JPH0976323A - 端縁部分並列シートの成形方法および装置 - Google Patents

端縁部分並列シートの成形方法および装置

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JPH0976323A
JPH0976323A JP7238290A JP23829095A JPH0976323A JP H0976323 A JPH0976323 A JP H0976323A JP 7238290 A JP7238290 A JP 7238290A JP 23829095 A JP23829095 A JP 23829095A JP H0976323 A JPH0976323 A JP H0976323A
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Japan
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sub
sheet
forming
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JP7238290A
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Masayuki Yagi
正幸 八木
Hajime Iizuka
一 飯塚
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用溶融樹脂の歩留まりおよびシートの生産
性を効果的に向上すると共に、比較的簡単に構成するこ
とができる端縁部分並列シートの成形方法および装置を
提供する。 【解決手段】 フィードブロック30の下流側に、単層
型のTダイ50を結合したフィードブロック式シート成
形装置において、フィードブロック30の中央部に、複
数(3種)の主溶融樹脂32、34、36を供給する主
供給路38を拡幅状に形成すると共に、この主供給路3
8の両端部には、副溶融樹脂40、42をそれぞれ供給
する副供給路40a、42aを、それぞれ合流し得るよ
うに形成し、この合流部には、絞り47、48および減
速壁44a、46aからなり、副溶融樹脂の流動の方向
および速度を主溶融樹脂に対して均等にさせる障壁手段
44、46を設ける。これにより、主溶融物32、3
4、36から成形されるシート本体L1 の両端部に、副
溶融物40、42から成形される端縁部分L3 を、同時
に並列形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本的にフィード
ブロック式シート成形方法およびその装置に係り、特に
その成形されるシート本体の幅方向両端部に端縁部分を
同時に並列形成することができるシート成形方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶融樹脂を供給するフィードブ
ロックの下流側に、前記溶融樹脂を押出し成形する単層
型Tダイを結合した形式のシート成形方法およびその装
置は、その溶融樹脂材料の歩留まりを向上するため、成
形されるシート本体の幅方向両端部に、端縁部分を同時
に並列形成するように構成されている。なお、前記並列
形成するための手段は、通常はTダイ内に設けられる
が、一部にはフィードブロック内に設けることも提案さ
れている。
【0003】すなわち、図6は、前述した並列形成手段
を、Tダイ内に設けた場合を示し、シート成形装置は、
Tダイ10内のシート本体用供給路12から供給される
シート本体用溶融樹脂12′をマニホールド14および
スリット16を介して拡幅し、その両端部の外側に、端
縁部分用供給路20から供給されるシート端縁部分用溶
融樹脂20′を、拡幅路17を介して拡幅すると同時
に、合流点19で合流させることにより、溶融樹脂1
2′から成形されるシート本体18の幅方向両端部に、
溶融樹脂20′から成形される端縁部分15を同時に並
列形成するように構成されている。
【0004】なお、この場合、シート18は、溶融樹脂
12′が1種(12′)である場合は単層(図7参照)
に形成され、また、複数、例えば3種(12′a、1
2′b、12′c)である場合は3層(図8参照)に形
成される。
【0005】そこで、前述した溶融樹脂材料の歩留まり
につき説明する。すなわち、この種の成形シートは、一
般に、シート成形に際して、その耳部を所定長さだけ切
徐する。しかるに、この時、シート本体18の溶融樹脂
12′が、リサイクル困難な物質であり、そしてシート
にその端縁部分15が設けられていない場合には、前記
耳部の部分はリサイクル不能となる。従って、溶融樹脂
