JPH0976607A - 印字装置、その異常処理方法、印字システムおよび情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 取扱い説明書を参照することなく異常状態を
復旧できる印字装置を提供する。 【解決手段】 印字装置は、インタフェース１１、表示
部１２、操作パネル１３、ＣＰＵ１４、ＲＡＭ１５、Ｒ
ＯＭ１６および印字部１７から構成される。印字装置が
異常状態になると表示部１２に装置の状態を簡潔な言葉
あるいは記号により表示する。操作パネル１３から異常
状態に対処する処理手順の印字要求を受け付けた場合、
異常状態に応じて登録された対処手順をＲＯＭ１６より
検索し、異常状態に対処する対処手順を印字する。印字
装置の取扱い説明書を参照することなく、印字された対
処手順にしたがって異常状態からの適正な復旧作業を迅
速に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は印字装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、印字装置として装置状態を表示す
る表示部を備えたものが知られている。この種の印字装
置は用紙切れやトナー切れなどの異常状態になった場
合、その状態を簡潔に表した言葉や記号を用いて表示部
に表示したり、接続されているホストコンピュータの画
面に装置状態を簡潔に表した言葉や記号を用いて表示し
たりしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印字装置では、用紙切れやトナー切れなどの異常状態に
対処する場合、印字装置の表示部に表示されているメッ
セージやホストコンピュータの画面上のメッセージを頼
りに取扱い説明書を参照して、印字装置の異常状態を正
常状態に復旧しなければならなかった。このため、異常
状態の対処方法の向上が望まれていた。

【０００４】そこで、本発明は取扱い説明書を参照する
ことなく異常状態を復旧できる印字装置を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る印字装置は、異常状態であるか否か
を判別する判別手段と、該判別の結果、前記異常状態で
ある場合、該状態を表示する表示手段と、前記異常状態
から正常状態に復旧するための対処情報を記憶する記憶
手段と、該記憶された対処情報に対する印字要求を受け
付ける受付手段と、該印字要求が受け付けられた場合、
前記異常状態に応じた前記対処情報を前記記憶手段から
検索する検索手段と、該検索された対処情報を印字する
印字手段とを備える。

【０００６】請求項２に係る印字装置は、請求項１に係
る印字装置において他の印字装置と共にネットワークに
接続され、前記異常状態である場合に印字可能であるか
否かを判別する印字判別手段と、該判別の結果、印字不
可能である場合、前記他の印字装置に前記検索された対
処情報を転送する転送手段とを備えたことを特徴とす
る。

【０００７】請求項３に係る印字装置は、情報処理装置
に接続された印字装置において、異常状態であるか否か
を判別する判別手段と、該判別の結果、異常状態である
場合、前記情報処理装置に通知する通知手段と、前記異
常状態から正常状態に復旧するための対処情報を記憶す
る記憶手段と、該記憶された対処情報に対する表示要求
を前記情報処理装置より受け付ける受付手段と、該表示
要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じた前記
対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、該検
索された対処情報を前記情報処理装置に転送する転送手
段とを備えたことを特徴とする。

【０００８】請求項４に係る印字装置の異常処理方法
は、異常状態であるか否かを判別し、該判別の結果、前
記異常状態である場合、該状態を表示し、前記異常状態
から正常状態に復旧するための対処情報を記憶手段に記
憶しておき、該記憶された対処情報に対する印字要求を
受け付け、該印字要求が受け付けられた場合、前記異常
状態に応じた前記対処情報を前記記憶手段から検索し、
該検索された対処情報を印字することを特徴とする。

【０００９】請求項５に係る印字システムでは、情報処
理装置および印字装置を備えた印字システムにおいて、
前記印字装置は、異常状態であるか否かを判別する判別
手段と、該判別の結果、前記異常状態である場合、前記
情報処理装置に通知する通知手段と、前記異常状態から
正常状態に復旧するための対処情報を記憶する記憶手段
と、該記憶された対処情報に対する表示要求が前記情報
処理装置より受け付けられたか否かを判別する受付判別
手段と、該表示要求が受け付けられた場合、前記異常状
態に応じた前記対処情報を前記記憶手段から検索する検
索手段と、該検索された対処情報を前記情報処理装置に
転送する転送手段とを備え、前記情報処理装置は、前記
記憶された対処情報に対する表示要求を受け付ける受付
手段と、前記転送された対処情報を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする。

