JPH0972911A - 化学分析装置のユーザインターフェース - Google Patents

化学分析装置のユーザインターフェース

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JPH0972911A
JPH0972911A JP22689595A JP22689595A JPH0972911A JP H0972911 A JPH0972911 A JP H0972911A JP 22689595 A JP22689595 A JP 22689595A JP 22689595 A JP22689595 A JP 22689595A JP H0972911 A JPH0972911 A JP H0972911A
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Miyoshi Tanabe
美好 田辺
Yoji Ota
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体クロマトグラフィ装置等の化学分析装置
において、分かり易く、且つ操作性が良好なユーザイン
ターフェースを提供する。 【構成】 ユーザインターフェースとしてマルチタスク
処理が可能なパソコンを用いる。そして、メニューボタ
ンが押された場合には、必要に応じて当該メニューに関
するジョブ画面をウィンドウ表示する。例えば、装置本
体の各バルブやポンプの状態を確認するためのメニュー
ボタンが押されると、装置本体の流系図が表示される。
この画面では各バルブの接続状態を切り換えたり、ある
いは各ポンプや検出器の動作をオン/オフしたりするこ
とができるので、この画面から装置本体の各部が現在ど
のような状態にあるかを明確、且つ確実に把握すること
ができるばかりでなく、簡単な操作で装置本体の各部が
正常に動作するかどうかを確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生化学分析やアミ
ノ酸分析等の化学分析を行うための分析装置に用いて好
適なユーザインターフェース(以下、ユーザインターフ
ェースをUIと記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸分析を行う液体クロマトグラフ
ィ装置(以下、単に装置と記す)のUIには従来からパ
ーソナルコンピュータ(以下、パソコンと記す)が使用
されている。そして、そのような従来のUIにおいて
は、種々のメニューの選択はキーボードで行うようにな
されていた。即ち、キーボードのキーには、分析を開始
するためのスタートボタン、分析動作を強制的に終了さ
せるためのボタン、ラインの洗浄を行うためのボタン等
が割り当てられ、それらのキーを押すことでジョブの選
択や装置の操作を行っていた。
【0003】また、パソコンのモニタには、装置の各ユ
ニットの現在の状態、あるいは各バルブの接続状態等が
表示され、また分析動作が実行されている場合には現在
どのような段階にあるか、その段階の表示等、種々の表
示がなされるが、それらの表示は異なる画面に表示され
るので、キーボードの画面切り換えの操作あるいは画面
上での表示画面選択の操作によって所望の画面を表示さ
せていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
UIではジョブまたは処理の選択は主としてキーボード
を用いて行っていたので操作性が悪いばかりでなく、画
面の表示も分かり難いという問題があった。
【0005】例えば装置の各ユニットの現在の状態や、
各バルブの接続状態等はモニタの画面に表示されるもの
の、それぞれの状態は文字表示で示されるだけであるの
で、このような画面を見ただけでは各部がどのような状
態あるかを明確に把握することは困難であり、それぞれ
の文字表示の意味、及び装置の構成を理解していなけれ
ば状態を明確に把握することはできないものであった。
【0006】具体例を挙げれば次のようである。液体ク
ロマトグラフィ装置では試薬や溶離液を用いるので、そ
のボトルが設けられており、ボトル内の試薬や溶離液の
残量は分析の進行と共に減少していく。そして、ボトル
内の試薬や溶離液が無くなると分析を続行することがで
きなくなるので、現在ボトル内にどれだけの量が残って
いるか、その残量を確認できることが望ましいものであ
るが、従来においてはボトル内の液の残量の確認は、実
際に装置内のボトルを取り出して観察するしかないもの
であった。
【0007】そこで、本発明は、ボトル内の試薬等の残
量を簡単且つ明確に把握することができる化学分析装置
のユーザインターフェースを提供することを目的とする
ものである。
【0008】また、分析の際に用いられる試薬や溶離
液、及び試料は最終的には廃液となる。このような廃液
を流し放しにしておくことはできないので廃液を受ける
ための廃液ボトルが配置されている。そして、溜まった
廃液を捨てずにおけば廃液ボトルは満杯となる。
【0009】そこで、従来においても、廃液ボトルの上
端に廃液が満杯になったことを検知するためのセンサを
設け、センサからの信号によって廃液が満杯になったこ
とを検知した場合には警告音を発したり、警告のメッセ
ージを画面に表示したりするようになされているのが通
常であるが、現在廃液ボトル内にはどれだけの量の廃液
が溜まっているか、その量を確認できることが望まし
い。
【0010】しかし、従来においては廃液ボトル内の廃
液の量の確認は、実際に装置内の廃液ボトルを観察する
しかないものであった。
【0011】従って、本発明は、廃液ボトル内の廃液の
量を簡単且つ明確に把握することができる化学分析装置
のユーザインターフェースを提供することを目的とす
る。
【0012】また、装置内には液の流路を切り換えるた
めに複数のバルブが設けられているが、従来においては
それぞれのバルブが現在どのような状態にあって、全体
として配管がどのように接続され、どのような流路が形
成されているかを簡単に把握することはできないもので
あった。
【0013】勿論、上述したように従来においても各バ
ルブの接続状態はモニタに表示されるものの、それぞれ
のバルブの接続状態は文字表示で示されるだけであるの
で、画面を見ただけでは各バルブがどのような接続状態
あるかを明確に把握することは困難なものであった。
【0014】そこで、本発明は、バルブをはじめとして
装置各部の接続状態を明確に、且つ確実に把握できる化
学分析装置のユーザインターフェースを提供することを
も目的とする。
【0015】更に、過去に収集した分析データを解析し
直したい場合があり、そのときにはデータの波形のベー
スラインを補正した場合がある。このようなベースライ
ンの補正は従来も行われていたが、その操作は非常に面
倒であった。
【0016】従って本発明は、過去の分析データを再解
析する際のベースラインの補正を容易に行うことができ
る化学分析装置のユーザインターフェースを提供するこ
とをも目的とするものである。
【0017】また更に、試料台には、未知の検体が入っ
たカップ、あるいはスタンダードな検体が入ったカップ
等を所定の位置に正しく配置する必要があるが、従来に
おいてはカップを配置する際の目安となるものはなかっ
た。
【0018】そこで、本発明は、それぞれの検体が入っ
たカップを試料台の正しい位置に配置することができる
分かり易い目安を表示することができる化学分析装置の
ユーザインターフェースを提供することを目的とするも
のである。
【0019】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】まず、請
求項1記載の化学分析装置のユーザインターフェース
は、化学分析装置本体の各部の状態を観察するためのメ
ニューが選択された場合には、少なくとも、試薬等のボ
トルの残量表示及び/または廃液ボトル内の廃液量の表
示を行うことを特徴とする。
【0020】これによれば、所定のメニューを選択する
ことによって、試薬や溶離液のボトルに関しては残量
が、廃液ボトルに関しては廃液の量が表示されるので、
明確に視認することができ、以て、確実に各ボトル内の
液の状況を把握することができる。
【0021】この画面においては各ボトルについて液の
初期量を設定可能とするのが望ましく、その初期量の設
定は簡単に行えることが望ましいことは当然である。そ
こで、請求項2記載のように、試薬等のボトルの残量表
示及び/または廃液ボトル内の廃液量が表示されている
画面において、試薬等のボトルあるいは廃液ボトル内の
初期量の設定は数値入力が可能で、且つ各ボトル内に定
義されたバーグラフの長さを直接設定することによって
も可能となされていることを特徴とする。
【0022】これによれば、各ボトルの液の初期量は、
数値で入力することも可能であり、また各ボトル内に定
義されたバーグラフの長さをマウス等を用いて直接設定
することも可能であるので、所望の方法によって初期量
を設定することができ、しかもその操作は非常に簡単な
ものである。
【0023】また、ここで、分析を開始したときに、当
該分析中に廃液ボトルが満杯になるか否かを予め予測で
きれば望ましい。
【0024】そこで、請求項3記載のように、分析開始
が指示された場合には、廃液ボトル内の廃液の初期量
と、当該分析において発生すると予測される廃液量とに
