JP3237616B2 - 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体

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JP3237616B2
JP3237616B2 JP18806798A JP18806798A JP3237616B2 JP 3237616 B2 JP3237616 B2 JP 3237616B2 JP 18806798 A JP18806798 A JP 18806798A JP 18806798 A JP18806798 A JP 18806798A JP 3237616 B2 JP3237616 B2 JP 3237616B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、副走査
方向の走査速度を可変とすることにより、主走査方向及
び副走査方向に任意の倍率で拡大することができるよう
にした画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のスキャナにおいて、画像
を縮小する多階調画像縮小処理部の構成例を示してい
る。A/D変換回路28は、光電変換素子より供給され
たアナログの信号をデジタルの多値画像データに変換す
るようになされている。主走査間引きパルス発生回路3
0は、縮小率に応じて、1画素パルス25を間引きし、
出力画像転送クロック24として出力するようになされ
ている。主走査イネーブル信号発生回路31は、副走査
パルス21と1画素パルス25とから主走査方向の有効
画素を指定するための主走査イネーブル信号33を発生
するようになされている。副走査イネーブル信号発生回
路32は、副走査パルス21を縮小率に応じて間引き
し、副走査イネーブル信号26を発生するよぅになされ
ている。
【0003】図9に示した従来技術による多階調画像縮
小処理部では、図10に示したタイミングチャートに示
す通り、A/D変換回路28により、縮小前の画像を1
画素ずつ多階調のデジタル値からなる出力画像23(図
10の出力画像77)に変換するが、主走査間引きパル
ス発生回路30において1画素パルス25を間引いたパ
ルスを、次の画像処理段(例えば、γ補正や2値化を行
う処理部)への出力画像転送クロック24(図10の間
引きパルス78)とすることによって、画像の縮小を実
現するという構成となっている。
【0004】また、従来、拡大画像を得ることのできる
スキャナを提供するために、主として、特開昭59−2
29549に示されるように、光学系のズームレンズの
移動による主走査方向の拡大と、キャリッジの移動速度
の変更による副走査方向の拡大とを組み合わせることが
行われている。
【0005】このような方法では、任意倍率の拡大画像
を得る場合、ズームレンズを希望倍率に応じて正確に移
動させるための機構部と、キャリッジの移動速度を連続
的に変更する機構部が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
キャリッジの移動速度を広範囲にわたって連続的に変更
する場合、ステッピングモータを使用すると、パルス周
波数を連続的に変更できるようにしなければならず、制
御回路が簡単にならないという問題点があった。
【0007】また、ステッピングモータは振動が大き
く、例えば、機構部の固有振動数の整数倍や整数分の1
倍のパルス周波数でステッピングモータを駆動すると、
機構部が共振し、結果として、得られる画像に悪影響を
及ぼすという問題点があった。
【0008】これらの問題点を改善するため、特開平3
−198470においては、拡大率に応じてステッピン
グモータの駆動方式を変更することにより、パルス周波
数の範囲を狭め、振動を低減する方法が提案されてい
る。しかし、この方法でも、ある程度の範囲で連続的に
パルス周波数を変更する必要があり、完全に共振の影響
を避けることはできないこと、及び駆動回路が複雑にな
るという欠点を有する。
【0009】また、これらの問題点の解決と低コスト化
のため、主走査方向の倍率を固定にするとともに、キャ
リッジ移動速度も固定にした装置が、公知の技術として
実用に供されている。この装置では、一旦、半導体メモ
リに画像を蓄積し、読み出し時に、主走査方向では直前
の画素を、また、副走査方向では直前のラインを挿入す
ることにより、拡大画像を実現している。
【0010】以上のように、これらの方法は次のような
問題点を有する課題があった。
【0011】第1の問題点は、例えば、特開昭59−2
29549において開示されているように、光学系のレ
ンズ移動による方法と、キャリッジの移動速度の変更に
よる方法では、装置が複雑となり、安価に構成すること
が困難であるということである。
【0012】その理由は、ズームレンズの移動のために
高精度の機構が必要であるということと、キャリッジ移
動のためのモータの速度を、倍率に応じて制御しなけれ
ばならない(例えば、200%拡大時には等倍時の50
%に、141%拡大時には等倍時の71%にしなければ
ならない)ため、モータを制御する回路が複雑になるた
めである。また、装置を安価に構成するために、キャリ
ッジ移動にステッピングモータを使用した場合、ステッ
ピングモータは振動が大きいため、振動抑制のための機
構が必要になること、また、キャリッジ移動速度を広い
範囲にわたって可変とすると、様々な周波数成分の振動
源となるため、さらに振動抑制が困難になるためであ
る。
【0013】第2の問題点は、第1の問題点を改善する
ために、特開平3−198470に開示されている方法
を実行しても、ステッピングモータは様々な周波数成分
の振動源となることである。その理由は、特開平3−1
98470の方法によっても、ある程度の範囲でパルス
周波数を連続的に可変とする必要があるためである。
【0014】第3の問題点は、上記公知例の方法では、
拡大時の画質劣化が大きいことである。その理由は、多
階調画像において拡大処理を行うと画像メモリのサイズ
が極めて大きくなるため、誤差拡散やディザなどの手法
で2値化処理した2値画像で画像メモリを実現せざるを
得ない場合があるためである。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、多階調画像の任意倍率での拡大が可能なス
キャナを提供することができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、原稿を走査し、原稿の画像を読み取る画像処
理装置であって、主走査方向の画像の1ライン分の画像
データを記憶する記憶手段と、所定の1画素パルスを発
生する第1の発生手段と、1画素パルスを、所定の比率
