JPH07172650A - プリント配線板の受取機 - Google Patents
プリント配線板の受取機Info
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- JPH07172650A JPH07172650A JP31961793A JP31961793A JPH07172650A JP H07172650 A JPH07172650 A JP H07172650A JP 31961793 A JP31961793 A JP 31961793A JP 31961793 A JP31961793 A JP 31961793A JP H07172650 A JPH07172650 A JP H07172650A
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- wiring board
- rack
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリント配線基板70の前工程からの受取り
をプリント配線基板70にキズを付けることなく行うこ
とができることは勿論、プリント配線基板70の形状の
変化に応じた作業時間の短縮を行うことのできる受取機
100を簡単な構造によって提供すること。 【構成】 搬出路80上を略水平状態で送られてくる多
数のプリント配線基板70を、ラック搬送路10上のラ
ック20によって、これに立てかけ状態で受取る受取機
100であって、搬出路80の端部側にこれと所定空間
を介した状態で配置されてラック20の立てかけ面22
と略同じ傾斜角度で位置する持ち上げ搬送路30と、こ
の持ち上げ搬送路30と搬出路80との間の下方に配置
されて持ち上げ搬送路30によって持ち上げられてから
斜めに落下してくる各プリント配線基板70をラック2
0上に案内する案内部材40とを備えたこと。
をプリント配線基板70にキズを付けることなく行うこ
とができることは勿論、プリント配線基板70の形状の
変化に応じた作業時間の短縮を行うことのできる受取機
100を簡単な構造によって提供すること。 【構成】 搬出路80上を略水平状態で送られてくる多
数のプリント配線基板70を、ラック搬送路10上のラ
ック20によって、これに立てかけ状態で受取る受取機
100であって、搬出路80の端部側にこれと所定空間
を介した状態で配置されてラック20の立てかけ面22
と略同じ傾斜角度で位置する持ち上げ搬送路30と、こ
の持ち上げ搬送路30と搬出路80との間の下方に配置
されて持ち上げ搬送路30によって持ち上げられてから
斜めに落下してくる各プリント配線基板70をラック2
0上に案内する案内部材40とを備えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線基板に対
してメッキや洗滌等の種々な加工を施してプリント配線
板を連続的に製造するライン中に配置されて、次の加工
を行うべく、多数のプリント配線基板を連続的に受け取
るための受取機に関するものである。
してメッキや洗滌等の種々な加工を施してプリント配線
板を連続的に製造するライン中に配置されて、次の加工
を行うべく、多数のプリント配線基板を連続的に受け取
るための受取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板に対してメッキ等の種
々な加工を施してプリント配線板とするためには、メッ
キ装置、洗滌装置、乾燥装置等の各種装置内に、プリン
ト配線基板を連続的に供給し、処理後はこれを受け取ら
なければならない。これらの各種装置は、これ単独で構
成されている場合が多く、これらを多種類配置して一つ
のラインとして構成するためには、当然各装置間での橋
渡しを行う装置が必要になってくる。この橋渡し作業の
一端を担うのが、本発明の対象としている受取機であ
る。
々な加工を施してプリント配線板とするためには、メッ
キ装置、洗滌装置、乾燥装置等の各種装置内に、プリン
ト配線基板を連続的に供給し、処理後はこれを受け取ら
なければならない。これらの各種装置は、これ単独で構
成されている場合が多く、これらを多種類配置して一つ
のラインとして構成するためには、当然各装置間での橋
渡しを行う装置が必要になってくる。この橋渡し作業の
一端を担うのが、本発明の対象としている受取機であ
る。
【0003】受取機は、プリント配線板となるべきプリ
ント配線基板を、次工程に連なる搬送路上に一枚毎投入
するために、これらをまとめて受け取るのをその重要な
機能とするものであるが、近年においては種々な形態の
ものが提案され使用されてきてもいる。
ント配線基板を、次工程に連なる搬送路上に一枚毎投入
するために、これらをまとめて受け取るのをその重要な
機能とするものであるが、近年においては種々な形態の
ものが提案され使用されてきてもいる。
【0004】例えば、特開昭58−188241号公報
には、図5にも示すように、「板材吸着用のゴムパット
を装着した取付具と連係されこの取付具を吊り上げると
同時にほゞ垂直状態から水平状態に変位運動させる駆動
チェーンとガイド装置を備えたことを特徴とする板材搬
送台車」(以下従来技術1という)が提案されてきてい
る。
には、図5にも示すように、「板材吸着用のゴムパット
を装着した取付具と連係されこの取付具を吊り上げると
同時にほゞ垂直状態から水平状態に変位運動させる駆動
チェーンとガイド装置を備えたことを特徴とする板材搬
送台車」(以下従来技術1という)が提案されてきてい
る。
【0005】また、実開昭57−62732号公報に
は、図6にも示すように、「積層されたうす板材の最上
部の1枚のみをつかみ取る装置において、支柱によって
支持され、上下動および水平動が可能なアームと、この
アームに対して枢軸を介して回動可能に枢支され、向い
合せた内側の面を下方に向って広がるような滑り傾斜面
とし、かつ傾斜面の終端に溝を備えた少なくとも一対の
爪と、この爪を閉じる方向に付勢するばね装置とを備え
てなる自動つかみ取り機」(以下従来技術2という)が
提案されてきている。
は、図6にも示すように、「積層されたうす板材の最上
部の1枚のみをつかみ取る装置において、支柱によって
支持され、上下動および水平動が可能なアームと、この
アームに対して枢軸を介して回動可能に枢支され、向い
合せた内側の面を下方に向って広がるような滑り傾斜面
とし、かつ傾斜面の終端に溝を備えた少なくとも一対の
爪と、この爪を閉じる方向に付勢するばね装置とを備え
てなる自動つかみ取り機」(以下従来技術2という)が
提案されてきている。
【0006】さらに、実公昭62−16431号公報に
は、図7にも示すように、「積載された複数の薄板材1
から、薄板材1を一枚づつ供給する薄板材供給装置にお
いて、複数の薄板材1を、その供給方向先端下方に傾斜
した姿勢で積載し、昇降自在の積載テーブル2と、積載
テーブル2に積載された薄板材1の先端と当接し、斜め