基づいて、当該分析中に廃液ボトルが満杯になると予測
される場合には所定の警告表示を行うことを特徴とす
る。
【0025】これによれば、もし分析中に廃液ボトルが
満杯になる場合には分析に先立って現在廃液ボトル内に
ある廃液を捨てておく等の措置を講ずることができ、分
析中に廃液ボトルが満杯になって慌てることがない。
【0026】更に、請求項4記載の化学分析装置のユー
ザインターフェースは、化学分析装置本体の各部の接続
状態を観察するためのメニューが選択された場合には、
配管の状態を示す流系図の表示を行うことを特徴とす
る。
【0027】これによれば、現在装置の各部がどのよう
な接続状態にあり、全体としてどのような流路が形成さ
れているかを、明確、且つ確実に把握することができ
る。
【0028】ここで、請求項5記載のように、流系図が
表示されている画面において、バルブが選択された場合
は当該バルブの接続状態を次の接続状態に変更して表示
し、また試薬等のボトルが選択された場合には、当該ボ
トルの液が送液ポンプに供給されるように各バルブの接
続状態を設定して、その接続状態を表示するようにする
のがよい。
【0029】これによれば、各バルブが正しく動作する
かどうか等、装置各部の動作の確認を行うことができる
ばかりでなく、所望の流路を形成することも可能とな
る。
【0030】また更に、請求項6記載の化学分析装置の
ユーザインターフェースは、過去に収集した分析データ
を再解析するためのメニューにおいてベースラインを再
生する処理が選択された場合には、指示されたピークに
対して過去の分析処理の際に設定されたベースラインを
表示すると共に、そのベースラインの両端にカーソルを
表示し、何れかのカーソルが移動された場合には、当該
移動されたカーソルと波形との交点と、移動されないカ
ーソルと波形との交点を結ぶ線分を新たなベースライン
として表示し、且つ新たなベースラインが設定された場
合には、当該ベースラインとピーク波形とで囲まれる閉
領域の面積を求め、その面積値を表示することを特徴と
する。
【0031】これによれば、ベースラインの補正をマウ
ス等を用いて非常に簡単に行うことができ、しかも表示
される面積から当該ピークに対応する物質の濃度を知る
ことができる。
【0032】また、請求項7記載の化学分析装置のユー
ザインターフェースは、サンプルカップに関するメニュ
ーが選択された場合には、試料台の絵柄を表示し、各カ
ップの表示色をオペレータによって分析前に予め定めら
れた検体種別の種別毎に異ならせて表示することを特徴
とする。
【0033】これによれば、各カップをどのような位置
に配置すればよいかが一目で分かるので、配置する位置
を誤ったり、あるいは配置すべき位置に配置しなかった
りすることを防止することができる。
【0034】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の一態様について説明する。図1は本発明に係るユ
ーザインターフェースを適用した液体クロマトグラフィ
装置の全体の構成を示す図であり、図中、1はUIを構
成するパソコン、10は装置本体、2はCPU、3は入
力部、4は記憶部、5は表示部、6は通信用インターフ
ェース(以下、単にI/Fと称す)、7はプリンタ、1
1はCPU、12はI/F、13は通信回線を示す。な
お、ここでは液体クロマトグラフィ装置はニンヒドリン
試薬による吸光度検出法を用いるものとする。
【0035】UIとなるパソコン1の動作を制御するC
PU2と、装置本体10の動作を制御するCPUとは通
信回線13によって接続されている。パソコン1のI/
F6及び装置本体10のI/F12は通信を行うための
インターフェースである。
【0036】CPU2は表示部5の表示画面の制御、自
動分析の処理等を行うものであり、マルチタスク処理あ
るいはそれに準ずる処理が可能である。また、ウィンド
ウ表示されたジョブ画面のサイズ、表示位置を可変する
ことが可能となされている。
【0037】入力部3はキーボード及びマウスを備えて
いる。記憶部4はハードディスク等で構成されており、
装置本体10から転送されてきたデータ等種々のデータ
を格納している。表示部5はカラーモニタで構成されて
いる。プリンタ7は分析結果の報告書等を印字するため
のものである。
【0038】CPU11は装置本体10の動作を制御す
るものである。なお、CPU2、11は共に内部メモリ
等の周辺回路を備えていることは当然である。
【0039】装置本体10は図2に示す構成を備えてい
る。なお、図2は装置本体10の構成を流系図で示した
ものである。
【0040】図2において、20はRLVバルブ、21
は溶離液や試薬のボトル群を示している。図においては
サンプリングバッファ(S.BF)のボトルからニンヒドリ
ン試薬(NIN )のボトルまでの9個のボトルが配置され
ている。そして、ニンヒドリン試薬のボトルはボトルク
ーラ22によって冷却されている。
【0041】23はガス除去部(ガスエリミネータ)で
ある。24は溶離液バルブ群を示し、図ではEV1 〜E
6 の6個のバルブを有している。25はコントロール
バルブ、26はサンプリングポンプ、27は試薬バル
ブ、28は溶離液を送液するための溶離液ポンプ(EP)
である。
【0042】29は試薬を送液するための試薬ポンプ
(RP)であり、この試薬ポンプで送液された試薬はカラ
ム33の送出口側で試料に混合される。
【0043】30はサンプリングバルブであり、31は
試料台である。試料台31には試料あるいはその他の液
が入ったサンプルカップがセットされている。そして、
試料台31はサンプルクーラ32によって冷却されてい
る。
【0044】33はカラム、34はカラム33を加熱す
るためのカラムヒータ、35はリアクタ、36はリアク
タ35を加熱するためのリアクションヒータ、37は検
出器、38はドレインバルブ、39は廃液ボトルを示
す。
【0045】なお、装置本体10の各部には状態監視の
ためのセンサが配置されている(図2では図示せず)
が、それについては必要に応じて後述することにする。
【0046】次に、パソコン1の表示部5の画面構成に
ついて説明する。表示部5の画面14は、図3に示すよ
うに第1の表示領域15と、第2の表示領域16に分割
されている。第1の表示領域15は表示画面14の上部
に設定されており、この表示領域15には、分析動作を
スタートさせるためのメニュー、あるいは分析動作を終
了させるためのメニュー等の当該装置本体10の動作を
制御するためのメニューが表示されると共に、装置本体
10の状態が表示される。
【0047】第1の表示領域15の表示例を図4に示
す。図4によれば、第1の表示領域15には、6つの表
示欄40〜45が設けられると共に、装置モニタ46、
波形モニタ47、手動操作48、分析開始49、ライン
洗浄50、カラム再生51、停止52、ファイナル5
3、アレンジ54、再解析55、メンテナンス56の1
1のメニューがボタン状に表示されている。なお、以下
においてはこれらをボタンと称し、これらのボタンを入
力部3のマウスでクリックして選択することをボタンを
押すと称することにする。この点については後述する第
2の表示領域のボタン状のメニューについても同様であ
る。
【0048】表示欄40には装置本体10の状態に関す
る情報が表示される。この情報は装置本体10のCPU
11からパソコン1のCPU2に通知される。即ち、C
PU11は装置本体10が現在どのような状態にあるか
を把握しており、状態が変化するとその情報を通信回線
13を介してCPU2に通知するのであり、CPU2は
その受けた情報を表示欄40に表示するのである。
【0049】この表示欄40には、例えば、ウェイト
(WAIT)、アレンジ(ARRANGE )、レディ(READY )、
スタート(START )、スタート−ストップ(START-STO
P)の5種類の状態が表示される。ウェイトは装置本体
10の電源が投入された場合に表示される。即ち、CP
U11は装置本体10の電源が投入されるとウェイト状
態をCPU2に通知し、CPU2は表示欄40にウェイ
トの表示を行う。
【0050】アレンジは、後述するアレンジボタン54
が押された場合に装置本体10の可動部をホームポジシ
ョンに戻すアレンジの処理が実行されているときに表示
される。即ち、アレンジ処理を開始するとCPU11は
アレンジ状態をCPU2に通知し、CPU2は表示欄4
0にアレンジの表示を行うのである。なお、以下におい
てはCPU11とCPU2の動作の説明は必要に応じて
行う。
【0051】アレンジの処理が終了するとレディが表示
される。このレディが表示されると、後述する分析処理
の実行、カラム再生処理の実行、ライン洗浄処理の実行
が可能となる。そして、分析開始ボタン49が押される
とスタートが表示される。分析がスタートして最後の検
体についての分析が始まるとスタート−ストップが表示
される。
【0052】このように、当該表示欄40には装置本体
10の状態が表示されるのであり、この表示欄40を観
察することによって、オペレータは装置本体10が現在
どのような状態にあるかを明確に把握することができ
る。そして、オペレータは装置本体10が現在どのよう
な状態にあるか明確に把握しておく必要があるので、こ
の表示欄40は常時表示されるべきものである。
【0053】次に、表示欄41について説明する。この
