JP2000272842A - 枚葉シート供給方法及び枚葉シート供給装置 - Google Patents

枚葉シート供給方法及び枚葉シート供給装置

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JP2000272842A
JP2000272842A JP11084242A JP8424299A JP2000272842A JP 2000272842 A JP2000272842 A JP 2000272842A JP 11084242 A JP11084242 A JP 11084242A JP 8424299 A JP8424299 A JP 8424299A JP 2000272842 A JP2000272842 A JP 2000272842A
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sheets
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laminating
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Hideki Fukuzaki
英機 福崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層状態の枚葉シートを上側から所要枚数ず
つ順次後段に供給する供給方式を採用しながら、その前
段で積層体の枚葉シートを捌いて分離し易くでき、枚葉
シートを所要枚数ずつ容易且つ確実に供給できるように
する。 【解決手段】 枚葉シート2 の積層体1 からその枚葉シ
ート2 を所要枚数ずつ送り出して装入する装入手段A1,A
2 と、この装入手段A1,A2 により装入される枚葉シート
2 を搬送する搬送手段B と、この搬送手段B により搬送
される枚葉シート2 を積層済の枚葉シート2 の下側に挿
入して積層する積層手段C とを備え、この積層手段C で
積層後の枚葉シート2 を上側から後段の所要装置D へと
供給するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機、加工機、
その他の所要装置に枚葉シートを供給する枚葉シート供
給方法及び枚葉シート供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷機、加工機等の所要装置に紙等の枚
葉シートを供給して印刷、加工、その他の所定の処理を
行う場合、多数枚の枚葉シートを積層した積層体をパレ
ット等に載置して供給位置の昇降台上にセットし、昇降
台を昇降させて積層体の最上位の枚葉シートを一定の高
さに制御しながら、その積層体の枚葉シートを供給手段
により上側から1枚ずつ取り出して所要装置に供給する
方法を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紙等の枚葉シートの積
層体は、一般に長尺材をロール状に巻き取った原反ロー
ルから、その長尺材を繰り出してロータリカッター等の
切断装置により単位長さの枚葉シートに切断し、その枚
葉シートを上下に多数枚積層している。長尺材を単位長
さの枚葉シートに切断する切断方法には、1枚の長尺材
を切断装置に通して枚葉シートを1枚ずつ切断する方法
と、複数枚の長尺材を重ね合わせた状態で切断装置に通
して複数枚の枚葉シートを同時に切断する方法とがあ
る。
【0004】これらの何れの切断方法を採る場合にも、
厚さ方向の両側から2枚の刃で長尺材を切断するので、
その切断箇所の両側に厚さ方向の逆向きに屈曲する所謂
カエリが発生し、各枚葉シートの各切断端縁に同一向き
のカエリができる。このため切断後の枚葉シートを順次
上側に積層した積層体では、各枚葉シートの両端側でカ
エリ同士が上下に絡み合った状態となる。
【0005】従って、この積層体を供給用の昇降台上に
搬入して、この積層体から直接供給手段により枚葉シー
トを後段の所要装置に供給すれば、枚葉シートが1枚も
供給されなかったり、2枚以上の枚葉シートを同時に供
給したりする供給ミスの惧れがあり、枚葉シートを1枚
ずつ確実に供給できない問題がある。
【0006】即ち、積層体の各枚葉シートは、両端のカ
エリが引っ掛かった状態で略全面が密着しているため、
例えば最上位の枚葉シートを供給手段により取り出して
1枚ずつ供給する場合でも、最上位の枚葉シートとその
下側の1枚とが密着し結合して容易に分離できないこと
がある。
【0007】このため供給手段で最上位の枚葉シートを
確実に捕捉できずに、その枚葉シートが積層体側に残っ
たたままで供給動作を行う空供給が発生する惧れがあ
る。また仮に供給手段が積層体側の最上位の枚葉シート
を取り出して、その枚葉シートを後段の所要装置に供給
し得たとしても、積層体側の枚葉シートが分離し難いた
め、供給手段と枚葉シートとの間の滑り等によって、所
要装置側で枚葉シートが位置ズレしたり、最上位の枚葉
シートとその下側の枚葉シートとが密着した状態で2枚
の枚葉シートを一緒に供給したりする惧れがある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、積層状態の枚葉シートを上側から所要枚数ずつ順次
後段に供給する供給方式を採用しながら、その前段で積
層体の枚葉シートを捌いて分離し易くでき、枚葉シート
を所要枚数ずつ容易且つ確実に供給できると共に、所要
枚数以上の枚葉シートを供給する等の供給ミスの発生を
未然に防止できる枚葉シート供給方法及び枚葉シート供
給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の供給方法は、枚
葉シート2 の積層体1 からその枚葉シート2 を所要枚数
ずつ取り出して積層位置へと送り、この枚葉シート2 を
積層位置で積層済の枚葉シート2 の下側に順次挿入して
積層しながら、この積層位置の積層済の枚葉シート2 を
上側から所要枚数ずつ次段に供給するものである。
【0010】また本発明の供給装置は、枚葉シート2 の
積層体1 からその枚葉シート2 を所要枚数ずつ送り出し
て装入する装入手段A1,A2 と、この装入手段A1,A2 によ
り装入される枚葉シート2 を搬送する搬送手段B と、こ
の搬送手段B により搬送される枚葉シート2 を積層済の
枚葉シート2 の下側に挿入して積層する積層手段C とを
備え、この積層手段C で積層後の枚葉シート2 を上側か
ら後段の所要装置D へと供給するようにしたものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図13は本発明の第1の実
施形態を例示し、この枚葉シート供給装置は、図1に示
すように印刷機、加工機等の所要装置D の前段に設置さ
れ、枚葉シート2 を供給手段3 により後段の所要装置D
に1枚ずつ供給するに際して、その供給前に積層体1 の
枚葉シート2 を分離し易く捌き、供給手段3 の供給形態
に合わせて再度積層し直すようにしたものである。
【0012】即ち、この枚葉シート供給装置は、搬送手
段B と、この搬送手段B の上手側の側方に配置された1
個又は複数個、例えば2個の第1及び第2装入手段A1,A
2 と、所要装置D の前段で搬送手段B の下手側に積層手
段C とを備えている。搬送手段B は、積層手段C に直列
状の主搬送手段4 と、この主搬送手段4 の上手側に、各
装入手段A1,A2 に対応して直交状に配置された第1副搬
送手段5 及び第2副搬送手段6 とを備えている。
【0013】第1装入手段A1は第1副搬送手段5 の上手
側に、第2装入手段A2は第2副搬送手段6 の上手側に夫
々直列状に配置され、その各装入手段A1,A2 は、装入昇
降台7,8 と送り出し手段9,10とを備えている。積層手段
C とその後段の所要装置D との間には、枚葉シート2 を
上側から1枚ずつ取り出して所要装置D へとa 矢示方向
に供給する供給手段3 が設けられている。
【0014】装入昇降台7,8 は、図2及び図3に示すよ
うに、パレット11に載置された積層体1 を載置するため
のもので、左右両側の支持枠12によりチェーン等の昇降
手段13を介して昇降自在に支持され、検出センサ14で積
層体1 の最上位の枚葉シート2 の高さを検出して、図外
の昇降制御手段により、その高さが副搬送手段5,6 の高
さに対応して略一定高さとなるように昇降制御されてい
る。
【0015】装入昇降台7,8 の両側には、パレット11に
載置された積層体1 を搬入する搬入コンベア15と、空パ
レット11a を搬出する搬出コンベア16とが直列状に設け
られている。搬出コンベア16は、副搬送手段5,6 の下側
を経て主搬送手段4 の反対側に空パレット11a を搬出す
るようになっている。
【0016】送り出し手段9,10は、装入昇降台7,8 上の
積層体1 の枚葉シート2 を1枚ずつ吸着して副搬送手段
5,6 へと送り出すためのもので、図外の支持機構により
支持枠12に支持され且つ送り出し方向に往復移動自在な
可動体17と、この可動体17に昇降自在に支持された吸着
手段18とを備えている。
【0017】そして、この送り出し手段9,10は、可動体
17が後退した時に吸着手段18が下降して枚葉シート2 の
後部を上側から吸着し、その後に吸着手段18が上昇しな
がら可動体17が前進して枚葉シート2 を副搬送手段5,6
側へと送り出すようになっている。
【0018】送り出し手段9,10は、その送り速度が副搬
送手段5,6 の搬送速度よりも速くなっており、積層体1
の枚葉シート2 を副搬送手段5,6 側へと送り出す時に、
副搬送手段5,6 側の先行の枚葉シート2 の下側に後続の
枚葉シート2 の前端側を挿入して、前後の各枚葉シート
2 をオーバーラップさせるようになっている。
【0019】支持枠12には、図3に示すように、装入昇
降台7,8 上の積層体1 の枚葉シート2 を捌く捌き手段19
と、その枚葉シート2 の後端側を揃える後揃え手段20と
が取り付けられている。捌き手段19は、上部側の複数枚
の枚葉シート2 を送り方向と直行方向(交差方向)に移
動させて捌くもので、積層体1 の両側に相対向して配置
された押し揃えアーム22と受け揃えアーム23とを備えて
いる。
【0020】押し揃えアーム22は一方の支持枠12のブラ
ケット24の先端側にピン25により揺動自在に枢支され、
また受け揃えアーム23は他方の支持枠12のブラケット26
により直線的に出退自在に支持され、これら各アーム2
2,23 は、送り出し手段9,10の間欠送り動作に同期して
クランク機構27,28 を介して駆動モータ29,30 により往
復駆動されている。なお、捌き手段19は、両アーム22,2
3 の捌き動作により積層体1 の上部側の枚葉シート2 の
荷崩れを修正する機能もある。後揃え手段20は、枚葉シ
ート2 の送り出し方向に移動して、積層体1 の上部の枚
葉シート2 の後端側を揃えるようになっている。
【0021】各副搬送手段5,6 は、送り出し手段9,10か
ら送り出されてオーバーラップ状態になった枚葉シート
2 を主搬送手段4 側へと搬送するためのもので、図2及
び図4にも示すように、主搬送手段4 の側方に配置され
た副搬送ベルト32,33 と、この副搬送ベルト32,33 上の
オーバーラップ状態の枚葉シート2 を押さえる複数個の
押さえローラ34,35 とから構成されている。なお、副搬
送ベルト32,33 は、搬送方向と直角方向に複数本配置さ
れ、搬送枠を介して支持枠12等により支持されている。
押さえローラ34,35 は、昇降自在に支持されている。
【0022】各副搬送手段5,6 の下手側には、この副搬
送手段5,6 上の枚葉シート2 の先端部を検出した状態で
待機させるための検出センサ36,37 が設けられている。
また装入昇降台7,8 上の積層体1 と、副搬送ベルト32,3
3 との間には、送り出し手段9,10により送り出される最
上位の枚葉シート2 よりも下側の枚葉シート2 を規制す
る規制部材38が設けられている。
【0023】主搬送手段4 は、各副搬送手段5,6 からオ
ーバーラップ状態で搬送される枚葉シート2 を受け取っ
て積層手段C 側へと直角方向に搬送するためのものであ
る。この主搬送手段4 は、図2及び図4に示すように、
各副搬送手段5,6 に対応して配置され且つ各副搬送手段
5,6 から搬送される枚葉シート2 を主搬送手段4 上に引
き込む第1及び第2引き込み手段39,40 と、この引き込
み手段39,40 により引き込まれた枚葉シート2 をオーバ
ーラップ状態のままで積層手段C 側へと搬送する第1〜
第3コンベア41,42,43と、各引き込み手段39,40 の上側
近傍に所定の間隙を置いて配置された第1及び第2間欠
送り手段44,45 、第1及び第2吸着送り手段46,47 と、
第2引き込み手段40の上側に所定の間隙を置いて配置さ
れた1個又は複数個、例えば2個の第1及び第2昇降送
り手段48,49 とを備えている。各引き込み手段39,40 の
下手側には、この引き込み手段39,40 により引き込まれ
た枚葉シート2 を搬送手段4 上で停止させる第1及び第
2ストッパー50,51 が夫々配置されている。
【0024】各引き込み手段39,40 及び各コンベア41,4
2,43は、主搬送枠52により設けられている。各引き込み
手段39,40 は、引き込み方向と直角方向に複数本配置さ
れた引き込みベルト39a,40a により構成され、図外の駆
動モータにより引き込み方向に駆動される。なお、引き
込み手段39,40 の上手側は、副搬送手段5,6 からの枚葉
シート2 を受け取り易くなるように傾斜している。
【0025】下手側の第2引き込み手段40の各引き込み
ベルト40a 間には、図5に示すように、上手側から搬送
される枚葉シート2 を案内して第2引き込み手段40上を
通過させるための昇降テーブル53が、引き込みベルト40
a の搬送面に対して昇降自在に設けられている。各昇降
テーブル53は、上手側が引き込みベルト40a の搬送面よ
りも低くなるように、ピン54により支持部材55に上下回
動自在に枢支され、上手側からの枚葉シート2 の搬送時
に昇降シリンダ56により上昇するようになっている。支
持部材55は主搬送枠52間に架設され、この支持部材55に
昇降シリンダ56が取り付けられている。
【0026】第2引き込み手段40の上手側の近傍には、
図4に示すように、上手側から搬送される枚葉シート2
の前端を検出する検出センサ57と後端を検出する検出セ
ンサ58とが設けられている。検出センサ57は、待機時に
上手側からの枚葉シート2 の前端を検出した時に、その
枚葉シート2 の装入及び搬送を停止させるためのもので
ある。検出センサ58は、上手側からの枚葉シート2 の後
端を検出した時に、下手側からの枚葉シート2 の装入及
び搬送を開始させるためのものである。
【0027】第1コンベア41は複数本の搬送ベルト41a
により構成され、2個の引き込み手段39,40 間に配置さ
れている。第2、第3コンベア42,43 は、第2引き込み
手段40よりも積層手段C 側に直列状に配置され、積層手
段C の昇降高さに応じて上下方向に屈折自在に連結され
ている。なお、第2、第3コンベア42,43 も複数本の搬
送ベルト42a,43a により構成され、その上側に枚葉シー
