JPH07309470A - 枚葉印刷機の給紙装置 - Google Patents

枚葉印刷機の給紙装置

Info

Publication number
JPH07309470A
JPH07309470A JP6103849A JP10384994A JPH07309470A JP H07309470 A JPH07309470 A JP H07309470A JP 6103849 A JP6103849 A JP 6103849A JP 10384994 A JP10384994 A JP 10384994A JP H07309470 A JPH07309470 A JP H07309470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
uppermost
air
high control
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6103849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2938343B2 (ja
Inventor
Hidekazu Nishi
秀和 西
Hideo Aoyama
秀雄 青山
Masazumi Hidera
昌純 日寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP10384994A priority Critical patent/JP2938343B2/ja
Publication of JPH07309470A publication Critical patent/JPH07309470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2938343B2 publication Critical patent/JP2938343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーの影響による枚葉紙のばたつきを抑制
し、不良給紙を防止することができる枚葉紙の給紙装置
の提供を目的とする。 【構成】 積載された枚葉紙10の上部先端にはブロア
ー2からエアーが噴出され、最上の枚葉紙10aの浮上
領域H1は浮上する。ハイコントロールバー6は枚葉紙
10の積載高さを検出するためバーで、枚葉紙10を矢
印90方向に加圧している。浮上した枚葉紙10a分
は、サッカー4で吸着され、印刷工程に送り出される。
ハイコントロールバー6には、ガイドバー12が取り付
けられており、接触部12Kが浮上領域H1の一部に接
している。接触部12Kは、最上の枚葉紙10aの浮上
しない高さL1よりも高く、かつ浮上領域H1の最大高
さL2よりも低い抑制高さL3に位置する。このため、
最上の枚葉紙10aを適正な状態で給紙することがで
き、不良給紙を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉印刷機の給紙装置の
構造に関し、特にエアーの影響による最上の枚葉紙のば
たつきを抑え、給紙不良を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉印刷機の給紙装置を図面に基
づいて説明する。図7は給紙機構の概略を示す側面図で
ある。給紙台30には多数の枚葉紙10が積載されてお
り、枚葉紙10の上部先端に対してブロアー2からエア
ーが噴出される。このエアー噴出を受けて最上の枚葉紙
10が浮上し、浮上した枚葉紙10をサッカー4が吸着
して送りローラ31、32間に導く。そして、枚葉紙1
0は送りローラ31、32の回転によって送り出され、
給紙コンベアー35上を矢印99方向に搬送される。こ
の後、搬送された枚葉紙10は印刷工程(図示せず)に
入り、印刷が施される。
【0003】図8は従来の給紙装置の詳細を示す拡大側
面図である。上述のように、枚葉紙10の上部先端に対
し、ブロアー2からエアーが噴出されている。このエア
ーは、エアーホース21を通じて供給されブロアー2か
ら噴出している。このエアー噴出を受け、図8に示すよ
うに最上の枚葉紙10aが浮上する。
【0004】枚葉紙10上にはハイコントロールバー6
が載っており、バネ機構によって枚葉紙10を矢印90
方向へ押し付けている。このハイコントロールバー6は
積載されている枚葉紙10の高さを検出するためのもの
である。最上の枚葉紙10aが順次、給紙され、枚葉紙
10の積載高さが低くなった場合、これにともなってハ
イコントロールバー6も矢印90方向に下降し、この高
さの変化を検出する。
【0005】そして、この検出に基づいて給紙台30
(図7参照)が上昇し、最上の枚葉紙10aの位置を常