表示欄41には装置本体10が何等かの動作を行ってい
る場合に、現在どのような処理を実行しているのか、そ
の種類が表示される。この表示欄41には、例えば、イ
ニシャライズ(INIT)、コンディショニング(COND)、
アナライズ(ANAL)、ファイナル(FINAL )、カラム再
生、ライン洗浄の6つの処理が表示される。
【0054】イニシャライズ、コンディショニング、ア
ナライズ、ファイナルの4つの処理は分析を行う場合に
実行される一連のシーケンスとして知られているもので
あり、例えばいま装置本体10がイニシャライズのシー
ケンスからコンディショニングのシーケンスに移行した
とすると、CPU11はコンディショニングのシーケン
スを実行中であることをCPU2に通知する。これによ
ってCPU2は表示欄41にコンディショニングの表示
を行う。その他についても同様である。
【0055】また、カラム再生は、カラム再生ボタン5
1が押されて装置本体10でカラム再生の処理が開始さ
れると表示され、同様に、ライン洗浄はライン洗浄ボタ
ン50が押されて装置本体10でライン洗浄の処理が開
始されると表示される。
【0056】以上のように、当該表示欄41には装置本
体10で現在どのような処理が行われているか、その処
理の種類が表示されるのであり、この表示欄41を観察
することによって、オペレータは装置本体10で現在ど
のような処理が実行されているかを明確に把握すること
ができる。そして、オペレータは装置本体10が現在ど
のような処理を実行しているか明確に把握しておく必要
があるので、この表示欄41は常時表示されるべきもの
である。
【0057】なお、上述したイニシャライズ、コンディ
ショニング、アナライズ、ファイナルの処理のシーケン
スプログラム、及びその他の後述する処理のシーケンス
プログラムは、後述するように、第2の表示領域16に
表示されているメニューで作成されたものがCPU2か
らCPU11に転送されて格納されているものである。
【0058】次に、表示欄42について説明する。この
表示欄42には、処理経過時間が表示される。この処理
経過時間はCPU11が計時している。即ち、CPU1
1は何等かの処理を開始すると、経過時間の計時を開始
し、所定の時間毎にCPU2に通知するのであり、CP
U2は受け取った経過時間を当該表示欄42に表示する
のである。どのような処理の経過時間を表示するかは任
意に定めることができるが、例えば、分析開始ボタン4
9が押されて分析の処理が開始されたとき、ライン洗浄
ボタン50が押されてライン洗浄の処理が開始されたと
き、カラム再生ボタン51が押されてカラム再生の処理
が開始されたとき等に経過時間を表示するようにすれば
よい。
【0059】以上のように、当該表示欄42には装置本
体10で行われている処理の経過時間が表示されるので
あり、この表示欄42を観察することによって、オペレ
ータは当該処理がどの程度進行しているかを把握するこ
とができる。そして、オペレータは処理の進行状況を把
握しておくことは重要であるので、この表示欄42は常
時表示されるべきものである。
【0060】次に、表示欄43について説明する。この
表示欄43には装置本体10に異常が発生したとき、異
常の種類が表示される。即ち、CPU11は装置本体1
0の各部の動作、状態を監視し、異常が発生した場合に
はどの箇所にどのような異常が発生したかをCPU2に
通知する。そして、CPU2はこの表示欄43にどのよ
うな異常が発生したか、その異常の種類を表示するので
ある。
【0061】この表示欄43に表示する異常の種類を何
種類にするかは任意に定めることができるが、例えば、
部品の破損等の装置本体10の動作が不可能な異常、試
薬が無くなった等の装置本体10の動作が可能な異常、
検出器37のランプの故障の3種類程度設ければよい。
このように検出器37のランプの異常について特に設け
るのは、検出器37のランプは非常に重要な構成要素で
ある、当該ランプが故障した場合にはオペレータに即座
に知らせる必要があるからである。
【0062】なお、この表示欄43には異常の種類しか
表示されず、その異常がどのような内容であるのかは表
示されない。そこで、当該表示欄43の右側の「?」マ
ークが付されたボタンを押すと、第2の表示領域16に
当該異常の具体的な内容がウィンドウ表示されるように
なされている。
【0063】以上のように、当該表示欄43には装置本
体10で異常が発生した場合に、その情報が表示される
のであり、この表示欄43を観察することによって、オ
ペレータは異常が発生した場合に即座に対応することが
できる。そして、異常が発生した場合に即座に対応でき
るようにすることは非常に重要であるので、この表示欄
43は常時表示されるべきものである。
【0064】表示欄44には、表示欄41に表示されて
いる処理の何番目のシーケンスが現在実行されているか
が表示される。即ち、CPU11は現在実行しているシ
ーケンスが当該処理の何番目のシーケンスであるかを把
握しているので、その情報をCPU2に通知し、CPU
2はそれをこの表示欄44に表示するのである。
【0065】表示欄45には現在処理の対象となってい
るカップの番号が表示される。即ち、CPU11は現在
どのカップに対して処理を行っているかを把握している
ので、その情報をCPU2に通知し、CPU2はそれを
この表示欄45に表示するのである。
【0066】これらの表示欄44、45もオペレータに
とっては重要な情報であり、これらの表示欄44,45
は常時表示されるべきものである。
【0067】以上、表示欄40〜45について説明した
が、次に表示ボタン46〜56について説明する。
【0068】装置モニタボタン46は、装置本体10の
各部の状態を観察するためのメニューである。ここで、
装置本体10のどの部分の状態を観察できるようにする
かは任意に定めることができるが、ここでは、各ボトル
内の液の残量、クーラやヒータの温度、ポンプの流量及
び圧力、そして検出器37のランプの光量の状態を観察
可能とする。
【0069】さて、装置モニタボトル46を押すと、C
PU2は第2の表示領域16内に装置モニタに関するジ
ョブ画面をウィンドウ表示する。その画面の例を図5に
示す。
【0070】図5において、残量モニタの欄にはボトル
の絵が描画されている。そして、各ボトルの中にはバー
グラフが定義されている。
【0071】また、ボトルの下には二つの数値が表示さ
れている。下側の数値は当該ボトルの初期量、即ちボト
ルにはじめに入っている量を示し、上側の数値は現在の
残量を示している。なお、図5においてはボトルは4個
しか示されていないが、図2に示す構成の場合には、実
際にはボトル群21の9個のボトルと、廃液ボトル39
の計10個のボトルが表示されるものである。図5にお
いては右端のボトルが廃液ボトル39を示し、左側の4
個のボトルが試薬や溶離液のボトルを示している。ま
た、図5においてはボトルの下側の数値は便宜的に1箇
所にしか記載されていないが、実際には全てのボトルに
ついて数値が表示されるものである。
【0072】試薬や溶離液の各ボトルの下に表示されて
いる数値のうち、下側の初期量は分析を行う前にオペレ
ータによって入力される値である。即ち、オペレータは
分析を行うに際して、装置モニタボトル46を押して図
5に示す画面を第2の表示領域16にウィンドウ表示さ
せ、そして各ボトル内の液の量を把握して初期量を入力
するのである。
【0073】この初期量の入力方法として二つの方法が
用意されている。一つは把握した初期量を入力部3のテ
ンキーで数値入力する方法である。そして、初期量が数
値入力された場合には、CPU2は当該ボトルのパター
ン内に定義されているバーグラフの長さを当該初期量に
対応する長さとして表示する。
【0074】これが一つの方法であり、もう一つの方法
は、マウスで直接バーグラフの長さを設定する方法であ
る。具体的には、いま例えば図6(A)に示すような状
態にあるバーグラフを長くしようとするものとすると、
まず同図(B)に示すように入力部3のマウスのカーソ
ル70をバーグラフの頂上に位置させてマウスをドラッ
グし、上方に引き上げ、所望位置で確定すればよい。こ
れによって例えば同図(C)に示すようにバーグラフの
長さを所望の長さに設定することができる。
【0075】そして、この場合にはCPU2は、新たに
設定されたバーグラフの長さに対応する液量の値を下側
の欄に初期量として表示する。
【0076】初期量の入力をどちらの方法で行うかは任
意である。しかし、以上のように、このUIによれば、
各ボトルの初期量を簡単な操作で入力することができる
ことは明らかである。
【0077】さて、試薬や溶離液の各ボトルの下に表示
されている数値のうち、上側の現在の残量はCPU11
によって演算された値に基づいて表示される。即ち、C
PU11は現在行っている処理において、どのボトルの
液を使用するか、そしてその処理におけるポンプ28,
29,26の回転数は認識しているから、ポンプ28,
29,26の回転数及び処理時間から各ボトルの液をど
れだけ使用したか演算することができる。
【0078】従って、CPU11は所定時間毎にどのボ
トルの液をどれだけ使用したかを計算して求めてCPU
2に通知する。これを受けてCPU2は初期量から受け
取った使用量を差し引き、現在の残量を演算して上側の
