JPH0971348A - 感光プレートの自動供給方法およびその装置 - Google Patents

感光プレートの自動供給方法およびその装置

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JPH0971348A
JPH0971348A JP27168995A JP27168995A JPH0971348A JP H0971348 A JPH0971348 A JP H0971348A JP 27168995 A JP27168995 A JP 27168995A JP 27168995 A JP27168995 A JP 27168995A JP H0971348 A JPH0971348 A JP H0971348A
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JP
Japan
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photosensitive plate
suction
photosensitive
plate
suction member
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Application number
JP27168995A
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English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆 木村
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KEITSUU PRO KK
Original Assignee
KEITSUU PRO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦方向または横方向に積層した感光プレートを
吸盤によて吸着し、簡易な機構で上端側から確実に一枚
毎供給すること。 【解決手段】処理槽へ搬送する搬送装置に対向し、やや
傾斜させてなる載置台に積載した露光済の大きさ(サイ
ズ)の異なる複数の感光プレートの最上層の感光プレー
トの非感光面の上端辺近傍に、複数の吸盤を備えた吸着
部材をほぼ同時に接触させてこの吸着部材を振動させ、
および/または中央部の吸盤と端部分の吸盤とで吸引作
用時を相異ならせて交互に接触させる分離捌き手段によ
って2枚目以下の感光プレートを分離捌き、この吸着部
材を備えた可動腕を移動させ、最上層の感光プレートの
みを前記処理槽の挿入口に搬送し、この可動腕は底板に
設けたレール上を移動する台車に揺動自在に軸支され
て、この台車が処理槽側に移動する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦方向または横
方向に立てかけて積層した感光プレートを上端側から一
枚ごと確実に処理槽内に自動供給することができる感光
プレートの自動供給方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板に感光材料を塗布した印刷用感光
材料を現像装置等の処理槽が配列した処理装置に連続的
に搬送して処理するときに、かかる処理装置に連結して
感光プレートの自動供給装置が多く使用されている。こ
れら金属性の感光プレートは大きく、重量があるため、
一般に載置台に露光済の感光プレートを水平に積層載置
し、この最上層の一枚の先端を挟持する咬爪や吸盤等を
用いて処理装置の搬送口に移送させている。また、特開
昭63−171128号公報に記載されているように、
感光性プレートを縦方向に複数枚載置する載置台を感光
プレートの搬送装置に連結し、この載置台に対向して配
置した感光プレートの下端を支持する支持手段を設け、
前記感光プレートの最上層の一枚の下端を吸着盤によっ
て吸着して、前記支持部材に設けたフックに挟持させ、
このフックの上昇運動によって感光性プレートを支持部
材に移動載置し、この支持部材と次の感光プレートとの
間に剥離部材を介在させ、支持部材を上昇させて、感光
プレートの下端を押圧しながら、その上端を処理装置に
搬送するものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記感光プレ
ートを水平に載置保管するものにおいては大きな感光プ
レートを水平に載置するために大きな載置スペースを必
要とした。また、前記縦方向に積層配置した感光プレー
トの下端を吸盤で吸着するために複雑な機構の剥離部材
を必要とするばかりでなく、2枚目の感光プレートとの
分離を確実にするために複数の吸盤の移動操作を相違さ
せる必要があり、更に、感光プレート間に移動部材を介
在させて分離作用を確実にするなど全体に構成が複雑で
あった。この発明の課題は、縦方向または横方向に積層
した感光プレートの上端付近を吸着盤によって吸着して
感光プレートを上端側から搬送装置へ簡易に搬送するこ
とができる感光プレートの自動供給方法を提供するもの
である。この発明の他の課題は、積層した感光プレート
を挟持する把持部材を必要とせず、簡易な機構で最上層
の感光プレートを確実に一枚毎に供給することができる
感光プレートの自動供給装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の前記課題は、
感光材料を塗布した金属性の感光プレートの像様露光
後、この感光プレートを積層載置位置から現像・定着・
水洗処理する処理槽等に搬送する搬送装置へ供給するた
