JPH0978494A - 水系紙塗工用組成物および該組成物を塗工した塗工紙 - Google Patents
水系紙塗工用組成物および該組成物を塗工した塗工紙Info
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- JPH0978494A JPH0978494A JP23516595A JP23516595A JPH0978494A JP H0978494 A JPH0978494 A JP H0978494A JP 23516595 A JP23516595 A JP 23516595A JP 23516595 A JP23516595 A JP 23516595A JP H0978494 A JPH0978494 A JP H0978494A
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Abstract
おいて優れた印刷特性と印刷時における高い強度を有
し、しかも、自然環境下で充分な分解性を有する分解性
ポリマーを含有する塗工紙、その製造法およびそのため
の水系紙塗工用組成物を提供することを課題とする。 【解決手段】 ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)、
水溶性高分子(B)および充填剤(C)を含む水系紙塗
工用組成物、および該組成物をセルロース繊維を含有す
る基材の少なくとも片面に塗工した後、該ポリマーのガ
ラス転移温度(Tg)以上の温度で熱処理することによ
り被覆層を形成させた塗工紙。
Description
印刷時における高い強度を有し、しかも、自然環境下で
充分な分解性を有する分解性ポリマーを含有する塗工
紙、その製造法およびそのための水系紙塗工用組成物に
関する。
良を目的として、カオリンおよび炭酸カルシウム等の顔
料を水中にスラリー化し、バインダーその他各種添加剤
を加えた塗工カラーといわれる分散液を原紙の表面に塗
工し、スーパーカレンダーで高平滑度、強光沢とした紙
であり、塗膜強度を向上させるためにバインダーとし
て、スチレン−ブタジエン共重合物、酢酸ビニル共重合
物、アクリロニトリル−ブタジエン共重合物、アクリル
酸メチル−ブタジエン共重合物、ポリ塩化ビニリデンの
ごとき非水溶性合成高分子のラッテクス系バインダーが
使用されている。塗工紙に使用されるこれらの非水溶性
合成高分子は、自然環境下での分解が殆どなく、廃棄さ
れ、埋設された場合、本来分解性である紙の分解を大幅
に低下させる。また、紙を回収し、パルプ資源として再
使用するに際し、紙とこれら非水溶性合成高分子を含む
塗工層の分離が困難で、パルプ資源としての回収も困難
であり、これまでは廃棄や回収の際に問題を生じない塗
工紙は知られていなかった。
ヒドロキシカルボン酸樹脂で結合されたセルロース系パ
ルプに関する技術が開示されている。すなわち、特定の
ヒドロキシカルボン酸重合体を主成分とするポリマー樹
脂を木質毛羽セルロースパルプに結合させることによ
り、優れた乾燥および湿潤強度を有し、再パルプ化およ
び再循環可能な標記パルプを得る技術が開示されてい
る。そして、ポリマー樹脂を木質毛羽セルロースパルプ
に結合する方法として、あらかじめポリマーを繊維状に
加工してパルプの中に入れ込む方法、あるいは、シート
状に加工してから紙と貼り合わせる方法が開示されてい
る。
ロキシカルボン酸重合体をあらかじめ繊維やシートに加
工しておく必要があるので、工程が複雑になったり、操
作が煩雑となるため、問題がある。また、ヒドロキシカ
ルボン酸重合体の分子量に関しては、繊維状あるいはシ
ート状の形状を付与するための製糸工程あるいは成膜工
程において、糸切れや膜切れを防止すべく、充分な機械
的強度を発現する50,000以上の分子量が必要とな
る点で不利となる場合がある。
解性複合材料およびその製造法について開示されてい
る。すなわち、植物性繊維を含有する基材の表面にポリ
乳酸またはその誘導体を被覆することにより、耐水性、
耐油性等の物性が高く、且つ生分解性に優れている食品
包装紙、医療用包装材料等に好適な複合材料を得る技術
が開示されている。
維を主成分とする基材に、重量平均分子量100,00
0以上のポリ乳酸を粉体状で散布した後、熱プレスによ
り被覆して複合材料を製造する方法が開示されている。
しかしながら、この方法では、粉体を直接、基材に散布
