JPH0974116A - 半導体装置及び該半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び該半導体装置の製造方法

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JPH0974116A
JPH0974116A JP7230321A JP23032195A JPH0974116A JP H0974116 A JPH0974116 A JP H0974116A JP 7230321 A JP7230321 A JP 7230321A JP 23032195 A JP23032195 A JP 23032195A JP H0974116 A JPH0974116 A JP H0974116A
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liquid
wiring board
semiconductor device
chip
semiconductor chip
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Takashi Okada
岡田  隆
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ベアチップと配線基板とのフリップチップ接続
を確実に行って接続部の信頼性を向上させるために、半
田バンプを液体中に浸漬させた状態で該半田バンプの融
点より高い温度に保持しながらリフローすることを特徴
とする。 【解決手段】ベアチップの電極パッド部に半田バンプを
形成した(ステップS1)後、配線基板上にベアチップ
の電極パッドを精度良く位置合わせする(ステップS
2、S3)。次いで、荷重を加えて、チップを配線基板
に仮止めする(ステップS4)。そして、この仮止めし
たベアチップを搭載した配線基板全体を、容器内の液体
中に浸漬し(ステップS5)、その状態のまま半田バン
プの融点より高い温度まで液体全体を昇温して半田をリ
フローする(ステップS6)。リフローが終了すると、
液体の温度を室温まで下げて、ベアチップ及び配線基板
を取出し、液体を洗浄する(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路装置を配線
基板に直接接続する、フリップチップ接続型の半導体装
置及び該半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、集積回路装置のI/O数の増
加や集積回路装置の小型化傾向に対応するため、実装方
法として、集積回路チップがベアチップの状態で電極パ
ッドを直接配線基板の対応するパッドに導電的に接続す
るフリップチップ接続が用いられている。
【0003】図10は、フリップチップ接続された基板
とチップを示したものである。フリップチップ接続方法
は、ベアチップ1の電極パッド部に半田の突起(バン
プ)2を形成する。そして、ペアチップ1を裏向きにし
た状態で、配線基板3上に電極パッドを精度良く位置合
わせして、荷重を加えることでチップ1を配線基板3に
仮止めする。しかる後に、半田バンプ2の融点より高い
温度雰囲気(例えば200℃以上)にさらして半田をリ
フローする。これにより、チップ1と配線基板3の電極
パッド同志を直接接続する。
【0004】この方法によって、電極パッド数を増加し
たりピッチを微細化することができ、また集積回路チッ
プと配線基板間との接続距離が短くなるため、実装状態
に於いて集積回路の高速動作が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したフ
リップチップ接続方法では、全ての電極パッドを確実に
接続することが困難であり、一部のパッドの接続が不良
となることがしばしば発生するという問題を有してい
る。この原因の1つは、チップを配線基板に仮止めして
からリフローによる接続を行うまでの搬送中に、チップ
に外力が加わると仮止めしたチップが容易にはずれてし
まうことが挙げられる。
【0006】例えば、図11に示されるように、チップ
1を配線基板3に仮止めした状態で、例えば矢印Aで示
される方向に振動が加わると、チップ1の重さを半田バ
ンプ2だけでは保持しきれなくなる。その結果、チップ
1が配線基板3から外れてしまう。
【0007】また、図12に示されるような両面実装の
配線基板3に於いても、同様にチップの重さを支えきれ
ないことが起こり得る。つまり、配線基板3上に仮止め
されていたチップ1及び1′に対し、それぞれ図示矢印
B及びB′で示される重力が加わる。それ故、半田バン
プ2′がチップ1′を支えきれずに外れてしまう。
【0008】更に、パッドの接続不良の別の原因とし
て、チップを仮止めした基板をリフローしている間にチ
ップに外力が加わると、リフローしたバンプがチップを
支えきれず、チップが外れてしまうことが挙げられる。
【0009】図13は、上記パッドの接続不良の問題が
