JPH05238397A - ラックバー支持装置 - Google Patents
ラックバー支持装置Info
- Publication number
- JPH05238397A JPH05238397A JP4041554A JP4155492A JPH05238397A JP H05238397 A JPH05238397 A JP H05238397A JP 4041554 A JP4041554 A JP 4041554A JP 4155492 A JP4155492 A JP 4155492A JP H05238397 A JPH05238397 A JP H05238397A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- guides
- rack bar
- supporting device
- bar supporting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラックガイドが傾動しないようにしたラック
バー支持装置を提供する。 【構成】 ハウジング11に形成した円筒部11a内に
軸方向へ摺動可能に組付けたラックガイドを背部に設け
たスプリング24によりラックバー15に向けて押圧し
てラックバー15をラック軸方向へ摺動可能に支持する
ようにしたラックバー支持装置20において、前記ラッ
クガイドを略中央で軸線方向に二分割した形状(20
A,20B)とし、これら両ラックガイド20A,20
Bを拡張スプリング28により径方向へ付勢した。
バー支持装置を提供する。 【構成】 ハウジング11に形成した円筒部11a内に
軸方向へ摺動可能に組付けたラックガイドを背部に設け
たスプリング24によりラックバー15に向けて押圧し
てラックバー15をラック軸方向へ摺動可能に支持する
ようにしたラックバー支持装置20において、前記ラッ
クガイドを略中央で軸線方向に二分割した形状(20
A,20B)とし、これら両ラックガイド20A,20
Bを拡張スプリング28により径方向へ付勢した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ラックピニオン
式ステアリング装置のラックバー支持装置に関する。
式ステアリング装置のラックバー支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラックバー支持装置は、例えば実開昭5
7−171965号公報に示されているように、ハウジ
ングに形成した円筒部内に軸方向へ摺動可能に組付けた
ラックガイドを背部に設けたスプリングによりラックバ
ーに向けて押圧してラックバーをラック軸方向へ摺動可
能に支持するようにしている。
7−171965号公報に示されているように、ハウジ
ングに形成した円筒部内に軸方向へ摺動可能に組付けた
ラックガイドを背部に設けたスプリングによりラックバ
ーに向けて押圧してラックバーをラック軸方向へ摺動可
能に支持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
て提案されているラックバー支持装置においては、ラッ
クガイドに一端部より他端部の途中まで延在するスリッ
トを形成すると共に、背部のスプリングが当接する受圧
面を傾斜させ、該傾斜させた受圧面の延長交線が前記受
圧面よりラック側にあるようにしたものであり、ラック
ガイドの一端部外周は円筒部に圧接するものの他端部外
周は円筒部に圧接せず、ラックガイドが傾動して他端部
外周が円筒部に当接し異音を発するおそれがある。本発
明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、
その目的はラックガイドが傾動しないようにしたラック
バー支持装置を提供することにある。
て提案されているラックバー支持装置においては、ラッ
クガイドに一端部より他端部の途中まで延在するスリッ
トを形成すると共に、背部のスプリングが当接する受圧
面を傾斜させ、該傾斜させた受圧面の延長交線が前記受
圧面よりラック側にあるようにしたものであり、ラック
ガイドの一端部外周は円筒部に圧接するものの他端部外
周は円筒部に圧接せず、ラックガイドが傾動して他端部
外周が円筒部に当接し異音を発するおそれがある。本発
明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、
その目的はラックガイドが傾動しないようにしたラック
バー支持装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ハウジングに形成した円筒
部内に軸方向へ摺動可能に組付けたラックガイドを背部
に設けたスプリングによりラックバーに向けて押圧して
ラックバーをラック軸方向へ摺動可能に支持するように
したラックバー支持装置において、前記ラックガイドを
略中央で軸線方向に二分割した形状とし、これら両ラッ
クガイドを拡張スプリングにより径方向へ付勢した。
ために、本発明においては、ハウジングに形成した円筒
部内に軸方向へ摺動可能に組付けたラックガイドを背部
に設けたスプリングによりラックバーに向けて押圧して
ラックバーをラック軸方向へ摺動可能に支持するように
したラックバー支持装置において、前記ラックガイドを
略中央で軸線方向に二分割した形状とし、これら両ラッ
クガイドを拡張スプリングにより径方向へ付勢した。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるラックバー支持装置
においては、二分割されたラックガイドが拡張スプリン
グにより径方向へ付勢されるため、各ラックガイドは一
端部外周のみならず他端部外周でも円筒部に圧接する。
したがって、各ラックガイドの傾動は阻止され、傾動に
よる異音発生を的確に防ぐことができる。また、各ラッ
クガイドが一端部外周のみならず他端部外周でも円筒部
に圧接するため、各ラックガイドの偏摩耗が抑制され
る。
においては、二分割されたラックガイドが拡張スプリン
グにより径方向へ付勢されるため、各ラックガイドは一