【００１０】請求項６に係る情報処理装置は、印字装置
が接続された情報処理装置において、前記印字装置は、
異常状態であるか否かを判別する判別手段と、該判別の
結果、前記異常状態である場合、前記情報処理装置に通
知する通知手段と、前記異常状態から正常状態に復旧す
るための対処情報を記憶する記憶手段と、該記憶された
対処情報に対する表示要求が前記情報処理装置より受け
付けられたか否かを判別する受付判別手段と、該表示要
求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じた前記対
処情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、該検索
された対処情報を前記情報処理装置に転送する転送手段
とを備える一方、前記記憶された対処情報に対する表示
要求を受け付ける受付手段と、前記転送された対処情報
を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の印字装置の実施の形態に
ついて説明する。図１は実施の形態における印字装置の
構成を示すブロック図である。印字装置は、データの送
受信を行うインタフェース１１、印字装置の状態を表す
表示部１２、設定または要求を受け付ける操作パネル１
３、中央演算処理装置（ＣＰＵ）１４、ランダムアクセ
スメモリ（ＲＡＭ）１５、リードオンリーメモリ（ＲＯ
Ｍ）１６および印字部１７から構成される。

【００１２】図２は印字装置の異常状態の対処処理手順
を示すフローチャートである。この処理には、印字装置
が異常状態になった場合、印字装置の状態を復旧させる
方法が示されている。まず、印字装置が異常状態になる
と、装置の状態を簡潔な言葉あるいは記号により表示部
１２に表示する（ステップＳ１）。そして、異常状態に
対処する対処手順の印字要求を受け付ける（ステップＳ
２）。ここで、操作パネル１３から異常状態に対処する
対処手順の印字要求を受け付けた場合、印字装置に登録
された対処手順を異常状態に応じてＲＯＭ１６より検索
する（ステップＳ３）。

【００１３】印字装置の状態が印字可能であるか否かを
判別し（ステップＳ４）、印字装置が現在の異常状態に
おいても対処手順の印字が可能である場合、異常状態に
対処する対処手順を印字する（ステップＳ５）。また、
印字装置が現在の異常状態において対処手順の印字が不
可能であると判別された場合、ネットワーク上に接続さ
れた他の印字装置に対して異常状態に対処する対処手順
の印字要求を操作パネル１３より受け付ける（ステップ
Ｓ６）。ここで、他の印字装置に対して異常状態に対処
する対処手順の印字要求を受け付けた場合、ネットワー
ク上に接続された他の印字装置の状態が印字可能である
か否かを判別する（ステップＳ７）。

【００１４】ネットワーク上に接続された他の印字装置
の状態が印字可能である場合、表示部１２に異常状態に
対処する対処手順データを転送する印字装置名を表示し
（ステップＳ８）、決定された他の印字装置へ異常状態
に対処する対処手順データを転送して（ステップＳ９）
処理を終了する。

【００１５】［他の実施の形態］他の実施の形態におけ
る印字装置について説明する。図３は他の実施の形態に
おける印字装置の異常状態の対処処理手順を示すフロー
チャートである。本実施の形態では、対処手順を印字装
置に印字させる代わりに、ホストコンピュータに対処手
順データを転送することによりホストコンピュータの画
面に対処手順を表示させる。

【００１６】まず、印字装置が異常状態になると、ホス
トコンピュータに印字装置の状態を通知する（ステップ
Ｓ１１）。そして、ホストコンピュータから異常状態に
対処する対処手順の表示要求を受け付ける（ステップＳ
１２）。ここで、異常状態に対処する対処手順の表示要
求をホストコンピュータから受け付けた場合、印字装置
に登録された対処手順を異常状態に応じてＲＯＭ１６よ
り検索し（ステップＳ１３）、異常状態に対処する対処
手順データをホストコンピュータに転送して（ステップ
Ｓ１４）処理を終了する。ホストコンピュータは転送さ
れた対処手順データにしたがって画面に対処手順を表示
する。