生じる場合の例を示している。例えば、半田バンプ2
は、配線基板3上のチップ1に加わる重力Bによってつ
ぶれ、その結果、他の隣接する電極パッドと接触する虞
れが生じる。また、両面実装基板の場合、チップ1に加
わる重力B′によって半田バンプ2′が伸び、チップ1
が配線基板3から外れる場合がある。
【0010】或いは、図14に示されるように、リフロ
ーの際に半田バンプ2に塗布されたフラックス4が気化
し、その圧力でチップ1が配線基板3から外れることも
ある。
【0011】更に、一部の電極パッドの接続が不良とな
る他の原因として、リフロー時に全ての半田バンプを確
実に融点より高い温度にまで上昇させることができず
に、一部または全部のパッドに対応する半田バンプが溶
融しない、ということが挙げられる。これは、リフロー
炉等の加熱ヒータ部と、チップ・基板接合体との間に温
度分布が生じてしまうことが、このような不良発生の原
因となる。
【0012】また、フリップチップ接続に於ける他の問
題として、リフロー時に半田が高温になっている状態で
半田バンプが酸化してしまうのを防止するために、リフ
ロー時にフラックスを使用する必要があることが挙げら
れる。このことは、フラックス洗浄後のフラックス残渣
によって、半田接続部の信頼性を悪化させている。
【0013】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ベアチップと配線基板と
のフリップチップ接続に於いて該チップと配線基板との
接続を確実に行って接続の失敗を防止することのできる
半導体装置及び該半導体装置の製造方法を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、半導
体チップに設けられた電極パッドに半田バンプを形成す
る第1の工程と、上記半田バンプを配線基板上に設けら
れた電極に対向させて上記配線基板上に上記半導体チッ
プを仮止めする第2の工程と、少なくとも上記半田バン
プを液体中に浸漬させる第3の工程と、上記半田バンプ
を介して上記半導体チップの電極パッドと上記配線基板
上の電極とを電気的に接続するために、上記液体を上記
半田バンプの融点より高い温度に保持した状態で上記半
田バンプのリフローを行う第4の工程とを具備すること
を特徴とする。
【0015】また本発明は、半導体チップに設けられた
電極パッドに半田バンプを形成する第1の工程と、上記
半田バンプを配線基板上に設けられた電極に対向させて
上記配線基板上に上記半導体チップを仮止めする第2の
工程と、上記半導体チップを閉塞部材で覆い、且つその
閉塞部材を上記配線基板上に固定する第3の工程と、上
記閉塞部材内に液体を注入する第4の工程と、上記液体
を上記半田バンプの融点より高い温度に保持した状態で
上記半田バンプのリフローを行う第5の工程と、上記閉
塞部材を上記配線基板より取外す第6の工程とを具備す
ることを特徴とする。
【0016】更に本発明は、半導体チップに設けられた
電極パッドに半田バンプを形成する第1の工程と、上記
半田バンプを液体中に浸漬させる第2の工程と、上記液
体を上記半田バンプの融点より高い温度に保持した状態
で上記半田バンプのリフローを行う第3の工程とを具備
することを特徴とする。
【0017】また、本発明の半導体装置にあっては、少
なくとも1つの半導体チップと、上記半導体チップの電
極パッドに形成された半田バンプと、上記半田バンプに
対向して配設された電極に、上記半田バンプを介して上
記半導体チップが電気的に接続される配線基板と、上記
半導体チップを内部に有して上記配線基板上に固定され
る閉塞部材と、この閉塞部材内に収容されて上記半導体
チップを浸漬させ、リフロー時に上記半田バンプの融点
より高い温度に保持される液体とを具備することを特徴
とする。
【0018】本発明によれば、フリップチップ接続する
半導体チップの半田バンプを液体中に浸漬させた状態で
前記半田バンプの融点より高い温度に保持してリフロー
させる。これにより、仮止めしてから液体に浸漬した後
の搬送中及びリフロー中での振動による外力を軽減す
る。また、チップ及び配線基板を液体に浸漬すること
で、チップに作用する浮力を利用してバンプに加わる力
を制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。初めに、図1及び図2を参照し
て、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発
明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャー
ト、図2は第1の実施の形態による半導体装置の製造工
程を示した図である。
【0020】先ず、図2(a)に示されるように、ベア
チップ11の電極パッド部に半田の突起(バンプ)12
が形成される(ステップS1)。そして、ベアチップ1
1が裏向きにされて、配線基板13上にベアチップ11
の電極パッドが精度良く位置合わせされる(ステップS
2、S3)。次いで、荷重を加えることで、図2(b)
