JP2001031272A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2001031272A
JP2001031272A JP11208572A JP20857299A JP2001031272A JP 2001031272 A JP2001031272 A JP 2001031272A JP 11208572 A JP11208572 A JP 11208572A JP 20857299 A JP20857299 A JP 20857299A JP 2001031272 A JP2001031272 A JP 2001031272A
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paper
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suction
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JP11208572A
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Masami Fuchi
昌巳 淵
Masaki Higashiyama
雅樹 東山
Mitsuhiro Aida
光弘 合田
Kiyonori Yamamoto
清典 山本
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風ダクトに設けられた複数個の浮揚ノズル
から噴出される空気の風速を適宜調節することができる
空気吹き付け手段を装備した給紙装置を提供する。 【構成】 給紙装置は、用紙を積載する用紙積載手段
と、吸引給送手段と、用紙積載手段に積載された用紙の
前端上部に空気を噴出する送風ダクトと該送風ダクトの
一端に接続した送風ファンとを有する空気吹き付け手段
とを具備している。送風ダクトは、用紙積載手段に積載
された用紙の前端上部に向けて空気を噴出する複数個の
浮揚ノズルと、該浮揚ノズルの開口面積または空気逃が
し穴の開口面積を変更するシャッター機構を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成機に装備され、画像形成部
に向けて用紙を給送する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成機においては、給紙トレ
イ上に積載された用紙を最上位のものから1枚づつ順次
取り出し、画像形成部に向けて給送する給紙装置を具備
している。この給紙装置としては、給紙トレイ上に積載
された最上位の用紙に給送ローラを接触させ、その摩擦
力によって用紙を送り出す方式のものが広く実用に供さ
れている。このように、給送ローラを用紙に接触させて
給送する方式の給紙装置は、給送ローラが摩耗すると用
紙との間にスリップが発生して用紙を汚す原因になると
ともに、給送ローラの摩耗量が大きくなると用紙の給送
が不良となる。従って、給送ローラの耐久性が問題とな
る。
【0003】また、給紙装置においては、給紙トレイ上
に積載された最上位の用紙と2枚目以下の用紙とを分離
するための用紙分離手段を具備している。この用紙分離
手段としては、爪分離方式、フリクションパッド方式、
ゲート方式等が一般に用いられているが、いずれも用紙
を確実に分離できずに複数枚を給送する所謂用紙の重送
を生ずることがあり、また、紙詰まりを発生することも
ある。
【0004】上述した給送ローラおよび用紙分離機構を
備えた給紙装置の問題を解消するものとして、空気吸引
式の給紙装置が例えば特開平6ー107347号公報に
開示されている。この空気吸引式の給紙装置は、用紙を
積載する用紙積載手段と、該用紙積載手段の上方に配設
され用紙搬送方向に間隔をおいて互いに平行に配設され
た駆動ローラおよび従動ローラと、駆動ローラと従動ロ
ーラとの間に配設され吸引口を備えた吸引ダクトと、駆
動ローラと従動ローラおよび吸引ダクトを捲回して配設
され複数個の穴を備えた給送ベルトとを有する吸引給送
手段と、用紙積載手段の下方に配設され用紙積載手段に
積載された用紙の前端上部に空気を噴出する複数個の浮
揚ノズルと、吸引給送手段の下面に向けて空気を噴出す
る複数個の分離ノズルとを備えた送風ダクトを有する空
気吹き付け手段とを具備している。上記浮揚ノズルから
噴出された空気は、用紙載置板に積載された用紙の上部
に吹き付けられ、上位数枚の用紙を浮揚させる。このよ
うにして浮揚されれた最上位の用紙は、吸引給送手段の