に立設したガイド板15と、積載テーブル2に積載され
た薄板材1のうち最上部の薄板材1′がガイド板15上
端とほぼ同一の位置であることを検知するセンサー16
と、最上部に位置する薄板材1′の上面先端部付近を真
空吸着し、該薄板材1′を持ち上げるための吸着部材4
と、この吸着部材によって持ち上げられた該薄板材1′
とそれ以外の薄板材1との間に、その下部側がくし歯形
の切欠き状のプレート17を積載薄板材1とほぼ平行に
挿入し、そのプレート17上に該薄板材1′を載置して
移送するための移送部材23と、プレート17の切欠き
部に挿通する複数の無端ベルト7とを備えてなる薄板材
供給装置」(以下従来技術3という)が提案されてきて
いる。
は、図7にも示すように、「積載された複数の薄板材1
から、薄板材1を一枚づつ供給する薄板材供給装置にお
いて、複数の薄板材1を、その供給方向先端下方に傾斜
した姿勢で積載し、昇降自在の積載テーブル2と、積載
テーブル2に積載された薄板材1の先端と当接し、斜め
に立設したガイド板15と、積載テーブル2に積載され
た薄板材1のうち最上部の薄板材1′がガイド板15上
端とほぼ同一の位置であることを検知するセンサー16
と、最上部に位置する薄板材1′の上面先端部付近を真
空吸着し、該薄板材1′を持ち上げるための吸着部材4
と、この吸着部材によって持ち上げられた該薄板材1′
とそれ以外の薄板材1との間に、その下部側がくし歯形
の切欠き状のプレート17を積載薄板材1とほぼ平行に
挿入し、そのプレート17上に該薄板材1′を載置して
移送するための移送部材23と、プレート17の切欠き
部に挿通する複数の無端ベルト7とを備えてなる薄板材
供給装置」(以下従来技術3という)が提案されてきて
いる。
【0007】これらの従来技術1〜3は、プリント配線
基板等を一枚毎必要な場所に投入するための言わば投入
機に関するものであるが、これらの投入機の作用が逆に
なるようにすれば、本発明の対象である受取機を簡単に
構成することができるように思われる。しかしながら、
近年のプリント配線基板は、所謂多品種少量生産に対応
するために、種々な大きさ・形状のものとして作られる
のであり、上記の従来技術1〜3を受取機に適用するこ
とは、次の理由によって困難であるものである。
基板等を一枚毎必要な場所に投入するための言わば投入
機に関するものであるが、これらの投入機の作用が逆に
なるようにすれば、本発明の対象である受取機を簡単に
構成することができるように思われる。しかしながら、
近年のプリント配線基板は、所謂多品種少量生産に対応
するために、種々な大きさ・形状のものとして作られる
のであり、上記の従来技術1〜3を受取機に適用するこ
とは、次の理由によって困難であるものである。
【0008】まず、従来技術1によれば、図5に示した
ように、プリント配線基板の上下両部分を吸着用のゴム
パッドによって吸着して持ち上げなければならないた
め、もしプリント配線基板が図5に示したものの半分の
ものになった場合には、ゴムパッドの位置を変えなけれ
ばならない。それだけではなく、両ゴムパッドを取付け
た取付具は、一端を駆動チェーン側に取付け、他端をガ
イド装置によって案内する構造のものとしてあるから、
プリント配線基板が図5に示したものの半分になって
も、水平状態に変位運動させるための時間は短縮できな
いことになる。
ように、プリント配線基板の上下両部分を吸着用のゴム
パッドによって吸着して持ち上げなければならないた
め、もしプリント配線基板が図5に示したものの半分の
ものになった場合には、ゴムパッドの位置を変えなけれ
ばならない。それだけではなく、両ゴムパッドを取付け
た取付具は、一端を駆動チェーン側に取付け、他端をガ
イド装置によって案内する構造のものとしてあるから、
プリント配線基板が図5に示したものの半分になって
も、水平状態に変位運動させるための時間は短縮できな
いことになる。
【0009】また、図6に示した従来技術2では、つか
みとったプリント配線基板の受取りを、アームの回転と
上下動によって行うようにできるものであるから、プリ
ント配線基板の形状変化があったとしても、投入時間の
短縮を行うことにはさして重要な問題ではないが、アー
ムに枢軸を介して回動自在に枢支した各爪間の寸法の調
整は、受取るべきプリント配線基板に形状の変化があれ
ば当然行われなければならない。このため、もし、各爪
を枢支している枢軸間の位置調整が行えないものであれ
ば、この従来技術2の自動つかみ取り機は、プリント配
線基板の大きさが変化したら、全く作動できないことに
なる。
みとったプリント配線基板の受取りを、アームの回転と
上下動によって行うようにできるものであるから、プリ
ント配線基板の形状変化があったとしても、投入時間の
短縮を行うことにはさして重要な問題ではないが、アー
ムに枢軸を介して回動自在に枢支した各爪間の寸法の調
整は、受取るべきプリント配線基板に形状の変化があれ
ば当然行われなければならない。このため、もし、各爪
を枢支している枢軸間の位置調整が行えないものであれ
ば、この従来技術2の自動つかみ取り機は、プリント配
線基板の大きさが変化したら、全く作動できないことに
なる。
【0010】以上の点からすると、図7に示した従来技
術3は、ゴムパッドやつかみ爪の位置調整を行う必要が
ないから、プリント配線基板の寸法が変化しても十分対
処できるものであるが、次のような問題が残る。すなわ
ち、この「薄板材供給装置」は、図8及び上記公報の第
5欄に記載されているように、「吸着部材4は、反時計
方向に揺動して薄板材1′を、吸着部材4と反対側を積
層された薄板材1に接触した状態で薄板材1′を図8
(イ)に示すように持ち上げる。次に案内軸19を回転
させて、プレート17を右上方向に移動させ、片側を持
ち上げられた薄板材1′とそれ以外の積層された薄板材
1との間に挿入させる。尚、プレート17は薄板材1′
の表面にキズをつけないようにテフロン等の摩擦の少な
い材質の物を使用する。プレート17が薄板材1′の下
方に挿入後、吸着部4の吸着を図示していない電磁弁等
で解除すると、薄板材1′はプレート17に載置される
(図8(ロ))。次にプレート17を左下に移動すれば
プレート17の切欠部が無端ベルト7の間に挿入され、
薄板材1′の右端部が無端ベルト7の上に乗り、薄板材
1′の右端部はプレート17の上をスライドしながら、
無端ベルト7に移され搬送される(図8(ハ))。」と
いう作用を有するものであり、この作用を図8の(ハ)
から(イ)になるようにすれば受取機が構成できるが、
まず「プレート17」は薄板材であるプリント配線基板
70にキズを付けないようなものとしなければならな
い。逆に言えば、この「プレート17」は、プリント配
線基板70の間に挿入されるものであるから、その挿入
時にプリント配線基板70に対してどうしてもキズを付
け易いものである。
術3は、ゴムパッドやつかみ爪の位置調整を行う必要が
ないから、プリント配線基板の寸法が変化しても十分対
処できるものであるが、次のような問題が残る。すなわ
ち、この「薄板材供給装置」は、図8及び上記公報の第
5欄に記載されているように、「吸着部材4は、反時計
方向に揺動して薄板材1′を、吸着部材4と反対側を積
層された薄板材1に接触した状態で薄板材1′を図8
(イ)に示すように持ち上げる。次に案内軸19を回転
させて、プレート17を右上方向に移動させ、片側を持
ち上げられた薄板材1′とそれ以外の積層された薄板材
1との間に挿入させる。尚、プレート17は薄板材1′
の表面にキズをつけないようにテフロン等の摩擦の少な
い材質の物を使用する。プレート17が薄板材1′の下
方に挿入後、吸着部4の吸着を図示していない電磁弁等
で解除すると、薄板材1′はプレート17に載置される
(図8(ロ))。次にプレート17を左下に移動すれば
プレート17の切欠部が無端ベルト7の間に挿入され、
薄板材1′の右端部が無端ベルト7の上に乗り、薄板材
1′の右端部はプレート17の上をスライドしながら、
無端ベルト7に移され搬送される(図8(ハ))。」と
いう作用を有するものであり、この作用を図8の(ハ)
から(イ)になるようにすれば受取機が構成できるが、
まず「プレート17」は薄板材であるプリント配線基板
70にキズを付けないようなものとしなければならな
い。逆に言えば、この「プレート17」は、プリント配
線基板70の間に挿入されるものであるから、その挿入
時にプリント配線基板70に対してどうしてもキズを付
け易いものである。
【0011】しかも、この「プレート17」は、受取機
としたときに、その上にプリント配線基板70を載置し
た状態で前進する前に、プリント配線基板70の下端
(図8では左端)が搬送ベルトと完全に接触する位置ま
で移動し得るものとしておかなければならないのであ
り、この「プレート17」と搬送ベルトとはどこかで完
全に交差しなければならないはずであるが、そのような
具体的構成は明示されていないので、これを本発明が対
象としているような受取機にそのまま利用することがで
きないものである。
としたときに、その上にプリント配線基板70を載置し
た状態で前進する前に、プリント配線基板70の下端
(図8では左端)が搬送ベルトと完全に接触する位置ま
で移動し得るものとしておかなければならないのであ
り、この「プレート17」と搬送ベルトとはどこかで完
全に交差しなければならないはずであるが、そのような
具体的構成は明示されていないので、これを本発明が対
象としているような受取機にそのまま利用することがで
きないものである。
【0012】さらに、この従来技術3の最大の難点は、
プリント配線基板70が図8に示されたものの半分の大
きさになった場合にも、「プレート17」の移動すべき
量は変化しないことである。つまり、「吸着部材4」に
よってプリント配線基板を、図8の(イ)に示したよう
に持ち上げるためには、「プレート17」が最大限前進
しなければならないのであって、プリント配線基板が小
さくなっても「プレート17」の移動量は変化しないの
であり、プリント配線基板70の受取り時間を短縮する
ことはできないのである。
プリント配線基板70が図8に示されたものの半分の大
きさになった場合にも、「プレート17」の移動すべき
量は変化しないことである。つまり、「吸着部材4」に
よってプリント配線基板を、図8の(イ)に示したよう
に持ち上げるためには、「プレート17」が最大限前進
しなければならないのであって、プリント配線基板が小
さくなっても「プレート17」の移動量は変化しないの
であり、プリント配線基板70の受取り時間を短縮する
ことはできないのである。
【0013】そこで、本発明者は、プリント配線基板7
0の受取りを、このプリント配線基板70に全くキズを
付けることなく行えて、しかもプリント配線基板70が
小さくなれば、それに応じて受取時間の短縮を行うには
どうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、
本発明を完成したのである。
0の受取りを、このプリント配線基板70に全くキズを
付けることなく行えて、しかもプリント配線基板70が
小さくなれば、それに応じて受取時間の短縮を行うには
どうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、
本発明を完成したのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、プリント配線基板70の受取りの効率化であ
る。
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、プリント配線基板70の受取りの効率化であ
る。
【0015】そして、本発明の目的とするところは、プ
リント配線基板70の前工程からの受取りをプリント配
線基板70にキズを付けることなく行うことができるこ
とは勿論、プリント配線基板70の形状の変化に応じた
作業時間の短縮を行うことのできる受取機100を簡単
な構造によって提供することにある。
リント配線基板70の前工程からの受取りをプリント配
線基板70にキズを付けることなく行うことができるこ
とは勿論、プリント配線基板70の形状の変化に応じた
作業時間の短縮を行うことのできる受取機100を簡単
な構造によって提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「搬出路80上を略水平状態
で送られてくる多数のプリント配線基板70を、ラック
搬送路10上のラック20によって、これに立てかけ状
態で受取る受取機100であって、搬出路80の端部側
にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック20
の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち上げ
搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路80と
の間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によって持
ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配線基
板70をラック20上に案内する案内部材40とを備え
たことを特徴とするプリント配線基板の受取機100」
である。
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「搬出路80上を略水平状態
で送られてくる多数のプリント配線基板70を、ラック
搬送路10上のラック20によって、これに立てかけ状
態で受取る受取機100であって、搬出路80の端部側
にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック20
の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち上げ
搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路80と
の間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によって持
ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配線基
板70をラック20上に案内する案内部材40とを備え
たことを特徴とするプリント配線基板の受取機100」
である。
【0017】すなわち、本発明に係る受取機100は、
図1に示した搬出路80によって図示左方に略水平状態
で順次送り出されてくるプリント配線基板70を、搬出
路80の下側に配置したラック搬送路10上のラック2
0に立てかけ状態で受け取るものであるが、搬出路80
の前端側(図示左側)に傾斜状態で配置した持ち上げ搬
送路30によって各プリント配線基板70を立った状態
にし、その後このプリント配線基板70を案内装置40
によって支持台21上に案内するようにしたものであ
る。
図1に示した搬出路80によって図示左方に略水平状態
で順次送り出されてくるプリント配線基板70を、搬出
路80の下側に配置したラック搬送路10上のラック2
0に立てかけ状態で受け取るものであるが、搬出路80
の前端側(図示左側)に傾斜状態で配置した持ち上げ搬
送路30によって各プリント配線基板70を立った状態
にし、その後このプリント配線基板70を案内装置40
によって支持台21上に案内するようにしたものであ
る。
【0018】この場合、案内装置40としては、図1〜
図3に示したように、挟持ローラ41、吸着ベルト42
及び吸引装置50によって構成したものを採用したり、
あるいは図4に示したように、上下左右の合計4本の挟
持ローラ41のみによって構成したものを採用したりす
ることができるものである。
図3に示したように、挟持ローラ41、吸着ベルト42
及び吸引装置50によって構成したものを採用したり、
あるいは図4に示したように、上下左右の合計4本の挟
持ローラ41のみによって構成したものを採用したりす
ることができるものである。
【0019】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る受取
機100の作用を、プリント配線基板70の動きに従っ
て説明すると、次の通りである。
機100の作用を、プリント配線基板70の動きに従っ
て説明すると、次の通りである。
【0020】まず、図1に示したように、搬出路80に
よって、その図示右側に位置している加工装置(図示し
ない)による加工が済んだプリント配線基板70が順次
連続的かつ略水平状に搬出されてくるのであるが、この
搬出路80によって搬出されてきた各プリント配線基板
70は、その先端が所定空間を通り越して持ち上げ搬送
路30に当接することになる。この持ち上げ搬送路30
は、図中の矢印にて示した方向に回転駆動され、かつゴ
ム等の軟質で摩擦係数の大きな材料によって形成してあ
るため、これに当接してきたプリント配線基板70の先
端部を、図2の実線にて示したように持ち上げるのであ
る。これにより、各プリント配線基板70は、その先端
が上方となった状態となり、ついには、その後端(図2
では下端)が、持ち上げ搬送路30と搬出路80の先端
とによって形成されている所定空間内に落下し得る状態
となる。
よって、その図示右側に位置している加工装置(図示し
ない)による加工が済んだプリント配線基板70が順次
連続的かつ略水平状に搬出されてくるのであるが、この
搬出路80によって搬出されてきた各プリント配線基板
70は、その先端が所定空間を通り越して持ち上げ搬送
路30に当接することになる。この持ち上げ搬送路30
は、図中の矢印にて示した方向に回転駆動され、かつゴ
ム等の軟質で摩擦係数の大きな材料によって形成してあ
るため、これに当接してきたプリント配線基板70の先
端部を、図2の実線にて示したように持ち上げるのであ
る。これにより、各プリント配線基板70は、その先端
が上方となった状態となり、ついには、その後端(図2
では下端)が、持ち上げ搬送路30と搬出路80の先端
とによって形成されている所定空間内に落下し得る状態
となる。
【0021】持ち上げ搬送路30と搬出路80の先端部
間の所定空間下には案内装置40が配置してあり、この
案内装置40によって各プリント配線基板70はラック
20上に案内されるのであるが、この案内装置40の構
成としては、図1〜図3に示した第一の場合と、図4に
示した第二の場合との二種類が考えられる。これら各場
合について、プリント配線基板70の案内状態を説明す
ると、次の通りである。
間の所定空間下には案内装置40が配置してあり、この
案内装置40によって各プリント配線基板70はラック
20上に案内されるのであるが、この案内装置40の構
成としては、図1〜図3に示した第一の場合と、図4に
示した第二の場合との二種類が考えられる。これら各場
合について、プリント配線基板70の案内状態を説明す
ると、次の通りである。
【0022】案内装置40が第一のものである場合に
は、図1〜図3に示すように、立ち上げ状態で落下した
プリント配線基板70の下端は、案内装置40を構成し
ている挟持ローラ41と、この挟持ローラ41に上端が
対向している吸着ベルト42とによって直ちに挟持され
る。吸着ベルト42は図1中の矢印で示した方向に回転
駆動されており、かつ、この吸着ベルト42内には吸着
ベルト42の外側から空気を吸引する吸引装置50が配
置してあるので、吸着ベルト42と挟持ローラ41とに
よって挟持されたプリント配線基板70は、図2に示し
たように、吸着ベルト42の図示左側面で吸着されなが
らラック20上に向かうことになるのである。このと
き、挟持ローラ41はプリント配線基板70を吸着ベル
ト42との共働によって挟持したときに転動する所謂フ
リーローラであり、またプリント配線基板70は吸着ベ
ルト42の図示左面に吸着されているのであるから、こ
れらの挟持ローラ41及び吸着ベルト42によってプリ
ント配線基板70の表面にキズが付くことは全くないの
である。つまり、挟持ローラ41や吸着ベルト42は、
プリント配線基板70に対して擦れ合うものではないの
であり、プリント配線基板70の表面等に形成されてい
るメッキ面や導体回路等には全く最影響を及ぼさないの
である。
は、図1〜図3に示すように、立ち上げ状態で落下した
プリント配線基板70の下端は、案内装置40を構成し
ている挟持ローラ41と、この挟持ローラ41に上端が
対向している吸着ベルト42とによって直ちに挟持され
る。吸着ベルト42は図1中の矢印で示した方向に回転
駆動されており、かつ、この吸着ベルト42内には吸着
ベルト42の外側から空気を吸引する吸引装置50が配
置してあるので、吸着ベルト42と挟持ローラ41とに
よって挟持されたプリント配線基板70は、図2に示し
たように、吸着ベルト42の図示左側面で吸着されなが
