JP2005269153A - デジタルカメラ装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】予め複数の被写体を撮影対象として任意に指定しておくだけで、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように光学ズーム機能を最適倍率に自動調整できるようにする。
【解決手段】CPU1は、予め複数の被写体が撮影対象として登録されている状態において、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に全ての登録被写体が含まれているか否かを認識し、全ての登録被写体が含まれていない場合にはズーム倍率を下げる方向へ光学ズーム機能71を調整し、全ての登録被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ光学ズーム機能71を調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように調整する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ズーム機能を備えたデジタルカメラ装置およびプログラムに関する。
近年、動画撮影が可能なデジタルスチルカメラあるいは静止画撮影が可能なデジタルビデオカメラが普及しており、動画撮影、静止画撮影の何れを主要機能とするかによってスチルカメラ、ビデオカメラに分かれているが、何れのデジタルカメラにおいても被写体をファインダ内において所望の大きさとなるようにするには、被写体に対してカメラ位置を近づけたり、遠ざけて被写体とカメラ位置との距離を調整するか、光学ズーム機能を操作してマニュアル調整する必要があるため、一瞬のシャッターチャンスを逃がしてしまうという問題があった。
そこで、従来では、被写体の顔部分の画像サイズを検出し、この検出サイズが基準画像サイズに一致するようにズーム倍率を調整するようにした画像処理装置が知られている(特許文献1参照)。
また、予め設定されている撮影倍率以外の倍率となるように、手動操作によって撮影レンズの焦点距離が変更された際に、この変更された焦点距離と被写体までの測定距離に基づいて焦点変更後の撮影倍率を算出し、予め設定されている撮影倍率を当該算出倍率に代えて撮影を行うようにしたオートズーム機構を有するカメラが知られている(特許文献2参照)。
特開2003−189161号公報 特許第3021534号公報
しかしながら、特許文献1の画像処理装置にあっては、画像認識技術を利用することによって被写体を特定しながらズーム倍率を自動調整することが可能であるとしても、被写体の顔部分を基準としてズーム調整を行うようにしているため、例えば、人物以外の建物、風景等の被写体に対してはズーム倍率の自動調整を行うことは不可能であり、自動調整が可能な対象被写体が限定されてしまうという問題があった。
また、特許文献2のオートズーム機構を有するカメラにあっては、手動操作によって撮影レンズの焦点距離が変更された際に、ズーム調整を行うようにしたものであるが、予め設定されている撮影倍率を焦点変更後の撮影倍率に代えるようにしたズーム調整であり、撮影状況に応じてズーム倍率が異なってしまい、撮影状況や被写体の数によっては、常に被写体の全てがフレーム内に収まるようなズーム倍率に自動調整することは不可能であった。
この発明の課題は、予め複数の被写体を撮影対象として任意に指定しておくだけで、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるようにズーム機能を最適倍率に自動調整できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、ズーム機能を備えたデジタルカメラ装置において、予め複数の被写体を撮影対象として任意に指定する指定手段と、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に前記指定されている全ての被写体が含まれているか否かを認識する画像解析手段と、この画像解析手段によって全ての指定被写体が含まれていないことが認識された場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるようにズーム機能を調整するズーム調整手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項8記載の発明)。
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
撮影フレーム内の所定領域に存在する複数の被写体が前記指定手段によって任意に指定された際に、この被写体画像の特徴情報を被写体毎に検出する検出手段と、この検出手段によって検出された被写体毎の特徴情報を記憶保持する保持手段とを更に設け、前記画像解析手段は、各被写体の特徴情報を参照しながら撮影フレーム内の所定領域に指定被写体の全てが含まれているか否かを認識する(請求項2記載の発明)。
前記ズーム調整手段は、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、全ての指定被写体が含まれないことが認識された際に、その時点のズーム倍率を1段階下げたズーム倍率を最適倍率として決定し、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、全ての登録被写体が含まれたことが認識された際に、その時点のズーム倍率を最適倍率として決定してズーム調整を行う(請求項3記載の発明)。
撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をファインダ内に案内表示する(請求項4記載の発明)。
撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をカメラ前面部に案内表示する(請求項5記載の発明)。