給送ベルトに吸引されるとともに搬送される。一方、上
記のように浮揚された最上位以外の用紙は、分離ノズル
から噴出される空気が最上位の用紙と2枚目との間に侵
入して分離される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した空気
吸引式の給紙装置においては、上記空気吹き付け手段を
構成する送風ダクトに設けられる複数個の浮揚ノズルか
ら噴出される空気の風速によって、用紙積載手段に積載
された用紙の浮揚状況が異なる。即ち、重量の重い厚紙
の用紙に適する風速に設定すると、薄紙の用紙を使用し
た場合には用紙が浮き上がりすぎて複数枚を給送する所
謂用紙の重送が生じ易い。一方、薄紙の用紙に適する風
速に設定すると、厚紙の用紙を使用した場合には用紙が
所要の通り浮き上がらず無給紙が発生するという問題が
ある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、送風ダクトに設けられ
た複数個の浮揚ノズルから噴出される空気の風速を、適
宜調節することができる空気吹き付け手段を装備した給
紙装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記技
術的課題を達成するために、用紙を積載する用紙積載手
段と、該用紙積載手段の上方に配設され用紙搬送方向に
間隔をおいて互いに平行に配設された駆動ローラおよび
従動ローラと、該駆動ローラと従動ローラとの間に配設
され吸引口を備えた吸引ダクトと、該駆動ローラと従動
ローラおよび該吸引ダクトを捲回して配設され複数個の
穴を備えた搬送ベルトとを有する吸引給送手段と、該用
紙積載手段の下方に用紙搬送方向に直交する方向に延設
され配設され、該用紙積載手段に積載された用紙の前端
上部に空気を噴出する送風ダクトと、該送風ダクトの一
端に接続した送風ファンとを有する空気吹き付け手段
と、を具備する給紙装置において、該送風ダクトは、該
用紙積載手段に積載された用紙の前端上部に向けて空気
を噴出する複数個の浮揚ノズルと、空気逃がし穴と、該
空気逃がし穴の開口面積を変更する逃がし穴シャッター
機構を備えている、ことを特徴とする給紙装置が提供さ
れる。
【0008】上記浮揚ノズルは送風ダクトを構成する側
壁に設けられられており、上記空気逃がし穴は送風ダク
トを構成する端壁に設けられている。上記送風ダクト
は、上記吸引分離給送手段の下面に向けて空気を噴出す
る複数個の分離ノズルを備えていることが望ましい。
【0009】また、本発明によれば、用紙を積載する用
紙積載手段と、該用紙積載手段の上方に配設され用紙搬
送方向に間隔をおいて互いに平行に配設された駆動ロー
ラおよび従動ローラと、該駆動ローラと従動ローラとの
間に配設され吸引口を備えた吸引ダクトと、該駆動ロー
ラと従動ローラおよび該吸引ダクトを捲回して配設され
複数個の穴を備えた搬送ベルトとを有する吸引給送手段
と、該用紙積載手段の下方に用紙搬送方向に直交する方
向に延設され配設され、該用紙積載手段に積載された用
紙の前端上部に空気を噴出する送風ダクトと、該送風ダ
クトの一端に接続した送風ファンとを有する空気吹き付
け手段と、を具備する給紙装置において、該送風ダクト
は、側壁に設けられ該用紙積載手段に積載された用紙の
前端上部に向けて空気を噴出する複数個の浮揚ノズル
と、該複数個のノズルの開口面積を変更するノズルシャ
ッター機構を備えている、ことを特徴とする給紙装置が
提供される。
【0010】上記送風ダクトは上記吸引分離給送手段の
下面に向けて空気を噴出する複数個の分離ノズルを備え
ており、上記ノズルシャッター機構は分離ノズルの開口
面積も変更することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明に従って構成された
給紙装置の好適な実施の態様について、添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0012】図1には、画像形成機に装備される給紙装
置の概略構成断面図が示されている。給紙装置は、用紙
を積載する用紙積載手段2を具備している。図示の実施
形態における用紙積載手段2は、枠体21と、該枠体2
1内に配設されシート状の用紙Pを載置する用紙載置板
22と、用紙載置板22に積載された用紙Pの後端を押
さえるともに用紙Pの高さを検出するための用紙後端押
さえ兼用紙高さ検出手段23を備えている。用紙載置板
22は、図示しない載置板昇降機構により枠体21に沿
って図1において上下方向に移動可能に構成されてい
る。
