JP2021138531A - 保管システム - Google Patents

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Abstract

【課題】出し入れの際に運搬用具がラックに引っ掛かり難くする。【解決手段】保管システム(1)は、出し入れ方向の最も奥側に位置する第3嵌合部(35c)が、第3受桟(20c)よりも出し入れ方向の手前側に位置する第1受桟(20a)および第2受桟(20b)に嵌合しない。【選択図】図9

Description

本発明は、ラックと該ラックに載置される運搬用具とを備える保管システムに関する。
従来、ラックと該ラックに載置されるパレットまたは容器等の運搬用具とを備えた保管システムが知られている。この種の保管システムとして、例えば特許文献1には、ラックの桟と嵌合する嵌合部が底面に形成された運搬用具が記載されている。
特開2018−2205号公報
桟と係合する嵌合部が底面に形成された運搬用具では、例えば桟が運搬用具の出し入れ方向に対して略直交する向きで配置された場合に、運搬用具の出し入れの際に嵌合部が桟に引っ掛かり易く、運搬用具が出し入れし難いという課題がある。
本発明の一態様は、出し入れの際に運搬用具がラックに引っ掛かり難く、運搬用具が出し入れし易い保管システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る保管システムは、ラックと、該ラックに載置される運搬用具とを備える保管システムであって、前記ラックは、前記運搬用具の出し入れ方向へ、互いに間隔をあけて配置された複数の被嵌合部を有し、前記運搬用具は、その底面に、前記ラックの所定位置に載置されたときに、前記複数の被嵌合部に嵌合する複数の嵌合部を有し、前記出し入れ方向の最も奥側に位置する前記嵌合部は、前記所定位置で嵌合する前記被嵌合部よりも前記出し入れ方向の手前側に位置する他の前記被嵌合部に嵌合しない形状を有する構成である。
上記の構成では、出し入れ方向の最も奥側に位置する嵌合部が手前側に位置する被嵌合部に嵌合しない形状を有するため、運搬用具の出し入れの際に最も奥側に位置する嵌合部が手前側に位置する被嵌合部に引っ掛かり難い。ここで、ラックに対して運搬用具を出し入れする際、例えば運搬用具の手前側を持ち上げた状態で運搬用具を出し入れ方向へ移動させる場合が多い。この場合、運搬用具は、手前側の底面がラックから浮き上がり、奥側の底面がラック上を摺動する。そのため、最も奥側に位置する嵌合部が手前側に位置する被嵌合部に嵌合しない形状を有することにより、出し入れの際に運搬用具がラックに引っ掛かり難くなる。したがって、上記の構成によれば、出し入れの際に運搬用具がラックに引っ掛かり難く、運搬用具が出し入れし易い保管システムを実現することができる。
本発明の態様2に係る保管システムでは、上記の態様1において、前記複数の嵌合部の各々は、前記所定位置で嵌合する前記被嵌合部よりも前記出し入れ方向の手前側に位置する他の前記被嵌合部に嵌合しない形状を有する構成としてもよい。
上記の構成によれば、各嵌合部が手前側に位置する非嵌合部に嵌合しないため、出し入れの際に運搬用具がラックにより引っ掛かり難くすることができる。
本発明の態様3に係る保管システムでは、上記の態様1または2において、前記複数の被嵌合部は、前記出し入れ方向に対して略直交する向きで各々が配置された複数の桟で構成され、前記出し入れ方向の最も奥側に位置する前記桟は、前記出し入れ方向における幅が、他の前記桟よりも小さくなっている構成としてもよい。
上記の構成では、最も奥側に位置する桟の幅が他の桟の幅より小さくなっており、この最も奥側に位置する桟の幅に合わせて最も奥側に位置する嵌合部の形状が設定される。したがって、上記の構成によれば、最も奥側に位置する嵌合部が手前側の桟に嵌合しないようにすることが可能になる。
本発明の態様4に係る保管システムでは、上記の態様3において、前記出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、前記複数の桟の前記幅が小さくなっている構成としてもよい。
上記の構成によれば、各嵌合部の形状を調整することにより、各嵌合部が手前側に位置する桟に嵌合しないようにすることができる。
本発明の態様5に係る保管システムでは、上記の態様3または4において、前記運搬用具の底面に配置され、前記出し入れ方向において前記桟を両側から挟み込む嵌合凹部を含む構成としてもよい。
