JPH08265562A - 画像変倍装置 - Google Patents

画像変倍装置

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JPH08265562A
JPH08265562A JP7064373A JP6437395A JPH08265562A JP H08265562 A JPH08265562 A JP H08265562A JP 7064373 A JP7064373 A JP 7064373A JP 6437395 A JP6437395 A JP 6437395A JP H08265562 A JPH08265562 A JP H08265562A
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image
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scaling
magnification
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Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
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Ricoh Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モアレのない高画質の変倍画像を得る。 【構成】 補間演算回路103〜105は原画像データ
を、ナイキスト周波数をカットオフ、又はナイキスト周
波数の1/2の周波数をカットオフとする周波数特性の
標本化関数で補間演算を行う。変倍制御は、メイン制御
板のCPU65から変倍RAM102に記憶された変倍
制御データに基づいて、変倍制御部101が仮想サンプ
リング点を表す信号smpl<2:0> を補間演算回路10
3〜105に印加すると共に、FIFOメモリとFF
2、FF3に対して読み出しイネーブル信号renと書き
込みイネーブル信号wenを印加することにより行う。C
PUは補間演算回路103〜105の標本化関数を設定
倍率と設定画質モードに基づいて切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像読み取り
装置などにおいて画像データを電気的に拡大、縮小する
画像変倍装置に関し、特に3次元コンボリューション法
を用いた画像変倍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像変倍装置としては、
例えば特開昭62−256179号公報に示すようにナ
イキスト周波数をカットオフとする標本化関数を近似し
た3次元コンボリューション法により補間演算を行うも
のが知られている。この方法では、画像データを拡大時
や100%に近い縮小率の縮小時には補間し、また、5
0%近傍以下の縮小時には間引くことが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く3次元コンボリューション法を用いた画像変倍装置
では、拡大時や100%に近い縮小率の縮小時には画像
データを補間するので高画質の電気変倍が可能である
が、50%近傍以下の縮小時には画像データを間引くの
でモアレが発生する可能性があるという問題点がある。
なお、このモアレは特に原画像が文字画像の場合や、読
み取りセンサの奇数画素センサと偶数画素センサの間に
出力差がある場合などに多く発生する。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、モアレ
のない高画質の変倍画像を得ることができる画像変倍装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、主走査方向の原画像データの補間演算
を、ナイキスト周波数をカットオフとする周波数特性の
標本化関数で行う補間演算手段を備えると共に、主走査
方向の原画像データまたは前記補間演算されたデータを
メモリに対して蓄積するタイミングを制御することによ
り原画像データの主走査方向を変倍する画像変倍装置に
おいて、前記補間演算手段の標本化関数を、ナイキスト
周波数の1/2の周波数をカットオフとする周波数特性
の標本化関数に切り替える制御手段を備えたことを特徴
とする。
【0006】第2の手段は、第1の手段において前記制
御手段が、設定倍率に基づいて標本化関数を切り替える
ことを特徴とする。
【0007】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて前記制御手段が、設定倍率と設定画質モードに基づ
いて標本化関数を切り替えることを特徴とする。
【0008】第4の手段は、第2または第3の手段にお
いて前記制御手段が、設定倍率が50%近傍以下の場合
に標本化関数を切り替えることを特徴とする。
【0009】第5の手段は、第3または第3の手段にお
いて前記制御手段が、設定画質モードが文字モードの場
合に標本化関数を切り替えることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の手段では、ナイキスト周波数をカットオ
フとする周波数特性の標本化関数を、ナイキスト周波数
の1/2の周波数をカットオフとする周波数特性の標本
化関数に切り替えるので、50%近傍以下の縮小時に画
像データを間引く場合にモアレのない高画質の変倍画像
を得ることができる。
【0011】第2の手段では、設定倍率に基づいて標本
化関数を切り替えるので、50%近傍以下の縮小時に画
像データを間引く場合に自動的にモアレのない高画質の
変倍画像を得ることができる。
【0012】第3の手段では、設定倍率と設定画質モー
ドに基づいて標本化関数を切り替えるので、自動的にモ
アレのない高画質の変倍画像を得ることができる。
【0013】第4の手段では、設定倍率が50%近傍以
下の場合に標本化関数を切り替えるので、自動的にモア
レのない高画質の変倍画像を得ることができる。
【0014】第5の手段では、文字モードの場合に標本
化関数を切り替えるので、MTF補正されてモアレが発
生しやすくなっても、自動的にモアレのない高画質の変
倍画像を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像変倍装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1の画像変倍装置を備えた画像
信号処理回路を示すブロック図、図3は図2の画像信号
処理回路を備えたデジタル複写機を示す構成図、図4は
等倍時のタイミング信号を示す説明図、図5は縮小時の
タイミング信号を示す説明図、図6は拡大時のタイミン
グ信号を示す説明図、図7は縮小時の仮想サンプリング
点を示す説明図、図8は図7における縮小時の補間係数
を示す説明図、図9は縮小時の他の仮想サンプリング点
を示す説明図、図10は図9における縮小時の補間係数
を示す説明図、図11は設定倍率に基づいて補間演算を
切り替える処理を説明するためのフローチャート、図1
2は設定倍率と画質モードに基づいて補間演算を切り替
える処理を説明するためのフローチャートである。
【0016】先ず、図3を参照して本実施例の画像変倍
装置が適用されたデジタル複写機の構成を説明する。コ
ンタクトガラス1上に載置された原稿は光源2により照
明され、その反射光が第1ミラー3、第2ミラー4、第
3ミラー5により反射され、レンズ6によりCCDライ
ンイメージセンサ7の受光面に結像されて原稿画像が読
み取られる。光源2および第1ミラー3は走行体8に搭
載され、第2ミラー4および第3ミラー5は走行体9に
搭載されている。そして、走行体8と走行体9の走行速
度比が変化することにより副走査方向の変倍が行われ
る。
【0017】このように読み取られた画像信号は図1、
図2に示す回路により処理され、次いでレーザダイオー
ド(LD)17から画像データに応じて変調されたレー
ザ光が出射される。このレーザ光はf−θレンズ18等
の光学系により感光体20の表面に導かれ、感光体20
の表面に潜像が形成される。この潜像は現像ローラ21
によりトナーで現像され、このトナー像が転写チャージ
ャ28により転写紙に転写され、また、感光体20上の
残存トナーがクリーニングユニット32により除去され
る。転写紙は給紙トレイ24、25などから給紙コロ2
7により給紙され、トナー像が転写チャージャ28によ
り転写された後、分離チャージャ29により感光体20
の表面から分離され、トナー像が定着ユニット31によ
り定着された後排紙トレイ33上に排出される。
【0018】次に、図2を参照して画像信号処理回路の
構成を説明する。CCDラインイメージセンサ7により
読み取られたアナログの画像信号は、VPU(Video Pro
cessing Unit) 41により適正なゲインを与えられた後
A/D変換され、クロックCK1に同期した8ビット
(256階調)のデジタルデータDATA0〜7として
IPU(Image Processing Unit) 50に印加される。こ
こで、VPU41に対してはIPU50内のタイミング
発生部51から、CCDラインイメージセンサ7の読み
