JPH096945A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH096945A
JPH096945A JP15433795A JP15433795A JPH096945A JP H096945 A JPH096945 A JP H096945A JP 15433795 A JP15433795 A JP 15433795A JP 15433795 A JP15433795 A JP 15433795A JP H096945 A JPH096945 A JP H096945A
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JP
Japan
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image
pixel
image sensor
pixels
scanning direction
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Application number
JP15433795A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Ikeda
英敏 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH096945A publication Critical patent/JPH096945A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本解像度に対し、ホストコンピュータ等に
より、読み取り解像度が基本解像度の1/2以下に設定
された場合には、従来の画像読み取り速度に比べて2倍
の読み取り速度(高速モード)を実現する画像読み取り
装置を提供することを目的とする。 【構成】 読み取り解像度が基本解像度の1/2以下に
設定された場合に、イメージセンサ11のすべての画素
に対してA/D変換し、隣接画素の平均値および補間値
を出力する通常モードに加えて、イメージセンサ11の
転送クロックを2倍にし、イメージセンサ11の偶数画
素または奇数画素のみを選択してA/D変換する高速モ
ードを兼ね備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージスキャナ、ある
いはファクシミリ装置や複写機等の画像読み取り装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年ワークステーションやパーソナルコ
ンピュータ等が高機能化され、画像の編集、電子ファイ
リングやOCR等による文字入力が高速に処理できるよ
うになった。これに伴い原稿画像を再現性良く簡易に入
力することができるイメージスキャナが普及してきてい
るが、更に画像入力の高解像度化,高速化が必要とされ
ている。
【0003】以下に、従来の画像読み取り装置について
図面を参照しながら説明する。図11は従来の画像読み
取り装置の概略を示す図である。図11において1は原
稿、2は原稿ガラスである。3aは原稿を走査して読み
とる第一キャリッジ、4は光源ランプ,5は原稿アパー
チャ,6は第一反射ミラーであり、それぞれ第一キャリ
ッジ3aに固定される。7aは第二キャリッジであり、
第二反射ミラー8と第三反射ミラー9はともに第二キャ
リッジ7aに固定されている。10はイメージを結像さ
せる結像レンズであり、11はイメージセンサである。
第一キャリッジ3aと第二キャリッジ7aは駆動モータ
(図示せず)により同時に移動させることができる。こ
こで、第二キャリッジ7aの移動距離は第一キャリッジ
3aの移動距離の半分となるように設定されており、常
に光路長が一定になる構成となっている。例えば、第一
キャリッジ3aが図11の右端位置の第一キャリッジ3
bに移動した場合、第二キャリッジ7aは第一キャリッ
ジ3aから第一キャリッジ3bの移動距離の半分に相当
する第二キャリッジ7bの位置に移動するので、第一キ
ャリッジ3a,第二キャリッジ7aを通る光路12aの
長さと第一キャリッジ3b,第二キャリッジ7bを通る
光路12bの長さは同じである。13は原稿の白色基準
となる白基準部材であり、画像読み取り装置本体に貼り
付けている。14は原稿1を密着させ、外光を遮る原稿
蓋である。
【0004】図12は、画像読み取り回路構成であり、
イメージセンサ11から得られるイメージ信号を増幅す
る増幅器15、A/D変換器16、シェーディング補正