【００１７】このように、本実施の形態における印字装
置によれば、印字装置で印字された対処手順あるいはホ
ストコンピュータの画面に表示された対処手順を頼りに
印字装置の取扱い説明書を調べる必要なく、異常状態か
らの適正な復旧作業を迅速に行うことができる。

【００１８】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用してもよいし、１つの機器からなる装置に
適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウェアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み
出すことによってそのシステムあるいは装置が本発明の
効果を享受することが可能となる。

【００１９】

【発明の効果】請求項１に係る印字装置によれば、判別
手段により異常状態であるか否かを判別し、該判別の結
果、前記異常状態である場合、表示手段により該状態を
表示し、記憶手段により前記異常状態から正常状態に復
旧するための対処情報を記憶し、受付手段により該記憶
された対処情報に対する印字要求を受け付け、該印字要
求が受け付けられた場合、検索手段により前記異常状態
に応じた前記対処情報を前記記憶手段から検索し、印字
手段により該検索された対処情報を印字するので、取扱
い説明書を参照することなく、印字された対処情報にし
たがって異常状態からの適正な復旧作業を迅速に行うこ
とができる。

【００２０】請求項２に係る印字装置によれば、他の印
字装置と共にネットワークに接続され、前記異常状態で
ある場合に印字可能であるか否かを判別する印字判別手
段と、該判別の結果、印字不可能である場合、前記他の
出力装置に前記検索された対処情報を転送する転送手段
とを備えるので、取扱い説明書を参照することなく、他
の印字装置に印字された対処情報にしたがって異常状態
からの適正な復旧作業を迅速に行うことができる。

【００２１】請求項３に係る印字装置によれば、情報処
理装置に接続された印字装置において、異常状態である
か否かを判別する判別手段と、該判別の結果、異常状態
である場合、前記情報処理装置に通知する通知手段と、
前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
記憶する記憶手段と、該記憶された対処情報に対する表
示要求を前記情報処理装置より受け付ける受付手段と、
該表示要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
た前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段
と、該検索された対処情報を前記情報処理装置に転送す
る転送手段とを備えるので、取扱い説明書を参照するこ
となく、情報処理装置に表示された対処情報にしたがっ
て異常状態からの適正な復旧作業を迅速に行うことがで
きる。

【００２２】請求項４に係る印字装置の異常処理方法に
よれば、異常状態であるか否かを判別し、該判別の結
果、前記異常状態である場合、該状態を表示し、前記異
常状態から正常状態に復旧するための対処情報を記憶手
段に記憶しておき、該記憶された対処情報に対する印字
要求を受け付け、該印字要求が受け付けられた場合、前
記異常状態に応じた前記対処情報を前記記憶手段から検
索し、該検索された対処情報を印字するので、取扱い説
明書を参照することなく、印字された対処情報にしたが
って異常状態からの適正な復旧作業を迅速に行うことが
できる。

【００２３】請求項５に係る印字システムによれば、情
報処理装置および印字装置を備えた印字システムにおい
て、前記印字装置は、異常状態であるか否かを判別する
判別手段と、該判別の結果、前記異常状態である場合、
前記情報処理装置に通知する通知手段と、前記異常状態
から正常状態に復旧するための対処情報を記憶する記憶
手段と、該記憶された対処情報に対する表示要求が前記
情報処理装置より受け付けられたか否かを判別する受付
判別手段と、該表示要求が受け付けられた場合、前記異
常状態に応じた前記対処情報を前記記憶手段から検索す
る検索手段と、該検索された対処情報を前記情報処理装
置に転送する転送手段とを備え、前記情報処理装置は、
前記記憶された対処情報に対する表示要求を受け付ける
受付手段と、前記転送された対処情報を表示する表示手
段とを備えるので、取扱い説明書を参照することなく、
印字された対処情報にしたがって異常状態からの適正な
復旧作業を迅速に行うことができる。