ト2 を押さえる押さえローラ42b,43b が設けられてい
る。第1、第2コンベア41,42 には、第1、第2ストッ
パー50,51 と反対側の端部に枚葉シート2 を案内する案
内板59,60 が設けられている。
【0028】各ストッパー50,51 は、引き込み手段39,4
0 の幅に応じた長さを有し、引き込み手段39,40 の下手
側でその引き込み方向と略直角、即ち、搬送手段B の搬
送方向と略平行に配置されている。各ストッパー50,51
は、一対の調整手段61,62 を介して主搬送枠52に取り付
けられ、枚葉シート2 の大きさに応じて引き込み手段3
9,40 の引き込み方向に位置調整可能である。なお、下
手側の第2ストッパー51は、上手側からの枚葉シート2
の搬送時に、その枚葉シート2 と干渉しないようにシリ
ンダ63により出退可能になっている。
【0029】各ストッパー50,51 の近傍には、枚葉シー
ト2 の前端側を検出する検出センサ64,65 が取り付けら
れている。この検出センサ64,65 は、間欠送り手段44,4
5 の間欠送り動作を制御するためのものであって、この
検出センサ64,65 が枚葉シート2 を検出したときに、間
欠送り手段44,45 が送り動作を行うようになっている。
【0030】各間欠送り手段44,45 は、ストッパー50,5
1 に当接した後の枚葉シート2 を吸着して搬送方向に間
欠的に送るためのもので、各引き込み手段39,40 の略中
央部に対応して設けられている。この間欠送り手段44,4
5 は、図5及び図6に示すように、昇降枠66の側面に装
着され且つ下側が開口する負圧ケース67と、この負圧ケ
ース67の下側を経て昇降枠66の駆動プーリ68及び案内プ
ーリ69〜71に巻き掛けられた送りベルト72と、駆動プー
リ68を介して送りベルト72を駆動する駆動モータ73とを
備え、浮動支持手段74を介して横枠75に上下方向に浮動
状態に支持され、送りベルト72が枚葉シート2 を吸着し
た時に負圧力で上昇するようになっている。
【0031】送りベルト72は、枚葉シート2 の搬送ピッ
チに合わせて周方向の複数箇所に1個又は複数個の吸着
孔72a が形成され、その各吸着孔72a が負圧ケース67の
開口に対応した時に、下側の枚葉シート2 を吸着して送
るようになっている。駆動モータ73は、検出センサ64,6
5 が枚葉シート2 を検出した時に作動し、検出センサ76
が送りベルト72の吸着孔を検出した時に停止するように
制御されている。なお、検出センサ76は昇降枠66に取り
付けられている。
【0032】浮動支持手段74は、図5及び図6に示すよ
うに、支持板77側の案内筒78に上下摺動自在に挿入され
且つ下端側が昇降枠66に固定された一対の縦軸79と、案
内筒78の上下両側で各縦軸79に套嵌された上下一対のコ
イルバネ80,81 と、各コイルバネ80,81 のバネ圧を調整
するように各縦軸79に設けられた上下一対のバネ受け8
3,84 とを備えている。各コイルバネ80,81 のバネ圧
は、間欠送り手段44,45 側の重量と平衡し、間欠送り手
段44,45 が上下にフローティング状態となるように設定
されている。
【0033】負圧ケース67は、可撓管85を介して支持板
77側の管継ぎ手86に接続され、その管継ぎ手86を経て図
外の負圧源に接続されている。可撓管85は、伸縮自在な
蛇腹管等により構成され、送りベルト72が枚葉シート2
を吸着した時に、図外の昇降手段により間欠送り手段4
4,45 を若干持ち上げるようになっている。
【0034】支持板77は、搬送手段B の両側の支持枠87
間に横架された横枠75に対して、クランプ手段88a によ
りその長手方向に位置調整可能に固定され、また横枠75
は各支持枠87に対して位置調整手段88を介して搬送手段
B の搬送方向に位置調整可能に設けられている。従っ
て、間欠送り手段44,45 は、枚葉シート2 の大きさに応
じて直行する2方向に適宜位置調整可能になっている。
【0035】位置調整手段88は、各支持枠87の外側に装
着されたラック89と、横枠75に支架された調整軸90と、
この調整軸90に固定され且つ各ラック89に噛合するピニ
オン91と、調整軸90の一端に固定されたハンドル92と、
調整軸90をロックするロック手段93とにより構成され、
ハンドル92の正逆方向への回動操作により、ラック89上
のピニオン91が回動して横枠75が搬送方向に移動するよ
うになっている。
【0036】各吸着送り手段46,47 は、送りベルトの下
側で枚葉シート2 を負圧により吸着して搬送方向に送る
もので、各間欠送り手段44,45 の下手側近傍に略直列状
に配置されている。
【0037】第1昇降送り手段48は、下側で枚葉シート
2 を負圧により吸着して搬送方向に送るもので、第2引
き込み手段40上で第2副搬送手段6 側の近傍に搬送方向
に沿って配置されている。この第1昇降送り手段48は、
図7に示すように間欠送り手段44,45 側と同様に、昇降
枠94の側面に装着され且つ下側が開口する負圧ケース95
と、この負圧ケース95の下側を経て昇降枠94の駆動プー
リ96及び案内プーリ97〜99に巻き掛けられた送りベルト
100 と、駆動プーリ96を介して送りベルト100を駆動す
る駆動モータ101 とを備え、昇降支持手段102 を介して
横枠103 に昇降自在に支持されている。
【0038】送りベルト100 には、周方向に所定間隔を
おいて多数の吸着孔100aが形成されている。負圧ケース
95は、上手側の負圧室95a と下手側の負圧室95b とに区
画されると共に、その各負圧室95a,95b が管継ぎ手104
a,104b を介して別々に負圧源に接続されている。そし
て、この第1昇降送り手段48は、通常の枚葉シート2 の
搬送時には、下手側の負圧室95b を負圧源に接続して、
送りベルト100 により下側の枚葉シート2 を吸着して搬
送し、また下手側の第2装入手段A2、第2副搬送手段6
による枚葉シート2 の装入・搬送から、上手側の第1装
入手段A1、第1副搬送手段5 による枚葉シート2 の装入
・搬送に切り換える時に、上手側の第1コンベア41から
の枚葉シート2 を下手側の最後の枚葉シート2 の下側に
容易に挿入できるように、両負圧室95a,95b を負圧源に
接続して最後の枚葉シート2 の後端部側を吸着して持ち
上げるようになっている。
【0039】昇降支持手段102 は、図7に示すように、
支持板105 上にシリンダ106 を介して昇降自在に設けら
れた昇降板107 と、支持板105 の案内筒108 に上下摺動
自在に挿入され且つ昇降板107 に挿通された縦軸109
と、昇降板107 の上下両側で各縦軸109 に套嵌された上
下一対のコイルバネ110,111 等を備え、その各コイルバ
ネ110,111 のバネ圧は昇降送り手段48側の重量と平衡す
るように設定されている。支持板105 は、間欠送り手段
44,45 側と同様に横枠103 に対して位置調整可能に固定
され、横枠103 は支持枠87に対して位置調整可能に設け
られている。
【0040】第2昇降送り手段49は、下手側の第2装入
手段A2、第2副搬送手段6 による枚葉シート2 の装入・
搬送から、上手側の第1装入手段A1、第1副搬送手段5
による枚葉シート2 の装入・搬送に切り換える時に、上
手側の第1コンベア41からの枚葉シート2 を下手側の最
後の枚葉シート2 の下側に容易に挿入できるように、最
後の枚葉シート2 の後端部側を吸着して持ち上げるため
のもので、第1昇降送り手段48の負圧室95a の側方で且
つ第2間欠送り手段65の上手側に配置されている。
【0041】第2昇降送り手段49は、図8に示すように
