JPH07249244A - 光ディスク記録装置および光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク記録装置および光ディスク再生装置

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JPH07249244A
JPH07249244A JP3877994A JP3877994A JPH07249244A JP H07249244 A JPH07249244 A JP H07249244A JP 3877994 A JP3877994 A JP 3877994A JP 3877994 A JP3877994 A JP 3877994A JP H07249244 A JPH07249244 A JP H07249244A
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JP
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optical disk
recording
laser beam
parallel
groove portion
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JP3877994A
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English (en)
Inventor
Mikio Sugiki
美喜雄 杉木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の記録トラックに対して並行して記録再生
を行い得る光ディスク装置を得る。 【構成】光磁気ディスクにはガイド溝がスパイラル状に
成型され、グルーブ部20G及びランド部20Lの双方
を記録トラックとして使用する。半導体レーザからのレ
ーザビームより回折格子で±1次光を形成し、グルーブ
部20G及びランド部20Lの上に夫々スポットP+1
びP-1として結像させる。2個の磁気ヘッドを光学系側
と反対側のディスク面に対向して配置し、各々の磁極の
中心をスポットP+1,P-1のほぼ真上に位置させる。記
録時には、2個の磁気ヘッドを夫々記録データに応じて
ドライブして外部磁界を発生させ、グルーブ部20G及
びランド部20Lに並行してデータを光磁気記録する。
再生時には、スポットP+1及びP-1からの反射光を処理
し、グルーブ部20G及びランド部20Lより再生デー
タを並行して得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばラジアル方向
に溝部および溝間部が交互に形成された光磁気ディスク
に対してディジタルデータを記録再生する光ディスク記
録装置および光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、相変化型光ディスクを使用した高
密度記録方式として記録再生用のガイド溝の光学的深さ
を選ぶことにより隣接トラック間のクロストークを減ら
し、溝部(以下、「グルーブ部」という)と溝間部(以
下、「ランド部」という)の双方を記録トラックとして
使用する記録方式が提案されている(’93電子情報通
信学会春季大会C−478等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにグルー
ブ部とランド部の双方を記録トラックとして使用する場
合、レーザビームはグルーブ部およびランド部に交互に
照射されて記録または再生が行なわれるものであり、グ
ルーブ部およびランド部の双方に対して並行して記録ま
たは再生をすることができなかった。
【0004】そこで、この発明では、複数の記録トラッ
クに対して並行して記録再生を行い得る光ディスク記録
装置および光ディスク再生装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る光ディ
スク記録装置は、光磁気ディスクの複数の記録トラック
に並行してレーザビームを照射するレーザビーム照射手
段と、複数の記録トラックのレーザビーム照射位置に対
応して配設される複数の磁気ヘッドと、この複数の磁気
ヘッドを記録データに応じてドライブしてそれぞれ外部
磁界を発生させる複数の磁気ヘッドドライバとを備え、
光磁気ディスクの複数の記録トラックに記録データを並
行して記録するものである。
【0006】例えば、光磁気ディスクのラジアル方向に
溝部および溝間部が交互に形成され、溝部および溝間部
の双方が記録トラックを構成すると共に、レーザビーム
照射手段は溝部および溝間部に並行してレーザビームを
照射するものである。また例えば、レーザビーム照射手
段は、単一のレーザ光源からのレーザビームより回折格
子によって複数本のレーザビームを得るものである。
【0007】また、レーザビーム照射手段は複数本のレ
ーザビームを単一の対物レンズを介して複数の記録トラ
ックに並行して照射すると共に、複数の磁気ヘッドの磁
極は単一の対物レンズの結像視野範囲内に配設されるも
のである。また例えば、複数の磁気ヘッドは、互いに磁
気結合の影響を無視し得る位置に配設されるものであ
る。
【0008】第2の発明に係る光ディスク再生装置は、
ラジアル方向に溝部および溝間部が交互に形成され、溝
部および溝間部の双方が記録トラックを構成する光ディ
スクより再生データを得る光ディスク再生装置におい
て、光ディスクの溝部および溝間部に並行してレーザビ
ームを照射するレーザビーム照射手段と、溝部および溝
間部からの反射光をそれぞれ処理して再生データを並行
して得るデータ再生手段とを備えるものである。
【0009】
【作用】第1の発明においては、光磁気ディスクの複数
の記録トラックに並行してレーザビームを照射すると共
に、そのレーザビーム照射位置に対応して配設された複
数の磁気ヘッドより記録データに応じた外部磁界が発生
するため、光磁気ディスクの複数の記録トラックに並行
して記録データを記録することが可能となる。
【0010】例えば、光磁気ディスクのラジアル方向に
溝部および溝間部が交互に形成されるものでは、溝部お
よび溝間部の双方に並行してレーザビームが照射される
ため、これら溝部および溝間部に並行して記録データを
記録することが可能となる。また、レーザビーム照射手
段は単一のレーザ光源からのレーザビームより回折格子
によって複数本のレーザビームを得ることで、また複数
本のレーザビームを単一の対物レンズを介して複数の記
録トラックに並行して照射することで、レーザ光源や対
物レンズを複数個必要とせずに構成でき、安価に実現す
ることが可能となる。
【0011】また、複数の磁気ヘッドを互いに磁気結合
の影響を無視し得る位置に配設することで、複数の記録
トラックにそれぞれ良好に記録データを記録することが
可能となる。また、複数の磁気ヘッドの磁極を単一の対
物レンズの結像視野範囲内に配設することで、高密度記
録を良好に行うこと可能となる。
【0012】第2の発明においては、光ディスクの溝部
および溝間部に並行してレーザビームが照射されるた
め、溝部および溝間部からの反射光をそれぞれ処理して
再生データを並行して得ることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は光磁気ディスク装置に適
用した例である。図において、1はスピンドルモータで
あり、光磁気ディスク2はモータ1でもって回転駆動さ
れる。
【0014】また、入力端子3a,3bに供給されるビ
デオデータやオーディオデータ等の記録データWDa,
WDbは、それぞれエンコーダ4a,4bで圧縮符号化
処理および誤り訂正符号化処理が行なわれ、変調回路5
a,5bで変調処理(チャネル符号化処理)が行なわれ
た後に磁気ヘッドドライバ6a,6bに供給される。こ
れにより、磁気ヘッド7a,7bより記録データに応じ
た外部磁界が発生され、光学ヘッド8からのレーザ光と
の共働でもって光磁気ディスク2の記録トラックに記録
データが光磁気記録される。制御ラインは省略している
が、上述した記録系の動作はシステムコントローラ9に
よって制御される。
【0015】ここで、本例の光磁気ディスク2の構造の
詳細を説明する。光磁気ディスク2には、ガイド溝が全
周に亘って例えばスパイラル状に成型され、グルーブ部
(溝部)およびランド部(溝間部)の双方が記録トラッ
クとして使用される。図2は、光磁気ディスク2の断面
を示しており、201はポリカーボネイト基板、202
は誘電体層、203は光磁気材料よりなる記録層、20
4は誘電体層、205は反射膜、206は保護膜、20
7は成型されたガイド溝である。この場合、ガイド溝2
07がグルーブ部20Gとなり、ガイド溝207および
ガイド溝207の間がランド部20Lとなる。グルーブ
部20Gの深さは、グルーブ部20Gまたはランド部2
0Lの再生時に隣接記録トラックからのクロストーク量
が最小となるように設定される。
【0016】また、図3に示すように、円周方向に記録
部の他にトラックナンバーやセクターナンバー等のアド
レス情報が記録されるアドレス部を設けると共に、グル
ーブ部20Gに対応するラジアル方向(ディスク半径方
向)の位置にのみアドレス情報が記録される。この場
合、アドレス情報はピット20Pでもって形成され、グ
ルーブ部20Gと共に光磁気ディスク2の成形時に予め
形成される。
【0017】図4は、光学ヘッド8の光学系の構成例を
示している。80は半導体レーザであり、この半導体レ
ーザ80からのレーザビームは回折格子(グレーティン
グ)81に入射される。そして、回折格子81より出射
される±1次光(副ビーム)L+1,L-1はそれぞれビー
ムスプリッタ82および対物レンズ83を透過して光磁
気ディスク2の記録層に照射される。ここで、回折格子
81は0次光を抑圧するように設定される。例えば、格
子の溝部(光透過部)と溝間部(光遮断部)の幅がほぼ
等しくされ、さらに溝部の位相深さがレーザ波長のほぼ
1/2に設定される。
【0018】光磁気ディスク2の記録層には±1次光L
+1,L-1が、それぞれビームスポットP+1,P-1として
結像する。この場合、ビームスポットP+1,P-1の間隔
Sは、レーザ波長をλ、回折格子空間周波数をN、半導
体レーザ80と回折格子81間の距離をL、対物レンズ
83の倍率をβとすると、次式で表される。
【0019】 S=(2×λ×N×L)/β ・・・(1) スポット間隔Sは、高密度記録のためには対物レンズ8
3の結像視野範囲内に設定することが望ましい。また、
スポットP+1,P-1のラジアル方向の間隔は、例えば光
軸回りに回折格子81を回転調節することで、図3に示
すようにガイド溝207(グルーブ部20G)のピッチ
の半分となるように設定される。そして、後述するトラ
ッキングサーボによって、スポットP+1がグルーブ部2
0G上を走査すると共に、スポットP-1がランド部20
L上を走査するように制御される。
【0020】上述した磁気ヘッド7a,7bは光学系側
と反対側のディスク面に対向して配置されるが、その磁
極間隔はスポットP+1,P-1の間隔Sとほぼ等しくなる
ように設定され、かつそれぞれの磁極の中心がスポット
+1,P-1のほぼ真上にくるように位置合わせが行なわ
れる。
【0021】また、上述せずも磁気ヘッド7a,7bは
磁気結合の影響がないように互いに離間させる必要があ
り、従ってスポット間隔Sは磁気ヘッド7a,7bに磁
気結合の影響がないように設定する必要がある。図5
は、磁極間隔が100μm程度の磁気ヘッド7a,7b
回りの拡大図例を示している。この場合、動圧浮上式の
磁気ヘッド7a,7bのコイル径は50μm、ターン数
が10、光磁気ディスク2の基板厚が1.2mmであっ
て充分実現可能であることが理解できる。なお、磁気ヘ
ッド7a,7bは接触式であっても同様である。
【0022】図4に戻って、光磁気ディスク2のスポッ
トP+1,P-1からの反射光Lr+1,Lr-1は、それぞれ
対物レンズ83を透過した後ビームスプリッタ82で反
射されてウォラストンプリズム(偏光面検波プリズム)
84に入射され、このウォラストンプリズム84で反射
光Lr+1,Lr-1のそれぞれが3種類のレーザビームに
分離される。
【0023】図6は、ウォラストンプリズム84の具体
構成例を示している。このプリズム84は水晶よりなる
第1の直角プリズム84aおよび第2の直角プリズム8
4bが接合されて構成される。この場合、プリズム84
bの光軸Axbはプリズム84aの光軸Axaに対して
45°だけ傾くように設定される。
【0024】このような構成において、水晶は入射光の
偏光面に関連して2つの異なった屈折率を持っているた
め、プリズム84aにその光軸Axaに対して45°だ
け傾いた偏光面Ppoを有する直線偏光Laを入射する
と、図7に示すように、プリズム84aでは光軸Axa
に垂直な偏光面を有する偏光成分Lb1および光軸Ax
aと平行な偏光面を有する偏光成分Lb2に分離され、
さらにプリズム84bでは偏光成分Lb1が光軸Axb
と平行な偏光面を有する偏光成分Lc1および光軸Ax
bに垂直な偏光面を有する偏光成分Lc2に分離される
と共に、プリズム84bでは偏光成分Lb2が光軸Ax
bと平行な偏光面を有する偏光成分Lc3および光軸A
xbに垂直な偏光面を有する偏光成分Lc4に分離され
る。
【0025】ここで、偏光成分Lc1およびLc2は直
線偏光Laのうちプリズム84aの光軸Axaに垂直な
偏光面を有する偏光成分Lb1を分離して得られるもの
であり、それぞれの光量は直線偏光Laの1/4の量と
なる。一方、偏光成分Lc3およびLc4はプリズム8
4aの直線偏光Laのうち光軸Axaと平行な偏光面を
有する偏光成分Lb2を分離して得られるものであり、
それぞれの光量は直線偏光Laの1/4の量となる。そ
して、偏光成分Lc2,Lc3のプリズム84bからの
出射角は等しく、結果としてプリズム84b、従ってウ
ォラストンプリズム84からは3本のレーザビームL
i,Lm,Ljが分離して得られることになる。
【0026】図4に戻って、反射光Lr+1,Lr-1はそ
れぞれウォラストンプリズム84のプリズム84aに入
射されるが、光磁気ディスク2の記録層での偏光面の回
転(カー回転)がなかったとした場合の偏光面が光軸A
xaに対して45°だけ傾くように設定される(図6の
直線偏光Laの偏光面Ppoと光軸Axaとの関係参