出しタイミングを決める信号CCDSTNと、10MH
zのクロックCK1が印加される。
【0019】IPU50に印加されたデータDATA0
〜7は、黒オフセット補正回路52、シェーディング補
正回路53、MTF補正回路54、γ補正回路55を介
して本実施例の変倍回路56に印加され、後述するよう
に主走査方向の変倍が行われた後画質処理回路57に印
加される。ここで、黒オフセット補正とはCCD7の暗
電流の黒レベルをデータDATA0〜7から減算する処
理である。シェーディング補正は主走査方向の光源2の
光量むらやCCD7の各画素の感度むらを除去するため
に、原稿の走査開始前に主走査方向の濃度が均一な白板
を読み取ってそのデータを記憶し、データDATA0〜
7をそのデータで除算する処理である。
【0020】MTF補正は光学的な周波数劣化などを2
次元の空間フィルタで補正する処理であり、γ補正は図
3に示すスキャナのγ特性を補正する処理である。画質
処理回路57では文字処理部58、誤差拡散部59、デ
ィザ処理部60、61により画質処理が行われ、画像デ
ータSDT0〜7としてGAVD63に出力されて書き
込みクロックに応じた速度変換が行われる。次いでプリ
ンタのLD変調板64ではLD17に印加される電流の
パルス幅(PWMの場合)や電流量(PMの場合)が8
ビットのデータSDT0〜7に応じてコントロールされ
る。
【0021】IPU50はメイン制御板のCPU65と
の間で13ビット幅のアドレスバスと8ビット幅のデー
タバスを共有し、また、これらのバスを介してCPU6
5との間で通信が行われている。また、このメイン制御
板のCPU65は図3に示すスキャナやプリンタのモー
タや、各種クラッチやソレノイド等を制御することによ
り、スキャナ、プリンタ及び図2に示すIPU50を制
御している。なお、符号62はROMである。
【0022】次に、図1を参照して本実施例の変倍回路
56を詳細に説明する。この変倍回路56は変倍制御部
101、変倍RAM102、入力側フリップフロップF
F1、FF3、セレクタSEL1〜SEL3、8ビット
多値データの補間演算回路(hokan256)103、2ビッ
トデータの補間演算回路(hokan2)104、105及び
出力側フリップフロップFF2、FF4を有し、3次関
数コンボリューション法による補間で主走査方向を25
%〜512%(1%刻み)で変倍する。なお、図示省略
されているが、出力側FF2の出力bout<9:0>と入力側
FF3の入力bin<9:0> の間には、共に5k×8ビット
の2つのFIFOメモリが並列に設けられ、この各FI
FOメモリはトグル動作している。また、信号sd<9:0>
は図2に示すγ補正回路55からFF1に対する入力デ
ータ、信号hd<9:0> はFF4から図2に示す画質処理回
路59に対する出力データである。
【0023】入力側FF1、FF3の出力と補間演算回
路103〜105の出力は、CPU65からのkakd
ai信号に基づいてセレクタSEL1〜SEL3により
選択される。セレクタSEL1の出力は出力側FF2を
介してFIFOメモリに印加され、セレクタSEL2の
出力は補間演算回路103〜105に印加され、セレク
タSEL3の出力は出力側FF3を介して画質処理回路
57に印加される。
【0024】実際の変倍制御は、メイン制御板のCPU
65から変倍RAM102に記憶された変倍制御データ
に基づいて、変倍制御部101が仮想サンプリング点を
表す信号smpl<2:0> を補間演算回路103〜105
に印加すると共に、FIFOメモリとFF2、FF3に
対して読み出しイネーブル信号renと書き込みイネーブ
ル信号wenを印加することにより行っている。なお、F
F2がwen付き、FF3はren付きである。
【0025】変倍RAM102と変倍制御データについ
て説明すると、変倍RAM102は512×4ビットの
構成であり、速度変換を行うための間引き/重複制御デ
ータan (1ビット)と、補間演算の係数を選択するた
めの再サンプリング点の位置データsmpln (3ビッ
ト)を記憶する。変倍RAM102に対するデータのリ
ード、ライトは、通常のコマンドと同様にCPU65の
インタフェースを介して行う。
【0026】ここで、変倍RAM102に書き込まれる
データは、拡大モードの場合と縮小モードの場合では異
なる意味を有する。
【0027】(1)拡大モードの場合 間引き/重複制御データan (1ビット)は重複制御に
用いられ、an =Hの時にFIFOメモリから次の画素
のデータを読み出し、an =Lの時に読み出しを停止す
るようにFF2、FF3とFIFOメモリのイネーブル
信号enが制御される。
【0028】(2)縮小モードの場合 間引き/重複制御データan は間引き制御に用いられ、
n =Hの時にFIFOメモリに書き込むが、an =L
の時には書込みを行わないようにFF2、FF3とFI
FOメモリのイネーブル信号enが制御される。
【0029】位置データsmpln (3ビット)は拡大
モード、縮小モードのいずれの場合にも再サンプリング
点の位置データを表す。変倍RAM102への変倍制御
データの転送は、この変倍RAM102のデータバスと
アドレスバスを直接アクセスすることにより行われる。
この場合、前述したように拡大モードの場合と縮小モー
ドの場合では、データの意味も個数も異なり、縮小モー
ドにおけるデータの個数は「100」であるが、拡大時
のそれは変倍率(%)そのものとなる。ここで、本実施
例では変倍制御データの仮想サンプリング点は、0〜7
の数をとる場合と0〜3の数をとる場合がある。
【0030】次に、等倍時、縮小時、拡大時の動作を詳
細に説明する。
【0031】(1)等倍時 等倍時にはkakdi信号=Lに設定され、また、図4
に示すようにwen=ren=Lに設定される。この場合、
wen=ren=Lであるので速度変換は行われず、したが
って、等倍動作する。すなわち、入力多値データsd<9:0
> はFF1により取り込まれ、補間演算回路103を補
間処理されることなく通り、FF2においてwen信号
(=L)により等速度でFIFOメモリに書き込まれ
る。このデータは次のライン時に読み出され、FF3に
おいてren信号(=L)により等速度で取り込まれ、F
F4を介して出力データhd<9:0> として出力される。
【0032】(2)縮小時 縮小時にはkakdi信号=Lに設定され、また、図5
に示すようにwenが縮小率に応じた周期、ren=Lに設
定される。入力多値データsd<9:0> はFF1により取り
込まれ、上位8ビットのsd<7:0> が補間演算回路103
に送られて3 次関数コンボリューション法により補間演
算が行われる。
【0033】この場合、仮想サンプリング点Xは図7に
示すように、画素間を8等分した位置smpl(0〜
7)と、その前後の各2つの画素のデータS(n−
1)、S(n)、S(n+1)、S(n+2)と、図8
に示す係数h(−1)、h(0)、h(1)、h(2)
と次式(1)に従って畳み込み演算を行うことにより計
算される。
【0034】X={h(−1)・S(n−1) +h(0)・S(n) +h(1)・S(n+1) +h(2)・S(n+2)}/64 …(1) この補間を行う場合のサンプリング位置は、変倍RAM
102に予め変倍制御データを読み出すことにより得ら
れる。また、この補間演算は400dpiをカットオフ
とする標本化関数で演算を行っていることになり、した
がって、等倍に近い縮小時や拡大時に精度の高い補間演
算が行われ、高画質の電気変倍が可能となる。
【0035】ところで、縮小時、特に50%近傍の倍率
時にはおおよそ2画素から1画素を間引くと、サンプリ
ング密度によって決まるナイキスト周波数(200dp
i前後)を越える周波数成分が原画像の中に含まれてい
るので、強いモアレが発生する可能性がある。このよう
な周波数成分は、CCD7の偶数画素、奇数画素の差な
どの理由により、スキャナの読み取りデータ中に頻繁に
現れる。
【0036】このため、本発明では200dpiをカッ
トオフとする標本化関数で補間を行うように構成されて
いる。この場合の補間演算は、図9に示すように画素間
を4等分した位置smpl(0〜3)と、仮想サンプリ
ング点Xの前後の各4つの画素のデータS(n−3)、
S(n−2)、S(n−1)、S(n)、S(n+
1)、S(n+2)、S(n+3)、S(n+4)と、
図10に示す係数h(−3)、h(−2)、h(−
1)、h(0)、h(1)、h(2)、h(3)、h
(4)と次式(2)に従って畳み込み演算を行うことに
より計算される。
【0037】X={+h(−3)・S(n−3) +h(−2)・S(n−2) +h(−1)・S(n−1) +h(0)・S(n) +h(1)・S(n+1) +h(2)・S(n+2) +h(3)・S(n+3) +h(4)・S(n+4)}/64 …(2) この補間を行う場合のサンプリング位置Xは同様に、変
倍RAM102に書き込まれた変倍制御データを書き換
えて読み出すことにより得られる。また、この補間演算
は200dpiをカットオフとする標本化関数で演算を
行っていることになり、したがって、帯域制限を行いな
がら主走査変倍を行うので縮小時のモアレを減少するこ
とができる。
【0038】このようにして補間されたデータは、FF
2において縮小率に応じた周期のwen信号により間引か
れ、FIFOメモリに書き込まれる。そして、このデー
タは次のライン時に読み出され、FF3においてren信
号(=L)により等速度で取り込まれ、FF4を介して
出力データhd<9:0> として出力される。
【0039】(3)拡大時 拡大時にはkakdi信号=Hに設定され、また、図6
に示すようにwen=L、ren信号が拡大率に応じた周期
に設定される。入力多値データsd<9:0> はFF1により
取り込まれ、そのままFF2においてwen信号(=L)
により等速度で出力され、FIFOメモリに書き込まれ
る。そして、このデータは次のライン時にFF3におい
て拡大率に応じた周期のren信号により読み出しが制御
されて速度変換され、次いで、上位8ビットのデータsd
<7:0> が補間演算回路103に送られて3 次関数コンボ
リューション法により補間演算が行われる。
【0040】この拡大時の補間係数は一般的には400
dpiをカットオフとするのが望ましい。また、補間を
行うときのサンプリング位置データは、変倍RAMから
読み出すことにより得られ、読み出しを停止されたデー
タに対してサンプリング位置を変化させて複数回補間を
行うことにより拡大処理が行われる。このようにして補
間が行われたデータはFF4を介して出力される。
【0041】ここで、上記補間係数の選択は、一例とし
てユーザが操作パネルを介して選択可能に構成すること
ができ、この場合、ユーザは出力画像を見ながら最適な
画像になるような補間係数を選択する。目安として縮小
時、特に50〜60%以下の時には1/2に帯域が制限
された補間係数で演算を行うことによりモアレを効果的
に抑制することができる。なお、写真モードにおいて縮
小する場合や拡大時には画像のぼけを極力避けるために
通常の補間係数を選択する方が望ましい。
【0042】また、図11に示すように設定倍率に応じ
て、または図12に示すように設定画質モードと設定倍
率に応じてCPU65が自動的に補間係数を選択するよ
うに構成することができる。図11では、先ず、操作パ
ネルから変倍率Xを読み込み(ステップS1)、スター
トボタンが押されると設定変倍率Xに応じた変倍制御デ
ータを変倍RAM102に書き込む(ステップS2)。
【0043】そして、設定変倍率Xが例えば60%以上
の場合には図8に示す係数と式(1)に基づいて補間演
算を行い(ステップS3→S4)、他方、設定変倍率X
が60%未満の場合には図10に示す係数と式(2)に
基づいて補間演算を行う(ステップS3→S5)。次い
でスキャナが読み取りを開始すると変倍RAM102に
書き込まれた変倍制御データに基づいて主走査方向が変
倍される(ステップS6)。
【0044】図12は画質モードとして文字モードと写
真モードをユーザが選択可能な場合を示している。ここ
で、文字モードが選択されるとMTF補正が行われ、写
真モードが選択されると平滑化が行われる。したがっ
て、MTF補正が行われた画像はモアレが発生しやす
く、平滑化が行われた画像を縮小する場合には帯域制限
を行わなくてもモアレはそれほど発生しない。そこで、
図12に示すように、先ず、操作パネルから変倍率Xを
読み込み(ステップS11)、次いで操作パネルから画
質モードを読み込み(ステップS12)、次いでスター
トボタンが押されると設定変倍率Xに応じた変倍制御デ
ータを変倍RAM102に書き込む(ステップS1
3)。
【0045】次いで文字モードが設定されているか否か
を判別し(ステップS14)、文字モードが設定されて
いない場合と設定変倍率Xが60%以上の場合には図8
に示す係数と式(1)に基づいて補間演算を行い(ステ
ップS15→S16)、他方、文字モードが設定されて
いる場合と設定変倍率Xが60%未満の場合には図10
に示す係数と式(2)に基づいて補間演算を行う(ステ
ップS15→S17)。次いでスキャナが読み取りを開
始すると変倍RAM102に書き込まれた変倍制御デー
タに基づいて主走査方向が変倍される(ステップS1
8)。
【0046】したがって、図8に示す係数と式(1)に
基づいて補間演算を行った場合には帯域制限を行わない
ので原画像に忠実な変倍を得ることができ、他方、図1
0に示す係数と式(2)に基づいて補間演算を行った場
合にはナイキスト周波数の1/2の周波数で帯域制限を
行い、不要な高周波成分がカットされるのでモアレを減
少することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、ナイキスト周波数をカットオフとする周波数特性の
標本化関数を、ナイキスト周波数の1/2の周波数をカ
ットオフとする周波数特性の標本化関数に切り替えるの
で、50%近傍以下の縮小時に画像データを間引く場合
にモアレのない高画質の変倍画像を得ることができる。
【0048】請求項2記載の発明は、設定倍率に基づい
て標本化関数を切り替えるので、50%近傍以下の縮小
時に画像データを間引く場合に自動的にモアレのない高
画質の変倍画像を得ることができる。
【0049】請求項3記載の発明は、設定倍率と設定画
質モードに基づいて標本化関数を切り替えるので、自動
的にモアレのない高画質の変倍画像を得ることができ
る。
【0050】請求項4記載の発明は、設定倍率が50%
近傍以下の場合に標本化関数を切り替えるので、自動的
にモアレのない高画質の変倍画像を得ることができる。
【0051】請求項5記載の発明は、文字モードの場合
に標本化関数を切り替えるので、MTF補正されてモア
レが発生しやすくなっても、自動的にモアレのない高画
質の変倍画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像変倍装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の画像変倍装置を備えた画像信号処理回路
を示すブロック図である。
【図3】図2の画像信号処理回路を備えたデジタル複写
機を示す構成図である。
【図4】等倍時のタイミング信号を示す説明図である。
【図5】縮小時のタイミング信号を示す説明図である。
【図6】拡大時のタイミング信号を示す説明図である。
【図7】縮小時の仮想サンプリング点を示す説明図であ
る。
【図8】図7における縮小時の補間係数を示す説明図で
ある。
【図9】縮小時の他の仮想サンプリング点を示す説明図
である。
【図10】図9における縮小時の補間係数を示す説明図
である。
【図11】設定倍率に基づいて補間演算を切り替える処
理を説明するためのフローチャートである。
【図12】設定倍率と画質モードに基づいて補間演算を
切り替える処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
7 CCDイメージセンサ 56 変倍回路 65 CPU 101 変倍制御部 102 変倍RAM 103〜105 補間演算回路 FF1〜FF4 フリップフロップ SEL1〜SEL3 セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向の原画像データの補間演算
    を、ナイキスト周波数をカットオフとする周波数特性の
    標本化関数で行う補間演算手段を備えると共に、主走査
    方向の原画像データまたは前記補間演算されたデータを
    メモリに対して蓄積するタイミングを制御することによ
    り原画像データの主走査方向を変倍する画像変倍装置に
    おいて、 前記補間演算手段の標本化関数を、ナイキスト周波数の
    1/2の周波数をカットオフとする周波数特性の標本化
    関数に切り替える制御手段を備えたことを特徴とする画
    像変倍装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、設定倍率に基づいて標
    本化関数を切り替えることを特徴とする請求項1記載の
    画像変倍装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、設定倍率と設定画質モ
    ードに基づいて標本化関数を切り替えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像変倍装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、設定倍率が50%近傍
    以下の場合に標本化関数を切り替えることを特徴とする
    請求項2または3記載の画像変倍装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、設定画質モードが文字
    モードの場合に標本化関数を切り替えることを特徴とす
    る請求項3または4記載の画像変倍装置。
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KR19990072683A (ko) * 1998-02-16 1999-09-27 고지마 마따오 디지털화상의확대축소방법및회로
CN111667459A (zh) * 2020-04-30 2020-09-15 杭州深睿博联科技有限公司 一种基于3d可变卷积和时序特征融合的医学征象检测方法、系统、终端及存储介质

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