しながら熱プレスをするため、工程途中で粉体が飛び散
り工程を汚染すると共に、粉体のロス(損失)が大き
く、問題がある。さらに、上記複合材料の他の製造方法
として、ハロゲン系有機溶剤を溶媒とした重合体溶液に
紙を浸漬する方法が開示されている。しかしながら、ハ
ロゲン系有機溶剤の揮発により環境を汚染するので問題
がある。
ける着肉性、インキセット性等において優れた印刷特性
と印刷時における高い強度を有し、しかも、自然環境下
で充分な分解性を有する分解性ポリマーを含有する塗工
紙、その製造法およびそのための水系紙塗工用組成物を
提供することを課題とする。
について鋭意検討した結果、土中や水中などで容易に分
解する重量平均分子量50,000以下のポリ乳酸およ
び/または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリ
マーが、容易に湿式微粒化できることに着目し、それら
のポリ乳酸および/または乳酸と他のヒドロキシカルボ
ン酸とのコポリマー粒子、水溶性高分子および充填剤か
らなる水系紙塗工用組成物を、セルロース繊維を含有す
る基材に、薄く、均一に塗布した後、加熱処理する方法
により該基材にポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマー分解性ポリマーを定着
せしめ、ミクロ多孔質被覆層を形成し、それにより、印
刷時における高い強度と、着肉性、インキセット性等に
おいて優れた印刷特性を有し、しかも、自然環境下で充
分な分解性を有する分解性ポリマーを含有する塗工紙を
簡単、且つ工業的に有利に製造することを見出し、本発
明を完成した。
たは乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマーか
らなる粒子(A)、水溶性高分子(B)および充填剤
(C)を含む水系紙塗工用組成物、該組成物をセルロー
ス繊維を含有する基材の少なくとも片面に塗工した後、
ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒドロキシカルボン
酸とのコポリマーとのガラス転移温度以上の温度で熱処
理することにより被膜層を形成させた塗工紙およびその
製造方法である。
または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマー
(以下分解性ポリマーという)からなる粒子(A)にお
けるポリ乳酸は、分子内に単量体単位が、L−乳酸、D
−乳酸、またはそれらの混合した物であるものを意味
し、それらの各単量体単位が化学修飾されていてもよ
い。また、例えば、単量体単位がL−乳酸であるポリ乳
酸と単量体単位がD−乳酸であるポリ乳酸の如き異なっ
た単量体単位をもつ2種以上のポリー乳酸とのポリマー
ブレンドやポリマーアロイの特徴を有する高分子多相系
をも包含する。このような高分子多相系には、相溶性改
善のために、相溶化剤が存在してもよい。
ボン酸とのコポリマーは、分子内に、単量体単位とし
て、1種以上の乳酸単位と1種以上の脂肪族ヒドロキシ
カルボン酸単位を有する共重合体を意味する。単量体単
位としての乳酸は、L−乳酸、D−乳酸、またはそれら
の混合した物であってもよい。単量体単位としての脂肪
族ヒドロキシカルボン酸は、分子内に少なくとも一つの
水酸基と一つのカルボキシル基を有するものを意味し、
例えば、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒド
ロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉
草酸、6−ヒドロキシカプロン酸等、あるいはこれらの
2種類以上の組合せの混合物を包含する。また、それら
の各単量体単位が化学修飾されていてもよい。さらに、
本発明に係わる分解性ポリマーは、1種類のコポリマー
のみならず、2種類以上のコポリマーや1種類以上のポ
リ乳酸と1種類以上のコポリマーを含むポリマーブレン
ドやポリマーアロイの特徴を有する高分子多相系をも包
含する。もちろんこのような高分子多相系にも、相溶性
改善のために、相溶化剤が存在してもよい。
は特に制限されない。その製造方法の具体例としては、
例えば、乳酸または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸か
ら直接脱水重縮合することによって製造する方法、ラク
