WO2004113208A1

WO2004113208A1 - シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法

Info

Publication number: WO2004113208A1
Application number: PCT/JP2004/008906
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Uetsuji
Original assignee: Gunze Limited
Priority date: 2003-06-19
Filing date: 2004-06-18
Publication date: 2004-12-29
Also published as: JP2005008357A; CN1809504A; CN100500531C

Abstract

昇降手段によって昇降駆動されるシート材収容部内のシート材積層束のうち最上層シート材を取り出してシート材搬送部に移すためのシート材取り出し装置であって、シート材間にエアを吹き込んで最上層シート材を下層のシート材から分離するためのシート材分離手段と、吸着口を有し、該吸着口によってエアの吹き込みによって浮遊する最上層シート材を吸着してシート材搬送部に移すための吸着搬送手段と、これらを総括的に制御する制御手段と、を備え、シート材分離手段は、上下方向に複数列設される噴射孔を有し、シート材積層束のシート材が最上層の位置に上昇するまでに、該シート材は下位の噴射孔によって予備的にさばかれるように構成したことを特徴とするものである。

Description

シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法技術分野本発明は、例えばスタツ力 · バンドラの当て紙（シート材）の供給装置から最上層の当て紙のみを確実に取り出す明ための取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法に関するものである。

書

技術背景この種の取り出し供給装置においてシート材の積層束から最上層シート材を分離させる手段としては、シート材積層束の最上層シート材の上面部分を吸着する吸着ローラーを備え、このローラーによつて前記紙葉片を吸着した状態で回転して最上層シート材を分離するもの（例えば、特開 2 0 0 2— 3 3 7 8 1 8号公報）や、シート材積層束の最上層シート材を湾曲させる分離爪を備え、シート材の移動に伴って該分離爪によって該シート材を湾曲させて分離するもの（例えば、特開 2 0 0 2 _ 3 7 0 8 4 0号公報）が提案されている。

しかしながら、これらの取り出し供給装置は、吸着ローラーや分離爪をシート材に直接接触させて分離を行うので、シート材が傷み易く、また、いきなり分離動作を行うので、シート材の材質等によっては分離不良が生じるという問題があつた。

本発明は、エア流によってシート材を効率的にさばくことによってシート材に分離不良の解消することができるシート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法を提供することを目的とする。発明の開示上記課題を達成するため、本発明のシート材取り出し供給装置は、昇降手段によって昇降駆動されるシート材収容部内のシート材積層束のうち最上層シート材を取り出してシート材搬送部に移すためのシート材取り出し装置であって、前記シート材間にエアを吹き込んで前記最上層シート材を下層のシート材から分離するためのシート材分離手段と、吸着口を有し、該吸着口によつて前記エアの吹き込みによって浮遊する前記最上層シート材を吸着して前記シート材搬送部に移すための吸着搬送手段と、これらを総括的に制御する制御手段と、を備え、前記シート材分離手段は、上下方向に複数列設される噴射孔を有し、前記シート材積層束のシート材が最上層の位置に上昇するまでに、該シート材は下位の嘖射孔によつて予備的にさばかれるように構成したことを特徴とするものである。

また、最上層シート材の上面を押さえる押さえ部材を、噴射エア流の下流側に位置させるのが望ましい。

また、前記吸着搬送手段の吸着口に吸着されたシート材に向けて前記エアを断続的に噴射するのが望ましい。

本発明のシート材取り出し供給方法は、昇降手段によって昇降駆動されるシート材収容部内のシート材積層束のうち、上面が押さえ部材で押さえ付けられた最上層シート材を取り出してシート材搬送部に移すためのシート材取り出し供給方法であって、前記最上層シート材の高さを前記押さえ部材に連結された検出手段によって検出して前記昇降手段によって前記最上層シート材を所定高さに位置させ、この状態で前記シート材積層束のシート材間にエアを吹き込んで前記最上層シート材を下層のシート材から分離し、該エアの吹き込みによって浮遊する前記最上層シート材を吸着搬送手段によって吸着した後、前記押さえ部材と下層の前記シート材との間から引き抜いて前記シート材搬送部に移す一方、前記最上層シ一ト材の高さを検出する際には、前記エアの吹き込みを停止した状態で予め前記昇降手段によって前記シート材積層束を上下させることを特徴とする。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明に係るシート材取り出し供給装置を備えたスタツ力 · パンドラの一実施形態を示す縦断正面図であり、図 2 の A— A視に対応する。図 2は、図 1 のスタツ力 · バンドラの横断平面図であり、図 1及ぴ図 3 の

