JPH0966837A - 物品搬送具 - Google Patents
物品搬送具Info
- Publication number
- JPH0966837A JPH0966837A JP22563795A JP22563795A JPH0966837A JP H0966837 A JPH0966837 A JP H0966837A JP 22563795 A JP22563795 A JP 22563795A JP 22563795 A JP22563795 A JP 22563795A JP H0966837 A JPH0966837 A JP H0966837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate shelf
- locking
- support member
- guide groove
- article carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間棚が前後に位置ずれして可動係止部が前
位被係止部に対して前後にずれ、可動係止部と前位被係
止部との係合に支障を来す。支持部材の曲がり変形によ
り上下移動がスムースに行えない。 【解決手段】 後部被係止体50を係止凹部27に係合させ
ることで、中間棚30を前後方向Yで位置決めする。前部
被係止体40を係止部21に係止させ、中間棚30を両支持部
材20,25に支持させて枠体10間に取り付ける。後部被係
止体50をガイド溝26内で上下移動させ、中間棚30を目的
の高さに配置し、高さ変更を行う。支持部材20,25が曲
がっていたとき、後部被係止体50の一方と中間棚30が左
右方向Xで相対的に移動し、他方はフリーになり、当接
部51が後部の支持部材25の面に対し過度に圧接されず、
中間棚30の上下移動は容易にスムースに行える。
位被係止部に対して前後にずれ、可動係止部と前位被係
止部との係合に支障を来す。支持部材の曲がり変形によ
り上下移動がスムースに行えない。 【解決手段】 後部被係止体50を係止凹部27に係合させ
ることで、中間棚30を前後方向Yで位置決めする。前部
被係止体40を係止部21に係止させ、中間棚30を両支持部
材20,25に支持させて枠体10間に取り付ける。後部被係
止体50をガイド溝26内で上下移動させ、中間棚30を目的
の高さに配置し、高さ変更を行う。支持部材20,25が曲
がっていたとき、後部被係止体50の一方と中間棚30が左
右方向Xで相対的に移動し、他方はフリーになり、当接
部51が後部の支持部材25の面に対し過度に圧接されず、
中間棚30の上下移動は容易にスムースに行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば花木を植
えた鉢などを整理して収納し得、必要に応じて目的場所
まで運搬するのに使用される物品搬送具に関するもので
ある。
えた鉢などを整理して収納し得、必要に応じて目的場所
まで運搬するのに使用される物品搬送具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品搬送具としては、た
とえば特開平4−123975号公報が挙げられる。この物品
搬送具は、移動用の車輪を有するベース体と、このベー
ス体の両側に取付けられた側枠体と、ベース体の後側に
取付けられた後枠体と、これら側枠体と後枠体との間に
着脱自在に設けられた中間棚とにより形成されている。
前記側枠体の前部には、中間棚の前部を支持する前位支
持部材が設けられ、後枠体には、中間棚の後部を支持す
る後位支持部材が左右一対に設けられている。前位支持
部材には長形孔状の前位被係止部が上下複数箇所に形成
され、後位支持部材には長形孔状の後位被係止部が上下
複数箇所に形成されている。
とえば特開平4−123975号公報が挙げられる。この物品
搬送具は、移動用の車輪を有するベース体と、このベー
ス体の両側に取付けられた側枠体と、ベース体の後側に
取付けられた後枠体と、これら側枠体と後枠体との間に
着脱自在に設けられた中間棚とにより形成されている。
前記側枠体の前部には、中間棚の前部を支持する前位支
持部材が設けられ、後枠体には、中間棚の後部を支持す
る後位支持部材が左右一対に設けられている。前位支持
部材には長形孔状の前位被係止部が上下複数箇所に形成
され、後位支持部材には長形孔状の後位被係止部が上下
複数箇所に形成されている。
【0003】中間棚の後端には、後位被係止部に係脱自
在なフック形状の固定係止部が設けられ、中間棚の前部
両側には、前位被係止部に係脱自在なフック形状の可動
係止部が左右方向で出退自在に設けられている。
在なフック形状の固定係止部が設けられ、中間棚の前部
両側には、前位被係止部に係脱自在なフック形状の可動
係止部が左右方向で出退自在に設けられている。
【0004】これによると、中間棚を取り付ける場合、
まず、中間棚を両側枠体間に挿入し、固定係止部を後位
被係止部に挿入して係合させる。その後、可動係止部を
左右外方に突出させて前位被係止部に挿入し係合させ
る。これにより、中間棚は後位支持部材と前位支持部材
とに支持されて両側枠体間に取り付けられる。
まず、中間棚を両側枠体間に挿入し、固定係止部を後位
被係止部に挿入して係合させる。その後、可動係止部を
左右外方に突出させて前位被係止部に挿入し係合させ
る。これにより、中間棚は後位支持部材と前位支持部材
とに支持されて両側枠体間に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
形式では、固定係止部を後位被係止部に係合させた際、
固定係止部が後位被係止部に対して前後に摺動し、これ
により中間棚が前後に位置ずれして可動係止部が前位被
係止部に対して前後にずれ、可動係止部と前位被係止部
との係合に支障を来すといった問題があった。このよう
な前後の位置ずれを減少させるためには、固定係止部の
両縦板部の内面間距離を小さくすることが考えられる
が、内面間距離を小さくすると、固定係止部と後位被係
止部との係合が行い難くなるといった問題がある。
形式では、固定係止部を後位被係止部に係合させた際、
固定係止部が後位被係止部に対して前後に摺動し、これ
により中間棚が前後に位置ずれして可動係止部が前位被
係止部に対して前後にずれ、可動係止部と前位被係止部
との係合に支障を来すといった問題があった。このよう
な前後の位置ずれを減少させるためには、固定係止部の
両縦板部の内面間距離を小さくすることが考えられる
が、内面間距離を小さくすると、固定係止部と後位被係
止部との係合が行い難くなるといった問題がある。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、中間棚を取り付ける際、中間棚の前後方向の位置決
めを容易に行え、しかも載荷荷重の歪や外力などによっ
て支持部材側に曲がり変形が生じても、中間棚の上下移
動を常に円滑に行える物品搬送具を提供することを目的
としたものである。
は、中間棚を取り付ける際、中間棚の前後方向の位置決
めを容易に行え、しかも載荷荷重の歪や外力などによっ
て支持部材側に曲がり変形が生じても、中間棚の上下移
動を常に円滑に行える物品搬送具を提供することを目的
としたものである。
【0007】また請求項2記載の発明は、曲がり変形に
好適に対処し得る取り合い寸法とした物品搬送具を提供
することを目的としたものである。
好適に対処し得る取り合い寸法とした物品搬送具を提供
することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の物品搬送具は、
ベース体と、このベース体上で左右方向の両側に取り付
けた枠体と、両枠体間に着脱自在に設けた中間棚とから
なる物品搬送具であって、前記枠体は、中間棚を支持す
る前後一対の支持部材を有し、前部の支持部材には係止
部を上下複数箇所に設け、後部の支持部材には、上下方
向のガイド溝と、上下方向に形成しかつ上端をガイド溝
に連通した上下複数の係止凹部とを設け、前記中間棚の
前部側で左右の端部に、前記係止部に係脱自在な前部被
係止体を設け、前記中間棚の後部側で左右の端部に、前
記ガイド溝から係止凹部へと移動自在な後部被係止体
を、左右方向で移動自在に設けるとともに、これら後部
係止体の遊端には、ガイド溝ならびに係止凹部を形成し
た支持部材の部分に外側から当接自在な当接部を設けた
ことを特徴としたものである。
ために、本発明のうちで請求項1記載の物品搬送具は、
ベース体と、このベース体上で左右方向の両側に取り付
けた枠体と、両枠体間に着脱自在に設けた中間棚とから
なる物品搬送具であって、前記枠体は、中間棚を支持す
る前後一対の支持部材を有し、前部の支持部材には係止
部を上下複数箇所に設け、後部の支持部材には、上下方
向のガイド溝と、上下方向に形成しかつ上端をガイド溝