端部外周のみならず他端部外周でも円筒部に圧接する。
したがって、各ラックガイドの傾動は阻止され、傾動に
よる異音発生を的確に防ぐことができる。また、各ラッ
クガイドが一端部外周のみならず他端部外周でも円筒部
に圧接するため、各ラックガイドの偏摩耗が抑制され
る。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明によるラックバー支持装置を採
用してなる車両用ラックピニオン式ステアリング装置を
示していて、このステアリング装置においては、ハウジ
ング11にベアリング12,13を介して回転自在に組
付けられステアリングシャフト(図示省略)に連結され
るピニオン軸14のピニオン14aにラックバー15の
一側に形成したラック15aが噛合している。ラックバ
ー15はハウジング11にラック軸方向(図1の紙面上
下方向)へ摺動可能に組付けられていて、ラックバー支
持装置20によってピニオン14aに向けて押圧されな
がらラック軸方向へ摺動可能に支持されている。
説明する。図1は本発明によるラックバー支持装置を採
用してなる車両用ラックピニオン式ステアリング装置を
示していて、このステアリング装置においては、ハウジ
ング11にベアリング12,13を介して回転自在に組
付けられステアリングシャフト(図示省略)に連結され
るピニオン軸14のピニオン14aにラックバー15の
一側に形成したラック15aが噛合している。ラックバ
ー15はハウジング11にラック軸方向(図1の紙面上
下方向)へ摺動可能に組付けられていて、ラックバー支
持装置20によってピニオン14aに向けて押圧されな
がらラック軸方向へ摺動可能に支持されている。
【0007】ラックバー支持装置20は、図1及び図2
にて示したように、略中央で軸線方向に二分割した形状
でハウジング11に形成した円筒部11a内に軸方向へ
摺動可能に組付けた金属製のラックガイド21A,21
Bと、これらラックガイド21A,21Bとラックバー
15間に介装されて両者の当たりを和らげる弾性体22
と、両ラックガイド21A,21Bの背部に半球状スペ
ーサ23とともに配設されてラックガイド21A,21
Bをラックバー15に向けて付勢するスプリング24
と、中間部に環状のフランジ25aを有してハウジング
11にボルト(図示省略)により固着されたカバー16
に圧入嵌合されたスリーブ25と、このスリーブ25に
進退可能に螺合されて内端にて半球状スペーサ23の背
面に当接するセンタボルト26と、このセンタボルト2
6の回転をロックするナット27と、両ラックガイド2
1A,21B間に介装されて各ラックガイド21A,2
1Bを径方向へ付勢する上下一対のC形拡張スプリング
28により構成されている。なお、両ラックガイド21
A,21Bの中間部外周には凹部(逃げ)21a,21
bが形成されていて、摺動摩擦の軽減が図られている。
また、半球状スペーサ23の曲面のRがラックバー15
の図1断面のRとほぼ同じに形成されている。
にて示したように、略中央で軸線方向に二分割した形状
でハウジング11に形成した円筒部11a内に軸方向へ
摺動可能に組付けた金属製のラックガイド21A,21
Bと、これらラックガイド21A,21Bとラックバー
15間に介装されて両者の当たりを和らげる弾性体22
と、両ラックガイド21A,21Bの背部に半球状スペ
ーサ23とともに配設されてラックガイド21A,21
Bをラックバー15に向けて付勢するスプリング24
と、中間部に環状のフランジ25aを有してハウジング
11にボルト(図示省略)により固着されたカバー16
に圧入嵌合されたスリーブ25と、このスリーブ25に
進退可能に螺合されて内端にて半球状スペーサ23の背
面に当接するセンタボルト26と、このセンタボルト2
6の回転をロックするナット27と、両ラックガイド2
1A,21B間に介装されて各ラックガイド21A,2
1Bを径方向へ付勢する上下一対のC形拡張スプリング
28により構成されている。なお、両ラックガイド21
A,21Bの中間部外周には凹部(逃げ)21a,21
bが形成されていて、摺動摩擦の軽減が図られている。
また、半球状スペーサ23の曲面のRがラックバー15
の図1断面のRとほぼ同じに形成されている。
【0008】ところで、上記のように構成した本実施例
においては、二分割されたラックガイド21A,21B
が拡張スプリング28により径方向へ付勢されるため、
各ラックガイド21A,21Bは一端部外周のみならず
他端部外周でも円筒部11aに圧接する。したがって、
各ラックガイド21A,21Bの傾動は阻止され、傾動
による異音発生を的確に防ぐことができる。かかる作用
は各ラックガイド21A,21Bがスプリング24によ
り半球状スペーサ23を介してラックバー15に向けて
押圧されラックバー15の背面にて両側に押し開らかれ
ることによって助長され、しかも半球状スペーサ23の
曲面のRがラックバー15の図1断面のRとほぼ同じに
形成されているので、ラックガイド21A,21Bが軸
方向に移動する際に発生するラックガイド21A,21
Bをハウジング11へ押しつける力がラックバー15と
半球状スペーサ23から略均等に発生しクリアランスゼ
ロが効果的に達成される。また、各ラックガイド21
A,21Bが一端部外周のみならず他端部外周でも円筒
部11aに圧接し、かつ中間部外周にて凹部21a,2
1bにより円筒部11aに圧接しないため、各ラックガ
イド21A,21Bの偏摩耗が摺動摩擦の軽減を図りな
がら抑制される。
においては、二分割されたラックガイド21A,21B
が拡張スプリング28により径方向へ付勢されるため、
各ラックガイド21A,21Bは一端部外周のみならず
他端部外周でも円筒部11aに圧接する。したがって、
各ラックガイド21A,21Bの傾動は阻止され、傾動
による異音発生を的確に防ぐことができる。かかる作用
は各ラックガイド21A,21Bがスプリング24によ
り半球状スペーサ23を介してラックバー15に向けて
押圧されラックバー15の背面にて両側に押し開らかれ
ることによって助長され、しかも半球状スペーサ23の