めの感光プレートの自動供給装置において、前記搬送装
置の挿入側に対向して配置され、やや傾斜させてなる載
置台に積載している露光済の大きさ(サイズ)の異なる
複数の感光プレートの最上層の感光プレートの非感光面
の上端辺近傍に、複数の吸盤を備えた吸着部材をほぼ同
時に接触させてこの吸着部材を振動させるか、および/
または中央部の吸盤と端部分の吸盤とで吸引作用時を相
異ならせて交互に吸引させる感光プレートの分離捌き手
段によって2枚目以下の感光プレートを分離捌き、この
感光プレートを吸着した状態で、この吸着部材を備えた
可動腕を回動または平行移動させて、最上層の感光プレ
ートのみを上端側から、前記処理槽の挿入口に搬送する
感光プレートの自動供給方法によって達成できる。
【0005】前記搬送装置の挿入側に対向して配置さ
れ、やや傾斜させて露光済の感光プレートを積層載置す
る載置台と、この載置台に積載した大きさ(サイズ)の
異なる感光プレートの非感光面の上端辺近傍にほぼ同時
に接触する吸盤を備えた吸着部材と、この吸着部材を少
なくとも2個横並列して固定した回動軸と、この回動軸
を回動する連結部材を介して先端に連結され、回転数を
検出する複数の位置検出手段を備え、回転自在の連動杆
と、前記回動軸の連結部材および前記連動杆等を内蔵し
た可動腕の下端を回動自在に軸支し、この軸支部分を中
心に前記可動腕を揺動させる揺動部材を備え、底部に敷
設したレール上を移動する台車と、前記回動軸の回動を
行う連結部材の回転動作、前記揺動部材を感光プレート
側への接離動作および前記揺動部材の台車を移動動作さ
せる第1,第2および第3の駆動手段と、これら駆動手
段の動作を順次制御処理する制御手段とからなり、前記
第3の駆動手段によって前記台車を移動させるとともに
第2の駆動手段によって前記揺動部材を揺動させ、前記
可動腕の先端の回動軸を第1の駆動手段によって回動さ
せ、前記吸着部材の吸盤を所定位置に停止し、前記可動
腕を揺動し、前記吸着部材の吸盤を露光済感光プレート
の裏面に接触せしめ、この吸盤によって露光済感光プレ
ートの上端付近の裏面を吸着し、この吸着部材を振動さ
せる分離捌き手段による2枚分離捌き動作を行ったの
ち、前記回動軸を回転し、感光プレートの上端を搬送装
置の挿入口に搬送し、前記吸着部材の吸着部材を開放
し、感光プレートを処理槽に搬送することによって達成
できる。
【0006】処理槽へ搬送する搬送装置に対向して縦長
方向にやや傾斜させて露光済の感光プレートを積層載置
する載置台と、この載置台に積載した大きさ(サイズ)
の異なる感光プレートの非感光面の上端辺近傍にほぼ同
時に接触する吸盤を備えた少なくとも2個の吸着部材を
固定した回動軸の軸端部を支持した可動腕の他端を回動
自在に台車に枢支し、搬送装置内に配置した揺動部材
と、前記回動軸の回動動作、前記揺動部材を感光プレー
ト側への接離動作および前記揺動部材の台車を移動動作
させる第1,第2および第3の各駆動手段と、この各駆
動手段の動作を順次制御処理する制御手段とからなり、
前記各駆動手段に設けた位置検出の検出信号で前記制御
手段による制御処理され、前記第3の駆動手段による前
記揺動部材によって、前記可動腕を揺動させて先端に設
けた回動軸に固定した吸着部材の吸盤を感光プレートの
非感光面に接触させ、吸着部材を振動して2枚分離捌き
作用を施したのち、回動軸を回動して吸着部材によって
感光プレートを移動させ、感光プレートを処理槽側に搬
送する構成によって達成できる。
【0007】吸盤に吸着された最上層の感光プレートの
2枚目以下の感光プレートを分離する捌き手段におい
て、前記吸着部材の振動方法とし、吸盤を吸着面に対し
て垂直方向に数回往復振動をおこなった後、この振動作
用を数秒間休止し、この間に2枚目以下の感光プレート
間に空気を流入させ、再度振動させることにより確実に
分離して確実に感光プレートを一枚のみ搬送することに
よっても前記課題は達成できる。
【0008】また、前記揺動部材を第一の駆動手段によ
って揺動させ、その上端に回動自在に設けた回動軸の吸
着部材の吸盤をほぼ同時に、前記載置台上に長さや大き
さの異なる感光プレートの非感光面の上端辺近傍に接触
させて吸盤によって吸着した後、前記制御手段の制御に
よって第2の駆動手段を制御し、吸着された感光プレー
ト下縁が底板から離接するように前記回動軸を少なくと
も2回位正転(右)・逆転(左)に往復回動させ、感光
プレートの1枚分離動作を行わせ、次に、回動軸を回動
して吸着部材の吸着面を上側にして感光プレートを水平
にし、第3の駆動手段により前記揺動部材を搬送方向に
平行移動させ、回動軸に固定した吸着部材によって前記
感光プレートを搬送し、この感光プレートの先端が処理
槽の搬送入口に設けた搬送ローラに挿着されたとき、吸
着部材の吸着作用を開放し、前記回動軸を右彷徨に回動
し、吸着部材の吸盤を感光プレートから離反させ、前記
搬送ローラにより、感光プレートを処理槽へ搬送し、こ
の搬送中に前記揺動部材は第3の駆動手段によって初期
位置に戻され、次の搬送の準備を行うように揺動部材の
第3の駆動手段を前記制御手段によって制御する構成に
よって前記課題は達成できる。
【0009】更に、複数の吸着部材の吸盤のうち中央部
分の吸盤と端部分の吸盤とで吸引作用時をずらして感光
プレートに反り変形を付与して2枚目以下の感光プレー
トとの間に空気を流入させ、分離捌きを確実に行うこと
もできる。感光プレートの長さおよび横幅の大きさ(サ
イズ)を検出手段よって検出し、前記台車を載置台側
か、処理槽側に移動することによって前記可動腕を揺動
させて、前記吸着部材の吸盤の位置を移動させて種々の