【００２４】請求項６に係る情報処理装置によれば、印
字装置が接続された情報処理装置において、前記印字装
置は、異常状態であるか否かを判別する判別手段と、該
判別の結果、前記異常状態である場合、前記情報処理装
置に通知する通知手段と、前記異常状態から正常状態に
復旧するための対処情報を記憶する記憶手段と、該記憶
された対処情報に対する表示要求が前記情報処理装置よ
り受け付けられたか否かを判別する受付判別手段と、該
表示要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じた
前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
該検索された対処情報を前記情報処理装置に転送する転
送手段とを備える一方、前記記憶された対処情報に対す
る表示要求を受け付ける受付手段と、前記転送された対
処情報を表示する表示手段とを備えるので、取扱い説明
書を参照することなく、印字された対処情報にしたがっ
て異常状態からの適正な復旧作業を迅速に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態における印字装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図２】印字装置の異常状態の対処処理手順を示すフロ
ーチャートである。

【図３】他の実施の形態における印字装置の異常状態の
対処処理手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１２ 表示部 １３ 操作パネル １４ ＣＰＵ １５ ＲＡＭ １６ ＲＯＭ １７ 印字部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 異常状態であるか否かを判別する判別手
   段と、 該判別の結果、前記異常状態である場合、該状態を表示
   する表示手段と、 前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
   記憶する記憶手段と、 該記憶された対処情報に対する印字要求を受け付ける受
   付手段と、 該印字要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
   た前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段
   と、 該検索された対処情報を印字する印字手段とを備えた印
   字装置。
2. 【請求項２】 他の印字装置と共にネットワークに接続
   され、 前記異常状態である場合に印字可能であるか否かを判別
   する印字判別手段と、 該判別の結果、印字不可能である場合、前記他の印字装
   置に前記検索された対処情報を転送する転送手段とを備
   えたことを特徴とする請求項１記載の印字装置。
3. 【請求項３】 情報処理装置に接続された印字装置にお
   いて、 異常状態であるか否かを判別する判別手段と、 該判別の結果、異常状態である場合、前記情報処理装置
   に通知する通知手段と、 前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
   記憶する記憶手段と、 該記憶された対処情報に対する表示要求を前記情報処理
   装置より受け付ける受付手段と、 該表示要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
   た前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段
   と、 該検索された対処情報を前記情報処理装置に転送する転
   送手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
4. 【請求項４】 異常状態であるか否かを判別し、 該判別の結果、前記異常状態である場合、該状態を表示
   し、 前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
   記憶手段に記憶しておき、 該記憶された対処情報に対する印字要求を受け付け、 該印字要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
   た前記対処情報を前記記憶手段から検索し、 該検索された対処情報を印字することを特徴とする印字
   装置の異常処理方法。
5. 【請求項５】 情報処理装置および印字装置を備えた印
   字システムにおいて、 前記印字装置は、 異常状態であるか否かを判別する判別手段と、 該判別の結果、前記異常状態である場合、前記情報処理
   装置に通知する通知手段と、 前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
   記憶する記憶手段と、 該記憶された対処情報に対する表示要求が前記情報処理
   装置より受け付けられたか否かを判別する受付判別手段
   と、 該表示要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
   た前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段
   と、 該検索された対処情報を前記情報処理装置に転送する転
   送手段とを備え、 前記情報処理装置は、 前記記憶された対処情報に対する表示要求を受け付ける
   受付手段と、 前記転送された対処情報を表示する表示手段とを備えた
   ことを特徴とする印字システム。
6. 【請求項６】 印字装置が接続された情報処理装置にお
   いて、 前記印字装置は、 異常状態であるか否かを判別する判別手段と、 該判別の結果、前記異常状態である場合、前記情報処理
   装置に通知する通知手段と、 前記異常状態から正常状態に復旧するための対処情報を
   記憶する記憶手段と、 該記憶された対処情報に対する表示要求が前記情報処理
   装置より受け付けられたか否かを判別する受付判別手段
   と、 該表示要求が受け付けられた場合、前記異常状態に応じ
   た前記対処情報を前記記憶手段から検索する検索手段
   と、 該検索された対処情報を前記情報処理装置に転送する転
   送手段とを備える一方、 前記記憶された対処情報に対する表示要求を受け付ける
   受付手段と、 前記転送された対処情報を表示する表示手段とを備えた
   ことを特徴とする情報処理装置。