らラック20上に向かうことになるのである。このと
き、挟持ローラ41はプリント配線基板70を吸着ベル
ト42との共働によって挟持したときに転動する所謂フ
リーローラであり、またプリント配線基板70は吸着ベ
ルト42の図示左面に吸着されているのであるから、こ
れらの挟持ローラ41及び吸着ベルト42によってプリ
ント配線基板70の表面にキズが付くことは全くないの
である。つまり、挟持ローラ41や吸着ベルト42は、
プリント配線基板70に対して擦れ合うものではないの
であり、プリント配線基板70の表面等に形成されてい
るメッキ面や導体回路等には全く最影響を及ぼさないの
である。
【0023】プリント配線基板70が所定位置にまで降
りてくると、これを図示しないリミットスイッチが作動
して吸引装置50による吸引作動が停止され、プリント
配線基板70はラック20の支持台21上に静かに落さ
れるのである。また、吸着ベルト42は前述した持ち上
げ搬送路30とともに、ラック20の立てかけ面22と
略平行となるように配置してあるから、ラック20上に
落下したプリント配線基板70がラック20の立てかけ
面22側に倒れ易くなっているとともに、その倒れる時
の衝撃も殆どないものとなっている。従って、このプリ
ント配線基板70のラック20による受取りは、プリン
ト配線基板70にキズや損傷、あるいは騒音を生じない
で行われるのである。
りてくると、これを図示しないリミットスイッチが作動
して吸引装置50による吸引作動が停止され、プリント
配線基板70はラック20の支持台21上に静かに落さ
れるのである。また、吸着ベルト42は前述した持ち上
げ搬送路30とともに、ラック20の立てかけ面22と
略平行となるように配置してあるから、ラック20上に
落下したプリント配線基板70がラック20の立てかけ
面22側に倒れ易くなっているとともに、その倒れる時
の衝撃も殆どないものとなっている。従って、このプリ
ント配線基板70のラック20による受取りは、プリン
ト配線基板70にキズや損傷、あるいは騒音を生じない
で行われるのである。
【0024】なお、以下に示す実施例においては、図1
及び図2に示したように、吸着ベルト42の内方であっ
てプリント配線基板70が降りてくる側に、空気を噴射
するノズル60が配置してあって、このノズル60は、
プリント配線基板70が所定位置まで降りてきたことを
検知する前述のリミットスイッチからの信号によって作
動して、吸着ベルト42とその表面に吸着されていたプ
リント配線基板70との間に空気を噴射するものであ
る。これにより、各プリント配線基板70は吸着ベルト
42の表面から直ちに離れるとともに、ラック20の立
てかけ面22側に向けて押し倒されることになり、プリ
ント配線基板70のラック20による受取りを短時間内
に行なうのである。
及び図2に示したように、吸着ベルト42の内方であっ
てプリント配線基板70が降りてくる側に、空気を噴射
するノズル60が配置してあって、このノズル60は、
プリント配線基板70が所定位置まで降りてきたことを
検知する前述のリミットスイッチからの信号によって作
動して、吸着ベルト42とその表面に吸着されていたプ
リント配線基板70との間に空気を噴射するものであ
る。これにより、各プリント配線基板70は吸着ベルト
42の表面から直ちに離れるとともに、ラック20の立
てかけ面22側に向けて押し倒されることになり、プリ
ント配線基板70のラック20による受取りを短時間内
に行なうのである。
【0025】これに対して案内装置40が図4に示した
第2の形態のものである場合には、プリント配線基板7
0は、上下左右合計4本の挟持ローラ41によって挟持
されながらラック20上に向かうことになるのである。
勿論、各挟持ローラ41を自由回転するものとして、各
挟持ローラ41間をプリント配線基板70はその自重に
よって落下するように実施してもよいが、本実施例では
図示右側の上下2本の挟持ローラ41が所謂駆動ローラ
となっており、プリント配線基板70のラック20側へ
の送りを積極的に行なうようにしている。
第2の形態のものである場合には、プリント配線基板7
0は、上下左右合計4本の挟持ローラ41によって挟持
されながらラック20上に向かうことになるのである。
勿論、各挟持ローラ41を自由回転するものとして、各
挟持ローラ41間をプリント配線基板70はその自重に
よって落下するように実施してもよいが、本実施例では
図示右側の上下2本の挟持ローラ41が所謂駆動ローラ
となっており、プリント配線基板70のラック20側へ
の送りを積極的に行なうようにしている。
【0026】各挟持ローラ41は、図4にも示したよう
に、プリント配線基板70の送り方向をラック20側の
立てかけ面22と略平行となるようにしているものであ
り、下端の各挟持ローラ41による挟持から外れたプリ
ント配線基板70は、そのままラック20の立てかけ面
22側に静かに倒れるものである。なお、この第二の案
内装置40の場合も、前述したノズル60を下方に配置
するようにすれば、プリント配線基板70の立てかけ面
22側への倒しを確実になることは当然である。
に、プリント配線基板70の送り方向をラック20側の
立てかけ面22と略平行となるようにしているものであ
り、下端の各挟持ローラ41による挟持から外れたプリ
ント配線基板70は、そのままラック20の立てかけ面
22側に静かに倒れるものである。なお、この第二の案
内装置40の場合も、前述したノズル60を下方に配置
するようにすれば、プリント配線基板70の立てかけ面
22側への倒しを確実になることは当然である。
【0027】以上の受取りを円滑にするために、実施例
に示すラック搬送路10においては、受け取った量に応
じてラック20を少しづつ前進させるものとしてある。
また、ラック20の中央に開口23を形成しておいて、
この開口23内に前述した吸着ベルト42の下端やその
近傍に配置したノズル60の収納空間を確保するように
しているため、ラック20の吸着ベルト42等への接近
が十分可能となっているものである。
に示すラック搬送路10においては、受け取った量に応
じてラック20を少しづつ前進させるものとしてある。
また、ラック20の中央に開口23を形成しておいて、
この開口23内に前述した吸着ベルト42の下端やその
近傍に配置したノズル60の収納空間を確保するように
しているため、ラック20の吸着ベルト42等への接近
が十分可能となっているものである。
【0028】以上のように、案内装置40を第一または
第二の場合のいずれの方式に構成しても、各プリント配
線基板70の大きさが変化したとしても、このプリント
配線基板70は吸着ベルト42の図示左側面による吸
着、あるいは4本の挟持ローラ41による挟持がなされ
るのであるから、いずれの場合も、各プリント配線基板
70はラック20の支持台21上に送り出されるのであ
る。従って、各プリント配線基板70が大きなものであ
っても、また小さなものであっても、そのラック20に