感光プレートの非感光面の上端付近に吸着させるように
して1個の搬送装置によって多くの感光プレートを確実
に1枚のみ搬送することができ、前記課題は達成するこ
とができる。
【0010】この感光プレートの前記サイズの検出手段
として基準導電性端子を感光プレートの下端中央付近に
接触させるように配置し、長さを検出する導電性端子を
最も長い感光プレートの上端中央付近に接触するように
配置し、この上下の両導電性端子間の電気の導通性が認
められたときは、前記台車の位置を載置台側に近い位置
に停止せしめ、前記可動腕を揺動して、この可動腕の先
端部分に配設した吸着部材を大き目の種類の感光プレー
トの上端付近に吸着させ、吸着部材の回動、可動腕の揺
動および台車の移動によって感光プレートの先端を処理
槽の搬送入口に挿入することができる。また、上下の両
導電性端子間に導通が認められないときは、前記台車を
処理槽側に移動し、可動腕を揺動させて、吸着部材を短
い目の種類の感光プレートの上端付近に吸着させ、前述
と同様に可動腕を移動させて感光プレートを搬送するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の感光プレートの自動供
給装置(以下オートフィーダと称す)は、露光済感光プ
レートを水平に載置するのではなく、載置台上に縦方向
または横方向に立てかけて積層載置し、この感光プレー
トの裏面の上端付近を複数の吸着部材をほぼ同時に吸着
させて、感光プレートを上端縁を先端にして移動させる
から以下のような分離機構によって確実に2枚分離が可
能となる。例えば、揺動部材の先端に軸着した回動軸を
左右に少なくとも2回位往復回動させて前記吸着部材を
上下に往復させてアオリ動作を行うから確実に感光プレ
ートの分離が可能であり、吸着部材によって吸着した状
態で感光プレートの先端を水平にするから2枚目以下の
感光プレートとの分離が容易に行うことができる。
【0012】また、吸着部材を固着した回動軸を回転さ
せるのみで感光プレートを処理槽の搬送入口まで移動さ
せることができるから確実に搬送入口まで感光プレート
の先端を搬送することができ、かつ、感光プレートは搬
送ロールによって搬送され、このとき吸着部材は感光プ
レート面より退避して、感光プレートは搬送ローラによ
って移送され、所定時間後吸着部材は回動軸の左回転に
よって感光プレート側に移動し、回動軸が戻り回動し、
元に位置に復帰する。このように構成されるから感光プ
レートの搬送作業が効率良く作動することになる。更
に、感光プレートを吸着部材で搬送するとき感光プレー
ト同志の摩擦による静電気の発生等の障害は、感光プレ
ートに除電部材を接触させることにより防止することが
できる。
【0013】この発明の感光プレートの大きさ(サイ
ズ)の検出手段として、感光プレートの裏面の導電性金
属板に接触する基準導電性端子を配置してあるから、静
電気除去部材を必要としない。また、前記サイズ検出手
段により、感光プレートのサイズを検出することによ
り、吸盤の吸着位置を調節することにより、多くの種類
のサイズの大きさに関係なく、感光プレートの上端付近
を、可動腕の吸着部材で確実に吸着させることができ
る。
【0014】図1はこの発明にかかる感光プレートの第
1の実施例の自動供給装置を備えた搬送装置の要部部分
断面側面図である。図2は図1の平面図である。図3は
第1の実施例の自動供給装置の拡大要部断面側面図であ
る。図4は第1の実施例の自動供給装置の揺動部材の首
振機構の説明図で、感光プレート分離動作説明図であ
る。図5はこの発明の感光プレートと揺動部材との移動
説明図である。図6はこの発明の第2の実施例の自動供
給装置の要部断面側面図、図7はこの発明の第2の実施
例の吸着部材および可動腕の要部側面図(A),平面図
(B)である。図8はこの発明の第2の実施例の上部位
置での吸着部材および可動腕の移動軌跡を示す側面図で
ある。図9は図8の下部位置での吸着部材および可動腕
の移動軌跡を示す側面図である。図10はこの発明の自
動供給装置のサイズ検出手段の説明図で,(A)は載置
台の側面図、(B)は平面図である。図11はこの発明
の自動供給方法の流れチャート図である。
【0015】この発明の自動供給装置(オートフィー
ダ)を図面に示す第1の実施例に基づき説明する。1は
金属板の表面に感光材料を塗布してある感光プレートP
を縦方向または横方向に立てかけ積層載置することがで
きる傾斜面を両面に設けた載置台で、この傾斜度は10
〜15度位である。2は感光プレートPの処理槽3に隣
接して配置した搬送装置で、上革に複数のガイドローラ
4を配設し、処理槽3の挿入口に対向した位置に一対の
ニップローラ19を配設してある。このニップローラ1
9の近傍に感光プレートPの検知センサ5が設置してあ
る。6は揺動部材の可動腕で、この下端6aは台車7に
枢支され、この台車7は第3の駆動手段である電動モー
タ8によって駆動され、この電動モータ8の連結したボ
ール軸9と噛み合うネジ溝を台車7に設けてある。この
可動腕6の中間部分には首振部材である第2の駆動手段
であるモータ10の中間歯車11が配置されている。可
動腕6の上端部に回動軸12が軸支され、この回動軸1
2の軸端の歯車13の可動腕6の中間歯車11との間に
連鎖チェーンのような無端帯14が張架してある。
【0016】この回動軸12には感光プレートPの裏面
に接触する吸着部材である吸盤15,15・が複数固着
され、この吸盤15,15・にはそれぞれ吸引管が接続
されている。16は可動腕6の末端に固着した扇状の揺
動用歯車で、この揺動用歯車16に噛合する螺子軸を有
する第1の駆動手段である駆動モータ17によって可動
腕16を載置台1側またはニップローラ19側に揺動さ
せる。この揺動範囲はセンサS,Sの間でそれぞれ
の停止位置を確認することができる。18は静電気除去
ブラシで、感光プレートPが移動開始すると感光プレー
トPの全幅に接触するようになっている。20はモータ
10,電動モータ8,駆動モータ17等の駆動を制御す
る制御部で、可動腕6,回動軸11および揺動用歯車1
6の近辺にはそれぞれの動作の臨界点にセンサS〜S
が配置してある。
【0017】この発明の第2の実施例について図6以下
の図面に基づいて説明する。図6に示すように、吸着部
材の吸盤15は回動軸12に吸引管を介して接続し、こ
の回動軸12の傘歯車12aと連結部材である連動軸2
4の傘歯車24aとが噛合している。この連動軸24に
はこの回転角を検出する検出手段S,Sが設置され
ている。この検出手段S,Sによって吸盤15の回
動位置が規制されている。この連動軸24の末端は第1
の駆動手段であるモータ10に連結している。可動腕6
は末端が台車7に軸支されており、この台車7はレール
上を第3の駆動手段である電動モータ8によって移動す
る。この台車7の位置はセンサS,Sによって位置
検出が行われる。この台車7は制御部20からの信号に
よって、載置台1上の感光プレートPの大きさ(サイ
ズ)を検出手段である基準導電性端子21を感光プレー
トPの下部付近に接触させておき、上部中央付近に長さ
検出用の導電性端子22が接触することによって、両端
子間の導通を検出して感光プレートの長さを検出する。
【0018】この結果、台車7の位置を載置台1側また
は処理槽3側に移動させて、吸着部材の位置を感光プレ
ートの上端付近に位置せしめ、吸盤15を感光プレート
Pに当接させ、吸引作用によって吸着させる。感光プレ
ートPの横幅の大きさは幅方向に所定間隔で配置した導
電性端子23、23・を感光プレートPに当接させ、基
準導電性端子21と導通している導電性端子23、23
・によって横幅の長さを測定して、導通していない部分
の吸盤15を動作させず、導通している吸盤15,1
5、すなわち、最上層の感光プレートPに接触している
吸盤15・のみを作用させて吸着させる。
【0019】例えば、感光プレートPと当接している導
電性端子22と基準導電性端子21との間の導通が確認
されたとき、制御部20の指令に基づき電動モータ8を
回動させて台車7を載置台1側の停止位置に移動させ
(図8参照)、可動腕6を第2の駆動手段である駆動モ
ータ17によって連動軸24を回転させて回動軸12を
回動し、吸着部材の先端の吸盤15を感光プレートPの
非感光面に当接せしめ、吸着させ、この吸盤15を吸着
面に対して垂直方向にエアシリンダの作用によって複数
回往復運動させる。この回数は感光プレートPの厚さに
よって任意に設定する。この往復運動を一端停止し、最
上層の感光プレートPと2枚目以下の感光プレートPと
の間に空気を流入せしめる。次に、吸盤15を再度往復
運動させ、一旦休止する。これを数回位繰り返して吸着
部材を回動させて感光プレートPを床面と平行な水平位
置に搬送する。電動モータ8により台車7を処理槽3側
にレール上移動させ、感光プレートPの先端縁が検出セ
ンサ5を通過し、ニップロール19に挟持されたとき、
吸盤15の吸引作用は開放され、下降する。台車7は初
期位置に戻り、次の搬送態勢に移る。
【0020】この発明のオートフィーダの動作を説明す
る。図1に示す第1の実施例によれば、アルミ、亜鉛、
銅等の金属板の表面に感光材料を塗布した感光プレート
Pが露光装置等により像様露光処理され、この露光済の
所定サイズの感光プレートPを載置台1に縦方向に立て
掛け、積層してある。この感光プレートPは種々の大き
さのものが使用され、サイズの相異する感光プレートP
が一般的に使用されている。従って、サイズの異なる複
数枚の感光プレートが載置台1に載置してある。搬送装
置2のメインスイッチを入れると、載置台1が搬送装置
2の下端に設けたセンサSによって所定位置にあるこ
とを確認する。次に、センサSによって台車7の位置
が検出されていることが確認され、駆動モータ17が動
作して揺動用歯車16が反時計方向に回転して可動腕6
の上端が感光プレートPの裏面側に揺動すると(センサ
確認)、この可動腕6の先端に軸設した回動軸12
が感光プレートP側に移動する。第2の駆動手段である
モータ10が始動し、中間歯車11がセンサSに検知
されるまで回転し、無端帯14,歯車13を介して回動
軸12が回転し、吸着部材の吸盤15,15・が吸引作
用により感光プレートPの裏面上端付近に接触して吸着
する。
【0021】制御部20の指令によりモータ10が始動
して中間歯車11が逆転して回転し、回動軸12が図2
の時計方向にゆっくり回転し、吸盤15,15・が上昇
して感光プレートPが移送する。所定距離感光プレート
Pが移動し、中間歯車11のセンサSに接触するとモ
ータ10は急速に逆転し、急激に吸盤15,15・を下
降させる。感光プレートPの下端縁を載置台1の底板に
衝突させる。制御部20の制御によってこの往復運動を
数回繰り返して、確実に1枚の感光プレートPを吸盤1
5,15・に吸着させる。このとき、回動軸12にカム
回転板を固着し、回動軸12の回転により感光プレート
Pの裏面を叩き、間歇的に叩いて振動作用を与えて、感
光プレートPに振動を付与してもよい。これによって感
光プレートPの2枚目以下の吸着を確実に剥離すること
ができる。感光プレートPの捌きを行い、確実に1枚の
み吸盤15,15・で吸着し、この首振り操作が終了し
たら制御部20の信号によりモータ10は回動して無端
帯14を介して回動軸12を図2の時計方向に回動さ