タイド、グリコライド、ε−カプロラクトンまたはそれ
らの混合物を開環重合することによって得る方法、ポリ
乳酸と他のヒドロキシカルボン酸のポリマーを、高温
下、エステル交換反応して分解性コポリマーを製造する
方法等があげられる。
分子量は、実質的に、所望の粒子を形成でき、該粒子に
よりセルロース繊維を含有する基材に塗工した後、加熱
処理することにより所望の被覆層を形成できれば、特に
制限されないが、一般的には、1,000〜50,00
0が好ましく、3,000〜50,000がより好まし
い。微粒化法の態様によっては、重量平均分子量が10
0,000以上になると、分解性ポリマーが硬くなり、
後で述べる湿式微粒化の際に微粒化しにくい傾向がみら
れる。
砕して水系紙塗工用組成物の調製に供せられるが、その
粉砕方法としては、分解性ポリマーを冷却粉砕する方
法、分解性ポリマーを液体窒素等によりクエンチング粉
砕または冷却粉砕する方法、分解性ポリマーを適当な溶
媒に加熱溶解させた後、冷却晶析または再沈により、微
粒子状の分解性ポリマーを析出させる方法、攪拌下また
は非攪拌下で、分解性ポリマーの貧溶媒に分解性ポリマ
ーを含む分解性ポリマーの良溶媒溶液を滴下し良溶媒を
溜去する方法、分解性ポリマー溶液を凍結乾燥して多孔
質なリオフィライズ状にした後粉砕する方法、ガラスビ
ーズと共に高速攪拌して粉砕する方法、石臼で挽く方
法、注型する方法、プレスする方法、微細フィラメント
を細かく裁断する方法等があげられるが、分解性ポリマ
ーの粒子径が75μm以下(200メッシュパス)の粒
子に粉砕できる方法であれば、特に粉砕方法は限定され
ない。分解性ポリマーの粒子径が75μm以上の場合
は、後述の湿式微粒化によって、分解性ポリマーをさら
に粉砕する時、あるいは、分解性ポリマーの分散液を得
る時に、微粒化に長時間を要したり、場合によっては、
望む分解性ポリマー粒径の分散液を得ることが困難とな
るため、好ましくない。
えば、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニ
ルアルコール、スルホン化変性ポリビニルアルコール、
アルキル変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアル
コール誘導体、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース等のセルロース誘導体、エピクロルヒ
ドリン変性ポリアミド、エチレン−無水マレイン酸共重
合体、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、メチロー
ル変性ポリアクリルアミド、デンプン、酸化デンプンま
たはエーテル化デンプン等のデンプン誘導体、カゼイ
ン、アラビアゴム等のバインダーとしての機能を発揮す
るものであり、これらは単独でまたは2種類以上を組み
合わせて使用することができる。
工用組成物中の全固形分に対して1〜30重量%が好ま
しく、特に好ましくは5〜20%である。また、本発明
に係わる水溶性高分子は、バインダーとしての機能の他
に分散剤としての機能を合わせ持つことから、後述の分
解性ポリマー粒子を湿式微粒化する工程で、分散剤とし
て使用しても良い。本発明に係わる充填剤は、カオリ
ン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、コロイダルシリカ等の無機顔料、球
状密実型(球状非中空)ポリマー粒子、中空ポリマー粒
子等の非多孔質ポリマー粒子等を1種類または2種類以
上を組み合わせて使用する。好ましくは無機顔料であ
る。充填剤の使用量は、本発明の水系塗工用組成物中の
分解性ポリマーからなる粒子100重量部当り10〜1
000重量部が好ましく、特に好ましくは20〜500
重量部である。
前記の方法により粉砕して得られた分解性ポリマーから
なる粒子を、湿式微粒化する。すなわち、粉砕された分
解性ポリマーからなる粒子を、水系の溶媒中に分散さ
せ、例えば、ボールミル、アトライター、サンドグライ
ンダーなどで、球状の粉砕用メジャーを用いて湿式微粒
化し、分解性ポリマーからなる粒子の分散液を得る。微
粒化した分解性ポリマーからなる粒子の平均粒径は、得
られた組成物の系が、継続的に安定して均一であり、実
質的に貯蔵安定性と作業性が充分確保されれば特に制限
されないが、通常、0.1〜50μm、好ましくは0.