B — B視に対応する。

図 3 は、図 1 のスタツ力 . バンドラの縦断側面図であり、図 2 の C— C視に対応する。

図 4は、本発明に係るシート材取り出し供給装置の実施形態を示す縦断正面図である。

図 5は、本発明に係るシート材取り出し供給装置の押さえ部材を示す斜視図である。

図 6は、（ a ) 〜（b ) は、本発明に係るシート材取り出し供給装置の実施形態の動作を示す縦断正面図である。

図 7は、本発明に係るシート材取り出し供給装置の実施形態の動作を示す縦断正面図である。

発明を実施するための最良の形態本発明の好ましい実施形態について以下に図面を参照して説明する。図 1〜 3 は、本実施形態に係る当て紙 3 0 a (シート材）の取り出し供給装置 Aが備わつたスタッカ · バンドラ 1の内部配置を示し、図 1は正面図、図 2は平面図、図 3 は側面図である。スタツ力 · バンドラ 1は、折丁搬送装置 3、瀬切り装置 4、二ップローラ 5， 5 '、仮受け板 1 5、及び結束装置 8、束集積装置 2 0等を備えている。

束集積装置 2 0と結束装置 8との間には、ベルトコンベアで構成される束搬送装置 2 1が介在されている。図示の例では、折丁搬送装置 3から搬送された折丁は、束集積装置 2 0に集積された後、折丁搬送装置 3の搬送方向（図 1の紙面裏側から表側の方向）とは直角方向（図 1の紙面左側から右側の方向）に搬送される構成である。斯かる配置構成により、プッシヤー 1 4は、折丁搬送装置 3の搬送方向と直角方向に沿って配置されている。なお、束集積装置 2 0の下流側においても、折丁搬送装置 3の搬送方向と同じ方向に搬送する配置構成とすることもできる。

束集積装置 2 0の昇降台 1 3は、油圧ジャツキ 1 3 aによって昇降動し得るとともに、回転可能の支持されており、モーター 1 3 bによって回転駆動し得る。モーター 1 3 bは、折丁の束 9 Xが所定部数に達した時に該折丁の折り目が反対位置（反転位置）となるように昇降台 1 3を 1 8 0 ° 回転させ停止させるように制御される。

昇降台 1 3上に集積される折丁を揃えるために昇降台 1 3上に配置されている側板 1 3 cは、開閉機構を有し、プッシヤー 1 4の前進時及びそれに続く後退時に開き、プッシヤー 1 4の後退後は閉状態を維持するように制御される。側板 1 3 cは、プッシヤー 1 4の作動時にプッシヤーの進退動時を阻害しないように可動に構成されておればよく、開閉機構の他に、例えば昇降台 1 3に対して進退動可能な進退機構等の種々の機構を採用することができる。また、側板 1 3 cは、図示の例では昇降台 1 3に取り付けられているが、昇降台 1 3とは独立して別個のフレーム等（図示省略）に取り付けても良い。束搬送装置 2 1は、プッシヤー 1 4によって昇降台 1 3から押し出された折丁の束 9 Xを隣接配置された結束装置 8に向けて搬送する。束結束装置 8の結束台 8 a上にもコンべアベルト 8 b (図 2 ) が設けられ、束搬送装置 2 1カゝら送られてきた束を受け取り、結束台 8 a上の所定位置にて束を停止させる。積まれた折丁の束は、プレスされて結束される。

スタツ力 ·パンドラ 1は、図 1に示すように、束集積装置 2 0から排出された束の下面に当て紙 3 0 aを供給する下部当て紙供給装置 3 0と、束の上面に当て紙 3 1 aを供給する上部当て紙供給装置 3 1 とを更に備える。

下部当て紙供給装置 3 0は、複数枚の当て紙 3 0 aが積層された当て紙積層束 3 0 0 aを収容する当て紙収容部 3 0 b と、当て紙収容部 3 0 bを昇降駆動させる昇降手段 3 2と、当て紙 3 0 aの取り出し供給装置 Aと、該取り出し供給装置 Aによって取り出された当て紙 3 0 aを挟持して搬送する一対のコンペアベルト 3 0 d , 3 0 eからなる当て紙搬送部 3 3と、を備えている。

図 4のように取り出し供給装置 Aは、当て紙分離手段 A 1 と、吸着搬送手段 A 2と、最上層の当て紙 3 0 aの近接スィッチのような検出手段 A 3と、これらを総括的に制御する制御手段（図示省略）と、最上層の当て紙 3 0 aの上面を押さえる押さえ部材 A 4と、を備えている。

当て紙分離手段 A 1は、当て紙収容部 3 0 b内の当て紙積層束 3 0 0 aの当て紙 3 0 a間にエアを吹き込んで当て紙 3 0 aを分離するものであって、図 7のように上下方向に等間隔で複数列設される噴射孔 A 1 1を有するエア噴射体 A 1 2 を備え、各噴射孔 A 1 1は図 7の矢印のように当て紙積層束 3 0 0 aの積層端面に向けてエアを噴射するものであり、エア噴射体 A 1 2は支持フレーム A 1 3に固定されている。

押さえ部材 A 4は、図 4及ぴ図 5のように押さえローラ A 4 1 と、該押さえ口ーラ A 4 1の支持バー A 4 2と、該支持バー A 4 2を上下方向に移動自在に案内するガイド A 4 3と、を備えている。押さえローラ A 4 1は、当て紙分離手段 A 1 の噴射孔 A l 1から噴射されるエアの下流側に位置して、自重によって降下して最上層の当て紙 3 0 aの上面を押さえるものである。また、図 4のように支持パー A 4 3には被検出体 A 5が固定されている。なお、ガイド A 4 2は図外のガィド支持フレームに固定されている。

吸着搬送手段 A 2は、最上層の当て紙 3 0 aを吸着して当て紙搬送部 3 3に移すものであって、図 4のように吸着口 A 2 1を有する吸着体 A 2 2を摇動扞 A 2 3の下端に取り付けて構成され、揺動扦 A 2 3は駆動手段（図示省略）によって上端を中心にして揺動し、吸着体 A 2 2は摇動杆 A 2 3の軸方向に沿って昇降手段（図示省略）によって昇降自在となっている。そして、図 7のように当て紙分離手段 A 1による当て紙 3 0 a間へのエア吹き込みによって浮遊する最上層の当て紙 3 0 aを吸着口 A 2 1によって吸着した後、図 4の二点鎖線のように摇動杆 A 2 3を外側方に摇動させ、次に、吸着体 A 2 2を降下させて最上層の当て紙 3 0 aを当て紙搬送部 3 3に移した後に該当て紙 3 0 aを吸着体 A 2 2から解除する。

最上層の当て紙 3 0 aの高さについては、図 6に示す H 1から H 2の範囲内のときに、最上層の当て紙 3 0 aがエア噴射によって浮遊して吸着体 A 2 2に吸着されるように設定されている。

そして、図 6 ( a ) ( b )のように紙積層束 3 0 0 aの最上層の当て紙 3 0 a力、吸着搬送手段 A 2によって次々と引き出されて、高さ H 2よりも低位に位置することになると、被検出体 A 5が検出手段 A 3の検出範囲から外れることにより、前記制御手段は検出手段 A 3の信号を受けて昇降手段 3 2を動作させ、同図（ c ) のように最上層の当て紙 3 0 aが H 1のレベルに位置するまで、当て紙収容部 3 0 bを上昇させる。

したがって、図 6 ( a ) に示す位置にある当て紙 3 0 a (太線で示す）は、ェァ嘖射体 A 1 2の下位の嘖射孔 A 1 1によるエア噴射によってさばかれ、同図 ( b ) のように当て紙収容部 3 0 bの上昇に伴って更にエア嘖射体 A 1 2の中位の嘖射孔 A 1 1のエア噴射によってもさばかれ、更に同図（ c ) のように当て紙積層束 3 0 0 aの最上層に位置したときには、エア噴射体 A 1 2の上位の嘖射孔 A 1 1によってさばかれて空中に浮遊し、吸着体 A 2 2の吸着口 A 2 1に吸着される。また、仮に吸着体 A 2 2に吸着された最上層の当て紙 3 0 aの下面に当て紙 3 0 aが付着したときでも、上位の噴射孔 A 1 1によるエア噴射によって、付着した当て紙 3 0 aを分離させて最上層の当て紙 3 0 aのみを当て紙搬送部に移すことができる。

このように、当て紙 3 0 aは、当て紙積層束 3 0 0 aの当て紙 3 0 aが最上層の位置に上昇するまでに下位及び中位の噴射孔 A 1 1によって予備的にさばかれるので、最上層の当て紙 3 0 aを効率的にさばくことができ、例えば、最上層の当て紙 3 0 a上面より約 1 O m m前後下位にある当て紙 3 0 aは、最上層の位置に到達するまで数回さばかくことが可能になる。

なお、エア嘖射は連続噴射ではなく断続噴射を行うのが望ましい。これは、連続噴射の場合には、噴射中、定常状態であるために、吸着体 A 2 2に吸着された最上層の当て紙 3 0 aの下面に付着した当て紙 3 0 aは分離され難いためである。当て紙排出口 3 O f (コンベアベルト 3 0 d , 3 0 eの搬送端）からの当て紙 3 0 aの供給については、束搬送装置 2 1の搬送経路上に赤外センサーなどの検知手段（図示省略）が設けられ、該検知手段によって束の搬送を検知し、その検知信号に基づいて、吸着搬送手段 A 2により当て紙収容部 3 0 bから当て紙 3 0 aを取り出して束搬送装置 2 1の搬送速度に併せて供給する。

また、上部当て紙供給装置 3 1は、従来公知の当て紙供給装置を採用することができ、前記センサー等による搬送束の検知信号に基づいて、吸着搬送手段 3 1 bを作動させて、結束台 8 a上の束に上方から当て紙 3 1 aを供給する。また、上部当て紙供給装置 3 1にも上述と同じ構成の取り出し供給装置 Aを備えるようにしても良い。

また、押さえ部材 A 4と下層の当て紙 3 0 a との間から最上層の当て紙 3 0 a を引き抜く際には、摩擦等によって当て紙 3 0 aの積層状態に乱れが生じ、最上層の当て紙 3 0 aの検出ミスの原因になる。そこで、最上層.の当て紙 3 0 aの高さを検出する際には、エアの吹き込みを停止した状態で予め昇降手段 3 2によつて当て紙収容部 3 0 bを上下させて当て紙積層束 3 0 0 aに衝撃を与える。これによって当て紙 3 0 aの積層の乱れが整えられて検出ミスを解消することができる。すなわち、検出手段 A 3は、シート材の接触式であり、その動きは近接スィツチで感知するものである力、当て紙収容部 3 0 bを上下動させることによって、当て紙積層束 3 0 0 aの上層部を整列させ、上層部の当て紙 3 0 aを初期の積層状態に戻して最上層の当て紙 3 0 aの検出を確実なものにしている。なお、本発明のシート材取り出し供給装置は、スタツカバンドラーで刷本の小束が幾つか作成されることによって大束が完成した後、当て紙 3 0 aを一枚ずつ供給すれば良いので（早くても 2 0〜3 0 s e cに一回程度）、当て紙 3 0 aの取り出しに余裕ができる。したがって、上述のように積層状態を整える操作を挿入することによって当て紙 3 0 aを一枚一枚確実に取り出すことが可能になる。次に、スタツ力 · バンドラの全体的な作動について説明する。

先ず、折丁搬送装置から排出された折丁は束集積装置 2 0において上昇位置にある昇降台上に集積され、所定部数に達すると瀬切り装置が作動して折丁搬送装置上の折丁の流れを一時的に止め、昇降台は下降動するとともに、仮受け板が前進する。

仮受け板 1 5が所定の前進位置に達したところで、瀬切り装置が解除され、後続の折丁の流れを仮受け板 1 5が受け、仮受け板 1 5上に折丁が集積される。仮受け板 1 5が折丁を仮受けしている間に、昇降台は下降位置に達して反転した後、再び上昇する。昇降台 1 3が上昇動するのに併せて仮受け板 1 5が後退動し、仮受け板 1 5上に仮受けされていた折丁の束を受け取るとともに、続けて折丁の流れを受ける。

こうして昇降台 1 3上に所定部数の折丁の束が集積されると、昇降台 1 3は所定の下降位置に下降動し、側板 1 3 cが開いてプッシヤー 1 4により折丁の束が束搬送装置 2 1上に押し出される。側板 1 3 cは、開くことによって、プッシャ一によつて押される束のガイドとしても機能し得る。

束搬送装置 2 1上に押し出された束は、束搬送装置 2 1によって結束台 8 a上に搬送される。束搬送装置 2 1上を搬送される束を前記検知手段が検知し、下部当て紙供給装置 3 0が作動する。そして、上述のように取り出し供給装置 Aによつて当て紙収容部 3 0 b， 3 0 b内の当て紙積層束 3 ◦ 0 aのうち最上層の当て紙 3 0 aを取り出して当て紙搬送部 3 3に移した後、当て紙排出口 3 0 f から当て紙 3 0 aが折丁束 9 Xの搬送速度に併せて排出されるとともに、上部当て紙供給装置 3 1によって結束台 8 a上で停止した折丁の束に上方から当て紙 3 1 aが供給される。上方からの当て紙 3 1 aが供給された後、結束装置 8によって結束バンドがかけられる。以上から明らかなように、本発明のシート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法によれば、シート材の分離不良が解消され、吸着搬送手段の吸着口にシート材を吸着する際に、二枚取りを回避できる。

また、最上層シート材の上面を押さえる押さえ部材を、噴射エア流の下流側に位置させたので、エア流によってシート材が効率良くきばかれるにも拘わらず、シート材のばらつきを押さえることができる。

Claims

請求の範囲

1 . 昇降手段によって昇降駆動されるシート材収容部内のシート材積層束のうち最上層シート材を取り出してシート材搬送部に移すためのシート材取り出し供給装置であって、

前記シート材間にエアを吹き込んで前記最上層シート材を下層のシート材から分離するためのシート材分離手段と、

吸着口を有し、該吸着口によつて前記エアの吹き込みによって浮遊する前記最上層シート材を吸着して前記シート材搬送部に移すための吸着搬送手段と、これらを総括的に制御する制御手段と、を備え、

前記シート材分離手段は、上下方向に複数列設される噴射孔を有し、前記シート材積層束のシート材が最上層の位置に上昇するまでに、該シート材は下位の嘖射孔によって予備的にさばかれるように構成したことを特徴とするシート材取り出し供給装置。

2 . 最上層シート材の上面を押さえる押さえ部材を、噴射エア流の下流側に位置させたことを特徴とする請求項 1に記載のシート材取り出し供給装置。

3 . 前記吸着搬送手段の吸着口に吸着されたシート材に向けて前記エアを断続的に噴射することを特徴とする請求項 1又は 2に記載のシート材取り出し供給装置。

4 .昇降手段によって昇降駆動されるシート材収容部内のシート材積層束のうち、上面が押さえ部材で押さえ付けられた最上層シート材を取り出してシート材搬送部に移すためのシート材取り出し供給方法であって、

前記最上層シート材の高さを前記押さえ部材に連結された検出手段によって検出して前記昇降手段によって前記最上層シート材を所定高さに位置させ、この状態で前記シート材積層束のシート材間にエアを吹き込んで前記最上層シート材を下層のシート材から分離し、該エアの吹き込みによって浮遊する前記最上層シート材を吸着搬送手段によって吸着した後、前記押さえ部材と下層の前記シート材との間から引き抜いて前記シート材搬送部に移す一方、前記最上層シート材の高さを検出する際には、前記エアの吹き込みを停止した状態で予め前記昇降手段によって前記シート材積層束を上下させることを特徴とするシート材取り出し供給方法。