部17、MTF補正や拡大・縮小処理などを行なう画像
処理部18、読み取りデータを一時的に蓄えるバッファ
メモリ19、外部機器とのデータの授受を行なうインタ
ーフェィス20、イメージセンサ11やA/D変換器1
6やシェーディング補正部17などの動作を制御するタ
イミング発生回路21、全電気回路の制御を行なうCP
U22、CPUの制御プログラムが格納されているCP
U用ROM23、CPU用RAM24から構成される。
【0005】図13はイメージセンサ11,増幅器1
5,A/D変換器16の従来構成を示す。図14は図1
3の動作タイミングを示す図である。
【0006】以上の様に構成された画像読み取り装置に
ついて、以下にその動作を図11、図12、図13、図
14を参照しながら説明する。
【0007】まず、外部ホスト(図示せず)より原稿の
読み取り命令が出されると、CPU22は光源ランプ4
を点灯すると共に駆動モータ(図示せず)を回転させ、
第一キャリッジ3aと第二キャリッジ7aの駆動を開始
し、白基準部材13の位置まで移動する。その位置に達
したことを検出するとCPU22はキャリッジを停止さ
せ、光源ランプ4を点灯させる。光源ランプ4の光束
は、白基準部材13に照射され、この反射光が光路12
bに示す様な方向に進み、結像レンズ10でイメージセ
ンサ11に結像し光電変換される。イメージセンサ11
の出力信号は増幅器15により増幅されてA/D変換器
16に入力される。A/D変換されたデータは、明補正
データとして保存される。白基準部材13の読み取りが
終了した後、CPU22は光源ランプ4を消灯し、暗出
力の読み取り動作を開始する。イメージセンサ11の出
力信号は増幅器15により増幅されてA/D変換器16
に入力される。A/D変換されたデータは、暗補正デー
タとして保存される。
【0008】明補正データと暗補正データが得られた
後、再び光源ランプ4を点灯し、キャリッジを一定速度
で駆動する。CPU22はキャリッジが原稿1の読み取
り開始点に達したことを検出すると、タイミング発生回
路21に動作指令を出して画像読み取り動作を開始す
る。原稿1の読み取り部分の反射像は上記説明と同様に
してイメージセンサ11に結像し、A/D変換器16に
てディジタルデータに変換される。この画像データは、
先に保存しておいた明補正データ、及び暗補正データを
基にシェーディング補正部17によりシェーディング歪
み補正及び暗出力補正が行なわれる。補正演算後のデー
タは、MTF補正や拡大・縮小処理などを行なう画像処
理部18、読み取りデータを一時的に蓄えるバッファメ
モリ19、インターフェィス20を通り、ホストコンピ
ュータ(図示せず)などに出力する。
【0009】図13は、イメージセンサ11からA/D
変換器16までの回路を少し詳しく記載した図である。
通常、図13に示すようにイメージセンサ11の蓄積電
荷を転送するアナログシフトレジスタは奇数番目の画素
と偶数番目の画素に別かれていて、セレクタ切換信号に
より交互にデータを出力し、信号を増幅し、A/D変換
を行う。この動作のタイミングを図14に示す。イメー
ジセンサ11の奇数番目の画素出力波形をA相波形,偶
数番目の画素出力波形をB相波形とする。ここで、A相
波形のS1で示す矢印の長さが長いほど画素の受けた光
量が大きかったことを表す。尚、簡単のため、S2以降
の画素に対しては矢印を省略する。セレクタ制御信号が
図14のように切り替わった場合、セレクタ出力信号
は、図のようになり、画素の順番どおりの信号が得ら
れ、これを順次A/DクロックにあわせてA/D変換を
行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで例として、この
イメージセンサの基本解像度を600dpiとし、この
基本解像度に対しホストコンピュータ等から300dp
iで画像の読み取りを指定されて動作することを考え
る。この場合、基本解像度600dpiで読み取りを行
った後、間引き処理,あるいは隣接画素との平均化処理
等を行い300dpiへ解像度を変換してホストコンピ
ュータに読み取りデータを転送する。
【0011】しかしながら、従来の画像読み取り装置に
おいては、読み取り解像度が基本解像度に対して半分に
なったにもかかわらずデータの処理時間は同じである。
この理由は、イメージスキャナの読み取り速度を高速に
するために、画像読み取り速度を決めているA/Dクロ
ックは、A/D変換器の最高速度,または画像処理速度
あるいは画像処理に必要なメモリのアクセス速度の制約
に対して、通常、制約限界値に設定されているため、こ