1〜30μmであり、セルロース繊維を含有する基材に
塗布したときの分解性ポリマーからなる粒子の均一性を
得るため、1〜15μmの範囲が特に好ましい。
が、水と相溶し、分解性ポリマーを溶解しない有機溶媒
が混入しても差支えがない。作業環境等を考慮すれば、
水が特に好ましい。また、分散液中の分解性ポリマーの
濃度は、分解性ポリマー微粒子が十分に分散してスラリ
ー状となれば良く、10〜50wt%の濃度が特に好ま
しい。
高分子以外の分散剤を併用して使用しても良い。使用で
きる分散剤の種類は特に限定されないが、例えば、アル
キル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、またはジアルキルスルホこはく酸塩等のアニオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、またはポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活
性剤、ポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活
性剤や、前記のバインダーとしての機能を持つ本発明に
係わる水溶性高分子等が用いられる。湿式微粒化での分
散剤の使用量は、通常、ポリマー100重量部当たり、
0.1〜20重量部が好ましく、特に好ましくは、1〜
10重量部である。このようにして調整した分散液に、
前記充填剤と前記水溶性高分子を加え、水にて濃度を適
量に調節し、十分攪拌、混合することにより、本発明の
水系紙塗工用組成物を得ることができる。
解性ポリマーからなる粒子(A)および充填剤(C)を
合わせた量は、一般的には、組成物中に、5〜80重量
%、好ましくは10〜70重量%、より好ましくは20
〜60重量%含有される。次に、本発明に係わる水系紙
塗工用組成物をセルロース繊維を含有する基材へ塗布す
る方法を説明する。本発明に係わる水系紙塗工用組成物
をセルロース繊維を含有する基材へ塗工する方法は、実
質的に基材上に所望の塗工層が形成されれば、特に制限
されない。例えば、吹付法、散布法、浸漬法、バーコー
ター法、ロールコーター法、ブレードコーター法、ドク
ターブレード法、エアナイフコーター法、カレンダー
法、押し出し法、スクリーン印刷法、グラビア印刷法等
の公知・公用の方法を、単独でまたは組み合わせて採用
することができる。また、塗工後に、通常のカレンダー
処理を行うこともできる。
する対象たるセルロース繊維を含有する基材は、実質的
に塗工が可能なものであれば、特に制限されない。例え
ば、アート紙(塗被紙)、クラフト紙、ロール紙、ライ
スペーパー、その他の加工原紙、クロス紙、ボール紙、
段ボール等があげられる。これらのセルロース繊維を含
有する基材は、再生したパルプを含んでもかまわない。
本発明の水系紙塗工用組成物をセルロース繊維を含有す
る基材への塗工量は、実質的に基材上に所望の塗工層が
形成されれば、特に制限されない。一般的には、原紙片
面当たりの乾燥重量に換算して、1〜100g/m2 の
範囲が好ましく、5〜80g/m2 の範囲がより好まし
く、10〜50g/m2 の範囲がさらに好ましい。
成物をセルロース繊維を含有する基材に塗布したのち、
ポリマーのガラス転移点(Tg)以上の温度に加熱処理
して、分解性ポリマーを熔融し、塗工した基材上のポリ
マーを定着させる。熱処理温度の上限は、通常、40℃
〜200℃である。より好ましくは、60〜180℃で
ある。熱処理には、熱プレス、熱ロール等を用いても良
くポリマーを基材に定着できれば、特に限定されない。
以上の方法により、セルロース繊維を含有する基材の表
面に、分解性ポリマーおよび充填剤を含むミクロ多孔質
被覆層を形成することができる。
の他の助剤を適宜加えることができる。それらの助剤の