に一定の高さに保つ。ハイコントロールバー6は枚葉紙
10の幅方向にわたって長く形成されたバーである。な
お、ハイコントロールバー6は、図7の概略図において
は省略されている。
【0006】このように、枚葉紙10はハイコントロー
ルバー6によって矢印90方向に押え付けられている。
このため、ブロアー2から噴出されるエアーはハイコン
トロールバー6で阻止され、最上の枚葉紙10aの浮上
領域H9(図8)の範囲が浮上することになる。
【0007】最上の枚葉紙10aの浮上領域H9が浮上
すると、サッカー4は吸引を開始するとともに、矢印9
0方向に下降し図8に示すように吸着部4Mで枚葉紙1
0aを吸着する。そして、枚葉紙10aを吸着、保持し
た状態で矢印91方向に上昇し、続いて矢印92方向に
回動して枚葉紙10a先端を送りローラ31、32間に
導く(図7参照)。
【0008】なお、サッカー4が枚葉紙10aを送りロ
ーラ31、32に導くタイミングで、ブロアー2からの
エアー噴出は停止し、かつハイコントロールバー6は矢
印91方向に上昇して給紙が行なわれる。枚葉紙10a
が送りローラ31、32間に導かれた後、サッカー4は
矢印93方向に復帰し、再びブロアー2からエアーが噴
出され、ハイコントロールバー6が矢印90方向に下降
して、最上の枚葉紙10aを浮上させる。以上のような
動作を繰り返し、最上の枚葉紙10aが順次、印刷工程
に向けて給紙される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の枚葉紙の給紙装
置には次のような問題があった。ブロアー2からのエア
ーの影響を受け、浮上する枚葉紙10aの浮上領域H9
に、図8に示すようなばたつきが発生することがある。
枚葉紙10aにこのようなばたつきが生じると、枚葉紙
10aの先端ラインが斜にずれた状態でサッカー4に吸
着されるおそれがある。また、ばたつきによって枚葉紙
10aが前方にずれたり、後方にずれた状態で給紙され
ることもある。このような場合、適正な状態で枚葉紙1
0aが送りローラ31、32に与えられず、給紙不良が
発生して後の印刷工程に支障が生じる。
【0010】そこで本発明は、エアーの影響による枚葉
紙のばたつきを抑制し、不良給紙を防止することができ
る枚葉紙の給紙装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る枚葉印刷機
の給紙装置は、積載された複数の枚葉紙の上部先端に対
してエアーを噴出し、最上の枚葉紙の浮上領域を浮上さ
せるエアー噴出部、エアーを受けて浮上した最上の枚葉
紙の浮上領域を保持し、印刷工程に向けて当該最上の枚
葉紙を送り出す給紙部、を備えた枚葉印刷機の給紙装置
において、エアーを受けて浮上する枚葉紙の浮上領域の
一部に接する抑制部材であって、最上の枚葉紙の浮上し
ない部分よりも高い位置で、かつ最上の枚葉紙の浮上領
域の最大高さよりも低い位置に設けられている抑制部
材、を備えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置は、エアー
を受けて浮上する枚葉紙の浮上領域の一部に接する抑制
部材を備えている。そしてこの抑制部材は、最上の枚葉
紙の浮上しない部分よりも高い位置で、かつ最上の枚葉
紙の浮上領域の最大高さよりも低い位置に設けられてい
る。
【0013】このように抑制部材は、最上の枚葉紙の浮
上しない部分の高さと、最上の枚葉紙の浮上領域の最大
高さとの間に位置して設けられており、枚葉紙の浮上領
域に接して、最上の枚葉紙の浮上を抑制する。
【0014】
【実施例】
[枚葉紙の給紙機構の概略]本発明に係る枚葉印刷機の
給紙装置の実施例を図面に基づいて説明する。まず、枚
葉印刷機における給紙機構の概略を図7にしたがって説
明する。給紙台30には多数の枚葉紙10が積載されて
おり、枚葉紙10の上部先端に対してエアー噴出部であ
るブロアー2からエアーが噴出される。
【0015】このエアー噴出を受けて最上の枚葉紙10
が浮上し、浮上した枚葉紙10を給紙部としてのサッカ
ー4が吸着して送りローラ31、32間に導く。そし
て、枚葉紙10は送りローラ31、32の回転によって
送り出され、給紙コンベアー35上を矢印99方向に搬
送される。この後、搬送された枚葉紙10は印刷工程
(図示せず)に入り、印刷が施される。
【0016】図1は給紙装置の側面図、図2はその平面
図を示している。上述のように、枚葉紙10の上部先端
に対し、ブロアー2からエアーが噴出されている。この
エアーは、エアーホース21を通じて供給されブロアー
2から噴出している。このエアー噴出を受け、図1に示
すように最上の枚葉紙10aが浮上する。
【0017】枚葉紙10上にはハイコントロールバー6
が載っており、バネ機構(図示せず)によって枚葉紙1