れ以上A/Dクロックの周波数を上げることが出来ない
ためである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
を解決するために、請求項1に示すとおり、イメージセ
ンサの画素ピッチと光学系の倍率で決まる原稿読み取り
の基本解像度に対し、ホストコンピュータ等により、読
み取り解像度が基本解像度の1/2以下に設定された場
合、イメージセンサの転送クロックを2倍の速さにし、
画素を1つおきにA/D変換し、さらに副走査方向への
前記キャリッジの移動速度を2倍すなわちイメージセン
サの蓄積時間を1/2に設定する手段も選択できる回路
構成とする。
【0013】また、画素を1つおきにA/D変換する方
法として、請求項2,3に示すとおり、すべて奇数番目
の画素をA/D変換し読み取る方法と、すべて偶数番目
の画素をA/D変換し読み取る方法と、1ライン毎に奇
数番目画素と偶数番目画素を交互にA/D変換し読み取
る方法のいずれかを具備している,または全てを具備し
選択的に実施することが可能な手段を有し、さらに読み
取りの主走査方向の補間処理を行う手段も持つ回路構成
とする。
【0014】また、請求項4または5に示すとおり、注
目画素に対し主走査方向と副走査方向の近隣画素からな
る画素マトリックス(3×3,5×5,・・・のマトリ
ックス)を構成し、補間処理あるいはフィルタ処理を行
うことも可能な手段も持つ回路構成とする。
【0015】
【作用】上述した手段により、基本解像度に対し、ホス
トコンピュータ等により、読み取り解像度が基本解像度
の1/2以下に設定された場合には、従来の画像読み取
り装置に比べて2倍の読み取り速度を実現することがで
きる。
【0016】さらに、すべて奇数番目の画素をA/D変
換し読み取る方法と、すべて偶数番目の画素をA/D変
換し読み取る方法と、1ライン毎に奇数番目画素と偶数
番目画素を交互にA/D変換し読み取る方法のいずれか
を具備している,または全てを具備し選択的に実施する
ことが可能な手段を有し、さらに読み取りの主走査方向
の補間処理を行う手段も持つ回路構成、または、注目画
素に対し主走査方向と副走査方向の近隣画素からなる画
素マトリックス(3×3,5×5,・・・のマトリック
ス)を構成し、補間処理あるいはフィルタ処理を行うこ
とも可能な手段も持つ回路構成により、読み取り画像の
モアレ・ジャギーを抑制することができ、読み取り画質
を向上することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例の基本動作モードにつ
いて図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例の画像読み取り装
置の概略を示す図であり、図2は画像読み取り回路構成
を示すブロック図である。図1及び図2は従来例と同一
構成であるため説明を省略する。
【0019】図3はイメージセンサ11,増幅器15,
A/D変換器16の本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図4(a),(b)は図3の動作タイミングを示す
図である。
【0020】以上の様に構成された画像読み取り装置に
ついて、以下にその動作を図1、図2、図3および図4
を参照しながら説明する。
【0021】まず、外部ホスト(図示せず)より原稿の
読み取り命令が出されると、CPU22は光源ランプ4
を点灯すると共に駆動モータ(図示せず)を回転させ、
第一キャリッジ3aと第二キャリッジ7aの駆動を開始
し、白基準部材13の位置まで移動する。その位置に達
したことを検出すると、CPU22は第一キャリッジ3
a,第二キャリッジ7aを停止させ、光源ランプ4を点
灯させる。光源ランプ4の光束は、白基準部材13に照
射され、この反射光が光路12bに示す様な方向に進
み、結像レンズ10でイメージセンサ11に結像し、光
電変換される。イメージセンサの出力信号は増幅器15
により増幅されてA/D変換器16に入力される。A/
D変換されたデータは明補正データとして保存される。
白基準部材の読み取りが終了した後、CPU22は光源
ランプ4を消灯し、暗出力の読み取り動作を開始する。
イメージセンサの出力信号は増幅器15により増幅され
てA/D変換器16に入力される。A/D変換されたデ
ータは暗補正データとして保存される。
【0022】明補正データと暗補正データが得られた
後、再び光源ランプ4を点灯し、キャリッジを一定速度
で駆動する。CPU22は第一キャリッジ3a,第二キ
ャリッジ7aが原稿1の読み取り開始点に達したことを
