JPH0976925A - ラックの支持装置 - Google Patents

ラックの支持装置

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JPH0976925A
JPH0976925A JP7266516A JP26651695A JPH0976925A JP H0976925 A JPH0976925 A JP H0976925A JP 7266516 A JP7266516 A JP 7266516A JP 26651695 A JP26651695 A JP 26651695A JP H0976925 A JPH0976925 A JP H0976925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピニオンの回転に対するラックの移動の追従
性が低下したり、ラックの歯とピニオンの歯との衝突音
が大きくなるのを防止できるラックの支持装置を提供す
る。 【解決手段】 ハウジング3のガイド孔6の内周面によ
り前後に案内される支持部材4を、一対の分割片20、21
により構成する。各分割片20、21の前端側によりラック
の背面側を支持する。両分割片20、21をラックの背面お
よびガイド孔6の内周面に向かい付勢する。そのガイド
孔6の内周面は前後方向に沿う軸心の第1仮想円筒面上
に配置される。各分割片20、21の外周面は、その第1仮
想円筒面よりも小径の前後方向に沿う軸心を有する第2
仮想円筒面上に配置される小径部分A、Cと、その第1
仮想円筒面よりも大径の前後方向に沿う軸心を有する第
3仮想円筒面上に配置される大径部分Bとを有し、その
大径部分Bの周方向両端P1、P2においてガイド孔6の内
周面に接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックピニオン式
ステアリング装置のラックを支持するのに適した装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ラックピニオン式ステアリング装置にあ
っては、操舵入力により回転するピニオンと、このピニ
オンに噛み合うラックとを備え、そのラックの往復移動
により操舵用車輪を操舵する。
【0003】図8の(1)は、そのラック101を支持
する従来の支持装置を示す。その支持装置は、ラックハ
ウジング102に形成されたガイド孔103に挿入され
ると共にそのガイド孔103の内周面により前後(図に
おいて左右方向)に案内される支持部材104を備え
る。そのガイド孔103の内周面は、前後方向に沿う軸
心の第1仮想円筒面上に配置される。その支持部材10
4の外周面は、その第1仮想円筒面よりも小径の前後方
向に沿う軸心の第2仮想円筒面上に配置される。その支
持部材104の前端側はラック101の背面の曲率に応
じ凹んだ支持面とされ、その支持面によりラック101
の背面側がシート105を介し支持される。
【0004】その支持部材104は図において上下一対
の分割片104a、104bにより構成され、各分割片
104a、104bの前端側が支持面とされている。そ
の支持部材104の後端側に、両分割片104a、10
4bに亘る凹部106が形成されている。その凹部10
6内に、後方に向かうに従いガイド孔103の内周面に
向かうよう傾斜する円錐面に沿う受圧面106aが形成
される。その受圧面106aに、押し付け部材107が
球面に沿う外周面107aを介し当接される。その押し
付け部材107を介し両分割片104a、104bに弾
力を作用させるバネ108がハウジング102側に支持
されている。そのバネの弾力は、その受圧面106aが
後方に向かうに従いガイド孔103の内周面に向かうよ
う傾斜するので、両分割片104a、104bをラック
101の背面に押し付ける分力とガイド孔103の内周
面に押し付ける分力とに分けられる。その押し付け部材
107の後方に、変更調節可能な隙間δを介し制限部材
109がハウジング102側に取り付けられている。そ
の押し付け部材107が制限部材109に当接すること
で、支持部材104のラック101に対する後方への移
動距離が設定範囲に制限される。
【0005】その支持部材104によりラック101の
歯をピニオンの歯に押し付けることで、バックラッシを
なくして円滑な回転伝達を図る。その支持部材104が
前後方向に往復動することで、ラック101の曲がりや
歯切り時の加工公差等を吸収している。その支持部材1
04のラック101に対する後方への移動距離を押し付
け部材107を介し設定範囲に制限することで、その移
動距離が過大になることによるラック101とピニオン
との噛み合い不良を防止している。各分割片104a、
104bをガイド孔103の内周面に押し付けること
で、支持部材104のがたつきを防止し、ピニオンの回