欄に表示すると共に、ボトル内に定義されているバーグ
ラフを現在の残量値に対応する長さで表示するのであ
る。
【0079】なお、上記の演算は全てCPU2で行うよ
うにすることも可能である。即ち、CPU2に分析のシ
ーケンスプログラムを認識させれば、CPU2は当該分
析において各ボトルの液がどれだけ使用されるかを演算
することができ、従って現在の残量を求めることができ
る。
【0080】以上は試薬や溶離液のボトルに関する表示
であるが、廃液ボトルに関しては次のようである。オペ
レータは分析を行うに際して、装置モニタボトル46を
押して図5に示す画面を第2の表示領域16にウィンド
ウ表示させ、そして廃液ボトル内の現在の量を把握し
て、その値を下側の欄に入力する。これが初期量である
が、初期量の入力方法としては上述した二つの方法が用
意されており、何れかの方法で入力すればよい。
【0081】廃液ボトルの下に表示されている数値のう
ち、上側の現在の量はCPU11によって演算された値
に基づいて表示される。即ち、CPU11は現在行って
いる処理においてポンプ28,29,26の回転数は認
識しているから、ポンプ28,29,26の回転数及び
処理時間から廃液がどれだけ生じるか演算することがで
きる。
【0082】従って、CPU11は所定時間毎に演算し
た廃液の量をCPU2に通知する。これを受けてCPU
2は初期量に受け取った廃液量を加算して現在の廃液量
を求め、上側の欄に表示すると共に、廃液ボトル内のバ
ーグラフを現在の廃液量値に対応する長さに表示するの
である。
【0083】なお、上記の演算は全てCPU2で行うよ
うにすることも可能である。即ち、CPU2に分析のシ
ーケンスプログラムを認識させれば、CPU2は当該分
析においてどれだけの廃液が出るかを演算することがで
き、従って現在の廃液量を求めることができる。
【0084】以上のようであるから、この残量モニタの
表示によれば、オペレータは廃液ボトルも含めて、各ボ
トルに現在どれだけの液があるかを明確に視認すること
ができる。
【0085】次に、温度モニタの欄には、サンプルクー
ラ(S.C )32、ボトルクーラ(B.C )22、カラムヒ
ータ(C.H )34、リアクションヒータ(R.H )36の
温度が数値及びバーグラフで表示されている。これらの
温度がCPU11から通知されたものであることは当然
である。なお、バーグラフには実際には目盛りが付され
ているが、図では省略している。以下、バーグラフにつ
いては目盛りを省略する。
【0086】EPモニタの欄には、溶離液ポンプ(EP)
28の流量と圧力が表示されている。流量は数値表示だ
けであるが、圧力は数値表示と共にバーグラフ表示がな
されている。同様にRPモニタの欄には試薬ポンプ(R
P)29の流量と圧力が表示されている。これらの表示
値がCPU11から通知されたものであることは当然で
ある。
【0087】また、光量モニタの欄には、検出器37の
ランプの3つの波長、即ち基準波長である 690nmの波
長、チャンネル1の 570nmの波長、及びチャンネル2
の 440nmの波長について、それぞれの光量がバーグラ
フで表示されている。これらの光量の値は、CPU11
が検出器37で検出した各波長の光量をCPU2に通知
したデータに基づいて表示されることは当然である。
【0088】これらの情報はオペレータが装置本体10
の状態を把握する場合に非常に重要なものであり、従っ
て、これらの情報は所望のときにはいつでも見ることが
できるようになされている必要があるものである。
【0089】次に、波形モニタボタン47について説明
する。波形モニタは装置本体10で分析の処理を行って
いるときに、検出器37で検出されたデータを波形表示
するためのメニューであり、この波形モニタボタン47
を押すと、第2の表示領域16には、例えば図7に示す
ようなジョブ画面がウィンドウ表示される。図7では、
検出器37のチャンネル1で検出された波形と、チャン
ネル2で検出された波形が上下に表示される。なお、各
チャンネルの表示の横軸は時間であり、縦軸は吸光度で
ある。また、各チャンネルの波形データは、それぞれの
チャンネルの波長での検出値から基準波長での検出値を
差し引いたものであることは当業者に明らかである。更
に、図7においては2チャンネルの画面には波形は示さ
れていないが、実際には現在検出されているデータの波
形が表示されるものである。
【0090】これらの波形のデータは現在検出器37で
検出されているデータである。即ち、CPU11は検出
器37からの検出データを取り込んで、リアルタイムに
CPU2に転送しており、CPU2はその受けたデータ
を記憶部4に記憶している。そして、波形モニタボタン
47が押されると、CPU2はチャンネル1、2の波形
をウィンドウ表示するのである。
【0091】上述したように、この波形モニタのメニュ
ーでは現在検出されているデータを観察することができ
るので、オペレータはどのような波形が得られているか
のみならず、波形によって検出器37のランプが安定し
ているか否か等を容易に確認することができる。従っ
て、この波形モニタの画面は非常に重要なものであり、
所望のときにはいつでも見ることができるようになされ
ている必要があるものである。
【0092】次に、手動操作ボタン48について説明す
る。これは装置本体10の各バルブやポンプの状態を確
認するためのメニューであり、手動操作ボタン48が押
されると、CPU2は、例えば図8に示すようなジョブ
画面を第2の表示領域16にウィンドウ表示する。
【0093】図8においては装置本体10の流系図が表
示され、各バルブについては接続状態が表示され、各ポ
ンプについては動作状態及び流量、圧力が表示されてい
る。例えば、図8から、溶離液バルブ群24のEV6
水を溶離液ポンプ28に流すように接続され、溶離液ポ
ンプ28はオフで動作していないことが分かる。
【0094】また各ヒータやクーラについては温度が表
示されている。例えば、図8からはカラムヒータ(C.H
)34とリアクションヒータ(R.H )36は共に 45℃
であることが分かる。なお、図8で試薬や溶離液のボト
ルの下の数値は、当該ボトルが現在使用されているかど
うかを表している。即ち、下に 100と表示されているボ
トルは使用されており、 0と表示されているボトルは使
用されていないことを表している。また、例えば二つの
ボトルの液が混合されている場合には、それらの混合比
が表示される。
【0095】これら各部の状態は、CPU11から通知
される情報に基づいて表示されることは当然である。
【0096】このジョブ画面は、装置本体10の各部が
現在どのような状態にあるかを確認することに用いられ
るのは当然であるが、各部が正常に動作するか否かを確
認するためにも用いることができる。
【0097】即ち、CPU2は、図8に示す画面におい
てマウスであるバルブがクリックされると、その旨をC
PU11に通知する。これに応じてCPU11は、指示
されたバルブの接続状態を現在の接続状態から次の接続
状態に切り換え、切り換えが行われたことを確認すると
当該バルブが次の状態に切り換わったことをCPU2に
通知する。これによってCPU2は、当該バルブの状態
の表示を新たな接続状態として表示するのである。
【0098】ここで、次の接続状態というのは次のよう
である。例えば、溶離液バルブ群24の各バルブは二つ
の接続状態を有している。即ち、EV1 は図9(A)に
示す接続状態と同図(B)に示す接続状態の二つの接続
状態をとることができるが、同図(A)の接続状態にあ
るときにマウスでクリックされると、同図(B)の接続
状態に切り換わり、同図(B)の接続状態にあるときに
マウスでクリックされると、同図(A)の接続状態に切
り換わるのである。
【0099】その他のバルブについても同様であるが、
コントロールバルブ(CV)25はより多くの接続状態を
有しているので、それらの接続状態が順次定められた順
序で切り換わるようになされている。
【0100】また、CPU2は、図8のジョブ画面にお
いてボトル群21のあるボトルがマウスでクリックされ
ると、当該ボトルの液が溶離液ポンプ(EP)28に流れ
るようにするためには溶離液バルブ群24の各バルブを
どのように切り換えればよいかを判断し、その結果をC
PU11に通知する。例えば、いま図8のジョブ画面に
おいて「5TH」で示されるボトルがクリックされたと
すると、CPU2はバルブEV3 は現在の接続状態を保
ち、バルブEV4 ,EV5 ,EV6 を次の接続状態に切
り換えればよいと判断し、その旨をCPU11に通知す
る。
【0101】これに応じてCPU11は、バルブEV
4 ,EV5 ,EV6 の接続状態を現在の接続状態から次
の接続状態に切り換え、切り換えが行われたことを確認
するとこれらのバルブが次の状態に切り換わったことを
CPU2に通知する。これによってCPU2は、これら
3つのバルブEV4 ,EV5 ,EV6 の状態の表示を新
たな接続状態として表示するのである。
【0102】このような操作を行うことによって、各バ
ルブが正常に動作するか否かを確認することができる。
【0103】更に、図8のジョブ画面においては各ポン
プ26,28,29や各ヒータ34,36あるいは検出
器37の動作を制御することが可能となされているの
で、これら各部の動作確認を行うこともできるものであ
る。