に示されるように、チップ11が配線基板13に仮止め
される(ステップS4)。
【0021】次に、この仮止めされたベアチップ11が
搭載された配線基板13全体が、図2(c)に示される
ように、液体14が収容された容器15内に浸漬させ
る。すなわち、液体14中にベアチップ11が搭載され
た配線基板13が浸漬される(ステップS5)。そし
て、ベアチップ11及び配線基板13が浸漬された状態
のまま、半田バンプ12の融点より高い温度まで液体1
4全体が昇温されて、半田をリフローさせる(ステップ
S6)。
【0022】その後、半田バンプ12が完全に溶融され
て、配線基板13とベアチップ11の電極に対して全体
が十分な濡れ性を確保するまで、半田バンプ12の融点
より高い温度状態が持続される。
【0023】上記液体14の種類としては、高温まで安
定で腐食性の無いものが望ましい。例えば、水に近い比
重を有して、且つ空気より大きい比熱を有するシリコン
オイル等が適している。
【0024】リフローが終了すると、液体14の温度が
室温まで下げられて、ベアチップ11及び配線基板13
が取出され、液体14が洗浄される(ステップS7)。
こうして、フリップチップ接続が完了する。
【0025】このように、第1の実施の形態では、液体
中でリフローを実施しているため、液体がクッションの
役目を果たし、リフロー中の外部の振動が、直接チップ
と基板の接合体に加わるのを防止している。したがっ
て、チップを基板に仮止めしてから液体に浸漬した後
の、搬送中及びリフロー中での振動による外力が原因の
接続不良を防止することができる。
【0026】また、従来例に比べて、空気より大きな比
熱を有する液体中でリフローを行っているために、温度
制御性が良く、全ての電極パッド上の半田バンプをリフ
ロー時に均一な温度まで上昇させることも可能になる。
【0027】上述したように、リフロー時に半田が高温
になっている状態で、半田バンプは外気に触れることを
防止することができる。このことは、特に高温状態に於
いて半田の酸化を防止できるため、リフロー時にフラッ
クスを使用して半田の表面酸化膜を除去する必要が無く
なることを意味する。リフロー時にフラックスを使用す
ることは、洗浄後のフラックス残渣によって半田接続部
の信頼性を悪化させるために好ましくない。しかしなが
ら、第1の実施の形態では、フラックスを使用しなくと
も安定に接続できるので、半田接続部の信頼性の悪化を
防止することができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は、本発明の第2の実施の形態を説明するもの
で、配線基板とベアチップのフリップチップ接続に於け
るリフロー状態を図示したものである。
【0029】図2に示された第1の実施の形態と同様
に、図3に於いて、ベアチップ11が仮止めされた状態
の配線基板13全体が液体14中に浸漬されて、半田バ
ンプ12の融点より高い温度まで液体14全体が昇温さ
れて半田がリフローされる。このとき、配線基板13
は、そのエッジを挟んで固定するキャリアによって保持
されて、容器15に固定される。つまり、配線基板13
に対してベアチップ11が図示上方向に向けた状態に固
定される。
【0030】この状態で、ベアチップ11には、該チッ
プ11の重量による図示矢印D方向の重力と、液体14
による図示矢印E方向の浮力が逆方向に加わることにな
る。チップ11の重力と浮力との和は、半田バンプ12
全体に加わる垂直方向の力となる。
【0031】チップ11に加わる浮力は、浸漬された液
体14の比重によって決定される。したがって、液体1
4の比重を変化させることで、半田バンプ12に加わる
力を制御することができる。これは、図11乃至図14
に示されたように、チップ11に加わる重力やその他の
外力によって接続不良が発生することを、浮力によって
外力の大きさを変えることで防止できることを意味す
る。
【0032】また、第2の実施の形態では、接続不良を
防止すること以外にも、リフローした状態の半田バンプ
12に加わる力を制御することで、接続後の半田バンプ
12の形状を制御することもできる。接続後にバンプに
加わる応力は、バンプ形状によって異なってくるため
に、バンプ形状を応力が小さくなるように制御すること
で、半田接続部の信頼性を向上させることができる。
【0033】図4は、上述した本発明の第2の実施の形
態の変形例を示したものである。図3と同様に、配線基
板13全体を液体14中に浸漬させて、半田バンプ1
2′の融点より高い温度まで液体14全体が昇温されて
半田がリフローされる。このとき、配線基板11をキャ
リヤ16で容器15に固定した状態で、基板11に対し
てチップ11′を下方向(図示矢印D′方向)に向けた
状態にしておく。この場合、半田バンプ12′に加わる
力は、図3の場合とは逆方向にすることができ、接続後
のバンプ形状の制御可能な範囲を広げることができる。
【0034】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は、本発明の第3の実施の形態を説明した図で