上記の構成によれば、嵌合部が桟を挟み込んで嵌合する嵌合凹部を含むため、この嵌合凹部のサイズ(幅)を調整することで、異なる幅の桟に対応した嵌合部を好適に得ることができる。
本発明の態様6に係る保管システムでは、上記の態様5において、前記嵌合凹部は、前記底面に突設された一対の突起の間に形成され、前記出し入れ方向の最も手前側に位置する前記一対の突起は、他の前記一対の突起よりも前記底面からの突出量が大きい構成としてもよい。
上記の構成によれば、最も手前側に位置する嵌合凹部と桟との嵌合が深くなるため、運搬用具の位置ずれが生じ難くなり、運搬用具をラックに安定して載置することができる。また、上述の通り、ラックに対して運搬用具を出し入れする際に運搬用具の手前側を持ち上げた状態で運搬用具を移動させる場合には、最も手前側に位置する嵌合凹部と桟との嵌合が外れる。そのため、最も手前側に位置する一対の突起の突出量を大きくしたとしても、ラックに対して運搬用具を出し入れする際の作業性は低下しない。
本発明の態様7に係る保管システムでは、上記の態様6において、前記一対の突起は、前記嵌合凹部とは反対側に位置する各面が、前記嵌合凹部から離れるにしたがって前記底面に近づく方向に傾斜している構成としてもよい。
上記の構成によれば、ラックに対して運搬用具を出し入れする際に、突起が桟を乗り越え易くすることができる。
本発明の一態様によれば、出し入れの際に運搬用具がラックに引っ掛かり難く、出し入れし易い保管システムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る保管システムを示す上方斜視図である。 図1に示されるラックを示す上方斜視図である。 図2に示される受桟を示す断面図である。 図1に示される運搬用具を示す上方斜視図である。 図4に示される運搬用具を示す下方斜視図である。 図4に示される運搬用具を示す側面図である。 図4に示される運搬用具を示す底面図である。 ラックの所定位置に運搬用具が載置されたときの、受桟と嵌合部との嵌合状態を示す側面図である。 図8に示される嵌合状態を示す下方斜視図である。 図8に示される所定位置から運搬用具が手前側に引き出された状態を示す側面図である。 図10に示される位置から運搬用具が手前側にさらに引き出された状態を示す側面図である。 本発明の実施形態2に係る保管システムを示す側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について説明する。まず、本発明の一実施形態に係る保管システム1の構成について説明する。
(保管システムの構成)
図1は、本実施形態に係る保管システム1を示す上方斜視図である。図1に示すように、保管システム1は、ラック2と、該ラック2に載置される運搬用具3とを備える。この保管システム1は、例えば倉庫、工場等に複数設置され、運搬用具3に載せられた荷物をラック2に載置して、荷物を保管する。
なお、本明細書では、ラック2の正面視において、ラック2の幅方向を左右方向、ラック2の高さ方向を上下方向、ラック2の奥行方向を前後方向と称する場合がある。また、上記前後方向を運搬用具3の出し入れ方向、上記前後方向の前側を手前側、上記前後方向の後ろ側を奥側と称する場合がある。
保管システム1では、ラック2が上下2段の積載構造になっており、各段に3つ運搬用具3が左右方向に並んで載置される。運搬用具3は、ラック2の手前側から出し入れされる。本実施形態に係る保管システム1では、合計6つの運搬用具3がラック2に載置可能である。ただし、ラック2および運搬用具3のサイズ、形状、ラック2に載置可能な運搬用具3の個数等は、保管する荷物のサイズ、種類等に応じて適宜変更可能である。
保管システム1は、ラック2の所定位置に運搬用具3が載置されたときにラック2の一部と運搬用具3の一部とが嵌合し、上記所定位置以外では嵌合し得ない構成を採用したことにより、ラック2に対して運搬用具3を出し入れし易くしている。
(ラック)
図2は、図1に示されるラック2を示す上方斜視図である。図2は、運搬用具3を載置していない状態のラック2を示す。ラック2は、運搬用具3を載置するための載置棚である。図2に示すように、ラック2は、複数の支柱および桟等から構成される。ラック2は、運搬用具3の底面を載せるための受桟20を含む。
受桟20は、ラック2の上下2段にそれぞれ配置される。本実施形態では、ラック2は、運搬用具3の出し入れ方向へ互いに間隔をあけて配置された、第1受桟(被嵌合部・桟)20a、第2受桟(被嵌合部・桟)20bおよび第3受桟(被嵌合部・桟)20cを受桟20として含む。