転に対するラック101の移動の追従性が低下したり、
ラック101の歯とピニオンの歯との衝突音が大きくな
るのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のラックの支持装
置では、ピニオンの回転に対するラックの移動の追従性
が低下したり、ラックの歯とピニオンの歯との衝突音が
大きくなるという問題があった。これは、ラックピニオ
ン式ステアリング装置にあっては操舵フィーリングの低
下や異常音の原因になる。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
るラックの支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに
形成されるガイド孔に挿入されると共にそのガイド孔の
内周面により前後に案内される支持部材を備え、その支
持部材は一対の分割片により構成され、各分割片の前端
側によりピニオンに噛み合うラックの背面側が支持さ
れ、両分割片をラックの背面およびガイド孔の内周面に
向かい付勢する弾力を作用させる手段が設けられている
ラックの支持装置において、そのガイド孔の内周面は、
前後方向に沿う軸心の第1仮想円筒面上に配置され、各
分割片の外周面は、その第1仮想円筒面よりも小径の前
後方向に沿う軸心を有する第2仮想円筒面上に配置され
る小径部分と、その第1仮想円筒面よりも大径の前後方
向に沿う軸心を有する第3仮想円筒面上に配置される大
径部分とを有し、その大径部分の周方向両端においてガ
イド孔の内周面に接することを特徴とする。
【0009】従来のラックの支持装置において、ピニオ
ンの回転に対するラックの移動の追従性が低下したり、
ラックの歯とピニオンの歯との衝突音が増大する原因と
して、以下のことが究明されている。すなわち、従来の
支持装置においては、ガイド孔103の内周面は前後方
向に沿う軸心の第1仮想円筒面上に配置され、支持部材
104の外周面は第1仮想円筒面よりも小径の前後方向
軸心の第2仮想円筒面上に配置されるので、支持部材1
04を構成する各分割片104a、104bがガイド孔
103の内周面にバネ108の弾力により押し付けられ
ると、図8の(2)に示すように、各分割片104a、
104bそれぞれの外周面はガイド孔103の内周面に
一箇所Pにおいてのみ接触する。そのため、その接触箇
所P以外では、各分割片104a、104bの外周面と
ガイド孔103の内周面との間に隙間wが生じる。その
ような隙間wが生じると、各分割片104a、104b
はガイド孔103の内周面との接触箇所Pを起点として
図中矢印で示すように回転しようとするため、支持部材
104によるラック101の支持が不安定になり、ピニ
オンの回転に対するラック101の移動の追従性が低下
したり、ラック101の歯とピニオンの歯との衝突音が
大きくなる。
【0010】これに対し、本発明の構成によれば、各分
割片それぞれの外周面の大径部分の周方向両端を、バネ
の弾力によりガイド孔の内周面に押し付けることができ
る。すなわち、各分割片を周方向に間隔をおいた少なく
とも2箇所においてガイド孔の内周面に押し付けること
ができるので、各分割片がガイド孔の内周面との接触箇
所を起点として回転することを防止でき、支持部材によ
るラックの支持の安定化を図ることができる。
【0011】各分割片は焼結金属製とされ、各分割片の
小径部分と大径部分との間は滑らかに連なるものとされ
ているのが好ましい。
【0012】金属粉末を成形型内で圧縮して焼結するこ
とにより各分割片を形成する場合、各分割片の形状が複
雑になると成形型の設計が難しくなり、また、応力集中
が生じ易くなって強度が低下し、さらに、肉厚が不均一
になるため加熱時の残留応力の分布が不均一になって寸
法精度が低下する。これに対し、各分割片の小径部分と
大径部分との間が滑らかに連なることで、各分割片の形
状を単純化して成形型の設計を容易にし、また、応力集
中が生じ難くして強度低下を防止し、さらに、肉厚の均
一化により加熱時の残留応力の分布を均一にして寸法精
度の低下を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】図1に示すラックピニオン式ステアリング
装置は、車両のハンドルに連結されるヘリカルピニオン
1と、このピニオン1の歯に噛み合う歯2aが前方側
(図1において左方側)に形成されているヘリカルラッ
ク2と、このラック2を覆うハウジング3とを備えてい
る。ラック2の軸線に直角な方向であってラックからピ
ニオンに向かう方向が前方とされる。そのピニオン1は
ハウジング3にベアリング12、13を介し支持されて
いる。そのラック2の両端に操舵用車輪が連結され、ス
テアリングホイールの操作によるピニオン1の回転によ
りラック2が車両幅方向に移動することで車両の操舵が
なされる。
【0015】そのハウジング3に形成されたガイド孔6
に、焼結金属製のサポートヨーク(支持部材)4が前後
移動可能に挿入され、そのガイド孔6の内周面によりサ
ポートヨーク4は前後方向に案内される。そのガイド孔
6の内周面は前後方向軸心の第1仮想円筒面上に配置さ
れている。そのサポートヨーク4とラック2の背面との
間に合成樹脂製のシート5が介在する。図3にも示すよ
うに、その前端側はラック2の背面の曲率に応じ凹んだ
支持面4′とされている。そのシート5は、図3、図6
および図7にも示すように、背面は支持部材4の支持面
4′に沿い、前面はラック2の背面に沿う曲率を有する
支持面5′とされている。そのサポートヨーク4の支持
面4′に十字形状に横溝4aと縦溝4bとが形成され、
その溝4a、4bに嵌まり込む十字形の凸部5a、5b
がシート5の背面に形成されている。
【0016】そのサポートヨーク4は、図4にも示すよ
うに上下一対の分割片20、21により構成されてい
る。ラック2の軸線と前後方向とに直角な方向が上下方
向とされる。各分割片20、21の前端側が、ラック2
の背面側をシート5を介し支持する前記支持面4′を構
成する。
【0017】図5に示すように、両分割片20、21の
相対向する面20s、21sは、図5において左方側で
は前記横溝4aの上縁に沿い、右方側ではその横溝4a
の下縁に沿い、中央でその横溝4aを横切るものとされ
ている。その横溝4aの底部から後方に向かい、上下に
長尺の長孔23、24が形成されている。そのシート5
の背面において、前記凸部5aから後方に突出する一対
の円筒状突部25、26が形成されている。一方の円筒
状突部25は一方の分割片20の長孔23に長手方向に
移動可能に嵌合され、他方の円筒状突部26は他方の分
割片21の長孔24に長手方向に移動可能に嵌合され
る。これにより、各分割片20、21はシート5に対し
ガイド孔6の内周面に向かい移動可能とされている。な
お、各円筒状突部25、26の径が各長孔23、24の
短径よりも僅かに大きくされることで、シート5はサポ
ートヨーク4から抜け落ちるのが防止されている。
【0018】図1に示すように、そのサポートヨーク4
の後端側に、両分割片20、21に亘る凹部4″が形成
されている。その凹部4″は、前記第1仮想円筒面と同
軸心の仮想円筒面上に配置される内周面4fと、上下方
向に沿う底面4gと、その内周面4fと底面4gとの間
の受圧面4cを有する。その受圧面4cは、後方に向か
うに従いガイド孔6の内周面に向かうよう傾斜する円錐
面に沿う。その凹部4″に金属製の押し付け部材9と圧
縮コイルバネ8とが挿入されている。その押し付け部材
9は円板状で、前方に向かうに従い径が小さくなるよう
に外周面9′は球面に沿う。その受圧面4cと押し付け
部材9の外周面9′とが当接する。その押し付け部材9
にバネ8の一端が当接され、そのバネ8の他端はハウジ
ング3に取り付けられたカバー7に当接されている。こ
れにより、そのバネ8の弾力は、その押し付け部材9を
介し両分割片20、21をラック2の背面に押し付ける
分力と、その押し付け部材9を介し両分割片20、21
をガイド孔6の内周面に押し付ける分力とに分けられ
る。
【0019】その押し付け部材9の後方に隙間δを介し
配置される調節ネジ(制限部材)10がカバー7にねじ
込まれる。その隙間δは調節ネジ10の回転により変更
可能とされている。その調節ネジ10にはロックナット
11がねじ合わされている。その押し付け部材9が調節
ネジ10に当接することで、サポートヨーク4のラック
2に対する後方への移動距離が設定範囲に制限される。
【0020】図2に示すように、一方の分割片20の外
周面は、前後方向に沿う軸心を有する第2仮想円筒面上
に配置される2つの小径部分A、Cと、この2つの小径
部分A、Cの間にあって前後方向に沿う軸心を有する第
3仮想円筒面上に配置される1つの大径部分Bと、各小
径部分A、Cと大径部分Bとの間にある繋ぎ部分Dとを
有し、その大径部分Bの周方向両端がガイド孔6の内周
面との接触箇所P1、P2とされている。その第2仮想
円筒面の半径R2は上記第1仮想円筒面の半径R1より
も小さくされ、第3仮想円筒面の半径R3は第1仮想円
筒面の半径R1よりも大きくされている。その第2仮想
円筒面の軸心S2と第3仮想円筒面の軸心S3とを含む
平面は、上下方向に沿うと共に第1仮想円筒面の軸心S
1を含み、第2仮想円筒面の軸心S2と第3仮想円筒面
の軸心S3との間に第1仮想円筒面の軸心S1が配置さ
れている。各繋ぎ部分Dの曲率半径は、大径部分Bとの
接続点から小径部分A、Cとの接続点に向かうに従い、
第3仮想円筒面の半径R3から第2仮想円筒面の半径R
2に次第に変化するものとされ、これにより、各小径部
分A、Cと大径部分Bとの間は滑らかに連なるものとさ
れている。他方の分割片21の外周面も一方の分割片2
0の外周面と同様の構成とされている。
【0021】上記構成によれば、サポートヨーク4によ
りラック2の歯をピニオン1の歯に押し付けることで、
バックラッシをなくして円滑な回転伝達を図り、また、
そのサポートヨーク4が前後方向に往復動することでラ
ック2の曲がりや歯切り時の加工公差等を吸収してい
る。そのサポートヨーク4のラック2に対する後方への
移動距離を設定範囲に制限することで、その移動距離が
過大になることによるラック2とピニオン1との噛み合
い不良を防止している。
【0022】そのサポートヨーク4を構成する各分割片
20、21は、その外周面の大径部分Bの周方向両端箇
所P1、P2が、バネ8の弾力によりガイド孔6の内周
面に押し付けられる。なお、その各分割片20、21の
外周面は大径部分Bの周方向両端箇所P1、P2におい
てだけでなく、その周方向両端間の一箇所以上におい
て、成形誤差等によりガイド孔6の内周面に押し付けら
れてもよい。これにより、各分割片20、21は周方向
に間隔をおいた少なくとも2箇所P1、P2においてガ
イド孔6の内周面に押し付けられるので、ガイド孔6の
内周面との接触箇所P1、P2を起点として回転するこ
とはなく、サポートヨーク4によるラック2の支持の安
定化を図ることができる。よって、ピニオン1の回転に
対するラック2の移動の追従性が低下したり、ラック2
の歯とピニオン1の歯との衝突音が大きくなるのを防止
できる。また、各分割片20、21の外周面の大径部分
Bと小径部分A、Cとが滑らかに連なることで、各分割
片20、21の形状が複雑化することはなく、焼結金属
製である各分割片20、21の成形型の設計を容易にで
き、また、応力集中が生じ難くして強度低下を防止し、
さらに、肉厚の均一化により加熱時の残留応力の分布を
均一にして寸法精度の低下を防止できる。
【0023】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、各分割片の外周面における大径
部分と小径部分の数は特に限定されない。
【0024】
【発明の効果】本発明のラックの支持装置によれば、ピ
ニオンの回転に対するラックの移動の追従性が低下した
り、ラックの歯とピニオンの歯との衝突音が大きくなる
のを防止することができる。また、ラックを支持する分
割片を焼結金属製とする場合に、成形型の設計を容易な
ものとし、強度低下および寸法精度の低下を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のラック支持装置の断面図
【図2】本発明の実施形態のラック支持装置の背面断面
【図3】本発明の実施形態のサポートヨークとシートの
斜視図
【図4】本発明の実施形態のサポートヨークの斜視図
【図5】本発明の実施形態のサポートヨークの正面図
【図6】本発明の実施形態のシートの側面図
【図7】本発明の実施形態のシートの背面図
【図8】従来のラック支持装置の(1)は断面図、
(2)は問題点の説明用背面断面図
【符号の説明】
1 ピニオン 2 ラック 3 ハウジング 4 サポートヨーク(支持部材) 6 ガイド孔 8 バネ A、C 小径部分 B 大径部分 P1、P2 周方向両端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成されるガイド孔に挿入
    されると共にそのガイド孔の内周面により前後に案内さ
    れる支持部材を備え、 その支持部材は一対の分割片により構成され、 各分割片の前端側によりピニオンに噛み合うラックの背
    面側が支持され、 両分割片をラックの背面およびガイド孔の内周面に向か
    い付勢する弾力を作用させる手段が設けられているラッ
    クの支持装置において、 そのガイド孔の内周面は、前後方向に沿う軸心の第1仮
    想円筒面上に配置され、 各分割片の外周面は、その第1仮想円筒面よりも小径の
    前後方向に沿う軸心を有する第2仮想円筒面上に配置さ
    れる小径部分と、その第1仮想円筒面よりも大径の前後
    方向に沿う軸心を有する第3仮想円筒面上に配置される
    大径部分とを有し、その大径部分の周方向両端において
    ガイド孔の内周面に接することを特徴とするラックの支
    持装置。
  2. 【請求項2】 各分割片は焼結金属製とされ、 各分割片の外周面の小径部分と大径部分との間は滑らか
    に連なるものとされている請求項1に記載のラックの支
    持装置。
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Cited By (1)

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