JP7377230B2 - コンテナおよびコンテナの製造方法 - Google Patents
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Description
より具体的には、被搬送物を大量に積載・貯蔵することにより、高い輸送効率を実現することを可能にするコンテナおよびコンテナの製造方法に係るものである。
しかしながら、このような搬送方法では、コンテナ内に上下に積み重ねて積載すると、ケース内の容器が変形、破損するおそれがあるため、トラックの荷台に上下に積み重ねずに平積みして搬送が行われるため、大量に搬送することができない、輸送の無駄なスペースが形成される、という問題があった。
そのため、高い輸送効率を得られず、輸送コストが高くなってしまう、という問題が生じていた。
前記2側板に対して両側端部がスライド移動自在に装着される引出用棚板と、
前記2側板のうちの少なくともいずれか一方に回動自在に装着され、前記引出用棚板が前記収容空間内に位置している状態では、前記引出用棚板の側端部に装着してある側端枠の前方または後方開口部に係合し、前記引出用棚板が前記収容空間内から引き出される途中では、前記側端枠の上面を滑り、前記引出用棚板が前記収容空間内から所定位置に引き出された状態で、前記側端枠の上面に形成してある係合孔内に自重により入り込み、前記引出用棚板の引き出し移動を制限するストッパ部材と、
を有するものである。
したがって、前記引出用棚板は、特に大型のコンテナにおいて、かなり大量の被搬送物が載置された場合には、破損するおそれがあるものである。
平面視略矩形状の底面部と、前記底面部の周縁から立設された一対の対向する平面視略矩形状の側面部と、を少なくとも備え、前記側面部に隣接する側面の一方又は両方に開口部を有するコンテナであって、
前記一対の対向する側面部のうち、一方の側面部には、高さ方向に所定の間隔を存して一又は複数の段部が形成されるとともに、他方の側面部にも、対称となるように一又は複数の段部が形成され、
前記段部は、いずれも、前記側面部の外面側から対向方向に向けて突出し、かつ対向方向に直交する方向に延びる凹部を形成することにより形成されたもので、開口方向から見て、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものであり、
相対向する段部の上に架け渡して、被搬送物を載置するための棚板が、開口方向に平行する方向に摺動自在に配設されていること
を特徴とするコンテナである。
請求項1に記載のコンテナにおいて、
前記段部は、
開口方向から見て略多角形状になるよう構成され、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものであること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のコンテナにおいて、
前記段部は、
開口方向から見て略台形状になるよう構成され、側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、この上壁部の端縁から垂下する側壁部と、前記側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部と、開口方向に平行する方向の両端に設けられる一対の側壁部と、を有するものであること
を特徴とするものである。
請求項1~3のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記側面部は、いずれも
引張強度400MPa以上の鋼板で構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1~4のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記側面部は、いずれも
厚さ2.0mmを超えるよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1~5のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記凹部の一端部と他端部との間には、補強部材が取り付けられていること
を特徴とするものである。
請求項1~5のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記コンテナは、
前記底面部に対向して設けられる平面視略矩形状の天面部を備え、
高さ方向に延びる長尺状に形成された部材で構成された補強部材が、高さ方向に所定の間隔を存して形成された全ての段部を貫通した状態で前記段部に結合され、上端部で前記側面部の上端部又は前記天面部と結合し、下端部で前記側面部の下端部又は前記底面部と結合していること
を特徴とするものである。
平面視略矩形状の底面部と、前記底面部の周縁から立設された一対の対向する平面視略矩形状の側面部とを少なくとも備え、前記側面部に隣接する側面の一方又は両方に開口部を有するコンテナの製造方法であって、
前記一対の対向する側面部のうち、一方の側面部には、高さ方向に所定の間隔を存して一又は複数の段部を形成するとともに、他方の側面部にも、対称となるように一又は複数の段部を形成するに際して、
前記段部を、いずれも、開口方向から見て、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものになるように、前記側面部の外面側から対向方向に向けて突出させ、かつ対向方向に直交する方向に延びる凹部を形成することにより形成したこと
を特徴とするコンテナの製造方法である。
したがって、このコンテナにおいては、前記段部は、前記側面部と一体的に形成されているため極めて強固であるので、被搬送物が載置された比較的高重量の棚板を支持することが可能である。
さらに、このコンテナによれば、前記棚板は、高さ方向に所定の間隔を存して配設されているので、多量の被搬送物を積載することが可能である。
さらにまた、前記棚板は、開口方向に対して平行となる方向に摺動自在であるので、被搬送物の出し入れは、極めて容易である。
このような構成によって、前記棚板が被搬送物を載置した状態であっても、前記段部に負荷される荷重を、分散・軽減することが可能となる。
このような構成によって、前記側面部に形成される前記段部は、被搬送物が載置された比較的高重量の棚板を、より確実に支持することが可能となる。
このような構成によって、前記凹部の一端部と他端部との間(ないし前記段部の上端部と下端部との間)を固定して前記段部の強度を補強することができるので、被搬送物が載置された棚板の重量が高い場合であっても、これを前記段部で、より確実に支持することが可能となる。
このような構成によって、前記段部の強度を、さらに補強することができるので、被搬送物が載置された棚板の重量が高い場合であっても、これを前記段部で、より確実に支持することが可能となる。
したがって、前記製造方法によれば、前記段部は、前記側面部と一体的に形成されているため極めて強固である。
さらに、相対向する一対の段部毎に棚板を摺動自在に配設することによって、前記棚板の上に多量の被搬送物を積載することが可能となり、前記棚板は、開口方向に対して平行となる方向に摺動自在であるので、被搬送物の出し入れは、極めて容易である。
なお、この発明は開示された実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。
なお、この実施例において、前記コンテナ主体2は、前後方向の全長が40フィート(約12m)となるように構成されている。
なお、この実施例においては、右側の側面を開口部としたが、前記底面部3の前後又は左右方向に互いに対向して起立状に設けられる一対の側面部に隣接する側面の一方或いは両方を開口部とし、或いは開口部を設けることができる。
また、図1(及び図2、4、5)においては、前記コンテナ1の持ち運びを容易に行うことを可能にするため、前記底面部3の右端部(開口部8側の端部)に、フォークリフトの爪などを挿入できるよう一対の挿入孔31,31が形成されている。
この実施例においては、前記開口部8には観音開き式の扉(図示せず)が開閉自在に装着されている。
したがって、前記天面部は、必ずしも設けることを要しないものである。
また、他方の側面部6の対向面(内面)にも、対称となるように複数の段部61が形成されている。
したがって、相対向する前記一対の段部51,61を利用して、被搬送物を載置するための棚板9を配設することが可能である。
なお、この実施例において、前記段部51,61は、前記一対の側面部5,6の対向面に、それぞれ4つずつ形成されているが、前記対向面のそれぞれに必要に応じて一又は複数形成することができるものである。
したがって、前記段部51,61は、前記側面部5,6と一体的に形成されているので、極めて強固であり、後述するように被搬送物が載置された比較的高重量の棚板を支持することが可能である。
前記突出長さとしては、例えば、100mm以上を選択することができるが、好ましくは120mm以上、より好ましくは120~200mm程度が選択される。
なお、この実施例において、前記段部51,61の突出長さSは、いずれも124mm程度に設定されている。
このような構成によって、前記段部51,61に負荷される、棚板又は被搬送物が載置された棚板の荷重を、分散・軽減することができる。
このような構成によって、被搬送物が載置された棚板の重量が高い場合であっても、これを前記段部51,61で支持することが可能となる。
このような構成によって、被搬送物が載置された棚板の重量が高い場合であっても、これを前記段部51,61で、より確実に支持することが可能となる。
その際、この実施例においては、前記補強部材10は、コンテナ主体2の開口方向に平行する方向(図4及び5において左右方向)に所定の間隔を存して3つ設けられているが、前記補強部材10については、コンテナ主体2の開口方向に平行する方向に所定の間隔を存して一又は複数設けることができる。
なお、この実施例において、前記側面部5,6は、いずれも引張強度480MPa程度の鋼板で構成されている。
なお、この実施例において、前記側面部5,6は、いずれも厚さ2.3mm程度の鋼板で構成されている。
一方、前記段部51,61は、図1及び2に示すように、開口方向に平行する方向に延在している。
したがって、前記棚板9は、開口方向に対して平行となる方向に摺動自在であるので、被搬送物の出し入れが極めて容易である。
なお、前記棚板9については、図6に示すように、その長手方向(開口方向に直交する方向)の両端部に段部51,61と係合するため、左右方向(開口方向に平行する方向)に沿って延びる係合部93を、長手方向に向けて突設ないし延設するよう構成してもよい。
したがって、前記一対の挿入孔92,92を利用して、前記棚板9の出し入れや持ち運びを容易に行うことができる。
したがって、前記棚板9に載置された被搬送物を取り出すに際しては、この棚板9を開口側に摺動させることで、被搬送物を容易に取り出すことができる。
前記一対の対向する側面部のうち、一方の側面部には、高さ方向に所定の間隔を存して一又は複数の段部を形成するとともに、他方の側面部にも、対称となるように一又は複数の段部を形成するに際して、
前記段部を、いずれも、前記側面部の外面側から対向方向に向けて突出させ、かつ対向方向に直交する方向に延びる凹部を形成することにより形成したこと
を特徴とするものである。
かかる製造方法は、前記コンテナについての記載を参考にして容易に実施することができる。
したがって、この発明のコンテナは、高さ方向に所定の間隔を存して配設されている棚板に多量の被搬送物を積載することを可能とし、棚板を開口方向に対して平行となる方向に摺動させることで被搬送物の出し入れを容易に行うことを可能とするもので、あらゆるコンテナに利用することができるものである。
2 コンテナ主体
3 底面部
31 挿入孔
4 天面部
5 側面部(前妻側)
51 段部
51a 上壁部
51b 側壁部(上底部分)
51c 底壁部
51d 側壁部
52 凹部
52a 凹部の一端部
52b 凹部の他端部
6 側面部(後妻側)
61 段部
61a 上壁部
61b 側壁部(上底部分)
61c 底壁部
61d 側壁部
62 凹部
7 側面部(左側)
8 開口部
9 棚板
91 係合部
92 挿入孔
93 係合部
10 補強部材
10a 補強部材の上端部
10b 補強部材の下端部
S 突出長さ
Claims (8)
- 平面視略矩形状の底面部と、前記底面部の周縁から立設された一対の対向する平面視略矩形状の側面部と、を少なくとも備え、前記側面部に隣接する側面の一方又は両方に開口部を有するコンテナであって、
前記一対の対向する側面部のうち、一方の側面部には、高さ方向に所定の間隔を存して一又は複数の段部が形成されるとともに、他方の側面部にも、対称となるように一又は複数の段部が形成され、
前記段部は、いずれも、前記側面部の外面側から対向方向に向けて突出し、かつ対向方向に直交する方向に延びる凹部を形成することにより形成されたもので、開口方向から見て、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものであり、
相対向する段部の上に架け渡して、被搬送物を載置するための棚板が、開口方向に平行する方向に摺動自在に配設されていること
を特徴とするコンテナ。 - 前記段部は、
開口方向から見て略多角形状になるよう構成され、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものであること
を特徴とする請求項1に記載のコンテナ。 - 前記段部は、
開口方向から見て略台形状になるよう構成され、側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、この上壁部の端縁から垂下する側壁部と、前記側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部と、開口方向に平行する方向の両端に設けられる一対の側壁部と、を有するものであること
を特徴とする請求項1に記載のコンテナ。 - 前記側面部は、いずれも
引張強度400MPa以上の鋼板で構成されていること
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のコンテナ。 - 前記側面部は、いずれも
厚さ2.0mmを超えるよう構成されていること
を特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のコンテナ。 - 前記凹部の一端部と他端部との間には、補強部材が取り付けられていること
を特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のコンテナ。 - 前記コンテナは、
前記底面部に対向して設けられる平面視略矩形状の天面部を備え、
高さ方向に延びる長尺状に形成された部材で構成された補強部材が、高さ方向に所定の間隔を存して形成された全ての段部を貫通した状態で前記段部に結合され、上端部で前記側面部の上端部又は前記天面部と結合し、下端部で前記側面部の下端部又は前記底面部と結合していること
を特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のコンテナ。 - 平面視略矩形状の底面部と、前記底面部の周縁から立設された一対の対向する平面視略矩形状の側面部とを少なくとも備え、前記側面部に隣接する側面の一方又は両方に開口部を有するコンテナの製造方法であって、
前記一対の対向する側面部のうち、一方の側面部には、高さ方向に所定の間隔を存して一又は複数の段部を形成するとともに、他方の側面部にも、対称となるように一又は複数の段部を形成するに際して、
前記段部を、いずれも、開口方向から見て、前記側面部の端縁から対向方向に向けて水平に突出するように延在する平坦な上壁部と、前記上壁部の端部又は前記上壁部の端縁から下方に延出した一若しくは複数の側壁部の端部と前記側面部の端部とを繋ぎ、かつ前記側壁部から前記側面部へ向けて下り傾斜した底壁部とを有するものになるように、前記側面部の外面側から対向方向に向けて突出させ、かつ対向方向に直交する方向に延びる凹部を形成することにより形成したこと
を特徴とするコンテナの製造方法。
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KR102026666B1 (ko) | 가변형 파렛트 |
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