材料の歩留まりが低下する。すなわち、前記端縁部分
は、前述したように、前記歩留まりの低下を防止すべく
設けられている。
【0006】また、因みに、この種のTダイを使用する
シート成形装置においては、前述したフィードブロック
式の他に、複数のマニホールドを有する複層型Tダイか
らなるマルチマニホールド式が知られている。しかしな
がら、この形式は、本来構造が大形であり、特に前記並
列形成手段を付加すると、更に複雑となるので、通常
は、この種の用途には採用されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の前記従来のシート成形方法および装置は、なお次に述
べるような難点を有していた。
【0008】すなわち、前記従来のシート成形方法およ
び装置(以下、単にシート成形装置と総称する場合があ
る)は、その溶融樹脂材料の歩留まり低下を防止するた
めのシート端縁部分の並列形成において、換言すれば、
前述した図6乃至図8に示す成形装置によるシートの形
成に関し、次に述べるような難点を有していた。
【0009】すなわち、先ず3層シート18(図8)に
ついて説明すると、このような複数シートの場合には、
その各層(12′a、12′b、12′c)は、それら
の間のMI値(メルトフローインデックスと呼ばれる流
動特性値で、値が高い程流動性が良くなる)の相違に基
因する包込み現象(相互に包込み混合する作用)が生じ
る。従って、前記3層の中で層(12′aおよび12′
c)が低MI値の溶融樹脂であり、層(12′b)が高
MI値の溶融樹脂であり、そして端縁部分層20′が高
MI値の溶融樹脂である場合には、図示の区間(包込み
区間)L2 内の中央部分(包込み部分)においては、低
MI値層(12′aまたは12′c)の溶融樹脂が、高
MI値層(12′bおよび20′)の溶融樹脂に対して
包込まれると共に、高MI値の溶融樹脂12′bおよび
20′からなる混合物L2 ′を生じる。
【0010】しかるに、この場合、高MI値の溶融樹脂
12′bを含む前記混合物L2 ′はリサイクルが難しい
物質であるので、この混合物を含む前記包込み区間L2
内の樹脂材料は廃棄される。従って、リサイクル材料
は、図示の区間(トリミングして再使用される、いわゆ
るリサイクル区間)L3 内の材料のみに限定され、この
結果、溶融樹脂材料の歩留まりが低下していた。しか
も、この場合、従来のシート成形装置においては、リサ
イクル区間L3 内にも包込み現象が往々にして波及し、
このため実際的には前記リサイクル区間L3 内の材料も
通常は廃棄され、前記歩留まり低下が更に助長されてい
た。なお、前記廃棄材料は、前記歩留まりを低下させる
ばかりではなく、近来はその樹脂材料組成によっては、
環境的にも問題を発生していた。なお、図示の区間L1
は、シート有効幅区間を示している。
【0011】次に、単層シート18(図7)について説
明する。この場合、溶融樹脂は1種(12′)のみであ
るので、包込み現象は発生せず、従って前記多層シート
の場合におけるような、包込み区間に係る前記溶融樹脂
材料の歩留まり低下の問題は発生しない。しかしなが
ら、この場合は、前述とは別の問題、すなわち生産性の
低下が生じていた。すなわち、Tダイ10から押出され
た単層シート18の厚みは、マニホールド14およびス
リット16を介して十分に厚み制御される主溶融物層1
2′の厚みT1 と、合流点19からスリット16までの
短区間Z(図6参照)だけで厚み制御される副溶融物層
20′の厚みT2 とが、必ずしも一致しないことから、
後工程でのいわゆるロールタッチむらを生じる。この結
果、成形ロール効果を損なって、生産性を低下するとい
う前記とは別の問題を生じていた。
【0012】このように、前記従来のシート成形装置に
おいては、先ず第1に、溶融樹脂材料の歩留まり低下の
防止(溶融樹脂材料のリサイクル率の向上)の程度は、
各層樹脂材料間の包込み現象、あるいは区画設定の抑止
または規制が、不十分である(なお、これに関しては、
後述する本発明の開示において説明される、図5および
これに関する説明部分を参照)ことから、実際的には大
きく限定されていた。
【0013】次に、シート端縁部分の前記並列形成手段
が、通常は複雑な構造のTダイ内に設けられ、かつシー
トの厚みむらを発生することから、機械加工およびメン
テナンス等を困難にすると共に、シートの生産性を低下
させていた。
【0014】そこで、本発明の目的は、使用溶融樹脂材
料の歩留まりおよびシートの生産性を効果的に向上する
と共に、比較的簡単に構成することができる端縁部分並
列シートの成形方法および装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するた
め、本発明に係る端縁部分並列シートの成形方法は、溶
融物を供給するフィードブロックの下流側に、前記溶融
物を押出し成形する単層型Tダイを結合してなるフィー
ドブロック式シート成形方法において、前記溶融物は主
溶融物および副溶融物から形成し、前記主溶融物はフィ
ードブロックの中央部に拡幅状に供給すると共に、前記
副溶融物をこの主溶融物の両端部に流動障壁手段を介し
て均等に合流し得るように供給することにより、前記主
溶融物から成形されるシート本体の両端部に前記副溶融
物から成形される端縁部分を同時に並列形成することを
特徴とする。
【0016】この場合、主溶融物を単一および/または
複数溶融物に構成すれば、シート本体は単層および/ま
たは多層シートに形成される。また、副溶融物の流動特
性値は、主溶融物の中の高流動特性値に略等しく設定す
れば好適である。さらに、副溶融物の流動の方向および
速度を、主溶融物に対して均等に合流するように設定す
れば好適である。
【0017】また、本発明に係る端縁部分並列シートの
成形装置は、溶融物を供給するフィードブロックの下流
側に、前記溶融物を押出し成形する単層型Tダイを結合
してなるフィードブロック式シート成形装置において、
前記溶融物は主溶融物および副溶融物からなり、前記主
溶融物を供給する主供給路はフィードブロックの中央部
に拡幅状に形成すると共に、前記副溶融物を供給する副
供給路を前記主供給路の両端部に合流し得るように形成
し、さらに前記合流部には前記主溶融物および副溶融物
を均等に流動させる障壁手段を設け、前記主溶融物から
成形されるシート本体の両端部に前記副溶融物から成形
される端縁部分を同時に並列形成するように構成するこ
とを特徴とする。
【0018】この場合、障壁手段は、副供給路の出口に
設けた減速壁と、入口に設けた絞りとから形成し、副溶
融物の流動の方向および速度を、主溶融物に対して均等
に設定するように構成することができる。
【0019】従って、本発明によれば、先ず並列形成手
段が簡単な構造のフィードブロック内に設けられること
から、機械加工およびメンテナンスが簡単化されること
は明らかである。次に、各溶融物間の流動が、障壁手段
を介して正確に規制されることから、これら溶融物間の
包込み現象あるいは区画設定が、十分に抑制されあるい
は正確に画定されるので、例えば副溶融物としてリサイ
クル可能な材料あるいはフイルム延伸クリップ部用の低
粘着性材料を、適宜選定することにより、特に多層シー
トにおいてもその溶融樹脂材料のリサイクル率を向上す
ることができる。
【0020】また、各溶融物の厚みがTダイを介して均
一に制御されることから、成形ロール効果が達成され、
従って特に単層シートにおいても、その溶融樹脂材料の
リサイクル率を損なうことなく、シートの生産性を向上
することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明に係る端縁部分並列シートの成
形方法につき、この方法を実施する装置との関係におい
て、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0022】先ず初めに、本発明に係る成形装置の、そ
れ自体の構成は、基本的には、後述する従来のもの(図
5参照)と同一である。すなわち、図1乃至図3におい
て、本発明の成形装置は、基本的には、溶融物を供給す
るフィードブロック30の下流側に、前記溶融物を押出
し成形する単層型のTダイ50を結合してなるフィード
ブロック式シート成形装置が構成されている。
【0023】しかるに、本発明においては、前記構成に
おいて、前記フィードブロック30の中央部に、複数
(図示の実施例においては3種)の主溶融樹脂32、3
4、36(これらは、それぞれのマニホールド32a、
34a、36aから導入される)を供給する主供給路3
8が拡幅状に形成されると共に、この主供給路38の両
端部には、副溶融樹脂40、42をそれぞれ供給する副
供給路40a、42aが合流するように形成される。さ
らに、この合流部には、主溶融樹脂および副溶融樹脂を
均等に流動させる障壁手段44、46として、それぞれ
副供給路40a、42aの出口に設けた減速壁44a、
46aと、入口に設けた絞り47、49とからなり、主
溶融樹脂および副溶融樹脂の流動方向および速度を均等
に設定する手段が設けられる。
【0024】そして、このような構成により、主溶融樹
脂32、34、36から成形されるシート本体L1 の両
端部に、副溶融樹脂40、42から成形される端縁部分
L3を、同時に並列形成するように構成される。
【0025】従って、本発明によれば、次のような作動
ないし効果が達成される。
【0026】すなわち、先ず前記端縁部分の並列形成手
段が、フィードブロック内に形成されることから、機械
加工およびメンテナンスを簡略化すると同時に、装置の
汎用性も確保することができる。
【0027】次に、多層シートの成形に際しては、その
各溶融樹脂32、34、36および40、42間の流動
が、障壁手段44、46を介して正確に規制されること
から、これら溶融樹脂間の包込み現象あるいは区画設定
が、十分に抑制されあるいは正確に画定されるので、副
溶融樹脂40、42として、リサイクル可能である。し
かも、この場合、好適には、例えば主溶融樹脂34、3
6と同一種類であって、リサイクル困難な主溶融樹脂3
2と略等しい高MI値の材料を選定すると、端縁部分L
3 は、その幅を一定に保持し得ると同時に、混合物L2
′は主溶融樹脂34、36と副溶融樹脂40、42か
らなり、その全部をリサイクル可能に構成し得るので、
特にこのような多層シートにおいて、その使用樹脂材料
のリサイクル率を効果的に向上することができる。
【0028】なお、ここで、従来から提案されているよ
うに、障壁手段を設けない場合(図5参照)には、各溶
融樹脂32、34、36、40、42間の流動は規制さ
れないので、これらの間の区画設定は正確には達成され
ない。従って、端縁部分(リサイクル部分)L3 と、シ
ート本体(製品部分)L1 との間には、結果的に、組成
のばらつきによる主溶融樹脂32と副溶融樹脂40、4
2からなる混合物L2′を含む廃棄部分L2 が発生す
る。従って、使用樹脂材料の歩留まりが低下すると同時
に、環境問題も発生することは明らかである。なお、こ
の現象は、前記従来技術(図6)の場合においても略同
様である。
【0029】最後に、単層シート(図4)の成形に際し
ては、その各溶融物48および40、42の厚みが、T
ダイ50を介して均一に制御されることから、後工程で
の成形ロール効果が十分に達成され、副溶融樹脂40、
42として、リサイクル可能である。しかも、この場
合、好適には、例えばそのMI値が主溶融樹脂48と略
等しく、かつ低粘着性の材料を選定すると、副溶融樹脂
40、42の良好な横方向の延伸性により、端縁部分L
3 はその幅が一定に保持されると同時に、その全部がリ
サイクル可能に構成され得るので、特にこのような単層
シートにおいても、そのシートの生産性を、溶融樹脂材
料のリサイクル率を損なうことなく、効果的に向上する
ことができる。
【0030】なお、ここで、前記単層シートの成形装置
は、種々の用途に適用することができる。すなわち、前
記単層シートの成形において、例えばその端縁部分L3
を所要幅残存するようにすれば、前記端縁部分L3 の一
部分を含む単層シートに形成することができる。
【0031】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
が可能である。なお、副溶融樹脂には、種々の材料を適
用できることは勿論であり、例えば、ピニング成形時に
はピニング性樹脂を、冷却ロールへの密着性を向上する
ためには滑り性の悪い樹脂を、ディッケル部での樹脂の
滞留に対してはヤケ強度に強い樹脂等を、それぞれ好適
に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る端縁
部分並列シートの成形方法および装置は、例えばその装
置について説明すると、フィードブロックの下流側に、
単層型Tダイを結合したフィードブロック式シート成形
装置において、前記フィードブロックの中央部に、主溶
融物を供給する主供給路を拡幅状に形成すると共に、こ
の主供給路の両端部に副溶融物を供給する副供給路を合
流するように形成し、さらに前記合流部には前記主溶融
物および副溶融物を均等に流動させる障壁手段を設ける
ことにより、前記主溶融物から成形されるシート本体の
両端部に前記副溶融物から成形される端縁部分を同時に
並列形成するよう構成される。すなわち、更に要約的に
説明すると、シートの端縁部分を並列形成する手段が、
主溶融物および副溶融物をフィードブロック内において
障壁手段を介し均等に流動合流させるように構成され
る。
【0033】従って、本発明によれば、先ず並列形成手
段が簡単な構造のフィードブロック内に設けられること
から、機械加工およびメンテナンスを簡略化し得ること
は明らかである。次に、各溶融物間の流動が障壁手段を
介して正確に規制されることから、これら溶融物間の包
込み現象あるいは区画設定が、十分に抑制されあるいは
正確に画定されるので、特に多層シートにおいても、そ
の溶融樹脂材料のリサイクル率を向上することができ
る。また、各溶融物の厚みが、Tダイを介して均一に制
御し得ることから、成形ロール効果を達成し得るので、
特に単層シートにおいても、その溶融樹脂材料のリサイ
クル率を損なうことなく、シートの生産性の向上を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端縁部分並列シートの成形装置の
一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】(a)は図1のII−II線断面図、(b)は
(a)のII-B部分の部分拡大図である。
【図3】(a)は図1の III−III 線断面図、(b)は
(a)のIII-B 部分の部分拡大図、(c)は(a)のII
I-C 部分の部分拡大図である。
【図4】図1乃至図3に示す成形装置で成形される単層
シートを示す部分断面図である。
【図5】(a)は従来の一般的な端縁部分並列シートの
成形装置を示す図3に対応する断面図、(b)は(a)
のV-B部分の部分拡大図、(c)は(a)のV-C部分の
部分拡大図である。
【図6】従来の一般的なTダイによる成形装置の要部斜
視図である。
【図7】図6に示す成形装置で成形される単層シートの
要部断面図である。
【図8】図6に示す成形装置で成形される多層シートの
要部断面図である。
【符号の説明】
30 フィードブロック 32、34、36 主溶融樹脂 32a、34a、36a マニホールド 38 主供給路 40、42 副溶融樹脂 40a、42a 副供給路 44、46 障壁手段 47、49 絞り 48 主溶融樹脂 50 単層型Tダイ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融物を供給するフィードブロックの下
    流側に、前記溶融物を押出し成形する単層型Tダイを結
    合してなるフィードブロック式シート成形方法におい
    て、 前記溶融物は主溶融物および副溶融物から形成し、前記
    主溶融物はフィードブロックの中央部に拡幅状に供給す
    ると共に、前記副溶融物をこの主溶融物の両端部に流動
    障壁手段を介して均等に合流し得るように供給すること
    により、前記主溶融物から成形されるシート本体の両端
    部に前記副溶融物から成形される端縁部分を同時に並列
    形成することを特徴とする端縁部分並列シートの成形方
    法。
  2. 【請求項2】 主溶融物は単一および/または複数溶融
    物からなり、シート本体は単層および/または多層シー
    トに形成してなる請求項1記載の端縁部分並列シートの
    成形方法。
  3. 【請求項3】 副溶融物の流動特性値は、主溶融物の中
    の高流動特性値に略等しく設定してなる請求項1記載の
    端縁部分並列シートの成形方法。
  4. 【請求項4】 副溶融物の流動の方向および速度を、主
    溶融物に対して均等に合流するように設定してなる請求
    項1記載の端縁部分並列シートの成形方法。
  5. 【請求項5】 溶融物を供給するフィードブロックの下
    流側に、前記溶融物を押出し成形する単層型Tダイを結
    合してなるフィードブロック式シート成形装置におい
    て、 前記溶融物は主溶融物および副溶融物からなり、前記主
    溶融物を供給する主供給路はフィードブロックの中央部
    に拡幅状に形成すると共に、前記副溶融物を供給する副
    供給路を、前記主供給路の両端部に合流し得るように形
    成し、さらに前記合流部には前記主溶融物および副溶融
    物を均等に流動させる障壁手段を設け、前記主溶融物か
    ら成形されるシート本体の両端部に前記副溶融物から成
    形される端縁部分を同時に並列形成するように構成する
    ことを特徴とする端縁部分並列シートの成形装置。
  6. 【請求項6】 障壁手段は、副供給路の出口に設けた減
    速壁と、入口に設けた絞りとからなり、副溶融物の流動
    の方向および速度を主溶融物に対して均等に設定してな
    る請求項5記載の端縁部分並列シートの成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010012618A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Sekisui Chem Co Ltd フィードブロック及びシート又はフィルムの製造方法
JP2013091171A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Teijin Dupont Films Japan Ltd 多層フィルムの製造方法およびフィードブロック

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