に連通した上下複数の係止凹部とを設け、前記中間棚の
前部側で左右の端部に、前記係止部に係脱自在な前部被
係止体を設け、前記中間棚の後部側で左右の端部に、前
記ガイド溝から係止凹部へと移動自在な後部被係止体
を、左右方向で移動自在に設けるとともに、これら後部
係止体の遊端には、ガイド溝ならびに係止凹部を形成し
た支持部材の部分に外側から当接自在な当接部を設けた
ことを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項1の発明によると、中間
棚を取り付けるに、まず中間棚を両枠体間に挿入し、そ
の後、中間棚の後部被係止体を後部の支持部材の係止凹
部に係合させて中間棚を後方に押す。これにより、後部
被係止体を係止凹部の後端部まで移動させ、以て中間棚
を前後方向で位置決めし得る。次いで、中間棚の前部被
係止体を前部の支持部材の係止部に係止させる。これに
より中間棚を、前部の支持部材と後部の支持部材とに支
持させて、両枠体間に取り付け得る。中間棚を取り付け
る際、後部被係止体をガイド溝内で上下移動させること
により、中間棚を目的の高さに配置し得、高さ変更が容
易に行える。
棚を取り付けるに、まず中間棚を両枠体間に挿入し、そ
の後、中間棚の後部被係止体を後部の支持部材の係止凹
部に係合させて中間棚を後方に押す。これにより、後部
被係止体を係止凹部の後端部まで移動させ、以て中間棚
を前後方向で位置決めし得る。次いで、中間棚の前部被
係止体を前部の支持部材の係止部に係止させる。これに
より中間棚を、前部の支持部材と後部の支持部材とに支
持させて、両枠体間に取り付け得る。中間棚を取り付け
る際、後部被係止体をガイド溝内で上下移動させること
により、中間棚を目的の高さに配置し得、高さ変更が容
易に行える。
【0010】たとえば使用荷重や外力による歪みによっ
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材が曲がって
いたとき、一方の後部被係止体と中間棚とが左右方向で
相対的に移動されるとともに、他方の後部被係止体はフ
リーになり、以て後部被係止体に一体の当接部が、後部
の支持部材における外側内面や内側内面に対して過度に
圧接されることがなくなって、中間棚の上下移動は容易
にスムースに行える。したがって溶融亜鉛メッキを容易
に施工し得る。
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材が曲がって
いたとき、一方の後部被係止体と中間棚とが左右方向で
相対的に移動されるとともに、他方の後部被係止体はフ
リーになり、以て後部被係止体に一体の当接部が、後部
の支持部材における外側内面や内側内面に対して過度に
圧接されることがなくなって、中間棚の上下移動は容易
にスムースに行える。したがって溶融亜鉛メッキを容易
に施工し得る。
【0011】また本発明の請求項2記載の物品搬送具
は、上記した請求項1記載の構成において、左右方向に
移動自在な後部被係止体の部分の取り合い寸法を、D;
中間棚の幅、E;後部被係止体の有効長さ、F;中間棚
の側フレームの幅、G;中間棚と後部の支持部材との隙
間、H;後部の支持部材の板厚、I;後部の支持部材の
内幅、としたとき、 式1 D+2G>(E−F)+D 2G>E−F 式2 D+2G+2H+I=(E−F)+D 2G+2H+I=(E−F) G+H+I/2=(E−F)/2 に設定したことを特徴としたものである。
は、上記した請求項1記載の構成において、左右方向に
移動自在な後部被係止体の部分の取り合い寸法を、D;
中間棚の幅、E;後部被係止体の有効長さ、F;中間棚
の側フレームの幅、G;中間棚と後部の支持部材との隙
間、H;後部の支持部材の板厚、I;後部の支持部材の
内幅、としたとき、 式1 D+2G>(E−F)+D 2G>E−F 式2 D+2G+2H+I=(E−F)+D 2G+2H+I=(E−F) G+H+I/2=(E−F)/2 に設定したことを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項2の発明によると、この
取り合い寸法を採用することで、無駄のない材料使用と
動作とを可能にしている。そして本発明の請求項3記載
の物品搬送具は、上記した請求項1記載の構成におい
て、係止部は係止孔からなり、前部被係止体は、左右方
向での移動により係止孔に嵌脱自在に構成したことを特
徴としたものである。
取り合い寸法を採用することで、無駄のない材料使用と
動作とを可能にしている。そして本発明の請求項3記載
の物品搬送具は、上記した請求項1記載の構成におい
て、係止部は係止孔からなり、前部被係止体は、左右方
向での移動により係止孔に嵌脱自在に構成したことを特
徴としたものである。
【0013】したがって請求項3の発明によると、前部
被係止体を左右方向に移動させるだけで、前部の支持部
材に対する中間棚の前部の固定、固定解除を行える。さ
らに本発明の請求項4記載の物品搬送具は、上記した請
求項1記載の構成において、後部被係止体を、中間棚の
前後方向の中間部寄りの位置に設けたことを特徴とした
ものである。
被係止体を左右方向に移動させるだけで、前部の支持部
材に対する中間棚の前部の固定、固定解除を行える。さ
らに本発明の請求項4記載の物品搬送具は、上記した請
求項1記載の構成において、後部被係止体を、中間棚の
前後方向の中間部寄りの位置に設けたことを特徴とした
ものである。
【0014】したがって請求項4の発明によると、中間
棚の上下移動は、後部被係止体を中間棚の後端に設けた
場合に比べて、軽く容易に行える。しかも本発明の請求
項5記載の物品搬送具は、上記した請求項1記載の構成
において、後部被係止体はロッド状であり、その当接部
の当接面を、外側ほど後部被係止体から離間するテーパ
面に形成したことを特徴としたものである。
棚の上下移動は、後部被係止体を中間棚の後端に設けた
場合に比べて、軽く容易に行える。しかも本発明の請求
項5記載の物品搬送具は、上記した請求項1記載の構成
において、後部被係止体はロッド状であり、その当接部
の当接面を、外側ほど後部被係止体から離間するテーパ
面に形成したことを特徴としたものである。
【0015】したがって請求項5の発明によると、例え
ガイド溝を形成する縁面がギザギザ状態のときでも、こ
の縁面にテーパ面が作用することで、中間棚が左右方向
において上下に傾斜した状態での中間棚の上下移動も、
引っ掛かることなり、容易にスムースに行える。
ガイド溝を形成する縁面がギザギザ状態のときでも、こ
の縁面にテーパ面が作用することで、中間棚が左右方向
において上下に傾斜した状態での中間棚の上下移動も、
引っ掛かることなり、容易にスムースに行える。
【0016】また本発明の請求項6記載の物品搬送具
は、上記した請求項1記載の構成において、中間棚群を
前後方向で二分割し、それぞれの後部の支持部材を、前
後方向の中央部分に配置したことを特徴としたものであ
る。
は、上記した請求項1記載の構成において、中間棚群を
前後方向で二分割し、それぞれの後部の支持部材を、前
後方向の中央部分に配置したことを特徴としたものであ
る。
【0017】したがって請求項6の発明によると、前後
に二分割された各グループにおいて、その中間棚の棚割
りを別々に、物品のサイズなどに応じて変えることで、
物品の積載効率を向上し得る。
に二分割された各グループにおいて、その中間棚の棚割
りを別々に、物品のサイズなどに応じて変えることで、
物品の積載効率を向上し得る。
【0018】そして本発明の請求項7記載の物品搬送具
は、上記した請求項1記載の構成において、ガイド溝は
上端で開放し、中間棚の前縁に、中間棚上面に対して上
方へ突出する脱落防止体を設け、この脱落防止体は、取
り外した中間棚を積み重ねたとき、下段の中間棚の脱落
防止体を避けて中間棚上面に当接する脚部を一体に有す
ることを特徴としたものである。
は、上記した請求項1記載の構成において、ガイド溝は
上端で開放し、中間棚の前縁に、中間棚上面に対して上
方へ突出する脱落防止体を設け、この脱落防止体は、取
り外した中間棚を積み重ねたとき、下段の中間棚の脱落
防止体を避けて中間棚上面に当接する脚部を一体に有す
ることを特徴としたものである。
【0019】したがって請求項7の発明によると、前部
被係止体を退入させ、後部被係止体をガイド溝内で下端
部側に移動させることで、使用しない中間棚を物品搬送
具に組み込んだままベース体上に積み重ねし得、中間棚
の紛失防止に役立つ。また後部被係止体を上方へ脱抜さ
せて完全に取り外した中間棚を、適宜の保管場所に積み
重ねし得る。そして中間棚を積み重ねたとき、下段中間
棚における脱落防止体を避けて、上段中間棚における脱
落防止体の脚部が下段中間棚の上面に当接され、以てい
ずれの積み重ねも整然と行える。
