を選択した場合、ステップ2に戻る。ユーザが再入力を選択しない場合、表示部70は、測定距離の表示を消す。そして、ステップ8に進む。
[ステップ8]
測光部56は、被写体の輝度を測定し、CPU48に伝達する。
【0048】
カメラ12が自動露出モードの場合、CPU48は、被写体の輝度に応じて、絞り値と露光時間とを適正値に設定する。
カメラ12が絞り値優先モードの場合、CPU48は、ユーザが露出設定部50に入力する絞り値と、被写体の輝度とに応じて、露光時間を適正値に設定する。
カメラ12がシャッタ秒時優先モードの場合、CPU48は、ユーザが露出設定部50に入力する露光時間と、被写体の輝度とに応じて、絞り値を適正値に設定する。
【0049】
カメラ12がマニュアル露出モードの場合、CPU48は、ユーザが露出設定部50に入力する値に、絞り値と露光時間とISO値とを設定する。
そして、ステップ9に進む。なお、測光部56は、レリーズ釦52が全押しされるまで(後述するステップ48)、被写体の輝度を測定し続ける。
[ステップ9]
CPU48は、絞り値と、撮像感度と、露光時間とを設定部72に伝達する。表示部70は、絞り値と、撮像感度と、露光時間とを設定部72から伝達され、これらの値を表示する。また、CPU48は、絞り値と、撮像感度と、露光時間と、X秒時とを演算部74に伝達する。ここで、X秒時は、例えば、シャッタ(この例ではフォーカルプレーンシャッタ38)の全開を十分に保証できる露光時間の最短値である。そして、ステップ10に進む。
【0050】
[ステップ10]
X秒時より露光時間が長い場合、演算部74は、発光部64を単発発光モードにするように発光制御部78に指令する。そして、ステップ11に進む。露光時間がX秒時以下の場合、演算部74は、発光部64をFP発光モードにするように発光制御部78に指令する。そして、ステップ29に進む。
【0051】
[ステップ11]
演算部74は、前述した(3)式を用いて、適正単発発光強度Idを求める。そして、ステップ12に進む。
[ステップ12]
演算部74は、画角に応じて、発光部64の単発発光での最大発光強度(以降、最大単発発光強度Idmaxと記載)、及び最小発光強度(以降、最小単発発光強度Idminと記載)を求める。適正単発発光強度Idが、最大単発発光強度Idmax以下である場合(演算部74が判定)、ステップ20に進む。適正単発発光強度Idが、最大単発発光強度Idmaxより大きい場合、ステップ13に進む。
【0052】
[ステップ13]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最大単発発光強度Idmaxに等しくする撮影距離を推奨撮影距離として求める。この推奨撮影距離は、表示部70に表示されている撮影距離より短くなる。表示部70は、例えば、撮影距離と共に推奨撮影距離を点滅表示することで、撮影距離の値が大きすぎることをユーザに警告する。そして、ステップ14に進む。
【0053】
[ステップ14]
演算部74は、CPU48と交信して、撮像感度の増大が可能か否かを判定(判断)する。撮像感度を増大できない場合、ステップ16に進む。撮像感度を増大できる場合、ステップ15に進む。
[ステップ15]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最大単発発光強度Idmaxに等しくする撮像感度を推奨撮像感度として求める。演算部74は、撮像感度を推奨撮像感度に高めるように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、撮像感度を変更する。演算部74及び設定部72は、撮像感度の設定値を推奨撮像感度に変更する。表示部70は、撮像感度の表示値を、推奨撮像感度に変更するとともに、推奨撮影距離の表示を消す。そして、図7のステップ43に進む。
【0054】
[ステップ16]
演算部74は、CPU48と交信して、絞り値の低減と露光時間の短縮が共に可能か否かを判定(判断)する。双方の少なくともいずれかが不可能な場合、ステップ18に進む。双方が共に可能な場合、ステップ17に進む。
[ステップ17]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最大単発発光強度Idmaxに等しくする絞り値を、推奨絞り値として求める。この推奨絞り値は、設定されている絞り値より小さくなる。同時に、演算部74は、絞り値を推奨絞り値に変更しても次式で表される露出値Evが変わらないようにする露光時間を、推奨露光時間として求める。
【数5】
Figure 0004325158
この推奨露光時間は、設定されている露光時間より短くなる。演算部74は、絞り値を推奨絞り値に下げ、露光時間を推奨露光時間に短くするように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、絞り値、露光時間を変更する。演算部74は、適正単発発光強度Idを最大単発発光強度Idmaxと等しい値に変更する。演算部74は、変更後の絞り値、露光時間を設定部72に伝達する。表示部70は、絞り値の表示値を推奨絞り値に変更し、露光時間の表示値を推奨露光時間に変更し、推奨撮影距離の表示を消す。そして、図7のステップ43に進む。
【0055】
[ステップ18]
表示部70には、既に(ステップ13から)、推奨撮影距離が表示されている。設定部72は、表示部70を撮影距離の入力可能な画面に切り替えることで、ユーザに撮影距離の再入力を問う。ユーザが撮影距離の再入力を選択した場合、図4のステップ2に戻る。ユーザが再入力を選択しない場合、ステップ19に進む。
【0056】
[ステップ19]
演算部74及び設定部72は、撮影距離の設定値を推奨撮影距離に変更する。表示部70は、推奨撮影距離の表示を消すと共に、撮影距離の表示値を推奨撮影距離に変更する。演算部74は、適正単発発光強度Idを最大単発発光強度Idmaxと等しい値に変更する。そして、図7のステップ43に進む。なお、ユーザは、適正露光量の写真を得るためには、実際の撮影距離が新たに表示部70に表示される値に近くなるように、移動する必要がある。