よる受取りは、何等の制限を受けることなくなされるの
であり、きわめて効率的になされ、特にプリント配線基
板70が小さくなった場合に応じた受取り作業時間は十
分に短縮されるのである。
第二の場合のいずれの方式に構成しても、各プリント配
線基板70の大きさが変化したとしても、このプリント
配線基板70は吸着ベルト42の図示左側面による吸
着、あるいは4本の挟持ローラ41による挟持がなされ
るのであるから、いずれの場合も、各プリント配線基板
70はラック20の支持台21上に送り出されるのであ
る。従って、各プリント配線基板70が大きなものであ
っても、また小さなものであっても、そのラック20に
よる受取りは、何等の制限を受けることなくなされるの
であり、きわめて効率的になされ、特にプリント配線基
板70が小さくなった場合に応じた受取り作業時間は十
分に短縮されるのである。
【0029】
【実施例】次に、本発明に係る受取機100を、図面に
示した実施例について説明すると、図1〜図3には案内
装置40が第一の場合である受取機100の概略側面図
が示してあり、この受取機100は、搬出路80の端部
側にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック2
0の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち上
げ搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路80
との間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によって
持ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配線
基板70をラック20上に案内する案内部材40とを備
えているものである。
示した実施例について説明すると、図1〜図3には案内
装置40が第一の場合である受取機100の概略側面図
が示してあり、この受取機100は、搬出路80の端部
側にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック2
0の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち上
げ搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路80
との間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によって
持ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配線
基板70をラック20上に案内する案内部材40とを備
えているものである。
【0030】また、この受取機100は、その図示右方
側にプリント配線基板70をプリント配線板とするため
の各種加工を行なう前工程、図示左方側に後工程がくる
ようにプリント配線板の製造ライン中に配置されるもの
であり、前工程での処理が済んで搬出路80によって略
水平状に支持されながら図示左方に向けて順次搬出され
てくるプリント配線基板70を、搬出路80よりも下方
に位置するラック搬送路10上のラック20に載せる作
用をするものである。
側にプリント配線基板70をプリント配線板とするため
の各種加工を行なう前工程、図示左方側に後工程がくる
ようにプリント配線板の製造ライン中に配置されるもの
であり、前工程での処理が済んで搬出路80によって略
水平状に支持されながら図示左方に向けて順次搬出され
てくるプリント配線基板70を、搬出路80よりも下方
に位置するラック搬送路10上のラック20に載せる作
用をするものである。
【0031】ラック搬送路10は、その上のラック20
を順次図示左方に搬送するものであり、ラック20が各
プリント配線基板70を受け取っている間は、その受取
り量に応じてラック20を小きざみに前進させるもので
あり、ラック20が一定量のプリント配線基板70を載
せたときには、これを図示しないリミットスイッチ等に
よって検知して、ラック20を後工程側にむけて搬送す
るものである。
を順次図示左方に搬送するものであり、ラック20が各
プリント配線基板70を受け取っている間は、その受取
り量に応じてラック20を小きざみに前進させるもので
あり、ラック20が一定量のプリント配線基板70を載
せたときには、これを図示しないリミットスイッチ等に
よって検知して、ラック20を後工程側にむけて搬送す
るものである。
【0032】ラック20は、多数のプリント配線基板7
0を支持台21上に立てかけ状態で載置するものであ
り、図示左側にはプリント配線基板70のための立てか
け面22が形成してある。また、このラック20の支持
台21の中央部には開口23が形成してあり、この開口
23によって当該ラック20が後述する案内装置40に
干渉しない状態で後退(図示右方への移動)するのを可
能にしているものである。なお、支持台21の上面は前
端(図示右端)が上方に向けて傾斜するものとしておく
と、大量のプリント配線基板70の載置を安定して行え
る。
0を支持台21上に立てかけ状態で載置するものであ
り、図示左側にはプリント配線基板70のための立てか
け面22が形成してある。また、このラック20の支持
台21の中央部には開口23が形成してあり、この開口
23によって当該ラック20が後述する案内装置40に
干渉しない状態で後退(図示右方への移動)するのを可
能にしているものである。なお、支持台21の上面は前
端(図示右端)が上方に向けて傾斜するものとしておく
と、大量のプリント配線基板70の載置を安定して行え
る。
【0033】搬出路80の前方に、所定空間を確保した
状態で配置した持ち上げ搬送路30は、ラック20の立
てかけ面22と略平行となるようにしてあり、これによ
り、この持ち上げ搬送路30に前端が当接した各プリン
ト配線基板70をラック20の立てかけ面22と略平行
に立ち上がった状態にするものである。つまり、この持
ち上げ搬送路30は、これをゴム等の摩擦抵抗の大きい
材料によって形成したり、あるいは表面に多数の小さな
突起を形成したものであり、図1の矢印方向に回転駆動
させるベルトである。これにより、この持ち上げ搬送路
30は、先端が当接したプリント配線基板70を図2に
示したように持ち上げていき、つぎの案内装置40に向
けて送り込めるようにするものである。
状態で配置した持ち上げ搬送路30は、ラック20の立
てかけ面22と略平行となるようにしてあり、これによ
り、この持ち上げ搬送路30に前端が当接した各プリン
ト配線基板70をラック20の立てかけ面22と略平行
に立ち上がった状態にするものである。つまり、この持
ち上げ搬送路30は、これをゴム等の摩擦抵抗の大きい
材料によって形成したり、あるいは表面に多数の小さな
突起を形成したものであり、図1の矢印方向に回転駆動