0を矢印90方向へ押し付けている。このハイコントロ
ールバー6は積載されている枚葉紙10の高さを検出す
るためのものである。図2に示すように、ハイコントロ
ールバー6は枚葉紙10の幅方向にわたって長く形成さ
れたバーである。また、ハイコントロールバー6は支持
片5に接続、固定されており、さらにこの支持片5は軸
ボルト5Jによって、フレーム40に対し回動可能に取
り付けられている。
【0018】最上の枚葉紙10aが順次、給紙され、枚
葉紙10の積載高さが低くなった場合、これにともなっ
てハイコントロールバー6も矢印90方向(図1)に下
降し、この積載高さの変化を支持片5の検出ポイント5
P近傍に設けられた光電検出器7が検出する(図2参
照)。
【0019】図3は支持片5と光電検出器7の位置関係
を示す側面図である。枚葉紙10が給紙されて減少し、
枚葉紙10の積載高さが低くなった場合、これにともな
って支持片5は軸ボルト5Jを中心に矢印93方向、す
なわち反時計方向に回動する。そして、支持片5の検出
ポイント5Pが光電検出器7の検出光を遮断し、枚葉紙
10の積載高さが所定の高さを下回ったことが認識され
る。
【0020】この検出に基づいて給紙台30(図7参
照)が上昇し、最上の枚葉紙10aの位置を常に一定の
高さに保つ。光電検出器7の設置高さは調整可能であ
り、光電検出器7の位置を変えることによって、枚葉紙
10の積載高さの設定を自在に制御することができる。
なお、ハイコントロールバー6は、図7の概略図におい
ては省略されている。
【0021】このように、枚葉紙10はハイコントロー
ルバー6によって矢印90方向に押え付けられている。
このため、ブロアー2から噴出されるエアーはハイコン
トロールバー6で阻止され、最上の枚葉紙10aの浮上
領域H1の範囲が浮上することになる。
【0022】最上の枚葉紙10aの浮上領域H1が浮上
すると、サッカー4は吸引を開始するとともに、矢印9
0方向に下降し図1に示すように吸着部4Mで枚葉紙1
0aを吸着する。そして、枚葉紙10aを吸着、保持し
た状態で矢印91方向に上昇し、続いて矢印92方向に
回動して枚葉紙10a先端を送りローラ31、32間に
導く(図7参照)。図2に示すように、このサッカー4
はサッカー軸4Jに複数個、取り付けられている。
【0023】なお、サッカー4が枚葉紙10aを送りロ
ーラ31、32に導くタイミングで、ブロアー2からの
エアー噴出は停止し、かつハイコントロールバー6は矢
印91方向に上昇して給紙が行なわれる。枚葉紙10a
が送りローラ31、32間に導かれた後、サッカー4は
矢印93方向に復帰し、再びブロアー2からエアーが噴
出され、ハイコントロールバー6が矢印90方向に下降
して、最上の枚葉紙10aを浮上させる。以上のような
動作を繰り返し、最上の枚葉紙10aが順次、給紙され
る。
【0024】[第1の実施例]次に、本発明に係る枚葉
印刷機の給紙装置の第1の実施例を図1、図2に基づい
て説明する。本実施例ではハイコントロールバー6に抑
制部材としてのガイドバー12が取り付けられている。
図2に示すように、ガイドバー12はU字状に形成され
ており、その両端はハイコントロールバー6を貫通して
している。そして、ハイコントロールバー6を挟んだ両
側から内側ナット12a、外側ナット12bで締め込ま
れて固定されている。
【0025】ガイドバー12の接触部12Kは、枚葉紙
10の幅を越える長さに形成されており、この接触部1
2Kが枚葉紙10の先端ラインとほぼ平行に位置するよ
うに取り付けられている。図1に示すように、ガイドバ
ー12の接触部12Kは抑制高さL3に位置するよう設
けられている。この抑制高さL3は、最上の枚葉紙10
aの浮上しない部分の高さL1よりも高く、かつ浮上領
域H1の最大高さL2よりも低い。
【0026】すなわち、ガイドバー12はエアーを受け
て浮上する最上の枚葉紙10aを、高さL1とL2との
間の抑制高さL3の位置で抑えることになる。したがっ
て、最上の枚葉紙10aの浮上を適度に抑えることがで
き、エアーの影響による浮上領域H1のばたつきを抑制
することができる。このため、最上の枚葉紙10aを適
正な状態で給紙することができ、不良給紙を防止するこ
とができる。
【0027】図1に示すように、ガイドバー12の接触
部12Kは、最上の枚葉紙10aの浮上領域H1のほぼ
中央に位置している(H11≒H12)。このため、最
上の枚葉紙10aの浮上を最適な状態で抑制することが
できる。なお、内側ナット12a、外側ナット12bを
回転させることによって、ハイコントロールバー6に対
するガイドバー12の固定位置を調整することができ、
枚葉紙10aとの接触位置を制御することができる。
【0028】上述のように、サッカー4が枚葉紙10a
を送りローラ31、32に導くタイミングで、ハイコン