【0057】
[ステップ20]
適正単発発光強度Idが、最小単発発光強度Idmin以上である場合(演算部74が判定)、図7のステップ43に進む。適正単発発光強度Idが、最小単発発光強度Idminより小さい場合、ステップ21に進む。
[ステップ21]
演算部74は、CPU48と交信して、絞り値の低減が可能か否かを判定(判断)する。絞り値の低減が不可能な場合、ステップ23に進む。絞り値の低減が可能な場合、ステップ22に進む。
【0058】
[ステップ22]
演算部74は、X秒時以下の露光時間を推奨露光時間として設定する。同時に、演算部74は、露光時間を推奨露光時間に変更しても(7)式に示した露出値Evが変わらないようにする絞り値を、推奨絞り値として求める。演算部74は、露光時間、絞り値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更するように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、露光時間、絞り値を変更する。演算部74及び設定部72は、絞り値、露光時間の設定値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更する。表示部70は、絞り値及び露光時間の表示値を、推奨露光時間、推奨絞り値に変更する。発光制御部78は、発光部64をFP発光モードに切り替える。そして、図6のステップ29に進む。
【0059】
[ステップ23]
演算部74は、CPU48と交信して、絞り値の増大と露光時間の増大が共に可能か否かを判定(判断)する。絞り値の増大及び露光時間の増大の少なくともいずれかが不可能な場合、ステップ25に進む。双方が共に可能な場合、ステップ24に進む。
【0060】
[ステップ24]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminに等しくする絞り値を推奨絞り値として求める。この推奨絞り値は、表示部70に表示されている絞り値より大きくなる。同時に、演算部74は、絞り値を推奨絞り値に変更しても(7)式に示した露出値Evが変わらないようにする露光時間を、推奨露光時間として求める。この推奨露光時間は、設定されている露光時間より長くなる。演算部74は、露光時間、絞り値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更するように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、露光時間、絞り値を変更する。演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminと等しい値に変更する。演算部74及び設定部72は、絞り値、露光時間の設定値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更する。表示部70は、絞り値及び露光時間の表示値を、推奨露光時間、推奨絞り値に変更する。そして、図7のステップ43に進む。
【0061】
[ステップ25]
演算部74は、CPU48と交信して、撮像感度の低減が可能か否かを判定(判断)する。撮像感度を低減できない場合、ステップ27に進み、低減できる場合、ステップ26に進む。
[ステップ26]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminに等しくする撮像感度を推奨撮像感度として求める。演算部74は、撮像感度を推奨撮像感度に下げるように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、撮像感度を変更する。演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminと等しい値に変更する。演算部74及び設定部72は、撮像感度の設定値を推奨撮像感度に変更する。表示部70は、撮像感度の表示値を、推奨撮像感度に変更するとともに、推奨撮影距離の表示を消す。そして、図7のステップ43に進む。
【0062】
[ステップ27]
演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminに等しくする撮影距離を推奨撮影距離として求める。この推奨撮影距離は、表示部70に表示されている撮影距離より長くなる。表示部70は、例えば、撮影距離と共に推奨撮影距離を点滅表示することで、撮影距離の値が小さすぎることをユーザに警告する。設定部72は、表示部70を撮影距離の入力可能な画面に切り替えることで、ユーザに撮影距離の再入力を問う。ユーザが撮影距離の再入力を選択した場合、図4のステップ2に戻る。ユーザが再入力を選択しない場合、ステップ28に進む。
【0063】
[ステップ28]
演算部74及び設定部72は、撮影距離の設定値を推奨撮影距離に変更する。表示部70は、推奨撮影距離の表示を消すと共に、撮影距離の表示値を推奨撮影距離に変更する。演算部74は、適正単発発光強度Idを最小単発発光強度Idminと等しい値に変更する。なお、ユーザは、適正露光量の写真を得るためには、実際の撮影距離が新たに表示部70に表示される値に近くなるように、移動する必要がある。そして、図7のステップ43に進む。
【0064】
[ステップ29]
図4のステップ10で、露光時間がX秒以下の場合の処理である。演算部74は、前述した(6)式を用いて、適正FP発光強度Ifpを求める。そして、ステップ30に進む。
【0065】
[ステップ30]