照)。これにより、上述した直線偏光Laと同様に、反
射光Lr+1より3本のレーザビームLi+1,Lm+1,L
+1が分離して得られ、反射光Lr-1より3本のレーザ
ビームLi-1,Lm-1,Lj-1が分離して得られる。
【0027】ここで、反射光Lr+1の偏光面は光磁気デ
ィスク2の記録膜の磁化の向きに従って時計方向または
反時計方向にわずかに回転し、レーザビームLi+1,L
+1の光量に光磁気ディスク2の記録膜の磁化の向きに
従って大小関係が生じる。そのため、レーザビームLi
+1,Lj+1の光量を検出し、その差を取ることで光磁気
記録されたデータに対応する信号を得ることができる。
また、反射光Lr+1の偏光面が回転してもレーザビーム
Lm+1の光量は変化しないため、その光量を検出するこ
とでピットで記録されたデータに対応する信号を得るこ
とができる。
【0028】なお、反射光Lr-1の偏光面も、上述した
反射光Lr+1と同様に光磁気ディスク2の記録膜の磁化
の向きに従って時計方向または反時計方向にわずかに回
転するため、反射光Lr-1が分離して得られるレーザビ
ームLi-1,Lm-1,Lj-1に関しても、上述したレー
ザビームLi+1,Lm+1,Lj+1の場合と同様のことが
いえる。
【0029】ウォラストンプリズム84より出射される
6本のレーザビームLi+1,Lm+1,Lj+1,Li-1
Lm-1,Lj-1は、それぞれシリンドリカルレンズ85
を介して例えばフォトダイオードで構成される光検出器
86に入射される。
【0030】図8は光検出器86の構成を示している。
光検出器86は、4分割ディテクタを構成する光検出部
a1〜a4,b1〜b4、光検出部A1,A2,B1,
B2を有して構成される。そして、光検出部A1,a1
〜a4,A2にはそれぞれレーザビームLi+1,L
+1,Lj+1が照射され、一方光検出部B1,b1〜b
4,B2にはそれぞれレーザビームLi-1,Lm-1,L
-1が照射される。
【0031】ここで、光検出器86の光検出部A1,a
1〜a4,A2,B1,b1〜b4,B2の出力信号
を、それぞれSA1,Sa1〜Sa4,SA2,SB1,Sb1〜S
b4,S B2とすると、SA1−SA2の演算によってグルーブ
部20Gに記録された記録データに対応した信号RFM
Oaが得られ、SB1−SB2の演算によってランド部20
Gに記録された記録データに対応した信号RFMObが
得られ、(Sa1+Sa3)−(Sa2+Sa4)の演算によっ
てグルーブ部20Gに対する記録再生時の非点収差法に
よるフォーカスエラー信号FEaが得られ、{(Sa1
a2)−(Sa3+Sa4)}−{(Sb1+Sb2)−(Sb3
+Sb4)}の演算によって記録再生時のプッシュプル法
によるトラッキングエラー信号TEが得られる。
【0032】また、スポットP+1はグルーブ部20Gに
対応したラジアル方向位置にあるアドレス部のピット上
も走査するため、Sa1+Sa2+Sa3+Sa4の演算によっ
てアドレス部に記録されているアドレス情報に対応した
信号SADが得られる。
【0033】図1に戻って、光学ヘッド8より得られる
アドレス信号に対応した信号SADはアドレスデコーダ
10に供給され、このアドレスデコーダ10で得られる
アドレスデータADはコントローラ9に供給される。
【0034】また、光学ヘッド8より得られるフォーカ
スエラー信号FEaおよびトラッキングエラー信号TE
はサーボ回路11に供給される。サーボ回路11の動作
はコントローラ9でもって制御される。このサーボ回路
11によって光学ヘッド8のトラッキングサーボおよび
フォーカスサーボが行なわれると共に、アドレスデコー
ダ11からのアドレスデータAD等に基づいてシーク制
御も行なわれる。さらに、このサーボ回路11によって
スピンドルモータ1の回転制御も行なわれる。
【0035】ここで、上述したようにフォーカスエラー
信号FEaはグルーブ部20Gに対するものであり、ラ
ンド部20Lに対するものではない。しかし、ガイド溝
207の深さ、従ってグルーブ部20Gの深さは、隣接
記録トラック間のクロストークを最小にすること等を考
慮してλ/6程度(例えばλ=780nm)に設定され
ることになるが、対物レンズ83の焦点深度は通常1μ
m以上となる。そのため、フォーカスエラー信号FEa
を使用してのフォーカスサーボによって、グルーブ部2
0Gに対してと同様にランド部20Lに対しても良好に
フォーカスサーボが行なわれることになる。
【0036】また、光学ヘッド8より得られる信号RF
MOa,RFMObは、それぞれイコライザ回路12
a,12bで周波数特性が補償され、復調回路13a,
13bで復調処理が行なわれた後にデコーダ14a,1
4bに供給されて誤り訂正処理およびデータ伸張処理が
行なわれる。そして、デコーダ14a,14bより出力
されるそれぞれグルーブ部20G,ランド部20Lから
の再生データRDa,RDbが出力端子15a,15b
に並行して導出される。制御ラインは省略しているが、
上述した再生系の動作はコントローラ9によって制御さ
れる。なお、コントローラ9には、動作モード、動作状
態等を表示するための表示器16と、ユーザ操作のため
の操作キー17が接続される。
【0037】このように本例によれば、グルーブ部20
Gおよびランド部20Lに並行してレーザビームLr+1
およびLr-1が照射されるため、グルーブ部20Gおよ
びランド部20Bの双方に対して並行してディジタルデ
ータの記録再生を行うことができる。また、半導体レー
ザ80からのレーザビームより回折格子81で形成され
る1次光L+1,L-1を効率的に利用しているので、複数
のレーザ光源を必要とせずに構成でき、また単一の対物
レンズ83を使用するものであり、安価に実現できる利
益がある。また、磁気ヘッド7a,7bは、その磁極が
対物レンズ83の結像視野範囲内で、かつ互いに磁気結
合の影響を無視し得る位置に配されるので、グルーブ部
20Gおよびランド部20Lにそれぞれ良好にディジタ
ルデータを高密度記録することが可能となる。
【0038】なお、上述実施例においては、グルーブ部
20Gに対応するラジアル方向位置にのみアドレス情報
としてのピット20Pが形成されるものを示したが、ラ
ンド部20Lに対応するラジアル方向位置にのみアドレ
ス情報としてのピット20Pが形成されるもの、あるい
はグルーブ部20Gおよびランド部20Lの双方に対応
するラジアル方向位置にアドレス情報としてのピット2
0Pが形成されるものであってよい。ランド部20Lに
対応するラジアル方向位置にアドレス情報としてのピッ
ト20Pが形成されるものでは、Sb1+Sb2+Sb3+S
b4の演算によってアドレス部に記録されているアドレス
情報に対応した信号を得ることができる。
【0039】また、上述実施例においては、アドレス情
報をアドレス部にピット20Pで記録したものである
が、周知のミニディスクのようにガイド溝(グルーブ
部)をアドレス情報に応じて蛇行させることで予めアド
レス情報を記録するものにも、この発明を同様に適用す
ることができる。その場合には、グルーブ部20Gより
得られるトラッキングエラー信号よりアドレス情報を再
生することができる。
【0040】また、上述実施例においては、グルーブ部
20Gおよびランド部20Lで構成される2本の記録ト
ラックに対してディジタルデータの記録再生を並行して
行うものであるが、同様にして3本以上の記録トラック
に並行して記録再生を行なうこともできる。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、光磁気ディスクの
複数の記録トラックに並行してレーザビームを照射する
と共に、そのレーザビーム照射位置に対応して配設され
た複数の磁気ヘッドより記録データに応じた外部磁界が
発生するため、光磁気ディスクの複数の記録トラックに
並行して記録データを記録することができる。
【0042】例えば、光磁気ディスクのラジアル方向に
溝部および溝間部が交互に形成されるものでは、溝部お
よび溝間部の双方に並行してレーザビームが照射される
ため、これら溝部および溝間部に並行して記録データを
記録することができる。また、レーザビーム照射手段は
単一のレーザ光源からのレーザビームより回折格子によ
って複数本のレーザビームを得ることで、また複数本の
レーザビームを単一の対物レンズを介して複数の記録ト
ラックに並行して照射することで、レーザ光源や対物レ
ンズを複数個必要とせずに構成でき、安価に実現するこ
とができる。
【0043】また、複数の磁気ヘッドを互いに磁気結合
の影響を無視し得る位置に配設することで、複数の記録
トラックにそれぞれ良好に記録データを記録することが
できる。また、複数の磁気ヘッドの磁極を単一の対物レ
ンズの結像視野範囲内に配設することで、高密度記録を
良好に行うことができる。
【0044】第2の発明によれば、光ディスクの溝部お
よび溝間部に並行してレーザビームが照射されるため、
溝部および溝間部からの反射光をそれぞれ処理して再生
データを並行して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスク記録装置および光デ
ィスク再生装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】実施例の光磁気ディスクの要部の断面図であ
る。
【図3】グルーブ部とランド部に対するビームスポット
位置の関係等を示す図である。
【図4】光学ヘッドの光学系の構成を示す図である。
【図5】磁気ヘッド回りの拡大図である。
【図6】ウォラストンプリズムの構成例を示す図であ
る。
【図7】ウォラストンプリズムによる光線の分離状態を
示す図である。
【図8】光学ヘッドの光検出器の構成を示す図である。
【符号の説明】
2 光磁気ディスク 7a,7b 磁気ヘッド 8 光学ヘッド 9 システムコントローラ 10 アドレスデコーダ 11 サーボ回路 20G グルーブ部 20L ランド部 20P ピット 80 半導体レーザ 81 回折格子 83 対物レンズ 84 ウォラストンプリズム 86 光検出器 207 ガイド溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの複数の記録トラックに
    並行してレーザビームを照射するレーザビーム照射手段
    と、 上記複数の記録トラックのレーザビーム照射位置に対応
    して配設される複数の磁気ヘッドと、 上記複数の磁気ヘッドを記録データに応じてドライブし
    てそれぞれ外部磁界を発生させる複数の磁気ヘッドドラ
    イバとを備え、 上記光磁気ディスクの複数の記録トラックに記録データ
    を並行して記録することを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  2. 【請求項2】 上記光磁気ディスクのラジアル方向に溝
    部および溝間部が交互に形成され、上記溝部および溝間
    部の双方が上記記録トラックを構成すると共に、上記レ
    ーザビーム照射手段は上記溝部および溝間部に並行して
    上記レーザビームを照射することを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 上記レーザビーム照射手段は、単一のレ
    ーザ光源からのレーザビームより回折格子によって複数
    本のレーザビームを得ることを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 上記レーザビーム照射手段は上記複数本
    のレーザビームを単一の対物レンズを介して上記複数の
    記録トラックに並行して照射すると共に、上記複数の磁
    気ヘッドの磁極は上記単一の対物レンズの結像視野範囲
    内に配設されることを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク記録装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の磁気ヘッドは、互いに磁気結
    合の影響を無視し得る位置に配設されることを特徴とす
    る請求項1または4に記載の光ディスク記録装置。
  6. 【請求項6】 ラジアル方向に溝部および溝間部が交互
    に形成され、上記溝部および溝間部の双方が記録トラッ
    クを構成する光ディスクより再生データを得る光ディス
    ク再生装置において、 上記光ディスクの溝部および溝間部に並行してレーザビ
    ームを照射するレーザビーム照射手段と、 上記溝部および溝間部からの反射光をそれぞれ処理して
    再生データを並行して得るデータ再生手段とを備えるこ
    とを特徴とする光ディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6600698B1 (en) 1999-12-03 2003-07-29 Fujitsu Limited Method for recording a plural rows of record marks in one track in magneto-optical recording device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6600698B1 (en) 1999-12-03 2003-07-29 Fujitsu Limited Method for recording a plural rows of record marks in one track in magneto-optical recording device
US6801479B2 (en) 1999-12-03 2004-10-05 Fujitsu Limited Method for recording plural rows of record marks in one track in magneto-optical recording device
US7359291B2 (en) 1999-12-03 2008-04-15 Fujitsu Limited Magneto-optical storage medium capable of recording plural rows of marks on each track

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