させるベルトである。これにより、この持ち上げ搬送路
30は、先端が当接したプリント配線基板70を図2に
示したように持ち上げていき、つぎの案内装置40に向
けて送り込めるようにするものである。
【0034】案内装置40としては、図1〜図3に示し
た第一の場合と、図4に示した第二の場合とがあり、ま
ず第一の場合について説明すると次の通りである。すな
わち、この第一の案内装置40は、特に図1に示したよ
うに、持ち上げ搬送路30と搬出路80の前端部とによ
って形成された所定空間の下側に位置する挟持ローラ4
1と、この挟持ローラ41に上端が対向してラック20
の立てかけ面22と略平行に位置する吸着ベルト42
と、この吸着ベルト42内に配置した吸引装置50とに
よって構成してある。
た第一の場合と、図4に示した第二の場合とがあり、ま
ず第一の場合について説明すると次の通りである。すな
わち、この第一の案内装置40は、特に図1に示したよ
うに、持ち上げ搬送路30と搬出路80の前端部とによ
って形成された所定空間の下側に位置する挟持ローラ4
1と、この挟持ローラ41に上端が対向してラック20
の立てかけ面22と略平行に位置する吸着ベルト42
と、この吸着ベルト42内に配置した吸引装置50とに
よって構成してある。
【0035】挟持ローラ41は、吸着ベルト42との共
働によって、持ち上げ搬送路30と搬出路80間の空間
内に位置した各プリント配線基板70の下端を受け取る
とともに、吸着ベルト42の駆動力によって転動するも
のであり、プリント配線基板70を挟持するものであ
る。吸着ベルト42は、多数の小さな穴を有するもの、
あるいは所定の間隔を置いて配列したものであり、図3
に示したように、この吸着ベルト42内に配置した吸引
装置50によって表面側の空気を吸引することにより、
図示左側の表面側に位置することになるプリント配線基
板70の吸引を行なうものである。換言すれば、この吸
着ベルト42は、立ち上げられた各プリント配線基板7
0が直接ラック20上に落下するのを防止して、プリン
ト配線基板70を静かにラック20上に運ぶものであ
り、そのために、この吸着ベルト42内に吸引装置50
を配置したものである。
働によって、持ち上げ搬送路30と搬出路80間の空間
内に位置した各プリント配線基板70の下端を受け取る
とともに、吸着ベルト42の駆動力によって転動するも
のであり、プリント配線基板70を挟持するものであ
る。吸着ベルト42は、多数の小さな穴を有するもの、
あるいは所定の間隔を置いて配列したものであり、図3
に示したように、この吸着ベルト42内に配置した吸引
装置50によって表面側の空気を吸引することにより、
図示左側の表面側に位置することになるプリント配線基
板70の吸引を行なうものである。換言すれば、この吸
着ベルト42は、立ち上げられた各プリント配線基板7
0が直接ラック20上に落下するのを防止して、プリン
ト配線基板70を静かにラック20上に運ぶものであ
り、そのために、この吸着ベルト42内に吸引装置50
を配置したものである。
【0036】なお、本実施例においては、図3の(イ)
及び(ロ)に示すように、この案内装置40の下方内側
に、吸着ベルト42によって降ろされてきたプリント配
線基板70と吸着ベルト42との間に空気を吹き付ける
ためのノズル60が配置してあり、このノズル60によ
って、常時あるいはプリント配線基板70が所定位置ま
で降りてきた際に空気が噴射され、各プリント配線基板
70の吸着ベルト42からの剥離を短時間内に行えるよ
うにしている。また、本実施例では、図3の(ロ)に示
したように、吸着ベルト42の間にこれらから僅かに突
出するフリーローラが設けてあり、このフリーローラ上
をプリント配線基板70が乗り上げることにより、吸着
ベルト42からの剥離がより確実に行えるようにしてあ
る。
及び(ロ)に示すように、この案内装置40の下方内側
に、吸着ベルト42によって降ろされてきたプリント配
線基板70と吸着ベルト42との間に空気を吹き付ける
ためのノズル60が配置してあり、このノズル60によ
って、常時あるいはプリント配線基板70が所定位置ま
で降りてきた際に空気が噴射され、各プリント配線基板
70の吸着ベルト42からの剥離を短時間内に行えるよ
うにしている。また、本実施例では、図3の(ロ)に示
したように、吸着ベルト42の間にこれらから僅かに突
出するフリーローラが設けてあり、このフリーローラ上
をプリント配線基板70が乗り上げることにより、吸着
ベルト42からの剥離がより確実に行えるようにしてあ
る。
【0037】第二の場合の案内装置40は、図4に示し
たように、上下左右合計4本の挟持ローラ41を組み合
わせて構成したものであり、これらの挟持ローラ41の
内の例えば右側上下2本を駆動ローラとしたものであ
る。そして、これら4本の挟持ローラ41によって、持
ち上げ搬送路30と搬出路80との間の所定空間に連な
ってプリント配線基板70を案内する案内通路が形成さ
れているのであるが、この案内通路はラック20の立て
かけ面22と略平行となるようにしてある。勿論、各挟
持ローラ41は、これの表面を比較的軟質な材料によっ
て形成したものであり、各プリント配線基板70の表面
にキズを付けないようにするとともに、各プリント配線
基板70の厚さの変化に十分対応できるようにしてあ
る。
たように、上下左右合計4本の挟持ローラ41を組み合
わせて構成したものであり、これらの挟持ローラ41の
内の例えば右側上下2本を駆動ローラとしたものであ
る。そして、これら4本の挟持ローラ41によって、持
ち上げ搬送路30と搬出路80との間の所定空間に連な
ってプリント配線基板70を案内する案内通路が形成さ
れているのであるが、この案内通路はラック20の立て
かけ面22と略平行となるようにしてある。勿論、各挟
持ローラ41は、これの表面を比較的軟質な材料によっ
て形成したものであり、各プリント配線基板70の表面
にキズを付けないようにするとともに、各プリント配線
基板70の厚さの変化に十分対応できるようにしてあ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施例にて例示した如く、「搬出路80上を略水平
状態で送られてくる多数のプリント配線基板70を、ラ
ック搬送路10上のラック20によって、これに立てか
け状態で受取る受取機100であって、搬出路80の端
部側にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック
20の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち
上げ搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路8
0との間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によっ
て持ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配