被係止体を退入させ、後部被係止体をガイド溝内で下端
部側に移動させることで、使用しない中間棚を物品搬送
具に組み込んだままベース体上に積み重ねし得、中間棚
の紛失防止に役立つ。また後部被係止体を上方へ脱抜さ
せて完全に取り外した中間棚を、適宜の保管場所に積み
重ねし得る。そして中間棚を積み重ねたとき、下段中間
棚における脱落防止体を避けて、上段中間棚における脱
落防止体の脚部が下段中間棚の上面に当接され、以てい
ずれの積み重ねも整然と行える。
【0020】さらに本発明の請求項8記載の物品搬送具
は、上記した請求項7記載の構成において、係止部は係
止孔からなり、前部被係止体は、左右方向での移動によ
り係止孔に嵌脱自在に構成し、この前部被係止体は、左
右方向に移動させるための操作部を内側に有し、この操
作部が対向する部分において、脚部に欠如部分を形成し
たことを特徴としたものである。
は、上記した請求項7記載の構成において、係止部は係
止孔からなり、前部被係止体は、左右方向での移動によ
り係止孔に嵌脱自在に構成し、この前部被係止体は、左
右方向に移動させるための操作部を内側に有し、この操
作部が対向する部分において、脚部に欠如部分を形成し
たことを特徴としたものである。
【0021】したがって請求項8の発明によると、前部
被係止体が係止孔に係合しているか否かの安全確認を、
欠如部分を通して操作部を見ることで容易に行える。し
かも本発明の請求項9記載の物品搬送具は、上記した請
求項8記載の構成において、操作部と脚部とを色分けし
たことを特徴としたものである。
被係止体が係止孔に係合しているか否かの安全確認を、
欠如部分を通して操作部を見ることで容易に行える。し
かも本発明の請求項9記載の物品搬送具は、上記した請
求項8記載の構成において、操作部と脚部とを色分けし
たことを特徴としたものである。
【0022】したがって請求項9の発明によると、操作
部の色分けにより確認をより確実に行える。
部の色分けにより確認をより確実に行える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
台車形式に採用した状態として図に基づいて説明する。
台車形式に採用した状態として図に基づいて説明する。
【0024】図1〜図3に示すように物品搬送具1は、
ベース体2と、このベース体2上で左右方向Xの両側に
取り付けられた枠体10と、これら枠体10間に着脱自在に
設けられた複数の中間棚30などにより形成されている。
ベース体2と、このベース体2上で左右方向Xの両側に
取り付けられた枠体10と、これら枠体10間に着脱自在に
設けられた複数の中間棚30などにより形成されている。
【0025】前記ベース体2は、角パイプを用いて矩形
状に形成された枠フレーム3と、この枠フレーム3の四
隅下面に支持部材4を介して取り付けられた移動用の車
輪5と、枠フレーム3上に着脱自在に取り付けられた一
対の樹脂板6などにより構成されている。なお枠フレー
ム3側には、その前後方向Yの外縁部に脱落防止体7が
設けられている。そして枠フレーム3の四隅部分には、
それぞれ連結用ブラケット8が設けられている。
状に形成された枠フレーム3と、この枠フレーム3の四
隅下面に支持部材4を介して取り付けられた移動用の車
輪5と、枠フレーム3上に着脱自在に取り付けられた一
対の樹脂板6などにより構成されている。なお枠フレー
ム3側には、その前後方向Yの外縁部に脱落防止体7が
設けられている。そして枠フレーム3の四隅部分には、
それぞれ連結用ブラケット8が設けられている。
【0026】両枠体10はそれぞれ、前後方向Yで一対の
縦支柱11と、これら縦支柱11の上端間に連結された上部
横材12とにより門形状に形成されている。そして両縦支
柱11の下端が前記連結用ブラケット8に連結されること
で、枠体10は、ベース体2上で左右方向Xの両側に取り
付けられる。なお、各枠体10における前後の縦支柱11間
でかつ上下方向における複数箇所(または一箇所)は、
中間部横材13や下部横材14で連結されている。
縦支柱11と、これら縦支柱11の上端間に連結された上部
横材12とにより門形状に形成されている。そして両縦支
柱11の下端が前記連結用ブラケット8に連結されること
で、枠体10は、ベース体2上で左右方向Xの両側に取り
付けられる。なお、各枠体10における前後の縦支柱11間
でかつ上下方向における複数箇所(または一箇所)は、
中間部横材13や下部横材14で連結されている。
【0027】左右の両枠体10にはそれぞれ、中間棚30を
支持する前後一対の支持部材20,25が設けられている。
ここで中間棚30群は前後方向Yで二分割され、それぞれ
の前部の支持部材20は縦支柱11に隣接して配置され、ま
た後部の支持部材25は前後方向Yの中央部分に配置され
ている。そして各支持部材20,25は、適宜の横材12,1
3,14などを介して固定されている。その際に一対の後
部の支持部材25は、物品搬送具1の前後方向中央線1A
に対してそれぞれ前後に離間され、以て間隔Lを置いて
配置されている。
支持する前後一対の支持部材20,25が設けられている。
ここで中間棚30群は前後方向Yで二分割され、それぞれ
の前部の支持部材20は縦支柱11に隣接して配置され、ま
た後部の支持部材25は前後方向Yの中央部分に配置され
ている。そして各支持部材20,25は、適宜の横材12,1
3,14などを介して固定されている。その際に一対の後
部の支持部材25は、物品搬送具1の前後方向中央線1A
に対してそれぞれ前後に離間され、以て間隔Lを置いて
配置されている。
【0028】また両枠体10の上端間はステー15で連結さ
れている。すなわち、図1,図2に示すように、ステー
15は四角パイプ状に形成され、その両端にはそれぞれ下
向きの連結部16が設けられている。これら連結部16はL
型材からなり、その外側板部の上下二箇所には矩形孔が
形成されている。そして、間隔Lを置いて隣接された一
対の後部の支持部材25における上端間にはステー取り付
けブラケット18が設けられ、このステー取り付けブラケ
ット18には、前記矩形孔が連通自在な矩形孔が上下二箇
所に形成されている。なお連通させた矩形孔間に作用さ
れる固定具(図示せず。)が設けられる。
れている。すなわち、図1,図2に示すように、ステー
15は四角パイプ状に形成され、その両端にはそれぞれ下
向きの連結部16が設けられている。これら連結部16はL
型材からなり、その外側板部の上下二箇所には矩形孔が
形成されている。そして、間隔Lを置いて隣接された一
対の後部の支持部材25における上端間にはステー取り付
けブラケット18が設けられ、このステー取り付けブラケ
ット18には、前記矩形孔が連通自在な矩形孔が上下二箇
所に形成されている。なお連通させた矩形孔間に作用さ
れる固定具(図示せず。)が設けられる。
【0029】図1、図5〜図7に示すように、前部の支
持部材20は平面視でU型状に形成され、その開放部を左
右方向Xの外方に向けて配設されている。そして前部の
支持部材20において、左右方向Xの内側に位置される板
部には、係止部の一例である係止孔21が所望のピッチ置
きで上下複数箇所に形成されている。これら係止孔21
は、拡大孔部22と、この拡大孔部22の下部に連通されか
つ拡大孔部22よりも小径に形成された落込み孔部23とに
より、逆向きのだるま状に形成されている。
持部材20は平面視でU型状に形成され、その開放部を左
右方向Xの外方に向けて配設されている。そして前部の
支持部材20において、左右方向Xの内側に位置される板
部には、係止部の一例である係止孔21が所望のピッチ置
きで上下複数箇所に形成されている。これら係止孔21
は、拡大孔部22と、この拡大孔部22の下部に連通されか
つ拡大孔部22よりも小径に形成された落込み孔部23とに
より、逆向きのだるま状に形成されている。
【0030】また後部の支持部材25は、一対の折り曲げ
型材を一体化することで長方形の角パイプ形状に形成さ
れている。そして、後部の支持部材25において、左右方
向Xの内側に位置される板部には、上端部から下端部に
至る一本のガイド溝26が形成されている。さらに板部に
は、前後方向Yで上下に傾斜されかつ上端がガイド溝26
に連通された係止凹部27が上下複数箇所に形成されてい
る。ここで係止凹部27は、ガイド溝26に対して後部側に
位置され、そして後端部(最奥端部)の位置は前記落込
み孔部23と同レベルに設定されている。前記ガイド溝26
は上端で開放され、その開放部28の幅は、ガイド溝26の
前端縁から係止凹部27の後端縁までの幅Wと同じに形成
されている。
型材を一体化することで長方形の角パイプ形状に形成さ
れている。そして、後部の支持部材25において、左右方
向Xの内側に位置される板部には、上端部から下端部に
至る一本のガイド溝26が形成されている。さらに板部に