【0104】いま溶離液ポンプ28の動作確認を行うも
のとすると、図8においては溶離液ポンプ(EP)28及
び検出器(DET )37は共に「OFF」の状態、即ち動
作していないが、この状態で溶離液ポンプ28の絵柄及
び検出器37の絵柄をマウスでクリックすると、CPU
2は、溶離液ポンプ28、検出器37の動作を反転させ
ることをCPU11に通知する。これに応じてCPU1
1は溶離液ポンプ28、検出器37の動作を反転させ、
これらの動作を反転させた旨をCPU2に通知する。こ
れによって、CPU2はこの場合には溶離液ポンプ28
及び検出器37の動作状態を「ON」に表示する。
【0105】このようにして溶離液ポンプ28、検出器
37は動作するが、このとき上述した波形モニタボタン
47を押して波形の観測を行えば、溶離液ポンプ28、
検出器37が正常に動作しているかどうかを確認するこ
とができる。同様にしてその他の各部の動作確認を行う
ことができることは当然である。
【0106】以上のようであるので、このジョブ画面か
ら、装置本体10の各部がどのような状態にあるかを明
確、且つ確実に把握することができるばかりでなく、簡
単な操作で装置本体10の各部が正常に動作するかどう
かを確認することができる。
【0107】そして、このような情報はオペレータが装
置本体10の状態を把握する場合に非常に重要なもので
あるので、所望のときにはいつでも見ることができるよ
うになされている必要があるものである。
【0108】なお、手動操作ボタン48を押した場合の
ジョブ画面としては図8に示すものに限らず、図10に
示すような画面を用いてもよい。図10は図8の各バル
ブやモータ、ヒータ、クーラ、カラム等が実際の形状に
近いパターンで表示されているものである。この画面に
よれば、装置本体10の内部を観察することによってど
れがサンプリングバルブ30であるか等を容易に識別す
ることができる。また、図10に示す画面は見栄えの点
でも望ましいものである。
【0109】従って、手動操作ボタン48が押されたと
きのジョブ画面として図8の画面と、図10の画面とを
用意しておき、任意に切り換え可能とすればよい。図
8、図10においては、「マニュアル操作」というジョ
ブ画面のタイトルの下の欄の「表示モード」によってこ
れら二つのジョブ画面の切り換えが可能になされてい
る。
【0110】分析開始ボタン49は試料の分析を開始さ
せるためのメニューであり、この分析開始ボタン49が
押されると、CPU2はCPU11に対して分析開始が
指示されたことを通知する。これを受けるとCPU11
は所定の分析の処理の動作を各部に対して指示する。こ
のことによって装置本体10の各部は分析の動作を開始
し、検出器37から検出出力が得られることになる。こ
の検出出力がCPU11からCPU2に転送され、分析
を行っているときに波形モニタボタン47を押すと第2
の表示領域16に現在得られている波形データがウィン
ドウ表示されることは上述した通りである。
【0111】また、CPU11は分析開始が指示される
と、当該分析によってどれだけの廃液が出るかを演算
し、その結果をCPU2に通知する。これに応じてCP
U2は現在の廃液ボトル39内の廃液量に、CPU2か
ら受けた廃液量を加算し、廃液ボトル39が満杯になる
かどうかを判断し、廃液ボトル39が満杯になる場合に
は警告を発する。この警告は従来と同様に警告音を発す
るようにしてもよいし、警告メッセージを表示するよう
にしてもよい。ただし、警告メッセージを表示する場合
には、当該メッセージは第2の表示領域16に表示され
ることは当然である。
【0112】以上の動作が行われるので、分析を行って
いる最中に廃液ボトル39から廃液が溢れ、慌てるよう
な事態が生じることを未然に防止することができる。
【0113】この分析開始ボタン49は常時表示されて
いる必要があることは明らかである。なぜなら、分析の
開始はオペレータが所望するときにいつでも行える状態
にある必要があるからである。
【0114】ライン洗浄ボタン50は、装置本体10の
配管を洗浄するためのメニューであり、このライン洗浄
ボタン50が押されると、CPU2はCPU11に対し
てライン洗浄の処理が指示されたことを通知する。これ
を受けるとCPU11はライン洗浄のための動作を各部
に対して指示する。このことによって装置本体10の各
部はライン洗浄の動作を開始する。
【0115】このライン洗浄ボタン50は常時表示され
ている必要があることは明らかである。ラインの洗浄は
オペレータが所望するときにいつでも行える状態にある
必要があるからである。
【0116】カラム再生ボタン51は、カラム33の充
填材を綺麗にして再生するためのメニューであり、この
カラム再生ボタン51が押されると、CPU2はCPU
11に対してカラム再生の処理が指示されたことを通知
する。これを受けるとCPU11はカラム再生のための
動作を必要な箇所に対して指示する。このことによって
カラム再生の動作が行われる。
【0117】このカラム再生ボタン51は常時表示され
ている必要があることは明らかである。なぜならカラム
の再生は必要に応じていつでも行える状態にある必要が
あるからである。
【0118】停止ボタン52は、分析開始ボタン49を
押して分析を開始した後に、分析動作を停止させるため
のメニューであるが、このメニューでは停止ボタン52
が押されたときに分析している検体に関する分析動作は
全て行って正常に終了するものとする。
【0119】従って、停止ボタン52が押されると、C
PU2はCPU11に対して停止ボタン52が押された
ことを通知する。これを受けるとCPU11は、現在分
析中の検体に関しては分析が完了するのを待って、各部
に対してファイナルのシーケンスの実行を指示する。こ
れによってファイナルのシーケンスが行われ、分析は終
了される。
【0120】ファイナルボタン53も分析開始ボタン4
9を押して分析を開始した後に、分析動作を停止させる
ためのメニューであるが、このメニューでは現在行って
いるシーケンスから強制的にファイナルのシーケンスに
移行して分析を終了するためのメニューである。従っ
て、ファイナルボタン53が押されると、CPU2はC
PU11に対してファイナルボタン53が押されたこと
を通知する。これを受けるとCPU11は、即座に各部
に対してファイナルのシーケンスの実行を指示する。こ
れによってファイナルのシーケンスが行われ、分析は終
了される。
【0121】このように停止ボタン52、ファイナルボ
タン53は、分析途中ではあるものの分析を終了したい
場合に選択するメニューであるが、このようなメニュー
は必要である。なぜなら、例えば分析を開始して波形モ
ニタボタン47を押して波形を観察しているときに、考
えられないような波形が表示されたり、あるいは検出器
37のランプがいつまでも安定しないと判断されること
があり、このような場合には分析を続行しても得られた
データは信頼性がないものであり、一旦分析を終了して
再度やり直すのが望ましいからである。
【0122】そして、これらのボタン52,53は必要
な場合にいつでも押せる必要があるので、常時表示され
ている必要があることは明らかである。
【0123】アレンジボタン54は、バルブ等の装置本
体10の全ての可動部をホームポジションに位置させる
ためのアレンジのシーケンスを行うためのメニューであ
る。ホームポジションは予め定められているので、CP
U11はCPU2からアレンジボタン54が押されたこ
とを受けると、全ての可動部を駆動させ、ホームポジシ
ョンに位置させる。
【0124】このメニューが設けられる理由は次のよう
である。いま例えばサンプリングバルブ30を例にとる
と、サンプリングバルブ30は装置本体10の電源が遮
断されると、電源が遮断されたときの位置を保持する。
従って、装置本体10の電源が再び投入された場合にサ
ンプリングバルブ30がどのような接続状態にあるかは
一義的には定まらない。しかし、そのような状態で分析
を開始することはできない。そこで、分析を行うに先立
ってサンプリングバルブ30をホームポジションに位置
させる処理が必要になるのであり、それがアレンジボタ
ン54なのである。
【0125】従って、アレンジボタン54は所望の時に
いつでも押すことができる状態にある必要があり、常時
表示されている必要がある。
【0126】再解析ボタン55は、過去に収集した分析
データを再解析するためのメニューであり、この再解析
ボタン55が押されると、再解析を行うデータを選択す
るためのジョブ画面が第2の表示領域16にウィンドウ
表示され、そのジョブ画面で再解析を行うデータを選択
すると、当該データの波形が第2の表示領域16にウィ
ンドウ表示される。なお、このような過去に収集した分
析データは記憶部4に格納されている。
【0127】そのジョブ画面の例を図11(A)に示
す。図中、80は波形表示領域、81はジョブメニュ
ー、82は実行ボタン、83、84はスクロールバー、
85はコントロールメニュー、86はピークデータ表示
領域である。
【0128】波形表示領域80には指定されたデータの
波形が表示されている。横方向は時間、縦方向は吸光度
(単位は O.D)である。
【0129】ジョブメニュー81は、当該再解析のジョ
ブについての種々のメニューを選択するものであり、プ
ルダウンメニューになされている。
