JPH0963104A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Publication number
JPH0963104A
JPH0963104A JP7211983A JP21198395A JPH0963104A JP H0963104 A JPH0963104 A JP H0963104A JP 7211983 A JP7211983 A JP 7211983A JP 21198395 A JP21198395 A JP 21198395A JP H0963104 A JPH0963104 A JP H0963104A
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JP
Japan
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objective lens
optical
semiconductor laser
numerical aperture
aperture
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Application number
JP7211983A
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English (en)
Inventor
Koki Kojima
光喜 小島
Hiroshi Goto
博志 後藤
Satoshi Kiyomatsu
智 清松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置が小型で記録密度の異なる光ディスクの
記録再生が可能で、記録再生の高精度化及び記録密度の
高速検知が可能な操作性及び信頼性に優れた光ピックア
ップ装置を提供することを目的とする。 【構成】 半導体レーザ12と、半導体レーザ12から
出射された光を光ディスク14に収束させる対物レンズ
13と、半導体レーザ12と対物レンズ13の光路中に
配設されたアパーチャ2aと、アパーチャ2aを半導体
レーザ12から光ディスク14への光軸に沿って平行移
動させ対物レンズ13の開口数を変化させる可動手段2
bと、を備えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録密度の異なる光デ
ィスクを記録再生する光ピックアップ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報の記録や再生を
行う技術は、めざましい進歩を遂げている。予め記録さ
れている音声や文字,画像データを読み出す再生専用の
光学装置であるコンパクトディスクは、基本的な技術面
及び市場ともに大きく発展しつつある。又、最近、画像
や文章等の多量のデータを記録することに利用されてい
る追記型ファイリング装置、すなわち、一度の書き込み
ができ、何度でも読み出しが可能な光ディスク装置や、
何度でも記録、消去できるリライタブルファイリング装
置等の記録装置が益々その利用範囲を広げてきている。
又、消去、再書き込みが可能なファイリングとして、光
磁気ディスク装置や相変化型ディスク装置等が技術的な
面及び市場で本格的な立ち上がり時期を向かえている。
これらの装置の発展を支えているものは、市場のニーズ
にもよるが半導体レーザ技術,光学技術,媒体技術,精
密機械技術及び信号処理技術等の多くの周辺技術の発展
に寄与するところが大きいといえる。今後、益々技術の
発展,市場規模の拡大に伴って、光ディスク装置はデー
タ記憶装置として、重要な役割を担うと思われる。
【0003】又、記録媒体としての光ディスクは、高密
度化,大容量化の方向にあり、それに伴い光ピックアッ
プ装置として、低密度光ディスクと高密度光ディスクの
記録再生の互換性が望まれている。記録密度が異なる光
ディスクの記録再生においては、光ディスクに収束させ
るスポット径を各々のトラック幅に応じて変化させる必
要がある。スポット径を変化させる方法として、対物レ
ンズの開口数を変更させることが行われている。
【0004】以下に従来の光情報記録装置の光ピックア
ップ装置について、図面を参照しながら説明する。図6
は従来の光情報記録装置の光ピックアップ装置における
低密度光ディスクを記録再生する光学系の構成を示す要
部正面図であり、図7は従来の光情報記録装置の光ピッ
クアップ装置における高密度光ディスクを記録再生する
光学系の構成を示す要部正面図である。図6及び図7に
おいて、11は従来の光ピックアップ装置、12は光を
照射する半導体レーザ、13は開口数が0.6の対物レ
ンズであり、後述の光ディスク14の記録密度に合わせ
てアパーチャ15により開口数が変更される。14は情
報が記録されている低密度又は高密度の光ディスクであ
り、記録密度の異なる光ディスク14が光ピックアップ
装置11に装着可能である。15は半導体レーザ12か
らの光束径の透過範囲を規制するアパーチャであり、対
物レンズ13の開口数を0.45に変更し低密度の光デ
ィスク14が記録再生できるように透過範囲が設定され
ている。16はアパーチャ15を光軸と直行する方向に
移動させ対物レンズ13の開口数が0.45又は0.6
のいずれかになるように切り換えを行う可動手段、17
は半導体レーザ12からの光が対物レンズ13を透過し
光ディスク14の面に集光したスポットである。
【0005】以上のように構成された従来の光ピックア
ップ装置の動作方法について、以下に説明する。まず、
低密度の光ディスク14において、半導体レーザ12か
ら出射した光は、図6の二点鎖線で示すように、アパー
チャ15を通過し対物レンズ13により開口数が0.4
5の光束に収束され光ディスク14の記録面にスポット
17を形成する。光ディスク14からの反射光は、記録
信号をピックアップした情報として信号処理が行われデ
ータ変換される。
【0006】次に、高密度の光ディスク14において、
可動手段16によりアパーチャ15が光軸直交方向の光
路外に移動され、半導体レーザ12から出射した光は、
図7の実線で示すように、開口数0.6の対物レンズ1
3を透過した有効光束径の光が高密度の光ディスク14
の記録面にスポット17として形成される。この時、開
口数が0.6のスポット17の径は、図6に示すアパー
チャ15を通過した場合の開口数が0.45のスポット
17の径に比べて3/4の大きさになり、高密度の記録
再生に対応している。
【0007】以上のように、可動手段16を用いてアパ
ーチャ15を光軸と直交する方向に移動させて半導体レ
ーザ12と対物レンズ13の光路中を抜き差しすること
により、対物レンズ13の開口数を変更することがで
き、異なる記録密度の光ディスク14の記録再生を行う
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、アパーチャを光軸と直交する方向に移動さ
せる必要があり、移動量が大きく駆動時間が長くなり、
光ディスクの開口数の切り換えが迅速に行われず、記録
密度の検知に時間を要し、操作性に欠けるという問題点
を有していた。かつ、アパーチャを光路以外に配置する
スペースが必要であり、光ピックアップ装置の小型化が
困難であるという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、装置が小型で記録密度の異なる光ディスクの記録再
生が可能で、光ディスクの記録再生の高精度化及び記録
密度の高速検知が可能な操作性及び信頼性に優れた光ピ
ックアップ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の光ピックアップ装置は、半
導体レーザと、半導体レーザから出射された光を光ディ
スクに収束させる対物レンズと、半導体レーザと対物レ
ンズの光路中に配設されたアパーチャと、アパーチャを
半導体レーザから光ディスクへの光軸に沿って平行移動
させ対物レンズの開口数を変化させる可動手段と、を備
えている構成を有している。
【0011】本発明の請求項2に記載の光ピックアップ
装置は、半導体レーザと、半導体レーザから出射された
光を光ディスクに収束させる対物レンズと、半導体レー
ザと対物レンズの光路中に配設された液晶板と、液晶板
に電圧を印加し対物レンズの開口数を変化させる液晶制
御手段と、を備えている構成を有している。
【0012】本発明の請求項3に記載の光ピックアップ
装置は、半導体レーザと、半導体レーザから出射された
光を光ディスクに収束させる対物レンズと、半導体レー
ザと対物レンズの光路中に配設され外周部に一方向の偏
向光を透過させる偏光板と、偏光板の偏向方向を光の偏
光方向と同方向又は直行方向に回動させ対物レンズの開
口数を変化させる回動手段と、を備えている構成を有し
ている。
【0013】本発明の請求項4に記載の光ピックアップ
装置は、半導体レーザと、半導体レーザから出射された
光を光ディスクに収束させる対物レンズと、半導体レー
ザと対物レンズの光路中に配設された2分の1波長の光
路差を生じさせる半波長板と、半波長板と対物レンズの
光路中に配設された一方向の偏向光を透過させる偏光板
と、半波長板又は偏光板の少なくともいずれか一方を回
動させ対物レンズの開口数を変化させる回動手段と、を
備えている構成を有している。
【0014】ここで、半波長板としては、互いに垂直な
方向に振動する直線偏光の間に1/2波長の光路差を生
じるように厚さを決められた複屈折板,白雲母を適当な
厚さに劈開した薄板,一方向に分子配向させた合成樹脂
板等が用いられる。
【0015】
【作用】この構成によって、半導体レーザと対物レンズ
の間の光路中に設けられたアパーチャを可動手段により
半導体レーザから光ディスクへの光軸に沿って平行に移
動させることにより、対物レンズの開口数を変化させる
ことができるので、記録密度の異なる光ディスクの記録
再生を行うことができるとともに、装置の小型化を図る
ことができる。特に、可動手段の光軸に沿った移動制御
により、対物レンズへの開口数を微妙に変化調整できる
ことから、光ディスクに集光されるスポット径を精度良
く制御されるので、高密度化及び高精度化に対応でき、
信頼性を向上することができる。
【0016】又、半導体レーザと対物レンズの間の光路
中に設けられた液晶板を液晶制御手段を用いて、液晶板
の電圧制御を行い、対物レンズへの開口数を変更させる
ことができるので、記録密度の異なる光ディスクの記録
再生を行うことができる。特に、液晶制御のため、機械
的駆動部分がないため、装置のより小型化及び信頼性の
向上を実現できるとともに、可変制御時間が高速で、装
置の高速化を実現することができる。
【0017】又、半導体レーザと対物レンズの間の光路
中の外周部に一方向の偏向光を透過させる偏光板を配置
して、回動手段を用いて偏光板の偏向方向を光の偏光方
向と同方向又は直行方向に回動させることにより、記録
密度の異なる光ディスクの記録再生を行うことができる
とともに、装置の小型化及び低原価を実現することがで
きる。
【0018】更に、半導体レーザと対物レンズの間の光
路中に2分の1波長の光路差を生じさせる半波長板と半
波長板と対物レンズの間の光路中に一方向の偏向光を透
過させる偏光板とを設けて、回動手段を用いて半波長板
又は偏光板の少なくともいずれか一方を回動させること
により、記録密度の異なる光ディスクの記録再生を行う
ことができるとともに、装置の小型化を実現することが
できる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例における光ピックアッ
プ装置について、図面を参照しながら説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の第1実施例に
おける光ピックアップ装置の光学系の構成を示す要部正
面断面図である。1Aは本発明の第1実施例の光ピック
アップ装置であり、光学系の主要部を示している。12
は半導体レーザ、13は開口数0.6の対物レンズ、1
4は光ディスク、17はスポットである。これらは、従
来例と同様なものなので、同一の符号を付して説明を省
略する。従来例と異なるのは、アパーチャ2aを光軸に
沿って平衡移動させる可動手段2bを設けた点である。
【0021】以上のように構成された本発明の第1実施
例における光ピックアップ装置1Aの光学系の動作につ
いて、図1を用いて低密度及び高密度の光ディスク14
の記録再生を行う場合の例を説明する。まず、低密度の
光ディスク14の記録再生を行う場合、半導体レーザ1
2から出射した光は、図1の2点鎖線で示すように、ア
パーチャ2aを通過して対物レンズ13に入射する。こ
の時、アパーチャ2aは、図1の2点鎖線で示すように
可動手段2aにより対物レンズ13の開口数が0.45
となるように光軸に沿って光束の透過範囲を遮断する位
置に配置されている。対物レンズ13に入射した光はそ
の集光作用により光ディスク14の記録面にスポット1
7を形成し、光ディスク14の記録面に形成された記録
情報に応じて、光が反射して記録信号としてピックアッ
プされる。
【0022】次に、高密度の光ディスク14の記録再生
を行う場合は、アパーチャ2aは可動手段2bにより光
軸と平行に半導体レーザ12の方向に向かって移動さ
れ、対物レンズ13の開口数が0.6となるように光束
の透過範囲を規制する位置に配置される。半導体レーザ
12からの外周部の光を広げるように制御することで、
図1の実線で示すように、アパーチャ2aの透過制御範
囲の全域を光が透過し、開口数0.6の対物レンズ13
を通過し光ディスク14の記録面にスポット17が形成
される。
【0023】以上のように本実施例によれば、可動手段
を用いてアパーチャを光軸に沿って平行移動させること
により、異なる記録密度の光ディスクに対応した対物レ
ンズの開口数を変化させることができ、異なる記録密度
の光ディスクの記録再生を高精度で行い信頼性を向上さ
せることができる。なお、半導体レーザとアパーチャあ
るいはアパーチャと対物レンズの間の光路中に、例えば
立ち上げミラー等の光進行方向を変更する光学部品が挿
入されても良い。
【0024】(実施例2)図2は本発明の第2実施例に
おける光ピックアップ装置の光学系の構成を示す要部正
面断面図である。1Bは本発明の第2実施例における光
ピックアップ装置の光学系である。12は半導体レー
ザ、13は開口数0.6の対物レンズ、14は光ディス
ク、17はスポットである。これらは、実施例1と同様
なものなので、同一の符号を付して説明を省略する。実
施例1と異なるのは、対物レンズ13の開口数が0.6
から0.45に可変することを可能にする液晶板3a
と、液晶板3aでの光の透過範囲を変更するように液晶
板3aの光透過率を制御する液晶制御手段3bを設けた
点である。
【0025】以上のように構成された本発明の第2実施
例における光ピックアップ装置の光学系の動作につい
て、低密度及び高密度の光ディスク14の記録再生を行
う場合の例を図2を用いて説明する。まず、低密度の光
ディスク14の記録再生を行う場合、半導体レーザ12
から出射した光は、図2の二点鎖線で示すように液晶板
3aを通過して対物レンズ13に入射する。この時、液
晶板3aを透過する光束範囲が対物レンズ13の開口数
が0.45の光束径になるように液晶板3aの外周部の
透過率が液晶制御手段3bにより制御される。対物レン
ズ13に入射した光は、その集光作用により光ディスク
14の記録面にスポット17を形成し、光ディスク14
の記録面に形成された記録情報に応じて光の反射が行わ
れ、記録信号がピックアップされる。
【0026】次に、高密度の光ディスク14の記録再生
を行う場合は、液晶板3aの外周部を光が透過するよう
に液晶制御手段3bを用いて制御することにより、図2
の実線で示すように、光が液晶板3aの透過制御範囲の
全域を透過し、対物レンズ13の開口数が0.6とし
て、光ディスク14の記録面にスポット17が形成され
る。
【0027】以上のように本実施例によれば、液晶制御
手段を用いて液晶板の外周部の透過率を制御することに
より、異なる記録密度の光ディスクの記録再生ができる
とともに、更に液晶制御による高速切り替えが可能であ
る。なお、半導体レーザと液晶板あるいは液晶板と対物
レンズの光路中に例えば、立ち上げミラー等の光進行方
向を変更する光学部品を挿入しても良い。
【0028】(実施例3)図3は本発明の第3実施例に
おける光ピックアップ装置の光学系の構成を示す要部正
面断面図であり、図4は本発明の第3実施例における光
ピックアップ装置に用いる偏光板の構造を示す正面図で
ある。1Cは本発明の第3実施例における光ピックアッ
プ装置の光学系である。12は半導体レーザ、13は開
口数0.6の対物レンズ、14は光ディスク、17はス
ポットである。これらは、実施例1と同様なものなの
で、同一の符号を付して説明を省略する。実施例1と異
なるのは、対物レンズの開口数を0.6から0.45に
可変させる偏光板4aと、光の透過範囲を変更するよう
に偏光板4aを回動させる回動手段4bを設けた点であ
る。ここで、偏光板4aとしては、半導体レーザ12と
対物レンズ13の間の光路中に配置され、その配置位置
から定まる対物レンズの開口数が0.45になるように
中心部分がくり抜かれ、光透過範囲を0.6から0.4
5に変更できるようにドーナツ型に形成されている。偏
光板4aの外周部は、図4の矢印で示す一方向のみの偏
光方向の光を透過させ略直交方向の光を遮光する機能を
有する偏光体より構成される。なお、偏光板の中心部分
には、偏光作用のない透明な光学材料を設けてもよい。
【0029】以上のように構成された本発明の第3実施
例における光ピックアップ装置1Cの光学系の動作につ
いて、低密度及び高密度の光ディスク14の記録再生を
行う例を図3を用いて説明する。まず、低密度の光ディ
スク14の記録再生を行う場合、図3の二点鎖線でしめ
すように半導体レーザ12から出射した光は偏光板4a
の偏光作用のない中心部を通過して対物レンズ13に入
射する。この時、低密度の光ディスク14においては、
対物レンズ13の開口数が0.45となるように外周部
の偏光板4aを回動手段4bを用いて回転制御して、光
を遮断する。対物レンズ13に入射した光はその集光作
用により光ディスク14の記録面にスポット17を形成
し、光ディスク14の記録面に形成された記録信号をピ
ックアップし光ディスク14の面から光が反射される。
【0030】次に、高密度の光ディスク14の記録再生
を行う場合、偏光板4aを回動手段4bを用いて回動さ
せ、偏光板4aの偏光方向が半導体レーザ12の偏光し
た光を透過するような回転角度に調整する。図2の実線
で示すように、偏光板4aの透過制御範囲の全域を光が
透過し、対物レンズ13の開口数が0.6に設定され、
光ディスク14の記録面にスポット17が形成される。
【0031】以上のように本実施例によれば、偏光板の
外周部の透過率を回動手段を用いて制御することによ
り、異なる記録密度の光ディスクの記録再生を兼用で
き、汎用性を向上させることができる。なお、半導体レ
ーザと偏光板あるいは偏光板と対物レンズの光路中に例
えば、立ち上げミラー等の光進行方向を変更する光学部
品を挿入しても良い。
【0032】(実施例4)図5は本発明の第4実施例に
おける光ピックアップ装置の光学系の構成を示す要部正
面断面図である。1Dは本発明の第4実施例の光ピック
アップ装置の光学系である。12は半導体レーザ、13
は開口数0.6の対物レンズ、14は光ディスク、17
はスポットである。これらは、実施例1と同様なものな
ので、同一の符号を付して説明を省略する。実施例1と
異なるのは、光の透過範囲を変更する偏光板5と、偏光
板5とともに対物レンズの開口数を0.6から0.45
に可変させる半波長板6aと、半波長板6aの回動を制
御する回動手段6bを設けた点である。ここで、偏光板
5は、半導体レーザ12と対物レンズ13の間の光路中
に配置され、その配置位置から定まる対物レンズ13の
開口数が0.45になるように光透過範囲である中心部
分がドーナツ状にくり抜いてある。従って、偏光板5
は、図5の斜線部で示される偏光板5の外周部が一方向
の偏光方向の光のみを透過させる偏光体より構成され、
偏光体と同方向に偏光している光を透過させ略直交方向
の光を遮光する機能を有している。
【0033】以上のように構成された本発明の第4実施
例における光ピックアップ装置1Dの光学系の動作につ
いて、低密度及び高密度の光ディスク14の記録再生を
行う例を図5を用いて説明する。まず、低密度の光ディ
スク14の記録再生を行う場合、半波長板6aは、半導
体レーザ12から出射した光の偏光方向に対して45度
傾いた方向に回動手段6bを用いて回動されている。こ
の時、図5の二点鎖線で示すように、半導体レーザ12
から出射した光は半波長板6aを通過したのち、偏光板
5に入射する。この偏光板5への入射光は、外周部分に
おいて遮光され、対物レンズ13の開口数が0.45を
確保するように偏光板5の中心部分のみを通過する。対
物レンズ13に入射した光はその集光作用により、光デ
ィスク14の記録面に開口数0.45のスポット17を
形成する。
【0034】次に、高密度の光ディスク14の記録再生
を行う場合、半波長板6aの回転方向が半導体レーザ1
2から出射した光の偏光方向と同方向になるように回動
手段6bを用いて設定する。半導体レーザ12から出射
した光は、図5の実線で示すように、半波長板6aを通
過した後、偏光方向が保持されたままの状態で偏光板5
に入射し、偏光板5の中心部分に加えて更に外周部分も
通過し対物レンズ13の開口数が0.6となる。対物レ
ンズ13に入射した光は、その集光作用により光ディス
ク14の記録面に開口数0.6のスポット17を形成す
る。
【0035】以上のように本実施例によれば、偏光板の
前に半波長板を設け、回動手段を用いて半波長板を回動
できるようにしたので、半波長板により光の偏光方向を
変化させ、偏光板の外周部により偏光した光の透過率を
制御することにより、異なる記録密度の光ディスクの記
録再生ができる。なお、半導体レーザと半波長板、半波
長板と偏光板あるいは偏光板と対物レンズの光路中に例
えば、立ち上げミラー等の光進行方向を変更する光学部
品を挿入しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、半導体レーザと
対物レンズの間の光路中に設けられたアパーチャを可動
手段により半導体レーザから光ディスクへの光軸に沿っ
て平行移動できるようにしたので、対物レンズの開口数
を変化させて記録密度の異なる光ディスクの記録再生を
行うことができるとともに、装置の小型化を図ることが
できる。特に、対物レンズの開口数の変更を微妙に調整
できることから、光ディスクに集光されるスポットを精
度良く制御できるので、光ディスクの記録密度の高密度
化及び高精度化に対応でき、汎用性及び記録再生の信頼
性に優れた光ピックアップ装置を実現することができ
る。
【0037】又、半導体レーザと対物レンズの光路中に
設けられた液晶板が、液晶制御手段により電圧制御が行
われ、対物レンズの開口数を変化させることができるの
で、記録密度の異なる光ディスクの記録再生を行うこと
ができるとともに、装置の小型化を図ることができる。
また、液晶制御のため、機械的駆動部分がないため、装
置のより小型化及び信頼性と開口数の可変時間が短く、
装置の高速化が可能となり、小型で高速処理及び記録再
生の信頼性に優れた光ピックアップ装置を実現すること
ができる。
【0038】又、半導体レーザと対物レンズの光路中の
外周部に一方向の偏向光を透過させる偏光板を配置し
て、回動手段を用いて偏光板の偏向方向を光の偏光方向
と同方向又は直行方向に回動させることにより、記録密
度の異なる光ディスクの記録再生を行うことができると
ともに、装置の小型化及び低原価に優れた光ピックアッ
プ装置を実現することができる。
【0039】更に、半導体レーザと対物レンズの光路中
に2分の1波長の光路差を生じさせる半波長板と、半波
長板と対物レンズの間の光路中に一方向の偏向光を透過
させる偏光板とを設け、回動手段を用いて半波長板又は
偏光板の少なくともいずれか一方を回動させることによ
り、記録密度の異なる光ディスクの記録再生を行うこと
ができるとともに、装置の小型化に優れた光ピックアッ
プ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における光ピックアップ装
置の光学系の構成を示す要部正面断面図
【図2】本発明の第2実施例における光ピックアップ装
置の光学系の構成を示す要部正面断面図
【図3】本発明の第3実施例における光ピックアップ装
置の光学系の構成を示す要部正面断面図
【図4】本発明の第3実施例における光ピックアップ装
置に用いる偏光板の構造を示す正面図
【図5】本発明の第4実施例における光ピックアップ装
置の光学系の構成を示す要部正面断面図
【図6】従来の光情報記録装置の光ピックアップ装置に
おける低密度光ディスクを記録再生する光学系の構成を
示す要部正面図
【図7】従来の光情報記録装置の光ピックアップ装置に
おける高密度光ディスクを記録再生する光学系の構成を
示す要部正面図
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 本発明の光ピックアップ装置 2a、15 アパーチャ 2b、16 可動手段 3a 液晶板 3b 液晶制御手段 4a、5 偏光板 4b、6b 回動手段 6a 半波長板 11 従来の光ピックアップ装置 12 半導体レーザ 13 対物レンズ 14 光ディスク 17 スポット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、前記半導体レーザから出
    射された光を光ディスクに収束させる対物レンズと、前
    記半導体レーザと前記対物レンズの光路中に配設された
    アパーチャと、前記アパーチャを前記半導体レーザから
    光ディスクへの光軸に沿って平行移動させ前記対物レン
    ズの開口数を変化させる可動手段と、を備えていること
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】半導体レーザと、前記半導体レーザから出
    射された光を光ディスクに収束させる対物レンズと、前
    記半導体レーザと前記対物レンズの光路中に配設された
    液晶板と、前記液晶板に電圧を印加し前記対物レンズの
    開口数を変化させる液晶制御手段と、を備えていること
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】半導体レーザと、前記半導体レーザから出
    射された光を光ディスクに収束させる対物レンズと、前
    記半導体レーザと前記対物レンズの光路中に配設され外
    周部に一方向の偏向光を透過させる偏光板と、前記偏光
    板の偏向方向を前記光の偏光方向と同方向又は直行方向
    に回動させ前記対物レンズの開口数を変化させる回動手
    段と、を備えていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】半導体レーザと、前記半導体レーザから出
    射された光を光ディスクに収束させる対物レンズと、前
    記半導体レーザと前記対物レンズの光路中に配設された
    2分の1波長の光路差を生じさせる半波長板と、前記半
    波長板と対物レンズの光路中に配設された一方向の偏向
    光を透過させる偏光板と、前記半波長板又は前記偏光板
    の少なくともいずれか一方を回動させ前記対物レンズの
    開口数を変化させる回動手段と、を備えていることを特
    徴とする光ピックアップ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009073114A3 (en) * 2007-11-30 2009-08-06 Vmedia Res Inc Small form factor optical disc drive for use in mobile electronic device
US8230452B2 (en) 2004-05-13 2012-07-24 VMO Systems, Inc. Miniaturized disc drive containing DVD-compatible optical controller

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