演算部74は、画角に応じて、発光部64のFP発光での最大発光強度(以降、最大FP発光強度Ifpmaxと記載)、及び最小発光強度(以降、最小FP発光強度Ifpminと記載)を求める。適正FP発光強度Ifpが、最小FP発光強度Ifpmin以上である場合(演算部74が判定)、ステップ36に進む。適正FP発光強度Ifpが、最小FP発光強度Ifpminより小さい場合、ステップ31に進む。
【0066】
[ステップ31]
演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最小FP発光強度Ifpminに等しくする撮影距離を推奨撮影距離として求める。この推奨撮影距離は、表示部70に表示されている撮影距離より長くなる。表示部70は、例えば、撮影距離と共に推奨撮影距離を点滅表示することで、撮影距離の値が小さすぎることユーザに警告する。そして、ステップ32に進む。
【0067】
[ステップ32]
演算部74は、CPU48と交信して、撮像感度の低減が可能か否かを判定(判断)する。撮像感度を低減できない場合、ステップ34に進み、低減できる場合、ステップ33に進む。
[ステップ33]
演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最小FP発光強度Ifpminに等しくする撮像感度を推奨撮像感度として求める。演算部74は、撮像感度を推奨撮像感度に下げるように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、撮像感度を変更する。演算部74は、適正FP発光強度Ifpを、最小FP発光強度Ifpminと等しい値に変更する。演算部74及び設定部72は、撮像感度の設定値を推奨撮像感度に変更する。表示部70は、撮像感度の表示値を、推奨撮像感度に変更するとともに、推奨撮影距離の表示を消す。そして、図7のステップ43に進む。
【0068】
[ステップ34]
表示部70には、ステップ31から、推奨撮影距離が表示されている。設定部72は、表示部70を撮影距離の入力可能な画面に切り替えることで、ユーザに撮影距離の再入力を問う。ユーザが撮影距離を再入力する場合、図4のステップ2に戻り、再入力しない場合、ステップ35に進む。
【0069】
[ステップ35]
演算部74及び設定部72は、撮影距離の設定値を推奨撮影距離に変更する。表示部70は、推奨撮影距離の表示を消すと共に、撮影距離の表示値を推奨撮影距離に変更する。演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最小FP発光強度Ifpminと等しい値に変更し、変更後の適正FP発光強度Ifpを発光制御部78に伝達する。なお、ユーザは、適正露光量の写真を得るためには、実際の撮影距離が新たに表示部70に表示される値に近くなるように、移動する必要がある。そして、図7のステップ43に進む。
【0070】
[ステップ36]
適正FP発光強度Ifpが、最大FP発光強度Ifpmax以下である場合(演算部74が判定)、図7のステップ43に進む。適正FP発光強度Ifpが、最大FP発光強度Ifpmaxより大きい場合、ステップ37に進む。
[ステップ37]
演算部74は、CPU48と交信して、絞り値の増大が可能か否かを判定(判断)する。絞り値の増大が不可能な場合、ステップ39に進む。絞り値の増大が可能な場合、ステップ38に進む。
【0071】
[ステップ38]
演算部74は、X秒時以上の露光時間を推奨露光時間として設定する。同時に、演算部74は、露光時間を推奨露光時間に変更しても(7)式に示した露出値Evが変わらないようにする絞り値を、推奨絞り値として求める。この推奨絞り値は、設定されている絞り値より大きくなる。演算部74は、露光時間、絞り値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更するように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、露光時間、絞り値を変更する。演算部74及び設定部72は、絞り値、露光時間の設定値を推奨露光時間、推奨絞り値に変更する。表示部70は、絞り値及び露光時間の表示値を、推奨絞り値及び推奨露光時間に変更する。発光制御部78は、発光部64を単発発光モードに切り替える。そして、図5のステップ11に戻る。
【0072】
[ステップ39]
演算部74は、CPU48と交信して、撮像感度の増大が可能か否かを判定(判断)する。撮像感度を増大できない場合、ステップ39に進み、増大できる場合、ステップ40に進む。
[ステップ40]
演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最大FP発光強度Ifpmaxに等しくする撮像感度を推奨撮像感度として求める。演算部74は、撮像感度を推奨撮像感度に高めるように、CPU48に指令する。CPU48は、演算部74の指令に従って、撮像感度を変更する。演算部74は、適正FP発光強度Ifpを、最大FP発光強度Ifpmaxと等しい値に変更する。演算部74及び設定部72は、撮像感度の設定値を推奨撮像感度に変更する。表示部70は、撮像感度の表示値を、推奨撮像感度に変更する。そして、図7のステップ43に進む。
【0073】
[ステップ41]
演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最大FP発光強度Ifpmaxに等しくする撮影距離を推奨撮影距離として求める。この推奨撮影距離は、表示部70に表示されている撮影距離より短くなる。表示部70は、例えば、撮影距離と共に推奨撮影距離を点滅表示することで、撮影距離の値が大きすぎることユーザに警告する。設定部72は、表示部70を撮影距離の入力可能な画面に切り替えることで、ユーザに撮影距離の再入力を問う。ユーザが撮影距離を再入力する場合、図4のステップ2に戻り、再入力しない場合、ステップ42に進む。
【0074】
[ステップ42]