【0130】コントロールメニュー85は当該ジョブ画
面のサイズを可変したり、当該ジョブ画面を終了したり
するためのメニューであり、このコントロールメニュー
85を押すと、種々のメニューが表示され、そこで所望
のメニューを選択することができるようになされてい
る。
【0131】ピークデータ表示領域86には補正の対象
となっているピークに関する種々のデータが表示される
が、ここでは、ピーク名(Peak Name )、ピーク開始
(PeakStart)時間、ピーク終了(Peak End)時間、ベ
ース開始(Base Start)時間、ベース終了(Base End)
時間、面積、高さ、幅のデータが表示されるようになさ
れている。
【0132】既に分析されているデータの再解析を行う
に際しては、ピークのベースラインを補正することがよ
く行われる。そこで、ここではベースラインを補正する
場合について説明する。
【0133】さて、図11(A)の画面において、ジョ
ブメニュー81を開くと、図11(B)に示すように当
該ジョブに関する種々のメニューがプルダウンされて表
示される。そして、このメニューの中から、所望の一つ
のピークについて、そのベースラインを補正する「単一
ベースライン補正」メニューを選択すると、プルダウン
メニューは閉じられ図12(A)に示す画面となる。
【0134】この画面ではジョブメニュー81の欄には
「単一ベースライン補正」と表示されており、更に波形
のそれぞれのピークには、図中87で示すように、前回
の波形分析の処理に設定されたベースラインが表示され
る。
【0135】そしていま、図中Aで示すピークのベース
ラインを補正するものとすると、オペレータはこのピー
クAの波形をマウスでクリックすればよい。ピークAの
波形がクリックされると、CPU2は、図12(B)に
示すように、当該ピークAの波形、及び当該ピークAの
ベースライン90の表示色をそれぞれ所定の色に変更す
ると共に、当該ベースライン90の両端にカーソル9
1、92をそれぞれ所定の色で表示する。このようにピ
ークAの波形、及び当該ピークAのベースライン90の
表示色を変更するのは、いま処理の対象になっているピ
ークを明示するためである。
【0136】またこのとき、CPU2は、ピークデータ
表示領域86に当該ピークAに関するデータを表示す
る。即ち、このピークAに名称が付けられている場合に
はピーク名の欄にその名称が表示される。名称が付けら
れていない場合は何も表示されないが、図12(B)の
状態においてキーボードから所望の名称を入力すること
が可能であることは当然である。
【0137】また、CPU2はピーク開始時間、ピーク
終了時間、ベース開始時間、ベース終了時間、面積、高
さ、幅の各データも表示する。これらのデータは前回の
波形分析の際に求められたデータである。これらのデー
タの意味については周知であるので説明は省略するが、
面積については、当該ピークAに対応する物質の濃度を
示すデータであるので、非常に重要な要素である。この
面積は、当該ピークAの波形とベースラインとで囲まれ
る閉領域の面積である。なお、図においてはピークデー
タ表示領域86の各欄の表示は全て省略する。以下、同
様である。
【0138】カーソル91、92は、マウスによって左
右に移動させることができるようになされている。そし
て、CPU2は、カーソルの移動に伴って、リアルタイ
ムにベースラインを表示する。このときのベースライン
は、カーソル91と波形の交点と、カーソル92と波形
の交点とを結ぶ線分として定義される。従って、図12
(B)の画面において右側のカーソル91を図の左方向
に移動したとすると、ベースライン90は図13(A)
に示すように表示される。左側のカーソル92を移動し
た場合も同様である。
【0139】そしていま図13(A)に示す状態で実行
ボタン82が押されたとすると、CPU2は当該ピーク
Aに関して所定の波形分析の処理を行って、その結果を
ピークデータ表示領域86に表示する。このとき面積の
欄に表示される値は、図13(B)のハッチングされた
領域の面積であることは上述した通りである。
【0140】以上のようであるので、オペレータは所望
のピークに対して、ベースラインを補正して再解析を行
うことができ、しかもそのための操作は非常に簡単であ
る。
【0141】このように過去に収集した分析データを解
析し直したいという要求はあるものであり、しかも再解
析は必要なときにいつでも行うことができる必要がある
ので、この再解析ボタン55は常時表示されている必要
があるものである。
【0142】メンテナンスボタン56は、UIであるパ
ソコン1でこれまでどのような操作が行われたか、ある
いは装置本体10で何時どのようなことが起こったかと
いう履歴情報を見るためのメニューであり、図示しない
がこのメンテナンスボタン56が押されるとCPU2は
第2の表示領域16に全ての履歴情報を発生時刻順にリ
スト表示する。
【0143】即ち、CPU2はパソコン1側で何等かの
イベントが発生する度に当該イベントに発生日時を付し
て履歴情報を格納するファイルに記憶する。また、CP
U11は装置本体10側で異常発生、分析動作開始等の
イベントが発生する度毎に発生日時を付してCPU2に
通知し、CPU2はこれを受けると履歴情報を格納する
ファイルに記憶する。
【0144】そして、CPU2はメンテナンスボタン5
6が押されると、当該履歴情報のファイルから履歴情報
を読み出してジョブ画面にウィンドウ表示するのであ
る。
【0145】このメンテナンスボタン56が常時表示さ
れている必要があることは明らかである。なぜなら、こ
のメニューは何らかの異常があった場合に選択される場
合が多いものであり、従って所望のときにはいつでも押
すことができる状態にある必要があるからである。
【0146】以上、第1の表示領域15に表示される表
示欄及びメニューボタンについて説明したが、以上の述
べたところから明らかなように、これらの表示欄、メニ
ューボタンは装置本体10の状態の監視を行うために、
あるいは装置本体10の動作を制御するために常時表示
されてる必要があるものである。
【0147】そこで、CPU2は図4に示す表示欄ある
いはメニューボタンの表示を第1の表示領域15に固定
的に表示し、それ以外の全ての表示、例えばボタンを押
したときにウィンドウ表示されるジョブ画面あるいは図
4に示す以外のメニューボタン等は第2の表示領域内に
限って表示する。
【0148】例えば、上述したように装置モニタボタン
46を押すと第2の表示領域16には図5に示すような
ジョブ画面が表示される。そして、このようなジョブ画
面は入力部3のマウスを操作することによって表示位置
を移動させることができるが、CPU2はジョブ画面の
移動は第2の表示領域内に限って許容し、第1の表示領
域15内に入ることを禁止する。
【0149】以上の動作が行われることによって、図4
に示す表示は第1の表示領域15に常に表示されるの
で、オペレータは、ボタン46〜56は所望のときにい
つでも押すことが可能であり、また表示欄40〜45に
表示される情報を常時観察可能である。
【0150】なお、図4はあくまでも第1の表示領域1
5に固定的に表示されるべきものの例を示したに過ぎな
いもので、これに限定されるものではない。図4に示す
以外にも常時表示されるべき情報あるいは常時押すこと
が可能となされるべきボタンがあるのであれば、それら
を第1の表示領域15に表示することができることは当
然である。
【0151】以上、第1の表示領域15に表示される表
示欄、及びメニューボタンについて説明したが、次に第
2の表示領域16に表示されるメニューボタンについて
説明する。
【0152】第2の表示領域16にどのようなメニュー
ボタンを表示するかは任意であるが、ここでは図14に
示すようであるとする。上述したように、第2の表示領
域16には種々のジョブ画面がウィンドウ表示され、ま
たジョブ画面の表示位置が移動されることがあるので、
これらのメニューボタンはジョブ画面によって隠されて
しまう場合があり、従って、当該表示領域に表示される
メニューボタンは常時表示されている必要がないものに
限ることは当然である。
【0153】説明の便宜上、まずタイムチャートボタン
59について説明する。これはそれぞれの処理のシーケ
ンスのプログラムを登録するためのメニューであり、タ
イムチャートボタン59を押すと、CPU2は第2の表
示領域16にそのジョブ画面をウィンドウ表示する。そ
の例を図15に示す。
【0154】図15は、上述した分析の処理の際に行う
イニシャライズ(INIT)のシーケンスを登録する場合を
示しており、図によればこのシーケンスは9つのステッ
プで実行されることが分かる。そして、各ステップの項
には、溶離液ポンプ(EP)28をオンするかオフする
か、その流量をどうするか、どのような展開液を用いる
か、試薬ポンプ(RP)29をオンするかオフするか、そ
の流量をどうするか、カラムヒータ(C-H )34、リア
クションヒータ(R-H )36の温度を何度にするか、等
が定義されている。
【0155】また、図によればこのシーケンスプログラ
ムのタイムチャート番号は1番となされ、終了時間は 5
分であることが定められている。更に、条件名の欄には
加水分解と入力されており、このイニシャライズのシー
ケンスは加水分解の際に用いられるものであることが分
かる。