具体例としては、例えば、相溶化剤、酸化防止剤、可塑
剤、造膜補助剤、熱安定剤、紫外線安定剤、滑剤、ブロ
ッキング防止剤、付着防止剤、帯電防止剤、帯電調整
剤、表面ぬれ改善剤、表面調整剤、チクソトロビー(揺
変性)調整剤、焼却補助剤、滑り防止剤、染料、増量剤
等があげられる。これらの助剤を適宜選択して加えるこ
とにより、所望の物性、例えば、ガスバリア性、光学特
性、透過光波長スペクトル、遮光性、耐油性、耐候性、
耐光性等の特性を付与することもできる。本発明により
得られる塗工紙は、充分な強度と透水性を持ち、印刷時
における着肉性、インキセット性等において優れた印刷
特性と印刷時における高い強度を有し、しかも、自然環
境下で充分な分解性を有する。
下に実施例及び比較例を挙げて説明する。本出願の明細
書において、実施例、製造例及び態様は、本出願に係る
発明の内容の理解を支援するためのものであって、その
記載によって、本発明の技術的範囲をなんら限定する性
質のものではない。以下の記述の中で用いる「部」及び
「%」は、特に説明のない限り、それぞれ、「重量部」
及び「重量%」を意味する。
した200メッシュパスのL−乳酸ポリマー(MW=4
0,000)50g、分散剤としてケミスタット(三洋
化成社製:ポリスチレンスルホン酸ナトリウム30%水
溶液)5.0g、微粒化用ガラスビーズ(直径1mm)
125gおよび水73.8gを入れ、良くなじませた
後、スクリュウ型の攪拌羽根(直径35mm)を用い
て、3000rpmで3時間攪拌し、微粒化した。目皿
付の漏斗で濾過してガラスビーズを除き、ポリマーの平
均粒径4μmの分散液を得た。上記分散液7.5gに、
充填剤としてTP−123(奥多摩工業社製:炭酸カル
シウム60%水溶液)11.7g、水溶性高分子として
L−3266(日本合成化学社製:PVA30%水溶
液)6.7g、水4.1gを均一に混合して、40%の
塗料を調製した。これをA4サイズの上質紙(坪量60
g/m2 )の表面に、メイヤーバー#20で塗布し、1
05℃で30秒間乾燥させ、片面塗布紙を作成した。乾
燥後の塗布量は、17.0g/m2 であった。この塗布
紙の塗布面に離型フィルムを重ね合わせ、135℃、3
0kg/cm 2 の条件下で熱プレスし、急冷後、離型フ
ィルムよりはがし、被覆層を形成させた塗工紙を作成し
た。離型性は良好であった。
としてTP−123(前述)11.7g、水溶性高分子
としてエースB(王子コーンスターチ社製:デンプン1
5%水溶液)13.3gにした以外は実施例1と同様に
操作して、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量は、
17.0g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に離型
フィルムを重ね合わせ、135℃、30kg/cm 2 の
条件下で熱プレスし、急冷後、離型フィルムよりはが
し、被覆層を形成させた塗工紙を作成した。離型性は良
好であった。
としてTP−123(前述)11.7g、水溶性高分子
としてカゼイン15%水溶液13.3gにした以外は実
施例1と同様に操作して、片面塗布紙を作成した。乾燥
後の塗布量は、16.1g/m2 であった。この塗布紙
の塗布面に離型フィルムを重ね合わせ、135℃、30
kg/cm 2 の条件下で熱プレスし、急冷後、離型フィ
ルムよりはがし、被覆層を形成させた塗工紙を作成し
た。離型性は良好であった。
としてTP−123(前述)11.7g、水溶性高分子
としてL−3266(前述)3.3gおよびエースB
(前述)6.7gにした以外は実施例1と同様に操作し
て、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量は、17.
0g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に離型フィル
ムを重ね合わせ、135℃、30kg/cm 2 の条件下
で熱プレスし、急冷後、離型フィルムよりはがし、被覆
層を形成させた塗工紙を作成した。離型性は良好であっ
た。
としてTP−123(前述)11.7g、水溶性高分子
としてL−3266(前述)3.3gおよびカゼイン
(前述)6.7gにした以外は実施例1と同様に操作し
て、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量は、18.
5g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に離型フィル
ムを重ね合わせ、135℃、30kg/cm 2 の条件下
で熱プレスし、急冷後、離型フィルムよりはがし、被覆
層を形成させた塗工紙を作成した。離型性は良好であっ
た。
6.6gにした(充填剤、水溶性高分子を使用しない)
以外は実施例1と同様に操作して、片面塗布紙を作成し
た。乾燥後の塗布量は、12.1g/m2 であった。こ
の塗布紙の塗布面に離型フィルムを重ね合わせ、135
℃、30kg/cm 2 の条件下で熱プレスした。急冷
後、塗工紙の一部が離型フィルムに貼り付き、剥がすこ
とができなかった。
性高分子としてL−3266(前述)5.4g、水6.
6gにした(充填剤を使用しない)以外は実施例1と同
様に操作して、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量
は、11.3g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に
離型フィルムを重ね合わせ、135℃、30kg/cm
2 の条件下で熱プレスした。急冷後、塗工紙の一部が離
型フィルムに貼り付き、剥がすことができなかった。
としてTP−123(前述)11.7g、水5.8gに
した(水溶性高分子を使用しない)以外は実施例1と同
様に操作して、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量
は、16.8g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に
離型フィルムを重ね合わせ、135℃、30kg/cm
2 の条件下で熱プレスした。急冷後、塗工紙の一部が離
型フィルムに貼り付き、剥がすことができなかった。
L−3266を6.7g、水6.6gにした(ポリマー
分散液を使用しない)以外は実施例1と同様に操作し
て、片面塗布紙を作成した。乾燥後の塗布量は、17.
5g/m2 であった。この塗布紙の塗布面に離型フィル
ムを重ね合わせ、180℃、30kg/cm 2 の条件下
で熱プレスした。急冷後、離型フィルムよりはがし、被
覆層を形成させた塗工紙を作成した。離型性は良好であ
った。
トフィルム100μmをA4サイズの上質紙(坪量60
g/m2 )の表面に重ね合わせ、離型フィルムを上下に
合わせて、135℃、30kg/cm2 の条件下で熱プ
レスし、ポリマーのラミネート紙を作成した。離型性を
調べた結果をまとめて第1表(表1)に示す。
塗工紙、比較例5のラミネート紙について、以下に示す
試験方法に従って、印刷適性試験を行った。その結果を
まとめて第2表(表2)に示す。 印刷特性試験法 (1)RI強度 ドライピック性:ドライピック性は、RI印刷適性試験
機(明製作所製)を使用し、タック25のインキを印刷
し、ピッキングの程度を10点満点で目視判定した。数
値の高いものほど、強度が高く良好である。 ウェットピック性:ウェットピック性は、RI印刷適性
試験機を使用し、モルトンロールで水をつけた後、ドラ
イピック性と同様な方法で測定した。数値の高いものほ
ど、強度が高く良好である。 (2)インキ着肉性: ドライ着肉性 ドライ着肉性は、RI印刷適性試験機を使用し、オフセ
ット用インキでベタ印刷し、インキ濃度をマクベス濃度
計にて測定した。数値が低いものほど、良好である。 ウエット着肉性 ウエット着肉性は、RI印刷適性試験機を使用し、金属
ロールとゴムロールの間隙に水を浸し、オフセット用イ
ンキでベタ印刷し、インキ濃度をマクベス濃度計にて測
定した。数値が低いものほど、良好である。 (3)インキセット性 インキセット性は、RI印刷適性試験機を使用し、オフ
セット用インキでベタ印刷した後、別の塗工紙を重ね、
その塗工紙へのインキ転写濃度をマクベス濃度計にて測
定した。数値が低いものほど、良好である。