あり、配線基板とチップのフリップチップ接続に於ける
リフロー状態を示したものである。
【0035】配線基板11の上下両面に、半田バンプ1
2及び12′によってベアチップ11及び11′が仮止
めされている。そして、チップ11及び11′が仮止め
された基板13全体が、半田バンプ12及び12′の融
点より高い温度まで昇温された液体中に、キャリヤ16
で支持された状態で浸漬されて、半田がリフローされ
る。尚、この場合の液体14の比重は、チップ(Si)
とほぼ同じに調整してある。
【0036】この状態で、基板13上下のチップ11及
び11′には、型チップの重量による重力(D及び
D′)と液体14による浮力(E及びE′)が逆方向に
加わる。したがって、チップ11及び11′の重力と浮
力との和が、半田バンプ12及び12′全体に加わる垂
直方向の力となる。この場合、チップ11及び11′に
加わる重力(D及びD′)と浮力(E及びE′)は、大
きさがほぼ等しく向きが反対となり、半田バンプ12及
び12′へは力が加わらない。
【0037】よって、基板13の上下のチップ11及び
11′を接続するための半田バンプ12及び12′へ
は、何れもリフロー時に荷重が加わらず同じ条件で接続
される。したがって、上下の接続バンプ形状が、バンプ
に加わる荷重の差によって異なる形状になってしまうこ
とを防止することができる。
【0038】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図6は、本発明の第4の実施の形態を示すも
ので、半導体装置の側断面図である。
【0039】図6に於いて、ベアチップ11の電極パッ
ド部には、半田バンプ12が形成されている。そして、
上記ベアチップ11は、裏向きにされて配線基板13上
に電極パッドが精度良く位置合わせされて、荷重を加え
ることにより配線基板13に仮止めされる。
【0040】この配線基板13上には、シーリング方法
等によりキャップ17が固定されている。このキャップ
17は、ベアチップ11が液体14に浸漬された状態を
保つために基板上に固定されるもので、リフロー温度に
耐えられる部材で構成される。また、キャップ17には
液体注入用の孔18aが設けられており、液体14の注
入後は開閉自在な蓋部材18bにより孔18aが塞がれ
て、キャップ17内に液体14が密閉されるようになっ
ている。すなわち、配線基板13上に仮止めされたチッ
プ11が、液体14中に浸漬される。
【0041】尚、液体の種類としては、上述した第1の
実施の形態と同じく高温まで安定で腐蝕性の無いものが
望ましい。その後、半田バンプ12の融点より高い温度
まで液体14全体が昇温されて、半田がリフローされ
る。このリフローは、半田バンプ12が完全に溶融され
て配線基板13とベアチップ11の電極に対して十分な
濡れ性を確保するまで、半田バンプ12の融点より高い
温度状態が維持される。そして、液体14の温度が室温
まで下がるとキャップ17が取外され、液体が洗浄され
てフリップチップ接続が完了する。
【0042】このように、第4の実施の形態は、液体中
でリフローを実施しているため、上述した第1の実施の
形態と同様、チップを保護するという効果がある。ま
た、基板を固定した状態でリフローを実施するため、第
2の実施の形態と同様の効果もある。
【0043】尚、図6の例では、1つの配線基板13上
に1つのベアチップ11を実装しているが、図7に示さ
れるように、同一基板13上に複数のベアチップ11
a、11bを実装しても良い。この場合、ベアチップ1
つに対してキャップを1つ設けるようにする。
【0044】更に、図8に示されるように、配線基板1
3の両面にベアチップ11及び11′を実装する場合
も、それぞれのベアチップ11及び11′に対してキャ
ップ17及び17′を設けるようにする。
【0045】そして、図7及び図8に示されるように、
同一基板13上に複数のベアチップ11a、11bまた
は11、11′を実装する場合、浸漬する液体14a、
14bまたは14、14′を、キャップ17a、17b
または17、17′毎に異なるものにすることができ
る。これにより、ベアチップ毎にリフロー時にバンプに
加わる力を別々に制御することができる。
【0046】尚、上記第4の実施の形態では、半田のリ
フロー後、キャップ17を取外したが、キャップ17を
そのまま残しておいても良い。この場合、シリコンオイ
ルにより、キャップの熱がキャップに伝達されて放熱効
果が向上するし、また半田バンプの酸化が防止されて信
頼性が向上する等の効果がある。
【0047】図9は、本発明の第5の実施の形態を示す
もので、半導体装置のリフロー時の状態を示した図であ
る。図9に於いて、ベアチップ11の電極パッド部に
は、半田バンプ12が形成されている。そして、このベ
アチップ11は、配線基板に実装されず、容器15内の
液体14中に浸漬される。
【0048】すなわち、第5の実施の形態では、チップ
上のバンプをリフローする場合に適用されたものであ