せ、吸盤15,15・の吸着面が上向きになって感光プ
レートPの先端部分を水平にする。
【0022】制御部20の指令により電動モータ8が始
動して台車7を処理槽3側に所定距離移動され(この距
離は制御部20において任意に設定変更可能であ
る。)、感光プレートPの2枚目以下と分離されて感光
プレートPが処理槽3側のニップローラ19へ移動す
る。
【0023】このとき感光プレートPの全幅にわたって
下端付近に静電気除去ブラシ18が接触する。台車7を
電動モータ8により所定箇所に移動し、検出センサによ
り停止する。駆動モータ17が始動して揺動用歯車16
を介して可動腕6の上端は載置台1から離反し、回動軸
12が水平移動する。吸盤15,15・も上向き状態で
移動して感光プレートPが移送され、感光プレートPの
先端がガイドローラ4を経てニップローラ19に挟着さ
れるまで進行し、感光プレートPがニップローラ19に
到達したとき、吸盤15,15・の吸引作用が開放され
ると同時にモータ10が動作して、中間歯車11,無端
帯14,歯車13等を介して回動軸12が、更に、時計
方向に回動して吸盤15,15・が感光プレート面から
退避して所定位置で停止する。電動モータ8によって台
車7が処理槽3側に移動して、感光プレートPの先端は
処理槽3へ搬送される。
【0024】感光プレートPが所定距離搬送(タイマー
等で検知)されると、駆動モータ17が作動して可動腕
6および回動軸12は初期位置に戻り、モータ10が反
転して中間歯車11、無端帯14,歯車13等を介して
回動軸12が反時計方向に回動して吸盤15,15・が
感光プレートP側に移動して初期位置に復帰する。そし
て次の感光プレートPの供給動作が行われる。
【0025】この発明のオートフィーダの第2の実施例
について図8および図9に基づいて動作を説明する。搬
送装置2のメインスイッチを入れると、図10(A)
(B)に示されるようにサイズ検出手段である基準導電
性端子21、導電性端子22および導電性端子23,2
3・が載置台1上の感光プレートPの裏面の導電性の金
属板に当接する。基準導電性端子21との間で導通する
導電性端子22または導電性端子23,23・によって
制御部20が判別して、感光プレートPのサイズを検出
する。例えば、導電性端子22が基準導電性端子21と
導通しているとき最上層の感光プレートPが大きいサイ
ズであることを判別する。この検出信号に基づいて制御
部20の指令により、台車7は移動して載置台1に近接
して配置され、駆動モータ17が動作して揺動用歯車1
6を回転し、可動腕6の上端が感光プレートPの裏面側
に揺動すると(センサS確認)、この可動腕6の先端
に軸設した回動軸12が感光プレートP側に移動する。
【0026】第2の駆動手段であるモータ10が始動
し、連動軸24がセンサSに検知されるまで回転し、
傘歯車24aと傘歯車12aとを介して回動軸12が回
転し、吸着部材の吸盤15,15・が吸引作用により感
光プレートPの裏面上端付近に接触して吸着する。吸着
部材のエアシリンダにより吸盤15,15・が吸着面に
対して垂直方向に2〜3回往復動して最上層の感光プレ
ートPを振動させ、2枚目以下の感光プレートPとの間
に空気を流入させ、振動を一旦停止する。数秒後、再度
振動させて確実に2枚分離捌き作用を行う。吸着部材が
回動し、可動腕6が揺動して吸着した感光プレートPを
上方に搬送し、電動モータ8によって台車7を移動させ
て感光プレートPの先端をニップローラ19に挟持させ
る。
【0027】前述の感光プレートPの大きさ検出手段に
おいて、基準導電性端子21と導電性端子22とが導通
していないときは、感光プレートPのサイズが小さいほ
うであると判別され、制御部20の指令により電動モー
タ8が始動して台車7を処理槽3側に所定距離移動さ
れ、(この距離は制御部20において任意に設定変更可
能である。)可動腕6は揺動作用によって揺動して感光
プレートPの短い範囲の上端付近に吸着部材の吸盤1
5,15・を下降させて当接させる(図9参照)。この
位置において、幅方向に配列した導電性端子23,23
・の導通性を判別して幅方向の長さを検出する。両端部
分の導電性端子23,23が導通していないときは、こ
の部分の吸盤15,15の吸引作動を停止し、中央部分
のみ吸盤15を作動させることによって無駄な吸引作用
を排除することができる。前述の場合と同様に吸盤1
5,15・を垂直方向に振動させて2枚分離捌き動作を
行い。台車7を載置台1側に少し移動させながら可動腕
6を揺動させるとともに回動軸12を回動させて吸着部
材を回動させ、感光プレートPを水平位置にし、台車7
を処理槽3側に移動させて、感光プレートPの先端をニ
ップローラ19に挟持させる。吸盤15,15・は吸引
作用は開放され、垂直に下降する。可動腕6は初期位置
に復帰する。
【0028】このとき、回動軸12にカム回転板を固着
し、回動軸12の回転により感光プレートPの裏面を叩
き、間歇的に叩いて振動作用を与えて、感光プレートP
に振動を付与してもよい。これによって感光プレートP
の2枚目以下の吸着を確実に剥離することができる。
【0029】
【実施例】この発明のオートフィーダは、感光プレート
の上端付近を吸着することになっているから、感光プレ
ートのサイズが大幅に相違するものを供給する場合は可
動腕および支持杆の位置を調節することにより、上端を
正確に吸着出来るように設計できることは勿論である。
例えば、第2の実施例のように感光プレートPの大きさ
を検出することによって吸着部材の吸盤に位置を変更し
て、多くの種類の感光プレートを搬送することができ
る。この感光プレートの大きさを検出する検出装置とし
て、複数の導電性端子を使用しているが、この導電性端
子として、吸着部材の吸盤を導電性の物質で形成するこ
とにより別途に端子を設置する必要はない。例えば、幅
方向の導電性端子23,23・として吸盤15,15・
を使用することができる。
【0030】この発明のオートフィーダにおいて吸着部
材の吸盤は所定間隔で3個採用配置しているが、この数
はこれに限定されるものではない。また、吸盤によって
感光プレートを吸着した後、2枚分離作業は、始め上昇
移動を緩速にし、下降移動を急激にして、これを少なく
とも2回位往復移動を行ことがよいがこの回数は感光プ
レートの材質によって任意に設計変更できる。
【0031】この発明のオートフィーダにおいて、載置
台に積載した感光プレートの2枚分離機構で、横一列に
所定間隔で配置された吸着部材の吸盤の吸引作用を時間
的にずらせることにより感光プレートに反り変形を与え
て、感光プレート間に空気を流入させて分離作用を確実
に行うこともできる。
【0032】
【発明の効果】以上のようにこの発明の感光プレートの
自動供給方法は、感光プレートの上端付近を吸盤によっ
て吸着するから簡易な機構で確実に感光プレートの先端
を搬送装置に搬送することができ、しかも、吸着部材に
よる2枚分離捌き作用によって確実に感光プレートを一
枚のみ搬送することができる。この2枚分離捌き手段と
して吸盤動作によって簡易に行える。この吸着部材のア
オリ作業によって簡単に感光プレートを確実に一枚のみ
吸着することができ、従来装置のような複雑な2枚搬送
分離機構等などを必要としない。しかも感光プレートの
摩擦により発生する静電気も静電気除去部材により完全
に除去することができ、事後の処理槽内におけるトラブ
ル等の支障も改善することができる。また、感光プレー
トのサイズ検出手段において、導電性端子を使用してい
るときは前記静電気除去部材は設置する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる感光プレートの自動供給装置
を備えた搬送装置の要部部分断面側面図である。
【図2】この発明の自動供給装置の平面図である。
【図3】この発明自動供給装置の要部断面側面図であ
る。
【図4】この発明の自動供給装置の揺動部材の首振機構
の説明図で、感光プレート分離動作説明図である。
【図5】この発明の感光プレートと揺動部材との移動説
明図である。
【図6】この発明の自動供給装置の第2の実施例の要部
断面側面図である。
【図7】この発明の第2の実施例の吸着部材および可動
腕の側面図(A),平面図(B)である。
【図8】この発明の第2の実施例の上部位置での吸着部
材および可動腕の移動軌跡を示す側面図である。
【図9】図8の下部位置での吸着部材および可動腕の移
動軌跡を示す側面図である。
【図10】この発明の自動供給装置のサイズ検出手段の
説明図である。
【図11】この発明の自動供給方法の流れチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 …載置台 2 …搬送装置 3 …処理槽 4 …ガイドローラ 5 …検知センサ 6 …可動腕 7 …台車 8 …電動モータ 9 …ボール軸 10 …モータ 11 …中間歯車 12 …回動軸 13 …歯車 14 …無端帯 15 …吸盤 16 …揺動用歯車 17 …駆動モータ 18 …静電気除去ブラシ 19 …ニップローラ 20 …制御部 21 …基準導電性端子 22 …導電性端子(長さ検出用) 23 …導電性端子(横幅検出用) 24 …連動軸

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を塗布した金属性の感光プレート
    の像様露光後、この感光プレートを積層載置位置から現
    像・定着・水洗処理する処理槽等に搬送する搬送装置へ
    供給するための感光プレートの自動供給装置において、 前記搬送装置の挿入側に対向して配置され、やや傾斜さ
    せてなる載置台に積載している露光済の大きさ(サイ
    ズ)の異なる複数の感光プレートの最上層の感光プレー
    トの非感光面の上端辺近傍に、複数の吸盤を備えた吸着
    部材をほぼ同時に接触させてこの吸着部材を振動させる
    か、および/または中央部の吸盤と端部分の吸盤とで吸
    引作用時を相異ならせて交互に吸引させる感光プレート
    の分離捌き手段によって2枚目以下の感光プレートを分
    離捌き、この感光プレートを吸着した状態で、この吸着
    部材を備えた可動腕を回動または平行移動させて、最上
    層の感光プレートのみを上端側から、前記処理槽の挿入
    口に搬送することを特徴とする感光プレートの自動供給
    方法。
  2. 【請求項2】前記吸着部材の2枚目以下の感光プレート
    の分離捌き手段が、前記吸着部材の吸盤の吸着面の移動
    軌道に沿って最短距離往復回動の間歇的な回動作用を前
    記吸着部材に付与することを特徴とする請求項1記載の
    感光プレートの自動供給方法。
  3. 【請求項3】前記吸着部材の2枚分離捌き手段が、前記
    吸着部材の吸盤の吸着面に垂直方向に最短距離往復振動
    作用を間歇的に前記吸着部材に付与させることを特徴と
    する請求項1記載の感光プレートの自動供給方法。
  4. 【請求項4】前記吸着部材の2枚分離捌き手段が、前記
    吸着部材の吸盤の中央部分の吸盤と端部の吸盤とで吸引
    作用時をずらせて接触吸引させ、最上層の感光プレート
    に反り変形を与え、2枚目以下の感光プレート間に空気
    を流入せしめることを特徴とする請求項1記載の感光プ