間引いた間引きパルスを発生する第2の発生手段と、
主走査方向に画像を拡大するとき、間引きパルスに基づ
いて、記憶手段に記憶された画像データを読み出し、主
走査方向に画像を縮小するとき、1画素パルスに基づい
て、記憶手段に記憶された画像データを読み出す読み出
し手段と、主走査方向に画像を拡大するとき、1画素パ
ルスに基づいて、読み出し手段によって読み出された画
像データを出力し、主走査方向に画像を縮小するとき、
間引きパルスに基づいて、読み出し手段によって読み出
された画像データを出力する第1の出力手段と、主走査
方向に画像を拡大するとき、読み出し手段に間引きパル
スを切り替えて供給し、主走査方向に画像を縮小すると
き、読み出し手段に1画素パルスを切り替えて供給する
第1の切り替え手段と、主走査方向に画像を拡大すると
き、第1の出力手段に1画素パルスを切り替えて供給
し、主走査方向に画像を縮小するとき、第1の出力手段
に間引きパルスを切り替えて供給する第2の切り替え手
段と、副走査方向の走査速度を、副走査方向の画像の拡
大倍率または縮小倍率に応じて制御する制御手段と、副
走査方向の画像の拡大倍率または縮小倍率に応じて、記
憶手段に記憶された画像データを1ライン単位で間引き
する間引き手段と、間引き手段によって間引きされた画
像データを出力する第2の出力手段とを備え、制御手段
は、副走査方向の画像の拡大倍率または縮小倍率に応じ
て、副走査方向に画像が拡大されるように、副走査方向
の走査速度を減速させ、間引き手段は、制御手段によっ
て副走査方向に拡大された画像に対応する画像データを
1ライン単位で間引きし、副走査方向に画像を所定の縮
小倍率で縮小することにより、画像を任意の倍率で拡大
または縮小することを特徴とする。請求項2に記載の画
像処理方法は、原稿を走査し、原稿の画像を読み取る画
像処理方法であって、主走査方向の画像の1ライン分の
画像データを記憶する記憶ステップと、所定の1画素パ
ルスを発生する第1の発生ステップと、1画素パル
を、所定の比率で間引いた間引きパルスを発生する第2
の発生ステップと、主走査方向に画像を拡大するとき、
間引きパルスに基づいて、記憶ステップにおいて記憶さ
れた画像データを読み出し、主走査方向に画像を縮小す
るとき、1画素パルスに基づいて、記憶ステップにおい
て記憶された画像データを読み出す読み出しステップ
と、主走査方向に画像を拡大するとき、1画素パルスに
基づいて、読み出しステップにおいて読み出された画像
データを出力し、主走査方向に画像を縮小するとき、間
引きパルスに基づいて、読み出しステップにおいて読み
出された画像データを出力する第1の出力ステップと、
主走査方向に画像を拡大するとき、読み出しステップに
おいて間引きパルスに基づいて画像データの読み出しが
行われるように切り替え、主走査方向に画像を縮小する
とき、読み出しステップにおいて1画素パルスに基づい
て画像データの読み出しが行われるように切り替える第
1の切り替えステップと、主走査方向に画像を拡大する
とき、第1の出力ステップにおいて1画素パルスに基づ
いて画像データの出力が行われるように切り替え、主走
査方向に画像を縮小するとき、第1の出力ステップにお
いて間引きパルスに基づいて画像データの出力が行われ
るように切り替える第2の切り替えステップと、副走査
方向の走査速度を、副走査方向の画像の拡大倍率または
縮小倍率に応じて制御する制御ステップと、副走査方向
画像の拡大倍率または縮小倍率に応じて、記憶ステッ
プにおいて記憶された画像データを1ライン単位で間引
きする間引きステップと、間引きステップにおいて間引
きされた画像データを出力する第2の出力ステップとを
備え、制御ステップにおいては、副走査方向の画像の拡
大倍率または縮小倍率に応じて、副走査方向に画像が拡
大されるように、副走査方向の走査速度を減速させ、間
引きステップにおいては、制御ステップにおいて副走査
方向に拡大された画像に対応する画像データを1ライン
単位で間引きし、副走査方向に画像を所定の縮小倍率で
縮小することにより、画像を任意の倍率で拡大または縮
小することを特徴とする。請求項3に記載の記録媒体
は、請求項2に記載の画像処理方法を実行可能なプログ
ラムを記録したことを特徴とする。本発明に係る画像処
理装置および画像処理方法、並びに記録媒体において
は、主走査方向の画像の1ライン分の画像データを記憶
し、所定の1画素パルスを発生し、1画素パルスを、所
定の比率で間引いた間引きパルスを発生し、主走査方向
に画像を拡大するとき、間引きパルスに基づいて、記憶
された画像データを読み出し、主走査方向に画像を縮小
するとき、1画素パルスに基づいて、記憶された画像デ
ータを読み出し、主走査方向に画像を拡大するとき、1
画素パルスに基づいて、読み出された画像データを出力
し、主走査方向に画像を縮小するとき、間引きパルスに
基づいて、読み出された画像データを出力し、主走査方
向に画像を拡大するとき、間引きパルスに基づいて画像
データの読み出しが行われるように切り替え、主走査方
向に画像を縮小するとき、1画素パルスに基づいて画像
データの読み出しが行われるように切り替え、主走査方
向に画像を拡大するとき、1画素パルスに基づいて画像
データの出力が行われるように切り替え、主走査方向に
画像を縮小するとき、間引きパルスに基づいて画像デー
タの出力が行われるように切り替え、副走査方向の走査
速度を、副走査方向の画像の拡大倍率または縮小倍率
応じて制御し、副走査方向の画像の拡大倍率または縮小
倍率に応じて、記憶された画像データを1ライン単位で
間引きし、間引きされた画像データを出力する。また、
副走査方向の画像の拡大倍率または縮小倍率に応じて、
副走査方向に画像が拡大されるように、副走査方向の走
査速度を減速させ、副走査方向に拡大された画像に対応
する画像データを1ライン単位で間引きし、副走査方向
に画像を所定の縮小倍率で縮小することにより、画像を
任意の倍率で拡大または縮小する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、ファクシミリ装置やデ
ジタル複写機における、スキャナ(特に、主走査方向の
拡大及び縮小のための機械的な機構を持たないもの)の
主走査方向の多階調画像縮小回路の部分に、主走査方向
の1ライン分の画像を記憶するラインメモリと、これを
制御する主走査イネーブル信号発生回路と、縮小のため
の主走査間引きパルス発生回路の出力である間引きパル
スを、縮小前のパルスと置き換えるクロック入換え部と
を追加し、多階調での画像拡大を可能としている。
【0018】図1は、本発明の画像処理装置の一実施の
形態の構成例を示しており、図2は、図1の実施の形態
の多階調画像の拡大及び縮小を行う拡大縮小処理部20
の一実施の形態の構成例を示している。上述したよう
に、図9に示した従来技術による多階調画像縮小処理部
では、図10に示したタイミングチャートに示す通り、
A/D変換回路28により、縮小前の画像を1画素ずつ
多階調のデジタル値からなる出力画像23(図10の出
力画像77)に変換するが、主走査間引きパルス発生回
路30において1画素パルス25を間引いたパルスを、
次の画像処理段(例えば、γ補正や2値化を行う処理
部)への出力画像転送クロック24(図10の間引きパ
ルス78)とすることによって、画像の縮小を実現する
という構成となっている。
【0019】これに対して、図2に示した実施の形態に
おいては、主走査1ライン分の画像を記憶するラインメ
モリ29と、これを制御する主走査イネーブル信号発生
回路31と、縮小のための主走査間引きパルス発生回路
30から出力されるパルスを、縮小前のパルスと入れ替
えることを可能とするクロック入換え部81を設けるよ
うにしている。
【0020】このラインメモリ29は、主走査イネーブ
ル信号発生回路31からの書き込み許可信号27が有効
なときに、書き込みパルスによって入力データが書き込
まれ、主走査イネーブル信号(読み出し許可信号)33
が有効なときに、読み出しパルスによって、書き込まれ
た順にデータが読み出されるFIFOメモリとなってい
る。
【0021】このラインメモリ29に対しては、縮小又
は拡大前の1画素単位で書き込まれ、縮小時には1画素
単位で読み出されるが、図3のタイミングチャートに示
したように、出力画像転送クロック24には主走査間引
きパルス発生回路30の出力(図3の出力画像転送クロ
ック40)が与えられるので、出力画像転送クロック周
波数が読み出し周波数を下回り、従来技術の場合と同様
に、任意倍率での縮小が行われる。
【0022】一方、図4のタイミングチャートに示した
ように、拡大時には、読み出しパルスとして主走査間引
きパルス発生回路30の出力パルス(図4の読み出しパ
ルス46)が使われ、出力画像転送クロックとして1画
素パルス25(図4の出力画像転送クロック48)が使
われるので、出力画像転送クロック周波数が読み出し周
波数を上回ることとなり、よって主走査方向の任意倍率
での拡大という効果が得られる。
【0023】また、副走査方向については、読み取り時
の副走査方向の走査速度を落とすための副走査パルス4
分周回路15、副走査パルス2分周回路16をモータ駆
動部13の前段に追加し、拡大縮小処理部20に入力さ
れる画像データの副走査方向の解像度を上げている。
【0024】即ち、従来技術に対し、副走査パルス4分
周回路15、副走査パルス2分周回路16をモータ駆動
部13の前段に追加し、モータ駆動部13に与えるパル
スを分周しない副走査パルス、2分周した副走査パル
ス、4分周した副走査パルスから選択できるようにして
いる。
【0025】従来の縮小動作時には、図5のタイミング
チャートに示したように、モータ駆動部13に与えるパ
ルスを、分周しない副走査パルス21とし、有効画素信
号22を間引きすることで副走査方向の任意倍率での縮
小を実現している。
【0026】これに対して、本発明では、拡大時に、副
走査方向のモータ駆動部13に与えるパルスを2分周、
または4分周することにより、拡大縮小処理部20に入
力される画像を、副走査方向に2倍、または4倍に拡大
しておく。次に、副走査方向に拡大された画像に対し
て、従来の場合と同様にして、副走査方向の任意倍率へ
の縮小を行う。これにより任意倍率への拡大という効果
を得ることができる。
【0027】例えば、モータ駆動部13に与えるクロッ
クを2分周し、従来の副走査方向の縮小技術を用いて7
5%縮小することにより、結果として、副走査方向に1
50%(=2×0.75×100)拡大した拡大画像が
得られ、次の画像処理段に入力される。
【0028】次に、本発明の実施の形態の構成例および
動作について、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の画像処理装置の一実施の
形態の構成例を示しており、同図に示すように、スキャ
ナ機構部1の上部には、ガラス板等で形成された原稿台
11と、この原稿台11上に読み取り対象となる原稿2
がセットされている。キャリッジ5上の光源ランプ3
は、原稿2へ光を照射するためのものである。原稿2の
原稿面で反射した光は、3つのミラー4,7,6と、焦
点距離固定のレンズ8を通して、光電変換素子(以下で
は、適宜CCD(charge coupled device)と略記する)
9に導かれるようになされている。
【0030】光源ランプ3とミラー4を含むキャリッジ
5は、モータ10によって図1の左右方向(副走査方
向)に移動できるようになっている。また、ミラー6と
ミラー7は同じくモータ10によってキャリッジ5の場
合と同様に、図1の左右方向(副走査方向)に、キャリ
ッジ5が移動する速度の半分の速度で同時に移動するよ
うになっている。これにより、キャリッジ5が移動して
も、原稿面からレンズ8までの光路長80が一定となる
ようになっている。
【0031】レンズ8は焦点距離が固定とされ、スキャ
ナ機構部の筐体12に固定されており、原稿2の画像
が、光電変換素子9上に像を結ぶようになっている。
【0032】光電変換素子9は、原稿2からの反射光を
電気信号に変換する機能を有しており、例えばCCD型
ラインイメージセンサ等からなる。
【0033】1画素パルス発生部19は、本装置が画像
読み取り動作を行う際の動作の基準となる1画素に1度
のパルスを発生するようになされている。副走査パルス
発生部18は、副走査方向の動作の基準、及び主走査1
ライン毎の動作開始などを示す1ラインに1度のパルス
(副走査パルス)を発生するようになされている。
【0034】4分周回路15は、副走査方向の走査速度
を4分の1にするために、副走査パルスを4分周したパ
ルス信号を出力するようになされている。2分周回路1
6は、副走査方向の走査速度を2分の1にするために、
副走査パルスを2分周したパルス信号を出力するように
なされている。
【0035】副走査速度選択回路14は図示しない主制
御部(CPUなど)の指示により、モータ駆動部13に
与えられるパルスとして、等倍又は縮小読み取りのとき
には分周しない副走査パルスを、100%を超え200
%までの拡大を行うときには副走査パルスを2分周した
パルスを、200%を超え400%までの拡大を行うと
きには副走査パルスを4分周したパルスを選択するよう
になされている。
【0036】モータ駆動部13は、入力されるパルスの
周波数に比例した速度(より具体的には1パルスで副走
査1ライン分の距離をミラー5が移動する速度)でモー
タを回転させ、キャリッジ5とミラー6、7を副走査方
向に移動させるようになされている。
【0037】光電変換素子9は、CCD駆動部17によ
って駆動され、1画素単位の画像信号を拡大縮小処理部
20に供給するようになされている。
【0038】拡大縮小処理部20は、多階調の出力画像
23を出力するとともに、この画像を転送するためのク
ロックとして、出力画像転送クロック24と、出力され
た画素が有効な画素かどうかを示す有効画素信号22を
出力するようになされている。これらの信号によって、
次の画像処理(γ補正や2値化処理)を行うことが可能
となる。
【0039】次に、拡大縮小処理部20の構成及び動作
について、図2を参照して詳細に説明する。A/D変換
回路28は、1画素パルス25によって動作し、1画素
単位にアナログ信号の入力画素を多階調のデジタルデー
タに変換するようになされている。
【0040】ラインメモリ29は、例えばFIFO型の
メモリで構成され、主走査イネーブル信号発生回路31
からの書き込み許可信号27が有効な状態で書き込みパ
ルスが入力されたとき、A/D変換回路28を介して入
力されたデータを記憶するようになされている。また、
読み出し許可信号33が有効な状態で読み出しパルスが
入力されたとき、先に記憶したデータを、記憶した順番
に出力するようになされている。
【0041】主走査間引きパルス発生回路30は、図示
せぬ主制御部(CPUなど)の指示により、1画素パル
スを指示された比率で間引いた間引きパルスを出力する
ようになされている。
【0042】クロック入換え部81は、上記間引きパル
スと1画素パルス25を切り替えて、ラインメモリ29
の読み出しパルスとして供給するとともに、間引きパル
スと1画素パルス25を切り替えて、出力画像転送クロ
ック24として出力する機能を有している。例えば、縮
小時には、読み出しパルスとして1画素パルスがライン
メモリ29に供給され、出力画像転送クロック24とし
て間引きパルスが与えられる。このとき、図2のクロッ
ク入換え部81の接続は、A−a、B−bとなる。
【0043】また、等倍時には、ラインメモリ29の読
み出しパルス、及び出力画像転送クロック24の両方
に、1画素パルス25が与えられる。このとき、図2の
クロック入換え部81は、A−a、A−bの接続とな
る。また、拡大時には、ラインメモリ29への読み出し
パルスとして、主走査間引きパルス発生回路30からの
間引きパルスが与えられ、出力画像転送クロック24と
して1画素パルス25が与えられる。このとき、図2の
クロック入換え部81は、A−b、B−aの接続とな
る。
【0044】主走査イネーブル信号発生回路31は、副
走査パルス21と1画素パルス25から、ラインメモリ
29への書き込み許可信号27と読み出し許可信号33
を生成するようになされている。
【0045】書き込み許可信号27(図3の入力側有効
画素信号36)は、縮小時、及び等倍時には、CCD9
の有効読取幅一杯の区間で有効となるが、拡大時には拡
大後に必要な画像範囲でのみ有効となり、拡大後に不要
となる範囲では無効となる信号(図4の入力側有効画素
信号44)が出力される。また、出力側の読み出し許可
信号33(図4の出力側有効画素信号45)は、副走査
パルス21とは無関係に、書き込み許可信号27が出力
され始めてからわずかな時間(転送クロックで数画素分
の時間)だけ遅れて出力され始める。これは、入力側か
ら書き込まれた画素が確実に読み出せるようになるまで
待ってから、直ちにそのラインの画像の読み出しを開始
するためである。
【0046】これらの動作によって、ラインメモリ29
内の読み出し位置に、次のラインの書き込み位置が追い
つくことがなくなり、ラインメモリ29を1ライン分の
みで済ませることができる。
【0047】拡大縮小処理部20の出力信号は、次の一
般的な画像処理(例えば、エッジ強調、γ補正、2値化
などの処理)を行う回路へと接続され、さらに、ファク
シミリ装置での送信の場合には符号化処理へ、デジタル
複写機の場合にはPPCプリンタへと接続されるが、こ
れらの一般的な画像処理、符号化処理、PPCプリンタ
については、当業者にはよく知られているため、その構
成についての説明は省略する。
【0048】次に、上記構成の実施の形態の動作につい
て説明する。まず、主走査方向の拡大及び縮小の動作つ
いて、図3及び図4に示したタイミングチャートを参照
して説明する。図3は、画像を66%に縮小する場合の
動作を示している。縮小時には、図2のクロック入換え
部81の接続が、A−a、B−bとされる。
【0049】入力された画像データは、図1の拡大縮小
処理部20を構成するA/D変換回路28によって、光
電変換素子9の1画素ずつの多階調のデジタルデータに
変換される。このデジタルデータは、ラインメモリ29
の入力データ(図3のラインメモリ入力データ35)と
なり、有効な読取範囲を示す書き込み許可信号27(図
3の入力側有効画素信号36)が有効(図3ではローレ
ベル(L)を有効としている)である間、すべての画素
をラインメモリ29に書き込む。
【0050】一方、書き込み許可信号27(図3の入力
側有効画素信号36)にわずかに遅れて(図3では2画
素分としている)出力される読み出し許可信号33(図
3の出力側有効画素信号37)が有効になると、読み出
しパルス38である1画素パルス25によって、1画素
ずつラインメモリ29上のデータが、書き込まれた順に
読み出される。
【0051】次の画像処理段への出力画像転送クロック
24は、主走査間引きパルス発生回路30によって間引
かれたパルス(図3の出力画像転送クロック)40とな
っており、次の画像処理段では、このパルス40に同期
して画像データ(図3のラインメモリ出力データ)39
を引き取る。これにより、次の画像処理段が受け取る入
力画像は、図3の次の画像処理回路の入力画像41のよ
うになる。即ち、出力画像転送クロック40よりも、読
み出しパルス38のほうがパルス密度が高いことから、
画像が縮小されることになる。
【0052】主走査方向の等倍動作時には、図2のクロ
ック入換え部81の接続が、A−a、A−bとされる。
この時の動作は、図3のタイミングチャートに示した出
力画像転送クロック40が、読み出しパルス38と同一
のパルスとなり、ラインメモリ29から出力された画素
がすべて次の画像処理段へと転送される。その結果、画
像は縮小も拡大もされない。
【0053】主走査方向の拡大動作は、図4に示したタ
イミングチャートに従って行われる。図4は、画像を1
50%の画像に拡大する場合のタイミングチャートを示
している。拡大動作時には、図2のクロック入換え部8
1の接続が、A−b、B−aとされる。
【0054】入力された画像データは、拡大縮小処理部
20のA/D変換回路28によってCCD9の1画素ず
つ、多階調のデジタルデータに変換され、このデータが
ラインメモリ29の入力データ43(図4)となり、拡
大後に必要な画像範囲でのみ有効となる書き込み許可信
号27(図4の入力側有効画素信号44)が有効(図4
ではLで有効としている)な間、すべての画素をライン
メモリ29に書き込む。ただし、この書き込み許可信号
44は、図4に示したように、読み出し許可信号33
(図4の出力側有効画素信号45)よりも有効である期
間が短くなっている。図4では分かり難いが、具体的に
は、入力側有効画素信号44の有効期間は、拡大後の画
像に必要な範囲のみとなっており、ここでは150%の
拡大であるので、出力側有効画素信号45の100/1
50、即ち、3分の2の区間のみとなっている。
【0055】また、入力側有効画素信号44にわずかに
遅れて(図3では2画素分としている)出力される出力
側有効画素信号45が有効になると、主走査間引きパル
ス発生回路30によって1画素パルス25が間引かれた
パルス(読み出しパルス)46のレベルがハイレベル
(H)になるタイミングで、1画素ずつ、ラインメモリ
29上のデータが、書き込まれた順に読み出される。こ
れにより、図4に示したようなタイミングで、ラインメ
モリ出力データ47が出力される。
【0056】次の画像処理段への出力画像転送クロック
24(図4の出力画像転送クロック48)は、1画素パ
ルス25と同一のパルスとなっており、次段の画像処理
回路では、このパルス48に同期して画像データ(図4
のラインメモリ出力データ47)を引き取る。これによ
り、入力画像は図4に示した次の画像処理回路の入力画
像49のようになり、結果として、出力画像転送クロッ
ク48よりも、読み出しパルス46のほうがパルス密度
が低いことから、画像が拡大されることになる。
【0057】次に、副走査方向の拡大及び縮小動作につ
いて、図5及び図6のタイミングチャートを参照して説
明する。
【0058】図中、書き込み許可信号27(図5の書き
込み許可信号52、図6の書き込み許可信号60)、副
走査イネーブル信号発生回路32の出力信号(図5の副
走査イネーブル信号発生回路出力53、図6の副走査イ
ネーブル信号発生回路出力61)、図5の読み出し許可
信号54、図6の読み出し許可信号62、図5の有効画
素信号56、図6の有効画素信号64は、いずれもロー
レベル(L)を有効として記載している。また、1画素
パルス24は細かくなりすぎるので、図5、図6には記
載していない。
【0059】まず、図5を参照して、画像を66%に縮
小する場合の動作について説明する。この場合、図1の
モータ駆動部13に与えられるパルスは副走査パルス2
1そのままとなるので、光学系の読み取り速度は等倍時
と同じである。従って、図2のA/D変換回路28に
は、副走査パルス21(図5では副走査パルス50)が
1回発生する毎に次の副走査ライン(図5では入力画像
51)が入力され、副走査パルス50と入力画像51の
関係は図5のようになる。
【0060】ここで、図5のタイミングチャート中の入
力画像51のy1、y2、y3、…、ynは、それぞれ
1ライン目の画像データ(y1)、2ライン目の画像デ
ータ(y2)、3ライン目の画像データ(y3)、…、
nライン目の画像データ(yn)を表わしている。入力
画像は、主走査イネーブル信号発生回路31が発生する
書き込み許可信号27(図5の書き込み許可信号52)
と1画素パルス25に同期して、ラインメモリ29に一
旦書き込まれ、わずかに遅れて(先の主走査の説明では
2画素分)読み出し許可信号33(図5の読み出し許可
信号54)と1画素パルス25に同期してラインメモリ
29から読み出される。このとき、先の主走査方向の拡
大又は縮小が行われる。図5では、等倍又は縮小の場合
のタイミングチャートとしている。
【0061】なお、出力画像55のタイミングチャート
中のy’1、y’2、y’3、…、y’nは、それぞれ
読み取り時の1ライン目の画像データ、2ライン目の画
像データ、3ライン目の画像データ、…、nライン目の
主走査方向の等倍又は縮小後の画像データを表わしてい
る。等倍ならば、y’k=yk(kは1乃至n)とな
る。
【0062】副走査イネーブル信号発生回路32は、縮
小率に応じてラインメモリ29から出力されたデータが
有効なものかどうかを示す信号を発生する。図5に示し
たタイミングチャートは66%縮小の場合を示している
ので、3ライン毎に1ラインを間引けば良く、副走査イ
ネーブル信号発生回路32が出力する信号は、図5に示
した副走査イネーブル信号発生回路出力53となる。
【0063】この信号(副走査イネーブル信号発生回路
出力)53と読み出し許可信号33(図5の読み出し許
可信号54)が共に有効な場合、出力画像が有効である
ことを示す有効画素信号22が出力される。66%縮小
の場合には、図5に示したような有効画素信号56が出
力される。
【0064】次段の画像処理回路(γ補正、2値化など
を実行する回路)では、この有効画素信号56が有効な
間に、図5では図示しない出力画像転送クロック24に
同期して出力画像55を入力すると、この画像信号は、
図5に示したように、次の画像処理回路の入力画像57
となり、間引きが行われ、副走査方向への縮小を行うこ
とができることになる。
【0065】一方、副走査方向の等倍動作においては、
上述した縮小動作において、副走査イネーブル信号発生
回路32が発生する、ラインメモリ29から出力された
データが有効なものかどうかを示す信号(図5の副走査
イネーブル信号発生回路出力53)を間引かないように
する。これにより、すべての副走査ラインが次段の画像
処理回路へ伝送されるので、副走査方向の縮小は行われ
ないことになる。
【0066】次に、副走査方向の拡大動作について、図
6のタイミングチャートを参照して説明する。図6は画
像を150%拡大するときの動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0067】150%拡大時には、図1のモータ駆動部
13に、副走査パルス発生部18から出力された副走査
パルス21(図6の副走査パルス58)を2分周回路1
6に通したものを与えることにより、副走査方向のライ
ンを2回ずつ読み取らせ、拡大縮小処理部20に供給す
るようにする。これにより、副走査パルス58と入力画
像59のタイミングは、図6に示したようになる。ここ
で、入力画像59のタイミングチャート中のy1、y
2、y3、…、ynは、それぞれ1ライン目の画像デー
タ、2ライン目の画像データ、3ライン目の画像デー
タ、…、nライン目の画像データを表わす。
【0068】図5に示した縮小時の場合とは異なり、図
6に示した拡大時においては、入力画像59として、y
1、y1、y2、y2、y3、y3、…、yn、yn
と、同一のデータがそれぞれ2回ずつ現れる。これは、
モータ駆動部13に与えられるパルスを2分周したた
め、同じ場所を2回ずつ読み取ることとなり、これによ
って副走査方向に200%拡大することになるためであ
る。
【0069】入力された画像は、主走査イネーブル信号
発生回路31の発生する書き込み許可信号27(図6の
書き込み許可信号60)と1画素パルス25に同期して
ラインメモリ29に一旦書き込まれ、わずかの時間(先
の主走査の説明では2画素分)だけ遅れた読み出し許可
信号33(読み出し許可信号62)と1画素パルス25
に同期してラインメモリ29から読み出される。このと
き、先の主走査方向の拡大又は縮小を行う(図6では拡
大時のタイミングチャートとしている)。
【0070】なお、出力画像63のタイミングチャート
中のy’1、y’2、y’3、…、y’nは、それぞれ
読み取り時の1ライン目の主走査方向の拡大又は縮小後
の画像データ、2ライン目の主走査方向の拡大又は縮小
後の画像データ、3ライン目の主走査方向の拡大又は縮
小後の画像データ、…、nライン目の主走査方向の拡大
又は縮小後の画像データを表わす(等倍ならば、y’k
=ykとなる)。
【0071】副走査イネーブル信号発生回路32は、縮
小率に応じてラインメモリ29から出力されたデータが
有効なものかどうかを示す信号(副走査イネーブル信号
発生回路出力61)を発生する。この場合、上述したよ
うに、読み取り時に副走査方向に200%拡大を行って
いるので、ここでは副走査方向に75%の縮小を行えば
よい。従って、4ラインに1ラインを間引けば良いの
で、この信号は図6に示した副走査イネーブル信号発生
回路出力61となる。この副走査イネーブル信号発生回
路出力61と読み出し許可信号33が共に有効なとき、
出力画像が有効であることを示す有効画素信号22が出
力される。75%縮小の場合には図6の有効画素信号6
4のようになる。
【0072】次段の画像処理回路(γ補正、2値化など
を行う回路)では、この有効画素信号64が有効な間
に、図6では図示しない出力画像転送クロック24に同
期して、出力画像63を入力すると、次の画像処理回路
の入力画像65のようになり、結果として全体で副走査
方向への150%の拡大を行うことができることにな
る。
【0073】同様に、320%拡大時には、図1のモー
タ駆動部13に与えるパルスを、副走査パルス21を4
分周回路15に通し、4分周したものとする。これによ
り、副走査方向のラインを4回ずつ読み取り、拡大縮小
処理部20に供給するようにすることができる。これに
よって、拡大縮小処理部20の入力画像は、同じ場所を
4回ずつ読み取ることによって副走査方向に400%拡
大されたものとなる。さらに、副走査イネーブル信号発
生回路32にて、副走査方向80%縮小を行えばよく、
5ラインに1ラインを間引けば、結果として、副走査方
向への320%拡大を行うことができることになる。
【0074】実際には、拡大縮小処理部20の出力信号
は、次の一般的な画像処理(エッジ強調、γ補正、2値
化などの処理)を行う回路へと接続され、さらにファク
シミリ装置での送信の場合には符号化処理を行う回路
へ、デジタル複写機の場合にはPPCプリンタへと接続
されるが、これらの一般的な画像処理、符号化処理、P
PCプリンタの動作については、当業者にはよく知られ
ているためその説明は省略する。
【0075】以上説明したように、主走査方向について
は、FIFOメモリのように動作するラインメモリ29
に一旦多階調のまま画像を記憶させ、間引きパルスによ
って読み出し動作を制御しつつ画像転送クロック24と
して間引き前の1画素パルス25を使うことにより、主
走査方向の拡大を次の段への画像転送クロック24の周
波数を上げることなく、多階調のままで実現することが
できる。
【0076】さらに、上記実施の形態では、ラインメモ
リ29の書き込み許可信号27の幅を、拡大後に必要な
画像範囲でのみ有効となり、拡大後に不要となる範囲で
は無効となる信号とすることと、読み出し許可信号33
が、副走査パルス21とは無関係に、書き込み許可信号
27が出力され始めてからわずかな時間(転送クロック
で数画素分の時間)だけ遅れて出力されるようにしてい
る。これにより、入力側から書き込まれた画素が確実に
読み出せるようになってから直ちにそのラインの画像の
読み出しを開始し、ラインメモリ29内の読み出し位置
に次のラインの書き込み位置が追いつくことがないよう
になっている。よって、ラインメモリ29を1ライン分
のみで済ますことができ、回路規模をより小さくするこ
とができる。
【0077】また、ズームレンズを移動させたりするこ
となく、原稿2の原稿面からレンズ8までの距離を固定
としたままで拡大画像を得ることができるので、機構が
簡単になるという効果を持つ。
【0078】また、従来技術では、副走査方向について
は、縮小のために副走査イネーブル信号発生回路32で
縮小率に応じて副走査イネーブル信号を間引くことによ
り、縮小を実現している。これに対して、上記実施の形
態では、例えば、拡大時においては、モータ駆動部13
に加える副走査パルスを2分周又は4分周する動作を追
加して、副走査方向のキャリッジ5の移動速度を2分の
1又は4分の1にすることで、拡大縮小処理部20に供
給される画像データを2倍又は4倍に拡大しておき、そ
の後、拡大縮小処理部20において、副走査イネーブル
信号26の間引きにより、拡大画像を適切な倍率に縮小
することで希望の拡大率を得ている。このように、わず
かな回路の追加で拡大画像をも得ることができるという
効果を持つ。
【0079】さらに、副走査方向の走査速度を連続的に
可変とする必要がないので、ステッピングモータから発
生する振動が読み取った画像に与える影響を抑制するこ
とが容易になるという効果を持つ。
【0080】図7は、本発明の画像処理装置の他の実施
の形態の構成例を示している。図7に示した実施の形態
は、その基本的構成は図1に示した実施の形態の場合と
同様であるが、副走査方向の拡大方法についてさらに工
夫している。
【0081】即ち、図7においては、図1の実施の形態
における副走査パルス21を4分周する4分周回路15
及び2分周する2分周回路16とモータ駆動部13を、
2相励磁又は2相励磁の半分のステップ角での回転が可
能な1−2相励磁が選択可能であり、さらに、公知の技
術であるステッピングモータのマイクロステップ運転に
より、1−2相励磁の半分のステップ角での運転をも選
択可能とする別のモータ駆動部67と置き換えるように
している。
【0082】このモータ駆動部67は、副走査パルス2
1によって回転する。また、図示しない主制御部(CP
Uなど)の指示により、等倍又は縮小読み取り時には2
相励磁によって回転し、100%を超え200%までの
拡大を行う場合には、1−2相励磁により等倍又は縮小
時の半分のステップ角で回転し、200%を超え400
%までの拡大を行う場合には、マイクロステップ運転に
より1−2相励磁の半分のステップ角で回転する。
【0083】このモータ駆動部67を用いて副走査方向
の拡大を実現する場合の動作について、図8のタイミン
グチャートを参照して説明する。図8のタイミングチャ
ートは、図6のタイミングチャートの場合と同様に、1
50%拡大動作でのタイミングを表わしている。
【0084】150%拡大時には、図7のモータ駆動部
67は、1−2相励磁により等倍又は縮小時の半分のス
テップ角で回転する。これにより、副走査方向のライン
を等倍又は縮小時の倍の解像度で読み取り、拡大縮小処
理部20に供給する。よって、副走査パルス68と入力
画像69の関係は、図8に示したようになる。
【0085】ここで、図6に示したタイミングチャート
の場合と異なるのは、入力画像として入力される信号
が、図6の場合、y1、y1、y2、y2、y3、y
3、…、yn、ynであったのに対し、図8において
は、y(0.5)、y(1)、y(1.5)、y
(2)、y(2.5)、y(3)、…、y(n−1)、
y(n−0.5)、y(n)となることである。
【0086】これは、図6の場合には、副走査パルスが
2回で、1ステップ分ずつステッピングモータが回転す
るので、2回ずつ同じラインを読み取るのに対し、図8
では、副走査パルスが1回で、0.5ステップ分ずつス
テッピングモータが回転し、等倍時のラインとラインの
間を読み取ること(図8ではy(0.5)、y(1.
5)、y(2.5)、…、y(n−0.5)で表わして
いる)が可能となることを意味している。
【0087】これ以降の動作については、図6を参照し
て上述した場合と同様であるので、その説明は省略す
る。そして、最終的な出力画像信号は図8の出力画像7
3のようになる。
【0088】次段の画像処理回路(γ補正、2値化など
を実行する回路)では、有効画素信号74が有効な間
に、図8では図示しない出力画像転送クロック24に同
期して出力画像73を入力すると、次の画像処理回路の
入力画像75のようになり、結果として、全体で副走査
方向に画像を150%拡大することが可能となる。
【0089】この方法によって、拡大による副走査方向
の歪みをより少なくした画像を出力することが可能とな
る。また、拡大又は縮小倍率に拘わらず、ステッピング
モータのパルス周波数を副走査パルスの周波数で一定と
することができるため、ステッピングモータの振動が画
像に与える影響を抑制することが容易になるという効果
がある。
【0090】なお、上記実施の形態においては、2分周
回路及び4分周回路を用いて、副走査方向の走査速度を
1/2又は1/4にする場合について説明したが、さら
に、走査速度を下げることができるようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置および画像処
理方法、並びに記録媒体によれば、主走査方向の画像の
1ライン分の画像データを記憶し、所定の1画素パルス
を発生し、1画素パルスを、所定の比率で間引いた間引
きパルスを発生し、主走査方向に画像を拡大するとき、
間引きパルスに基づいて、記憶された画像データを読み
出し、主走査方向に画像を縮小するとき、1画素パルス
に基づいて、記憶された画像データを読み出し、主走査
方向に画像を拡大するとき、1画素パルスに基づいて、
読み出された画像データを出力し、主走査方向に画像を
縮小するとき、間引きパルスに基づいて、読み出された
画像データを出力し、主走査方向に画像を拡大すると
き、間引きパルスに基づいて画像データの読み出しが行
われるように切り替え、主走査方向に画像を縮小すると
き、1画素パルスに基づいて画像データの読み出しが行
われるように切り替え、主走査方向に画像を拡大すると
き、1画素パルスに基づいて画像データの出力が行われ
るように切り替え、主走査方向に画像を縮小するとき、
間引きパルスに基づいて画像データの出力が行われるよ
うに切り替え、副走査方向の走査速度を、副走査方向の
画像の拡大倍率または縮小倍率に応じて制御し、副走査
方向の画像の拡大倍率または縮小倍率に応じて、記憶さ
れた画像データを1ライン単位で間引きし、間引きされ
た画像データを出力する。また、副走査方向の画像の拡
大倍率または縮小倍率に応じて、副走査方向に画像が拡
大されるように、副走査方向の走査速度を減速させ、副
走査方向に拡大された画像に対応する画像データを1ラ
イン単位で間引きし、副走査方向に画像を所定の縮小倍
率で縮小することにより、画像を任意の倍率で拡大また
は縮小するようにしたので、簡単な構成で、多階調の画
像を主走査方向及び副走査方向に任意の倍率で拡大する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施の形態の構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1の拡大縮小処理部20の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1及び図2の実施の形態の主走査方向の縮小
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1及び図2の実施の形態の主走査方向の拡大
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】図1及び図2の実施の形態の副走査方向の縮小
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】図1及び図2の実施の形態の副走査方向の拡大
時の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置の他の実施の形態の構成
例を示すブロック図である。
【図8】図7の実施の形態の副走査方向の拡大時の動作
を示すタイミングチャートである。
【図9】従来のスキャナの一例の構成を示すブロック図
である。
【図10】図9のスキャナの動作を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 スキャナ機構部 2 原稿 3 光源ランプ 4,6,7 ミラー 5 キャリッジ 8 レンズ 9 光電変換素子 10 モータ 11 原稿台 12 筐体 13 モータ駆動部 14 副走査速度選択回路 15 4分周回路 16 2分周回路 17 CCD駆動部 18 副走査パルス発生部 19 1画素パルス発生部 20 拡大縮小処理部 28 A/D変換回路 29 ラインメモリ 30 主走査間引きパルス発生回路 31 主走査イネーブル信号発生回路 32 副走査イネーブル信号発生回路 81 クロック入換え部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査し、前記原稿の画像を読み取
    る画像処理装置であって、 主走査方向の前記画像の1ライン分の画像データを記憶
    する記憶手段と、所定の1画素パルス を発生する第1の発生手段と、前記1画素パルスを、所定の比率で 間引いた間引きパル
    スを発生する第2の発生手段と、主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記間引きパル
    スに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像デー
    タを読み出し、主走査方向に前記画像を縮小するとき、
    前記1画素パルスに基づいて、前記記憶手段に記憶され
    た前記画像データを読み出す読み出し手段と、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記1画素パル
    スに基づいて、前記読み出し手段によって読み出された
    前記画像データを出力し、主走査方向に前記画像を縮小
    するとき、前記間引きパルスに基づいて、前記読み出し
    手段によって読み出された前記画像データを出力する第
    1の出力手段と、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記読み出し手
    段に前記間引きパルスを切り替えて供給し、主走査方向
    に前記画像を縮小するとき、前記読み出し手段に前記1
    画素パルスを切り替えて供給する第1の切り替え手段
    と、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記第1の出力
    手段に前記1画素パルスを切り替えて供給し、主走査方
    向に前記画像を縮小するとき、前記第1の出力手段に前
    記間引きパルスを切り替えて供給する第2の切り替え手
    段と、 副走査方向の走査速度を、副走査方向の前記画像の拡大
    倍率または縮小倍率に応じて制御する制御手段と、 副走査方向の前記画像の拡大倍率または縮小倍率に応じ
    て、前記記憶手段に記憶された前記画像データを1ライ
    ン単位で間引きする間引き手段と、前記間引き手段によって間引きされた前記画像データを
    出力する第2の出力手段とを備え、 前記制御手段は、副走査方向の前記画像の拡大倍率また
    は縮小倍率に応じて、副走査方向に前記画像が拡大され
    るように、副走査方向の前記走査速度を減速さ せ、前記
    間引き手段は、前記制御手段によって副走査方向に拡大
    された前記画像に対応する画像データを1ライン単位で
    間引きし、副走査方向に前記画像を所定の縮小倍率で縮
    小することにより、前記画像を任意の倍率で拡大または
    縮小する ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿を走査し、前記原稿の画像を読み取
    る画像処理方法であって、 主走査方向の前記画像の1ライン分の画像データを記憶
    する記憶ステップと、所定の1画素パルス を発生する第1の発生ステップと、前記1画素パルスを、所定の比率で 間引いた間引きパル
    スを発生する第2の発生ステップと、主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記間引きパル
    スに基づいて、前記記憶ステップにおいて記憶された前
    記画像データを読み出し、主走査方向に前記画像を縮小
    するとき、前記1画素パルスに基づいて、前記記憶ステ
    ップにおいて記憶された前記画像データを読み出す読み
    出しステップと、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記1画素パル
    スに基づいて、前記読み出しステップにおいて読み出さ
    れた前記画像データを出力し、主走査方向に前記画像を
    縮小するとき、前記間引きパルスに基づいて、前記読み
    出しステップにおいて読み出された前記画像データを出
    力する第1の出力ステップと、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記読み出しス
    テップにおいて前記間引きパルスに基づいて前記画像デ
    ータの読み出しが行われるように切り替え、主走査方向
    に前記画像を縮小するとき、前記読み出しステップにお
    いて前記1画素パルスに基づいて前記画像データの読み
    出しが行われるように切り替える第1の切り替えステッ
    プと、 主走査方向に前記画像を拡大するとき、前記第1の出力
    ステップにおいて前記1画素パルスに基づいて前記画像
    データの出力が行われるように切り替え、主走査方向に
    前記画像を縮小するとき、前記第1の出力ステップにお
    いて前記間引きパルスに基づいて前記画像データの出力
    が行われるように切り替える第2の切り替えステップ
    と、 副走査方向の走査速度を、副走査方向の前記画像の拡大
    倍率または縮小倍率に応じて制御する制御ステップと、 副走査方向の前記画像の拡大倍率または縮小倍率に応じ
    て、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像デー
    タを1ライン単位で間引きする間引きステップと、前記間引きステップにおいて間引きされた前記画像デー
    タを出力する第2の出力ステップとを備え、 前記制御ステップにおいては、副走査方向の前記画像の
    拡大倍率または縮小倍率に応じて、副走査方向に前記画
    像が拡大されるように、副走査方向の前記走査速度を減
    速させ、前記間引きステップにおいては、前記制御ステ
    ップにおいて副走査方向に拡大された前記画像に対応す
    る画像データを1ライン単位で間引きし、副走査方向に
    前記画像を所定の縮小倍率で縮小することにより、前記
    画像を任意の倍率で拡大または縮小する ことを特徴とす
    る画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理方法を実行可
    能なプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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