JPH0692492A - シートオートフィーダー - Google Patents

シートオートフィーダー

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Publication number
JPH0692492A
JPH0692492A JP24686892A JP24686892A JPH0692492A JP H0692492 A JPH0692492 A JP H0692492A JP 24686892 A JP24686892 A JP 24686892A JP 24686892 A JP24686892 A JP 24686892A JP H0692492 A JPH0692492 A JP H0692492A
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JP
Japan
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roller
sheet
group
rollers
sheet material
Prior art date
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Application number
JP24686892A
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English (en)
Inventor
Kazuyasu Kako
一泰 加来
Kazunari Aoki
一成 青木
Shigeru Mizuo
茂 水尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PS版のようないろいろなサイズの重たいシ
ート材を立て掛けて集積した供給台から一枚ずつ分離し
てすり傷等の損傷を負わせることなく安全確実に効率よ
く次工程に送り出すためのコンパクトなシートオートフ
ィーダーを提供する。 【構成】 垂直面に対して所定角度で傾けた面上に水平
に配設した複数の固定ローラとエンドレスのチェーンベ
ルト上に第1群の複数の押えローラと第2群の複数の分
離ローラを配設した押え分離手段30を設け、該チェーン
ベルトが停止時には前記固定ローラに第1群の複数の分
離ローラか第2群の複数の分離ローラが近接するように
往復動させるようにし、シート材27は斜めに集積してあ
る。シート材搬送時には吸着手段50により下端を吸着し
た後分離ローラの各群が入れ替わり完全分離後搬送手段
40にシート材下端を先頭にして次工程に搬送させるよう
にすることを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PS版や印刷版等のシ
ート材をその集積台から1枚ずつ取り出して自現機等次
工程へ供給する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】PS版等のシート材をその集積台から1
枚ずつ取り出して自動現像機へ送り出すシートオートフ
ィーダーには既に特公平3-49864号公報、特公平3-49865
号公報に示されているような技術が存在する。
【0003】これ等は縦方向に複数枚載置したシート供
給台から最上部のシートの後端部を捕捉剥離し、該後端
部をフックに載せて該フックを押してスライド支持部材
を構成する搬送路に沿って次工程である現像装置の中に
送り込んで行くようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、印刷版を現像機
に送り込むこれ等従来のシートオートフィーダーは、供
給台から最上部のシートの後端部を捕捉してそれを搬送
路のフックに載置して待機させ、該シートの全面につい
て他からの剥離分離手段を働かせてから該フックを搬送
路に沿って動かして印刷版のようなシート材を現像機の
中に押し込んで行くようにしてある。フックは、エンド
レスのチェーンベルトの定位置に設けられているので、
大サイズのシート材の場合の搬送インターバルは大きす
ぎることなく適度に設定されるが、小サイズのシート材
の場合の搬送インターバルは、間のびしすぎて、大変非
効率的な搬送となり、能力が上がらず、現像機の基本能
力に追いつけない状態になってしまう欠点がある。
【0005】また、シート材の端部を吸盤等で捕捉して
搬送路近傍へ持ち上げるとき、該捕捉手段の移動経路が