演算部74及び設定部72は、撮影距離の設定値を推奨撮影距離に変更する。表示部70は、推奨撮影距離の表示を消すと共に、撮影距離の表示値を推奨撮影距離に変更する。演算部74は、適正FP発光強度Ifpを最大FP発光強度Ifpmaxと等しい値に変更する。そして、図7のステップ43に進む。なお、ユーザは、適正露光量の写真を得るためには、実際の撮影距離が新たに表示部70に表示される値に近くなるように、移動する必要がある。
【0075】
[ステップ43]
被写体の輝度が変化した場合、測光部56は、被写体輝度の最新値をCPU48に伝達する。そして、CPU48が求める絞り値の適正値及び露光時間の適正値の少なくともいずれかが変化した場合、ステップ44に進む。CPU48が求める絞り値の適正値及び露光時間の適正値が共に変更されない場合、ステップ47へ進む。
【0076】
[ステップ44]
CPU48は、演算部74及び設定部72に、絞り値の適正値及び露光時間の適正値が変化したことを伝達する。これに同期して、設定部72は、例えば、”被写体輝度変化”と表示部70に点滅表示させることで、絞り値の適正値及び露光時間の適正値が変化したことをユーザに警告する。そして、ステップ45に進む。
【0077】
[ステップ45]
ユーザが撮影条件を再設定する場合、図4のステップ2に戻る。ユーザが撮影条件を再設定しない場合、ステップ46に進む。
[ステップ46]
CPU48は自動露出モードに切り替わる。そして、図4のステップ3に戻る。
【0078】
[ステップ47]
以下の3つの場合に分けて処理が行われる。
(1)発光部64が単発発光モードで、画角(焦点距離)が変更された場合
距離測定部22は、変更後の焦点距離を、CPU48を介して演算部74に伝達する。演算部74は、変更後の焦点距離から、画角、最大単発発光強度Idmax、及び最小単発発光強度Idminを新たに求める。そして、図5のステップ12に戻る。
【0079】
(2)発光部64がFP発光モードで、画角(焦点距離)が変更された場合
距離測定部22は、変更後の焦点距離を、CPU48を介して演算部74に伝達する。演算部74は、変更後の焦点距離から、画角、最大FP発光強度Ifpmax、及び最小FP発光強度Ifpminを新たに求める。そして、図6のステップ30に戻る。
【0080】
(3)画角が変更されない場合
演算部74は、発光制御部78に画角を伝達する。また、演算部74は、発光部64が単発発光モードに設定されていれば、適正単発発光強度Idを発光制御部78に伝達し、発光部64がFP発光モードに設定されていれば、適正FP発光強度Ifpを発光制御部78に伝達する。発光制御部78は、発光部64の配光角が画角よりわずかに大きくなるように、発光部64に指令する。そして、ステップ48に進む。
【0081】
[ステップ48]
レリーズ釦52が全押しされた場合、ステップ49に進む。レリーズ釦52の押圧が解除された場合、ステップ2に戻る。
[ステップ49]
CPU48は、設定された露光時間で、フォーカルプレーンシャッタ38を動作させ、CCD40に露光する。発光制御部78は、CPU48から演算部74を介して受ける発光起動信号に応答して、露光時間に同期して発光するように、発光部64に指令する。発光部64は、単発発光モードに設定されていれば適正単発発光強度Idで単発発光し、FP発光モードに設定されていれば適正FP発光強度IfpでFP発光する。この後、画像処理部42は、CCD40から電荷を読み出し、画像データを生成する。記録部44は、生成された画像データをフラッシュメモリに記録する(撮影終了)。
【0082】
《表示部の表示例》
以下、表示部70の表示例を説明する。なお、以下に示す数値は一例であり、本発明を限定するものではない。また、X秒時は1/250秒であり、ISO値は25〜400の間で変更できるものとする。
図8は、表示部70の表示例を示している。図8(a)は、上述したステップ1、2、8、9で撮影距離20メートル、絞り値4、露光時間1/500秒、ISO値(撮像感度)200、焦点距離35ミリメートルに設定された場合を示している。
【0083】
この後、発光部64はFP発光モードに設定され、ステップ29で演算される適正FP発光強度Ifpが、最大FP発光強度Ifpmaxより大きくなったとする。この場合、ステップ38の処理が行われ、表示部70は、例えば、絞り値及び露光時間の表示値を、推奨絞り値5.6及び推奨露光時間1/250秒に変更する(図8(b))。発光制御部78は、発光部64を単発発光モードに切り替える。
【0084】
この後、ステップ11で演算される適正単発発光強度Idが、最大単発発光強度Idmaxより大きくなったとする。この場合、ステップ13の処理が行われ、表示部70は、推奨撮影距離14メートルを点滅表示する(図8(c))。
この後、ステップ14の処理が行われる。ISO値を400に高めることで、適正単発発光強度Idは最大単発発光強度Idmaxに等しくなるとする。この場合、表示部70は、ステップ15の処理に従って、撮像感度の表示値を変更し、推奨撮影距離の表示を消す(図8(d))。
【0085】
図9は、表示部70の別の表示例を示している。図9(a)は、上述したステップ2で撮影距離0.5メートルが入力され、ステップ4で測定距離2メートルが演算部74に伝達された後の警告表示を示している(ステップ6)。図9(b)は、この後、撮影距離は変更されず、ステップ8、9で絞り値2、露光時間1/125秒、ISO値50、焦点距離35ミリメートルに設定された場合を示している。
【0086】
この後、発光部64は単発発光モードに設定され、ステップ11で演算される適正単発発光強度Idが、最小単発発光強度Idminより小さくなったとする。この場合、ステップ21、22の処理が行われ、表示部70は、絞り値及び露光時間の表示値を、例えば、推奨絞り値1及び推奨露光時間1/500秒に変更する(図9(c))。発光制御部78は、発光部64をFP発光モードに切り替える。
【0087】