トロールバー6は矢印91方向に上昇して給紙が行なわ
れる。ガイドバー12はハイコントロールバー6に取り
付けられているため、給紙のタイミングでガイドバー1
2も一体的に矢印91方向に上昇し、ガイドバー12が
給紙の障害になることはない。
【0029】[第2の実施例]本発明に係る枚葉印刷機
の給紙装置の第2の実施例を図4に示す。本実施例では
ハイコントロールバー6に抑制部材としてのガイドプレ
ート14が取り付けられている。このガイドプレート1
4は板状部材に曲げ加工を施して形成されている。ガイ
ドプレート14は、取り付けバー14Tを介してハイコ
ントロールバー6に取り付けられている。
【0030】すなわち、取り付けバー14Tはハイコン
トロールバー6を貫通しており、ハイコントロールバー
6を挟んだ両側から内側ナット14a、外側ナット14
bで締め込まれて固定されている。そして、ガイドプレ
ート14に形成された取り付け孔を取り付けバー14T
に填め込み、さらに取り付けナット14cを締め込んで
固定する。
【0031】ガイドプレート14の接触部14Kも、上
記第1の実施例と同様、枚葉紙10の幅を越える長さに
形成されており、接触部14Kが枚葉紙10の先端ライ
ンとほぼ平行に位置するように取り付けられている。ま
た、ガイドプレート14の接触部14Kは、最上の枚葉
紙10aの浮上しない部分の高さL1よりも高く、かつ
浮上領域H1の最大高さL2よりも低い抑制高さL3に
位置している。
【0032】したがって、上記第1の実施例と同様、最
上の枚葉紙10aを適正な状態で給紙することができ、
不良給紙を防止することができる。また、ガイドプレー
ト14の接触部14Kは、最上の枚葉紙10aの浮上領
域H1のほぼ中央に位置しているため、最上の枚葉紙1
0aの浮上を最適な状態で抑制することができる。な
お、内側ナット14a、外側ナット14b、取り付けナ
ット14cを回転させることによって、ハイコントロー
ルバー6に対するガイドプレート14の固定位置を調整
することができ、枚葉紙10aとの接触位置を制御する
ことができる。
【0033】上述のように、サッカー4が枚葉紙10a
を送りローラ31、32に導くタイミングで、ハイコン
トロールバー6は矢印91方向に上昇して給紙が行なわ
れる。ガイドプレート14はハイコントロールバー6に
取り付けられているため、給紙のタイミングでガイドプ
レート14も一体的に矢印91方向に上昇し、ガイドプ
レート14が給紙の障害になることはない。
【0034】[第3の実施例]本発明に係る枚葉印刷機
の給紙装置の第3の実施例を図5に示す。本実施例では
ハイコントロールバー6の上部に、ホルダー軸50Jに
軸支されたホルダー50が設けられている。このホルダ
ー50はホルダー軸50Jを中心に揺動可能である。ホ
ルダー50には抑制部材としてのガイドバー16が取り
付けられている。ガイドバー16は第1の実施例と同
様、U字状に形成されており、その両端はホルダー50
の取り付け孔を貫通している。そして、両側から内側ナ
ット16a、外側ナット16bで締め込まれて固定され
ている。
【0035】ガイドバー16の接触部16Kは、枚葉紙
10の幅を越える長さに形成されており、この接触部1
6Kが枚葉紙10の先端ラインとほぼ平行に位置するよ
うに取り付けられている。ガイドバー16の接触部16
Kは、最上の枚葉紙10aの浮上しない部分の高さL1
よりも高く、かつ浮上領域H1の最大高さL2よりも低
い抑制高さL3に位置している。
【0036】したがって、上記第1の実施例と同様、最
上の枚葉紙10aを適正な状態で給紙することができ、
不良給紙を防止することができる。また、ガイドバー1
6の接触部16Kは、最上の枚葉紙10aの浮上領域H
1のほぼ中央に位置しているため、最上の枚葉紙10a
の浮上を最適な状態で抑制することができる。なお、内
側ナット16a、外側ナット16bを回転させることに
よって、ホルダー50に対するガイドバー16の固定位
置を調整することができ、枚葉紙10aとの接触位置を
制御することができる。
【0037】上述のように、サッカー4が枚葉紙10a
を送りローラ31、32に導くタイミングで、ブロアー
2からのエアー噴出は停止し、かつハイコントロールバ
ー6は矢印91方向に上昇して給紙が行なわれる。ここ
で、ガイドバー16も給紙の障害にならないように、給
紙タイミングで枚葉紙10aとの接触を解除させなけれ
ばならない。
【0038】図5に示すように、ホルダー50にはフレ
ームとの間にスプリング56が架けられており、ホルダ
ー50にはホルダー軸50Jを中心に常時、矢印92に
付勢されている。一方、ホルダー50の端部にはカムフ
ォロアー52が設けられており、このカムフォロアー5
2にカム54が接している。カム54はフレーム側に取