る。この第5の実施の形態によれば、リフロー時の温度
が容易に制御可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ベアチッ
プと配線基板とのフリップチップ接続に於いて該チップ
と配線基板との接続を確実に行って接続の失敗を防止す
ることのできる半導体装置及び該半導体装置の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図2】第1の実施の形態による半導体装置の製造工程
を示した図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を説明するもので、
配線基板とベアチップのフリップチップ接続に於けるリ
フロー状態を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の変形例を示したも
ので、配線基板とベアチップのフリップチップ接続に於
けるリフロー状態を示した図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するもので、
配線基板とチップのフリップチップ接続に於けるリフロ
ー状態を示した図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示すもので、半導
体装置の側断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の変形例を示すもの
で、半導体装置の側断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の他の変形例を示す
もので、半導体装置の側断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示すもので、半導
体装置のリフロー時の状態を示した図である。
【図10】従来のフリップチップ接続された基板とチッ
プを示した図である。
【図11】従来のフリップチップ接続に於ける問題点の
一例を示した図である。
【図12】従来のフリップチップ接続に於ける問題点の
他の例を示した図である。
【図13】従来のフリップチップ接続に於けるパッドの
接続不良の問題が生じる場合の例を示した図である。
【図14】従来のフリップチップ接続に於けるフラック
スの気化による接続不良の例を示した図である。
【符号の説明】
1、1′、11、11′、11a、11b…ベアチップ
(チップ)、2、2′、12、12′…半田バンプ、
3、13…配線基板、14、14′、14a、14b…
液体、15…容器、16…キャリヤ、17、17′、1
7a、17b…キャップ、18a…孔、18b…蓋部
材。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに設けられた電極パッドに
    半田バンプを形成する第1の工程と、 上記半田バンプを配線基板上に設けられた電極に対向さ
    せて上記配線基板上に上記半導体チップを仮止めする第
    2の工程と、 少なくとも上記半田バンプを液体中に浸漬させる第3の
    工程と、 上記半田バンプを介して上記半導体チップの電極パッド
    と上記配線基板上の電極とを電気的に接続するために、
    上記液体を上記半田バンプの融点より高い温度に保持し
    た状態で上記半田バンプのリフローを行う第4の工程と
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記半導体チップは上記配線基板の同一
    面上に複数設けられることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記半導体チップは、上記配線基板の第
    1の面上及びこの第1の面と反対側の第2の面上に少な
    くとも1つ設けられることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第3の工程は、上記半導体チップ及
    び上記半田バンプを介して上記半導体チップに接続され
    た上記配線基板とを液体中に浸漬させることを特徴とす
    る請求項1、2、3の何れか1つに記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第3の工程は、少なくとも上記配線
    基板を上記液体中に固定させる工程を更に含むことを特
    徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記液体は水に近い比重を有して、且つ
    空気より大きい比熱を有することを特徴とする請求項
    1、2、3の何れか1つに記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 上記液体はシリコンオイルで構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体チップに設けられた電極パッドに
