JPH10199026A - Cd/dvd互換再生ピックアップ装置 - Google Patents

Cd/dvd互換再生ピックアップ装置

Info

Publication number
JPH10199026A
JPH10199026A JP8357625A JP35762596A JPH10199026A JP H10199026 A JPH10199026 A JP H10199026A JP 8357625 A JP8357625 A JP 8357625A JP 35762596 A JP35762596 A JP 35762596A JP H10199026 A JPH10199026 A JP H10199026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
dvd
objective lens
photodetector
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8357625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3663456B2 (ja
Inventor
Makoto Itonaga
誠 糸長
Yasuo Hachi
羽地  泰雄
Kunihisa Matsuzaki
邦久 松崎
Katsuya Yagi
克哉 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc, Victor Company of Japan Ltd filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP35762596A priority Critical patent/JP3663456B2/ja
Publication of JPH10199026A publication Critical patent/JPH10199026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3663456B2 publication Critical patent/JP3663456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の対物レンズで、しかも開口数を切り替
えることなくCDディスクもDVDディスクも再生信号
を劣化させることなく読み取ることができるCD/DV
D互換再生ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 DVDディスク1に対して球面収差補正
をした単一の対物レンズ5を有する光学系を用いてDV
DディスクとCDディスクからの反射光を光検出器7に
より検出して、該検出信号から光電変換部にて再生信号
15を求めるようにしたCD/DVD互換再生ピックア
ップ装置において、前記光検出器を前記CDディスク或
いはDVDディスクに投影した時に得られる図形の面積
は、16μm2 から225μm2 の範囲内に設定されて
おり、前記対物レンズは、CDディスク再生時における
ノーマルな非球面対物レンズの縦収差特性に対して中心
部の近傍の縦収差を僅かに+方向にシフトさせるように
設定した対物レンズよりなるように構成する。これによ
り、CDディスク再生時における再生信号の品質を改善
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚さの異なるディ
スク、例えば厚さ0.6mmの基板厚のDVDディスク
と厚さ1.2mmの基板厚のCDディスクの情報を単一
の対物レンズで、しかも開口数(NA)を切り替えるこ
となく読み取ることができるCD/DVD互換再生ピッ
クアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近においては、厚さ1.2mmの基板
のCD(Compact Disc)ディスクに他に、
厚さ0.6mmの基板を2枚貼り合わせてなる大容量記
憶可能なDVD(Digital Video Dis
c)ディスクが開発されるに至っている。この場合、両
ディスクからの読み取りを単一のレンズで、しかも余分
な部品、例えばアパーチャ制御機構等を設けることなく
可能とする構造簡単なCD/DVD互換再生ピックアッ
プ装置が求められているが、再生信号の劣化を生ずるこ
となく、上記した目的を達するのは困難であった。例え
ば、厚みが0.6mmのDVDディスク用に球面収差補
正をした高NAの対物レンズを用いて、DVDディスク
を再生すると、良好な再生信号を得られるが、このレン
ズを用いて厚みが1.2mmのCDディスクの読み取り
を行なうと、光学的な開口制限がないことと、球面収差
が多いことのため、スポットが変形し、再生信号が劣化
してしまう。
【0003】すなわち、厚みが0.6mm厚のDVDデ
ィスクに球面収差補正を合わせた対物レンズで1.2m
m厚のCDディスクを再生するとき、ディスク基板の厚
み差よる球面収差が発生するため、ディスクから反射さ
れた反射光はその光線が出射された対物レンズのNA値
によって、光軸をよぎる位置が異なり、複雑な収束光線
で反射パターンを形成する。この結果、再生信号に悪い
影響が出てしまう。
【0004】ここで、フォーカス検出について説明す
る。この問題点を解決するために、従来においては、2
焦点方式、ツインレンズ方式、NA変換方式、メカ可変
開口方式などの種々の互換再生ピックアップ装置が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記2焦点方式は、例
えば特開平7−98431号公報に開示されているよう
に対物レンズの中心部に凹凸状のホログラムレンズを形
成し、1つの対物レンズに対して2つの焦点を形成して
CDとDVDに対応させるようにしたものであるが、こ
の場合には、複雑なレンズ構成のために成形性が悪くな
ってレンズのコスト高を招来するのみならず、透過光を
常に2分して2つの焦点に集光させる構造のため、光利
用効率が劣り、信頼性が相対的に低い高出力の半導体レ
ーザを用いなければならないという、問題点がある。
【0006】ツインレンズ方式は、例えば特開平6−3
33255号公報に開示されているようにCDディスク
に開口数を適合させたCD用対物レンズと、DVDディ
スクに開口数を適合させたDVD用対物レンズと2種類
の対物レンズを用意し、これらを機械的に切り替えるこ
とによって、CDとDVDの再生に対応させるようにし
たものであるが、この場合には、2つの対物レンズを用
意しなければならないばかりか、これらを切り替えるた
めの制御機構も設けなければならず、重量が増大するの
みならず、コスト上昇を余儀なくされてしまうという問
題がある。また、重量が重くなるために、高速アクセス
に要求されるレンズアクチュエータの適正な周波数特性
を実現できなくなるという問題もある。
【0007】NA変換方式は、例えば特開平8−451
05号公報に開示されているように対物レンズに並設さ
せて液晶の可変開口シャッタを設け、CDとDVDの再
生に対応させて、選択的に開口数を切り替えるようにし
たものであるが、この場合には、対物レンズは1つで済
むが、液晶可変開口シャッタとこの制御機構として例え
ば交流電源回路等を設けなければならず、その分、コス
ト高を招来するという問題があった。
【0008】メカ可変開口方式は、例えば特開平4−1
63732号公報や特開平8−45105号公報に開示
されているように、メカニカルなシャッタにより開口数
を切り替えるようにしているものであるが、この場合に
も、シャッタ自体とその制御機構を設けなければなら
ず、コスト高を招来する原因となっていた。
【0009】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的は単一の対物レンズで、しかも開口数を切り替えるこ
となくCDディスクもDVDディスクも再生信号を劣化
させることなく読み取ることができるCD/DVD互換
再生ピックアップ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、DVDディスクに対して球面収差補正をした単一の
対物レンズを有する光学系を用いてDVDディスクとC
Dディスクからの反射光を光検出器により検出して、該
検出信号から光電変換部にて再生信号を求めるようにし
たCD/DVD互換再生ピックアップ装置において、前
記光検出器を前記CDディスク或いはDVDディスクに
投影した時に得られる図形の面積は、16μm2 から2
25μm2 の範囲内に設定されており、前記対物レンズ
は、CDディスク再生時におけるノーマルな非球面対物
レンズの縦収差特性に対して中心部の近傍の縦収差を僅
かに+方向にシフトさせるように設定した対物レンズに
より構成したものである。
【0011】請求項2に規定する発明は、DVDディス
クに対して球面収差補正をした単一の対物レンズを有す
る光学系を用いてDVDディスクとCDディスクからの
反射光を光検出器により検出して、該検出信号から光電
変換部にて再生信号を求めるようにしたCD/DVD互
換再生ピックアップ装置において、前記光検出器を前記
CDディスク或いはDVDディスクに投影した時に得ら
れる図形の面積は、16μm2 から225μm2 の範囲
内に設定されており、前記光電変換部は、周波数特性を
改善するための等化器を備えるように構成したものであ
る。請求項3に規定する発明は、DVDディスクに対し
て球面収差補正をした単一の対物レンズを有する光学系
を用いてDVDディスクとCDディスクからの反射光を
光検出器により検出して、該検出信号から光電変換部に
て再生信号を求めるようにしたCD/DVD互換再生ピ
ックアップ装置において、前記光検出器を前記CDディ
スク或いはDVDディスクに投影した時に得られる図形
の面積は、16μm2 から225μm2 の範囲内に設定
されており、前記対物レンズは、ノーマルな非球面対物
レンズの一部に、CDディスク再生時に光スポットの集
光特性を改善するためのリング状の切り欠き部を形成し
た対物レンズにより形成したものである。
【0012】請求項1に規定する発明によれば、光検出
器をディスクに投影した時に得られる図形の面積を16
μm2 から225μm2 の範囲内に設定し、且つCD再
生時におけるノーマルな非球面対物レンズの縦収差特性
に対して中心部の近傍の縦収差を僅かに+方向にシフト
させるように設定した対物レンズ(以下、第1の特殊対
物レンズと称す)を用いることにより、CD再生時にお
ける再生信号の品質を著しく劣化させる光成分が光検出
器に入射することを阻止することができる。従って、再
生信号の品質を高く維持することが可能となる。
【0013】請求項2に規定する発明によれば、上述の
ように光検出器のディスク投影面積を限定し、且つ光電
変換部に等化器を設けるようにしたので、この場合に
は、対物レンズとして上記したような特殊対物レンズを
用いず、通常のノーマルな非球面対物レンズを用いて
も、CD再生時における再生信号の品質を高く維持する
ことができる。請求項3に規定する発明によれば、上述
のように光検出器のディスク投影面積を限定し、且つノ
ーマルな非球面対物レンズの一部に、CDディスク再生
時に光スポットの集光特性を改善するためのリング状の
切り欠き部を形成した対物レンズ(以下、第2の特殊対
物レンズと称す)を用いることにより、CD再生時にお
ける再生信号の品質を高く維持することが可能となる。
この場合、光電変換部に、周波数特性を改善するための
等化器を設けることにより、再生信号の品質を一層改善
することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るCD/DV
D互換再生ピックアップ装置の一実施例を添付図面に基
づいて詳述する。図1は本発明に係るCD/DVD互換
再生ピックアップ装置を示す構成図、図2は図1に示す
装置の主要部を示す回路構成図、図3はノーマルな対物
レンズ及び第1の特殊対物レンズによりDVDディスク
を再生した時の縦収差を示すグラフ、図4はノーマルな
対物レンズ及び第1の特殊対物レンズによりCDディス
クを再生した時の縦収差を示すグラフである。
【0015】図1は、光入射側に位置するDVDディス
ク1の記録面(0面)の情報を再生する時のレーザ光の
状態を示している。図中、LDは読取レーザ光LAを出
力する半導体レーザであり、2は上記レーザ光LAの成
分の内、一方の成分、例えばP偏光成分を90°方向を
変えて反射し、他方のS偏光成分を透過する偏光ビーム
スプリッタである。上記レーザLDは、波長が650n
mの光を出力する素子を内蔵している。3は上記反射光
を平行光線にするコリメータレンズであり、4はこの平
行光線を円偏光に変換するλ/4板である。5は所定の
焦点距離を有し、所定の開口数NAを有する対物レンズ
であり、DVDディスク1の記録面に焦点を結ぶ。本実
施例では、後述するようにこの対物レンズ5は、CD再
生時に中心部近傍の縦収差がノーマルな非球面収差と僅
かに異なるようにその表面が補正されており、第1の特
殊対物レンズになされている。
【0016】6はシリンドリカルレンズであり、単一方
向(Y軸)にのみレンズとして働き、もう一方の方向
(X軸,紙面垂直方向)には何も作用しない。尚、この
レンズの横に、レンズの方向と、X、Y軸との関係を併
記してある。また、図1中の下部にこの時の光センサ部
の平面図の一例を示す。7は4分割になされた光検出器
である。上記シリンドリカルレンズ6のX軸はトラック
方向に対して45°傾いており、4分割の上記光センサ
部12はトラックの方向に分割線が直角或いは平行とな
るように置かれている。ここで、分割線とは、図1の下
部に示す光センサ部内の十字状の線を示す。
【0017】上記光検出器7は図2にも示すように1辺
が略80μm程度の略正方形状になされており、4つの
略正方形状のセンサ素子A、B、C、Dを図示しない僅
かな間隙の不感帯部を挟んで略正方形状に配置して構成
されており、4分割センサを構成している。2つの正方
形状のセンサ素子B、Dは、正方形状の光センサ部12
の一方の対角線方向8に沿って配置している。この対角
線方向8は、例えばシリンドリカルレンズ6の例えばレ
ンズ作用のない方向、すなわちX軸に対応している。
【0018】一方、他の2つの正方形状のセンサ素子
A、Cは、他方の対角線方向9に沿って配置されてい
る。この対角線方向9は、シリンドリカルレンズ6のレ
ンズ作用のある方向、すなわちY軸に対応している。各
センサ素子間には、上述のように図示しない僅かな間隙
の不感帯が設けられて、光学系全体が構成される。尚、
X軸と、Y軸の関係が逆になるように光検出器7の各セ
ンサ素子を配置してもよい。
【0019】ここで、特徴的な部分は、本発明において
は、略正方形状の上記光検出器7をディスクに投影した
時に得られる図形の面積が16μm2 から225μm2
の範囲内に設定されている点及びCDディスク再生時に
おける対物レンズ5の中心部近傍の縦収差を通常のノー
マルな非点球面対物レンズのものよりも+方向に僅かに
大きく設定した点である。まず、従来においては、光検
出器のディスク上での像の大きさに関しては何ら定義さ
れてはいなかったが、光学系を介してどのような大きさ
の像が形成されるかという点を考慮することにより、C
Dディスク再生時における不要光の入射を抑制すること
がある程度可能となる。
【0020】この場合、ディスク面における光検出器7
の投影面積は、シリンドリカルレンズ6の焦点距離F2
と、コリメータレンズ3と対物レンズ5の合成による焦
点距離F1との比によって倍率M(=F2/F1)が決
定される。また、シリンドリカルレンズ6は、レンズ作
用のある方向とレンズ作用のない方向があるので、結
局、正方形状の光検出器は、ディスク面上では菱形形状
の投影図となる。
【0021】また、対物レンズ5は、ここでは縦収差が
特殊化されている。この点について詳しく説明すると、
図3は第1の特殊対物レンズのDVDディスク再生時に
おける縦収差を示しているが、この特性は、DVDディ
スク再生用に球面収差が補正された通常のノーマルな非
球面収差対物レンズと略同じ特性を示している。レンズ
の最外周での開口数NAが0.6であり、縦収差は大き
くてせいぜい0.0005mmであり、非常に良好な特
性を示している。従って、この第1の特殊対物レンズを
用いてDVDディスクを再生した時の再生信号の品質は
非常に高いものとなる。
【0022】これに対して、図4は上記ノーマルな非球
面収差対物レンズと第1の特殊対物レンズを用いてCD
ディスクを再生した時の縦収差を示している。ここで、
横軸の縦収差のスケールが、図3の場合よりも2桁(1
00倍)も大きい点に注意されたい。図中の破線はノー
マルな非球面収差対物レンズの特性を示し、実線は第1
の特殊対物レンズの特性を示している。この図から明ら
かなように概ね開口数が0.35を越えると急激に縦収
差が大きくなっており、この縦収差の大きい部分を通過
する光成分を上述のように光検出器の投影面積を規定す
ることにより検出しないようにしており、且つレンズ中
心部の近傍、例えば開口数NAが0.35以下の部分に
おいてノーマルの非球面対物レンズの特性よりも僅か
に、例えば最大0.005mm程度だけ縦収差を+方向
にシフトさせるように設定することにより、上記した投
影面積を規定することとの相乗作用でCDディスク再生
時における再生信号の信号品質を高く維持することが可
能となる。ここで+方向とは、光軸上において光検出器
から遠ざかる方向を言う。尚、この特殊対物レンズでD
VDディスクを再生した場合の収差は、0.02λ(λ
は波長)程度であり、これは前述のように許容される範
囲である。
【0023】さて、図1に戻って光検出器7の各センサ
素子A、B、C、Dの検出信号は光電変換部10へ入力
されて、ここでフォーカス信号と再生(RF)信号が形
成される。具体的には、各センサ素子A〜Dの出力側に
は、光電変換抵抗R1〜R4を有する増幅器11−1〜
11−4が接続されており、各検出信号を増幅するよう
になっている。そして、増幅器11−1から出力される
A信号と増幅器11−3から出力されるC信号は加えら
れて、比較部21の+端子に入力され、また、増幅器1
1−2から出力されるB信号と増幅器11−4から出力
されるD信号は加えられて、比較部12の−端子に入力
され、+端子への入力信号との差を取り、フォーカス信
号(FES)13を出力するようになっている。また、
上記A、B、C、D信号の各信号は加算部14へ入力さ
れて総和され、再生信号(RF)15を出力するように
なっている。
【0024】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、DVDディスクの読み取りを行なう場合について
説明する。ここでは、厚みが0.6mmの基板が張り合
わされたDVDにピット列で記録された情報をスポット
で読み取るものとする。半導体レーザLDから出射され
た波長が650nmのレーザ光LAはP偏光でPBS
(偏光ビームスプリッタ)2の反射面で反射され、コリ
メータレンズ3を通って、平行光にされる。偏光光学系
で往路と復路の光を分離するためλ/4板4が挿入さ
れ、直線偏光の光を円偏光とする。平行光はNAが0.
6で0.6mmの基板厚みに対して球面収差を補正さ
れ、且つ中心部がCD再生時用に縦収差の補正された対
物レンズ5に入射される。対物レンズ5で収束された光
はDVDディスク1のピットを読み取る。これにより、
基板厚みが0.6mmで、ピット長が0.4μm、ピッ
チが0.75μm、読み取り波長が650nm、読み取
り対物レンズのNAが0.6の条件でDVDの情報信号
は読み出される。
【0025】ディスク1からの反射光はλ/4板4を通
過して直線偏光となり、PBS2を通過し、シリンドリ
カルレンズ6で非点収差を与えて、フォーカス信号が検
出される。光検出器7の形状は正方形の4分割センサと
している。合焦時のセンサスポットが円形の読取スポッ
ト25であり、フォーカスがずれたとき対角方向すなわ
ちX・Y方向に楕円形状となる。
【0026】そして、フォーカス信号13は、センサ素
子A側からのA信号とセンサ素子C側からのC信号との
和信号と、センサ素子B側からのB信号とセンサ素子D
側からのD信号との和信号との差信号として求められ、
(A+C)−(B+D)と表される。また、再生信号1
5は、A信号、B信号、C信号及びD信号の各信号の和
信号として求められ、(A+B+C+D)と表される。
【0027】図5は上記DVDディスクを再生している
時の光検出器7上における読取スポット25を示してお
り、光検出器7の一辺の長さは80μmである。全ての
光線が光検出器7上、すなわち受光領域中に集光されて
おり、従ってDVDディスクを反射した光線は全て光検
出器7にて検出されるため、品質の良好な再生信号を得
ることができる。
【0028】次に、上述のようにDVDディスク用に球
面収差補正がなされ且つ、レンズ中心部近傍の縦収差補
正がなされた対物レンズを用いて厚みが異なるCDディ
スクを再生する場合について説明する。図6はCDディ
スクを再生している時の光検出器7を含む全体の読取ス
ポット25を示している。ここで中心部の四角い枠が一
辺80μmの光検出器7であり、外枠の四角が1mm角
の領域を示し通り、図5に示す場合とはスケールが12
倍程異なる点に注意されたい。このようにCDディスク
を再生する場合には、多くの光線が光検出器7の領域以
外の部分に入射しており、これらの光線は、対物レンズ
の瞳の比較的外側を通っている光線である。光検出器7
には概ね対物レンズの開口数NAが0.35乃至0.3
7以下の部分を通った光線が入射している。このよう
に、光検出器のディスクへの投影面積を限定して、更
に、レンズ中心部近傍のCD再生時の縦収差を補償する
ことにより、CD再生時の不要な回折光が光検出器へ入
射することを阻止でき、再生信号の品質を高く維持する
ことが可能となる。
【0029】図7は光検出器のディスク投影面積とCD
再生時のジッターの関係を示すグラフである。ここで用
いた対物レンズはDVD再生用に設計されて、レンズ中
心部近傍の縦収差を補償した第1の特殊対物レンズであ
り、グラフに示すようにこの曲線は2次近似曲線となっ
ており、投影面積が略100μm2 前後においてジッタ
ーが最小値になっている。ピックアップ装置の初期特性
として要求される基準は、ジッターに関しては略11%
以下であり、従って、投影面積を16μm2 〜225μ
2 の範囲内、好ましくは30μm2 〜200μm2
範囲内に設定するのがよい。投影面積が16μm2 より
も小さいと光検出器の検出限界を超えてしまう。また、
225μm2 よりも大きくなると、ジッターは11%を
超えて急激に大きくなってしまう。
【0030】次に、実際に設計された光学系を用いて行
なわれた検出結果の一例について説明する。用いた光学
系の定数は以下のようである。 対物レンズの焦点距離 : 3.36mm 対物レンズと光学系の倍率 シリンドリカルレンズのレンズ作用の有る側 : 7.