性高分子および充填剤を使用しなかった比較例1、充填
剤を使用しなかった比較例2および水溶性高分子を使用
しなかった比較例3は、いずれも離型性が良くない。印
刷特性試験において、比較例2で作成した充填剤を使用
しなかった塗工紙は、インキセット性が悪く、比較例4
で作成したポリ乳酸を使用しなかった塗工紙は、RI強
度およびインキ着肉性が悪かった。また、比較例5のラ
ミネート紙では、インキの着肉性およびインキセット性
が悪く、すべての比較例は、本発明の実施例1〜5の塗
工紙と比較して、離型性または印刷特性が劣った。
を持ち、印刷時における着肉性、インキセット性等にお
いて優れた印刷特性と印刷時における高い強度を有し、
しかも、自然環境下で充分な分解性を有する。
Claims (10)
- 【請求項1】 ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)、
水溶性高分子(B)および充填剤(C)を含む水系紙塗
工用組成物。 - 【請求項2】 ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)の
直径が0.1〜50μmであることを特徴とする請求項
1記載の水系紙塗工用組成物。 - 【請求項3】 ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)と
充填剤(C)を併せて5〜80重量%を含有することを
特徴とする請求項1または2記載の水系紙塗工用組成
物。 - 【請求項4】 ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒド
ロキシカルボン酸とのコポリマーの重量平均分子量が、
50,000以下である請求項1乃至3の何れかに記載
の水系紙塗工用組成物。 - 【請求項5】 水溶性高分子(B)が、ポリビニルアル
コール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、でんぷん、カゼイン、ゼラチンからなる群
から選択された少なくとも1種類である請求項1乃至4
の何れかに記載の水系紙塗工用組成物。 - 【請求項6】 充填剤(C)が、カオリン、炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、硫酸バリウ
ムからなる群から選択された少なくとも1種類である請
求項1乃至5の何れかに記載の水系紙塗工用組成物。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の水系紙
塗工用組成物を、セルロース繊維を含有する基材の少な
くとも片面に1〜100g/m2 (片面乾燥重量換算)
塗工した後、ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒドロ
キシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)のガ
ラス転移温度(Tg)以上の温度で熱処理することによ
り被覆層を形成させた塗工紙。 - 【請求項8】 セルロース繊維を含有する基材がアート
紙(塗被紙)、クラフト紙、ロール紙またはライスペー
パーであることを特徴とする請求項7記載の塗工紙。 - 【請求項9】 請求項1乃至6の何れかに記載の水系紙
塗工用組成物を、セルロース繊維を含有する基材の少な
くとも片面に1〜100g/m2 (片面乾燥重量換算)
塗工した後、ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒドロ
キシカルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)のガ
ラス転移温度(Tg)以上の温度で熱処理することによ
りミクロ多孔質被覆層を形成することを特徴とする塗工
法。 - 【請求項10】 第1工程として、ポリ乳酸および/ま
たは乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマー、
水溶性高分子(B)の全部または一部および水を、湿式
粉砕することにより、0.1〜50μmの直径を有する
(A)ポリ乳酸および/または乳酸と他のヒドロキシカ
ルボン酸とのコポリマーからなる粒子(A)を含む分散
液を調製する工程および第2工程として、第1工程で得
られた分散液に、水溶性高分子(B)の残部および充填
剤(C)を加えて、均一な分散液を調製する工程からな
る水系紙塗工用組成物の製造方法。
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