【0156】このように、オペレータは実行する全ての
シーケンスの一つ一つについて、この画面開いてプログ
ラムを登録することができるのである。従って、上述し
たライン洗浄ボタン50を押した場合に実行されるライ
ン洗浄の処理のシーケンス、カラム再生ボタン51を押
した場合に実行されるカラム再生の処理のシーケンス、
あるいは分析開始ボタン49を押した場合に実行される
イニシャライズ、コンディショニング、アナライズ、フ
ァイナルの4つの分析のためのシーケンス等、全てのシ
ーケンスはこの画面で登録されたものである。そして、
登録されたシーケンスプログラムはCPU11に転送さ
れて格納される。
【0157】このようなシーケンスプログラムの登録は
一旦登録すれば、それが継続して使用されるので、タイ
ムチャートボタン59は常時表示しておく必要はなく、
従って第2の表示領域16に表示されているのである。
【0158】次に、自動分析ボタン58について説明す
る。これは、自動分析を行うに際して、どのタイムチャ
ート番号のシーケンスプログラムを使用するか、波形解
析を行う場合に波形解析パラメータ設定の中のどの設定
条件を使用するか等、自動分析を行う場合に使用する各
種のプログラムや条件を登録するためのメニューであ
る。
【0159】自動分析ボタン58が押されると、CPU
2は第2の表示領域16にそのジョブ画面をウィンドウ
表示する。その例を図16に示す。
【0160】図16によれば、加水分解のための自動プ
ログラムの1番のプログラムでは、上記のタイムチャー
トのメニューで登録したタイムチャート番号が1番の加
水分析という名称で登録されているシーケンスを行い、
その検出結果の波形分析のためには波形解析パラメータ
番号が1番の生体分析という名称で登録されているプロ
グラムを用い、報告書には報告書印字番号が1番のレポ
ート−Aという名称で登録された態様で印字することが
定義されている。
【0161】このように、オペレータは、このジョブ画
面でそれぞれの自動分析において使用するプログラムや
条件を登録することができる。そして、登録されたシー
ケンスプログラムはCPU11に転送されて格納され
る。
【0162】このような自動分析に用いるプログラムの
登録は一旦登録すれば、それが継続して使用されるの
で、自動分析ボタン58は常時表示しておく必要はな
く、従って第2の表示領域16に表示されているのであ
る。
【0163】次に、サンプル情報ボタン57について説
明する。これは、自動分析の具体的な手順、条件を登録
するためのメニューであり、サンプル情報ボタン57が
押されると、CPU2は第2の表示領域16にそのジョ
ブ画面をウィンドウ表示する。その例を図17に示す。
【0164】この画面でオペレータは、カップ番号、試
料名、注入量、自動分析番号、検体種別、希釈係数、試
料量、換算係数の各項目についてそれぞれ入力する。こ
れらの項目のうち、自動分析番号と検体種別を除く項目
についてはキーボードから入力するが、自動分析番号と
検体種別については予め登録されたものの中から選択す
ることができる。例えば、自動分析番号の項目中の黒で
塗りつぶした三角マークをクリックすると、図16に示
す自動分析プログラム設定のジョブ画面で登録された自
動分析プログラム番号がプルダウン表示されるので、そ
の中から所望のプログラム番号をマウスで選択すればよ
い。
【0165】検体種別についても同様であり、この項目
中の黒で塗りつぶした三角マークをクリックすると、予
め登録されている検体種別名がプルダウン表示されるの
で、その中から該当する種別名を選択すればよい。な
お、「Unknown 」は当該検体が未知であることを示し、
「STD1」は検体がスタンダードの1番であることを示し
ている。即ち、これらの検体種別は予め登録されている
のである。
【0166】このようにして、オペレータは、どのよう
な順序で、どのような検体が入っているカップからどれ
だけの量を取って、どのような分析を行うかを任意に設
定することができる。
【0167】図17によれば、最初は未知の検体が入っ
ているカップ番号1番を使用し、加水2という名称で登
録されている自動分析プログラムで分析し、次に、スタ
ンダード1番の検体が入っているカップ番号2番を使用
し、加水分解という名称で登録されている自動分析プロ
グラムで分析するように設定されている。そして、注入
量はそれぞれ12mlであり、試料名はそれぞれ「*
*」、「△△」と入力されている。なお、図17におい
ては希釈係数、試料量及び換算係数については何も記載
されていないが、実際はオペレータによって何等かの数
値が入力されているものである。また、シーケンスの1
番から始まってシーケンス番号2番で終了することが定
められている。
【0168】なお、この画面の左上の95で示される矩
形のマークはコントロールメニューである。コントロー
ルメニューについては上述したと同様である。また、希
釈係数、試料量、換算係数については本発明の本質では
ないので説明を省略する。
【0169】以上のところから、自動分析プログラムが
登録されていれば、このサンプル情報のジョブ画面で必
要なデータを入力すれば自動分析を開始することができ
ることが分かる。そこで、CPU2は、電源投入後に最
初に表示する初期画面としてこのサンプル情報のジョブ
画面を第2の表示領域16にウィンドウ表示する。勿
論、第1の表示領域15の初期画面は上述したように図
4に示す画面である。
【0170】そして、この自動分析プログラム設定のジ
ョブ画面が表示されている状態において分析開始ボタン
49が押されると、CPU2は、CPU11に対して、
登録された自動分析プログラムを転送して分析の開始を
通知する。これによって、装置本体10で分析の動作が
開始される。
【0171】このようなサンプル情報のデータは一旦登
録すれば、分析が終了するまで変更する必要はないのが
通常であるから、サンプル情報ボタン57は常時表示し
ておく必要はなく、従って第2の表示領域16に表示さ
れているのである。
【0172】次に、自動解析ボタン60について説明す
る。これは検出器37で検出されたデータを解析する際
に用いる種々のパラメータを設定するためのメニューで
あり、自動解析ボタン60が押されると、CPU2は第
2の表示領域16に図18に示すようなジョブ画面をウ
ィンドウ表示する。
【0173】図18によれば、各ステップについて、ス
ロープの開始時間及び設定値、ドリフトの開始時間及び
設定値、ピーク除外区間の開始時間及び終了時間、負ピ
ーク除外区間の開始時間及び終了時間、リーディング
(Leading )処理区間の開始時間及び終了時間、テーリ
ング(Tailing )処理区間の開始時間及び終了時間等の
所定のパラメータ、及びその他の所定の事項について入
力することによって自動波形解析のプログラムを登録す
ることができる。なお、これらのパラメータの詳細につ
いては本発明の本質ではないので説明を省略する。
【0174】そして、図16に示す自動分析プログラム
設定の画面の中の波形解析パラメータ番号の項目には、
この波形解析パラメータ設定の画面で登録されたプログ
ラムの中から選択されたプログラムが登録されるのであ
る。このジョブ画面で登録された自動分析プログラムは
CPU11には転送されず、CPU2が使用する。自動
分析の処理はCPU2が実行するからである。即ち、自
動分析の処理は、CPU11から転送された検出データ
に対して当該自動分析プログラムで定義された処理を施
すことによって行うのである。
【0175】このような波形解析のためのパラメータの
設定は一旦登録すれば、それが継続して用いられるの
で、自動解析ボタン60は常時表示しておく必要はな
く、従って第2の表示領域16に表示されているのであ
る。
【0176】次に、プリンタ設定ボタン61について説
明する。これは分析結果をプリンタで印字する際のフォ
ーマットを設定するためのメニューであり、図示しない
がこのプリンタ設定ボタン61が押されると、CPU2
は第2の表示領域16にこのジョブ画面をウィンドウ表
示する。
【0177】この画面において必要なデータを入力する
と、プリンタ7においてはここで設定されたフォーマッ
トで印字される。
【0178】そして、図16に示す自動分析プログラム
設定の画面の中の報告書印字番号の項目には、このプリ
ンタ設定のジョブ画面で登録された印字フォーマットの
中から選択されたフォーマットが登録されるのである。
【0179】このようなプリンタの印字の際のフォーマ
ットは一旦登録すれば、それが継続して用いられるの
で、当該プリンタ設定ボタン61は常時表示しておく必
要はなく、従って第2の表示領域16に表示されている
のである。
【0180】次に、サンプルカップボタン62について
説明する。これはサンプルカップを試料台31にセット
する場合に、どの位置にどのような検体が入ったサンプ
ルカップを配置すればよいかの目安となる画面を表示す
るためのメニューであり、このサンプルカップボタン6
2が押されると、CPU2は第2の表示領域16に例え
ば図19に示すようなジョブ画面をウィンドウ表示す
る。
【0181】図19に示すジョブ画面では、96で示す
ように試料台31を上から見た絵柄が描かれており、そ
の周囲には位置を示す数字が表示されている。この場合
には試料台31には36個のサンプルカップがセットで
きるようになされており、右下から上方向に1番のサン