は、前後方向Yで上下に傾斜されかつ上端がガイド溝26
に連通された係止凹部27が上下複数箇所に形成されてい
る。ここで係止凹部27は、ガイド溝26に対して後部側に
位置され、そして後端部(最奥端部)の位置は前記落込
み孔部23と同レベルに設定されている。前記ガイド溝26
は上端で開放され、その開放部28の幅は、ガイド溝26の
前端縁から係止凹部27の後端縁までの幅Wと同じに形成
されている。
【0031】図1〜図7に示すように、前記中間棚30
は、矩形状に形成されたフレーム枠31と、このフレーム
枠31上に着脱自在に取り付けられた樹脂板39などにより
構成されている。そしてフレーム枠31は、左右一対の側
フレーム32と、これら側フレーム32の後端間に連結され
る後フレーム33と、側フレーム32の中間に連結される中
間フレーム35と、側フレーム33の前端間に連結される脱
落防止体(前フレーム)36などにより形成される。ここ
で前記側フレーム32や中間フレーム35は四角パイプから
なる。
は、矩形状に形成されたフレーム枠31と、このフレーム
枠31上に着脱自在に取り付けられた樹脂板39などにより
構成されている。そしてフレーム枠31は、左右一対の側
フレーム32と、これら側フレーム32の後端間に連結され
る後フレーム33と、側フレーム32の中間に連結される中
間フレーム35と、側フレーム33の前端間に連結される脱
落防止体(前フレーム)36などにより形成される。ここ
で前記側フレーム32や中間フレーム35は四角パイプから
なる。
【0032】後フレーム33は、前記側フレーム32や中間
フレーム35に対して上下寸法の高い四角パイプ状からな
り、これら側フレーム32や中間フレーム35に下面を合わ
せて連結されることで、上方へ突出した状態に設けられ
ている。そして突出部の前部側のコーナ部が欠如されて
差し込み部34が形成されており、この差し込み部35に樹
脂板39の後縁が差し込まれる。
フレーム35に対して上下寸法の高い四角パイプ状からな
り、これら側フレーム32や中間フレーム35に下面を合わ
せて連結されることで、上方へ突出した状態に設けられ
ている。そして突出部の前部側のコーナ部が欠如されて
差し込み部34が形成されており、この差し込み部35に樹
脂板39の後縁が差し込まれる。
【0033】また、中間棚の前縁に設けられた前記脱落
防止体36は、図6、図7、図10に示すように、ほぼ全て
が中間棚上面30aに対して上方へ突出される前位縦板部
36Aと、この前位縦板部36Aの上端から後方へと折曲さ
れる天板部36Bと、この天板部36Bの後端から下方へと
折曲される後位縦板部36Cと、前位縦板部36Aの下端か
ら下方かつ後方へと傾斜して連設される脚部36Dと、こ
の脚部36Dの後端から上方へと折曲される立ち上がり板
部36Eとにより型材状に形成されている。
防止体36は、図6、図7、図10に示すように、ほぼ全て
が中間棚上面30aに対して上方へ突出される前位縦板部
36Aと、この前位縦板部36Aの上端から後方へと折曲さ
れる天板部36Bと、この天板部36Bの後端から下方へと
折曲される後位縦板部36Cと、前位縦板部36Aの下端か
ら下方かつ後方へと傾斜して連設される脚部36Dと、こ
の脚部36Dの後端から上方へと折曲される立ち上がり板
部36Eとにより型材状に形成されている。
【0034】ここで立ち上がり板部36Eの上下寸法を側
フレーム32と同等として、これらを連結させることで、
前位縦板部36Aや後位縦板部36Cが上方へ突出される。
そして前位縦板部36Aに対して後位縦板部36Cが短寸に
されることで、この後位縦板部36Cの下方に差し込み部
37が形成され、この差し込み部37に樹脂板39の前縁が差
し込まれる。さらに脚部36Dの傾斜角度などは、取り外
した中間棚30を積み重ねたとき、この脚部36Dが下段の
中間棚30の脱落防止体36を避けて中間棚上面30aに当接
されるように設定されている。
フレーム32と同等として、これらを連結させることで、
前位縦板部36Aや後位縦板部36Cが上方へ突出される。
そして前位縦板部36Aに対して後位縦板部36Cが短寸に
されることで、この後位縦板部36Cの下方に差し込み部
37が形成され、この差し込み部37に樹脂板39の前縁が差
し込まれる。さらに脚部36Dの傾斜角度などは、取り外
した中間棚30を積み重ねたとき、この脚部36Dが下段の
中間棚30の脱落防止体36を避けて中間棚上面30aに当接
されるように設定されている。
【0035】図1〜図7に示すように、前記中間棚30の
前部側で左右の端部には、前記係止孔21に対して嵌脱
(係脱)自在な前部被係止体40が設けられる。これら前
部被係止体40はロッド状であって、前記側フレーム32に
形成された左右方向Xの貫通孔41に挿通されて、左右方
向Xに移動自在に設けられる。その際にロッド径は、前
記係止孔21の拡大孔部22と落込み孔部23とに嵌脱自在に
設定されている。
前部側で左右の端部には、前記係止孔21に対して嵌脱
(係脱)自在な前部被係止体40が設けられる。これら前
部被係止体40はロッド状であって、前記側フレーム32に
形成された左右方向Xの貫通孔41に挿通されて、左右方
向Xに移動自在に設けられる。その際にロッド径は、前
記係止孔21の拡大孔部22と落込み孔部23とに嵌脱自在に
設定されている。
【0036】前部被係止体40の外端には、前記係止孔21
の拡大孔部22に嵌脱自在でかつ落込み孔部23よりも大径
の拡径部42が形成されている。さらに前部被係止体40の
内端には、この前部被係止体40の左右移動を手動操作す
るための操作部43が設けられる。この操作部43はL型状
のブラケットからなり、上位でかつ外方に向いた横板部
43Aは、側フレーム32の内側面へのストッパーの役目を
兼用する。
の拡大孔部22に嵌脱自在でかつ落込み孔部23よりも大径
の拡径部42が形成されている。さらに前部被係止体40の
内端には、この前部被係止体40の左右移動を手動操作す
るための操作部43が設けられる。この操作部43はL型状
のブラケットからなり、上位でかつ外方に向いた横板部
43Aは、側フレーム32の内側面へのストッパーの役目を
兼用する。
【0037】そして前部被係止体40は、垂下状の縦板部
43Bを介して操作されるのであるが、その際に前記脱落
防止体36の脚部36Dにおいて、操作部43が対向する部
分、すなわち少なくとも縦板部43Bが対向する部分には
欠如部分(確認用窓)38が形成されている。さらに操作
部43、すなわち少なくとも縦板部43Bは着色され、以て
脚部36Dと色分けされている。
43Bを介して操作されるのであるが、その際に前記脱落
防止体36の脚部36Dにおいて、操作部43が対向する部
分、すなわち少なくとも縦板部43Bが対向する部分には
欠如部分(確認用窓)38が形成されている。さらに操作
部43、すなわち少なくとも縦板部43Bは着色され、以て
脚部36Dと色分けされている。
【0038】前記中間棚30の後部側、すなわち前後方向
Bの中間部寄りの位置で左右の端部には、前記ガイド溝
26から係止凹部27へと移動自在な後部被係止体50が、左
右方向Xで移動自在に設けられている。これら後部被係
止体50の遊端には、後部の支持部材25におけるガイド溝
26ならびに係止凹部27が形成された板部分に外側から当
接自在な当接部51が設けられている。すなわち後部被係
止体50はロッド状であり、そのロッド径はガイド溝26や
係止凹部27の幅よりも小に設定されており、また円板状
の当接部51の径は、ガイド溝26や係止凹部27の幅よりも
大に設定され、以て抜け止め用とされている。
Bの中間部寄りの位置で左右の端部には、前記ガイド溝
26から係止凹部27へと移動自在な後部被係止体50が、左
右方向Xで移動自在に設けられている。これら後部被係
止体50の遊端には、後部の支持部材25におけるガイド溝
26ならびに係止凹部27が形成された板部分に外側から当
接自在な当接部51が設けられている。すなわち後部被係
止体50はロッド状であり、そのロッド径はガイド溝26や
係止凹部27の幅よりも小に設定されており、また円板状
の当接部51の径は、ガイド溝26や係止凹部27の幅よりも
大に設定され、以て抜け止め用とされている。
【0039】そして後部被係止体50は、前記側フレーム
32に形成された左右方向Xの貫通孔52に挿通されて左右
方向Xに移動自在に設けられており、その際に側外方へ
の突出限は、後部被係止体50の基端に設けられた割りピ
ン(ストッパー)53が側フレーム32の内面に当接される
ことで規制される。また前記当接部51の当接面は、外側
ほど後部被係止体50から離間されるテーパ面54に形成さ
れている。
32に形成された左右方向Xの貫通孔52に挿通されて左右
方向Xに移動自在に設けられており、その際に側外方へ