前記ズーム調整手段によってズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最大倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内情報を報知する(請求項6記載の発明)。
前記ズーム調整手段によってズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最小倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内情報を報知する(請求項7記載の発明)。
ファインダ内において、全ての指定被写体画像を含めた領域部分とそれ以外の領域部分とを識別表示する(請求項8記載の発明)。
撮影フレーム内の画像をデジタル処理することによってその画像サイズを変更するデジタルズーム処理手段を設け、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている場合に、前記デジタルズーム処理手段は、当該各被写体画像を切り出してデジタル処理することによって各指定被写体の画像サイズを変更する(請求項9記載の発明)。
請求項1記載の発明(第1の発明)によれば、予め複数の被写体が撮影対象として任意に指定されている状態において、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に前記指定されている全ての被写体が含まれているか否かを認識し、全ての指定被写体が含まれていない場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように調整するようにしたから、複数の被写体を任意に指定しておくだけで、撮影フレーム内に全ての指定被写体が収まり、しかも、最適なズーム倍率となるようにズーム機能を最適倍率に自動調整することができる。従って、どのような種類の被写体であるかに拘らず、また、カメラ位置から被写体までの距離を大きく変えたとしても、それに影響されることもなく、全ての指定被写体をフレーム内に収めた最適な倍率に調整することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、撮影フレーム内の所定領域に存在する複数の被写体が任意に指定された際に、被写体毎にその特徴情報を検出して記憶保持しておき、この各被写体の特徴情報を参照しながら撮影フレーム内の所定領域に指定被写体の全てが含まれているか否かを認識するようにしたから、被写体の指定時と撮影時とが時間的にずれていても、それに影響されず、各被写体の認識を確実に行うことができる。例えば、被写体が人物の場合に、各被写体を指定した時の服装と撮影時の服装とが相違していても、それに影響されず、各被写体を確実に認識することができ、また、被写体を指定した後にその被写体が動いたとしても、被写体の動きに影響されることなく、各被写体を確実に認識することができる。
請求項3記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、全ての指定被写体が含まれないことが認識された際に、その時点のズーム倍率を1段階下げたズーム倍率を最適倍率として決定し、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、全ての登録被写体が含まれたことが認識された際に、その時点のズーム倍率を最適倍率として決定してズーム調整を行うようにしたから、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように調整することができる。
請求項4記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をファインダ内に案内表示するようにしたから、例えば、被写体とカメラ位置との距離関係を変えるべきこと、撮影方向を変えるべきこと、被写体あるいはカメラ位置を左右/上下方向にずらすべきことをファインダによって確認することができ、この案内表示の指示通りに従うことによって全ての登録被写体を収めた撮影が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をカメラ前面部に案内表示するようにしたから、例えば、被写体が人物の場合にその人物は、この案内表示の指示通りに移動することによって全ての登録被写体を収めた撮影が可能となる。
請求項6記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最大倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内情報を報知するようにしたから、素早い対応が可能となる。
請求項7記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最小倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内情報を報知するようにしたから、素早い対応が可能となる。
請求項8記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、ファインダ内において、全ての指定被写体画像を含めた領域部分とそれ以外の領域部分とを識別表示するようにしたから、例えば、被写体の位置は構図上適切か否かを容易に確認することができる。
請求項9記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている場合に、この各被写体画像を切り出してデジタル処理することによって各指定被写体の画像サイズを変更するようにしたから、各被写体の画像サイズをデジタルズーム処理によって変更することができる。
(実施例1)
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施例を説明する。
図1は、この実施例におけるデジタルカメラの全体構成の概要を示したブロック図である。
このデジタルカメラは、光学ズーム機能を備えたデジタルスチルカメラであり、予め複数の被写体を撮影対象として任意に指定しておくだけで、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態でズーム倍率がより大きくなるように光学ズーム機能を最適倍率に自動調整するようにしたものである。
「撮影フレーム内の所定領域」とは、フレーム全体に限らず、例えば、多少のマージンを考慮したフレーム内の領域であってもよく、フレーム内であれば、その大きさは任意である(以下、同様)。なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
CPU1は、記憶部2内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトに従ってこのデジタルカメラの全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部2は、ハードディスク等の固定的なメモリであり、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有している。この記憶部2内のプログラム記憶領域には、後述する図4に示す動作手順に従って本実施例を実現する為のアプリケーションプログラムが格納されている。このプログラムやデータは、必要に応じてワークメモリ3にロードされたり、このワークメモリ3内のデータが記憶部2にセーブされる。なお、記録媒体4は、DVD等の着脱自在なメモリであり、記憶部2やワークメモリ3との間においてプログラムや画像データ等の受け渡しを行う。
一方、CPU1には、その入出力周辺デバイスである操作部5、表示部6、カメラ撮影部7がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムに従ってCPU1は、これらの入出力デバイスの動作制御を行う。
操作部5は、シャッターボタン、ワイド/ズームボタンの他、オートズームモード/ノーマルズームモードに切り換えるモードボタン、予め複数の被写体を任意に指定して登録するための被写体登録ボタン等、各種のファンクションボタンを有し、その操作信号はCPU1へ与えられる。オートズームモードは、光学ズーム機能を自動調整して撮影を行う動作モードであり、ノーマルズームモードは、ワイド/ズームボタンの操作に応じて光学ズーム機能を手動調整して撮影を行う動作モードである。
表示部6は、例えば、タッチパネル付きの液晶表示部であり、モニタ画面/ファインダ画面/画像再生画面として使用される。カメラ撮影部7は、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系等を備え、撮影毎に、撮影画像を画像メモリ8へ順次転送するもので、CPU1は、光学ズーム機能71を調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御したり、撮影画像の取り込みを行う。
図2は、オートズームモードにセットされている状態における処理過程を例示したもので、撮影フレーム(ファインダ)内において任意に指定された複数の被写体を撮影フレーム内に収め、しかも、より最適な倍率となるように光学ズーム機能を自動調整した状態を示した図である。
ここで、図中、撮影フレームAは、複数の被写体を任意に登録する際のファインダ画面を示し、撮影フレーム(登録画面)Aは、オートズームモードに切り換えられた際に表示されるもので、この撮影フレームAの中央部分には矩形の登録枠A−1が表示される。なお、撮影フレームAに3つの被写体(人物)が含まれている状態を例示している。
この場合、登録枠A−1の内部に所望する被写体を入れた状態において、被写体登録ボタン(図示せず)が操作されると、CPU1は、登録枠A−1内の画像を解析することによって登録枠A−1に含まれている被写体の輪郭部分を検出しながら対象被写体の特定を行うと共に、この輪郭内のカラーデータ(色分布情報)を検出して記憶保持するようにしている。以下、被写体毎に上述の動作を繰り返すことによって、被写体毎にそのカラーデータが登録される。なお、カラーデータ以外にも、被写体の種類、被写体全体の形状特性、被写体を構成する構成要素毎の形状特性や配置特性などを総合的に検出して被写体の特徴情報として登録するようにしてもよく、例えば、被写体が人物であれば、その頭部や顔部分の詳細な特徴を含めて個々の人物を容易かつ確実に認識可能な各種の特徴情報を登録するようにすればよい。
図中、撮影フレームBは、全ての指定被写体が含まれている状態でズーム倍率がより大きくなるように光学ズームを自動調整した後のファインダ画面を示したもので、上述のようにして任意に指定された複数の被写体が登録されている状態において、CPU1は、この撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内に全ての登録被写体が含まれているか否かを認識し、全ての指定被写体が含まれていない場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内に各登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように光学ズーム機能71を自動調整する。この場合、撮影フレームBには、全ての登録被写体画像を含めた領域部分(必要な撮影領域部分)B−1と、それ以外の領域部分(余分な撮影領域部分)B−2とが囲み枠によって識別表示されている。この領域部分B−2内の矢印B−3は、撮影レンズを向ける方向を案内するもので、図示の例では、撮影レンズを左に向けるべきことを指示している。
図3は、カメラ本体の前面部(撮影レンズ側)に設けら、被写体(人物)に対して被写体が動くべき方向を案内するための方向指示ランプが配置されている状態を示した図である。
カメラ本体の前面部(撮影レンズの周囲部)において、その上方中央部、下方中央部、左方向中央部、右方向中央部には、それぞれ方向指示ランプCが配置されている。この方向指示ランプCは、有色発光ダイオード(LED)によって構成され、被写体(人物)がカメラ側に向いている状態で、撮影フレーム内にその人物が含まれるようにその動くべき方向を案内するために選択的に点灯されるもので、図中、黒塗り部分は、点灯されている指示ランプCを示している。
次に、この第1実施例におけるデジタルカメラの動作概念を図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施例においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図4は、カメラ撮影時の撮影処理を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、オートズームモードにセットされているかをチェックし(ステップA1)、マニュアルモードであれば、通常と同様に、ワイド/ズームボタンの操作に応じて光学ズーム機能を手動調整しながらの撮影が行われるが(ステップA2)、オートズームモードにセットされている場合には、図2で示したように撮影フレーム(ファインダ)内に登録枠を表示させる(ステップA3)。すなわち、オートズームモードに切り換えられると、CPU1は、撮影フレームの中央部分には矩形の登録枠を表示させることによって複数の被写体を任意に登録するための登録画面に切り換える。
この状態において、登録終了ボタン(図示せず)が操作されるまで(ステップA4でYES)、撮影フレーム内の被写体が登録対象として指定される毎に(ステップA5)、指定された被写体の特徴情報を検出して登録する処理が行われる(ステップA6、A7)。すなわち、撮影フレームの中央部分に登録枠が表示され、この登録枠の内部に所望する被写体が入っている状態において、登録ボタンが操作されると(ステップA5)、CPU1は、登録枠内を解析することによってその中央に存在する被写体の輪郭部分を検出すると共に(ステップA6)、この輪郭の領域内部のカラーデータを検出して記憶保持する(ステップA7)。以下、被写体が指定される毎に、上述の動作が繰り返されることによって被写体毎にその特徴情報(カラーデータ)を登録する処理が行われる(ステップA4〜A7)。
このようにして任意に指定された複数の被写体が登録された後に、シャッターボタンが半押し操作されると(ステップA8)、CPU1は、登録されている各被写体のカラーデータを読み出すと共に、その時点の撮影フレーム内の画像を解析しながら登録被写体のカラーデータに類似するカラーデータを持った画像部分の検出を行う(ステップA9)。つまり、シャッターボタンが操作された時点の撮影フレーム内を解析しながらその中に含まれている登録被写体の個々を認識し、その結果、全ての登録被写体の対応部分が当該撮影フレーム内に含まれているかをチェックする(ステップA10)。
ここで、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている場合には(ステップA10でYES)、光学ズーム機能71を制御することによってズーム倍率を上げる方向へ1レベル毎に調整するが(ステップA11)、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれていない場合には(ステップA10でNO)、光学ズーム機能71を制御することによってズーム倍率を下げる方向へ1レベル毎に調整する(ステップA12)。これによって撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように光学ズーム機能71が自動調整される。
次に、図2に示したように、撮影フレーム(ファインダ)内において全ての登録被写体画像を含めた領域部分とそれ以外の領域部分とを識別表示させると共に(ステップA13)、撮影レンズを向ける方向を示す矢印によって案内表示させる(ステップA14)。更に、図4に示した各方向指示ランプのうち、被写体(人物)が動くべき方向に対応付けられている指示ランプを点灯させる(ステップA15)。そして、シャッターボタンが全押し操作されたかをチェックし(ステップA16)、全押し操作されるまでステップA9に戻って上述の動作が繰り返される(ステップA9〜A16)。
この場合、上述のようにズーム倍率を上げる方向へ調整している際に、光学ズーム機能71の最大倍率に達した時にはこの最大倍率に調整し、また、ズーム倍率を下げる方向へ調整している際に、光学ズーム機能71の最小倍率に達した時には最小倍率に調整するようにしている。ここで、シャッターボタンが全押し操作されると(ステップA16でYES)、その時の画像フレームを取得して画像ファイルとして記録保存する(ステップA17)。以下、最初のステップA1に戻って上述の動作を繰り返す。
以上のように、この第1実施例においてはCPU1は、予め複数の被写体が撮影対象として登録されている状態において、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内に全ての登録被写体が含まれているか否かを認識し、全ての登録被写体が含まれていない場合にはズーム倍率を下げる方向へ光学ズーム機能71を調整し、全ての登録被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ光学ズーム機能71を調整することによって、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように調整するようにしたから、複数の被写体を任意に指定して登録しておくだけで、撮影フレーム内に全ての登録被写体が収まり、しかも、最適なズーム倍率となるように光学ズーム機能を自動調整することができる。従って、どのような種類の被写体であるかに拘らず、カメラ位置から被写体までの距離を大きく変えたとしても、それに影響されることもなく、全ての登録被写体をフレーム内に収めた最適な倍率に調整することが可能となる。
この場合、撮影フレーム内に存在する複数の被写体が任意に指定された際に、CPU1は被写体毎にそのカラーデータを検出して記憶保持しておき、この各被写体のカラーデータを参照しながら撮影フレーム内に登録被写体の全てが含まれているか否かを認識するようにしたから、被写体の指定時と撮影時とが時間的にずれていても、それに影響されず、各被写体の認識を確実に行うことができる。例えば、被写体が人物の場合に、各被写体を指定した時の服装と撮影時の服装とが相違していても、それに影響されず、各被写体を確実に認識することができ、また、被写体を指定した後にその被写体が動いたとしても、被写体の動きに影響されることなく、各被写体を確実に認識することができる。
また、撮影フレーム内に全ての登録被写体を収めるためにレンズを向けるべき方向をファインダ内に案内表示するようにしたから、この案内表示の指示通りに撮影方向を変更することによって全ての登録被写体を収めた撮影が可能となる。更に、撮影フレーム内に全ての指定被写体を収めるために被写体が移動する方向をカメラ前面部に案内表示するようにしたから、被写体が人物の場合にその人物は、この案内表示の指示通りに移動することによって全ての登録被写体を収めた撮影が可能となる。
また、撮影ファインダ内において、全ての登録被写体画像を含めた領域部分とそれ以外の領域部分とを識別表示するようにしたから、例えば、被写体の位置は構図上適切か否かを容易に確認することができる。
(実施例2)
以下、この発明の第2実施例について図5を参照して説明する。
なお、上述した第1実施例においては、ズーム倍率を上げる方向へ調整している際に、光学ズーム機能71の最大倍率に達した時にはこの最大倍率に調整し、また、ズーム倍率を下げる方向へ調整している際に、光学ズーム機能71の最小倍率に達した時には最小倍率に調整するようにしたが、この第2実施例においては、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能71の最大倍率に達した時には、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内メッセージを表示し、また、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能71の最小倍率に達した時には、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内メッセージを表示するようにしたものである。
ここで、両実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
図5は、第2実施例の特徴部分であるズーム倍率調整処理を示したフローチャートである。すなわち、上述した図4のステップA10〜A12に相当するズーム倍率調整処理を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、シャッターボタンの半押し操作に応答して撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれているかをチェックし(ステップB1)、全ての登録被写体が含まれている場合には、現在のズーム倍率を1レベルアップさせるための指示信号を出力して(ステップB2)、光学ズーム機能71を調整制御させる(ステップB3)。なお、光学ズーム機能71は、現在のズーム倍率を1レベルアップさせた後に調整完了をCPU1に対して通知するようにしている(以下、同様)。
ここで、CPU1は、光学ズーム機能71の最大倍率を超えたかをチェックし(ステップB4)、最大倍率以下であれば、ズーム調整後の撮影フレームを取得して当該フレーム内を解析することによって全ての登録被写体が含まれなくなったかをチェックする(ステップB5)。この場合、ズーム調整後においても全ての登録被写体が含まれているままであれば(ステップB5でNO)、ズーム倍率を1レベル毎にアップさせながら上述の動作を繰り返す(ステップB2〜B5)。言い換えれば、フレーム内に全ての登録被写体が含まれている状態において、最大倍率を超えるまで/全ての登録被写体が含まれなくなるまでズーム倍率を1レベル毎にアップさせてゆく。
ここで、光学ズーム機能71の最大倍率を超える前に、全ての登録被写体が含まれなくなった場合には(ステップB5でYES)、現在のズーム倍率から1レベル下げた倍率を最適倍率として決定し、光学ズーム機能71に対して1レベル下げるべき旨の指示信号を出力し(ステップB6)、当該最適倍率となるように光学ズーム機能71を調整制御する(ステップB7)。また、最大倍率を超えても全ての登録被写体が含まれているままであれば(ステップB4でYES)、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内メッセージをファインダ内に表示出力させる(ステップB8)。
一方、シャッターボタンの半押し操作に応答して撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれているかをチェックした結果、全ての登録被写体が含まれていない場合には(ステップB1でNO)、現在のズーム倍率を1レベルダウンさせるための指示信号を出力して (ステップB9)、光学ズーム機能71を調整制御した後(ステップB10)、その最小倍率未満となったかをチェックする(ステップB11)。ここで、最小倍率以上であれば、ズーム調整後の撮影フレームを取得して当該フレーム内を解析することによって全ての登録被写体が含まれるようになったかをチェックし(ステップB12)、ズーム調整後においても全ての登録被写体が含まれていなければ(ステップでNO)、最小倍率を下回るまで/全ての登録被写体が含まれるようになるまでズーム倍率を1レベル毎にダウンさせてゆく (ステップB9〜B12)。
ここで、光学ズーム機能71の最小倍率を下回る前に、全ての登録被写体が含まれるようになった場合には(ステップB12でYES)、現在のズーム倍率を最適倍率として決定し(ステップB13)、当該最適倍率となるように光学ズーム機能71を調整制御する(ステップB14)。また、最大倍率を下回っても全ての登録被写体が含まれないままであれば(ステップB11でYES)、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内メッセージをファインダ内に表示出力させる(ステップB15)。
以上のように、この第2実施例においてCPU1は、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、全ての登録被写体が含まれないことが認識された際に、その時点のズーム倍率を1段階下げたズーム倍率を最適倍率として決定し、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、全ての登録被写体が含まれたことが認識された際に、その時点のズーム倍率を最適倍率として決定してズーム調整を行うようにしたから、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるように調整することができる。
この場合、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能71の最大倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内メッセージを表示し、また、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能71の最小倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内メッセージを表示するようにしたから、素早い対応が可能となる。
(実施例3)
以下、この発明の第3実施例について図6を参照して説明する。
なお、上述した第1および第2実施例においては、光学ズーム機能を自動調整するようにしたが、この第3実施例においては、光学ズーム機能が無い場合に、デジタルズーム処理によって撮影フレーム内の各被写体画像を切り出してその画像サイズを変更するようにしたものである。
ここで、第1および第3実施例において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施例の特徴部分を中心に説明するものとする。
図6は、この第3実施例における撮影処理の特徴部分を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、光学ズーム機能の有無をチェックし(ステップC1)、光学ズーム機能が有れば、上述した第1実施例と同様の処理(ステップA1〜A17)が実行されるが、光学ズーム機能が無い場合には、登録されている各被写体のカラーデータを読み出すと共に、撮影フレーム内の画像を解析しながら登録被写体のカラーデータに類似するカラーデータを持った画像部分を検出する(ステップC2)。そして、全ての登録被写体の対応部分が当該撮影フレーム内に含まれているかをチェックする(ステップC3)。
ここで、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれていない場合には(ステップC3でNO)、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内メッセージをファインダ内に表示出力させる(ステップC5)。その後、ステップC2に戻り、全ての登録被写体の対応部分が当該撮影フレーム内に含まれるようになるまで上述の動作を繰り返す。
一方、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている場合には(ステップC3でYES)、この撮影フレーム内から全ての被写体画像の領域部分を切り取ってその画像サイズを拡大変更し、ファインダ内に拡大表示させる(ステップC4)。そして、シャッターボタンの全押し操作に応答して(ステップC6)、上述の切り取った各登録被写体の領域部分だけを記録保持させる(ステップC7)。
以上のように、この第3実施例においてCPU1は、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている場合に、この各被写体画像を切り出してデジタル処理することによって各登録被写体の画像サイズを変更するようにしたから、光学ズーム機能が無い場合には、各被写体の画像サイズをデジタルズーム処理によって変更することができる。
なお、上述した第1および第2実施例においては、光学ズーム機能71を制御しながら1レベル毎にズーム倍率を段階的に調整するようにしたが、撮影フレーム内に全ての登録被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるような最適倍率を決定し、この最適倍率になるように光学ズーム機能71を一括的に制御するようにしてもよい。
また、デジタルスチルカメラに限らず、静止画撮影が可能なデジタルビデオカメラであってもよく、更に、携帯カメラ、カメラ付き携帯電話の他、定置式の監視カメラであってもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、予め複数の被写体が撮影対象として任意に指定されている状態において、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に前記指定されている全ての被写体が含まれているか否かを認識する機能と、全ての指定被写体が含まれていないことが認識された場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるようにズーム機能を調整する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
デジタルカメラの全体構成の概要を示したブロック図。 オートズームモードにおいて、撮影フレーム(ファインダ)内において任意に指定された複数の被写体を撮影フレーム内に収め、しかも、より最適な倍率となるように光学ズーム機能を自動調整した状態を示した図。 カメラ本体の前面部(撮影レンズ側)に設けら、被写体(人物)に対して被写体が動くべき方向を案内するための方向指示ランプが配置されている状態を示した図。 カメラ撮影時の撮影処理を示したフローチャート。 第2実施例の特徴部分であるズーム倍率調整処理を示したフローチャート。 第3実施例における撮影処理の特徴部分を示したフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
4 記憶媒体
5 操作部
6 表示部
7 カメラ撮影部
71 光学ズーム機能

Claims (10)

  1. ズーム機能を備えたデジタルカメラ装置において、
    予め複数の被写体を撮影対象として任意に指定する指定手段と、
    撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に前記指定されている全ての被写体が含まれているか否かを認識する画像解析手段と、
    この画像解析手段によって全ての指定被写体が含まれていないことが認識された場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるようにズーム機能を調整するズーム調整手段と、
    を具備したことを特徴とするデジタルカメラ装置。
  2. 撮影フレーム内の所定領域に存在する複数の被写体が前記指定手段によって任意に指定された際に、この被写体画像の特徴情報を被写体毎に検出する検出手段と、この検出手段によって検出された被写体毎の特徴情報を記憶保持する保持手段とを更に設け、
    前記画像解析手段は、各被写体の特徴情報を参照しながら撮影フレーム内の所定領域に指定被写体の全てが含まれているか否かを認識する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  3. 前記ズーム調整手段は、ズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、全ての指定被写体が含まれないことが認識された際に、その時点のズーム倍率を1段階下げたズーム倍率を最適倍率として決定し、ズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、全ての登録被写体が含まれたことが認識された際に、その時点のズーム倍率を最適倍率として決定してズーム調整を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  4. 撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をファインダ内に案内表示する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  5. 撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体を収めるために必要な指示情報をカメラ前面部に案内表示する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  6. 前記ズーム調整手段によってズーム倍率を上げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最大倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を近づける旨の案内情報を報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  7. 前記ズーム調整手段によってズーム倍率を下げる方向へ調整している調整途中において、光学ズーム機能の最小倍率に達した際には、被写体とカメラ位置との距離を遠ざける旨の案内情報を報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  8. ファインダ内において、全ての指定被写体画像を含めた領域部分とそれ以外の領域部分とを識別表示する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  9. 撮影フレーム内の画像をデジタル処理することによってその画像サイズを変更するデジタルズーム処理手段を設け、
    撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている場合に、前記デジタルズーム処理手段は、当該各被写体画像を切り出してデジタル処理することによって各指定被写体の画像サイズを変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ装置。
  10. コンピュータに対して、
    予め複数の被写体が撮影対象として任意に指定されている状態において、撮影フレーム内の画像を解析することによって当該フレーム内の所定領域に前記指定されている全ての被写体が含まれているか否かを認識する機能と、
    全ての指定被写体が含まれていないことが認識された場合にはズーム倍率を下げる方向へ調整し、全ての指定被写体が含まれている場合にはズーム倍率を上げる方向へ調整することによって、撮影フレーム内の所定領域に全ての指定被写体が含まれている状態を維持しつつ、ズーム倍率がより大きくなるようにズーム機能を調整する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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