り付けられており、ハイコントロールバー6を矢印91
方向に上昇させる駆動部に連動して回転している。
【0039】サッカー4が枚葉紙10aを給紙するタイ
ミングでハイコントロールバー6が矢印91方向に上昇
した場合、カム54は図5に示す状態から180度回転
した状態に位置し、カムフォロアー52を押し下げる。
これによってホルダー50はホルダー軸50Jを中心に
矢印92方向に揺動し、ガイドバー16も矢印92方向
に上昇する。こうしてサッカー4が枚葉紙10aを給紙
するタイミングで、ガイドバー16と枚葉紙10aとの
接触が解除され、ガイドバー16が給紙の障害になるこ
とはない。
【0040】[第4の実施例]次に、本発明に係る枚葉
印刷機の給紙装置の第4の実施例を図6に基づいて説明
する。本実施例では抑制部材としてのガイドバー18
が、サッカー4のサッカー軸4Jに取り付けられてい
る。サッカー軸4Jには回動可能な回動ホルダー60が
設けられており、この回動ホルダー60にガイドバー1
8が固定されている。ガイドバー18は第1の実施例と
同様、U字状に形成されており、その両端が回動ホルダ
ー60を貫通している。そして、内側ナット18a、外
側ナット18bで締め込まれて固定されている。なお、
ガイドバー18は自重によって矢印94方向へ押し下げ
られている。
【0041】ガイドバー18の接触部18Kは、枚葉紙
10の幅を越える長さに形成されており、この接触部1
8Kが枚葉紙10の先端ラインとほぼ平行に位置するよ
うに取り付けられている。ガイドバー18は最上の枚葉
紙10aの浮上しない高さL1よりも高く、かつ浮上領
域H1の最大高さL2よりも低い抑制高さL3に位置す
る。
【0042】したがって、上記第1の実施例と同様、最
上の枚葉紙10aを適正な状態で給紙することができ、
不良給紙を防止することができる。内側ナット18a、
外側ナット18bを回転させることによって、枚葉紙1
0aとの接触位置を調整することができる。
【0043】上述のように、サッカー4が枚葉紙10a
を吸着、保持し、送りローラ31、32に導き、このタ
イミングでハイコントロールバー6は矢印91方向に上
昇して給紙が行なわれる。。本実施例では、ガイドバー
18はサッカー軸4Jに取り付けられているため、サッ
カー4が矢印91方向に上昇した場合、ガイドバー18
も一体となって上昇する。このため、ガイドバー18が
給紙の障害になることはない。
【0044】[その他の実施例]本発明に係る枚葉印刷
機の給紙装置は、上記の各実施例に限られるものではな
く、たとえば抑制部材はガイドバー12、16、18や
ガイドプレート14のよな形状に限定されるものではな
い。枚葉紙10aの浮上領域H1の一部に接し、この浮
上領域H1の浮上を適度に抑えて、枚葉紙10aのばた
つきを抑制することができるものであれば他の形状を採
用してもよい。
【0045】また、エアー噴出部についても上記のブロ
アー2に限られず、エアーを噴出して枚葉紙10aを浮
上させることができるものであれば、他の構造であって
もよい。さらに、給紙部もサッカー4に限定されず、エ
アーを受けて浮上した枚葉紙10aを保持して印刷工程
に向けて送り出すものであれば他の構造を採用すること
もできる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置は、
エアーを受けて浮上する枚葉紙の浮上領域の一部に接す
る抑制部材を備えている。そしてこの抑制部材は、最上
の枚葉紙の浮上しない部分よりも高い位置で、かつ最上
の枚葉紙の浮上領域の最大高さよりも低い位置に設けら
れている。
【0047】このように抑制部材は、最上の枚葉紙の浮
上しない部分の高さと、最上の枚葉紙の浮上領域の最大
高さとの間に位置して設けられており、枚葉紙の浮上領
域に接して、最上の枚葉紙の浮上を抑制する。
【0048】したがって、枚葉紙の浮上を適度に抑える
ことができ、エアーの影響による浮上領域のばたつきを
抑制することができる。このため、最上の枚葉紙を適正
な状態で給紙することができ、不良給紙を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置の第1の実
施例を示す側面図である。
【図2】図1に示す給紙装置の平面図である。
【図3】ハイコントロールバーを用いて枚葉紙の積載高
さを検出するための検出機構を説明するための図であ
る。
【図4】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置の第2の実
施例を示す側面図である。
【図5】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置の第3の実