第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cは、運搬用具3の出し入れ方向に対して略直交する向き、即ちラック2の左右方向に各々が配置された断面矩形の横木である。第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cは、出し入れ方向の手前側から奥側に向かって、この順番で互いに略平行に配置される。
第1受桟20aは、出し入れ方向の最も手前側に位置する。第1受桟20aは、ラック2の左右両側に配置された一対の第1受桟支柱21aに両端が接続される。第1受桟20aは、一対の第1受桟支柱21a間に架け渡された状態で、第1受桟支柱21aによって支持される。
第2受桟20bは、第1受桟20aと第3受桟20cとの間に位置する。第2受桟20bは、ラック2の左右両側に配置された一対の第2受桟支柱21bに両端が接続される。第2受桟20bは、一対の第2受桟支柱21b間に架け渡された状態で、第2受桟支柱21bによって支持される。
第3受桟20cは、出し入れ方向の最も奥側に位置する。第3受桟20cは、ラック2の左右両側に配置された一対の第3受桟支柱21cに両端が接続される。第3受桟20cは、一対の第3受桟支柱21c間に架け渡された状態で、第3受桟支柱21cによって支持される。
ラック2の下部には、フォークリフトの爪を挿入可能な2つの開口部22が形成される。開口部22は、ラック2の前後面の下部にそれぞれ形成される。保管システム1は、荷物を載せた運搬用具3を複数載置した状態で、ラック2をフォークリフトによって搬送可能になっている。
図3は、図2に示される第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cを示す断面図である。図3は、前後方向および上下方向に平行な面でラック2を切断した場合の第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cの断面を示す。
図3に示すように、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cの出し入れ方向における幅d1〜d3が段階的に小さくなっている。即ち、出し入れ方向の最も手前側に位置する第1受桟20aの幅d1が最も大きく、出し入れ方向の最も奥側に位置する第3受桟20cの幅d3が最も小さくなっている。また、第1受桟20aと第3受桟20cとの間に位置する第2受桟20bの幅d2は、幅d1よりも小さく、かつ幅d3よりも大きくなっている。
このように、ラック2では、幅d1〜d3が一定ではなく、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて段階的に小さくなっている。これにより、後述するように、出し入れの際に運搬用具3がラック2に掛かり難くすることが可能となる。
(運搬用具)
図4は、図1に示される運搬用具3の上方斜視図である。図5は、図4に示される運搬用具3の下方斜視図である。図6は、図4に示される運搬用具3の側面図である。図7は、図4に示される運搬用具3の底面図である。
運搬用具3は、機械部品等の各種の荷物を載せて運搬するための台または容器である。本実施形態では、運搬用具3は、プラスチック製容器で構成される。ただし、運搬用具3は、金属製であってもよく、またパレット等であってもよい。
図4〜図7に示すように、運搬用具3は、底壁部31、右側壁部32、左側壁部33および後壁部34を含む。運搬用具3は、前部および上部が開口しており、この開口から運搬用具3に対して荷物を出し入れ可能になっている。ただし、運搬用具3は、荷物を載せて運搬可能な形状であればよい。即ち、運搬用具3は、少なくとも底壁部31を含む形状であればよい。
底壁部21は、運搬用具3の出し入れ方向に長手方向を有する平面視略長方形であり、運搬用具3の底部に位置する。底壁部21の右端、左端および後端の3辺は、右側壁部32、左側壁部33および後壁部34の下端にそれぞれ接続される。右側壁部32は、運搬用具3の右側に位置し、底壁部21の右端から上方に延びる。左側壁部33は、運搬用具3の左側に位置し、底壁部21の左端から上方に延びる。後壁部34は、運搬用具3の後ろ側に位置し、底壁部21の後端から上方に延びる。
底壁部31の底面30には、ラック2の所定位置P(図8参照)において、ラック2の第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cに嵌合可能な第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cが配置される。第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cは、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かって、この順番で配置される。これらの第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cの各々は、底面30の左右両側近傍にそれぞれ配置される。
第1嵌合部35aは、出し入れ方向の最も手前側に位置する。第1嵌合部35aは、出し入れ方向において第1受桟20aを両側(即ち、前後側)から挟み込んで嵌合する第1嵌合凹部36aを含む。第1嵌合凹部36aは、底面30に突設された、出し入れ方向に対向する一対の第1突起37aの間に形成される。
第2嵌合部35bは、第1嵌合部35aと第3嵌合部35cとの間に位置する。第2嵌合部35bは、出し入れ方向において第2受桟20bを両側(即ち、前後側)から挟み込んで嵌合する第2嵌合凹部36bを含む。第2嵌合凹部36bは、底面30に突設された、出し入れ方向に対向する一対の第2突起37bの間に形成される。
第3嵌合部35cは、出し入れ方向の最も奥側に位置する。第3嵌合部35cは、出し入れ方向において第3受桟20cを両側(即ち、前後側)から挟み込んで嵌合する第3嵌合凹部36cを含む。第3嵌合凹部36cは、底面30に突設された、出し入れ方向に対向する一対の第3突起37cの間に形成される。
運搬用具3では、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、第1嵌合凹部36a、第2嵌合凹部36bおよび第3嵌合凹部36cの出し入れ方向における幅D1〜D3が段階的に小さくなっている。即ち、出し入れ方向の最も手前側に位置する第1嵌合凹部36aの幅D1が最も大きく、出し入れ方向の最も奥側に位置する第3嵌合凹部36cの幅D3が最も小さくなっている。また、第1嵌合凹部36aと第3嵌合凹部36cとの間に位置する第2嵌合凹部36bの幅D2は、幅D1よりも小さく、かつ幅D3よりも大きくなっている。
具体的には、第1嵌合凹部36aの幅D1は、第1受桟20aの幅d1に対応しており、第1受桟20aに嵌合する値に設定される。また、第2嵌合凹部36bの幅D2は、第2受桟20bの幅d2に対応しており、第2受桟20bに嵌合し、かつ第1受桟20aに嵌合しない値に設定される。さらに、第3嵌合凹部36cの幅D3は、第3受桟20cの幅d3に対応しており、第3受桟20cに嵌合し、かつ第1受桟20aおよび第2受桟20bに嵌合しない値に設定される。
なお、運搬用具3では、出し入れ方向の最も手前側に位置する一対の第1突起37aは、一対の第2突起37bおよび一対の第3突起37cよりも底面30からの突出量が大きくなっている。これにより、第1嵌合凹部36aの深さが増し、第1嵌合凹部36aと第1受桟20aとの嵌合が深くなる。そのため、運搬用具3の位置ずれが生じ難くなり、運搬用具3をラック2に安定して載置することができる。また、ラック2に対して運搬用具3を出し入れする際に運搬用具3の手前側を持ち上げた状態で運搬用具3を移動させる場合には、第1嵌合凹部36aと第1受桟20aとの嵌合が外れる。そのため、一対の第1突起37aの突出量を大きくしたとしても、ラック2に対して運搬用具3を出し入れする際の作業性は低下しない。
また、運搬用具3では、各一対の突起37a〜37cは、各嵌合凹部36a〜36cとは反対側に位置する2つの面が、各嵌合凹部36a〜36cから離れるにしたがって底面30に近づく方向に傾斜した傾斜面38となっている。これにより、ラック2に対して運搬用具3を出し入れする際に、各一対の突起37a〜37cが各受桟20a〜20cを乗り越え易くなり、ラック2に対して運搬用具3を出し入れし易くなる。
(保管システムの作用)
図8は、ラック2の所定位置Pに運搬用具3が載置されたときの、第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cと第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cとの嵌合状態を示す側面図である。図9は、図8に示される嵌合状態を示す下方斜視図である。
図8および図9に示すように、ラック2の所定位置Pに運搬用具3が載置されたとき、即ち、第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cと、第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cとが対向する位置に運搬用具3が載置されたとき、各受桟20a〜20cと各嵌合部35a〜35cとが互いに嵌合する。これにより、運搬用具3がラック2に安定して載置される。
図10は、図8に示される所定位置Pから運搬用具3が手前側に引き出された状態を示す側面図である。図11は、図10に示される位置から運搬用具3が手前側にさらに引き出された状態を示す側面図である。
第2嵌合凹部36bの幅D2は、第1受桟20aの幅d1よりも小さくなっている。そのため、図10に示すように、第2嵌合凹部36bは、第1受桟20aに嵌合しない。また、第3嵌合凹部36cの幅D3は、第1受桟20aの幅d1および第2受桟20bの幅d2よりも小さくなっている。そのため、図10および図11に示すように、第3嵌合凹部36cは、第1受桟20aおよび第2受桟20bに嵌合しない。したがって、保管システム1では、出し入れの際に運搬用具3がラック2に引っ掛かり難く、運搬用具3が出し入れし易くなる。
ここで、ラック2に対して運搬用具3を出し入れする際、例えば運搬用具3の手前側を持ち上げた状態で運搬用具3を出し入れ方向へ移動させる場合が多い。この場合、運搬用具3は、手前側の底面30がラック2から浮き上がり、奥側の底面30がラック2上を摺動する。そのため、少なくとも最も奥側に位置する第3嵌合部35cが第1受桟20aおよび第2受桟20bに嵌合しない形状とすることにより、出し入れの際に運搬用具3がラック2に引っ掛かり難くなる。ただし、本実施形態のように、第2嵌合部35bについても、第1受桟20aに嵌合しない形状とすることにより、出し入れの際に、運搬用具3がラック2により引っ掛かり難くすることができる。
(保管システムの効果)
以上のように、本実施形態に係る保管システム1は、ラック2と、該ラック2に載置される運搬用具3とを備える。ラック2は、運搬用具3の出し入れ方向へ、互いに間隔をあけて配置された第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cを有する。また、運搬用具3は、その底面30に、ラック2の所定位置Pに載置されたときに、第1受桟20a、第2受桟20bおよび第3受桟20cに嵌合する第1嵌合部35a、第2嵌合部35bおよび第3嵌合部35cを有する。出し入れ方向の最も奥側に位置する第3嵌合部35cは、所定位置Pで嵌合する第3受桟20cよりも出し入れ方向の手前側に位置する第1受桟20aおよび第2受桟20bに嵌合しない形状を有する。
保管システム1では、出し入れ方向の最も奥側に位置する第3嵌合部35cが手前側に位置する第1受桟20aおよび第2受桟20bに嵌合しない形状を有する。そのため、運搬用具3の出し入れの際に最も奥側に位置する第3嵌合部35cが手前側に位置する第1受桟20aおよび第2受桟20bに引っ掛かり難い。
したがって、本実施形態によれば、出し入れの際に運搬用具3がラック2に引っ掛かり難く、運搬用具3が出し入れし易い保管システム1を実現することができる。
なお、本実施形態では、運搬用具の底面に突設された一対の突起によって嵌合凹部を形成していた。しかし、運搬用具の底面に窪みを直接形成することにより、嵌合凹部を形成してもよい。
本実施形態では、運搬用具を載置する板状の棚板をラックが備えていてもよい。この場合、運搬用具の底面に配置された嵌合部と勘合する悲観嵌合部を棚板に形成すればよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図12は、本実施形態に係る保管システム11を示す側面である。図12に示すように、保管システム11では、運搬用具3が、底面30から突出した、第1嵌合凸部(嵌合部)136a、第2嵌合凸部(嵌合部)136bおよび第3嵌合凸部(嵌合部)136cを含む。
これらの第1嵌合凸部136a、第2嵌合凸部136bおよび第3嵌合凸部136cの出し入れ方向における幅D1〜D3は、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、段階的に大きくなっている。即ち、出し入れ方向の最も手前側に位置する第1嵌合凸部136aの幅D1が最も小さく、出し入れ方向の最も奥側に位置する第3嵌合凸部136cの幅D3が最も大きくなっている。また、第1嵌合凸部136aと第3嵌合凸部136cとの間に位置する第2嵌合凸部136bの幅D2は、幅D1よりも大きく、かつ幅D3よりも小さくなっている。
また、ラック2には、第1受桟(被嵌合部・桟)120a、第2受桟(被嵌合部・桟)120b、第3受桟(被嵌合部・桟)120cおよび第4受桟(被嵌合部・桟)120dが配置される。本実施形態では、第1受桟120aと第2受桟120bとの間隔、第2受桟120bと第3受桟120cとの間隔、第3受桟120cと第4受桟120dとの間隔が、出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、段階的に大きくなっている。
保管システム11では、第1受桟120a、第2受桟120b、第3受桟120cおよび第4受桟120dの間に、第1嵌合凸部136a、第2嵌合凸部136bおよび第3嵌合凸部136cが嵌合する。保管システム11によっても、出し入れの際に運搬用具3がラック2に引っ掛かり難くなるため、運搬用具3を出し入れし易くすることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,11 保管システム
2 ラック
3 運搬用具
20a 第1受桟(被嵌合部・桟)
20b 第2受桟(被嵌合部・桟)
20c 第3受桟(被嵌合部・桟)
30 底面
35a 第1嵌合部(嵌合部)
35b 第2嵌合部(嵌合部)
35c 第3嵌合部(嵌合部)
36a 第1嵌合凹部(嵌合凹部)
36b 第2嵌合凹部(嵌合凹部)
36c 第3嵌合凹部(嵌合凹部)
37a 第1突起
37b 第2突起
37c 第3突起
38a 第1傾斜面
38b 第2傾斜面
38c 第3傾斜面
120a 第1受桟(被嵌合部・桟)
120b 第2受桟(被嵌合部・桟)
120c 第3受桟(被嵌合部・桟)
120d 第4受桟(被嵌合部・桟)
136a 第1嵌合凸部(嵌合凹部)
136b 第2嵌合凸部(嵌合凹部)
136c 第3嵌合凸部(嵌合凹部)
D1,D2,D3 幅
d1,d2,d3 幅
P 所定位置

Claims (7)

  1. ラックと、該ラックに載置される運搬用具とを備える保管システムであって、
    前記ラックは、前記運搬用具の出し入れ方向へ、互いに間隔をあけて配置された複数の被嵌合部を有し、
    前記運搬用具は、その底面に、前記ラックの所定位置に載置されたときに、前記複数の被嵌合部に嵌合する複数の嵌合部を有し、
    前記出し入れ方向の最も奥側に位置する前記嵌合部は、前記所定位置で嵌合する前記被嵌合部よりも前記出し入れ方向の手前側に位置する他の前記被嵌合部に嵌合しない形状を有することを特徴とする保管システム。
  2. 前記複数の嵌合部の各々は、前記所定位置で嵌合する前記被嵌合部よりも前記出し入れ方向の手前側に位置する他の前記被嵌合部に嵌合しない形状を有することを特徴とする請求項1に記載の保管システム。
  3. 前記複数の被嵌合部は、前記出し入れ方向に対して略直交する向きで各々が配置された複数の桟で構成され、
    前記出し入れ方向の最も奥側に位置する前記桟は、前記出し入れ方向における幅が、他の前記桟よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の保管システム。
  4. 前記出し入れ方向の手前側から奥側へ向かう位置に応じて、前記複数の桟の前記幅が小さくなっていることを特徴とする請求項3に記載の保管システム。
  5. 前記嵌合部は、前記運搬用具の底面に配置され、前記出し入れ方向において前記桟を両側から挟み込む嵌合凹部を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の保管システム。
  6. 前記嵌合凹部は、前記底面に突設された一対の突起の間に形成され、
    前記出し入れ方向の最も手前側に位置する前記一対の突起は、他の前記一対の突起よりも前記底面からの突出量が大きいことを特徴とする請求項5に記載の保管システム。
  7. 前記一対の突起は、前記嵌合凹部とは反対側に位置する面が、前記嵌合凹部から離れるにしたがって前記底面に近づく方向に傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の保管システム。
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