    レートの自動供給方法。
  5. 【請求項5】前記吸着部材の吸盤の感光プレートの吸着
    位置が感光プレートのサイズに関係なく、常時感光プレ
    ートの上端付近に吸着できるように最上層の感光プレー
    トの大きさを検出する検出手段を配設したことを特徴と
    する請求項1、2,3または請求項4記載の感光プレー
    トの自動供給方法。
  6. 【請求項6】前記検出手段が、感光プレートの裏面に接
    触する複数の導電性端子からなり、そのうちの一つは基
    準導電性端子であり、この基準導電性端子は感光プレー
    トの下端中央付近に接触するように配置し、他方感光プ
    レートの長さ検出用の導電性端子は感光プレートの上端
    中央付近に当接する位置に配置し、感光プレートの幅検
    出用の導電性端子は前記吸着部材の吸盤付近に幅方向に
    所定間隔で複数配列し、感光プレートの長さや幅を検出
    することを特徴とする請求項1,2,3,4または5記
    載の感光プレートの自動供給方法。
  7. 【請求項7】感光材料を塗布した金属性の感光プレート
    の像様露光後、この感光プレートを積層載置位置から現
    像・定着・水洗処理する処理槽等に搬送する搬送装置へ
    供給するための感光プレートの自動供給装置において、 処理槽へ搬送する搬送装置に対向してやや傾斜させて露
    光済の感光プレートを積層載置する載置台と、 この載置台に積載した大きさ(サイズ)の異なる感光プ
    レートの非感光面の上端辺近傍にほぼ同時に接触する吸
    盤を備えた吸着部材と、 この吸着部材を少なくとも2個横並列して固定した回動
    軸と、 この回動軸を回動する連結部材を介して先端に連結さ
    れ、回転数または回転角を検出する複数の位置検出手段
    を備え、回転自在の連動杆と、 前記回動軸の連結部材および前記連動杆等を内蔵した可
    動腕の下端を回動自在に軸支し、この軸支部分を中心に
    前記可動腕を揺動させる揺動部材を備え、底部に敷設し
    たレール上を移動する台車と、 前記回動軸の回動を行う連結部材の回転動作、前記揺動
    部材による可動腕を感光プレート側への接離動作および
    前記揺動部材の台車を移動動作させる第1,第2および
    第3の駆動手段と、 これら第1,第2および第3の駆動手段の動作を順次制
    御処理する制御手段とからなり、 前記台車を移動させるとともに前記揺動部材を揺動さ
    せ、前記可動腕の先端の回動軸を回動させ、前記吸着部
    材の吸盤を所定位置に停止し、前記可動腕を揺動し、前
    記吸着部材の吸盤を露光済感光プレートの裏面に接触せ
    しめ、この吸盤の吸引作用によって露光済感光プレート
    の上端付近の裏面を吸着し、この吸着部材を振動させて
    2枚分離捌き動作を行ったのち、前記回動軸を回転し、
    感光プレートの上端縁を搬送装置の挿入口に搬送し、前
    記吸着部材の吸着部材を開放し、感光プレートを処理槽
    に搬送することを特徴とする感光プレートの自動供給装
    置。
  8. 【請求項8】感光材料を塗布した金属性の感光プレート
    の像様露光後、この感光プレートを積層載置位置から現
    像・定着・水洗処理する処理槽等に搬送する搬送装置へ
    供給するための感光プレートの自動供給装置において、 処理槽へ搬送する搬送装置に対向して縦長方向にやや傾
    斜させて露光済の感光プレートを積層載置する載置台
    と、 この載置台に積載した大きさ(サイズ)の異なる感光プ
    レートの非感光面の上端辺近傍にほぼ同時に接触する吸
    盤を備えた少なくとも2個の吸着部材を固定した回動軸
    の軸端部を支持した可動腕の他端を回動自在に台車に枢
    支し、搬送装置内に配置した揺動部材と、 前記回動軸の回動動作、前記揺動部材による可動腕を感
    光プレート側への接離動作および前記揺動部材の台車を
    移動動作させる第1,第2および第3の駆動手段と、 この第1,第2および第3の駆動手段の動作を順次制御
    処理する制御手段とからなり、 前記第1,第2および第3の駆動手段に設けた位置検出
    の検出信号で前記制御手段により制御処理され、前記揺
    動部材によって、前記可動腕を揺動させて先端に設けた
    回動軸に固定している吸着部材の吸盤を感光プレートの
    非感光面に接触させ、吸着部材または吸盤を振動させて
    2枚分離捌き作用を施したのち、回動軸を回動して吸着
    部材によって感光プレートを移動させ、感光プレートの
    上端縁を処理槽側に搬送することを特徴とする感光プレ
    ートの自動供給装置。
  9. 【請求項9】前記駆動手段の一つである第1の駆動手段
    によって、前記揺動部材を揺動させ、その上端に回動自
    在に設けた回動軸の吸着部材の吸盤をほぼ同時に、前記
    載置台上に長さや大きさの異なる感光プレートの非感光
    面の上端辺近傍に接触させて吸盤によって吸着した後、
    前記制御手段の制御によって前記駆動手段である第2の
    駆動手段を制御し、吸着された感光プレート下縁が底板
    から離接するように前記回動軸を少なくとも2回位正転
    (右)・逆転(左)に往復回動させ、感光プレートの1
    枚分離動作を行わせ、次に、回動軸を回動して吸着部材
    の吸着面を上側にして感光プレートを水平にし、前記駆
    動手段である第3の駆動手段により前記揺動部材を搬送
    方向に平行移動させ、回動軸に固定した吸着部材によっ