この後、ステップ29で演算される適正FP発光強度Ifpが、最小FP発光強度Ifpminより小さくなったとする。この場合、ステップ31の処理が行われ、表示部70は、推奨撮影距離0.7メートルを点滅表示する(図9(d))。
ここで、ISO値を25に下げることで、適正FP発光強度Ifpは、最小FP発光強度Ifpminまで高まるとする。この場合、ステップ33の処理が行われ、表示部70は、撮像感度の表示値を変更し、推奨撮影距離の表示を消す(図9(e))。
【0088】
この後、被写体輝度の変化により、CPU48が求める絞り値及び露光時間の適正値が変更された場合、ステップ44の処理が行われる。表示部70は、”被写体輝度変化”と点滅表示することで、ユーザに警告する(図9(f))。
なお、本実施形態では、適正発光強度及び発光モードは表示されない。これは、表示される情報が多すぎるために、ユーザがどのパラメータを見ればよいか迷うおそれを小さくするためである。
【0089】
《請求項との対応関係》
以下、請求項と本発明との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
請求項記載の修正値は、推奨撮影距離と、推奨撮像感度と、推奨絞り値と、推奨露光時間とに対応している。
【0090】
請求項は、ステップ38の処理に対応している。
請求項記載の絞り値低減動作は、ステップ17の処理に対応している。
請求項記載の撮像感度増大動作は、ステップ15の処理に対応している。
請求項11は、ステップ22の処理に対応している。
請求項記載の撮像感度低減動作は、ステップ33の処理に対応している。
【0091】
請求項記載の、測定距離と撮影距離とが大きく異なる場合の警告は、ステップ6の処理に対応している。
請求項14は、ステップ3の処理に対応している。
請求項記載の推奨撮影距離をユーザに知らせる手段は、ステップ13、31の処理に対応している。
【0092】
請求項記載の「配光角が変化した場合の推奨撮影距離の表示」は、ステップ47、12、13の順に処理された場合、ステップ47、12、20、21、23、25、27の順に処理された場合、ステップ47、30、31の順に処理された場合、及びステップ47、30、36、37、39、41の順に処理された場合に対応している。
【0093】
請求項記載の「絞り値または露光時間が変化した場合における推奨撮影距離の表示」は、ステップ43を介して撮影条件が再設定された後、上述の配光角変化に伴う推奨撮影距離の表示に至る処理に対応している。
【0094】
請求項記載の撮像部は、撮影レンズ24、絞り26、フォーカルプレーンシャッタ38、CCD40、画像処理部42、及びCPU48に対応している。
《本実施形態の効果》
従来の電子閃光装置では、ユーザに発光強度を選択させ、露光時間に応じて単発発光またはFP発光モードに自動的に設定し、選択された発光強度に応じた適正撮影距離を表示していた。このため、被写体輝度変化等による露光時間の変化に伴って発光モードが自動的に切り替わった場合、表示される適正撮影距離が変化していた。
【0095】
そこで、本実施形態では、ユーザに撮影距離を入力させ、カメラ側から取得する露光時間に応じて単発発光モードまたはFP発光モードに自動的に設定した。そして、撮影距離、露光時間及びカメラ側から取得する絞り値、撮像感度に応じて、設定された発光モードでの適正発光強度を求めた。このため、単発発光、FP発光、1/2発光等に関する知識のない初心者でも、適正露光量を与える発光強度に容易に設定できる。
【0096】
また、最大発光強度は単発発光の方がFP発光より大きく、最小発光強度はFP発光の方が単発発光より小さい場合の、発光モードの適切な切替方法を提案した。即ち、適正単発発光強度Idが最小単発発光強度Idminより小さい場合、演算部74は、FP発光モードに切り替えるように制御した。これは、単発発光での適正発光強度が発光可能範囲より小さくても、FP発光での適正発光強度は、発光可能範囲内に収まる可能性があるからである。同様に、適正FP発光強度Ifpが最大FP発光強度Ifpmaxより大きい場合、演算部74は、露光時間をX秒時以上にし、単発発光モードに切り替えるように制御した。これは、FP発光での適正発光強度が発光可能範囲より大きくても、単発発光での適正発光強度は、発光可能範囲内に収まる可能性があるからである。従って、演算される適正発光強度に応じて、発光モードを適切に切り替えることができる。
【0097】
上述の発光モード切替の際、露出値Evが変わらないように、露光時間の変更に応じて絞り値も自動的に変更した。このため、撮影時にCCD40に与えられる露光量を変えることなく、発光モード切替を行うことができる。
さらに、上述の発光モード切替の際、撮影距離、撮像感度を変更せず、露光時間、絞り値を自動的に変更し、切替後の発光モードで適正発光強度を新たに求めた。従って、ユーザに単発発光かFP発光かを考慮させることなく、適正な露光量を与える撮影条件に自動的に設定できる。
【0098】
また、演算される適正発光強度が発光可能範囲から外れた場合、演算部74は、撮影距離を変更せずに、最大または最小強度での発光が適正露光量を与えるよう制御した。即ち、適正発光強度(Id/Ifp)が最小発光強度(Idmin/Ifpmin)より小さい場合、撮像感度を低減させるか、絞り値及び露光時間を増大させることで、適正発光強度を最小発光強度まで高めた。同様に、適正発光強度(Id/Ifp)が最大発光強度(Idmax/Ifpmax)より大きい場合、撮像感度を増大させるか、絞り値及び露光時間を低減させることで、適正発光強度を最大発光強度まで下げた。このため、演算される適正発光強度が発光可能範囲から外れた場合、できる限りユーザに撮影距離を変更させずに、最大または最小強度での発光が適正露光量を与える撮影条件に自動的に変更できる。即ち、ユーザは、撮影距離、絞り値、露光時間、撮像感度を一度設定するだけで、適正露光量を与える閃光発光を実施させることができる。
【0099】