第1昇降送り手段48側と同様に、昇降枠112 、負圧ケー
ス113 、送りベルト114 、駆動プーリ115 、駆動モータ
116等を備え、昇降支持手段117 を介して横枠118 に昇
降自在に支持されている。昇降支持手段117 は、支持板
119 、シリンダ120 、昇降板121 、案内筒122 、縦軸12
3 、コイルバネ124,125 等を備え、昇降支持手段102 と
同様に構成されている。また支持板119 は、横枠118 に
対して位置調整可能に固定され、横枠118 は支持枠87に
対して位置調整可能に設けられている。
【0042】積層手段C は、搬送手段B からオーバーラ
ップ状態で搬送されて来る枚葉シート2 を順次下側に引
き込んで上下方向に積層するためのもので、搬送手段B
の下手側に直列状に配置されている。積層手段C は、図
9〜図11に示すように積層昇降台126 と、この積層昇
降台126 上に設けられた積層ベルト127 と、積層ベルト
127 上の枚葉シート2 を積層位置で停止させる積層スト
ッパー128 と、積層ベルト127 上に積層された積層済の
枚葉シート2 の上側の複数枚の端縁を揃える揃え手段12
9 とを備えている。
【0043】積層昇降台126 は、積層ベルト127 上に積
層済の最上位の枚葉シート2 の高さを検出センサ127aに
より検出し、その高さが供給手段3 に最適な高さとなる
ように、チェーン等の昇降手段126aを介して図外の昇降
制御手段により制御されている。積層ベルト127 は、積
層台130 上に搬送方向と直行方向に複数本配置され、搬
送手段B からの枚葉シート2 を積層ストッパー128 側に
引き込むように、駆動モータ131 により駆動されてい
る。
【0044】積層台130 は車輪132 を備え、積層昇降台
126 上の案内レール133 に沿って移動可能であり、所要
装置D への枚葉シート2 の供給に最適な位置に積層ベル
ト127 の位置を調整できるようになっている。積層スト
ッパー128 は枚葉シート2 の寸法に応じて適宜位置に調
整可能であり、積層ベルト127 上で一対の支持杆134の
先端に固定され、その各支持杆134 が積層台130 側の寸
法調整手段135 を介して出退調整自在に支持されてい
る。
【0045】揃え手段129 は、所要装置D と反対側で積
層ベルト127 上に一対設けられている。各揃え手段129
は、図12に示すように、支持杆136 と、この支持杆13
6 の先端側の揃え板137 と、支持杆136 を介して揃え板
137 を出退駆動するシリンダ138 とを備えている。揃え
板137 は、所要装置D 側への前進時に枚葉シート2 を揃
え、後退時に下側の枚葉シート2 と干渉しないように回
動すべく、上側のピン139 により支持杆136 の先端側に
回動自在に枢支されている。シリンダ138 は積層台130
側に固定され、そのピストンロッドに寸法調整手段140
を介して支持杆136 が出退調整自在に支持されている。
【0046】上記構成において、印刷機等の所要装置D
に枚葉シート2 を供給する際には、先ず装入昇降台7,8
上に枚葉シート2 の積層体1 を搬入し、その積層体1 の
枚葉シート2 を装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10によ
り1枚ずつ送り出して、前後の枚葉シート2 を順次オー
バーラップさせながら副搬送手段5,6 側へと装入する。
そして、この副搬送手段5,6 から主搬送手段4 を経由し
てオーバーラップ状態の各枚葉シート2 を積層手段C 側
へと搬送した後、積層手段C にて後続の枚葉シート2 を
積層済の枚葉シート2 の下側へと順次挿入して積層しな
がら、その積層済の枚葉シート2 を供給手段3 により上
側から取り出して後段の所要装置D へとa 矢示方向に1
枚ずつ供給する。
【0047】従って、積層体1 の枚葉シート2 に切断時
の所謂カエリ等があり、その各枚葉シート2 が上下に密
着した状態であっても、その枚葉シート2 を送り出し手
段9,10により1枚ずつ取り出して副搬送手段5,6 、主搬
送手段4 を経て積層手段C 側へと搬送することにより、
各枚葉シート2 を1枚ずつ分離して捌くことができる。
【0048】しかも、積層体1 の枚葉シート2 を一旦分
離して捌いた後、その各枚葉シート2 を積層手段C で下
側へと順次引き込んで積層するため、積層状態の枚葉シ
ート2 を供給手段3 により上側から1枚ずつ取り出して
後段の所要装置D に供給する供給方式を採用しながら
も、その供給方式に適した積層状態に枚葉シート2 を積
層し直すことができる。従って、供給手段3 によって枚
葉シート2 を後段の所要装置D へと容易且つ確実に供給
でき、2枚以上の枚葉シート2 を一緒に所要装置D へと
供給する等の供給ミスの発生を未然に防止できる。
【0049】積層手段C では、積層済の枚葉シート2 の
下側に順次挿入される枚葉シート2の挿入量と、供給手
段3 により所要装置D へと供給される枚葉シート2 の供
給量と差の増減によって積層済の枚葉シート2 の積層高
さが変化するが、積層済の最上位の枚葉シート2 の高さ
を検出センサ127aにより検出して、最上位の枚葉シート
2 の高さが略一定になるように、その積層高さの変化に
応じて昇降手段126aを介して積層昇降台126 を制御す
る。これによって挿入量及び/又は供給量のバラツキを
積層手段C 側で吸収しながら、供給手段3 により枚葉シ
ート2 を確実に供給できる。
【0050】積層体1 の枚葉シート2 を装入する場合に
は、第1装入手段A1と第2装入手段A2とがあるので、そ
の両装入手段A1,A2 を交互に使用して、主搬送手段4 上
で枚葉シート2 が途切れないように、各装入手段A1,A2
から交互に枚葉シート2 を送り出すことができる。この
ため所要装置D の処理速度が非常に速い場合でも、枚葉
シート2 の供給の途切れを防止でき、所要装置D の処理
速度の高速化、及び稼働率の向上を図ることができる。
【0051】例えば、両装入手段A1,A2 の装入昇降台7,
8 上に積層体1 を搬入した後、上手側の第1装入手段A1
を使用して枚葉シート2 の装入を開始するとした場合に
は、両装入手段A1,A2 及び副搬送手段5,6 を起動する
と、各装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10によりオーバ
ーラップさせながら副搬送手段5,6 上に送り出された枚
葉シート2 は、図13に示す状態で待機する。
【0052】即ち、第1装入手段A1の送り出し手段9 に
より送り出された枚葉シート2 は、オーバーラップ状態
で第2副搬送手段5 から主搬送手段4 の第1引き込み手
段39を経て、その最先端の枚葉シート2 が検出センサ57
に到達する位置まで移動して停止する。第2装入手段A2
により装入された枚葉シート2 は、最先端の枚葉シート
2 が検出センサ37に到達した位置で停止し待機する。
【0053】各装入手段A1,A2 において、装入昇降台7,
8 上の積層体1 の枚葉シート2 を送り出し手段9,10によ
り副搬送手段5,6 に装入する際には、その吸着手段18で
最上位の枚葉シート2 の後部側を吸着して持ち上げ、そ
の状態で枚葉シート2 を副搬送手段5,6 側へとb 矢示方
向に送り出し、副搬送ベルト32,33 と押さえローラ34,3
5 との間に挿入して行く。
【0054】そして、副搬送ベルト32,33 が先行の枚葉
シート2 を受け取ると、送り出し手段9,10が吸着を解除
して後退し、次の枚葉シート2 を吸着して副搬送ベルト
32,33 の送り速度よりも速い速度で送り出し、先行の枚