    半田バンプを形成する第1の工程と、 上記半田バンプを配線基板上に設けられた電極に対向さ
    せて上記配線基板上に上記半導体チップを仮止めする第
    2の工程と、 上記半導体チップを閉塞部材で覆い、且つその閉塞部材
    を上記配線基板上に固定する第3の工程と、 上記閉塞部材内に液体を注入する第4の工程と、 上記液体を上記半田バンプの融点より高い温度に保持し
    た状態で上記半田バンプのリフローを行う第5の工程
    と、 上記閉塞部材を上記配線基板より取外す第6の工程とを
    具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記半導体チップは上記配線基板の同一
    面上に複数設けられ、且つ各半導体チップは各閉塞部材
    で覆われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記半導体チップは、上記配線基板の
    第1の面上及びこの第1の面と反対側の第2の面上に少
    なくとも1つ設けられ、且つ半導体チップは各閉塞部材
    で覆われることを特徴とする請求項8に記載の半導体装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記閉塞部材は上記半田バンプの融点
    より高い温度まで耐熱性を有することを特徴とする請求
    項8、9、10の何れかに記載の半導体装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 上記閉塞部材は、上記液体注入用の注
    入孔を有することを特徴とする請求項8に記載の半導体
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記液体は水に近い比重を有して、且
    つ空気より大きい比熱を有することを特徴とする請求項
    8、9、10の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記液体はシリコンオイルで構成され
    ることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 半導体チップに設けられた電極パッド
    に半田バンプを形成する第1の工程と、 上記半田バンプを液体中に浸漬させる第2の工程と、 上記液体を上記半田バンプの融点より高い温度に保持し
    た状態で上記半田バンプのリフローを行う第3の工程と
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記液体は水に近い比重を有して、且
    つ空気より大きい比熱を有することを特徴とする請求項
    15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記液体はシリコンオイルで構成され
    ることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの半導体チップと、 上記半導体チップの電極パッドに形成された半田バンプ
    と、 上記半田バンプに対向して配設された電極に、上記半田
    バンプを介して上記半導体チップが電気的に接続される
    配線基板と、 上記半導体チップを内部に有して上記配線基板上に固定
    される閉塞部材と、 この閉塞部材内に収容されて上記半導体チップを浸漬さ
    せ、リフロー時に上記半田バンプの融点より高い温度に
    保持される液体とを具備することを特徴とする半導体装
    置。
  19. 【請求項19】 上記液体は水に近い比重を有して、且
    つ空気より大きい比熱を有することを特徴とする請求項
    18に記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 上記液体はシリコンオイルで構成され
    ることを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 上記閉塞部材は上記半田バンプの融点
    より高い温度まで耐熱性を有することを特徴とする請求
    項18に記載の半導体装置。
  22. 【請求項22】 上記閉塞部材は、上記液体注入用の注
    入孔を有することを特徴とする請求項18に記載の半導
    体装置。
  23. 【請求項23】 上記半導体チップは、上記配線基板の
    同一面上に複数設けられることを特徴とする請求項18
    に記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 上記半導体チップは、上記配線基板の
    第1の面上及びこの第1の面と反対側の第2の面上にそ
    れぞれ少なくとも1つ設けられることを特徴とする請求
    項18に記載の半導体装置。
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