演算される適正発光強度が発光可能範囲を超えた場合、これらを最大発光強度まで下げる推奨撮影距離を警告表示した。同様に、適正発光強度が発光可能範囲より小さい場合、これらを最小発光強度まで高める推奨撮影距離を警告表示した。このため、ユーザは、撮影距離をどのように変更すれば、撮影距離以外の撮影条件を変更せずに、適正露光量を与える発光強度に設定されるかを認識できる。従って、最大または最小強度の発光で適正露光量を与えられるように、撮影距離以外の撮影条件を変更することができない場合、ユーザは、撮影距離を推奨撮影距離に変更するだけで、適正露光量を与える撮影を実施できる。
【0100】
カメラ側が求める絞り値の適正値または露光時間の適正値が変化した場合、まず、被写体輝度変化と警告表示した(ステップ44)。従って、ユーザは、絞り値、露光時間等を適正値に設定した後に撮影条件が変化した場合にも、このことを容易に認識できる。そして、ステップ44の後、ユーザに撮影条件を再設定させるか、あるいはカメラに自動的に撮影条件を再設定させてから、新たに適正発光強度を求めるように制御した(ステップ45、46)。この結果、適正範囲外の露光量を与える撮影が行われることを防止できる。
【0101】
配光角を画角よりわずかに大きくするように制御した。そして、焦点距離の変更に伴い画角が変更された場合、適正発光強度が発光可能範囲内か否かを再度判定するように制御した。このため、画角の変化により、適正発光強度が発光可能範囲から外れた場合にも、上述と同様に、最大または最小強度での発光が適正露光量を与える撮影条件に自動的に変更できる。即ち、ユーザが撮影条件を設定した後に、焦点距離を変更しても、適正露光量を与える撮影条件に自動的に変更できる。従って、ユーザに配光角を考慮させることなく、適正露光量を与える撮影条件に自動的に設定できる。
【0102】
入力された撮影距離と、カメラ側か測定した被写体までの距離との差が大きい場合、カメラ側か測定した距離を警告表示した。このため、ユーザが撮影距離を誤って入力した場合、ユーザは入力ミスを容易に認識できる。従って、適正範囲外の露光量を与える閃光発光が行われることを防止できる。
《本発明の補足事項》
なお、上述した実施形態では、本発明の電子閃光装置を、電子カメラ(カメラ12)に装着した例を述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。本発明の電子閃光装置は、フィルムカメラと共に用いることもできる。この場合、ステップ14、25、32、39において、フィルムの撮像感度の変更は不可能なものとして処理すればよい。
【0103】
上述した実施形態では、本発明の電子閃光装置16を、データ交信可能なカメラ12に装着した例を述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。本発明の電子閃光装置は、データ交信のできないカメラと共に用いることもできる。この場合、例えば、以下の6つに示すように閃光制御装置の機能を変更すればよい。
【0104】
第1に、ユーザが操作釦群を操作することで、カメラ側の絞り値、撮像感度、露光時間、焦点距離、X秒時を入力できるように、設定部72を変更する。さらに、カメラ側が設定できる絞り値、撮像感度、露光時間の最大値及び最小値を入力できるように、設定部72を変更する。
第2に、ステップ9で、ユーザに、絞り値、露光時間、撮像感度、焦点距離、X秒時を設定部に入力させる。さらに、ユーザに、カメラ側が設定できる絞り値、撮像感度、露光時間の最大値及び最小値を入力させる。
【0105】
第3に、ステップ15、24、33、40では、推奨撮像感度を表示部に表示させる。そして、ユーザに、カメラの撮像感度をこの推奨撮像感度に変更させる。
第4に、ステップ17、22、24、38では、推奨絞り値、推奨露光時間を表示部に表示させる。そして、ユーザに、カメラの絞り値、露光時間をこれら推奨絞り値及び推奨露光時間に変更させる。
【0106】
第5に、ステップ43で、絞り値及び露光時間の適正値は変更されないものとして処理する。
第6に、ステップ47で、画角は変更されないものとして処理する。
上述した実施形態では、ステップ22で、露光時間をX秒時以下に短くすると共に絞り値を小さくしてから、FP発光モードに切り替えた例を述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。露光時間及び絞り値を変更しないでFP発光モードに切り替えてもよい。
【0107】
上述した実施形態では、適正単発発光強度Idを(1)式から導かれる(3)式に基づいて求めた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。(1)式は実質的に適正光量になるものであり、例えば、量子化誤差を含むもの、端数を四捨五入したものであってもよい。適正FP発光強度Ifpの演算((4)式、(6)式)についても同様である。
【0108】
上述した実施形態では、適正発光強度が発光可能範囲を超えた場合の推奨撮影距離を、数値として警告表示した例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、「撮影距離を2メートルに変更して下さい」と推奨撮影距離を音声で知らせてもよい。絞り値の適正値、露光時間の適正値が変化した場合の警告(ステップ44)も、音声で行ってもよい。
【0109】
上述した実施形態では、発光の配光角は、画角よりわずかに大きくされる例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。配光角を画角に等しくしてもよい。また、演算された適正発光強度が最小発光強度より小さい場合、配光角を画角より大きくすることで、最小発光強度をさらに小さくしてもよい。
【0110】
上述した実施形態では、演算された適正発光強度(Id/Ifp)及び発光モード(単発発光/FP発光)を表示しない例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。適正発光強度及び発光モードを表示してもよい。
【0111】
【発明の効果】
本発明の閃光制御装置では、ユーザに撮影距離を入力させ、露光時間に応じて単発発光モードまたはFP発光モードに自動的に設定した。そして、撮影距離、絞り値、露光時間、撮像感度に応じて、単発発光モードまたはFP発光モードに自動的に設定し、設定されたモードでの適正発光強度を求めた。このため、単発発光、FP発光、1/2発光等に関する知識のない初心者でも、適正露光量を与える発光強度に容易に設定できる。
【0112】
また、求めた適正発光強度が発光可能範囲から外れた場合、できる限りユーザに撮影距離を変更させることなく、適正な露光量を与える撮影条件(絞り値、露光時間、撮像感度、発光モード)に自動的に変更できる。この結果、ユーザに単発発光かFP発光かを考慮させることなく、適正な露光量を与える撮影条件に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図2】単発発光の発光強度の時間変化の一例を示す説明図である。
【図3】FP発光の発光強度の時間変化の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の撮影システムの、動作フローの導入部分を示す流れ図である。
【図5】図4の最後の処理で、単発発光モードに設定後の処理を説明する流れ図である。
【図6】図4の最後の処理で、FP発光モードに設定後の処理を説明する流れ図である。
【図7】本発明の撮影システムの、動作フローの最終部分を示す流れ図である。
【図8】表示部の表示例を示す説明図である。
【図9】表示部の別の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 撮影システム
12 カメラ
14 閃光制御装置
16 電子閃光装置
22 距離測定部
24 撮影レンズ
26 絞り
30 ペンタプリズム
32 拡散板
34 ミラー
38 フォーカルプレーンシャッタ
40 CCD
42 画像処理部
44 記録部
48 CPU
50 露出設定部
52 レリーズ釦
54 ファインダー
56 測光部
58 通信端子
64 発光部
66 センサ
70 表示部
72 設定部
74 演算部
76 シュー接点
78 発光制御部

Claims (18)

  1. 発光部を備え、単発発光を実施できる単発発光モードと、FP発光を実施できるFP発光モードとを切り替え可能な電子閃光装置の閃光制御装置であって、
    撮影距離の入力と、
    情報の報知を行う報知部と、
    前記電子閃光装置が前記FP発光モードの場合には、前記撮影距離外部から取得するカメラ側の絞り値、撮像感度、及び露光時間に応じて、被写体を適正光量で照明する適正発光強度を求め、前記電子閃光装置が前記単発発光モードの場合には、前記撮影距離前記絞り値、及び前記撮像感度に応じて、前記適正発光強度を求める演算部と、
    前記適正発光強度での発光を前記電子閃光装置に指令する発光制御部と、
    前記演算部で演算された前記適正発光強度が、前記電子閃光装置の最大発光強度より大きい場合には、前記適正発光強度を前記電子閃光装置の最大発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求め、該適正発光強度が該電子閃光装置の最小発光強度より小さい場合には、該適正発光強度を該電子閃光装置の最小発光強度に最も近くする撮影距離を該推奨撮影距離として求め、その求められた該推奨撮影距離を前記報知部に報知せしめる報知制御部と、を有する
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  2. 請求項1記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記適正発光強度が前記電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、
    前記報知制御部は、
    前記絞り値、前記露光時間、前記電子閃光装置の発光部の配光角の少なくともいずれかの変化により、前記電子閃光装置の最大発光強度が前記適正発光強度より小さくなった場合には、前記適正発光強度を前記電子閃光装置の最大発光強度に最も近くする前記撮影距離を推奨撮影距離として求め、且つ、
    前記絞り値、前記露光時間、前記配光角の少なくともいずれかの変化により、前記電子閃光装置の最小発光強度が前記適正発光強度より大きくなった場合には、前記適正発光強度を前記電子閃光装置の最小発光強度に最も近くする前記撮影距離を前記推奨撮影距離として求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の閃光制御装置において、
    前記報知制御部は、
    前記発光部の配光角に影響を与える撮影レンズの焦点距離が変更されると、該変更後の焦点距離に基づいて前記最大発光強度と前記最小発光強度とを演算し、且つ、
    その演算された前記最大発光強度及び前記最小発光強度に基づいて、前記適正発光強度との大小関係を再度判定する
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  4. 請求項3記載の閃光制御装置において、
    前記報知制御部は、前記適正発光強度が、前記演算された最大発光強度より大きい場合には、前記適正発光強度を該演算された最大発光強度に最も近くする撮影距離を推奨撮影距離として求め、該適正発光強度が前記演算された最小発光強度より小さい場合には、該適正発光強度を該演算された最小発光強度に最も近くする撮影距離を該推奨撮影距離として求め、その求められた該推奨撮影距離を前記報知部に報知せしめる
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  5. 請求項3又は4記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記報知制御部での前記大小関係の再判定において、前記適正発光強度が前記電子閃光装置の発光可能範囲外であると判定されると、前記適正発光強度を前記発光可能範囲内にするための、前記撮影距離、前記絞り値、前記撮像感度、及び前記露光時間の少なくとも1つの修正値を求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記電子閃光装置が前記単発発光モードの場合、前記演算部は、前記適正発光強度を、前記撮影距離の2乗及び前記絞り値の2乗に比例し、前記撮像感度に反比例するように求め、
    前記電子閃光装置が前記FP発光モードの場合、前記演算部は、前記適正発光強度を、前記撮影距離の2乗及び前記絞り値の2乗に比例し、前記撮像感度及び前記露光時間に反比例するように求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記発光制御部は、前記カメラ側のシャッタのX秒時より前記露光時間が短い場合には、前記電子閃光装置を前記FP発光モードにし、
    前記演算部は、前記電子閃光装置の発光モードが切り替わる場合には、前記撮影距離を変更せずに前記適正発光強度を新たに求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記適正発光強度が前記電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、前記発光可能範囲外の場合には、前記適正発光強度を前記発光可能範囲内にする、前記撮影距離、前記絞り値、前記撮像感度、及び前記露光時間の少なくとも1つの修正値を求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記電子閃光装置が前記FP発光モードの場合に、前記適正発光強度が前記FP発光の最大発光強度より大きいか否かを判定し、
    前記判定において大きいと判定されると、前記演算部は、前記露光時間を前記カメラ側のシャッタのX秒時より長くして前記絞り値を大きくするように前記カメラ側に指令し、且つ前記発光制御部は、前記電子閃光装置を前記単発発光モードに切り替える
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記電子閃光装置が前記単発発光モードの場合に、前記適正発光強度が前記単発発光の最大発光強度より大きいか否かを判定し、
    前記判定において大きいと判定されると、前記演算部は、前記露光時間を短くして前記絞り値を下げる絞り値低減動作と、前記撮像感度を増大させる撮像感度増大動作の少なくともいずれかを前記カメラ側に指令する
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記電子閃光装置が前記単発発光モードの場合に、前記適正発光強度が前記単発発光の最小発光強度より小さいか否かを判定し、
    前記判定において小さいと判定されると、前記発光制御部は、前記電子閃光装置を前記FP発光モードに切り替える
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記電子閃光装置が前記FP発光モードの場合に、前記適正発光強度が前記FP発光の最小発光強度より小さいか否かを判定し、
    前記判定において小さいと判定されると、前記演算部は、前記撮像感度を低減させる撮像感度低減動作を前記カメラ側に指令する
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記カメラ側が測定する前記被写体と前記カメラ側との距離を測定距離として取得する手段を有し、
    前記報知制御部は、前記測定距離と前記撮影距離とが大きく異なると前記演算部が判定した場合には、その旨を前記報知部に報知せしめる
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  14. 請求項13記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記撮影距離が前記入力部を介して入力されていない場合には、前記撮影距離の代わりに前記測定距離に応じて、前記適正発光強度を求める
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記適正発光強度が前記電子閃光装置の発光可能範囲外か否かを判定し、
    前記報知制御部は、前記絞り値、前記露光時間、前記電子閃光装置の発光部の配光角の少なくともいずれかの変化により、前記適正発光強度が前記電子閃光装置の発光可能範囲から外れた場合には、前記報知部にその旨を報知せしめる
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれか1項記載の閃光制御装置において、
    前記演算部は、前記被写体の輝度が変化したことにより前記絞り値の適正値及び前記露出時間の適正値の少なくともいずれかが変化すると、その変化があった旨を前記報知部に報知せしめる
    ことを特徴とする閃光制御装置。
  17. 請求項1〜請求項16のいずれか1項記載の閃光制御装置及び発光部を備えていると共に、前記単発発光モード及び前記FP発光モードを切り替え可能に有する
    ことを特徴とする電子閃光装置。
  18. 請求項1〜請求項16のいずれか1項記載の閃光制御装置及び発光部を備えていると共に、前記単発発光モード及び前記FP発光モードを切り替え可能に有する電子閃光装置と、
    前記電子閃光装置を装着可能であり、被写体を撮像する撮像部を有するカメラと、
    を備えていることを特徴とする撮影システム。
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