施例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る枚葉印刷機の給紙装置の第4の実
施例を示す側面図である。
【図7】枚葉印刷機における給紙機構の概略を示す側面
図である。
【図8】従来の枚葉印刷機の給紙装置の側面図である。
【符号の説明】
2・・・・・ブロアー 4・・・・・サッカー 10・・・・・枚葉紙 10a・・・・・最上の枚葉紙 12、16、18・・・・・ガイドバー 14・・・・・ガイドプレート H1・・・・・浮上領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載された複数の枚葉紙の上部先端に対し
    てエアーを噴出し、最上の枚葉紙の浮上領域を浮上させ
    るエアー噴出部、 エアーを受けて浮上した最上の枚葉紙の浮上領域を保持
    し、印刷工程に向けて当該最上の枚葉紙を送り出す給紙
    部、 を備えた枚葉印刷機の給紙装置において、 エアーを受けて浮上する枚葉紙の浮上領域の一部に接す
    る抑制部材であって、最上の枚葉紙の浮上しない部分よ
    りも高い位置で、かつ最上の枚葉紙の浮上領域の最大高
    さよりも低い位置に設けられている抑制部材、 を備えたことを特徴とする枚葉印刷機の給紙装置。
JP10384994A 1994-05-18 1994-05-18 枚葉印刷機の給紙装置 Expired - Fee Related JP2938343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10384994A JP2938343B2 (ja) 1994-05-18 1994-05-18 枚葉印刷機の給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10384994A JP2938343B2 (ja) 1994-05-18 1994-05-18 枚葉印刷機の給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07309470A true JPH07309470A (ja) 1995-11-28
JP2938343B2 JP2938343B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=14364894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10384994A Expired - Fee Related JP2938343B2 (ja) 1994-05-18 1994-05-18 枚葉印刷機の給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2938343B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113208A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Gunze Limited シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法
WO2005047000A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-26 Silverbrook Research Pty Ltd Blower box assembly for a printer
WO2005047001A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-26 Silverbrook Research Pty Ltd A print media path for a printer
JP2006264946A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2007297150A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Gunze Ltd シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法
JP2010052948A (ja) * 2009-12-07 2010-03-11 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
EP2228205A1 (fr) * 2009-03-12 2010-09-15 Bobst Sa Machine plieuse-colleuse
JP2017149518A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社ザイテック 用紙の切り出し装置