悪いため、シート材端部以外の部分のシート材面の間で
滑りが起こり、そのためシート材の感光体面にすり傷が
生じる欠点がある。
【0006】更に、これ等のシートオートフィーダーは
供給台にシート材が集積されているが、シート材の吸着
搬送動作中は供給台にシート材を補充装填することがで
きず、装置を停止させるまで補充不可能であり装置の稼
働効率が低くならざるを得なかった。
【0007】本発明は、このような欠点を除去したシー
トオートフィーダーを提供することを課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、次の技術手
段a,b,c,d,e,f及びgのいずれか1項によっ
て達成される。
【0009】(a)垂直面に対して所定角度で傾けた面
上に水平に配設した複数の固定ローラと、既定区間を往
復動するエンドレスのチェーンベルトに保持された2つ
のローラ群のうちの第1群の押えローラ又は第2群の分
離ローラとして設けた複数のローラが上記複数の固定ロ
ーラに近接して停止したときに該第1群の押えローラ又
は第2群の分離ローラのローラ面に複数のシート材をた
てかけて集積することを可能にした集積載置手段と、前
記第1群の押えローラが上記固定ローラに近接して該集
積載置手段に集積した複数のシート材を押圧して停止し
たとき該シート材の最下部のシート材の下端部を吸着し
て引離し、ローラ搬送手段へ送り込む吸着手段と、前記
引離し後送り込み開始前に前記エンドレスチェーンベル
トの時計方向への走行により該チェーンベルトの走行ラ
イン上に一定間隔をおいて設けた第2群の分離ローラが
前記第1群の押えローラに入れ替わるように吸着したシ
ートと残る集積シートとの間に進入して該吸着シートを
分離するようにした分離手段と、前記ローラ搬送手段と
を有し、該ローラ搬送手段の搬送開始にほぼ応じて前記
チェーンベルトが反時計方向へ走行して第1群の押えロ
ーラはシート材全体の外側面を押える側にタッチしなが
ら戻り、第2群の分離ローラは下部の原位置に復帰する
ようにしたことを特徴とするシートオートフィーダー。
【0010】(b)a項に加えて、相隣る押えローラと
分離ローラ間の距離が100〜200mmであり各押えローラは
各分離ローラに対して、エンドレスチェーンベルトのセ
ンターラインからほぼ該各ローラの外径の大きさだけ外
側にあることを特徴とするシートオートフィーダー。
【0011】(c)a項又はb項に加えて、前記吸着手
段における吸盤のセンターラインは前記押えローラの1
つのエンドレスチェーンにおける位置と該ローラ外径の
1/4〜1/2だけ上方にずれた状態で吸着されるようにした
ことを特徴とするシートオートフィーダー。
【0012】(d)a項,b項又はc項に加えて、前記
吸着手段における吸盤がシート材吸着後1枚分離のため
吸盤移動のスイング動作に入り、該シート材下端が下部
受け板に留められて、該シート材が湾曲した状態で一時
停止するようにしたことを特徴とするシートオートフィ
ーダー。
【0013】(e)a項,b項,c項又はd項に加え
て、吸盤移動のスイング動作において前記湾曲状態での
一時停止と搬送手段への送り込み位置との間に更に一時
停止位置を設け分離ローラが上昇し分離を完了するまで
待機せしめるようにしたことを特徴とするシートオート
フィーダー。
【0014】(f)a項,b項,c項,d項又はe項に
加えて、シート材の下部受け板には、シート材の途中補
充時に該受け板上を該シート材先端が滑り易く且つ補充
シート材が後方へ倒れにくくするための最下部まで角度
をつけたことを特徴とするシートオートフィーダー。
【0015】(g)a項,b項,c項,d項,e項又は
f項に加えて、前記押えローラに相隣る分離ローラをペ
アの独立したフリーローラにしたことを特徴とするシー
トオートフィーダー。
【0016】
【実施例】本発明の1実施例を図1の概略側面図によっ
て説明する。
【0017】シートオートフィーダー1の基台2の両側
(図面では紙面に直角方向)に立ち上げて取り付けられ
たフレーム3がステー4で連結固定され基台2には足5
が設けられて床面に置かれるようにしてある。
【0018】両フレーム3の左方には斜めにローラ列10
が両持ちで設けられ複数の固定ローラ11A〜11Nがほぼ
等間隔に配列されている。
【0019】またその外側に両フレーム3に沿ってエン
ドレスのチェーンベルト機構30が設けられフレーム3の
両側に固定した2組ずつのチェーンスプロケット33,3
4,35,36,37,38にエンドレスのチェーンベルト39が
かけられ、該チェーンスプロケットの1つ36はモータ36
Aに取り付けられたチェーンスプロケット36B、前記チ
ェーンスプロケット36に同芯に取り付けられたスプロケ
ット36C及びエンドレスチェーンベルト36Dを介して前
記モータ36Aによって駆動され、前記チェーンベルト39
が反時計方向及び時計方向に正逆往復回動可能にしてあ
る。
【0020】そして該両側の一対のエンドレスのチェー
ンベルト39はローラチェーンが連結して構成され、該ロ
ーラチェーンの各リンクの連結ピンを利用して所定の間
隔で押えローラ31A,31B・・・・31Nを回転可能に固
定して1群(第1群と称す)を構成し、その1群と一定
距離を離して別の分離ローラ32A,32B・・・・32Nを
他の1群(第2群と称す)として構成している。
【0021】ここで、チェーンベルト39が停止している
ときは前記いずれかの群の各分離ローラは前記固定ロー
ラ11A,11B・・・・11Nに対応してほぼ近接する状態
にしてある。
【0022】次に、シート材の集積載置手段20について
説明する。
【0023】シート材27が最初に装填されるときははそ
の最下部のシート面をこれ等の固定ローラ11A,11B・
・・・11Nに近接して停止状態にあるチェーンベルト上
の各分離ローラ即ち前記第2群に属する32A,32B・・
・・32Nの各分離ローラ上に接触して立て掛けられて集
積され、その各シート材27の下部端面は下部受け板21上
に載置されている。また、途中でシート材27を補充した
いときは第1群の押えローラが固定ローラに近接して停
止状態にあるときに押えローラ31A〜31N上に立て掛け
て補充することも可能である。
【0024】該下部受け板21は図11(a)にも示すよう
に斜めに立て掛け載置されたシート面に直角な面よりも
傾斜した面を構成しており後方に積まれ補充されるシー
ト材が図11(b)に示すようにスライドして前進するよ
うな角度をもっている。しかし、図11(c)に示すよう
に角度がつきすぎるとシート材27の先端が滑り過ぎて下
部に動きシート材27が後方に倒れてしまうので適切な角
度として30゜以内が望ましい。
【0025】次に吸着手段50について図2の側面図を用
いて説明する。支軸51Aのまわりに回動可能にした吸着
レバー51の端部に吸盤54につながるパイプ53がスライド
するスライド軸受52が固設され、吸盤54とスライド軸受
52の端面との間にはばね53Aがかけられ、該吸盤54が常
にスライド軸受52から離れる方向に付勢されている。ま
た、該吸着レバー51の揺動はモータ55の回転軸に取り付
けられたギヤ57と前記吸着レバー51の回動支軸51Aに同
芯に該レバー51に取り付けられたギヤ58とが噛合して該
モータ55の正逆転によって行われる。
【0026】次に、ローラ搬送手段40について図1によ
り説明する。
【0027】モータ41により、エンドレスチェーンベル
ト又はタイミングベルト42がフリーローラ47,テンショ
ンローラ48を介して巻回駆動伝達する駆動ローラ43A,
43B,43C,43Dが配置され、それに直結又はギヤ連結
された搬送駆動ローラ43が設けられこれ等の間をSの字
状に結んだ搬送路の両側に複数のローラ44,45が回転自
在になる如く配設されている。そして出口46から現像装
置等次工程に連結されるようにしてある。
【0028】また、入口の搬送駆動ローラ43には、シー
ト材27の先端が吸盤54で運ばれ、そのとき、それを挟持
するように49Aを支軸に揺動するレバー49Bが回動しそ
の端部に取付けられたガイドローラ49が押圧されシート
材が搬送手段40内をS字状に搬送されて行くようにな
る。
【0029】次に図3、図4、図5、図6、図7及び図
8を用いて本発明のシートオートフィーダーの作動につ
いてその作用と共に説明する。
【0030】図3は吸着手段50の吸盤54がホームポジシ
ョンにある状態を示す。
【0031】図4は該吸着手段50の吸着レバー51が時計
方向に廻されシート材27の最下層のものの下端部を吸盤
54で吸着し再び反時計方向に回動して戻された状態を示
す。
【0032】図5はこの状態でチェーンベルト機構30の
モータ36Aが始動してチェーンベルト39が時計方向に廻
され、そのチェーンベルトのリンクに取り付けられた第
1群の押えローラ31A,31B・・・・31Nと第2群の分
離ローラ32A,32B・・・・32Nが入れ替わって行き遂
には、図6に示すように完全に入れ替わり、吸盤54で吸
着された最下部のシート材27は、他のシート材と完全に
分離され、固定ローラ11A,11B・・・・11Nと前記第
2群の分離ローラ32A,32B・・・・32Nの間に挟持さ
れた状態に保持される。
【0033】そして図7に示すように、この状態でシー
ト材27の先端部は入口の搬送駆動ローラ43に達している
ので下方に退避していた揺動レバー49B上のガイドロー
ラ49が支軸49Aのまわりの該レバー49Bの回動によって
該搬送駆動ローラ43上に押圧し該シート材27の先端を挟
持し、搬送装置40内をガイドローラ44,45及び搬送駆動
ローラ43によって該シート材27がS字状に搬送されて行
く。そして吸盤54の減圧状態は解かれると共に吸着レバ
ー51は更に、反時計方向に回動してシート材の搬送のさ
またげにならないように退避する。
【0034】このようにして図8に示すように搬送手段
が作動してS字状の搬送ローラの中に運ばれて行き、各
駆動搬送ローラ43に受け継がれながら出口46から次工程
の現像装置につなげられて行く。
【0035】そして、前記第2群の分離ローラは、シー
ト材全体を押える側にタッチしながら戻る第1群の押え
ローラと共に搬送手段40の作動開始と殆ど同時に反時計
方向に回動して原位置に復帰するようになる。
【0036】ここで図1,図2及び図9に示すように第
1群の押えローラ31A〜31Nと第2群の分離ローラ32A
〜32Nとは、チェーンベルトのリンクを形成し所定間隔
毎に設けられたアタッチメントにそれぞれ取付けられて
いて押えローラの端部ローラとそれに相隣る分離ローラ
の端部ローラとの間隔は図9に示すように100〜200mmが
適切であり分離ローラに対して押えローラはローラの外
径Dの長さ程度だけチェーンベルトの外側に取付けられ
ていることが必要である。これによって押えローラがシ
ート材全体を押えるようにシート材の外側に沿って戻る
ようになりこの第1群の押えローラ群によってシート材
が短かいものであっても吸着時に後方に倒れて給送不能
になってしまうことがなくなる。
【0037】また、図10(a)に示すように吸盤54が、
第1群の押えローラの端部の押えローラ31Nのところ
で、最下層のシート材を吸着するとき吸盤54のセンター
ラインと該押えローラ31Nのセンターとのチェーンベル
トの搬送方向での距離差Sがローラ径をDとすればD/
4〜D/2にすることが吸着効果を安定させるために適
切であることが本出願人の実験により明らかになった。
【0038】即ち、図10(b)のようにSを変化させ
て、S=0の場合は、1000回の吸着実験中53回の吸着ミ
スを生ずるのに対し、S=D/4のとき5回、S=D/
3のとき2回、S=D/2のとき3回となり、S=Dと
なるとまた35回に増加した。
【0039】従ってSがD/4<S<D/2の範囲外に
なるとシート材と吸盤の吸着が吸引中にも不安定で外れ
る事故が多発する。
【0040】また、吸盤54の運動は、図2の側面図に示
すようにシート材27をIの位置で吸着後吸着レバー51を
反時計方向にまわしてIIで示す位置で一枚分離し始めた
とき、シート材27の先端は受け板21の前方部21Aの傾斜
部ともマッチして図に示すように僅か弯曲するようにな
り、その位置で暫時ごく僅かの時間吸着レバーの動きを
止めることにより最下層のシート材とそれ以外のシート
材との間に空気が入ることになり分離が大変円滑になる
ことがわかった。
【0041】これによって更に吸着レバー51を廻わして
行くと分離しつつあるシート材27の先端部が残って待機
している他のシート材27の先端部からずれを生じて来
る。これを防止するため、分離ローラが時計方向に移動
して分離ローラ32A〜32Nが進入可能になる位置まで吸
盤54がシート材を吸着して後退した時点即ち図2のIII
で示す位置に来たところで吸盤の移動を再び停止し、シ
ート材間のずれが殆ど起らない状態で分離ローラを時計
方向に上昇させてシート材間の分離が確実になってから
吸盤54を吸着レバー51を反時計方向へ回動して図2のIV
で示す位置に該シート材27を移動さすことにより安定し
たすべりの殆んど起らない一枚分離と搬送手段40への受
渡しがシート材間のすり傷を起す心配なく達成される。
【0042】また、第2群の分離ローラのうち、第1群
の押えローラ31Nと相隣る第2群の分離ローラの先頭ロ
ーラ32Aは図13に示すように1枚分離のためチェーンベ
ルトの時計方向回動で上昇して行くとき一枚分離された
シート材と集積されている双方に接触しているため一方
のシートと転がり接触の関係を保つと他方のシートとは
滑りでブレーキ接触の関係になるのでシート材面にきず
が発生してしまう。これでは乳剤を塗布した感光材料シ
ートに対してはあまり好ましくはない。先頭以外の分離
ローラでは両シートに接触することはないので心配はな
いが、先頭部の分離ローラは32Aではなく該ローラ32A
よりも前に図1,図2,図9及び図12に示すようにペヤ
のローラ32P,32Qを設けることにより或いは、32Aに
替えてペアのローラ32P,32Qを設けることにより両シ
ートへの接触を1つづつのローラで受け持たせるように
して転り接触がなされるようにした。これにより、すり
傷を起す心配の全くない分離手段が確立した。また、図
3,図4,図5,図6,図7,図8の作動図においても
先頭ローラはペアローラとして画いている。
【0043】以上は、本発明の各実施例の作動及び作用
についての説明である。
【0044】また、本発明ではシート材の下端部を先頭
にして搬送をするので、小サイズのシート材27の場合、
シート材の後端が吸盤54を通過すると直ちに吸着レバー
を作動させてシート材の吸着搬送開始動作が可能になり
シート材供給間隔が短くなる。これに対して従来例に見
られるように上端部を先頭にして搬送する場合は、最大
サイズの長さだけ第2ブロックの分離ローラを移動した
後、更にシート材を移動した後で搬送開始をしなければ
残りの集積シート材との間にすり傷の生ずるおそれがあ
り、シート材供給間隔が大変長くなり不効率である。こ
のように本発明の方式は供給効率が非常によい。
【0045】
【発明の効果】本発明により、斜めに立て掛けて集積し
たシート材から1枚ずつ次工程に供給することが、簡単
でコンパクトな装置によりシート材にすり傷を付けるこ
となく確実に搬送路を通って安定して行えるようになっ
た。
【0046】また、途中でシート材を補充する必要の生
じたときも、シートオートフィーダーの運転を停止する
ことなく随時集積台に押えローラ群の上であっても分離
ローラの上であっても制限されることなくシート材を補
充して行くことが可能になり稼働効率の高いオートフィ
ーダーが実現できるようになった。
【0047】更にシート材の吸着の安定化と短サイズの
シート材の脱落も確実に防止され分離ミスを起すことが
なくなりシート材にすり傷やかぶりを起させることなく
安定したシート材送りが可能になる。
【0048】また、大サイズから小サイズのいろいろな
種類を集積台上に装填して供給することが可能である
が、特に小サイズのシート材については、大サイズのも
のと同様集積台から脱落したりすることなく下端部を先
頭にして送り出すので上端部を先頭にして送り出す場合
に比べてシート材供給のインターバルがかなり短くて済
むので供給効率が著しく向上する利点が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略側面図。
【図2】本発明の実施例の一部拡大側面図。
【図3】本発明の実施例の作動開始時の状態図。
【図4】本発明の実施例におけるシート材吸着スイング
作動の状態図。
【図5】本発明の実施例における分離ローラの作動状態
図。
【図6】本発明の実施例における完全分離後入口搬送駆
動ローラとガイドローラが圧着開始直前の状態図。
【図7】本発明の実施例において、ガイドローラを入口
の搬送駆動ローラへ圧着し、吸盤の吸着がきられた状態
図。
【図8】本発明の実施例におけるシート材が搬送手段の
搬送路を搬送されている状態図。
【図9】相隣る押えローラと分離ローラの位置関係図。
【図10】吸盤と押えローラの位置関係図。
【図11】下部受け板とシート材の関係図。
【図12】分離ローラの先頭ローラを2つのローラにし
た状態図。
【図13】分離ローラの先頭ローラを1つのローラにし
た状態図。
【符号の説明】
1 シートオートフィーダー 2 基台 3 フレーム 4 ステー 11A,11B・・・・11N 固定ローラ 21 下部受け板 27 シート材 31A,31B・・・・31N 第1群の押えローラ 32A,32B・・・・32N 第2群の分離ローラ 32P,32Q ペアの独立したフリーローラ 40 ローラ搬送手段 41 モータ 43 搬送駆動ローラ 43A,43B,43C,43D 駆動ローラ 44,45 フリーローラ 50 吸着手段 51 吸着レバー 54 吸盤 55 モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直面に対して所定角度で傾けた面上に
    水平に配設した複数の固定ローラと、既定区間を往復動
    するエンドレスのチェーンベルトに保持された2つのロ
    ーラ群のうちの第1群の押えローラ又は第2群の分離ロ
    ーラとして設けた複数のローラが上記複数の固定ローラ
    に近接して停止したときに該第1群の押えローラ又は第
    2群の分離ローラのローラ面に複数のシート材をたてか
    けて集積することを可能にした集積載置手段と、前記第
    1群の押えローラが上記固定ローラに近接して該集積載
    置手段に集積した複数のシート材を押圧して停止したと
    き該シート材の最下部のシート材の下端部を吸着して引
    離し、ローラ搬送手段へ送り込む吸着手段と、前記引離
    し後送り込み開始前に前記エンドレスチェーンベルトの
    時計方向への走行により該チェーンベルトの走行ライン
    上に一定間隔をおいて設けた第2群の分離ローラが前記
    第1群の押えローラに入れ替わるように吸着したシート
    と残る集積シートとの間に進入して該吸着シートを分離
    するようにした分離手段と、前記ローラ搬送手段とを有
    し、該ローラ搬送手段の搬送開始にほぼ応じて前記チェ
    ーンベルトが反時計方向へ走行して第1群の押えローラ
    はシート材全体の外側面を押える側にタッチしながら戻
    り、第2群の分離ローラは下部の原位置に復帰するよう
    にしたことを特徴とするシートオートフィーダー。
  2. 【請求項2】 請求項1に加えて、相隣る押えローラと
    分離ローラ間の距離が100〜200mmであり各押えローラは
    各分離ローラに対して、エンドレスチェーンベルトのセ
    ンターラインからほぼ該各ローラの外径の大きさだけ外
    側にあることを特徴とするシートオートフィーダー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に加えて、前記吸
    着手段における吸盤のセンターラインは前記押えローラ
    の1つのエンドレスチェーンにおける位置と該ローラ外
    径の1/4〜1/2だけ上方にずれた状態で吸着されるように
    したことを特徴とするシートオートフィーダー。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3に加え
    て、前記吸着手段における吸盤がシート材吸着後1枚分
    離のため吸盤移動のスイング動作に入り、該シート材下
    端が下部受け板に留められて、該シート材が湾曲した状
    態で一時停止するようにしたことを特徴とするシートオ
    ートフィーダー。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4に加えて、吸盤移動のスイング動作において前記湾
    曲状態での一時停止と搬送手段への送り込み位置との間
    に更に一時停止位置を設け分離ローラが上昇し分離を完
    了するまで待機せしめるようにしたことを特徴とするシ
    ートオートフィーダー。
  6. 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4又は請求項5に加えて、シート材の下部受け板には、
    シート材の途中補充時に該受け板上を該シート材先端が
    滑り易く且つ補充シート材が後方へ倒れにくくするため
    の最下部まで角度をつけたことを特徴とするシートオー
    トフィーダー。
  7. 【請求項7】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4,請求項5又は請求項6に加えて、前記押えローラに
    相隣る分離ローラをペアの独立したフリーローラにした
    ことを特徴とするシートオートフィーダー。
JP24686892A 1992-09-16 1992-09-16 シートオートフィーダー Pending JPH0692492A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113728273A (zh) * 2019-04-24 2021-11-30 富士胶片株式会社 冲洗装置

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