プルカップ、2番のサンプルカップというように6番の
サンプルカップまでセットされ、36番のサンプルカッ
プは左上にセットされるようになされていることが分か
る。
【0182】そして、試料台31の絵柄の下には、97
で示すように、検体種別が色別に表示されている。即
ち、オリジナルの検体(ORG )は第1の色、例えば灰色
で示され、スタンダード1の検体(STD1)は第2の色、
例えば黄色で示され、スタンダード2の検体(STD2)は
第3の色、例えば緑で示され、スタンダード3の検体
(STD3)は第4の色、例えば青で示され、未知の検体
(Unknown )は第5の色、例えば黒で示され、未設定は
第6の色、例えば白で示されている。なお、図では検体
種別はパターンの違いによって区別されているが、実際
には表示色によって区別されているものである。
【0183】オペレータはこのジョブ画面を参照するこ
とによって、試料台31のどの位置にどのような検体の
サンプルカップをセットすればよいかを容易に判断する
ことができる。
【0184】即ち、図19においては、試料台31の絵
柄の1番の位置は未知の検体の色で表示されているの
で、この1番の位置には未知の検体が入ったサンプルカ
ップをセットすればよいことが分かり、また2番の位置
はスタンダード1の検体の色で表示されているので、こ
の2番の位置にはスタンダード1の検体が入ったサンプ
ルカップをセットすればよいことが分かる。また、3番
から36番の位置は未設定の色で表示されているので、
これらの位置にはサンプルカップをセットする必要がな
いことが分かる。
【0185】なお、図中、96で示される領域に表示さ
れている試料台31の絵柄の各位置の色は、図17に示
すサンプル情報ボタン57が押されたときに表示される
ジョブ画面において登録されたカップ番号と検体種別に
基づいて表示される。即ち、CPU2は、図17に示す
ジョブ画面においてサンプル情報が登録されると、その
カップ番号と検体種別とから試料台31のどの位置にど
のような検体のサンプルカップをセットされるべきかを
判断し、その結果を図19の画面に反映させるのであ
る。
【0186】例えば、図19では試料台31の1番の位
置は未知の検体の色で表示され、2番の位置はスタンダ
ード1の検体の色で表示されているが、これは図17の
サンプル情報設定の画面でカップ番号1は未知の検体と
登録され、カップ番号2はスタンダード1の検体(STD
1)と登録されていることが反映されているのである。
【0187】以上のようであるので、各サンプルカップ
をどのような位置に配置すればよいかが一目で分かるの
で、配置する位置を誤ったり、あるいは配置すべき位置
に配置しなかったりすることを防止することができる。
【0188】なお、図19の画面で示す通りにサンプル
カップがセットされたかどうかの識別は、例えば、各サ
ンプルカップに中に入っている検体の種別を示すバーコ
ードを設け、それをセンサで読み取る等の手法によって
行うことが可能である。
【0189】次に終了ボタン63についてであるが、こ
のボタン63はパソコン1の動作を終了させるためのメ
ニューであり、この終了ボタン63が押されるとCPU
2は動作を終了して電源を遮断する。なお、この終了ボ
タン63はあくまでもパソコン1の動作を終了させるた
めのメニューであり、装置本体10の動作は終了され
ず、動作は継続している。
【0190】以上の通りであるので、この化学分析装置
のユーザインターフェースによれば分かり易い画面を提
供でき、操作性も大幅に向上するので、誰でもが簡単
に、且つ確実に操作することができるものである。
【0191】以上、本発明の一実施態様について説明し
たが、本発明は上記実施態様に限定されるものではな
く、種々の変形が可能であることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 化学分析装置の全体の構成を示す図である。
【図2】 装置本体10の構成例を示す図である。
【図3】 表示部5の画面分割を説明するための図であ
る。
【図4】 第1の表示領域15の表示画面の例を示す図
である。
【図5】 装置モニタボタン46を押したときに表示さ
れるジョブ画面の例を示す図である。
【図6】 残量モニタの表示において、各ボトルのパタ
ーン内に定義されているバーグラフの設定を説明するた
めの図である。
【図7】 波形モニタボタン47を押したときに表示さ
れるジョブ画面の例を示す図である。
【図8】 手動操作ボタン48を押したときに表示され
るジョブ画面の例を示す図である。
【図9】 溶離液バルブ群24の各バルブの接続状態を
示す図である。
【図10】 手動操作ボタン48を押したときに表示さ
れるジョブ画面の他の例を示す図である。
【図11】 再解析ボタン55が押されたときにウィン
ドウ表示されるジョブ画面の例を示すと共に、ベースラ
イン補正の処理を説明するための図である。
【図12】 ベースライン補正の処理を説明するための
図である。
【図13】 ベースライン補正の処理を説明するための
図である。
【図14】 第2の表示領域16に表示されるメニュー
ボタンの例を示す図である。
【図15】 タイムチャートボタン59を押したときに
表示されるジョブ画面の例を示す図である。
【図16】 自動分析ボタン58を押したときに表示さ
れるジョブ画面の例を示す図である。
【図17】 サンプル情報ボタン57を押したときに表
示されるジョブ画面の例を示す図である。
【図18】 自動解析ボタン60を押したときに表示さ
れるジョブ画面の例を示す図である。
【図19】 サンプルカップボタン62を押したときに
表示されるジョブ画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1…パソコン、2…CPU、3…入力部、4…記憶部、
5…表示部、6…通信用インターフェース、7…プリン
タ、10…液体クロマトグラフィ装置本体、11…CP
U、12…通信用インターフェース、13…通信回線、
14…表示部の画面、15…第1の表示領域、16…第
2の表示領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学分析装置本体の各部の状態を観察する
    ためのメニューが選択された場合には、少なくとも、試
    薬等のボトルの残量表示及び/または廃液ボトル内の廃
    液量の表示を行うことを特徴とする化学分析装置のユー
    ザインターフェース。
  2. 【請求項2】試薬等のボトルの残量表示及び/または廃
    液ボトル内の廃液量が表示されている画面において、試
    薬等のボトルあるいは廃液ボトル内の初期量の設定は数
    値入力が可能で、且つ各ボトル内に定義されたバーグラ
    フの長さを直接設定することによっても可能となされて
    いることを特徴とする請求項1記載の化学分析装置のユ
    ーザインターフェース。
  3. 【請求項3】分析開始が指示された場合には、廃液ボト
    ル内の廃液の初期量と、当該分析において発生すると予
    測される廃液量とに基づいて、当該分析中に廃液ボトル
    が満杯になると予測される場合には所定の警告表示を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の化学
    分析装置のユーザインターフェース。
  4. 【請求項4】化学分析装置本体の各部の接続状態を観察
    するためのメニューが選択された場合には、配管の状態
    を示す流系図の表示を行うことを特徴とする化学分析装
    置のユーザインターフェース。
  5. 【請求項5】流系図が表示されている画面において、バ
    ルブが選択された場合は当該バルブの接続状態を次の接
    続状態に変更して表示し、また試薬等のボトルが選択さ
    れた場合には、当該ボトルの液が送液ポンプに供給され
    るように各バルブの接続状態を設定して、その接続状態
    を表示することを特徴とする請求項4記載の化学分析装
    置のユーザインターフェース。
  6. 【請求項6】過去に収集した分析データを再解析するた
    めのメニューにおいてベースラインを再生する処理が選
    択された場合には、指示されたピークに対して過去の分
    析処理の際に設定されたベースラインを表示すると共
    に、そのベースラインの両端にカーソルを表示し、何れ
    かのカーソルが移動された場合には、当該移動されたカ
    ーソルと波形との交点と、移動されないカーソルと波形
    との交点を結ぶ線分を新たなベースラインとして表示
    し、且つ新たなベースラインが設定された場合には、当
    該ベースラインとピーク波形とで囲まれる閉領域の面積
    を求め、その面積値を表示することを特徴とする化学分
    析装置のユーザインターフェース。
  7. 【請求項7】サンプルカップに関するメニューが選択さ
    れた場合には、試料台の絵柄を表示し、各カップの表示
    色をオペレータによって分析前に予め定められた検体種
    別の種別毎に異ならせて表示することを特徴とする化学
    分析装置のユーザインターフェース。
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