JPH0532218U - 折り畳み式搬送台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 簡単且つ容易に折り畳むことができ、また棚
板の高さ変更が自在で、しかも複数台の台車を一度に搬
送し得るようにする。 【構成】 キャスター１３を有する４つの側支柱９、１
０と、中間支柱５、６と、それぞれ連結する連結部材
７、８と、１２、１３とで角型の架台を形成し、その内
部に棚板２を前後２列に配設する。棚板２は、案内溝１
５に沿って摺動するスライドピンを前端側に有する。ま
た、側支柱９、１０には前記案内溝１５に一端が連通す
る複数個の係止溝１６が設けられており、前記スライド
ピンを高さ調整自在に保持する。一方、棚板２の後端
は、ストッパ２８によって保持される。連結部材７、８
は内側に回動自在で、これによって搬送台車１を前後方
向に折畳み自在とする。２つの上部連結部材１１のう
ち、一方は着脱自在とされる。架台の両側部には台車同
士を連結する連結具５１が折畳み自在に設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は鉢植えの花、肥料、家庭用雑貨等を搬送、陳列する際などに使用して 好適な折り畳み式搬送台車の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、折り畳み自在なこの種の搬送台車としては種々提案（例：実開昭６ ４−４２９６５号公報）されている。また、最近では本出願人によって提案され た折り畳み自在な台車パレット（実願平２−１２５１５９号）がある。この台車 パレットは、側柱間に棚板の前縁を回動自在に保持し、棚板を回動跳上げ自在と した棚板支持体を背中合わせに２つ設け、これらの棚板支持体間に棚板の後縁を 保持する棚板保持具を備えた中間支柱を設け、また中間支柱と前後の棚板支持体 の上下端を、両端を回転ヒンジによって枢支された上部および下部連結腕によっ て互いに連結したものである。このような台車パレットによれば、収納時に棚板 を回動跳上げ、しかる後上部および下部連結腕の回動に伴い中間支柱を内側に移 動させると、２つの棚板支持体の側柱が互いに接近当接してパレットを厚み方向 に折り畳むことができるという利点を有している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した台車パレットにあっては折畳み収納時に厚みを組立時 の略１／３程度に縮小させ得るものの、棚板の位置が固定で高さを自由に変更す ることができず、陳列品の大きさに制約を受けるという大きな問題があった。ま た、台車パレットを一台ずつ搬送しているため、多数のパレットを保有する花市 場等ではパレットの搬送効率が悪いといった問題もあった。

【０００４】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、簡単且つ容易に折り畳むことができ、また棚板の高さ 変更が自在で、しかも複数台の台車を一度に搬送し得るようにした折り畳み式搬 送台車を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するためになされたもので、請求項１に記載の第１の 考案は、それぞれ下端にキャスターを有して左右前後に対向する４つの側支柱と 、前後に対向する側支柱間にそれぞれ位置する中間支柱と、中間支柱と前後の側 支柱間にそれぞれ両端をこれら部材に回動自在に枢着されて設けられた連結部材 と、左右の側支柱間に前端を上下方向にスライド自在に保持されて配設された複 数段の棚板とを備え、前記各側支柱に、それぞれ高さ方向に連続して延在し棚板 の前端部を摺動自在に案内する案内溝と、一端が前記案内溝に連通し前記棚板の 前端部を係止する複数個の係止溝とを形成し、前記中間支柱に前記棚板の後端を 支持する複数個のストッパを前記係止溝に対応して設けたものである。 請求項２に記載の第２の考案は、上記第１の考案において、左右に対向する前 方側および後方側の側支柱の上端間にはそれぞれ上部連結部材が設けられ、これ ら上部連結部材の中のいずれか一方は側支柱に対して着脱自在に取付けられてい るものである。 請求項３に記載の第３の考案は、上記第１または第２の考案において、搬送台 車に、台車同士の連結を可能にする連結具を設けたものである。

【０００６】

【作用】

第１の考案において、側支柱の係止溝は棚板の前端部を保持し、案内溝は棚板 の前端部を摺動自在に案内することで棚板の高さを変更自在とする。 第２の考案において、左右の側支柱の上端間に着脱自在に取付けらた上部連結 部材は、取り外されることで棚板への陳列品の積載、積み降ろし作業を容易にす る。 第３の考案において、連結具は台車を一連に連結し、一度に複数台の台車の搬 送を可能にする。

【０００７】

【実施例】 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図１は本考案に係る折り畳み式搬送台車の一実施例を示す組立状態の外観斜視 図、図２は同台車の折畳み状態の外観斜視図、図３は要部側面図である。これら の図において、全体を符号１で示す折り畳み式搬送台車は、上記した台車パレッ トと同様、棚板２の前端を保持する同一構成からなる２つの棚板支持体３、４を 左右一対の中間支柱５、６を挟んで背中合わせに、すなわち棚板２の前端が外側 になるように配設して両棚板支持体３、４と中間支柱５、６の上下端部を連結部 材７、８によってそれぞれ連結することにより、厚み方向（前後方向）に折り畳 み自在に構成したものである

【０００８】 次に、棚板支持体３の構成等を詳細に説明する。棚板支持体３は、左右一対の 側支柱９、１０と、側支柱９、１０の上下端を中間支柱５、６の上下端にそれぞ れ連結する前記連結部材７、８と、前端を側支柱９、１０間に保持されて配設さ れた複数段、例えば５段の棚板２と、側支柱９、１０の上下端をそれぞれ連結す る上部および下部連結部材１１、１２と、各側支柱９、１０の下面に設けられた キャスター１３等で構成されている。したがって、搬送台車１は左右前後に対向 して配設された合計４つの側支柱９、１０と、前後の側支柱間にそれぞれ配設さ れた左右一対の中間支柱５、６と、前後の側支柱９と９、１０と１０の上端と中 間支柱５、６の上端とをそれぞれ連結する合計４つの連結部材７と、同じく、前 後の側支柱９と９、１０と１０の下端と中間支柱５、６の下端とを連結する合計 ４つの連結部材８と、左右の側支柱９と１０の上端をそれぞれ連結する一対の上 部連結部材１１と、左右の側支柱９と１０の下端をそれぞれ連結する一対の下部 連結部材１２を備え、これらによって角型の架台を形成し、内部に５段の棚板２ が前後二列に設けられている。

【０００９】 前記棚板支持体３の側支柱９、１０は、断面形状が矩形のアルミニウム合金製 中空押し出し型材からなり、互いに対向する内側面には高さ方向略全長に亙って 延在し棚板２の前端を案内するストレートな案内溝１５と、一端が案内溝１５に 連通し棚板２の前端を保持する複数個の係止溝１６が形成されている。

【００１０】 前記係止溝１６は、図３に示すように棚板２の奥行き寸法と略同一ピッチで側 支柱９、１０の高さ方向に形成された、棚板数と同数の第１の係止溝１６Ａと、 この第１の係止溝１６Ａ間に適宜間隔をおいて任意個数設けられた第２の係止溝 １６Ｂとで構成されている。第１の係止溝１６Ａは、クランク状に屈曲形成され ることにより、前端が前記案内溝１５に連通して後方に水平に延在する第１横溝 部１８ａ、上端が第１横溝部１８ａの後端に連通する縦溝部１８ｂおよび前端が 縦溝部１８ｂの下端に連通する第２横溝部１８ｃとで構成されている。そして第 ２横溝部１８ｃの奥側端は、前記案内溝１５から後方に棚板２の厚みと略等しい かそれ以上離間している。一方、第２の係止溝１６Ｂは、逆Ｌ字状に形成される ことにより、前端が前記案内溝１５に連通して後方に水平に延在する横溝部１９ ａと上端が横溝部１９ａの後端に連通し下方に延在する縦溝部１９ｂとで構成さ れている。縦溝部１９ｂは、前記第２横溝部１８ｃの奥側端より若干前方に位置 している。 なお、本実施例は係止溝１６（１６Ａ、１６Ｂ）を案内溝１５の後方側に設け たが、これに限らず前方側に設けてもよいことは勿論である。

【００１１】 前記棚板２は、前記側支柱９、１０と同様、断面形状が矩形のアルミニウム合 金製中空押し出し型材からなり、側面方向に並設された複数個の棚材２０（図１ ）からなり、これら棚材２０の両端および長手方向中間部下面はコ字状の型枠部 材２１（図４参照）によってそれぞれ連結されている。５つの棚板２のうち最下 段の棚板２Ａは、図５に示すように前端面両端部が前記下部連結部材１２に設け た左右一対の蝶番２３によって上下方向に回動自在に枢着され、後端側両側縁部 下面が前記連結部材８の後端部に内側に突出して設けた棚板受部材２４によって 保持されている。二段目から最上段の棚板２Ｂ〜２Ｅは図４に示すように両側面 前端部に突設された一対のガイドピン２６を有し、このガイドピン２６を前記側 支柱９、１０の案内溝１５に沿って上下移動させ適宜高さの係止溝１６に挿入係 合させることで高さ調整自在とされる。また、これらの棚板２Ｂ〜２Ｅはガイド ピン２６と案内溝１５または係止溝１６との係合により上下方向に回動自在で、 後端側両側縁部下面が前記各係止溝１６に対応して前記各中間支柱５、６に取付 けられたストッパ２８によって水平に保持される。ストッパ２８は、図６に示す ように中間支柱５（６）の幅と略同一かそれ以下の幅を有して中間支柱５の前面 に設けた取付金具２９の水平軸３０により基部を上下方向に回動自在に軸支され ており、先端部上面には棚板２Ｂの後方への移動を規制する係止部３１が一体に 突設されている。前記取付金具２９の後端縁下部には、棚板２Ｂの保持時にスト ッパ２８を水平に係止する係止片３２が取付金具２９の表面と直交するよう折曲 形成されている。なお、ストッパ２８は不使用時においては突起物を形成しない よう二点鎖線で示すように中間支柱５の前面に沿って下向きに収納されている。

【００１２】 前記各棚板２Ａ〜２Ｅの両側部後端側には外部から引出し自在な係止ピン３５ （図５、図６）がそれぞれ収納配設されている。係止ピン３５は、運搬台車１の 折畳み収納時において棚板２Ａ〜２Ｅを収納位置に安定に係止するもので、通常 は棚板内部に収納されており、使用時に棚板の側面に設けた挿通孔３６から外部 に突出される。この場合、最下段の棚板２Ａの係止ピン３５は、前記側支柱９、 １０の下端部背面に取付けたΩ形状の止め金具４０（図２）の凹部に挿入係止さ れ、二段目および四段目の棚板２Ｂ、２Ｄの係止ピン３５は側支柱９、１０の内 側面に形成された係止孔４２（図２）に挿入係止され、三段目および五段目の棚 板２Ｃ、２Ｅの係止ピン３５は、前記案内溝１５に挿入され係止される。係止孔 ４２は、棚板２Ｂを回動はね上げて収納したときの高さと略等しい位置と、この 高さの略２倍の位置にそれぞれ形成されている。

【００１３】 棚板２Ａ〜２Ｅの折畳み収納に際しては、まず最下段の棚板２Ａを蝶番２３を 回動支点として上方に略垂直になるまで回動させてから係止ピン３５を突出させ 、止め金具４０に係止する。次に、二段面の棚板２Ｂを折り畳む。この棚板２Ｂ の折畳みに際しては、棚板２Ｂを若干持ち上げてガイドピン２６を係止溝１６か ら案内溝１５に移し、しかる後該ガイドピン２６を案内溝１５に沿って下方に移 動させると同時に棚板２Ｂを上方に徐々に回動させて略垂直にし、下になった前 端を下部連結部材１２の上面に当接させる。そして、棚板２Ｂを後方に移動させ てガイドピン２６を最下位置の第１の係止溝１６Ａ（図３）の奥端に挿入係合さ せる。そして、係止ピン３５を突出させて下方の係止孔４２（図２）に挿入係止 することで二段目の棚板２Ｂを一段目の棚板２Ａの表面に沿って垂直に収納する 。その次に三段面の棚板２Ｃの折畳みに際しては、上記二段目の棚板２Ｂと同様 に、棚板２Ｃを若干持ち上げてガイドピン２６を係止溝１６から案内溝１５に移 し、しかる後該ガイドピン２６を案内溝１５に沿って下方に移動させると同時に 棚板２Ｃを上方に徐々に回動させて略垂直にし、下になった前端を下部連結部材 １２の上面に当接させる。そして、係止ピン３５を突出させて案内溝１５に挿入 係止することで三段目の棚板２Ｃを二段目の棚板２Ｂの表面に沿って垂直に収納 する。次に、四段目の棚板２Ｄの折畳みに際しては、上記二段目の棚板２Ｂと同 様に、棚板２Ｄを若干持ち上げてガイドピン２６を係止溝１６から案内溝１５に 移し、しかる後該ガイドピン２６を案内溝１５に沿って下方に移動させると同時 に棚板２Ｃを上方に徐々に回動させて略垂直にし、下になった前端を三段目の棚 板２Ｃに当接させる。そして、棚板２Ｃを後方に移動させてガイドピン２６を下 から２番目の第１の係止溝１６Ａの奥端に挿入係合させ、さらに係止ピン３５を 突出させて上方の係止孔４２に挿入係止することで三段目の棚板２Ｃを二段目の 棚板２Ｂ上に垂直に収納する。残った五段面の棚板２Ｅの折畳み収納は、上記三 段目の棚板２Ｃと同様に、棚板２Ｅを持ち上げてガイドピン２６を係止溝１６か ら案内溝１５に移し、しかる後該ガイドピン２６を案内溝１５に沿って下方に移 動させると同時に棚板２Ｅを上方に徐々に回動させて略垂直にし、下になった前 端を三段目の棚板２Ｃ上に載置する。そして、係止ピン３５を突出させて案内溝 １５に挿入係止することで五段目の棚板２Ｅを三段目の棚板２Ｃ上に、四段目の 棚板２Ｄの表面に沿って垂直に収納する。 つまり、５つの棚板２Ａ〜２Ｅは、一段目から三段目の棚板２Ａ〜２Ｃが、棚 板支持体３の下部に倒立状態、すなわち前端を下にして垂直に折畳まれて収納さ れ、四段目と五段目の棚板２Ｄ，２Ｅが二段目と三段目の棚板２Ｂ、２Ｃ上に同 じく倒立状態で収納されるものである。

【００１４】 前記側支柱９、１０の上下端と中間支柱５、６の上下端を連結する前記連結部 材７、８の各端は、これら支柱に設けた連結金具４５に垂直な回動軸４６（図１ 、図３９を介して回動自在に連結されており、搬送台車１の折畳み収納時に側支 柱９、１０側端を回動支点として内側に略９０°回動されるように構成されてい る。したがって、中間支柱５、６は図２に示す搬送台車１の折畳み収納状態にお いて側支柱９、１０より内側に移動する。

【００１５】 前記側支柱９、１０の上端間に設けられる上部連結部材１１は着脱自在で、取 り外されることにより最上段の棚板２Ｅへの商品陳列を容易にする。

【００１６】 前記中間支柱５、６の下端間にはこれら両支柱を連結する中連結部材４７（図 ２および図５）が配設されている。この中連結部材４７は、２分割形成された部 材４７Ａ、４７Ｂとからなり、これら両部材４７Ａ、４７Ｂの対向端は蝶番４８ によって互いに上下方向に回動自在に連結され、これと反対側端が前記各中間支 柱５、６の下端に取付けられた前記連結金具４５に水平な連結軸４９を介して連 結されている。このため、搬送台車１の折畳み時には部材４７Ａ、４７Ｂを持ち 上げて逆Ｖ字状に屈曲させると、連結部材８が内側に回動して中間支柱５、６の 内側への移動を可能にする。

【００１７】 なお、棚板支持体４については、その側支柱９、１０の上端を連結する上部連 結部材１１が着脱不能に取付けられている点を除いて他は全て上記の棚板支持体 ３と同一構成であるため、その説明を省略する。

【００１８】 さらに、上記構成からなる搬送台車１の両側面下部には台車同士を連結する雄 型連結具５１と雌型連結具５２がそれぞれ配設されている。雄型連結具５１は、 図１、図７〜図９に示すように、若干高さ方向にずれて設けられた一対の連結バ ー５３、５４と、各連結バー５３、５４の基端に取付けられたブラケット部材５ ５を上下方向に回動自在に軸支する水平軸５６と、水平軸５６が設けられた他の ブラケット部材５７を水平方向に回動自在に軸支する垂直軸５８を備え、またこ の垂直軸５８は連結部材８の側支柱９側端部を軸支することで、前述の回動軸４ ６を兼用している。一方、連結バー５３の先端には連結ピン５９が一体的に垂設 されており、この連結ピン５９は、台車同士の連結時に他方の連結バー５４の先 端部に設けた上下に貫通する嵌合孔６０に上方から嵌合され、その下方に突出す る下端部が他の台車の雌型連結具５２に連結される。なお、雄型連結具５１は使 用時において台車側方に突出するが、不使用時には連結ピン５９と嵌合孔６０と の嵌合連結を解除して各連結バー５３、５４を水平軸５６を回動中心として上方 に略垂直になるまで回動させると、側支柱９に沿って収納されるため、邪魔にな ることがない。 なお、前後に対向する側支柱９には前記各連結バー５３、５４を収納位置に弾 性挟持する板ばね等の適宜な係止具（図示せず）が取付けられている。

【００１９】 前記雌型連結具５２は、図７、図９および図１０に示すように一対の回動バー ６４、６５を備えている。これらの回動バー６４、６５は前記連結部材８と略同 一長さを有して基端部が、前記中間支柱６の下端に取付けた連結金具４５上に垂 直軸６６を介して左右方向に回動自在に軸支されている。この垂直軸６６は、前 記連結部材８を中間支柱６に連結する回動軸４６を兼用している。 回動バー６４、６５の先端間にはピン受部材６７ａ、６７ｂの基部がピン６８ 、６９によってそれぞれ上下方向に回動可能に且つ取外し可能に連結されており 、このピン受部材６７ａ、６７ｂおよび前記回動バー６４、６５の先端部には前 記連結ピン５９の下端部が共通に嵌合する嵌合孔７０がそれぞれ設けられている 。そしてこれらの回動レバー６４、６５は雌型連結具５２の不使用時において、 雄型連結具５１が取り外された後外側にそれぞれ回動されて連結部材８上に収納 される。収納に際しては、回動レバー６４、６５に取り付けたノックバー７５、 ７６を連結部材８の対応位置に設けた孔に挿入して固定する。 なお、搬送台車１の連結具としては上記した構成のものに限らず種々の構造の ものを採用することが可能であり、例えば鎖であってもよい。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案に係る折り畳み式搬送台車によれば、組立、折畳み 収納作業が簡単且つ容易であり、また棚板の高さを自由に調整することができる ので、載置すべき植木鉢等の商品の大きさに制約を受けることがなく、また前方 側と後方側にそれぞれ２つずつ配設され左右に対向する２組の側支柱の上端をそ れぞれ連結している２つの上部連結部材のうちの少なくとも一方を取り外し自在 としたので、最上段の棚板に対して商品を載せたり降ろしたりする際の作業性に 優れ、しかも連結具を備えているので、複数台の台車を一度に搬送移動させるこ とができ、台車自体の搬送効率を向上させるなど、その実用的効果は大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る折り畳み式搬送台車の一実施例を
示す組立状態の外観斜視図である。

【図２】同台車の折畳み状態の外観斜視図である。

【図３】要部側面図である。

【図４】棚板の要部断面図である。

【図５】最下段の棚板の要部平面図である。

【図６】棚板後端を保持するストッパの正面図である。

【図７】連結具の一部破断正面図である。

【図８】雄型連結具の要部正面図である。

【図９】雌型連結具の平面図である。

【図１０】雌型連結具の概略斜視図である。

【符号の説明】

１ 搬送台車 ２ 棚板 ３、４ 棚板支持体 ５、６ 中間支柱 ７、８ 連結部材 ９、１０ 側支柱 １１ 上部連結部材 １２ 下部連結部材 １３ キャスター １５ 案内溝 １６ 係止溝 ２８ ストッパー ４６ 回動軸 ５１ 雄型連結具 ５２ 雌型連結具

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 それぞれ下端にキャスターを有して左右
   前後に対向する４つの側支柱と、前後に対向する側支柱
   間にそれぞれ位置する中間支柱と、中間支柱と前後の側
   支柱間にそれぞれ両端をこれら部材に回動自在に枢着さ
   れて設けられた連結部材と、左右の側支柱間に前端を上
   下方向にスライド自在に保持されて配設された複数段の
   棚板とを備え、前記各側支柱に、それぞれ高さ方向に連
   続して延在し棚板の前端部を摺動自在に案内する案内溝
   と、一端が前記案内溝に連通し前記棚板の前端部を係止
   する複数個の係止溝とを形成し、前記中間支柱に前記棚
   板の後端を支持する複数個のストッパを前記係止溝に対
   応して設けたことを特徴とする折り畳み式搬送台車。
2. 【請求項２】 請求項１記載の折り畳み式搬送台車にお
   いて、左右に対向する前方側および後方側の側支柱の上
   端間にはそれぞれ上部連結部材が設けられ、これら上部
   連結部材の中のいずれか一方は側支柱に対して着脱自在
   に取付けられていることを特徴とする折り畳み式搬送台
   車。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載の折り畳み式搬送
   台車において、搬送台車に、台車同士の連結を可能にす
   る連結具を設けたことを特徴とする折り畳み式搬送台
   車。