線基板70をラック20上に案内する案内部材40とを
備えたこと」にその特徴があり、これにより、プリント
配線基板70の前工程からの受取りをプリント配線基板
70にキズを付けることなく行うことができることは勿
論、プリント配線基板70の形状の変化に応じた作業時
間の短縮を行うことのできる受取機100を簡単な構造
によって提供することができるのである。
上記実施例にて例示した如く、「搬出路80上を略水平
状態で送られてくる多数のプリント配線基板70を、ラ
ック搬送路10上のラック20によって、これに立てか
け状態で受取る受取機100であって、搬出路80の端
部側にこれと所定空間を介した状態で配置されてラック
20の立てかけ面22と略同じ傾斜角度で位置する持ち
上げ搬送路30と、この持ち上げ搬送路30と搬出路8
0との間の下方に配置されて持ち上げ搬送路30によっ
て持ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント配
線基板70をラック20上に案内する案内部材40とを
備えたこと」にその特徴があり、これにより、プリント
配線基板70の前工程からの受取りをプリント配線基板
70にキズを付けることなく行うことができることは勿
論、プリント配線基板70の形状の変化に応じた作業時
間の短縮を行うことのできる受取機100を簡単な構造
によって提供することができるのである。
【図1】 案内装置を第一のものとした本発明に係る受
取機の要部を示す図であり、各プリント配線基板が搬出
路を搬出されてくる状態を示した側面図である。
取機の要部を示す図であり、各プリント配線基板が搬出
路を搬出されてくる状態を示した側面図である。
【図2】 同受取機であって各プリント配線基板が案内
装置側に送られている状態を示す側面図である。
装置側に送られている状態を示す側面図である。
【図3】 同受取機の要部を拡大して示したものであ
り、(イ)は全体を、(ロ)はノズルを中心にみた部分
を示す側面図である。
り、(イ)は全体を、(ロ)はノズルを中心にみた部分
を示す側面図である。
【図4】 案内装置を第二のものとした本発明に係る受
取機の要部側面図である。
取機の要部側面図である。
【図5】 従来技術1を示す側面図である。
【図6】 従来技術2を示す側面図である。
【図7】 従来技術3を示す側面図である。
【図8】 図7に示した装置の作動を順を追って示した
部分側面図である。
部分側面図である。
100 受取機 10 ラック搬送路 20 ラック 22 立てかけ面 30 持ち上げ搬送路 40 案内装置 41 挟持ローラ 42 吸着ベルト 50 吸引装置 60 ノズル 70 プリント配線基板 80 搬出路
Claims (1)
- 【請求項1】 搬出路上を略水平状態で送られてくる多
数のプリント配線基板を、ラック搬送路上のラックによ
って、これに立てかけ状態で受取る受取機であって、 前記搬出路の端部側にこれと所定空間を介した状態で配
置されて前記ラックの立てかけ面と略同じ傾斜角度で位
置する持ち上げ搬送路と、この持ち上げ搬送路と前記搬
出路との間の下方に配置されて前記持ち上げ搬送路によ
って持ち上げられてから斜めに落下してくる各プリント
配線基板を前記ラック上に案内する案内部材とを備えた
ことを特徴とするプリント配線基板の受取機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31961793A JP3321720B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | プリント配線板の受取機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31961793A JP3321720B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | プリント配線板の受取機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172650A true JPH07172650A (ja) | 1995-07-11 |
JP3321720B2 JP3321720B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18112287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31961793A Expired - Fee Related JP3321720B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | プリント配線板の受取機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321720B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000024236A1 (fr) * | 1998-10-19 | 2000-04-27 | Daiwa Giken Co., Ltd. | Procede et dispositif permettant de charger une carte imprimee ou autre, et procede et dispositif de reception |
CN1315705C (zh) * | 2001-11-30 | 2007-05-16 | 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 | 自动捡板装置 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31961793A patent/JP3321720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000024236A1 (fr) * | 1998-10-19 | 2000-04-27 | Daiwa Giken Co., Ltd. | Procede et dispositif permettant de charger une carte imprimee ou autre, et procede et dispositif de reception |
CN1315705C (zh) * | 2001-11-30 | 2007-05-16 | 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 | 自动捡板装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3321720B2 (ja) | 2002-09-09 |
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