【0013】上記用紙後端押さえ兼用紙高さ検出手段2
3は、枠体21の上方に配設され取付け板231に固定
されたブラケット232と、該ブラケット232に図1
において上下方向に摺動可能に装着された押圧棒233
と、該押圧棒233を図1において下方に移動すべく付
勢するコイルばね234と、ブラケット232に取り付
けられた発行素子と受光素子とからなるフォトセンサ2
35と、押圧棒233に取り付けられ押圧棒233の移
動によってフォトセンサ235の発行素子と受光素子の
間を通過するように配設された遮光板236とからなっ
ている。このように構成された用紙後端押さえ兼用紙高
さ検出手段23の押圧棒233は、その下端が用紙載置
板22に積載された用紙Pの最上位の用紙に接触すると
ともに、コイルばね234のバネ力によって所定の押圧
力で用紙を押圧する。そして、この押圧棒233は、そ
の下端が用紙載置板22に積載された用紙Pの上限位置
P1で接触する実線で示す第1の位置と、用紙Pの下限
位置P0で接触する2点鎖線で示す第2の位置との間で
移動する。用紙後端押さえ兼用紙高さ検出手段23の遮
光板236は、押圧棒233が実線で示す第1の位置に
位置付けられているときにはフォトセンサ235の上側
に位置し、押圧棒233が2点鎖線で示す第2の位置に
位置付けられるとフォトセンサ235の発行素子と受光
素子の間に位置して光を遮る。フォトセンサ235は押
圧棒233が実線で示す第1の位置から2点鎖線で示す
第2の位置に達するまでの間はON信号を、押圧棒23
3が2点鎖線で示す第2の位置に達するとOFF信号を
図示しない制御手段に送るようになっている。そして、
図示しない制御手段は、フォトセンサ235からのOF
F信号に基づいて図示しない載置板昇降機構を作動して
用紙載置板21を上昇せしめる。このようにして用紙載
置板21が上昇せしめられ、用紙載置板22に積載され
た用紙Pの高さ位置がP1まで達すると、押圧棒233
が実線で示す第1の位置に達し遮光板236が実線で示
すようにフォトセンサ235の上側に位置付けられる。
この結果、フォトセンサ235がON信号を出力するた
め、制御手段はこのON信号に基づいて載置板昇降機構
の作動を停止する。
【0014】上記用紙積載手段2における矢印30で示
す用紙搬送方向前部の上方には、吸引給送手段3が配設
されている。吸引給送手段3について、図1および図2
を参照して説明する。図示の実施形態における吸引給送
手段3は、図1において矢印30で示す用紙搬送方向に
間隔をおいて互いに平行に配設された駆動ローラ31お
よび従動ローラ32と、該駆動ローラ31と従動ローラ
32との間に配設された吸引ダクト33と、駆動ローラ
31と従動ローラ32および吸引ダクト33を捲回して
配設された搬送ベルト34とを具備している。
【0015】上記駆動ローラ31は、前後方向(図2に
おいて上下方向)に所定の間隔をおいて配設された支持
板35、36に回転自在に支持された回転軸311と、
該回転軸311に装着された4個のローラ312とから
なっており、回転軸311が図示しない回転駆動機構に
よって図1において矢印310で示す方向に回転駆動せ
しめられるように構成されている。上記従動ローラ32
は、上記支持板35、36に回転自在に支持された回転
軸321と、該回転軸321に装着された4個のローラ
322とからなっている。なお、駆動ローラ31の4個
のローラ312と従動ローラ32の4個のローラ322
は、それぞれ対向した位置に配設されている。
【0016】上記吸引ダクト33は、上壁331と下壁
332と左側壁333と右側壁334と前端壁335と
後端壁336とからなり、図示の実施形態においては合
成樹脂によって一体に形成されている。吸引ダクト33
を構成す下壁332には、上記駆動ローラ31および従
動ローラ32の各ローラ312およびローラ322と対
応する位置に4個の吸引口332aが形成されている。
この4個の吸引口332aは、図示の実施形態において
は図1において矢印30で示す用紙搬送方向前部に設け
られれいる。上記前端壁335には接続筒337が一体
に形成されており、この接続筒337に電動モータ37
によって駆動される吸引ファン38が装着されている。
また、後端壁336には、空気吸入口336aが形成さ
れている。
【0017】上記搬送ベルト34は、厚さが0.18〜
0.20mm程度の合成ゴムによって無端状に形成され
ている。この搬送ベルト34には、複数個の穴34aが
形成されている。図示の実施形態においては、穴34a
は直径が5mm、穴ピッチ13.5mmで4列に、そし
て穴34aと穴34aの間隔は13.5mmに形成され
ている。
【0018】上述のように構成された吸引給送手段3の
矢印30で示す用紙搬送方向前端部下方には、空気吹き
付け手段4が配設されている。図3に示すように図示の
実施形態における空気吹き付け手段4は、用紙搬送方向
に直交する方向(図1において紙面に垂直な方向)に延
設される送風ダクト5と、該送風ダクト5の一端に接続
ダクト8を介して接続された送風ファン6、および該送
風ファン6を回転駆動する電動モータ7を具備してい
る。
【0019】送風ダクト5につて、図3および図4を参
照して説明する。図示の実施形態における送風ダクト5
は、適宜の合成樹脂によって直方体状に形成されてお
り、側壁51、52と、上壁53と、底壁54と、上記
側壁51と上壁53とを接続する傾斜壁55とからなっ
ている。送風ダクト5を形成する一側壁51には、上記
用紙積載手段2の用紙載置板22に積載された用紙Pの
上部に空気を噴出する複数個の浮揚ノズル511が設け
れてる。この複数個の浮揚ノズル511は、上下方向に
長く形成され、側壁51の長手方向に所定の間隔をおい
て設けられている。また、送風ダクト5を形成する上記
傾斜壁55には、上記吸引給送手段3の下面に向けて空
気を噴出する複数個の分離ノズル551が形成されてい
る。この分離ノズル551は、側壁51の長手方向にに
長く形成されている。
【0020】図示の実施形態における送風ダクト5は、
他端を閉塞する端壁56を備えている。端壁56は、図
4に示すように上記側壁51、52、上壁53、底壁5
4および傾斜壁55の内周面に対応する外周面を有する
嵌合凸部561を備えており、該嵌合凸部561を送風
ダクト5の他端に嵌合し、接着剤等の固着手段によって
送風ダクト5に装着される。この端壁56には、扇形に
形成された空気逃がし穴562が設けられている。図示
の実施形態においては、上記空気逃がし穴562の開口
面積を変更する逃がし穴シャッター機構57を具備して
いる。この逃がし穴シャッター機構57は、端壁56に
回動可能に支持され一端部が内側に突出し他端部が外側
に突出するシャッター軸571と、該シャッター軸57
1の一端部に取り付けられ端壁56の内面に沿って配設
されシャッター板572と、シャッター軸571の一端
に装着されたシャッター板572の抜け止め用スナップ
リング573と、シャッター軸571の他端部に取り付
けられシャッター軸571を回動するために操作ツマミ
574と、該操作ツマミ574と端壁56の外面との間
に配設され操作ツマミ574を常に図4において左方に
移動すべく付勢するコイルばね575とからなってい
る。シャッター板572は、図示の実施形態においては
上記空気逃がし穴562より大きい形状の扇形に形成さ
れ、操作ツマミ574によってシャッター軸571を中
心として回動することにより上記空気逃がし穴562の
開口面積を変更する。このシャッター板572は、上記
コイルばね575によって端壁56の内面に所定の押圧
力をもって接触されており、その摩擦力によって任意の
回動位置に維持される。このように構成された逃がし穴
シャッター機構57によって空気逃がし穴562の開口
面積を小さくすると、空気逃がし穴562から排出され
る空気量が減少して浮揚ノズル511および分離ノズル
551から噴出される空気の風速、即ち上記用紙に作用
する風の強さが増加する。一方、空気逃がし穴562の
開口面積を大きくすると、空気逃がし穴562から排出
される空気量が増加して浮揚ノズル511および分離ノ
ズル551から噴出される空気の風速、即ち上記用紙に
作用する風の強さがが減少する。
【0021】図1に戻って説明すると、上記吸引給送手
段3の用紙搬送方向下流側には、一対の案内板10およ
び搬送ローラ対11が配設されている。
【0022】図示の実施形態における給紙装置は以上の
ように構成されており、以下その作用について説明す
る。用紙積載手段2の用紙載置板22に複数枚の用紙P
がセットされ、枠体21の所定位置に位置付けられる
と、これを検知して図示しない載置板昇降機構が作動せ
しめられて用紙載置板21を上昇せしめる。そして、用
紙載置板22に積載された用紙Pの高さ位置がP1まで
達すると、上述したようにフォトセンサ235がON信
号を出力し、図1に示す状態で載置板昇降機構の作動が
停止される。
【0023】図1に示す状態で給紙信号が発せられる
と、図示しない制御手段は空気吹き付け手段4の電動モ
ータ7および吸引給送手段3の電動モータ37を駆動せ
しめる。空気吹き付け手段4の電動モータ7が駆動する
と、送風ファン6が作動して送風ダクト5に送風され、