    て前記感光プレートを搬送し、この感光プレートの先端
    が処理槽の搬送入口に設けた搬送ローラに挿着されたと
    き、吸着部材の吸着作用を開放し、前記回動軸を右方向
    に回動し、吸着部材の吸盤を感光プレートから離反さ
    せ、前記搬送ローラにより感光プレートを処理槽へ搬送
    し、この搬送中に前記揺動部材は第3の駆動手段によっ
    て初期位置に戻され、次の搬送の準備を行うように揺動
    部材の第3の駆動手段を前記制御手段によって制御する
    ことを特徴とする請求項8記載の感光プレートの自動供
    給装置。
  10. 【請求項10】前記感光プレートが吸着部材の回動によ
    って移動するとき、この感光プレートの下端付近の裏面
    全幅に静電気除去部材を接触させることを特徴する請求
    項7,8または9記載の感光プレートの自動供給装置。
  11. 【請求項11】前記揺動部材の回動軸の軸端に設けた歯
    車と可動腕に設けた首振部材の歯車との間に無端帯を張
    架し、感光プレートが吸着部材によって吸着された後、
    直ちに感光プレートの搬送方向には緩速度で回動軸を右
    回動し、この逆方向には急速度で左回動させるアオリ運
    動させ、前記2枚分離動作を首振部材で制御してなるこ
    とを特徴とする請求項8,9または10記載の感光プレ
    ートの自動供給装置。
  12. 【請求項12】前記吸盤を備えた吸着部材が、内部に気
    体流通路を設け、気体駆動(エアシリンダ)を内蔵し、
    先端に設けた吸盤が吸着面に対して垂直方向に移動可能
    であることを特徴とする請求項7記載の感光プレートの
    自動供給装置。
  13. 【請求項13】前記回転動作、前記可動腕の揺動による
    感光プレートへの接離動作および台車の移動動作の前記
    第1,第2および第3の各駆動手段には、各動作の両端
    位置を検出する位置検出手段を配設したことを特徴とす
    る請求項7または12記載の感光プレートの自動供給装
    置。
  14. 【請求項14】傾斜させてなる載置台上の積載せる露光
    済の感光プレートの最上層の感光プレート裏面に前記吸
    着部材の吸盤を接触させたのち、この吸着部材を振動さ
    せて2枚目以下の感光プレートを捌く、2枚分離捌き手
    段を設けたことを特徴とする請求項7、12記載の感光
    プレートの自動供給装置。
  15. 【請求項15】前記吸着部材の2枚分離捌き手段が、前
    記吸着部材の吸盤の吸着面の移動軌道に沿って最短距離
    往復振動作用を間歇的に前記吸着部材に付与するもので
    あることを特徴とする請求項7、12,13または14
    記載の感光プレートの自動供給装置。
  16. 【請求項16】前記吸着部材の2枚分離捌き手段が、前
    記吸着部材の吸盤の吸着面に垂直方向に最短距離往復振
    動作用を間歇的に前記吸着部材に付与させるものである
    ことを特徴とする請求項7、12乃至14記載の感光プ
    レートの自動供給装置。
  17. 【請求項17】感光プレートを吸着した状態で前記吸着
    部材の吸盤を連続的に2〜3回吸着面に対して垂直方向
    に移動させて後、数秒間停止して2枚目以下の感光プレ
    ートとの間に空気を流入せしめ、再度2〜3回吸盤を振
    動させ、これを繰り返すことにより確実に最上層の感光
    プレートのみを搬送することを特徴とする請求項7、1
    2乃至14,16記載の感光プレートの自動供給装置。
  18. 【請求項18】前記吸着部材の吸盤の感光プレートの吸
    着位置が感光プレートサイズに関係なく、常時感光プレ
    ートの上端付近に吸着できるように積重した最上層の感
    光プレートの大きさを検出する検出手段を配設したこと
    を特徴とする請求項7、12乃至17記載の感光プレー
    トの自動供給装置。
  19. 【請求項19】前記検出手段が、感光プレートの裏面に
    接触する複数の導電性端子からなり、基準導電性端子は
    感光プレートの下端中央付近に接触するように配置し、
    長さ検出用の導電性端子は感光プレートの上端中央付近
    に接触するよう配置し、感光プレートの幅検出用の導電
    性端子は前記吸着部材の吸盤付近に幅方向に複数配置し
    たものからなることを特徴とする請求項7,12乃至1
    8記載の感光プレートの自動供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6964228B2 (en) * 2002-11-01 2005-11-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Conveying device
US7364151B2 (en) 2003-01-30 2008-04-29 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Plate supplying apparatus

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US6964228B2 (en) * 2002-11-01 2005-11-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Conveying device
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