葉シート2 が完全に副搬送ベルト32,33 上に乗り切らな
い前に、その先行の枚葉シート2 の下側に後続の枚葉シ
ート2 の前端側を挿入し、前後の枚葉シート2 を順次オ
ーバーラップさせて行く。
【0055】つまり、送り出し手段9,10の送り速度と、
副搬送手段5,6 の搬送速度との速度差を利用して、先行
の枚葉シート2 の下側に後続の枚葉シート2 を挿入し、
各枚葉シート2 を順次オーバーラップさせる。このた
め、前後の枚葉シート2 を容易にオーバーラップさせる
ことができる。
【0056】しかも副搬送手段5,6 による搬送開始時点
から各枚葉シート2 がオーバーラップ状態になってお
り、そのオーバーラップ状態を維持したままで副搬送手
段5,6から主搬送手段4 を経て積層手段C 側へと枚葉シ
ート2 を搬送できるため、主搬送手段4 及び副搬送手段
5,6 を含む搬送経路中の枚葉シート2 の数が多くなり、
細かい搬送ピッチで枚葉シート2 を積層手段C へと搬送
できる。従って、主搬送手段4 、副搬送手段5,6 の搬送
速度を必要以上に速くしたときの擦り傷等の問題も生じ
ない。
【0057】第1装入手段A1から第1副搬送手段5 を経
て主搬送手段4 へと枚葉シート2 を送る場合には、オー
バーラップ状態の枚葉シート2 は、副搬送ベルト32によ
りb矢示方向へと搬送され、その先端が主搬送手段4 の
第1引き込み手段39上に到達すると、この第1引き込み
手段39により第1ストッパー50に当接するまで引き込ま
れる。そして、第1ストッパー50に当接する直前で検出
センサ64が枚葉シート2 を検出すると、第1間欠送り手
段44の駆動モータ73が作動して送りベルト72が回動す
る。このため送りベルト72の吸着孔72a が負圧ケース67
に対応した時点で、第1ストッパー50に当接して停止状
態の枚葉シート2 を送りベルト72側に吸着し、この送り
ベルト72の回動に伴って第1引き込み手段39上の枚葉シ
ート2 を第1コンベア41側へとc 矢示方向に搬送する。
【0058】この時、送りベルト72が枚葉シート2 を吸
着すると、昇降手段により第1間欠送り手段44全体が若
干上昇する。従って、第1引き込み手段39上の枚葉シー
ト2を若干持ち上げながらc 矢示方向へと送るため、枚
葉シート2 がオーバーラップ状態であるにも拘わらず、
上側の枚葉シート2 を順次第1コンベア41側へと搬送で
き、枚葉シート2 の損傷を防止できる。そして、第1間
欠送り手段44によって枚葉シート2 の前端側が第1吸着
送り手段46側に到達すれば、検出センサ76が送りベルト
72の吸着孔72a を検出して駆動モータ73が停止し、検出
センサ64が後続の枚葉シート2 を検出するまで送りベル
ト72が回動を停止する。
【0059】以下、同様にして第1装入手段A1の送り出
し手段9 が積層体1 の枚葉シート2を1枚ずつ第1副搬
送手段5 上に送り出し、主搬送手段4 の第1引き込み手
段39がその枚葉シート2 を引き込む毎に、検出センサ64
が枚葉シート2 を検出する。そして、各枚葉シート2 が
第1ストッパー50に当接して停止すると、第1間欠送り
手段44が検出センサ64の検出に同期して間欠的に作動
し、オーバーラップ状態のままで各枚葉シート2 をc 矢
示方向へと間欠的に送って行く。
【0060】第1吸着送り手段46側に到達した枚葉シー
ト2 は、この第1吸着送り手段46により上側から吸着さ
れた状態で、第1吸着送り手段46と第1コンベア41とに
より下手の第2引き込み手段40側へとc 矢示方向に搬送
されて行く。そして、第2引き込み手段40側に到達した
枚葉シート2 は、第1昇降送り手段48と第2吸着送り手
段47とにより上側から吸着された状態で第2引き込み手
段40上を通過しながら搬送される。
【0061】即ち、この時は第2引き込み手段40の引き
込みベルト40a 間の昇降テーブル53がシリンダ56により
上昇しているので、この昇降テーブル53によって各枚葉
シート2 の前端側を案内できる。このためオーバーラッ
プ状態の枚葉シート2 を第1昇降送り手段48で吸着すれ
ば、その枚葉シート2 が前下がり状態になるにも拘ら
ず、各枚葉シート2 の前端が第2引き込み手段40に引っ
掛かることなく容易に通過できる。従って、搬送手段B
の途中に、下手側の第2装入手段A2に対応する第2引き
込み手段40があっても、その上側の第1昇降送り手段48
と昇降テーブル53とによって、オーバーラップ状態の各
枚葉シート2 を確実に搬送できる。
【0062】下手側の第2引き込み手段40を通過した枚
葉シート2 は、オーバーラップ状態のままで第2、第3
コンベア42,43 を経て積層ベルト127 側へと送られ、各
枚葉シート2 の前端側が積層ベルト127 上に乗れば、こ
の積層ベルト127 により積層ストッパー128 側へと引き
込まれ、その積層ストッパー128 に当接して積層ベルト
127 上で停止する。そして、最初の枚葉シート2 が積層
ベルト127 上で停止すると、後続の各枚葉シート2 は、
その枚葉シート2 の下側へと積層ベルト127 により順次
引き込まれて積層ストッパー128 により停止する。
【0063】以下、同様にして後続の各枚葉シート2
が、積層ベルト127 上に積層済の枚葉シート2 の下側へ
と順次引き込まれるので、これによってオーバーラップ
状態で主搬送手段4 から搬送される枚葉シート2 を積層
ベルト127 上で下側へ下側へと積層することができる。
【0064】積層ベルト127 上に適当枚数、例えば数枚
から数十枚程度の枚葉シート2 が積層すれば、供給手段
3 を作動させて、この供給手段3 により積層ベルト127
上で積層状態の枚葉シート2 を上側から吸着して印刷機
等の所要装置D へと順次供給し、所要装置D で印刷等の
処理を行う。
【0065】積層ベルト127 上で積層状態の各枚葉シー
ト2 は、積層体1 の枚葉シート2 を1枚ずつ分離した後
に再度積層し直しているので、その積層状態の各枚葉シ
ート2 の相互間には空気層ができて分離し易い状態にな
っており、供給手段3 により確実に所要装置D へと供給
できる。
【0066】上手側の第1装入手段A1からの枚葉シート
2 の装入が完了すると、その最後の枚葉シート2 の後端
を検出センサ58が検出した時点で、第2装入手段A2の送
り出し手段10と第2副搬送手段6 が作動すると共に、第
2引き込み手段40が作動して、検出センサ37の検出位置
で待機状態の枚葉シート2 が、第2副搬送手段6 から第
2引き込み手段40を経て主搬送手段4 側へと送られ、そ
の枚葉シート2 の前端が上手側からの最後の枚葉シート
2 の下側へと挿入された後、第2ストッパー51に当接し
て停止する。このため第2装入手段A2による枚葉シート
2 の装入に切り換わり、前述と同様に検出センサ65が枚
葉シート2 を検出する都度、その各枚葉シート2 が主搬
送手段4 の第2間欠送り手段45等によってc 矢示方向へ
と搬送されて行く。
【0067】従って、上手側の第1装入手段A1の積層体
1 がなくなれば、下手側の第2装入手段A2による枚葉シ
ート2 の装入に切り換わり、第2装入手段A2により、枚
葉シート2 を途切れることなく装入できる。これによっ
て積層体1 を補給するために所要装置D の運転速度を下
げたり、所要装置D を停止させたりする必要がなく、積
層体1 を順次補給しながら所要装置D を高速で連続運転
することができる。
【0068】図14〜図16は本発明の第2の実施形態
を例示し、装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10に吸着ベ
ルト141 と負圧ケース142 とを備えたものである。吸着
ベルト141 は、枚葉シート2 の送り出しピッチに応じて
周方向に所定間隔おきに1個又は複数個の吸着孔141aが
形成され、昇降枠143 に軸支された案内プーリ144 〜14
6 と駆動プーリ147 とに跨がって負圧ケース142 の下側
を通るように巻き掛けられている。なお、吸着孔141a
は、吸着ベルト141 の幅方向の両側に形成されている。
【0069】各負圧ケース142 は吸着ベルト141 に対向
する底壁148 が波状の凹凸形状になっており、この底壁
148 に、吸着ベルト141 がその凹凸形状に沿うように吸
着するための開口148aと、吸着ベルト141 の吸着孔141a
を介して枚葉シート2 を吸着するための開口148bとが形
成されている。負圧ケース142 は蛇腹管等の可撓管149
、支持板150 側の管継ぎ手151 を介して負圧源に接続
されている。
【0070】昇降枠143 は、間欠送り手段44,45 側と同
様に、浮動支持手段152 を介して横枠等に上下方向に浮
動状態に支持され、枚葉シート2 を吸着した時に若干上
昇するように、図外の昇降手段により昇降じざいであ
る。なお、積層体1 の上端後部側に、その上端部側の枚
葉シート2 に対して分離用の空気を噴出する空気噴出管
153 と、枚葉シート2 の後端側を押さえる押さえ板154
とを設けても良い。検出センサ155 は吸着ベルト141 の
吸着孔141aを検出して駆動モータ156 を間欠的に停止さ
せるためのものである。
【0071】この場合には、吸着ベルト141 が負圧ケー
ス142 の底壁148 の凹凸形状に沿って回動し、その吸着
ベルト141 の吸着孔141aが開口148bに対応した時に、積
層体1 の最上位の枚葉シート2 を吸着ベルト141 の凹凸
形状に沿って吸着する。このため枚葉シート2 が波状に
湾曲して、その下側に空気が入り易くなり、最上位の枚
葉シート2 を容易且つ確実に送り出すことができる。
【0072】図17及び図18は本発明の第3の実施形
態を例示し、装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10に2個
の吸着ベルト141 と負圧ケース142 とを備え、その2個
の吸着ベルト141 及び負圧ケース142 を送り出し方向側
が狭くなるようにハ字状に配置したものである。この場
合にも、前述と同様に実施できる。
【0073】各吸着ベルト141 は、枚葉シート2 の送り
出しピッチに応じて周方向に所定間隔おきに1個又は複
数個の吸着孔141aが形成され、負圧ケース142 の下側を
経て案内プーリ144 〜146 と駆動プーリ147 とに巻き掛
けられている。両負圧ケース142 は連通管157 、継ぎ手
158 を介して蛇腹管等の可撓管149 に接続され、また可
撓管149 は支持板側の管継ぎ手を介して負圧源に接続さ
れている。なお、これは第2の実施形態と同様に、図外
の浮動支持手段を介して上下方向に浮動状態に支持さ
れ、また枚葉シート2 を吸着した時に若干上昇するよう
に図外の昇降手段により昇降自在である。
【0074】この場合には、各吸着ベルト141 の吸着孔
141aが負圧ケース142 の開口148bに対応すると、各吸着
ベルト141 を介して積層体1 上の枚葉シート2 を吸着す
る。そして、枚葉シート2 を吸着すると同時に、送り出
し手段9,10全体が上昇し、枚葉シート2 を上側へと引き
上げる。
【0075】一方、各吸着ベルト141 が回動すると、両
吸着ベルト141 がハ字状になっているので、吸着ベルト
141 の回動に伴って両吸着ベルト141 間で枚葉シート2
が上側に湾曲する。このため吸着状態の枚葉シート2 の
下側に空気が入り易くなり、積層体1 の最上位の枚葉シ
ート2 を送り出し手段9,10により確実に1枚ずつ送り出
すことができる。
【0076】図19は本発明の第4の実施形態を例示
し、装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10により各枚葉シ
ート2 を副搬送手段5,6 上に所定の間隔をおいて送り出
し、搬送手段B の途中で前後の枚葉シート2 をオーバー
ラップさせるようにしたものである。即ち、副搬送手段
5,6 の送り速度を主搬送手段4 側の引き込み手段39,40
の送り速度よりも速くし、その速度差によって先行の枚
葉シート2 の下側に後続の枚葉シート2 の先端側を挿入
して、前後の枚葉シート2 をオーバーラップさせるよう
にしている。この場合にも主搬送手段4 上の枚葉シート
2 をオーバーラップ状態で搬送でき、前述と同様に実施
できる。
【0077】図20は本発明の第5の実施形態を例示
し、主搬送手段4 の終端部まで枚葉シート2 を所定の間
隔をおいて搬送し、主搬送手段4 と積層手段C との間で
前後の枚葉シート2 をオーバーラップさせるようにした
ものである。即ち、主搬送手段4 の搬送速度を積層手段
C 側の積層ベルト127 の送り速度よりも速くし、その速
度差によって先行の枚葉シート2 の下側に後続の枚葉シ
ート2 の先端側を挿入して、前後の枚葉シート2 をオー
バーラップさせるようにしている。この場合にも積層手
段C 側で積層済の枚葉シート2 の下側に後続の枚葉シー
ト2 を引き込んで順次下側から積層することが可能であ
る。
【0078】図21は本発明の第6の実施形態を例示
し、間欠送り手段44,45 を複数個の送りローラ160 によ
り構成したものである。各送りローラ160 は、摩擦力に
より枚葉シート2 を送る突部160aを備え、昇降枠161 に
送り方向に所定間隔をおいて一列状に配置されている。
そして、各送りローラ160 は、各突部160aが同期して枚
葉シート2 に接触するように、ギヤー伝動手段162 を介
して駆動モータ163 により送り方向に駆動されている。
【0079】なお、駆動モータ163 は、各送りローラ16
0 が枚葉シート2 を1枚送る毎に停止するように、検出
センサ164 により間欠制御されている。また間欠送り手
段44,45 は、浮動支持手段165 を介して横架枠に昇降自
在に支持されている。この場合にも、同様に実施可能で
ある。
【0080】図22〜図23は本発明の第7の実施形態
を例示し、装入手段A1,A2 の送り出し手段9,10により積
層体1 の下側から枚葉シート2 を所要枚数ずつ送り出す
ようにしたものである。この送り出し手段9,10は、ベル
ト式の下送り出しコンベア167 と、この下送り出しコン
ベア167 上の積層体1 を規制する規制板168 と、下送り
出しコンベア167 内に配置され且つ上手側の枢軸169 廻
りに上下昇降自在に枢支された昇降支持部材170 と、こ
の昇降支持部材170 を駆動する昇降駆動手段171 と、規
制板168 の下側から下送り出しコンベア167 により送り
出された枚葉シート2 を押さえて送る上送り出しコンベ
ア173 とを備えている。
【0081】規制板168 は、装入枚数に応じて下送り出
しコンベア167 の搬送面との間の間隔を適宜設定できる
ように上下方向に調整可能であり、この規制板168 の調
整することによって、枚葉シート2 を1枚又は複数枚の
所要枚数ずつ送り出すことが可能である。昇降支持部材
170 は、枚葉シート2 の送り方向に多数の受けローラ17
2 を備え、昇降支持部材170 の上昇時に、その各受けロ
ーラ172 が上手側から順次積層体1 の下面側に当接する
ようになっている。
【0082】この場合には、図22に示すように昇降駆
動手段171 により昇降支持部材170が下降すると、積層
体1 の最下位の枚葉シート2 が下送り出しコンベア167
上に載り、その枚葉シート2 が下送り出しコンベア167
により送り出されて行く。そして、この枚葉シート2 の
送り出し方向への移動に同期して昇降支持部材170 が上
昇し、枚葉シート2 の後端が通過した後に、その上手側
の各受けローラ172 が積層体1 の下側に順次当接し、こ
の各受けローラ172 により積層体1 を若干持ち上げなが
ら下側から支持する。
【0083】枚葉シート2 の先端が規制板168 の下側か
ら出ると、図23に示すように、その枚葉シート2 を送
り出しコンベア167,173 により上下両側から挟んで送り
出す。これによって積層体1 の最下位の枚葉シート2 を
所要枚数ずつ送り出すことができる。そして、送り出し
手段9,10により積層体1 の下側から枚葉シート2 を副搬
送手段5,6 へと所要枚数ずつ送り出すと、その副搬送手
段5,6 と主搬送手段4との間で前後の枚葉シート2 を順
次オーバーラップさせれば良い。
【0084】図24及び図25は本発明の第8の実施形
態を例示し、積層手段C に金属板等の固定の積層テーブ
ル176 を使用し、この積層テーブル176 の空気孔177 か
ら圧縮空気を噴出させて枚葉シート2 を積層するように
したものである。積層テーブル176 に多数の空気孔177
が形成されると共に、積層テーブル176 の下側に、各空
気孔177 に連通する空気室178 が形成されている。
【0085】積層手段C で枚葉シート2 を積層する際に
は、空気室178 から空気孔177 に圧縮空気を送り、その
空気孔177 から噴出する空気によって、積層テーブル17
6 と枚葉シート2 との間の摩擦抵抗を少なくし、搬送手
段B からの枚葉シート2 の送り作用を利用して、積層テ
ーブル176 上で各枚葉シート2 を積層する。この場合に
は、積層手段C の構成を簡単にできる。
【0086】図26は本発明の第9の実施形態を例示
し、積層テーブル176 に、空気孔177から噴出する圧縮
空気が枚葉シート2 の送り方向に流れるように整流凹部
179 を設けたものである。この場合には、空気孔177 か
ら噴出する空気によって枚葉シート2 に送り力を付与で
き、積層テーブル176 上で枚葉シート2 を容易に積層で
きる。なお、2個のストッパー128 をL字状に配置して
おき、その各ストッパー128 に対して45度前後の角度
で空気孔177 から空気を噴出するように構成すれば、積
層テーブル176 上で各枚葉シート2 を揃えることができ
る。
【0087】図27及び図28は本発明の第10の実施
形態を例示し、2個の装入手段A1,A2 と、この各装入手
段A1,A2 に対応する2個の副搬送手段5,6 とを主搬送手
段4、積層手段C に対して直列状に配置したものであ
る。
【0088】第1装入手段A1は上手側上部に配置され、
この第1装入手段A1と主搬送手段4との間に長い第1副
搬送手段5 が設けられている。第2装入手段A2は第1装
入手段A1よりも下手側下部で第1副搬送手段5 の下側に
配置され、この第2装入手段A2と主搬送手段4 との間に
短い第2副搬送手段6 が設けられている。各副搬送手段
5,6 は、その何れからも主搬送手段4 に枚葉シート2 を
供給できるように、主搬送手段4 に対して切り換え接続
可能になっている。このように全体を直列状に配置して
も良い。
【0089】以上、本発明の実施形態を例示したが、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、装入手
段A1,A2 は1個でも良いし、3個以上設けても良い。ま
た積層手段C 上の積層済の枚葉シート2 を供給手段3 に
より所要装置D に供給する場合、その所要装置D 側の要
求に応じて1枚ずつ供給しても良いし、2枚又は3枚等
の複数枚を同時に供給するようにしても良い。
【0090】例えば、印刷機等のように枚葉シート2 の
1枚毎に加工等の処理を行う場合には、供給手段3 によ
る枚葉シート2 の供給も1枚ずつになるが、複数枚の枚
葉シート2 を貼り合わせて厚手のシート材を製造する貼
り合わせ装置の場合には、供給手段3 により複数枚の枚
葉シート2 を同時に供給しても良い。
【0091】
【発明の効果】本発明では、枚葉シート2 の積層体1 か
らその枚葉シート2 を所要枚数ずつ取り出して積層位置
へと送り、この枚葉シート2 を積層位置で積層済の枚葉
シート2 の下側に順次挿入して積層しながら、この積層
位置の積層済の枚葉シート2 を上側から所要枚数ずつ次
段に供給するので、積層状態の枚葉シート2 を上側から
後段に所要枚数ずつ供給する供給方式を採用しながら、
その前段で積層体1 の枚葉シート2 を捌いて分離し易く
でき、枚葉シート2 を所要枚数ずつ容易且つ確実に供給
できると共に、所要枚数以上の枚葉シート2 を供給する
等の供給ミスの発生を未然に防止できる。
【0092】また枚葉シート2 の積層体1 からその枚葉
シート2 を所要枚数ずつ装入する装入手段A1,A2 と、こ
の装入手段A1,A2 により装入される枚葉シート2 を搬送
する搬送手段B と、この搬送手段B により搬送される枚
葉シート2 を積層済の枚葉シート2 の下側に挿入して積
層する積層手段C とを備え、この積層手段C で積層後の
枚葉シート2 を上側から後段の所要装置D へと供給する
ようにしているので、積層状態の枚葉シート2 を上側か
ら後段に所要枚数ずつ供給する供給方式を採用しなが
ら、その前段で積層体1 の枚葉シート2 を捌いて分離し
易くでき、枚葉シート2 を所要枚数ずつ容易且つ確実に
供給できると共に、所要枚数以上の枚葉シート2 を供給
する等の供給ミスの発生を未然に防止できる。
【0093】更に複数個の装入手段A1,A2 を搬送手段B
に切り換え接続可能に設け、この各装入手段A1,A2 から
搬送手段B に枚葉シート2 を装入可能に構成しているの
で、各装入手段A1,A2 から搬送手段B に枚葉シート2 を
途切れることなく装入でき、所要装置D の稼働率を上げ
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体の概略平面
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す装入側の概略側
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す装入側の背面図
である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す搬送手段の平面
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す間欠送り手段の
正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す間欠送り手段の
側面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す昇降送り手段の
正面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す昇降送り手段の
正面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す積層手段の概略
正面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す積層手段の平
面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す積層手段の正
面図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す揃え手段の側
面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示す待機状態の平
面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す送り出し手段
の側面図である。
【図15】本発明の第2の実施形態を示す送り出し手段
の断面図である。
【図16】本発明の第2の実施形態を示す送り出し手段
の底面図である。
【図17】本発明の第3の実施形態を示す送り出し手段
の側面図である。
【図18】本発明の第3の実施形態を示す送り出し手段
の底面図である。
【図19】本発明の第4の実施形態を示す装入側の概略
側面図である。
【図20】本発明の第5の実施形態を示す積層側の正面
図である。
【図21】本発明の第6の実施形態を示す間欠送り手段
の正面図である。
【図22】本発明の第7の実施形態を示す装入側の概略
側面図である。
【図23】本発明の第7の実施形態を示す装入側の概略
側面図である。
【図24】本発明の第8の実施形態を示す積層側の正面
図である。
【図25】本発明の第8の実施形態を示す積層手段の断
面図である。
【図26】本発明の第9の実施形態を示す積層手段の断
面図である。
【図27】本発明の第10の実施形態を示す全体の概略
図である。
【図28】本発明の第10の実施形態を示す全体の平面
図である。
【符号の説明】
1 積層体 2 枚葉シート 4 主搬送手段 5,6 副搬送手段 A1,A2 装入手段 B 搬送手段 C 積層手段 D 所要装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F100 AA01 BA12 DA01 DA08 EA03 EA07 3F343 FA01 FB05 FC01 GA01 GB01 GC04 GD01 HA12 HA31 HA33 JC01 JC18 KB03 KB04 KB17 LA03 LA13 LA14 LC08 LC17 LD10 MA03 MA13 MA22 MA33 MB03 MB13 MC02 MC18 MC19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉シート(2) の積層体(1) からその枚
    葉シート(2) を所要枚数ずつ取り出して積層位置へと送
    り、この枚葉シート(2) を積層位置で積層済の枚葉シー
    ト(2) の下側に順次挿入して積層しながら、この積層位
    置の積層済の枚葉シート(2) を上側から所要枚数ずつ次
    段に供給することを特徴とする枚葉シート供給方法。
  2. 【請求項2】 積層体(1) から送り出した枚葉シート
    (2) が積層位置に達するまでに、先行の枚葉シート(2)
    の下側に後続の枚葉シート(2) の前端側を挿入して前後
    の枚葉シート(2) をオーバーラップさせ、このオーバー
    ラップ状態で各枚葉シート(2) を積層位置へと送りなが
    ら、後続の枚葉シート(2) を積層位置の積層済の枚葉シ
    ート(2) の下側に挿入することを特徴とする請求項1に
    記載の枚葉シート供給方法。
  3. 【請求項3】 先行の枚葉シート(2) の送り速度と、後
    続の枚葉シート(2)の送り速度との速度差により、先行
    の枚葉シート(2) の下側に後続の枚葉シート(2) の前端
    側を挿入することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    枚葉シート供給方法。
  4. 【請求項4】 積層体(1) から枚葉シート(2) を送り出
    す時に、先行の枚葉シート(2) の下側に後続の枚葉シー
    ト(2) の前端側を挿入することを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の枚葉シート供給方法。
  5. 【請求項5】 枚葉シート(2) を積層体(1) から送り出
    した後、この枚葉シート(2) が積層位置に到達するまで
    の枚葉シート(2) の送り中に、先行の枚葉シート(2) の
    下側に後続の枚葉シート(2) の前端側を挿入することを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の枚葉シート供
    給方法。
  6. 【請求項6】 枚葉シート(2) の積層体(1) からその枚
    葉シート(2) を所要枚数ずつ送り出して装入する装入手
    段(A1)(A2)と、この装入手段(A1)(A2)により装入される
    枚葉シート(2) を搬送する搬送手段(B) と、この搬送手
    段(B) により搬送される枚葉シート(2) を積層済の枚葉
    シート(2) の下側に挿入して積層する積層手段(C) とを
    備え、この積層手段(C) で積層後の枚葉シート(2) を上
    側から後段の所要装置(D) へと供給するようにした枚葉
    シート供給装置。
  7. 【請求項7】 装入手段(A1)(A2)の送り速度を搬送手段
    (B) の搬送速度よりも速くし、装入手段(A1)(A2)と搬送
    手段(B) との間で、搬送手段(B) 側の先行の枚葉シート
    (2) の下側に後続の枚葉シート(2) の前端側を挿入し
    て、前後の枚葉シート(2) をオーバーラップさせるよう
    にしたことを特徴とする請求項6に記載の枚葉シート供
    給装置。
  8. 【請求項8】 搬送手段(B) の送り速度を積層手段(C)
    の送り速度よりも速くし、搬送手段(B) と積層手段(C)
    との間で、積層手段(C) 側の先行の枚葉シート(2) の下
    側に後続の枚葉シート(2) の前端側を挿入して前後の枚
    葉シート(2)をオーバーラップさせるようにしたことを
    特徴とする請求項6に記載の枚葉シート供給装置。
  9. 【請求項9】 装入手段(A1)(A2)と積層手段(C) との間
    に少なくとも2個の搬送手段(4) 、(5)(6)を設け、その
    上手側の搬送手段(5)(6)の送り速度を下手側の搬送手段
    (4) の送り速度よりも速くし、上手側の搬送手段(5)(6)
    と下手側の搬送手段(4) との間で、先行の枚葉シート
    (2) の下側に後続の枚葉シート(2) の前端側を挿入し
    て、前後の枚葉シート(2) をオーバーラップさせるよう
    にしたことを特徴とする請求項6に記載の枚葉シート供
    給装置。
  10. 【請求項10】 複数個の装入手段(A1)(A2)を搬送手段
    (B) に切り換え接続可能に設け、この各装入手段(A1)(A
    2)から搬送手段(B) に枚葉シート(2) を装入可能に構成
    したことを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の枚
    葉シート供給装置。
  11. 【請求項11】 装入手段(A1)(A2)と、積層手段(C) に
    枚葉シート(2) を搬送する主搬送手段(4) との間に、各
    装入手段(A1)(A2)からの枚葉シート(2) を主搬送手段
    (4) へと搬送する副搬送手段(5)(6)を主搬送手段(4) に
    切り換え接続可能に設けたことを特徴とする請求項10
    に記載の枚葉シート供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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