JP2002302327A - 記録材積載装置及び記録材処理装置 - Google Patents

記録材積載装置及び記録材処理装置

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JP2002302327A
JP2002302327A JP2001102557A JP2001102557A JP2002302327A JP 2002302327 A JP2002302327 A JP 2002302327A JP 2001102557 A JP2001102557 A JP 2001102557A JP 2001102557 A JP2001102557 A JP 2001102557A JP 2002302327 A JP2002302327 A JP 2002302327A
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discharge tray
discharge
tray
press
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Application number
JP2001102557A
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English (en)
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Masaaki Maruta
正晃 丸田
Masahiko Miyazaki
昌彦 宮崎
Takashi Furuya
隆志 古谷
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出トレイ上の記録材が、次に排出トレイ上
に排出される記録材によって排出トレイから押し出され
るのを防止する。 【解決手段】 記録材押さえ63のホームポジションを
排出トレイ52上の記録材Pを押さえる位置とし、記録
材押さえ63が常時ホームポジションで記録材Pを押さ
えることができるように、排出トレイ52を昇降させ
て、排出トレイ52の高さ位置を調整する。また、記録
材Pは、その端部側の少なくと2箇所が記録材押さえ6
3で排出トレイ52に押さえ付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降可能な排出
トレイ上にシート状の記録材(例えば、シート状のプリ
ント用紙やプラスチックシート等)を積載する記録材積
載装置、及びこの記録材積載装置を備えた記録材処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像形成装置の記録材排出側に
接続される記録材処理装置は、画像形成装置から排出さ
れた画像形成済みのシート状の記録材にステープル処理
等の後処理を施すか、又は記録材に後処理を施すことな
く、記録材を記録材積載装置の排出トレイ上に排出して
積載するようになっている。
【0003】このような記録材積載装置の排出トレイ
は、多量の記録材を積載するため、記録材処理装置の装
置本体に対して昇降可能に取り付けられており、記録材
積載面(排出トレイの上面)又は記録材積載面上に積載
された記録材の上面が常時一定の高さ位置にあるように
昇降制御されている。
【0004】すなわち、この排出トレイは、記録材積載
面に記録材が積載されると、その記録材の上面位置をセ
ンサで検知して、記録材積載面に既に積載された記録材
の上面が次の記録材を積載するのに望ましい高さになる
ように、装置本体に沿って降下させられるようになって
いる。なお、このような昇降可能な排出トレイは、記録
材の排出待機時であって、記録材積載面上に記録材が存
在しない場合、記録材積載面が記録材を積載するのに望
ましい高さ位置(ホームポジション)に保持されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排出トレイ上
に排出された記録材がカールしていると、次に排出トレ
イに排出される記録材の先端が既に排出トレイ上に積載
された記録材のカールした部分に引っかかり、排出トレ
イ上の記録材が次に排出される記録材によって排出トレ
イ上から押し出されるという不具合を生じる虞がある。
【0006】そこで、本発明は、このような不具合が生
じる虞のない記録材積載装置及びこの記録材積載装置を
備えた記録材処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る記
録材積載装置は、装置本体に昇降可能に取り付けられ
て、装置本体の排出ローラ対から排出された記録材を積
載する排出トレイと、この排出トレイを昇降させる昇降
手段と、前記排出トレイの高さ位置を検知するトレイ位
置検知手段と、前記排出トレイへの記録材の排出を検知
する記録材検知手段と、前記装置本体側に取り付けられ
て、前記排出トレイ上の記録材の端部側を前記排出トレ
イに押し付けて保持する記録材押さえと、この記録材押
さえを駆動する記録材押さえ駆動手段と、前記記録材押
さえの作動限界位置を検知する押さえ位置検知手段と、
前記記録材検知手段からの検知信号に基づいて前記記録
材押さえの作動を制御すると共に、前記トレイ位置検知
手段及び前記押さえ位置検知手段からの検知信号に基づ
いて前記排出トレイの昇降を制御する制御手段と、を備
えている。そして、前記記録材押さえが、前記排出トレ
イ上の記録材の端部側を少なくとも2箇所の押圧部分で
押さえるようになっている。また、本発明の記録材積載
装置は、前記記録材押さえが前記排出トレイ上の記録材
を押さえた状態を前記記録材押さえのホームポジション
とし、前記記録材検知手段が記録材の排出を検知した後
の所定時間だけ前記記録材押さえを退避位置に退避させ
るようになっている。
【0008】請求項2の発明に係る記録材処理装置は、
画像形成装置から排出された記録材に所望の処理を施す
処理手段と、上述の請求項1に係る発明の記録材積載装
置と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0010】(記録材処理装置)図1は、本発明の実施
の形態に係る記録材処理装置1を示すものである。この
図1に示す記録材処理装置1は、画像形成装置としての
複写機2の記録材排出側に接続され、複写機2の排出ロ
ーラ対3から排出された記録材(シート状の紙,プラス
チックフィルム等)を内部に導入して、記録材にファイ
リング用の孔明けを施したり、また、記録材の束にステ
ープル処理を施すようになっている。
【0011】この記録材処理装置1は、ほぼ直方体形状
のハウジング4を備えており、その複写機2側の排出ロ
ーラ対3に対向する部分に記録材搬入口5が形成されて
いる。そして、この記録材搬入口5に隣接する位置に
は、記録材にファイリング用の孔明けを施すパンチ処理
手段6が配置されている。
【0012】パンチ処理手段6は、複写機2側の排出ロ
ーラ対3によって記録材搬入口5からハウジング4の内
部に送り込まれた記録材を上下の案内部材7a,7bの
間に導くようになっている。そして、このパンチ処理手
段6は、上下の案内部材7a,7bの間に位置する記録
材の先端位置を図示しないストッパで一時的に止めて位
置決めし、孔明け用のパンチ8を下の案内部材7bのパ
ンチ受け孔(図示せず)に係合するように上下動させ、
記録材の先端側に孔を明ける。次いで、このパンチ処理
手段6は、図示しないストッパを退避させる。その結
果、記録材は、複写機2側の排出ローラ対3によってカ
ール取り装置10に送り込まれる。なお、このパンチ処
理手段6による孔明け作業時間は、ストッパと複写機2
側の排出ローラ対3間の記録材が僅かに湾曲する程度の
極短時間である。したがって、記録材の搬送上において
不具合が生じるようなことがない。
【0013】カール取り装置10は、二組のカール取り
ローラ対11,12からなっている。この二組のカール
取りローラ対の一方と他方で全く逆の方向のカール取り
を行うようになっている。
【0014】カール取り装置10から送り出された記録
材は、搬送ローラ対13によって第1記録材搬送路14
又は第2記録材搬送路15へ送られる。ここで、第1記
録材搬送路14と第2記録材搬送路15は、分岐爪16
により切り換えられるようになっている。すなわち、分
岐爪16が第2記録材搬送路15を閉じ且つ第1記録材
搬送路14を開くと(分岐爪16が図1の点線位置まで
移動すると)、搬送ローラ対13から送り出された記録
材が分岐爪16及び第1記録材搬送路14に案内されて
ノンソート用排出ローラ対17のニップ部まで搬送され
る。そして、記録材は、ノンソート用排出ローラ対17
によってノンソート用排出トレイ18に排出される。ま
た、分岐爪16が第1記録材搬送路14を閉じ且つ第2
記録材搬送路15を開くと(分岐爪16が図1の実線位
置にあるときは)、搬送ローラ対13から送り出された
記録材が分岐爪16及び第2記録材搬送路15に案内さ
れて中間トレイ20側へ搬送される。
【0015】第2記録材搬送路15を移動する記録材
は、サイズによって中間トレイ20の記録材受け台21
上に案内される経路が異なる。すなわち、中間トレイ2
0は、第1〜第4サイズまでの4タイプの記録材に対応
するように、第2記録材搬送路15に沿って第1〜第4
までの4つの記録材搬入手段22〜25が順次配置され
ている。
【0016】第1〜第3の記録材搬入手段22〜24
は、搬入ローラ対26〜28と、その搬入ローラ対26
〜28の記録材搬送方向下流側に位置する可動案内部材
(可動部材)30〜32とからなっている。例えば、第
1の記録材搬入手段22は、第1サイズの記録材が第2
記録材搬送路15を搬送されてくると、可動案内部材2
6が図1の点線位置まで移動して第2記録材搬送路15
を閉じ、搬入ローラ対26によって搬送される記録材を
記録材受け台21へ案内する。そして、第1の記録材搬
入手段22の可動案内部材30は、記録材が搬入ローラ
対26のニップから離れたタイミングで図1の点線位置
まで移動し、搬入ローラ対26の極近傍で記録材の後端
を叩き、記録材を記録材受け台21上へ確実に押し込む
ようになっている。このようにすれば、記録材がカール
していても、そのカールした記録材の後端が搬入ローラ
対26に引っかかるのを防止できるため、従来例のよう
なジャムが発生しにくくなる。なお、第2と第3の記録
材搬入手段23,24は、上述の第1の記録材搬入手段
22と同様の構成であり、それぞれに対応するサイズの
記録材に対して上述の第1の記録材搬入手段22と同様
に作用する。
【0017】第4の記録材搬入手段25は、搬入ローラ
対33と、第2記録材搬送路15の下流端に位置する静
止案内部34と、搬入ローラ対33の記録材搬送方向下
流側に位置する叩き部材(可動部材)35とからなって
いる。叩き部材35は、ハウジング4に取り付けられた
支軸36で揺動できるように支持されており、第4サイ
ズの記録材が搬入ローラ対33のニップから離れたタイ
ミングで図1に示す実線位置から点線位置まで揺動し
て、記録材の後端を叩くようになっている。これによ
り、第4の記録材搬入手段25は、第4サイズの記録材
がカールしていても、上述の第1の記録材搬入手段22
と同様にジャムの発生を防止できる。
【0018】上述の第1〜第4の記録材搬入手段22〜
25のいずれかによって記録材受け台21上に送り込ま
れた記録材は、押さえコロ37によって浮き上がりを押
さえられるとともに、押さえコロ37によって図1の下
方へ更に送り込まれるようになっている。そして、この
押さえコロ37は、記録材の先端が記録材受け台21の
下端部に位置する受け止め部材38に当接するタイミン
グで回転が停止するようになっている。その結果、記録
材受け台21上に搬入された記録材は、その先端がホー
ムポジションにある受け止め部材38によって位置決め
され、搬入移動が停止させられる。
【0019】記録材受け台21の受け止め部材38は、
記録材の先端(図2における記録材Pの下端)を受け止
めるとともに、所定枚数の記録材をスタックできるよう
に構成されている。そして、この受け止め部材38に
は、フィルム状のプラスチックで形成された押さえ部材
40が取り付けられており、この押さえ部材40の弾性
力によってスタックされた記録材の先端側上面の浮き上
がりが押さえられる。
【0020】記録材受け台21上に所定枚数の記録材が
スタックされると、整合手段41の幅寄せ機構42によ
って幅寄せ板43が作動させられて、記録材の幅方向
(図1の紙面に垂直な方向)の整合が行われる。
【0021】そして、この整合手段41による記録材の
束の整合作業が終了すると、ステイプラー(記録材処理
手段)44が作動させられ、記録材の束の先端側にステ
イプル処理が施される。なお、上述の整合手段41によ
る記録材の束の整合作業のみを行い、ステイプル処理を
行わない場合もある。
【0022】ステイプル処理が施された記録材の束又は
整合作業のみが行われた記録材の束は、記録材移動手段
45によってソート用排出ローラ対46のニップ部まで
搬送される。すなわち、記録材移動手段45は、駆動プ
ーリ47が回転駆動されると、駆動プーリ47と従動プ
ーリ48に巻き掛けられた無端ベルト50が反時計回り
方向に回転駆動させられ、無端ベルト50と一体の受け
止め部材38が図1のホームポジションから記録材受け
台21の表面に沿って移動させられて、記録材の束を記
録材受け台21の表面に沿って図1の上方へ持ち上げ、
その記録材の束の先端部をソート用記録材排出路51を
通してソート用排出ローラ対46のニップ部まで搬送す
るようになっている。
【0023】そして、記録材の束は、ソート用排出ロー
ラ対46によって記録材積載装置60のソート用の排出
トレイ52上に排出される。排出トレイ52は、後に詳
述するように、その上面位置(記録材積載面の位置)が
トレイ位置検知センサ(トレイ位置検知手段)53によ
り検知され、その上面位置が記録材の束を積載するのに
最適な高さ位置になるように作動制御される。
【0024】なお、この記録材処理装置1は、記録材に
ステープル処理等を施す時間や、記録材の束を排出トレ
イ52に排出する時間等を考慮し、記録材の搬送速度
(搬送ローラ対13や搬入ローラ対26〜28,33等
の回転速度)が決定されている。
【0025】(記録材積載装置)本実施の形態に係る記
録材積載装置60は、図1〜図3及び図5に示すよう
に、装置本体としてのハウジング4に昇降可能に取り付
けられるソート用の排出トレイ52と、この排出トレイ
52を昇降させる昇降手段61と、排出トレイ52の高
さ位置を検出するトレイ位置検知センサ(トレイ位置検
知手段)53と、排出トレイ52への記録材の排出を検
知する記録材検知センサ(記録材検知手段)62と、排
出トレイ52上の記録材の端部側を押さえる記録材押さ
え63と、この記録材押さえ63の下限位置を検知する
押さえ位置検知センサ(押さえ位置検知手段)64と、
記録材押さえ63を駆動するソレノイド機構(記録材押
さえ駆動手段)65と、上述の各センサ53,62,6
4からの検知信号に基づいて昇降手段61及びソレノイ
ド機構65を作動制御するCPU(制御手段)66と、
を備えている。
【0026】ソート用の排出トレイ52は、図1及び図
2に示すように、その基端部(ハウジング4側の端部)
がソート用排出ローラ対46の下方に位置し、その上面
(記録材積載面)52aがハウジング4側から左斜め上
方へ向かって傾斜しており、排出された記録材Pが重力
で下端部まで滑り落ちるようになっている。そして、こ
の排出トレイ52は、図示しないハウジング4側のガイ
ドレールに沿って昇降できるようになっており、その基
端部が昇降手段61に連繋されている。このような排出
トレイ52は、その上面52aに記録材Pが積載されて
いない場合、その上面52a位置がトレイ位置検知セン
サ53によって検知され、初期位置(ホームポジショ
ン)に保持されている。
【0027】昇降手段61は、図1に示すように、正逆
両回転のモータ67と、駆動プーリ68及び従動プーリ
69と、これら駆動プーリ68と従動プーリ69に巻き
掛けられたベルト70と、を備えている。そして、この
昇降手段61は、モータ67の回転が図示しないギヤ等
を介して駆動プーリ68に伝達され、駆動プーリ68に
よってベルト70を駆動することにより、ベルト70に
接続された排出トレイ52を昇降させるようになってい
る。
【0028】記録材押さえ63は、図1〜図3に示すよ
うに、ハウジング4側に回動可能に支持された軸72に
等間隔で3個固定されており、軸72と一体に回動する
ようになっている。この記録材押さえ63は、図3に示
す形状が略L字形状であり、排出トレイ52上の記録材
Pを押さえた姿勢の状態において、トレイ位置検知セン
サ53を遮ることがないように工夫されている。そし
て、この記録材押さえ63の先端には摩擦係数の大きな
ゴム73が固定されており、このゴム73が記録材Pを
排出トレイ52に押し付ける記録材押さえ63の押圧部
分として機能する。
【0029】ソレノイド機構65は、図2及び図3に示
すように、記録材押さえ63を支持する軸72の端部に
固定された操作レバー74と、この操作レバー74の端
部にその一端が引っかけられた引っ張りばね75と、こ
の引っ張りばね75の他端にプランジャー76を介して
連繋されたソレノイド77と、記録材押さえ63を常時
退避位置(図2の点線位置)側へ付勢するために軸72
に取り付けられた戻しばね78と、を備えている。この
ソレノイド機構65は、ソレノイド77によって引っ張
りばね75のばね力を開放し、記録材押さえ63を図2
の実線位置(ホームポジション)から図2の点線位置
(退避位置)まで戻しばね78のばね力で移動させる。
また、ソレノイド機構65は、ソレノイド77によって
引っ張りばね75を引っ張り、記録材押さえ63を戻し
ばね78のばね力に抗して図2の実線位置まで移動さ
せ、記録材押さえ63のゴム73を引っ張りばね75の
ばね力で排出トレイ52上の記録材Pに押し付ける。こ
こで、操作レバー74には、記録材押さえ63の作動限
界位置を検知するための略矩形形状の検知プレート80
が一体形成されている。なお、戻しばね78は、軸72
に巻かれており、その一端が軸72に固定されたブロッ
ク81に引っかけられ、その他端が記録材押さえ63に
引っかけられている。
【0030】トレイ位置検知センサ53は、図1及び図
2に示すように、ハウジング4に取り付けられており、
排出トレイ52上に記録材Pが積載されていない場合に
排出トレイ52の基端部の上面52a位置を検知し、排
出トレイ52上に記録材Pが積載されている場合に最上
位の記録材Pの上面位置を検知するようになっている。
【0031】記録材検知センサ62は、図1及び図2に
示すように、ソート用記録材排出路51に配置され、記
録材が通過したことを検知するようになっている。な
お、この検知信号がCPU66に入力されることによ
り、記録材Pが排出トレイ52に排出されたと判断され
る。
【0032】押さえ位置検知センサ64は、図2及び図
3に示すように、対向するように間隔をあけて配置され
た発光素子64aと受光素子64bとを備えており、記
録材押さえ63が作動限界位置にある場合に、検知プレ
ート80が発光素子64aからの光を遮るように配置さ
れている。
【0033】(記録材積載装置の作動制御状態)図4
は、CPU(制御手段)66による記録材積載装置60
の作動制御状態を示すフローチャート図である。
【0034】この図4に示すように、記録材がソート用
記録材排出路51を搬送されると記録材検知センサ62
がONする(ステップS1)。
【0035】記録材検知センサ62がONした後、所定
時間(t1)経過すると、記録材は、ソート用排出ロー
ラ対46によって排出トレイ52上に排出される(ステ
ップS2)。ここで、t1は、記録材処理装置1内の記
録材搬送速度、記録材検知センサ62からソート用排出
ローラ対46までの距離及び記録材サイズ等に基づいて
算出された時間であり、記録材が記録材検知センサ62
をONさせてからソート用排出ローラ対46のニップ部
から離れるまでの時間である。すなわち、記録材押さえ
63は、記録材がソート用排出ローラ対46のニップ部
から離れるまで、排出トレイ52上に積載された記録材
Pを排出トレイ52に押し付けて保持しているため、排
出トレイ52上の記録材Pがソート用排出ローラ対46
から排出される記録材で排出トレイ52上から押し出さ
れるようなことがない。
【0036】この記録材がソート用排出ローラ対46の
ニップから離れるタイミングでソレノイド77がOFF
し、記録材押さえ63を退避位置に退避させる(ステッ
プS3)。この際、記録材Pは、排出トレイ52の上面
52aを重力で滑り落ちる。
【0037】次いで、モータ67が駆動され、排出トレ
イ52が下降させられる(ステップS4)。
【0038】排出トレイ52が下降することにより、排
出トレイ52上に排出された記録材Pの上面がトレイ位
置検知センサ53で検知されると、その検知信号がCP
U66に入力され、モータ67が停止させられ、排出ト
レイ52が停止する(ステップS5〜S6)。
【0039】記録材検知センサ62が記録材を検知した
後、所定時間(t2)経過すると、再びソレノイド77
がONして、記録材押さえ63が排出トレイ52上の記
録材Pを押さえる(ステップS7〜S8)。ここで、所
定時間t2は、排出トレイ52の移動が終了するのに十
分な時間である。
【0040】次いで、押さえ位置検知センサ64がON
すると、排出トレイ52が下がりすぎていると判断さ
れ、モータ67が駆動されて、排出トレイ52が上昇さ
せられる(ステップS9〜S10)。この場合、記録材
Pがカールしていると、そのカールした記録材Pの上面
を押さえ位置検知センサ64が検知することになり、カ
ールしていない記録材Pの上面を押さえ位置検知センサ
64で検知する場合に比較して、記録材Pがカールした
分だけ排出トレイ52が下がりすぎることになる。した
がって、その下がりすぎた分だけ補正して、排出トレイ
52を上昇させる必要がある。
【0041】排出トレイ52が上昇し、記録材押さえ6
3の姿勢が補正されて、検知プレート80が押さえ位置
検知センサ64をOFFさせると、記録材押さえ63が
作動範囲内にあると判断され、モータ67を停止させ
て、排出トレイ52の位置を保持する(ステップS11
〜S12)。
【0042】次に、排出トレイ52上に排出された記録
材Pが所定部数に達した場合には記録材積載装置60
(記録材処理装置1)の作動が停止する。排出トレイ5
2上に排出された記録材Pが所定部数に達しない場合に
は更に記録材積載装置60(記録材処理装置1)が作動
を繰り返す(ステップS13)。
【0043】なお、ステップS9において、押さえ位置
検知センサ64がOFFしていれば、記録材押さえ63
が作動範囲内に位置し、排出トレイ52が適正な高さに
あると判断され、排出トレイ52上に排出された記録材
Pが所定部数であれば記録材積載装置60(記録材処理
装置1)の作動が停止し、排出トレイ52上に排出され
た記録材Pが所定部数に達していなければ、更に記録材
積載装置60(記録材処理装置1)の作動が繰り返され
る。また、ステープル処理を施すモードが選択された場
合は、カール等の問題が少ないため、記録材押さえ63
は作動されないように制御されている。
【0044】(本実施の形態の効果)以上のように、本
実施の形態は、排出トレイ52上にカールした記録材P
が排出され、そのカールした記録材Pの上面がトレイ位
置検知センサ53によって検知され、排出トレイ52が
必要以上に下がっても、記録材押さえ63の姿勢を押さ
え位置検知センサ64で検知して、排出トレイ52の高
さ位置を正しい位置に補正することができるため、記録
材押さえ63が所望の力で記録材Pを排出トレイ52に
押し付けて保持できる。したがって、本実施の形態の記
録材積載装置60及びこの記録材積載装置60を備えた
記録材処理装置1は、排出トレイ52上に積載された記
録材Pがカールしていても、次に排出トレイ52上に排
出される記録材によって排出トレイ52上にすでに積載
されている記録材Pが押し出されたり、記録材Pの束の
整合状態が乱れるようなことがない。
【0045】また、本実施の形態は、記録材押さえ63
が3個配置され、記録材Pの端部側の幅方向3箇所を記
録材押さえ63のゴム73で排出トレイ52へ押し付け
るようになっており、しかも記録材押さえ63のホーム
ポジションが記録材Pを押さえる位置であって退避位置
でないため、記録材Pを長時間強い力で排出トレイ52
に押し付けて保持できる。したがって、本実施の形態に
よれば、カールした記録材Pを多数積載した場合でも、
記録材押さえ63が記録材Pのカールを矯正した状態で
記録材Pの端部を保持できる。
【0046】なお、上述の実施の形態は、記録材積載装
置60を記録材処理装置1の主要部とする態様を例示し
ているが、記録材積載装置60を複写機,プリンタ等の
画像形成装置の記録材排出側に取り付けるようにしても
よい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明は、排出トレイ上
にカールした記録材が排出されても、排出トレイを正し
い高さ位置に昇降させて、少なくとも2個の記録材押さ
えの押圧部分で記録材の端部側を排出トレイに強く押し
付けることができ、しかも記録材押さえのホームポジシ
ョンが排出トレイ上の記録材を押さえた位置であり、次
の記録材が排出ローラ対から離れるまで排出トレイ上の
記録材を長時間押さえているため、排出トレイにカール
した多数枚の記録材の束が積載されている場合でも、記
録材押さえが排出トレイ上の記録材の束のカールを矯正
した状態で確実に保持できる。したがって、本発明によ
れば、排出トレイ上に積載された記録材が、次に排出ト
レイ上に排出される記録材によって排出トレイ上から押
し出されたり、整合状態が乱されるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録材処理装置の概略構成図である。
【図2】記録材積載装置の正面側から見た構成図であ
る。
【図3】記録材積載装置の側面側から見た(図2の左方
向から見た)構造図である。
【図4】記録材積載装置の作動制御状態を示すフローチ
ャート図である。
【図5】記録材積載装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1……記録材処理装置、53……トレイ位置検知センサ
(トレイ位置検知手段)、60……記録材積載装置、6
1……昇降手段、62……記録材検知センサ(記録材検
知手段)、63……記録材押さえ、64……押さえ位置
検知センサ(押さえ位置検知手段)、65……ソレノイ
ド機構(記録材押さえ駆動手段)、66……CPU(制
御手段)、73……ゴム(押圧部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 隆志 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H072 AA17 AA24 CA01 FB09 GA02 GA08 HA08 JA02 JA03 3F048 AA01 AB01 AB05 BA05 BB02 CB13 CB17 CC03 DA09 DC00 EB40 3F054 AA01 AA06 AB01 AC01 BA04 BB19 BD02 BG03 CA16 CA21 CA25 CA40 DA01 3F108 GA01 GB01 GB07 HA02 HA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に昇降可能に取り付けられて、
    装置本体の排出ローラ対から排出された記録材を積載す
    る排出トレイと、 この排出トレイを昇降させる昇降手段と、 前記排出トレイの高さ位置を検知するトレイ位置検知手
    段と、 前記排出トレイへの記録材の排出を検知する記録材検知
    手段と、 前記装置本体側に取り付けられて、前記排出トレイ上の
    記録材の端部側を前記排出トレイに押し付けて保持する
    記録材押さえと、 この記録材押さえを駆動する記録材押さえ駆動手段と、 前記記録材押さえの作動限界位置を検知する押さえ位置
    検知手段と、 前記記録材検知手段からの検知信号に基づいて前記記録
    材押さえの作動を制御すると共に、前記トレイ位置検知
    手段及び前記押さえ位置検知手段からの検知信号に基づ
    いて前記排出トレイの昇降を制御する制御手段と、を備
    え、 前記記録材押さえが、前記排出トレイ上の記録材の端部
    側を少なくとも2箇所の押圧部分で押さえ、 前記記録材押さえが前記排出トレイ上の記録材を押さえ
    た状態を前記記録材押さえのホームポジションとし、前
    記記録材検知手段が記録材の排出を検知した後の所定時
    間だけ前記記録材押さえを退避位置に退避させることを
    特徴とする記録材積載装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置から排出された記録材に所
    望の処理を施す処理手段と、前記請求項1に記載の記録
    材積載装置と、を備えたことを特徴とする記録材処理装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263100A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 用紙後処理装置
CN100567112C (zh) * 2005-01-05 2009-12-09 京瓷美达株式会社 纸后处理装置
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JP2013248815A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Brother Industries Ltd 記録装置
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