浮揚ノズル511および分離ノズル551から空気が噴
出される。浮揚ノズル511から噴出された空気は、用
紙載置板22に積載された用紙Pの上部に吹き付けら
れ、上位数枚の用紙が浮揚される。このとき、逃がし穴
シャッター機構57の操作ツマミ574を回動してシャ
ッター板572を作動し、空気逃がし穴562の開口面
積を変更することにより、浮揚ノズル511および分離
ノズル551から噴出される空気の風速を調整すること
ができる。即ち、重量の重い厚紙の用紙を使用する場合
は、空気逃がし穴562の開口面積を小さくし、浮揚ノ
ズル511および分離ノズル551から噴出される空気
の風速を増加することにより、浮揚ノズル511から噴
出する空気によって用紙を所要の通り浮き上げることが
できるとともに、分離ノズル551から噴出する空気に
よって最上位の用紙と2枚目以下の用紙を確実に分離す
ることができる。一方、重量の軽い薄紙の用紙を使用す
る場合は、空気逃がし穴562の開口面積を大きくし、
浮揚ノズル511および分離ノズル551から噴出され
る空気の風速を減少することにより、用紙が浮き上がり
すぎ即ち多数枚の用紙の浮き上がりを防止することがで
きる。
【0024】また、電動モータ37が駆動すると、吸引
給送手段3の吸引ファン38が作動して吸引ダクト3
3、吸引口332aおよび搬送ベルト34に設けられた
穴34aを通して空気を吸引する。この結果、搬送ベル
ト34の下側が真空状態になるので、上述したように浮
揚された最上位の用紙が搬送ベルト34の下面に吸い付
けられる。このとき、上から2枚目の用紙が最上位の用
紙に付いている場合には、上記分離ノズル511から噴
出された空気が最上位の用紙と2枚目の用紙との間に侵
入して、最上位の用紙と2枚目以下の用紙を分離する。
一方、吸引給送手段3の駆動ローラ31が矢印310で
示す方向に回転駆動され搬送ベルト34が矢印30で示
す方向に作動せしめられているので、搬送ベルト34に
吸着された最上位の用紙は矢印30で示す用紙搬送方向
に給送される。このようにして、吸引給送手段3によっ
て給送された用紙は、搬送ローラ対11を介して画像形
成部に搬送される。
【0025】次に、空気吹き付け手段4の他の実施形態
について、図5乃至図7を参照して説明する。なお、上
記図3および図4に示す実施形態における各部材と同一
部材には同一符号を付して、その説明を省略する。図5
乃至図7に示す実施形態においては、送風ダクト5を形
成する一側壁51に設けられた複数個の浮揚ノズル51
1aは、上記図3および図4に示す実施形態の浮揚ノズ
ル511より幅方向寸法が大きく形成されている。ま
た、送風ダクト5を形成する傾斜壁55に設けられた複
数個の分離ノズル551aも、上記図3および図4に示
す実施形態の分離ノズル551より長手方向寸法が大き
く形成されている。なお、図5乃至図7に示す実施形態
においては、送風ダクト5の他端を閉塞する端壁56は
空気逃がし穴を備えていない。
【0026】図5乃至図7に示す実施形態においては、
上記浮揚ノズル511aおよび分離ノズル551aの開
口面積を変更するノズルシャッター機構58を具備して
いる。ノズルシャッター機構58は、送風ダクト5を形
成する一側壁51、上壁53および傾斜壁55の外周面
に沿って形成された縦壁581と、横壁582および傾
斜壁583を有する略L字状のシャッター板580を備
えている。このシャッター板580は、適宜の合成樹脂
によって形成されており、縦壁581に上記浮揚ノズル
511aより幅方向寸法が大きい複数個の第1の開口5
81aが設けられているとともに、傾斜壁583に上記
分離ノズル512aより長手方向寸法が大きい大きい複
数個の第2の開口583aが設けられている。また、シ
ャッター板580の一端にはラック584が取り付けら
れており、このラック584はシャッター板580と一
体成形されている。このように構成されたシャッター板
580は、図7に示すように縦壁581の下端部を上記
送風ダクト5を形成する一側壁51に設けられた案内溝
511bに嵌合するとともに、横壁582の図7におい
て右端部を上記送風ダクト5を形成する上壁53に設け
られた案内溝531bに嵌合することにより、送風ダク
ト5の長手方向に摺動可能に装着される。
【0027】このように送風ダクト5に摺動可能に装着
されたシャッター板580に取り付けられた上記ラック
584には、ピニオンギヤ585が噛合係合している。
このピニオンギヤ585は、送風ダクト5に取り付けら
れたブラケット586に回転可能に支持された回動軸5
87の一端部に装着されている。回動軸587の他端部
には操作ツマミ588が装着されている。この操作ツマ
ミ588を作動しピニオンギヤ585を回動することに
より、該ピニオンギヤ585と噛合係合するラック58
4を取付けたシャッター板580が送風ダクト5の長手
方向に移動せしめられる。シャッター板580が図5の
位置に位置付けられると、浮揚ノズル511aおよび分
離ノズル551aと第1の開口581aおよび第2の開
口583aとの重合量が少なく、浮揚ノズル511aお
よび分離ノズル551aの開口面積は小さい。一方、シ
ャッター板580が図6の位置に位置付けられると、浮
揚ノズル511aおよび分離ノズル551aと第1の開
口581aおよび第2の開口583aとの重合量が大き
く、浮揚ノズル511aおよび分離ノズル551aの開
口面積は大きくなる。浮揚ノズル511aおよび分離ノ
ズル551aの開口面積が小さいと浮揚ノズル511a
および分離ノズル551aから噴出される空気の風速は
増加し、浮揚ノズル511aおよび分離ノズル551a
の開口面積が大きいと浮揚ノズル511aおよび分離ノ
ズル551aから噴出される空気の風速は減少する。従
って、重量の重い厚紙の用紙を使用する場合は浮揚ノズ
ル511aおよび分離ノズル551aの開口面積を小さ
くし、重量の軽い厚紙の用紙を使用する場合は浮揚ノズ
ル511aおよび分離ノズル551aの開口面積を大き
くすることにより、用紙の浮揚および分離を適正にする
ことができる。
【0028】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能で
ある。例えば、上記各実施形態においては上記シャッタ
ー板572およびシャッター板580を手動によって作
動する例を示したが、ステップモータ等によって作動す
るように構成し、使用する紙質によって自動的にステッ
プモータを駆動するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明による給紙装置は以上のように構
成されているので、以下の作用効果を奏する。
【0030】即ち、本発明によれば、給紙装置の空気吹
き付け手段を構成する送風ダクトは、用紙積載手段に積
載された用紙の前端上部に向けて空気を噴出する複数個
の浮揚ノズルと、空気逃がし穴と、該空気逃がし穴の開
口面積を変更する逃がし穴シャッター機構を備えている
ので、空気逃がし穴の開口面積を変更することにより浮
揚ノズルから噴出す空気の風速を調整することができ
る。従って、重量の重い厚紙の用紙を使用する場合は、
空気逃がし穴の開口面積を小さくし、浮揚ノズルから噴
出される空気の風速を増加することにより、用紙を所要
の通り浮き上げることができる。一方、重量の軽い薄紙
の用紙を使用する場合は、空気逃がし穴の開口面積を大
きくし、浮揚ノズルから噴出される空気の風速を減少す
ることにより、用紙が浮き上がりすぎ即ち多数枚の用紙
の浮き上がりを防止することができる。
【0031】また、本発明によれば、給紙装置の空気吹
き付け手段を構成する送風ダクトは、用紙積載手段に積
載された用紙の前端上部に向けて空気を噴出する複数個
の浮揚ノズルと、該複数個の浮揚ノズルの開口面積を変
更するノズルシャッター機構を備えているので、浮揚ノ
ズルの開口面積を変更することにより浮揚ノズルから噴
出す空気の風速を調整することができる。従って、重量
の重い厚紙の用紙を使用する場合は浮揚ノズルの開口面
積を小さくして浮揚ノズルから噴出す空気の風速を増加
せしめ、重量の軽い厚紙の用紙を使用する場合は浮揚ノ
ズルの開口面積を大きくして浮揚ノズルから噴出される
空気の風速を減少せしめることにより、用紙の浮揚を適
正にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された給紙装置の概略構成
断面図。
【図2】図1に示す給紙装置を構成する吸引給送手段の
平面図。
【図3】図1に示す給紙装置を構成する空気吹き付け手
段の一実施形態を示す斜視図。
【図4】図3に示す空気吹き付け手段の送風ダクトの要
部断面図。
【図5】本発明に従って構成された空気吹き付け手段の
他の実施形態を示すもので、第1の作動状態を示す正面
図。
【図6】図5に示す空気吹き付け手段の第2の作動状態
を示す正面図。
【図7】図5に示す空気吹き付け手段のAーA線断面
図。
【符号の説明】
2:用紙積載手段 21:枠体 22:用紙載置板 23:用紙後端押さえ兼用紙高さ検出手段 231:取付け板 232:ブラケット 233:押圧棒 234:コイルばね 235:フォトセンサ 236:遮光板 3:吸引給送手段 31:駆動ローラ 32:従動ローラ 33:吸引ダクト 34:搬送ベルト34 35:支持板 36:支持板 37:電動モータ 38:吸引ファン 4:空気吹き付け手段 5:送風ダクト 51、52:送風ダクトの側壁 511:浮揚ノズル 53:送風ダクトの上壁 54:送風ダクトの底壁 55:送風ダクトの傾斜壁 551:分離ノズル 56:送風ダクトの端壁 562:空気逃がし穴 57:逃がし穴シャッター機構 571:シャッター軸 572:シャッター板 574:操作ツマミ 58:ノズルシャッター機構 580:シャッター板 581:シャッター板の縦壁 582:シャッター板の横壁 583:シャッター板の傾斜壁 584:ラック 585:ピニオンギヤ 587:回動軸 588:操作ツマミ 6:送風ファン 7:電動モータ 8:接続ダクト 10:案内板 11:搬送ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合田 光弘 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 山本 清典 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HB04 HD16 JB05 JB24 JB27 JB28 JD03 JD28 JD33 LA04 LA15 LC08 LC19 LD12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載する用紙積載手段と、 該用紙積載手段の上方に配設され用紙搬送方向に間隔を
    おいて互いに平行に配設された駆動ローラおよび従動ロ
    ーラと、該駆動ローラと従動ローラとの間に配設され吸
    引口を備えた吸引ダクトと、該駆動ローラと従動ローラ
    および該吸引ダクトを捲回して配設され複数個の穴を備
    えた搬送ベルトとを有する吸引給送手段と、 該用紙積載手段の下方に用紙搬送方向に直交する方向に
    延設され、該用紙積載手段に積載された用紙の前端上部
    に空気を噴出する送風ダクトと、該送風ダクトの一端に
    接続した送風ファンとを有する空気吹き付け手段と、を
    具備する給紙装置において、 該送風ダクトは、該用紙積載手段に積載された用紙の前
    端上部に向けて空気を噴出する複数個の浮揚ノズルと、
    空気逃がし穴と、該空気逃がし穴の開口面積を変更する
    逃がし穴シャッター機構を備えている、 ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 浮揚ノズルは送風ダクトを構成する側壁
    に設けられられており、該空気逃がし穴は送風ダクトを
    構成する端壁に設けられている、請求項1記載の給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 該送風ダクトは、該吸引分離給送手段の
    下面に向けて空気を噴出する複数個の分離ノズルを備え
    ている、請求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 用紙を積載する用紙積載手段と、 該用紙積載手段の上方に配設され用紙搬送方向に間隔を
    おいて互いに平行に配設された駆動ローラおよび従動ロ
    ーラと、該駆動ローラと従動ローラとの間に配設され吸
    引口を備えた吸引ダクトと、該駆動ローラと従動ローラ
    および該吸引ダクトを捲回して配設され複数個の穴を備
    えた搬送ベルトとを有する吸引給送手段と、 該用紙積載手段の下方に用紙搬送方向に直交する方向に
    延設され、該用紙積載手段に積載された用紙の前端上部
    に空気を噴出する送風ダクトと、該送風ダクトの一端に
    接続した送風ファンとを有する空気吹き付け手段と、を
    具備する給紙装置において、 該送風ダクトは、該用紙積載手段に積載された用紙の前
    端上部に向けて空気を噴出する複数個の浮揚ノズルと、
    該複数個の浮揚ノズルの開口面積を変更するノズルシャ
    ッター機構を備えている、 ことを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 該送風ダクトは該吸引分離給送手段の下
    面に向けて空気を噴出する複数個の分離ノズルを備えて
    おり、該ノズルシャッター機構は該分離ノズルの開口面
    積も変更する、請求項4記載の給紙装置。
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