検出すると、タイミング発生回路21に動作指令を出力
して画像読み取り動作を開始する。原稿1の読み取り部
分の反射像は上記説明と同様にしてイメージセンサ11
に結像し、A/D変換器16にてディジタルデータに変
換される。この画像データは、先に保存しておいた明補
正データ、及び暗補正データを基にシェーディング補正
部17によりシェーディング歪み補正及び暗出力補正が
行なわれる。補正演算後のデータは、MTF補正や拡大
・縮小処理などを行なう画像処理部18、読み取りデー
タを一時的に蓄えるバッファメモリ19、インターフェ
ィス20を通り、ホストコンピュータ(図示せず)など
に出力する。
【0023】図3は、イメージセンサ11からA/D変
換器16までの回路を少し詳しく記載した構成図であ
る。通常、図3に示すようにイメージセンサ11の蓄積
電荷を転送するアナログシフトレジスタは奇数番目の画
素と偶数番目の画素に分かれていて、セレクタ切換信号
により交互にデータを出力し、信号を増幅し、A/D変
換を行う。この動作のタイミングを図4(a)に示す。
イメージセンサ11の奇数番目の画素出力波形をA相波
形,偶数番目の画素出力波形をB相波形とする。ここ
で、A相波形のS1で示す矢印の長さが長いほど画素の
受けた光量が大きかったことを表す。尚、簡単のため、
S2以降の画素に対しては矢印を省略する。セレクタ制
御信号が図のように切り替わった場合、セレクタ出力信
号は図4(a)の下から3番目の波形のようになり、画
素の順番どおりの信号が得られ、これを順次A/Dクロ
ックにあわせてA/D変換を行う。
【0024】さて、従来例で示したのと同様に、このイ
メージセンサの基本解像度を600dpiとし、この基
本解像度に対しホストコンピュータ等から300dpi
で画像の読み取りを指定されて動作することを考える。
この場合、従来例と同様に、図4(a)に示したタイミ
ングで基本解像度600dpiで読み取りを行った後、
間引き処理,あるいは隣接画素との平均化処理等を行
い、300dpiへ解像度を変換してホストコンピュー
タに読み取りデータを転送することもできる。
【0025】図5は原稿に対しイメージセンサの画素S
1,S2,S3,・・・がどのように対応しているかを
示したものである。図5に示すように、主走査方向に対
しては600dpiで読み取り、副走査方向に対しては
300dpiで読み取りを行い、主走査方向に対しては
間引き処理,あるいは隣接画素との平均化処理等を行
い、300dpiへ解像度を変換することになる。
【0026】一方、図3に示すイメージセンサの転送ク
ロックを2倍の周波数にし、A相/B相のセレクタ制御
信号は1ラインのあいだhighまたはlowどちらか
に固定し、どちらか一方の波形のみを取り出すことによ
る間引き処理もできる。図4(b)は、1ライン読み取
りのあいだlowに固定し、A相波形のみをセレクタか
ら出力した場合のタイミング波形を示す。転送クロック
が2倍の周波数になっているので、A相,B相両波形と
も図4(a)に比べて周期が半分となっている。セレク
タ制御信号は1ライン読み取りのあいだlowなので、
セレクタ出力信号はA相波形と同じになり、これを順次
A/DクロックにあわせてA/D変換した場合、A/D
出力は、S1,S3,S5・・・となり、奇数画素だけ
をA/D変換したことになる。図6は、毎ライン奇数番
目の画素のみを読み取った場合を示し、原稿に対しイメ
ージセンサの画素S1,S3,S5,・・・がどのよう
に対応しているかを示したものである。図6に示すよう
に、主走査方向に対しては600dpiの幅で間欠的に
読み取り、副走査方向に対しては300dpiで読み取
りを行ったことになる。また間欠的な読み取り方法とし
ては、図6に示す他に、図7の様に偶数画素のみを読み
取る場合、図8の様に1ライン毎に奇数画素,偶数画素
を交互に読み取る場合も考えられる。
【0027】図6から図8に示す間欠的な読み取りは、
図5に示す従来の読み取り方法に対し、イメージセンサ
の転送クロックを2倍の周波数としているため、読み取
り時間は従来の1/2ですみ、大幅な読み取り時間の短
縮ができる特徴を持つ。しかしながら、原稿に対し間欠
的に読み取りを行っているため、モアレを発生したり、
あるいはジャギーを発生したりする。
【0028】そこで、このモアレ・ジャギー等の問題を
解決するために、主走査方向に対し補間処理を行う。
【0029】図6に対しては、図中の黒まる印が補間ポ
イントとなる。例として出力X1の値は、 X1=S1+(S3−S1)/4 で求められる。
【0030】また、図7に対しても、図中の黒まる印が
補間ポイントとなるが、一番左の列に対しては補間出来
ないので、一番左の列に対しては取り扱わないこととす
る。
【0031】例として出力X2の値は、 X2=S4−(S4−S2)/4 で求められる。
【0032】また、図8に対しては、図中の黒まる印が
補間ポイントとなるが、偶数画素をサンプリングした場
合、一番左の列に対しては補間できないので、一番左の
列に対しては取り扱わないこととする。例として出力X
2,Y2の値は、 X2=S3+(S5−S3)/4 Y2=S4−(S4−S2)/4 で求められる。
【0033】このような補間処理を行うことにより、高
速で、かつ読み取り画質の劣化の少ない画素が得られる
ことになる。なお、縦線の読み取りに対しては、図6ま
たは図7の方法では補間処理を行っても欠落してしまう
可能性があるので、図8に示す方法が優れている。
【0034】さて、これまでは読み取り画質の向上のた
め、主走査方向の補間処理のみを説明してきたが、これ
を副走査方向にも範囲を広げて補間処理を行うと、より
良い画質が得られる。図9は、(3×3)のエリアに対
して補間処理を行う場合を示した図である。図中、黒枠
Aが(3×3)のエリアであり、黒二重まるが、補間デ
ータを求めるポイントである。エリアで囲まれた9個の
データに対しそれぞれ重み付け係数(正負符号付き)を
かけた後、和をとることにより、補間処理を行う。ここ
で、重み付け係数を任意に設定することができるように
しておけば、読み取り画像に対し画像をぼかしたり,あ
るいは鮮明にするフィルタとしての機能も得ることがで
きる。
【0035】図9においては、黒枠Aと黒点線枠Bでは
読み取り画素の分布が異なるため補間処理(あるいはフ
ィルタ処理)の係数を読み取りライン毎に切り替える必
要がある。これを避けるため、図10に示すように、予
め主走査方向の補間処理を行っておき、得られた9個の
補間データ(X2,X3,・・・,Z4)に対してエリ
ア補間処理を行えば、補間係数を読み取りライン毎に切
り替える必要はなくなる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、基本解像度に対
し、ホストコンピュータ等により、読み取り解像度が基
本解像度の1/2以下に設定された場合には、イメージ
センサの転送クロックを2倍の速さにし、画素を1つお
きにA/D変換し、さらに副走査方向への前記キャリッ
ジの移動速度を2倍すなわちイメージセンサの蓄積時間
を1/2に設定する手段も選択できる回路構成とするこ
とにより、従来の画像読み取り装置に比べて2倍の読み
取り速度を実現することもできる。
【0037】さらに、画素を1つおきにA/D変換する
方法として、すべて奇数番目の画素をA/D変換して読
み取る方法と、すべて偶数番目の画素をA/D変換して
読み取る方法と、1ライン毎に奇数番目画素と偶数番目
画素を交互にA/D変換して読み取る方法のいずれかを
具備し,または全てを具備し選択的に実施することが可
能な手段を有し、さらに読み取りの主走査方向の補間処
理を行う手段も持つ回路構成、または、注目画素に対し
主走査方向と副走査方向の近隣画素からなる画素マトリ
ックス(3×3,5×5,・・・のマトリックス)を構
成し、補間処理およびフィルタ処理を行うことも可能な
手段も持つ回路構成により、読み取り画像のモアレ・ジ
ャギーを抑制することができ、読み取り画質を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像読み取り装置の概略を
示す図
【図2】本発明の一実施例の画像読み取り回路構成を示
すブロック図
【図3】本発明の一実施例のイメージセンサ・増幅器・
A/D変換器の構成図
【図4】(a)本発明の一実施例の通常モードの動作タ
イミングを示す図 (b)本発明の一実施例の高速モードの動作タイミング
を示す図
【図5】本発明の一実施例における原稿上のイメージセ
ンサの読み取り画素対応図
【図6】本発明の一実施例における原稿上のイメージセ
ンサの読み取り画素対応図
【図7】本発明の一実施例における原稿上のイメージセ
ンサの読み取り画素対応図
【図8】本発明の一実施例における原稿上のイメージセ
ンサの読み取り画素対応図
【図9】本発明の一実施例において(3×3)画素のエ
リアにおける補間処理を示す図
【図10】本発明の一実施例において(3×3)画素の
エリアにおける補間処理を示す図
【図11】従来の画像読み取り装置の概略を示す図
【図12】従来の画像読み取り回路ブロック図
【図13】従来のイメージセンサ・増幅器・A/D変換
器の構成図
【図14】従来の動作タイミングを示す図
【符号の説明】
1 原稿 2 原稿ガラス 3a,3b 第一キャリッジ 4 光源ランプ 5 原稿アパーチャ 6 第一反射ミラー 7a,7b 第二キャリッジ 8 第二反射ミラー 9 第三反射ミラー 10 結像レンズ 11 イメージセンサ 12a,12b 光路 13 白基準部材 14 原稿蓋 15 増幅器 16 A/D変換器 17 シェーディング補正部 18 画像処理部 19 バッファメモリ 20 インターフェィス 21 タイミング発生回路 22 CPU 23 CPU用ROM 24 CPU用RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照射する光源と、原稿からの反射光
    または透過光を結像する光学系と、少なくとも前記光源
    を前記原稿の副走査方向に対し相対移動可能なキャリッ
    ジおよびその移動手段と、結像した原稿画像1ラインに
    対し画素毎に電気信号に変換するイメージセンサと、イ
    メージセンサによるアナログ信号出力をディジタル信号
    に変換するA/D変換器を具備し、 前記イメージセンサの画素ピッチと前記光学系の倍率で
    決まる原稿読み取りの基本解像度に対し、読み取り解像
    度が前記基本解像度の1/2以下に設定された場合、前
    記イメージセンサの転送クロックをK倍の速さにし、画
    素をK個おきにA/D変換し、さらに副走査方向への前
    記キャリッジの移動速度をK倍すなわち前記イメージセ
    ンサの蓄積時間を1/Kに設定する切り替え手段を設け
    たことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】画素をK個おきにA/D変換することに於
    いて、K=2の場合にすべて奇数番目の画素をA/D変
    換し読み取られた出力と、すべて偶数番目の画素をA/
    D変換し読み取られた出力のいずれか,または両方を同
    時に出力するように切り替える手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】画素を1つおきにA/D変換する場合に於
    いて、読み取りの主走査方向の隣接画素間の補間処理を
    行う手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載された画素読み取り装置。
  4. 【請求項4】画素を1つおきにA/D変換する場合に於
    いて、注目画素に対し主走査方向と副走査方向の近隣画
    素からなる画素マトリックス(3×3,5×5等のマト
    リックス)を構成し、隣接画素間の補間処理あるいはフ
    ィルタ処理を行う手段を設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載された画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】隣接画素間の補間処理あるいはフィルタ処
    理に於いて、補間・フィルタ係数を任意に設定できる手
    段を設けたことを特徴とする請求項4記載の画像読み取
    り装置。
  6. 【請求項6】画素を1つおきにA/D変換し主走査方向
    の隣接画素間の補間処理を行った画像データに於いて、
    さらに注目画素に対し主走査方向と副走査方向の近隣画
    素からなる画素マトリックス(3×3,5×5等のマト
    リックス)を構成し、補間処理あるいはフィルタ処理を
    行う手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像
    読み取り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263388A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Murata Mach Ltd 画像処理装置及びネットワーク複合機

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JP2008263388A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Murata Mach Ltd 画像処理装置及びネットワーク複合機

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