JP2021104870A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 セイコーエプソン株式会社 媒体給送装置、画像読取装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113208A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Gunze Limited シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法
WO2005047000A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-26 Silverbrook Research Pty Ltd Blower box assembly for a printer
WO2005047001A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-26 Silverbrook Research Pty Ltd A print media path for a printer
JP2006264946A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2007297150A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Gunze Ltd シート材取り出し供給装置及びシート材取り出し供給方法
EP2228205A1 (fr) * 2009-03-12 2010-09-15 Bobst Sa Machine plieuse-colleuse
JP2010052948A (ja) * 2009-12-07 2010-03-11 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2017149518A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社ザイテック 用紙の切り出し装置
JP2021104870A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 セイコーエプソン株式会社 媒体給送装置、画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2938343B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6729614B2 (en) Sheet feeding apparatus
JP4866300B2 (ja) 給紙装置及び電子写真装置
JP4495637B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた電子写真装置
JPH07309470A (ja) 枚葉印刷機の給紙装置
JP2020055662A (ja) 給送装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2002002986A (ja) 給紙装置
JP2005320086A (ja) 給紙装置
JPS6216947A (ja) 給紙装置
JPH11322101A (ja) シート給送装置およびこれを備えた画像読取り装置
JP2003291430A (ja) プラテンおよび該プラテンを備えたインクジェット記録装置
JP4391309B2 (ja) 封筒給紙装置
JP4130618B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
JP3085909B2 (ja) 画像形成装置の排紙装置
JP2001031272A (ja) 給紙装置
CN114408622B (zh) 一种可切换自动、手动送纸的多功能压痕机的工作方法
JPH09136757A (ja) シートスタッカ
JPH0379567A (ja) 原稿自動給送装置
JP5208663B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
KR100446916B1 (ko) 용지 자동공급장치
JP4448431B2 (ja) 排紙装置
JP3529690B2 (ja) 給紙装置
JP4436549B2 (ja) 給紙装置
JPH05306034A (ja) 上取りエアー給紙装置
KR200291777Y1 (ko) 용지 자동공급장치
JP2599119B2 (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees