JPH08102079A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JPH08102079A
JPH08102079A JP6236738A JP23673894A JPH08102079A JP H08102079 A JPH08102079 A JP H08102079A JP 6236738 A JP6236738 A JP 6236738A JP 23673894 A JP23673894 A JP 23673894A JP H08102079 A JPH08102079 A JP H08102079A
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JP
Japan
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light
intensity distribution
optical head
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recording medium
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Application number
JP6236738A
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English (en)
Inventor
Hideki Nakada
秀輝 中田
Hideki Aiko
秀樹 愛甲
誠 ▲高▼嶋
Makoto Takashima
Toru Nakamura
徹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6236738A priority Critical patent/JPH08102079A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記録密度の異なる情報記録媒体の
再生および高精度な記録・再生特性を実現することを目
的としてなされたものである。 【構成】 半導体レーザ1と、半導体レーザ1からの光
束を情報記録媒体6上に集光させる対物レンズ5と、半
導体レーザ1と対物レンズ5との間に位置し、平面内の
透過率を可変として、対物レンズ5の開口数あるいは情
報記録媒体6上での光スポット形状または光スポット強
度分布を制御するために液晶フィルター26と、液晶フ
ィルター26に制御電圧を印加する液晶フィルター駆動
装置27を具備した構成とする。 【効果】 この構成によって、対物レンズに5入射する
光束の強度分布を変化させることができ、記録密度の異
なる情報記録媒体の記録再生が可能となり、高性能な光
ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体に
光スポットを投影して、光学的に情報を記録再生する方
式であるディスク演奏装置の光学ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク演奏装置は、MD(ミニテ゛ィ
スク)プレーヤ・CD(コンハ゜クトテ゛ィスク)プレーヤ・ハイビジョ
ン用マルチレーザープレーヤなどその用途は年々多様化
すると共に益々高密度・高性能・高品質・高付加価値化
している。特に記録可能な光磁気メディアを利用したデ
ィスク演奏装置においては、ポータブル用・車載用への
需要は大きく増加傾向にあり、より一層の小型・薄型・
高性能化が求められている。本発明は光ディスク用ディ
スク演奏装置の光学ヘッドに関するものである。
【0003】従来、光磁気ディスク用の光学ヘッドに関
する技術としては、数多くの報告がなされている。
【0004】以下、図面を参照しながら、従来の光磁気
ディスク用の光学ヘッドについて説明を行う。
【0005】図10は従来の光学ヘッドの構成を示す概
略図であり、図11は従来の光学ヘッドの光検出器の構
成を示す概略図である。図10および図11において、
1は半導体レーザ、2はコリメートレンズ、3は回折格
子、4はビームスプリッタ,偏光分離素子,折り返しミ
ラーより構成された複合素子、5は対物レンズ、6は磁
気光学効果を有する情報記録媒体、7は1/2波長板、
8は、とつレンズ、9は略円柱レンズである、おうシリ
ンドリカルレンズ、10は偏光ビームスプリッタ、11
は6分割光検出器、12は4分割光検出器、13および
14は光スポットの焦点、15は6分割光検出器11上
に形成されるメインビーム(P偏光)、16は4分割光
検出器12上に形成されるメインビーム(S偏光)、1
7a,17bはサブビームのうち先行ビームによる光ス
ポット、18a,18bはサブビームのうち後行ビーム
による光スポットである。19a,19bは2分割受光
領域、20a,20b,20c,20dは4分割受光領
域、21a,21bは先行ビームの受光領域、22a,
22bは後行ビームの受光領域、23は減算器、24は
加算器、25はモニタ用光検出器である。
【0006】以上のように構成された従来例の光学ヘッ
ドについて以下その動作について説明を行う。
【0007】半導体レーザ1より発せられた光は、コリ
メートレンズ2により平行光に変換され、回折格子3に
より異なる複数の平行光束に分離される。異なる複数の
平行光束は、複合素子4内のビームスプリッタを透過
し、対物レンズ駆動装置(図示せず)に組み込まれた対
物レンズ5により、情報記録媒体6上に直径1ミクロン
程度のメインビームとして集光されると同時にいわゆる
3ビーム法によりメインビームと同一トラック上にメイ
ンビームの前後に副ビームとして先行ビームと後行ビー
ムを一定間隔に形成する。また複合素子4内のビームス
プリッタにより反射された平行光束はモニタ用光検出器
25に入射し半導体レーザ1の駆動電流を制御する。
【0008】情報記録媒体6からの反射光は、逆の経路
をたどり、複合素子4内のビームスプリッタにより反射
分離されて、1/2波長板7に入射する。半導体レーザ
1は、紙面に平行な偏光方向となるよう設置されてお
り、1/2波長板7はその反射光に偏光方向をほぼ45
度回転させるように設定してある。1/2波長板7を透
過した反射光は、とつレンズ8により収れん光となり、
おうシリンドリカルレンズ9へ入射する。ここで、おう
シリンドリカルレンズ9は、従来例においては、紙面に
平行な面内でW1の向きに存在する情報記録媒体6の記
録トラックの像に対して、略45度の方向にレンズ効果
を有するように設けられている。おうシリンドリカルレ
ンズ9を透過した光は、偏光ビームスプリッタ10によ
り互いに直交する2つの偏光成分に分離され、一方は透
過し、6分割光検出器11に入射し、他方は反射されて
4分割光検出器12に入射する。偏光ビームスプリッタ
10を透過した光はフォーカス誤差信号検出手段であ
る、おうシリンドリカルレンズ9により、非点収差を発
生する。おうシリンドリカルレンズ9のレンズ面を有さ
ない面内では実線の光路となり焦点13に収れんし、レ
ンズ効果を有する面内では、破線で示した光路となり、
焦点14に収れんする。6分割光検出器11は受光面が
焦点13と焦点14との略中間に位置しており、中心部
の4分割受光領域20a,20b,20c,20dで発
生した電気信号の対角同士の和をとり、それらを減算す
ることにより、いわゆる非点収差法によりフォーカス誤
差信号の検出を行う。
【0009】先行ビームによる光スポット17a,17
bと後行ビームによる光スポット18a,18bの差を
取ることにより、いわゆる3ビーム法によるトラッキン
グ誤差検出信号を検出する。
【0010】また、6分割光検出器11の中心部の4分
割受光領域20a,20b,20c,20dの受光量の
総和から、4分割光検出器12の中心部の2分割受光領
域19a,19bの受光量の総和の差をとることによ
り、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が
可能である。さらに、それらの和をすべてとることによ
り、プレピット信号(ピットの有無に対応した信号)の
検出が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、対物レンズ5に入射する光束の強度分布
が一定であるために開口率あるいは、光スポット形状が
固定されており、情報記録密度の異なる情報記録媒体に
記録あるいは再生する場合、その記録再生能力には限界
があり、記録密度の異なる情報記録媒体に対しては互換
性がないという問題点を有していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、対物レンズに入射する光束の強度分布を可変とした
光学ヘッドを提供し、高精度な記録・再生特性を実現す
ることを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の光学ヘッドは、情報記録媒体と、半導体レ
ーザ等の光源と、光源からの光束を情報記録媒体上に集
光させる対物レンズ等の集光手段と、光源と集光手段と
の間に位置し、光源からの光束と情報記録媒体からの反
射光とを分離するハーフミラー等の光束分離手段と、光
源と集光手段とのとの間に位置し、集光手段の開口率あ
るいは情報記録媒体上での光スポット形状または光スポ
ット強度分布を制御するために集光手段に入射する光束
の強度分布を変化させるための強度分布変換手段と、光
束分離手段により分離された情報記録媒体からの反射光
が入射して情報記録媒体の情報記録信号を検出する検出
手段と、検出手段を経た光束を受光する多分割光検出器
と、多分割光検出器で発生した電気信号を演算する演算
回路とを具備した構成を有している。
【0014】
【作用】本発明は、上記した構成によって、対物レンズ
に入射する光束の強度分布を液晶フィルター、光学フィ
ルター等の強度分布変換手段で変化させることができ、
記録密度の異なる情報記録媒体の正確な記録再生が可能
となり、高性能な光ヘッドおよびディスク演奏装置を実
現できる。また、対物レンズに入射する光束の強度分布
を可変とし、記録時は小さい光スポット径にて記録し、
再生時は通常の光スポット径にて再生することにより、
より一層再生能力を向上させることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例における光学
ヘッドの概略図を示すものであり、図2は本発明の第1
の実施例における光学ヘッドの光検出器の概略図を示す
ものであり、図3は本発明の第1の実施例における光学
ヘッドの強度分布変換手段の概略図を示すものである。
図1、図2および図3において、1は半導体レーザ、2
はコリメートレンズ、3は回折格子、4はビームスプリ
ッタ、偏光分離素子、折り返しミラーより構成された複
合素子、5は対物レンズ、6は磁気光学効果を有する情
報記録媒体、7は1/2波長板、8は、とつレンズ、9
は略円柱レンズである、おうシリンドリカルレンズ、1
0は偏光ビームスプリッタ、11は6分割光検出器、1
2は4分割光検出器、13および14は光スポットの焦
点、15は6分割光検出器11上に形成されるメインビ
ーム(P偏光)、16は4分割光検出器12上に形成さ
れるメインビーム(S偏光)、17a,17bはサブビ
ームのうち先行ビームによる光スポット、18a,18
bはサブビームのうち後行ビームによる光スポットであ
る。19a,19bは2分割受光領域、20a,20
b,20c,20dは4分割受光領域、21a,21b
は先行ビームの受光領域、22a,22bは後行ビーム
の受光領域、23は減算器、24は加算器、25はモニ
タ用光検出器、26は液晶フィルター、27は液晶フィ
ルター駆動装置である。
【0017】以上のように構成された本実施例の光学ヘ
ッドについて、以下その動作について説明を行う。
【0018】半導体レーザ1より発せられた光は、コリ
メートレンズ2により平行光に変換され、回折格子3に
より異なる複数の平行光束に分離される。異なる複数の
平行光束は複合素子4内のビームスプリッタを透過し、
対物レンズ駆動装置(図示せず)に組み込まれた液晶フ
ィルター26に入射する。液晶フィルター26は液晶フ
ィルター駆動装置27による印加電圧により平面内の透
過率分布が可変であり、対物レンズ5に入射する光束の
強度分布を変化させることが可能となる。従って、液晶
フィルター26に入射した平行光束は、液晶フィルター
駆動装置27による印加電圧により情報記録媒体6の記
録密度に応じた開口率となるように対物レンズ5の開口
制限を行う。液晶フィルター26により開口制限された
平行光束は対物レンズ5により、情報記録媒体6上に直
径1ミクロン程度のメインビームとして集光されると同
時に、いわゆる3ビーム法によりメインビームと同一ト
ラック上にメインビームの前後に副ビームとして先行ビ
ームと後行ビームを一定間隔に形成する。また複合素子
4内のビームスプリッタにより反射された平行光束はモ
ニタ用光検出器25に入射し半導体レーザ1の駆動電流
を制御する。
【0019】情報記録媒体6からの反射光は、逆の経路
をたどり、複合素子4内のビームスプリッタにより反射
分離されて、1/2波長板7に入射する。半導体レーザ
1は、紙面に平行な偏光方向となるよう設置されてお
り、1/2波長板7はその反射光に偏光方向をほぼ45
度回転させるように設定してある。1/2波長板7を透
過した反射光は、とつレンズ8により収れん光となり、
おうシリンドリカルレンズ9へ入射する。ここで、おう
シリンドリカルレンズ9は、本実施例においては、紙面
に平行な面内でW1の向きに存在する情報記録媒体6の
記録トラックの像に対して、略45度の方向にレンズ効
果を有するように設けられている。おうシリンドリカル
レンズ9を透過した光は、偏光ビームスプリッタ10に
より互いに直交する2つの偏光成分に分離され、一方は
透過し、6分割光検出器11に入射し、他方は反射され
て4分割光検出器12に入射する。偏光ビームスプリッ
タ10を透過した光はフォーカス誤差信号検出手段であ
る、おうシリンドリカルレンズ9により、非点収差を発
生する。おうシリンドリカルレンズ9のレンズ面を有さ
ない面内では実線の光路となり焦点13に収れんし、レ
ンズ効果を有する面内では、破線で示した光路となり、
焦点14に収れんする。6分割光検出器11は受光面が
焦点13と焦点14との略中間に位置しており、中心部
の4分割受光領域20a,20b,20c,20dで発
生した電気信号の対角同士の和をとり、それらを減算す
ることにより、いわゆる非点収差法によりフォーカス誤
差信号の検出を行う。
【0020】先行ビームによる光スポット17a,17
bと後行ビームによる光スポット18a,18bの差を
取ることにより、いわゆる3ビーム法によるトラッキン
グ誤差検出信号を検出する。
【0021】また、6分割光検出器11の中心部の4分
割受光領域20a,20b,20c,20dの受光量の
総和から、4分割光検出器12の中心部の2分割受光領
域19a,19bの受光量の総和の差をとることによ
り、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が
可能である。さらに、それらの和をすべてとることによ
り、プレピット信号の検出が可能である。
【0022】以上のように本実施例によれば、液晶フィ
ルター26の透過率分布を液晶フィルター駆動装置27
により制御することにより、対物レンズ5に入射する平
行光束の開口率を変化させることが可能となり、情報記
録媒体6上に形成される光スポット形状を変化させるこ
とができる。このことにより記録密度の異なる複数の情
報記録媒体6の記録再生が可能となり、高性能・高品質
な光ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できるもので
ある。
【0023】さらに、対物レンズ5に入射する光束の開
口率を可変とし、記録時は大きな開口率の状態で小さい
光スポット径にて記録し、再生時は通常の光スポット径
にて再生することにより、再生光スポットのずれ(オフ
トラック)による再生信号の劣化が少なくなるため、よ
り一層再生能力を向上させることが可能となる。
【0024】なお第1の実施例において、集光系はコリ
メートレンズ2を用いたいわゆる無限系としたが、有限
系としてもよい。
【0025】また、液晶フィルター26の位置は複合素
子4内のビームスプリッタと対物レンズ5の間とした
が、半導体レーザ1と対物レンズ5の間ならどこでもよ
い。
【0026】次に第2の実施例について図4を参照しな
がら説明する。図4は本発明の第2の実施例における光
学ヘッドの強度分布変換手段の概略図である。第1の実
施例との相違点は、液晶フィルター36の平面内の透過
率分布において、略中心部分のみの透過率を低くあるい
は略中心部分のみを遮光し、対物レンズ5に入射する平
行光束の強度分布を、略中心部分のみ低下させるという
点である。
【0027】以上のように本実施例によれば、液晶フィ
ルター36の透過率分布による、いわゆる超解像現象を
おこすことにより、情報記録媒体6上の光スポット径を
小さくすることが可能となり、情報記録媒体6上に形成
される光スポット径を変化させることができる。このこ
とにより、さらに記録密度の高い情報記録媒体6の記録
再生が可能となり、より一層高性能な光ヘッドおよびデ
ィスク演奏装置を実現できるものである。
【0028】なお第2の実施例において、液晶フィルタ
ー36の位置は複合素子4内のビームスプリッタと対物
レンズ5の間としたが、半導体レーザ1と対物レンズ5
の間ならどこでもよい。
【0029】次に第3の実施例について図5を参照しな
がら説明する。図5は本発明の第3の実施例における光
学ヘッドの強度分布変換手段の概略図である。第1の実
施例との相違点は、液晶フィルター46の透過率分布に
おいて、略楕円形状の透過率として、対物レンズ5に入
射する平行光束の強度分布を楕円形状とし、情報記録媒
体6の記録状態に応じて再生信号のジッター値およびク
ロストークが最適な状態になる楕円形状を形成するとい
う点である。
【0030】一般的に、光スポットがラジアル(半径)
方向に長軸となる楕円形状とした場合は、ジッタ(再生
信号のゆれ)が良くなる(少なくなる)が、クロストー
ク(再生目標トラック以外のトラックからの信号の漏れ
込み)は大きくなる。また、光スポットがタンジェンシ
ャル(トラック列に対し接線)方向に長軸となる楕円形
状とした場合は、ジッタ(再生信号のゆれ)が悪くなる
(多くなる)が、クロストーク(再生目標トラック以外
のトラックからの信号の漏れ込み)は小さくなる。
【0031】以上のように本実施例によれば、液晶フィ
ルター46により、ジッターおよびクロストークが情報
記録媒体の記録状態に応じた最適な光スポット形状とな
るよう対物レンズ5に入射する強度分布を(ラジアル方
向あるいはタンジェンシャル方向に長軸となる)楕円形
状とすることにより、情報記録媒体上で(はラジアルあ
るいはタンジェンシャル方向に長軸となる)楕円形状の
光スポットを形成することができ、情報記録媒体6の再
生時における再生信号のジッター値およびクロストーク
を最適な状態に設定することができ、情報記録媒体6の
正確な記録再生が可能となり、高性能な光ヘッドおよび
ディスク演奏装置を実現できるものである。
【0032】次に第4の実施例について図6および図7
を参照しながら説明する。図6は本発明の第4の実施例
における光学ヘッドの非線形光学フィルター28の透過
率の光強度依存性を示す特性図であり、図7は本発明の
第4の実施例における光学ヘッドの非線形光学フィルタ
ー28の平面内の透過率分布の光強度依存性を示す特性
図である。図7において実線は記録時の光強度における
透過率を示し、破線は再生時の光強度における透過率を
示したものである。第1の実施例との相違点は、液晶フ
ィルター26及び液晶フィルター駆動装置27の代わり
に、入射光束の光強度により平面内の透過率が非線形に
変化する非線形光学フィルター28を半導体レーザ1と
対物レンズ5の間に挿入して、記録時と再生時において
対物レンズ5の開口率を変化させたことである。
【0033】以上のように本実施例によれば、入射光束
の光強度により透過率が非線形に変化する非線形光学フ
ィルター28により、対物レンズ5に入射する平行光束
の開口率を記録時は高く、また再生時は小さくすること
が可能となり、記録と再生時において情報記録媒体6上
に形成される光スポット径を変化させることができる。
このことにより情報記録媒体6の高精度な再生が可能と
なり、高性能・高品質な光ヘッドおよびディスク演奏装
置を実現できるものである。
【0034】次に第5の実施例について図8および図9
を参照しながら説明する。図8は本発明の第5の実施例
における光学ヘッドの非線形光学フィルター29の透過
率の光強度依存性を示す特性図であり、図9は本発明の
第5の実施例における光学ヘッドの非線形光学フィルタ
ー29の平面内の透過率分布の光強度依存性を示す特性
図である。図9において実線は記録時の光強度における
透過度を示し、破線は再生時の光強度における透過率を
示したものである。第4の実施例との相違点は、入射光
束の光強度により平面内の透過率が非線形に変化する非
線形光学フィルター29を用い、入射光束の光強度の高
い部分のみ透過率を低くして光束を遮断する構成とする
ことである。
【0035】以上のように本実施例によれば、再生時等
の低強度の光束の強度分布は、変化なく対物レンズ5に
入射し、記録時等の高強度の光束は略中心部分のみ遮断
された強度分布の光束となって対物レンズ5に入射し、
いわゆる超解像現象により情報記録媒体6上に回折限界
以下のスポット径を形成することができ、光束の光強度
を上げるに従い、より記録密度の高い情報記録媒体6の
再生が可能となり、高性能・高品質な光ヘッドおよびデ
ィスク演奏装置を実現できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対物レン
ズに入射する光束の強度分布を強度分布変換手段で変化
させることにより、記録密度の異なる情報記録媒体の正
確な記録再生あるいは、情報記録媒体の再生状態に最適
な光スポット形状を形成することが可能となり、高性能
な光ヘッドおよびディスク演奏装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光学ヘッドの概
略図
【図2】本発明の第1の実施例における光学ヘッドの光
検出器の概略図
【図3】本発明の第1の実施例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図4】本発明の第2の実施例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図5】本発明の第3の実施例における光学ヘッドの強
度分布変換手段の概略図
【図6】本発明の第4の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率の光強度依存性を示す特性
【図7】本発明の第4の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率分布の光強度依存性を示す
特性図
【図8】本発明の第5の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率の光強度依存性を示す特性
【図9】本発明の第5の実施例における光学ヘッドの非
線形光学フィルターの透過率分布の光強度依存性を示す
特性図
【図10】従来例の光学ヘッドの概略図
【図11】従来例の光学ヘッドの光検出器の概略図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 回折格子 4 複合素子 5 対物レンズ 6 情報記録媒体 7 1/2波長板 8 とつレンズ 9 おうシリンドリカルレンズ 10 偏光ビームスプリッタ 11 6分割光検出器 12 4分割光検出器 15 メインビーム(P偏光) 16 メインビーム(S偏光) 17a,17b 光スポット 19a,19b 2分割受光領域 20a〜20b 4分割受光領域 23 減算器 24 加算器 26 液晶フィルター 27 液晶フィルター駆動装置 28 非線形光学フィルター
フロントページの続き (72)発明者 中村 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体と、半導体レーザ等の光源
    と、前記光源からの光束を前記情報記録媒体上に集光さ
    せる対物レンズ等の集光手段と、前記光源と前記集光手
    段との間に位置し、前記光源からの光束と前記情報記録
    媒体からの反射光とを分離するハーフミラー等の光束分
    離手段と、前記光源と前記集光手段との間に位置し、前
    記集光手段の開口率あるいは前記情報記録媒体上での光
    スポット形状または光スポット強度分布を制御するため
    に前記集光手段に入射する光束の強度分布を変化させる
    ための強度分布変換手段と、前記光束分離手段により分
    離された前記情報記録媒体からの反射光が入射して前記
    情報記録媒体の情報記録信号を検出する検出手段と、前
    記検出手段を経た光束を受光する多分割光検出器と、前
    記多分割光検出器で発生した電気信号を演算する演算回
    路とを具備したことを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 強度分布変換手段は、強度分布制御装置
    により印加される電圧値により平面内の透過率分布を変
    化させることが可能な液晶フィルターより構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 強度分布変換手段は、強度分布制御装置
    により印加される電圧値により平面内の透過率分布を変
    化させて、前記集光手段の開口率を変化させることが可
    能な強度分布変換手段であることを特徴とする請求項1
    記載もしくは請求項2記載の光学ヘッド。
  4. 【請求項4】 強度分布変換手段は、強度分布制御装置
    により印加される電圧値により平面内の透過率分布を変
    化させて、略中央部分のみの透過率を減少あるいは略中
    心部分のみを遮光することが可能な強度分布変換手段で
    あることを特徴とする請求項1記載もしくは請求項2記
    載の光学ヘッド。
  5. 【請求項5】 強度分布変換手段は、強度分布制御装置
    により印加される電圧値により、平面内の透過率分布を
    前記情報記録媒体の情報記録信号の再生特性が最適にな
    るような楕円形状に変化させる強度分布変換手段である
    ことを特徴とする請求項1記載もしくは請求項2記載の
    光学ヘッド。
  6. 【請求項6】 強度分布変換手段は、入射光束の強度変
    化に対して平面内の透過率が非線形に変化する光学フィ
    ルターより構成された強度分布変換手段であることを特
    徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  7. 【請求項7】 強度分布変換手段は、入射光束の強度変
    化に対して平面内の透過率が非線形に変化し、前記集光
    手段の開口率を可変とすることが可能な強度分布変換手
    段であることを特徴とする請求項1記載もしくは請求項
    6記載の光学ヘッド。
  8. 【請求項8】 強度分布変換手段は、入射光束の強度変
    化に対して平面内の透過率が非線形に変化し、前記入射
    光束の略中央部分のみを遮光する強度分布変換手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載もしくは請求項6記載
    の光学ヘッド。
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