の突出限は、後部被係止体50の基端に設けられた割りピ
ン(ストッパー)53が側フレーム32の内面に当接される
ことで規制される。また前記当接部51の当接面は、外側
ほど後部被係止体50から離間されるテーパ面54に形成さ
れている。
【0040】ここで左右方向Aに移動自在な後部被係止
体50の部分の取り合い寸法は、図8において、 D;中間棚30の幅 E;後部被係止体50の有効長さ F;中間棚30の側フレーム32の幅 G;中間棚30と後部の支持部材25との隙間 H;後部の支持部材25の板厚 I;後部の支持部材25の内幅 としたとき、 式1 D+2G>(E−F)+D 2G>E−F 式2 D+2G+2H+I=(E−F)+D 2G+2H+I=(E−F) G+H+I/2=(E−F)/2 に設定されている。
体50の部分の取り合い寸法は、図8において、 D;中間棚30の幅 E;後部被係止体50の有効長さ F;中間棚30の側フレーム32の幅 G;中間棚30と後部の支持部材25との隙間 H;後部の支持部材25の板厚 I;後部の支持部材25の内幅 としたとき、 式1 D+2G>(E−F)+D 2G>E−F 式2 D+2G+2H+I=(E−F)+D 2G+2H+I=(E−F) G+H+I/2=(E−F)/2 に設定されている。
【0041】図2に示すように、ベース体2の上面から
最下段の係止孔21および係止凹部27までの範囲にわたっ
て、使用しない中間棚30を段積みするための段積み用ス
ペース55が形成されている。なお図1、図2において、
56はネームプレートを示す。
最下段の係止孔21および係止凹部27までの範囲にわたっ
て、使用しない中間棚30を段積みするための段積み用ス
ペース55が形成されている。なお図1、図2において、
56はネームプレートを示す。
【0042】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。図1〜図3に示すように、ベース体2に左
右の枠体10が連結固定され、そして左右の枠体10の上端
間にステー15が取り付けられる。
を説明する。図1〜図3に示すように、ベース体2に左
右の枠体10が連結固定され、そして左右の枠体10の上端
間にステー15が取り付けられる。
【0043】その後、図5の仮想線に示すように、中間
棚30の後部被係止体50を当接部51とともに後部の支持部
材25の開放部28からガイド溝26に係合させる。そして、
中間棚30を目的の高さまで下動させることにより、後部
被係止体50はガイド溝26に案内されて中間棚30とともに
下方へスライド移動され、目的の高さの係止凹部27に係
合される。すなわち、中間棚30を後方に押すことによ
り、図5の実線に示すように後部被係止体50が係止凹部
27の後端部(最奥端部)まで斜め下方に滑り落ち、以て
中間棚30は前後方向Yで位置決めされる。
棚30の後部被係止体50を当接部51とともに後部の支持部
材25の開放部28からガイド溝26に係合させる。そして、
中間棚30を目的の高さまで下動させることにより、後部
被係止体50はガイド溝26に案内されて中間棚30とともに
下方へスライド移動され、目的の高さの係止凹部27に係
合される。すなわち、中間棚30を後方に押すことによ
り、図5の実線に示すように後部被係止体50が係止凹部
27の後端部(最奥端部)まで斜め下方に滑り落ち、以て
中間棚30は前後方向Yで位置決めされる。
【0044】次いで、中間棚30をほぼ水平状にし、図7
の仮想線に示すように、拡径部42を拡大孔部22に対向さ
せて前部被係止体40の操作部43を手で操作し、この前部
被係止体40を中間棚30の左右外方に突出させ、図5の仮
想線に示すように前部被係止体40を拡径部42とともに前
部の支持部材20における係止孔21の拡大孔部22に嵌入さ
せる。その際に中間棚30は、後部被係止体50が係止凹部
27に係合して、すでに前後方向Yで位置決めされている
ことで、拡径部42の拡大孔部22への嵌入は容易に行え
る。
の仮想線に示すように、拡径部42を拡大孔部22に対向さ
せて前部被係止体40の操作部43を手で操作し、この前部
被係止体40を中間棚30の左右外方に突出させ、図5の仮
想線に示すように前部被係止体40を拡径部42とともに前
部の支持部材20における係止孔21の拡大孔部22に嵌入さ
せる。その際に中間棚30は、後部被係止体50が係止凹部
27に係合して、すでに前後方向Yで位置決めされている
ことで、拡径部42の拡大孔部22への嵌入は容易に行え
る。
【0045】その後、中間棚30の前部をわずかに押し下
げて、図5や図7の実線に示すように前部被係止体40を
落込み孔部23に落とし込む。これにより、中間棚30は前
部の支持部材20と後部の支持部材25とに支持されて、両
枠体10間に取り付けられる。
げて、図5や図7の実線に示すように前部被係止体40を
落込み孔部23に落とし込む。これにより、中間棚30は前
部の支持部材20と後部の支持部材25とに支持されて、両
枠体10間に取り付けられる。
【0046】また、中間棚30の取り付け高さを変更する
場合は、中間棚30の前部をわずかに持ち上げて、図5の
仮想線に示すように前部被係止体40を拡径部42とともに
落込み孔部23から拡大孔部22に移動させる。その後、図
7の仮想線に示すように操作部43を手で操作して前部被
係止体40を中間棚30の左右内方に退入させ、前部被係止
体40を拡径部42とともに前部の支持部材20における係止
孔21の拡大孔部22から脱抜させる。
場合は、中間棚30の前部をわずかに持ち上げて、図5の
仮想線に示すように前部被係止体40を拡径部42とともに
落込み孔部23から拡大孔部22に移動させる。その後、図
7の仮想線に示すように操作部43を手で操作して前部被
係止体40を中間棚30の左右内方に退入させ、前部被係止
体40を拡径部42とともに前部の支持部材20における係止
孔21の拡大孔部22から脱抜させる。
【0047】そして中間棚30を前方(手前側)に引き寄
せることにより、後部被係止体50が係止凹部27からガイ
ド溝26に引き出される。この状態で中間棚30を目的の高
さまで上下動させた後、前述したように、後部被係止体
50を係止凹部27に係合させ、前部被係止体40を落込み孔
部23に落とし込めばよい。
せることにより、後部被係止体50が係止凹部27からガイ
ド溝26に引き出される。この状態で中間棚30を目的の高
さまで上下動させた後、前述したように、後部被係止体
50を係止凹部27に係合させ、前部被係止体40を落込み孔
部23に落とし込めばよい。
【0048】また、中間棚30を取り外す場合は、後部被
係止体50をガイド溝26に引き出し、その後、中間棚30を
持ち上げて、後部被係止体50を開放部28から上方へ脱抜
すればよい。
係止体50をガイド溝26に引き出し、その後、中間棚30を
持ち上げて、後部被係止体50を開放部28から上方へ脱抜
すればよい。
【0049】このように、ガイド溝26に案内された状態
で中間棚30を上下移動させることにより、中間棚30の取
り付け作業、取り外し作業、および高さ変更作業を容易
に行える。その際に各作業は、前後に二分割された各グ
ループにおいて各別に行える。
で中間棚30を上下移動させることにより、中間棚30の取
り付け作業、取り外し作業、および高さ変更作業を容易
に行える。その際に各作業は、前後に二分割された各グ
ループにおいて各別に行える。
【0050】上述したような作業において、後部の支持
部材25が物品搬送具1の前後方向中央線1Aに対して前
後に離間して配置され、そして後部被係止体50が中間棚
30の前後方向Bの中間部寄りの位置に設けられているこ
とから、中間棚30の上下移動は、後部被係止体50を中間
棚30の後端に設けた場合に比べて、軽く容易に行える。
なお中間棚30の前後長さに対する後部被係止体50の位置
は、この後部被係止体50から前端までの距離と、後部被
係止体50から後端までの距離とが、[四:一]位になる
のが好適である。
部材25が物品搬送具1の前後方向中央線1Aに対して前
後に離間して配置され、そして後部被係止体50が中間棚
30の前後方向Bの中間部寄りの位置に設けられているこ
とから、中間棚30の上下移動は、後部被係止体50を中間
棚30の後端に設けた場合に比べて、軽く容易に行える。
なお中間棚30の前後長さに対する後部被係止体50の位置
は、この後部被係止体50から前端までの距離と、後部被
係止体50から後端までの距離とが、[四:一]位になる
のが好適である。
【0051】たとえば使用荷重や外力による歪みによっ
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材20,25が曲
がることがある。この場合、後部被係止体50が中間棚30
側に固定されていたとき、後部被係止体50に一体の当接
部51が、後部の支持部材25における外側内面や内側内面
に圧接されることになり、以て中間棚30の上下移動がし
ずらくなる。特に後部の支持部材25などに溶融亜鉛メッ
キを施工したときには顕著となる。
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材20,25が曲
がることがある。この場合、後部被係止体50が中間棚30
側に固定されていたとき、後部被係止体50に一体の当接
部51が、後部の支持部材25における外側内面や内側内面
に圧接されることになり、以て中間棚30の上下移動がし
ずらくなる。特に後部の支持部材25などに溶融亜鉛メッ
キを施工したときには顕著となる。
【0052】このような圧接が生じようとしたとき、図
9のB、Cに示すように、一方の後部被係止体50と側フ
レーム32とが左右方向Xで相対的に移動されるととも
に、他方の後部被係止体50はフリーになり、以て過度の
圧接がなくなって中間棚30の上下移動は容易にスムース
に行える。また図8に示す取り合い寸法を採用すること
で、無駄のない材料使用と動作とが可能になる。
9のB、Cに示すように、一方の後部被係止体50と側フ
レーム32とが左右方向Xで相対的に移動されるととも
に、他方の後部被係止体50はフリーになり、以て過度の
圧接がなくなって中間棚30の上下移動は容易にスムース
に行える。また図8に示す取り合い寸法を採用すること
で、無駄のない材料使用と動作とが可能になる。
【0053】さらに中間棚30の上下移動を行う際に、こ
の中間棚30が左右方向Xにおいて上下に傾斜して行われ
る場合があり、後部被係止体50の当接部51が円盤状のと
き、上下移動は引っ掛かりぎみに行われる。特にガイド
溝26を形成する縁面がギザギザ状態のとき顕著となる。
このとき、当接部51にテーパ面54が形成されていること
で、引っ掛かり難くなり、中間棚30の上下移動は容易に
スムースに行える。
の中間棚30が左右方向Xにおいて上下に傾斜して行われ
る場合があり、後部被係止体50の当接部51が円盤状のと
き、上下移動は引っ掛かりぎみに行われる。特にガイド
溝26を形成する縁面がギザギザ状態のとき顕著となる。
このとき、当接部51にテーパ面54が形成されていること
で、引っ掛かり難くなり、中間棚30の上下移動は容易に
スムースに行える。
【0054】なお、中間棚30を取り付けた状態において
は、当接部51がそれぞれ後部の支持部材25に係合してい
るため、後部被係止体50がガイド溝26や係止凹部27から
不用意に抜け出すといった不具合を防止し得、同様に、
前部被係止体40を落込み孔部23に落とし込むことで拡径
部42がそれぞれ前部の支持部材20に係合しているため、
前部被係止体40が落込み孔部23から不用意に抜け出すと
いった不具合を防止し得る。これにより中間棚30をしっ
かりと固定し得る。その際に、前部被係止体40が係止孔
21に係合しているか否かの安全確認は、欠如部分38を通
して操作部43を見ることで容易に行え、しかも操作部43
の色分けにより確認はより確実に行える。
は、当接部51がそれぞれ後部の支持部材25に係合してい
るため、後部被係止体50がガイド溝26や係止凹部27から
不用意に抜け出すといった不具合を防止し得、同様に、
前部被係止体40を落込み孔部23に落とし込むことで拡径
部42がそれぞれ前部の支持部材20に係合しているため、
前部被係止体40が落込み孔部23から不用意に抜け出すと
いった不具合を防止し得る。これにより中間棚30をしっ
かりと固定し得る。その際に、前部被係止体40が係止孔
21に係合しているか否かの安全確認は、欠如部分38を通
して操作部43を見ることで容易に行え、しかも操作部43
の色分けにより確認はより確実に行える。
【0055】さらに、前後に二分割された各グループに
おいて、その中間棚30の棚割りを別々に物品のサイズな
どに応じて変えることができるため、物品の積載効率を
向上し得る。
おいて、その中間棚30の棚割りを別々に物品のサイズな
どに応じて変えることができるため、物品の積載効率を
向上し得る。
【0056】使用しない中間棚30は、物品搬送具1に組
み込んだまま、あるいは物品搬送具1から取り外して積
み重ね(段積み)し得る。すなわち、前部被係止体40を
退入させ、後部被係止体50をガイド溝26内で下端部側に
移動させることで、図2の仮想線に示すように、使用し
ない中間棚30を物品搬送具1に組み込んだままベース体
2上で段積みスペース55に積み重ねし得、この場合には
中間棚30の紛失防止に役立つ。また前述したように後部
被係止体50を開放部28から上方へ脱抜させて完全に取り
外した中間棚30は、適宜の保管場所に積み重ねし得る。
み込んだまま、あるいは物品搬送具1から取り外して積
み重ね(段積み)し得る。すなわち、前部被係止体40を
退入させ、後部被係止体50をガイド溝26内で下端部側に
移動させることで、図2の仮想線に示すように、使用し
ない中間棚30を物品搬送具1に組み込んだままベース体
2上で段積みスペース55に積み重ねし得、この場合には
中間棚30の紛失防止に役立つ。また前述したように後部
被係止体50を開放部28から上方へ脱抜させて完全に取り
外した中間棚30は、適宜の保管場所に積み重ねし得る。
【0057】上述したいずれの積み重ね作業において
も、その積み重ねは整然と行える。すなわち図10に示す
ように、中間棚30を積み重ねたとき、下段の中間棚30に
おける脱落防止体36の後位縦板部36Cなどを避けて、上
段の中間棚30における脱落防止体36の脚部36Dが下段の
中間棚上面30aに当接され、以てフレーム枠31の下面全
域を中間棚上面30aに当接させて積み重ねし得る。そし
て傾斜した脚部36Dが後位縦板部36Cを避けることで、
脱落防止体36は前面を揃えて積み重ねし得るとともに、
前後方向でのずれは脚部36Dが後位縦板部36Cに当接さ
れることで阻止し得る。
も、その積み重ねは整然と行える。すなわち図10に示す
ように、中間棚30を積み重ねたとき、下段の中間棚30に
おける脱落防止体36の後位縦板部36Cなどを避けて、上
段の中間棚30における脱落防止体36の脚部36Dが下段の
中間棚上面30aに当接され、以てフレーム枠31の下面全
域を中間棚上面30aに当接させて積み重ねし得る。そし
て傾斜した脚部36Dが後位縦板部36Cを避けることで、
脱落防止体36は前面を揃えて積み重ねし得るとともに、
前後方向でのずれは脚部36Dが後位縦板部36Cに当接さ
れることで阻止し得る。
【0058】また、物品搬送具1を押して移動させてい
る時やトラックなどに積み込んで輸送しているとき、振
動などにより物品がベース体2の樹脂板6および各中間
棚30の樹脂板39上でずれても、図1、図2に示すよう
に、各脱落防止体7,36により物品が物品搬送具1の前
後に脱落することを防止し得る。
る時やトラックなどに積み込んで輸送しているとき、振
動などにより物品がベース体2の樹脂板6および各中間
棚30の樹脂板39上でずれても、図1、図2に示すよう
に、各脱落防止体7,36により物品が物品搬送具1の前
後に脱落することを防止し得る。
【0059】上記した実施の形態において、係止孔21と
係止凹部27のそれぞれの上下ピッチは、収納される物品
のサイズによって設定されるが、特に細かいピッチに設
定することが可能であり、多種の小さな物品(部品な
ど)を収納する場合に適している。
係止凹部27のそれぞれの上下ピッチは、収納される物品
のサイズによって設定されるが、特に細かいピッチに設
定することが可能であり、多種の小さな物品(部品な
ど)を収納する場合に適している。
【0060】上記した実施の形態では、物品搬送具1の
中間棚30を前後の二グループに分割しているが、分割し
ない一枚物の中間棚であってもよい。上記した実施の形
態では、物品搬送具1として車輪5を有する台車形式を
示したが、これはベース体2の下方にパレットを一体化
したボックスパレット形式であってもよい。なお台車形
式の場合、前述したように押し引き走行させるほか、物
品搬送具1に牽引具を設けて列車状に走行させたり、物
品搬送具1に昇降自在な受動ピンを設けて、チェーンコ
ンベヤなどにより一定経路上で走行させることもでき
る。
中間棚30を前後の二グループに分割しているが、分割し
ない一枚物の中間棚であってもよい。上記した実施の形
態では、物品搬送具1として車輪5を有する台車形式を
示したが、これはベース体2の下方にパレットを一体化
したボックスパレット形式であってもよい。なお台車形
式の場合、前述したように押し引き走行させるほか、物
品搬送具1に牽引具を設けて列車状に走行させたり、物
品搬送具1に昇降自在な受動ピンを設けて、チェーンコ
ンベヤなどにより一定経路上で走行させることもでき
る。
【0061】上記した実施の形態では、後部被係止体50
における当接部51として、テーパ面54を有する形式を示
したが、これはテーパ面が形成されていない円盤状の当
接部51であってもよい。
における当接部51として、テーパ面54を有する形式を示
したが、これはテーパ面が形成されていない円盤状の当
接部51であってもよい。
【0062】上記した実施の形態では、係止部として、
所望のピッチ置きで上下複数箇所に形成された係止孔21
を示したが、これは前部の支持部材20側に揺動自在な係
止片を上下複数箇所に設けるとともに、水平状の揺動位
置を固定自在と、そして中間棚30の前端部分を係止片に
載置自在とした形式であってもよい。この場合に中間棚
30の前端部分が前部被係止体となる。
所望のピッチ置きで上下複数箇所に形成された係止孔21
を示したが、これは前部の支持部材20側に揺動自在な係
止片を上下複数箇所に設けるとともに、水平状の揺動位
置を固定自在と、そして中間棚30の前端部分を係止片に
載置自在とした形式であってもよい。この場合に中間棚
30の前端部分が前部被係止体となる。
【0063】上記した実施の形態では、前後方向Yで上
下に傾斜されかつ上端がガイド溝26に連通された係止凹
部27を示したが、これは、ガイド溝26に連通された水平
部と、この水平部の奥から下方へ伸びる垂直部とからな
る逆L字状の係止凹部27などであってもよい。
下に傾斜されかつ上端がガイド溝26に連通された係止凹
部27を示したが、これは、ガイド溝26に連通された水平
部と、この水平部の奥から下方へ伸びる垂直部とからな
る逆L字状の係止凹部27などであってもよい。
【0064】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、中
間棚を取り付けるに、まず中間棚を両枠体間に挿入し、
その後、中間棚の後部被係止体を後部の支持部材の係止
凹部に係合させて中間棚を後方に押すことにより、後部
被係止体を係止凹部の後端部まで移動させて、中間棚を
前後方向で容易に位置決めでき、次いで、中間棚の前部
被係止体を前部の支持部材の係止部に係止できる。これ
により中間棚を、前部の支持部材と後部の支持部材とに
支持させて、両枠体間に取り付けることができる。その
際に、後部被係止体をガイド溝内で上下移動させること
により、中間棚を目的の高さに配置でき、さらに高さ変
更を容易に行うことができる。
間棚を取り付けるに、まず中間棚を両枠体間に挿入し、
その後、中間棚の後部被係止体を後部の支持部材の係止
凹部に係合させて中間棚を後方に押すことにより、後部
被係止体を係止凹部の後端部まで移動させて、中間棚を
前後方向で容易に位置決めでき、次いで、中間棚の前部
被係止体を前部の支持部材の係止部に係止できる。これ
により中間棚を、前部の支持部材と後部の支持部材とに
支持させて、両枠体間に取り付けることができる。その
際に、後部被係止体をガイド溝内で上下移動させること
により、中間棚を目的の高さに配置でき、さらに高さ変
更を容易に行うことができる。
【0065】たとえば使用荷重や外力による歪みによっ
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材が曲がって
いたとき、一方の後部被係止体と中間棚とを左右方向で
相対的に移動できるとともに、他方の後部被係止体をフ
リーにでき、以て後部被係止体に一体の当接部が、後部
の支持部材における外側内面や内側内面に対して過度に
圧接することがなくなって、中間棚の上下移動を常に容
易にスムースに行うことができる。
て、あるいは製作誤差によって、各支持部材が曲がって
いたとき、一方の後部被係止体と中間棚とを左右方向で
相対的に移動できるとともに、他方の後部被係止体をフ
リーにでき、以て後部被係止体に一体の当接部が、後部
の支持部材における外側内面や内側内面に対して過度に
圧接することがなくなって、中間棚の上下移動を常に容
易にスムースに行うことができる。
【0066】また上記した本発明の請求項2によると、
この取り合い寸法を採用することで、無駄のない材料使
用と常に好適な動作とを可能にできる。そして上記した
本発明の請求項3によると、前部被係止体を左右方向に
移動させるだけで、前部の支持部材に対する中間棚の前
部の固定、固定解除を行うことができる。
この取り合い寸法を採用することで、無駄のない材料使
用と常に好適な動作とを可能にできる。そして上記した
本発明の請求項3によると、前部被係止体を左右方向に
移動させるだけで、前部の支持部材に対する中間棚の前
部の固定、固定解除を行うことができる。
【0067】さらに上記した本発明の請求項4による
と、中間棚の上下移動は、後部被係止体を中間棚の後端
に設けた場合に比べて、軽く容易に行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、例えガイド
溝を形成する縁面がギザギザ状態のときでも、この縁面
にテーパ面が作用することで、中間棚が左右方向におい
て上下に傾斜した状態での中間棚の上下移動も、引っ掛
かることなり、容易にスムースに行うことができる。
と、中間棚の上下移動は、後部被係止体を中間棚の後端
に設けた場合に比べて、軽く容易に行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、例えガイド
溝を形成する縁面がギザギザ状態のときでも、この縁面
にテーパ面が作用することで、中間棚が左右方向におい
て上下に傾斜した状態での中間棚の上下移動も、引っ掛
かることなり、容易にスムースに行うことができる。
【0068】また上記した本発明の請求項6によると、
前後に二分割された各グループにおいて、その中間棚の
棚割りを別々に、物品のサイズなどに応じて変えること
ができ、物品の積載効率を向上できる。
前後に二分割された各グループにおいて、その中間棚の
棚割りを別々に、物品のサイズなどに応じて変えること
ができ、物品の積載効率を向上できる。
【0069】そして上記した本発明の請求項7による
と、前部被係止体を退入させ、後部被係止体をガイド溝
内で下端部側に移動させることで、使用しない中間棚を
物品搬送具に組み込んだままベース体上に積み重ねで
き、中間棚の紛失防止に役立つ。また後部被係止体を上
方へ脱抜させて完全に取り外した中間棚を、適宜の保管
場所に積み重ねできる。そして中間棚を積み重ねたと
き、下段中間棚における脱落防止体を避けて、上段中間
棚における脱落防止体の脚部を下段中間棚の上面に当接
できることで、いずれの積み重ねも整然と行うことがで
きる。
と、前部被係止体を退入させ、後部被係止体をガイド溝
内で下端部側に移動させることで、使用しない中間棚を
物品搬送具に組み込んだままベース体上に積み重ねで
き、中間棚の紛失防止に役立つ。また後部被係止体を上
方へ脱抜させて完全に取り外した中間棚を、適宜の保管
場所に積み重ねできる。そして中間棚を積み重ねたと
き、下段中間棚における脱落防止体を避けて、上段中間
棚における脱落防止体の脚部を下段中間棚の上面に当接
できることで、いずれの積み重ねも整然と行うことがで
きる。
【0070】さらに上記した本発明の請求項8による
と、前部被係止体が係止孔に係合しているか否かの安全
確認を、欠如部分を通して操作部を見ることで容易に行
うことができる。
と、前部被係止体が係止孔に係合しているか否かの安全
確認を、欠如部分を通して操作部を見ることで容易に行
うことができる。
【0071】しかも上記した本発明の請求項9による
と、操作部の色分けにより確認をより確実に行うことが
できる。
と、操作部の色分けにより確認をより確実に行うことが
できる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、物品搬送具
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】同物品搬送具の縦断側面図である。
【図3】同物品搬送具の横断平面図である。
【図4】同物品搬送具の中間棚の一部切り欠き平面図で
ある。
ある。
【図5】同物品搬送具において両支持部材への係合を説
明する一部切り欠き側面図である。
明する一部切り欠き側面図である。
【図6】同物品搬送具において両支持部材への係合を説
明する一部切り欠き平面図である。
明する一部切り欠き平面図である。
【図7】同物品搬送具において前部被係止体部分の正面
図である。
図である。
【図8】同物品搬送具において後部被係止体部分の平面
図である。
図である。
【図9】同物品搬送具において後部被係止体部分の動作
を説明する平面図である。
を説明する平面図である。
【図10】同物品搬送具において中間棚の積み重ね状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 物品搬送具 1A 前後方向中央線 2 ベース体 7 脱落防止体 10 枠体 20 前部の支持部材 21 係止孔(係止部) 22 拡大孔部 23 落込み孔部 25 後部の支持部材 26 ガイド溝 27 係止凹部 28 開放部 30 中間棚 30a 中間棚上面 31 フレーム枠 32 側フレーム 36 脱落防止体 36D 脚部 38 欠如部分 40 前部被係止体 42 拡径部 43 操作部 50 後部被係止体 51 当接部 54 テーパ面(当接面) X 左右方向 Y 前後方向 D 中間棚の幅 E 後部被係止体の有効長さ F 中間棚の側フレームの幅 G 中間棚と後部の支持部材との隙間 H 後部の支持部材の板厚 I 後部の支持部材の内幅
Claims (9)
- 【請求項1】 ベース体と、このベース体上で左右方向
の両側に取り付けた枠体と、両枠体間に着脱自在に設け
た中間棚とからなる物品搬送具であって、 前記枠体は、中間棚を支持する前後一対の支持部材を有
し、前部の支持部材には係止部を上下複数箇所に設け、
後部の支持部材には、上下方向のガイド溝と、上下方向
に形成しかつ上端をガイド溝に連通した上下複数の係止
凹部とを設け、前記中間棚の前部側で左右の端部に、前
記係止部に係脱自在な前部被係止体を設け、前記中間棚
の後部側で左右の端部に、前記ガイド溝から係止凹部へ
と移動自在な後部被係止体を、左右方向で移動自在に設
けるとともに、これら後部係止体の遊端には、ガイド溝
ならびに係止凹部を形成した支持部材の部分に外側から
当接自在な当接部を設けたことを特徴とする物品搬送
具。 - 【請求項2】 左右方向に移動自在な後部被係止体の部
分の取り合い寸法を、D;中間棚の幅、E;後部被係止
体の有効長さ、F;中間棚の側フレームの幅、G;中間
棚と後部の支持部材との隙間、H;後部の支持部材の板
厚、I;後部の支持部材の内幅、としたとき、 式1 D+2G>(E−F)+D 2G>E−F 式2 D+2G+2H+I=(E−F)+D 2G+2H+I=(E−F) G+H+I/2=(E−F)/2 に設定したことを特徴とする請求項1記載の物品搬送
具。 - 【請求項3】 係止部は係止孔からなり、前部被係止体
は、左右方向での移動により係止孔に嵌脱自在に構成し
たことを特徴とする請求項1記載の物品搬送具。 - 【請求項4】 後部被係止体を、中間棚の前後方向の中
間部寄りの位置に設けたことを特徴とする請求項1記載
の物品搬送具。 - 【請求項5】 後部被係止体はロッド状であり、その当
接部の当接面を、外側ほど後部被係止体から離間するテ
ーパ面に形成したことを特徴とする請求項1記載の物品
搬送具。 - 【請求項6】 中間棚群を前後方向で二分割し、それぞ
れの後部の支持部材を、前後方向の中央部分に配置した
ことを特徴とする請求項1記載の物品搬送具。 - 【請求項7】 ガイド溝は上端で開放し、中間棚の前縁
に、中間棚上面に対して上方へ突出する脱落防止体を設
け、この脱落防止体は、取り外した中間棚を積み重ねた
とき、下段の中間棚の脱落防止体を避けて中間棚上面に
当接する脚部を一体に有することを特徴とする請求項1
記載の物品搬送具。 - 【請求項8】 係止部は係止孔からなり、前部被係止体
は、左右方向での移動により係止孔に嵌脱自在に構成
し、この前部被係止体は、左右方向に移動させるための
操作部を内側に有し、この操作部が対向する部分におい
て、脚部に欠如部分を形成したことを特徴とする請求項
7記載の物品搬送具。 - 【請求項9】 操作部と脚部とを色分けしたことを特徴
とする請求項8記載の物品搬送具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22563795A JP3309659B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 物品搬送具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22563795A JP3309659B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 物品搬送具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966837A true JPH0966837A (ja) | 1997-03-11 |
JP3309659B2 JP3309659B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=16832431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22563795A Expired - Fee Related JP3309659B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 物品搬送具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3309659B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200447427Y1 (ko) * | 2009-11-11 | 2010-01-25 | 김길동 | 가변형 파레트 |
CN109109954A (zh) * | 2017-06-26 | 2019-01-01 | 丹阳飓风物流股份有限公司 | 一种用于仓库出货拣选车的层隔板 |
CN109109925A (zh) * | 2017-06-26 | 2019-01-01 | 丹阳飓风物流股份有限公司 | 一种可防止货品掉落的仓库发货拣选车 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22563795A patent/JP3309659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200447427Y1 (ko) * | 2009-11-11 | 2010-01-25 | 김길동 | 가변형 파레트 |
CN109109954A (zh) * | 2017-06-26 | 2019-01-01 | 丹阳飓风物流股份有限公司 | 一种用于仓库出货拣选车的层隔板 |
CN109109925A (zh) * | 2017-06-26 | 2019-01-01 | 丹阳飓风物流股份有限公司 | 一种可防止货品掉落的仓库发货拣选车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3309659B2 (ja) | 2002-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08196354A (ja) | 棚 枠 | |
SK278769B6 (sk) | Deliteľná nádoba, najmä kartón na fľaše | |
US3420379A (en) | Load carrying device | |
JP3482428B2 (ja) | 容器棚 | |
JPH0966837A (ja) | 物品搬送具 | |
JP5743156B2 (ja) | 物品載置具 | |
JP7136924B2 (ja) | 特に作業車両のための棚システムと関連するコンテナ | |
JP3309548B2 (ja) | 物品搬送具 | |
JP4000090B2 (ja) | 物品の取り出し方法並びに該方法に使用するコンテナー及びコンテナー用棚部材 | |
JPH043956Y2 (ja) | ||
KR19990022547U (ko) | 로울러유니트 | |
JP2709977B2 (ja) | 物品搬送具 | |
JP2518707B2 (ja) | 物品搬送具 | |
CN218057302U (zh) | 方便自动化存取的周转装置 | |
JP2001146234A (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JPH0532218U (ja) | 折り畳み式搬送台車 | |
JPH0911907A (ja) | 物品搬送具 | |
JP2021138531A (ja) | 保管システム | |
JP3208447B2 (ja) | 輸送容器 | |
JPH0449076Y2 (ja) | ||
JPH082100Y2 (ja) | 運搬用具 | |
JP3003619U (ja) | 物品収納棚における物品落下防止装置 | |
JPH08301280A (ja) | 円筒状物品保管用具 | |
JP3067105B1 (ja) | 段積み、段吊りできる搬送具 | |
JPH0630728Y2 (ja) | 自動倉庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |