JP2006259646A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 主被写体に対するストロボ調光を行って、適正な露光でストロボ撮影を行う。
【解決手段】 測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置20の発光光量を演算し、算出されるストロボ装置20の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する。撮影視野画面内における所望の被写体位置を操作部16の指示操作部にて指定し、その指示操作部により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、ストロボ装置の発光光量を補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】 測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置20の発光光量を演算し、算出されるストロボ装置20の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する。撮影視野画面内における所望の被写体位置を操作部16の指示操作部にて指定し、その指示操作部により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、ストロボ装置の発光光量を補正する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被写体を照明するためのストロボ装置の予備発光を用いる調光制御に係り、特に種々の構図において適切な調光による撮影を実現し得るディジタルカメラ等に好適な撮影装置に関するものである。
ディジタルカメラ等の撮影装置において、被写体の照明用光源または撮影の補助光源としてストロボ装置が用いられる。近年、この種のストロボ装置においては、実際の撮影の直前に予備発光を行って被写体の反射光を計測し、その予備発光の測光情報に基づいて撮影時の発光光量を調整する調光システムが採用されることが多くなってきている。このような予備発光によりストロボ装置の調光を行うシステムは、例えば特許文献1(特許第3217410号)および特許文献2(特開2000−155358号)等に開示されている。特許文献1には、被写体距離に基づく発光光量情報と発光電源としての主コンデンサの充電電圧に基づいて予備発光の発光時間を決定することにより、適正な予備発光および確実な発光動作を可能とし、主コンデンサの小型化および低コスト化を図ることが示されている。また、特許文献2には、測光領域を多数分割してストロボ非発光状態および予備発光状態で測光を行い、その測光結果の差から各分割領域についての予備発光による被写体反射光量を求めて、調光対象領域を選択決定して重み付けして調光を行うことが示されている。
ところで、このようなストロボ装置を用いるストロボ撮影時に、撮影しようとする主被写体が、ストロボ発光光量を決定する調光位置に位置していない場合には、適正な調光が行われない。すなわち、ストロボ撮影時には、予め定められた位置、または予備発光に基づいて選択決定された分割領域の重み付けに従って、調光が行われるため、先に述べたように主被写体が該当する調光位置に位置していない場合には、主被写体に対する露出の過不足が発生する。
一方、一般にAE(自動露出)およびAF(オートフォーカス)は、いずれもロック機能があるため、構図の何処に主被写体があっても適正な撮影を行うことができる。一般的には、例えば、主被写体を画面中心に位置させた状態で、2段操作のレリーズの1段目(いわゆる半押し)操作によって、測光および測距させて、AEおよびAFを動作させ、そのまま1段目操作状態を維持することによってロックさせた状態で、構図を所望の構図に変更して、レリーズを2段目(いわゆる全押し)まで操作することによって、主被写体が画面内のどこにあっても適正な撮影を行うことができる。しかしながら、ストロボ撮影の場合には、撮影時に調光が行われるため、調光状態をロックすることができない。
一方、一般にAE(自動露出)およびAF(オートフォーカス)は、いずれもロック機能があるため、構図の何処に主被写体があっても適正な撮影を行うことができる。一般的には、例えば、主被写体を画面中心に位置させた状態で、2段操作のレリーズの1段目(いわゆる半押し)操作によって、測光および測距させて、AEおよびAFを動作させ、そのまま1段目操作状態を維持することによってロックさせた状態で、構図を所望の構図に変更して、レリーズを2段目(いわゆる全押し)まで操作することによって、主被写体が画面内のどこにあっても適正な撮影を行うことができる。しかしながら、ストロボ撮影の場合には、撮影時に調光が行われるため、調光状態をロックすることができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、主被写体に対するストロボ調光を行って、適正な露光でストロボ撮影を行うことを可能とする撮影装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明の目的は、特に、撮影時に所望の主被写体位置を直接指定して、予備発光による調光を行って、適正な露光とすることを可能とする撮影装置を提供することにある。
請求項2に記載の発明の目的は、特に、予め入力した指定位置に所望の主被写体を位置させて適正なストロボ調光を行い得る撮影装置を提供することにある。
請求項3に記載の発明の目的は、特に、2段操作のレリーズ操作手段を用いて主被写体位置をAEおよびAFのロックとほぼ同様に指定して適正なストロボ調光を行うことが可能な撮影装置を提供することにある。
請求項4に記載の発明の目的は、特に、ストロボ調光の補正状況に対応したモニタ表示を行って調光状態を容易に把握し得る撮影装置を提供することにある。
請求項5に記載の発明の目的は、特に、主被写体の位置指定がむやみに持続されるのを防止し得る撮影装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明の目的は、特に、撮影時に所望の主被写体位置を直接指定して、予備発光による調光を行って、適正な露光とすることを可能とする撮影装置を提供することにある。
請求項2に記載の発明の目的は、特に、予め入力した指定位置に所望の主被写体を位置させて適正なストロボ調光を行い得る撮影装置を提供することにある。
請求項3に記載の発明の目的は、特に、2段操作のレリーズ操作手段を用いて主被写体位置をAEおよびAFのロックとほぼ同様に指定して適正なストロボ調光を行うことが可能な撮影装置を提供することにある。
請求項4に記載の発明の目的は、特に、ストロボ調光の補正状況に対応したモニタ表示を行って調光状態を容易に把握し得る撮影装置を提供することにある。
請求項5に記載の発明の目的は、特に、主被写体の位置指定がむやみに持続されるのを防止し得る撮影装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明に係る撮影装置は、上述した目的を達成するために、
測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置の発光光量を演算する光量演算手段と、
前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段と、
を具備してストロボ撮影を行う撮影装置において、
撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段を備え、且つ
前記光量補正手段は、前記位置指定手段により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を補正する手段を含むことを特徴としている。
測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置の発光光量を演算する光量演算手段と、
前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段と、
を具備してストロボ撮影を行う撮影装置において、
撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段を備え、且つ
前記光量補正手段は、前記位置指定手段により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を補正する手段を含むことを特徴としている。
請求項2に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1の撮影装置であって、
前記位置指定手段が、
予め指定位置を入力する位置入力手段と、
この位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段と
を含み、且つ
前記光量補正手段が、前記位置記憶手段に記憶した位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する
ことを特徴としている。
請求項3に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1または請求項2の撮影装置であって、
1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段を備えるとともに、
前記位置指定手段が、
前記レリーズ操作手段の1段目操作検出後に撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための手段を含み、且つ
前記光量補正手段が、
前記レリーズ操作手段の2段目操作検出時に、前記位置指定手段により指定された位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む
ことを特徴としている。
前記位置指定手段が、
予め指定位置を入力する位置入力手段と、
この位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段と
を含み、且つ
前記光量補正手段が、前記位置記憶手段に記憶した位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する
ことを特徴としている。
請求項3に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1または請求項2の撮影装置であって、
1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段を備えるとともに、
前記位置指定手段が、
前記レリーズ操作手段の1段目操作検出後に撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための手段を含み、且つ
前記光量補正手段が、
前記レリーズ操作手段の2段目操作検出時に、前記位置指定手段により指定された位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む
ことを特徴としている。
請求項4に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮影装置であって、
少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段と、
前記位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、前記モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段と
を含むことを特徴としている。
請求項5に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮影装置であって、
前記位置指定手段が、撮影後に指定位置を解除するための手段を含むことを特徴としている。
少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段と、
前記位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、前記モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段と
を含むことを特徴としている。
請求項5に記載した発明に係る撮影装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮影装置であって、
前記位置指定手段が、撮影後に指定位置を解除するための手段を含むことを特徴としている。
本発明によれば、主被写体に対するストロボ調光を行って、適正な露光でストロボ撮影を行うことを可能とする撮影装置を提供することができる。
すなわち請求項1に記載の発明に係る撮影装置によれば、
測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置の発光光量を演算する光量演算手段と、
前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段と、
を具備してストロボ撮影を行う撮影装置において、
撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段を備え、且つ
前記光量補正手段は、前記位置指定手段により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む構成としたので、特に、撮影時に所望の主被写体位置を直接指定して、予備発光による調光を行って、適正な露光とすることが可能となる。
すなわち請求項1に記載の発明に係る撮影装置によれば、
測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置の発光光量を演算する光量演算手段と、
前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段と、
を具備してストロボ撮影を行う撮影装置において、
撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段を備え、且つ
前記光量補正手段は、前記位置指定手段により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む構成としたので、特に、撮影時に所望の主被写体位置を直接指定して、予備発光による調光を行って、適正な露光とすることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1の撮影装置において、
前記位置指定手段が、
予め指定位置を入力する位置入力手段と、
この位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段と
を含み、且つ
前記光量補正手段が、前記位置記憶手段に記憶した位置について、ストロボ装置の発光光量を補正するように構成したので、特に、予め入力した指定位置に主被写体を位置させて適正なストロボ調光を行うことができる。
請求項3に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1または請求項2の撮影装置において、
1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段を備えるとともに、
前記位置指定手段が、
前記レリーズ操作手段の1段目操作検出後に撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための手段を含み、且つ
前記光量補正手段が、
前記レリーズ操作手段の2段目操作検出時に、前記位置指定手段により指定された位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む構成としたので、特に、2段操作のレリーズ操作手段を用いて主被写体位置をAEおよびAFのロックとほぼ同様に指定して適正なストロボ調光を行うことが可能となる。
前記位置指定手段が、
予め指定位置を入力する位置入力手段と、
この位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段と
を含み、且つ
前記光量補正手段が、前記位置記憶手段に記憶した位置について、ストロボ装置の発光光量を補正するように構成したので、特に、予め入力した指定位置に主被写体を位置させて適正なストロボ調光を行うことができる。
請求項3に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1または請求項2の撮影装置において、
1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段を備えるとともに、
前記位置指定手段が、
前記レリーズ操作手段の1段目操作検出後に撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための手段を含み、且つ
前記光量補正手段が、
前記レリーズ操作手段の2段目操作検出時に、前記位置指定手段により指定された位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む構成としたので、特に、2段操作のレリーズ操作手段を用いて主被写体位置をAEおよびAFのロックとほぼ同様に指定して適正なストロボ調光を行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮影装置において、
少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段と、
前記位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、前記モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段と
を含む構成としたので、特に、ストロボ調光の補正状況に対応したモニタ表示を行って調光状態を容易に把握することができる。
請求項5に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮影装置において、
前記位置指定手段が、撮影後に指定位置を解除するための手段を含む構成としたので、特に、主被写体の位置指定がむやみに持続されるのを防止することができる。
少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段と、
前記位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、前記モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段と
を含む構成としたので、特に、ストロボ調光の補正状況に対応したモニタ表示を行って調光状態を容易に把握することができる。
請求項5に記載の発明に係る撮影装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮影装置において、
前記位置指定手段が、撮影後に指定位置を解除するための手段を含む構成としたので、特に、主被写体の位置指定がむやみに持続されるのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の撮影装置としてのディジタルカメラを詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一つの実施の形態に係るディジタルカメラの要部の構成を示している。図1は、カメラの主要な構成を模式的に示すブロック図、そして図2は、カメラを背面側から見た主要部分のレイアウト構成を模式的に示す背面図である。
図1に示すカメラは、CPU(中央処理部)11、画像入力部12、LCD(液晶ディスプレイ)モニタ部13、音声入力部14、音声出力部15、操作部16、測光入力部17、測距入力部18、外部入/出力インタフェース(外部I/O)部19、ストロボ装置20、表示部21、そして記憶部22を具備している。
図1において、CPU11は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、カメラ全体の制御をつかさどる。画像入力部12は、シャッタ、撮影レンズ、フォーカス駆動部、絞り駆動部、CCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素子および画像取込回路等から構成されている。この画像入力部12から入力された画像データをCPU11で処理し、LCDモニタ部13に表示する。また、LCDモニタ部13では、メニュー表示、画像の拡大表示および撮影条件表示等の表示も行う。音声入力部14は、マイク(マイクロフォン)等からなり、音響振動である音声を電気的な音声信号に変換して入力する。音声出力部15は、スピーカ等からなり、音声信号を物理的な音響振動に変換して出力する。
図1および図2は、本発明の一つの実施の形態に係るディジタルカメラの要部の構成を示している。図1は、カメラの主要な構成を模式的に示すブロック図、そして図2は、カメラを背面側から見た主要部分のレイアウト構成を模式的に示す背面図である。
図1に示すカメラは、CPU(中央処理部)11、画像入力部12、LCD(液晶ディスプレイ)モニタ部13、音声入力部14、音声出力部15、操作部16、測光入力部17、測距入力部18、外部入/出力インタフェース(外部I/O)部19、ストロボ装置20、表示部21、そして記憶部22を具備している。
図1において、CPU11は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、カメラ全体の制御をつかさどる。画像入力部12は、シャッタ、撮影レンズ、フォーカス駆動部、絞り駆動部、CCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素子および画像取込回路等から構成されている。この画像入力部12から入力された画像データをCPU11で処理し、LCDモニタ部13に表示する。また、LCDモニタ部13では、メニュー表示、画像の拡大表示および撮影条件表示等の表示も行う。音声入力部14は、マイク(マイクロフォン)等からなり、音響振動である音声を電気的な音声信号に変換して入力する。音声出力部15は、スピーカ等からなり、音声信号を物理的な音響振動に変換して出力する。
音声入力部14から入力された音声信号は、CPU11で処理されて、音声出力部15から出力される。
操作部16は、ボタン、レバー、ダイヤル、スライド部材および押圧部材等のような各種の形態の操作部材を用いるスイッチまたは電気的変換器からなり、当該カメラの動作条件の設定、レリーズ、ズームおよびデータ処理等の指示操作を行う。この場合の電気的変換器は、機械的変位を電気抵抗、静電容量、リアクタンスのようなインピーダンス等の電気的特性の変化に変換するものであり、典型的には、可変抵抗等が用いられる。
測光入力部17は、光センサ等を用いて構成され、外光の状態を入力する。測距入力部18は、測距センサから得られる被写体までの距離情報を入力するものであるが、画像入力部12のCCD固体撮像素子等で読み込まれる画像情報から距離情報または合焦情報を得る場合には測距センサ18は不要となる場合もある。外部入/出力インタフェース部19は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置との間での通信を行う。ストロボ装置20は、コンデンサ等を含む充電部および発光管等を含む発光部で構成され、CPU11からの信号によって充電制御および発光制御が行われる。
操作部16は、ボタン、レバー、ダイヤル、スライド部材および押圧部材等のような各種の形態の操作部材を用いるスイッチまたは電気的変換器からなり、当該カメラの動作条件の設定、レリーズ、ズームおよびデータ処理等の指示操作を行う。この場合の電気的変換器は、機械的変位を電気抵抗、静電容量、リアクタンスのようなインピーダンス等の電気的特性の変化に変換するものであり、典型的には、可変抵抗等が用いられる。
測光入力部17は、光センサ等を用いて構成され、外光の状態を入力する。測距入力部18は、測距センサから得られる被写体までの距離情報を入力するものであるが、画像入力部12のCCD固体撮像素子等で読み込まれる画像情報から距離情報または合焦情報を得る場合には測距センサ18は不要となる場合もある。外部入/出力インタフェース部19は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置との間での通信を行う。ストロボ装置20は、コンデンサ等を含む充電部および発光管等を含む発光部で構成され、CPU11からの信号によって充電制御および発光制御が行われる。
表示部21は、LED(発光ダイオード)または液晶パネル等からなり、合焦・非合焦等を含むAFの動作状態、発光・非発光・使用可能(充電完了)・使用不可等を含むストロボの状態などの情報を表示する。記憶部22は、メモリ等からなり、当該カメラの動作に必要な各種データの記憶および画像と音声のデータの記憶等を行う。
図2は、カメラボディCBの背面側におけるLCDモニタ13の表示画面13aと、操作部16の一部であり主被写体の位置指定時に使用可能な指示操作部16aとのレイアウトの一例を示しており、表示画面13aには、位置指定時の指定位置の中心を示す、例えば十字状のカーソルが示されている。主被写体の位置指定の入力に際しては、LCDモニタ13の表示画面13aを見ながら、表示画面13a上に表示される十字状のカーソルを、モード設定や各種条件設定用と共用される指示操作部16aにおける上下左右の方向スイッチによって、表示画面13a上で移動させる。カーソルが所望の位置に位置したら、セレクトスイッチ(この場合、スイッチ操作面に「OK」と表示されている)をオンとすることによって、指定位置が読み込まれる。読み込み後は、十字状のカーソルの表示で指定位置調光モードで動作中であることと指定位置を示しており、この状態では撮影時にカーソル位置に対応する被写体位置に合わせて調光される(調光の詳細については後述される)(請求項1および請求項2に対応する)。
図2は、カメラボディCBの背面側におけるLCDモニタ13の表示画面13aと、操作部16の一部であり主被写体の位置指定時に使用可能な指示操作部16aとのレイアウトの一例を示しており、表示画面13aには、位置指定時の指定位置の中心を示す、例えば十字状のカーソルが示されている。主被写体の位置指定の入力に際しては、LCDモニタ13の表示画面13aを見ながら、表示画面13a上に表示される十字状のカーソルを、モード設定や各種条件設定用と共用される指示操作部16aにおける上下左右の方向スイッチによって、表示画面13a上で移動させる。カーソルが所望の位置に位置したら、セレクトスイッチ(この場合、スイッチ操作面に「OK」と表示されている)をオンとすることによって、指定位置が読み込まれる。読み込み後は、十字状のカーソルの表示で指定位置調光モードで動作中であることと指定位置を示しており、この状態では撮影時にカーソル位置に対応する被写体位置に合わせて調光される(調光の詳細については後述される)(請求項1および請求項2に対応する)。
この指定位置調光モードにおいて、モード選択スイッチ(この場合、スイッチ操作面に「MD」と表示されている)の操作によって指定位置調光モードを解除すると、表示画面13aから十字状のカーソルが消える。方向スイッチについては、図2に示した上下左右の各方向毎のスイッチの代わりに、ゲーム等の操作に広く用いられている十字キーや、ジョイスティックのような操作入力手段を用いることもできる。
なお、このように予め指定した位置を、モード設定により、モード切替まで維持する動作に代えて、またはそれに加えて、操作部16に含まれるレリーズ操作手段であるレリーズスイッチ(図示されていない)の1段目の半押し操作で、AEやAFのロックと同時に位置指定を行って指定位置を保持し、2段目の全押し操作で撮影を行うようにしても良い(請求項3に対応する)。この場合、1段目のレリーズ操作状態で表示画面上の位置指定も行う必要があるため、表示画面上の位置指定が簡易に行えなければならず、表示画面上に重ね合わせて配置したタッチパネルを押圧することによる入力が望ましい。すなわち、LCDモニタ13aに代えて、図3に示すように、モニタ表示画面23a上にタッチパネル23bを設けて構成したLCDモニタ23をCPU11に接続して設ける。LCDモニタ23のモニタ表示画面23a上にタッチパネル23bが重ね合わせて配置され、タッチパネル23bのモニタ表示画面23a上の所望の部位に対応する個所を押圧することによって、タッチパネル23bから指定位置に対応する位置データがCPU11に読み込まれる。
なお、このように予め指定した位置を、モード設定により、モード切替まで維持する動作に代えて、またはそれに加えて、操作部16に含まれるレリーズ操作手段であるレリーズスイッチ(図示されていない)の1段目の半押し操作で、AEやAFのロックと同時に位置指定を行って指定位置を保持し、2段目の全押し操作で撮影を行うようにしても良い(請求項3に対応する)。この場合、1段目のレリーズ操作状態で表示画面上の位置指定も行う必要があるため、表示画面上の位置指定が簡易に行えなければならず、表示画面上に重ね合わせて配置したタッチパネルを押圧することによる入力が望ましい。すなわち、LCDモニタ13aに代えて、図3に示すように、モニタ表示画面23a上にタッチパネル23bを設けて構成したLCDモニタ23をCPU11に接続して設ける。LCDモニタ23のモニタ表示画面23a上にタッチパネル23bが重ね合わせて配置され、タッチパネル23bのモニタ表示画面23a上の所望の部位に対応する個所を押圧することによって、タッチパネル23bから指定位置に対応する位置データがCPU11に読み込まれる。
すなわち、指定位置の設定動作は、撮影モードとして指定位置調光モードを設け、メニューに指定位置調光モードのオン/オフ設定を用意する。方向スイッチで指定位置調光モードのオンが設定され、セレクトスイッチのオンでそれがCPU11に読込まれると、1段目のレリーズ操作が検出された状態で、2段目のレリーズ操作が検出される直前のタッチパネル23bの押圧位置情報が、位置指定情報としてCPU11に読み込まれ、CPU11は、当該押圧位置に対応するモニタ表示画面23aの画像情報、すなわち画像入力部12のCCD固体撮像素子における画素データを用いてストロボ装置20の発光光量制御を行う。
タッチパネル23bを用いる場合の指定位置の輝度情報の取得にあたっては、被写体の位置とタッチパネル23b上の位置とで相関を取る。つまり、被写体の位置をCCD固体撮像素子上の位置として認識し、タッチパネル23b上の位置をX,Y座標で認識し、CCD固体撮像素子の所定位置に対応するタッチパネル23b上の位置、すなわちX,Y座標(=アドレス)を取得する。この取得については、CCD固体撮像素子の1画素毎に取得してもいいが、所定画素毎に1つのエリアとしてCCD固体撮像素子を、例えば36エリアに分割し、タッチパネル23bも36分割して、被写体に対応するCCD固体撮像素子の位置を指定することによって、その指定位置を含むCCD固体撮像素子のエリアを認識し、そのCCD固体撮像素子のエリアに対応するタッチパネル23bのエリアを認識するようにして取得してもよい。
タッチパネル23bを用いる場合の指定位置の輝度情報の取得にあたっては、被写体の位置とタッチパネル23b上の位置とで相関を取る。つまり、被写体の位置をCCD固体撮像素子上の位置として認識し、タッチパネル23b上の位置をX,Y座標で認識し、CCD固体撮像素子の所定位置に対応するタッチパネル23b上の位置、すなわちX,Y座標(=アドレス)を取得する。この取得については、CCD固体撮像素子の1画素毎に取得してもいいが、所定画素毎に1つのエリアとしてCCD固体撮像素子を、例えば36エリアに分割し、タッチパネル23bも36分割して、被写体に対応するCCD固体撮像素子の位置を指定することによって、その指定位置を含むCCD固体撮像素子のエリアを認識し、そのCCD固体撮像素子のエリアに対応するタッチパネル23bのエリアを認識するようにして取得してもよい。
なお、先に述べたように、1段目のレリーズ操作による位置指定のロックを行わずに、予め発光光量の補正制御の位置指定を行う場合には、位置指定の入力に、タッチパネル23bを用いる方法および十字状等の位置カーソルを方向スイッチで移動させる方法のどちらを用いても良い。すなわち、方向スイッチを用いる場合は、指定位置調光モードに設定すると、画像入力部12のCCD固体撮像素子でとらえられている被写体画像が表示されているモニタ表示画面13aに位置を特定する位置カーソルが表示され、この位置カーソルは、上下左右の方向スイッチの操作によって画面上を自由に移動する。位置カーソルを指定の位置に動かした状態で撮影を行えば、その位置に対応するCCD固体撮像素子の画素データを使用して、ストロボ装置20の発光光量の補正制御が行われる。
なお、指定位置については、記憶され(請求項2に対応する)、次回の撮影時にも指定位置調光モードが設定されていれば、位置カーソルによる指定位置の表示を行い、その位置で光量補正が行われる、指定位置調光モードを解除すると、調光位置は、初期の位置(画面中心)に戻りリセットされる。このとき、位置カーソルは、表示を消すようにしても良いが、調光部位を明示するために表示したままとしても良い。但し、指定位置を記憶させずに、撮影毎に毎回リセットするようにしても良く(請求項5に対応する)、いずれとするかを用途によって選択できるようにしても良い。
なお、指定位置については、記憶され(請求項2に対応する)、次回の撮影時にも指定位置調光モードが設定されていれば、位置カーソルによる指定位置の表示を行い、その位置で光量補正が行われる、指定位置調光モードを解除すると、調光位置は、初期の位置(画面中心)に戻りリセットされる。このとき、位置カーソルは、表示を消すようにしても良いが、調光部位を明示するために表示したままとしても良い。但し、指定位置を記憶させずに、撮影毎に毎回リセットするようにしても良く(請求項5に対応する)、いずれとするかを用途によって選択できるようにしても良い。
図4は、上述したいずれかの方法で、事前に指定されている監視指定位置の画像データをCPU11が読込み、予め設定されている輝度値、すなわち適正露光量データ、と比較し、両者の差に基づくテーブル検索または演算によって、ストロボ光量の補正量を求めて、ストロボ発光を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
すなわち、ストロボ発光補正制御が開始され、レリーズの2段目の操作が検出されると(ステップS11)、予備発光を行い(ステップS12)、画像データを読み込んで(ステップS13)、読込んだ画像データから指定位置に対応する画素の輝度値Aを読み出す(ステップS14)。そして、予め設定してある適正輝度値B(ステップS15)と許容範囲C(ステップS16)を読み出し、X=A−Bを求めて(ステップS17)、Xが許容範囲Cの値以下になるか否かを判断する(ステップS18)。
X>Cと判断された場合は+(プラス)の露出補正を行って(ステップS19)、本発光によるストロボ撮影に移行する。また、ステップS18で、X>Cでないと判断された場合には、X<Cであるか否かが判断され(ステップS20)、X<Cと判断された場合は−(マイナス)の露出補正を行って(ステップ21)、本発光によるストロボ撮影に移行する。なお、ステップS20でX<Cでないと判断された場合には、露出補正を行わないので、露出補正値がリセットされる。
すなわち、ストロボ発光補正制御が開始され、レリーズの2段目の操作が検出されると(ステップS11)、予備発光を行い(ステップS12)、画像データを読み込んで(ステップS13)、読込んだ画像データから指定位置に対応する画素の輝度値Aを読み出す(ステップS14)。そして、予め設定してある適正輝度値B(ステップS15)と許容範囲C(ステップS16)を読み出し、X=A−Bを求めて(ステップS17)、Xが許容範囲Cの値以下になるか否かを判断する(ステップS18)。
X>Cと判断された場合は+(プラス)の露出補正を行って(ステップS19)、本発光によるストロボ撮影に移行する。また、ステップS18で、X>Cでないと判断された場合には、X<Cであるか否かが判断され(ステップS20)、X<Cと判断された場合は−(マイナス)の露出補正を行って(ステップ21)、本発光によるストロボ撮影に移行する。なお、ステップS20でX<Cでないと判断された場合には、露出補正を行わないので、露出補正値がリセットされる。
すなわち、所望の位置の輝度情報を取得し、その輝度情報と予め設定した適正輝度値Bとの差が許容範囲になるように補正制御する。例えば、被写体の輝度を取得して、被写体が白なら、白に対して設定された係数である適正輝度値Bとの差を許容範囲に抑えることによって被写体を白っぽく見せるように補正する。
露出補正の補正値D(EV)は、
D=log(B/A)/log2
で求めることができる。
ここで、予備発光の光量を多くすると本発光の光量が低下してストロボ光の到達距離が短くなるため、予備発光の光量はできるだけ抑えたいので、予備発光時は、画像入力部12のCCD固体撮像素子の感度を可能な限り高く設定して、被写体反射光を受光する。
ストロボの適正発光光量L(GNO.:ガイドナンバ)は、被写体までの距離l、撮影時のISO露光感度Sおよび絞りFとして、
L=((√2)ΔSV)*l*F
ΔSV=log(100/S)/log2
であらわされ、ストロボ発光光量の補正された光量Gは、
G=L*SQR2D
ここで、SQR=√ であるので、
結局、ストロボ発光光量の補正された光量Gは、
G=L*(√2)D
で算出することができ、補正された光量G(GNO.)で発光させれば良い。
露出補正の補正値D(EV)は、
D=log(B/A)/log2
で求めることができる。
ここで、予備発光の光量を多くすると本発光の光量が低下してストロボ光の到達距離が短くなるため、予備発光の光量はできるだけ抑えたいので、予備発光時は、画像入力部12のCCD固体撮像素子の感度を可能な限り高く設定して、被写体反射光を受光する。
ストロボの適正発光光量L(GNO.:ガイドナンバ)は、被写体までの距離l、撮影時のISO露光感度Sおよび絞りFとして、
L=((√2)ΔSV)*l*F
ΔSV=log(100/S)/log2
であらわされ、ストロボ発光光量の補正された光量Gは、
G=L*SQR2D
ここで、SQR=√ であるので、
結局、ストロボ発光光量の補正された光量Gは、
G=L*(√2)D
で算出することができ、補正された光量G(GNO.)で発光させれば良い。
この発光光量制御は、発光トリガ信号の出力による発光開始から発光停止までの時間で制御され、ストロボの発光制御素子としては、一般にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)が使用される。IGBTのオンで発光が開始され、IGBTのオフで発光が停止して発光を完了する。発光開始から発光停止までの時間とGNO.の関係をテーブルにしておき、光量GとテーブルからIGBTのオン時間を求め、この時間だけIGBTをオンとすることによって、所要の光量GのGNO.で撮影を行うことができる。ここで、計算は、ISO露光感度100の時のGNO.に置き換えているため、ISO露光感度100の値のテーブルを作っておけば良い。
カメラとしては、撮影距離、絞りおよび予備発光用の感度等の撮影条件によって決まる予備発光光量で、1回目のストロボ発光を行い、反射光をCCD固体撮像素子で画像データに変換し、指定位置の輝度データを比較して、補正値Dの値を求める、撮影距離、絞りおよび設定感度等の撮影条件で決定される適正発光光量Lの値と補正値Dから補正後の発光光量Gが求められ、光量GとテーブルとからIGBTのオン時間が求められる。
カメラとしては、撮影距離、絞りおよび予備発光用の感度等の撮影条件によって決まる予備発光光量で、1回目のストロボ発光を行い、反射光をCCD固体撮像素子で画像データに変換し、指定位置の輝度データを比較して、補正値Dの値を求める、撮影距離、絞りおよび設定感度等の撮影条件で決定される適正発光光量Lの値と補正値Dから補正後の発光光量Gが求められ、光量GとテーブルとからIGBTのオン時間が求められる。
露光に際しては、レリーズの1段目操作によるフォーカス制御および絞り制御の後に、図4のフローチャートに従って、シャター開動作、ストロボ予備発光、シャター閉動作、被写体反射光の画像データの読み込みが行われ、読込み後に図4のステップS15〜S22の処理が実施され、ストロボ発光光量の補正値が決まり、本発光の発光光量が決まり、シャター開、ストロボ本発光、シャター閉、そしてCCD固体撮像素子による画像データの読込みの順に行われる。ストロボ発光光量の補正値Dは、画像データの輝度値Aがリニアな特性であるものとして計算しているが、データによっては、何らかの補正が施されている場合がある。このような場合は、補正テーブル等を用いて、リニアな特性に変換してから補正値Dを求めれば良い。露出補正が操作部からの入力によって、設定されている場合は、露出補正分の露光量をシフトするため、適正輝度値を補正値bだけシフトすれば良い。すなわち、補正前の適正輝度値をB′とすると、適正輝度値Bは、
B=B′*2b
で求められる。このような適正輝度値Bを基準として制御を行えば良い。
B=B′*2b
で求められる。このような適正輝度値Bを基準として制御を行えば良い。
CPU11は、それに接続された各部と共に、測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置20の発光光量を演算する光量演算手段、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置20の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段を構成する。撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段およびその位置入力手段は、指示操作部16aおよび/またはタッチパネル23b等で構成される。位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段は、記憶部22で構成され、1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段は、操作部16に含まれ、少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段は、CPU11の機能とLCDモニタ13または23との結合により構成され、位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段は、CPU11の機能として構成される。
なお、上述においては、予備発光で発光光量の補正を行う実施の形態について記載したが、従前のストロボ撮影で発光光量の補正値を求めておき、次のストロボ撮影時にその値で発光光量の補正を行うシステムにおいても上述と同様にして実施することができる。
なお、上述においては、予備発光で発光光量の補正を行う実施の形態について記載したが、従前のストロボ撮影で発光光量の補正値を求めておき、次のストロボ撮影時にその値で発光光量の補正を行うシステムにおいても上述と同様にして実施することができる。
なお、主被写体の位置の指定にあたっては、上述したタッチパネル23bまたは方向スイッチによる位置指定の他に、顔等の特定の画像を指定することによって、その画像が動くとその動きに追随して画像を認識しつづける画像認識プログラムを利用することなどが考えられる。
したがって、本発明の撮影装置によれば、撮影者が撮影したい主被写体が画面の中心にない場合に、被写体の反射率との状況によって発生する露出の過不足を適切に補正して、適正なストロボ撮影を行うことができる(請求項1)。また、主被写体の位置を所望の場所に固定したい場合には、記憶手段に記憶させることによって、毎回設定せずに済むようにすることができる(請求項2)。レリーズの1段目操作の後にモニタを見て位置を指定することによって、被写体画像を見ながら、撮影時に位置指定することができる(請求項3)。指定した位置の輝度が適正になるように、モニタの輝度を調整することによって、撮影後の画像の状況を事前に確認することができる(請求項4)。撮影後に、位置指定を、自動的に解除することによって、次回の撮影時に、不用意な露出誤差の発生を防止することができる。
したがって、本発明の撮影装置によれば、撮影者が撮影したい主被写体が画面の中心にない場合に、被写体の反射率との状況によって発生する露出の過不足を適切に補正して、適正なストロボ撮影を行うことができる(請求項1)。また、主被写体の位置を所望の場所に固定したい場合には、記憶手段に記憶させることによって、毎回設定せずに済むようにすることができる(請求項2)。レリーズの1段目操作の後にモニタを見て位置を指定することによって、被写体画像を見ながら、撮影時に位置指定することができる(請求項3)。指定した位置の輝度が適正になるように、モニタの輝度を調整することによって、撮影後の画像の状況を事前に確認することができる(請求項4)。撮影後に、位置指定を、自動的に解除することによって、次回の撮影時に、不用意な露出誤差の発生を防止することができる。
11 CPU(中央処理装置)
12 画像入力部
13,23 LCD(液晶ディスプレイ)モニタ
13a,23a モニタ表示画面
14 音声入力部
15 音声出力部
16 操作部
17 測光入力部
18 測距入力部
19 外部入/出力インタフェース(外部I/O)部
20 ストロボ装置
21 表示部
22 記憶部
23b タッチパネル
12 画像入力部
13,23 LCD(液晶ディスプレイ)モニタ
13a,23a モニタ表示画面
14 音声入力部
15 音声出力部
16 操作部
17 測光入力部
18 測距入力部
19 外部入/出力インタフェース(外部I/O)部
20 ストロボ装置
21 表示部
22 記憶部
23b タッチパネル
Claims (5)
- 測距情報、撮影感度情報および絞り情報の少なくともいずれかに基づいてストロボ装置の発光光量を演算する光量演算手段と、
前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を、被写体からのストロボ反射光に基づいて補正して撮影に供する光量補正手段と、
を具備してストロボ撮影を行う撮影装置において、
撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための位置指定手段を備え、且つ
前記光量補正手段は、前記位置指定手段により指定された位置についての被写体からのストロボ反射光に基づいて、前記光量演算手段により算出されるストロボ装置の発光光量を補正する手段を含むことを特徴とする撮影装置。 - 前記位置指定手段は、
予め指定位置を入力する位置入力手段と、
この位置入力手段によって入力された指定位置を記憶する位置記憶手段と
を含み、且つ
前記光量補正手段は、前記位置記憶手段に記憶した位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 1段目操作および2段目操作をそれぞれ検出し得る2段操作のレリーズ操作手段を備えるとともに、
前記位置指定手段は、
前記レリーズ操作手段の1段目操作検出後に撮影視野画面内における所望の被写体位置を指定するための手段を含み、且つ
前記光量補正手段は、
前記レリーズ操作手段の2段目操作検出時に、前記位置指定手段により指定された位置について、ストロボ装置の発光光量を補正する手段を含む
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮影装置。 - 少なくとも撮影前および撮影時における被写体像を継続的に表示するためのモニタ手段と、
前記位置指定手段により指定された被写体位置の露光情報に応じて、前記モニタ手段における表示データを補正して表示に供する表示補正手段と
を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮影装置。 - 前記位置指定手段は、撮影後に指定位置を解除するための手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005080769A JP2006259646A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005080769A JP2006259646A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006259646A true JP2006259646A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37098945
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005080769A Pending JP2006259646A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 撮影装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006259646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117639A1 (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nikon Corporation | 補助光発光装置及び撮影装置 |
JP2009044221A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Nikon Corp | 撮像装置 |
-
2005
- 2005-03-18 JP JP2005080769A patent/JP2006259646A/ja active Pending
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WO2008117639A1 (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nikon Corporation | 補助光発光装置及び撮影装置 |
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