曲面のRがラックバー15の図1断面のRとほぼ同じに
形成されているので、ラックガイド21A,21Bが軸
方向に移動する際に発生するラックガイド21A,21
Bをハウジング11へ押しつける力がラックバー15と
半球状スペーサ23から略均等に発生しクリアランスゼ
ロが効果的に達成される。また、各ラックガイド21
A,21Bが一端部外周のみならず他端部外周でも円筒
部11aに圧接し、かつ中間部外周にて凹部21a,2
1bにより円筒部11aに圧接しないため、各ラックガ
イド21A,21Bの偏摩耗が摺動摩擦の軽減を図りな
がら抑制される。
【0009】上記実施例においては、スプリング24の
ばね力をラックガイド21A,21Bに伝えるスペーサ
として半球状スペーサ23を採用したが、同スペーサは
平板であってもよく、また一対の拡張スプリング28を
採用したが、拡張スプリングの数は上記実施例に限定さ
れない。
ばね力をラックガイド21A,21Bに伝えるスペーサ
として半球状スペーサ23を採用したが、同スペーサは
平板であってもよく、また一対の拡張スプリング28を
採用したが、拡張スプリングの数は上記実施例に限定さ
れない。
【図1】 本発明によるラックバー支持装置の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】 図1に示した両ラックガイドの斜視図であ
る。
る。
11…ハウジング、11a…円筒部、15…ラックバ
ー、20…ラックバー支持装置、21A,21B…二分
割したラックガイド、24…スプリング、28…拡張ス
プリング。
ー、20…ラックバー支持装置、21A,21B…二分
割したラックガイド、24…スプリング、28…拡張ス
プリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングに形成した円筒部内に軸方向
へ摺動可能に組付けたラックガイドを背部に設けたスプ
リングによりラックバーに向けて押圧してラックバーを
ラック軸方向へ摺動可能に支持するようにしたラックバ
ー支持装置において、前記ラックガイドを略中央で軸線
方向に二分割した形状とし、これら両ラックガイドを拡
張スプリングにより径方向へ付勢したことを特徴とする
ラックバー支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041554A JPH05238397A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ラックバー支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041554A JPH05238397A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ラックバー支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238397A true JPH05238397A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12611649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041554A Pending JPH05238397A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ラックバー支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05238397A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0788962A2 (en) * | 1995-09-19 | 1997-08-13 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Rack supporting device |
JP2002193118A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Oiles Ind Co Ltd | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603304U (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-11 | 日立化成工業株式会社 | ライニングボルト |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041554A patent/JPH05238397A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603304U (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-11 | 日立化成工業株式会社 | ライニングボルト |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0788962A2 (en) * | 1995-09-19 | 1997-08-13 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Rack supporting device |
EP0788962A3 (en) * | 1995-09-19 | 1998-01-07 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Rack supporting device |
JP2002193118A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Oiles Ind Co Ltd | ラックピニオン式ステアリング装置 |
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