11倍 シリンドリカルレンズのレンズ作用の無い側 : 7.
99倍 光検出器の大きさ : 80μm角 光検出器上の光スポットの直径 : 約50μm ここで対物レンズとしては、前述した第1の特殊対物レ
ンズを用いた。
【0031】本実施例の光学系では、フォーカス検出の
ための非点収差の方向(主軸)は、光検出器7の対角線
の方向である。これは、光検出器7をディスク上に投影
する場合に、本実施例のように光検出器が正方形であっ
ても、この光検出器の2つの対角線の長さが異なって、
投影されることを意味している。このため、光検出器を
ディスク上に投影した時に得られる図形は、菱形の形状
となる。菱形の対角線の長さは、光検出器の対角線の長
さが113.1μm(=80×1.41)であることに
より、15.91μmと14.16μmになる。よっ
て、光検出器をディスク上に投影した図形の面積は、1
12.6μm2 となる。(図7参照)
【0032】ここで、本発明の効果を光ディスク再生信
号の品質を最も端的に示す評価量であるジッターの値を
示して説明する。ジッターは、光学系の状態が悪いと増
加し、CD方式の場合一般的に13%乃至15%程度の
ジッターが再生信号のエラー率より見て許容され得る最
大値である。また、この13%乃至15%程度の値は、
ディスクのそりの様な不完全性、ピックアップ、CDド
ライブ等の経時変化等を含んだ場合の最大許容量であ
る。従って、光ピックアップ装置の初期特性をディスク
とピックアップ装置の傾き関係等の全ての条件を最良に
設定した場合の特性と定義すると、実際には、光ピック
アップ装置はこれよりずっと低い、少なくとも10%乃
至11%程度のジッター値を初期特性として保持する必
要がある。
【0033】実験結果によれば、CDディスクを再生し
た場合の、最短信号である3Tパルスのジッターは、C
Dのディスク規格の範疇で最もピット長が短くなり、信
号特性が悪くなる線速度1.2m/secのディスクの
場合で、再生信号のジッターを読み出しクロック1Tの
約7%にすることができ、良好な結果を得ることができ
た。これは、CD用に設計制作されたピックアップ装置
でCDディスクを再生した場合のジッター量と殆ど同じ
値であり、CDディスクを再生するという点から見る
と、全く従来のCDディスク用のピックアップ装置と同
等に性能が良好なものである。また、後述するイコライ
ザという余分な素子を付加することなく互換ピックアッ
プ装置を作ることが出来るため、信号再生の信頼性が高
く高性能であり、またコストも低くする事ができ好都合
である。
【0034】次に、比較のために本発明の光学構成を取
らない場合として、ディスクに投影した光検出器の面積
を図7において規定した範囲よりも大きな5000μm
2 に設定した場合の実験結果によれば、DVD用に設計
された両面非球面対物レンズ(ノーマルレンズ)を用い
て、CD再生した場合の、最短信号である3Tパルスの
ジッターは、読み出しクロック1Tの約20%であり、
特性が劣った。更に、波形等化器を用いることで、ジッ
ター値を約14%程度に改善することが出来たが、これ
は光ピックアップ装置の初期特性の上限値である11%
に達しておらず、特性としては不十分であり実用に供す
る事は出来ない。
【0035】次に、上記第1の特殊対物レンズに替え
て、図8に示すような第2の特殊対物レンズ27を用い
るようにしてもよい。この第2の特殊対物レンズ27
は、例えばODS(Optical Data Sto
rage)予稿集 C.W.Lee著[A Compa
ct Disc Compatible Digita
lVideo Disc Pickup Using
Annular Mask]に開示されており、図示す
るようにノーマルな非球面対物レンズの一部に、CDデ
ィスク再生時に光スポットの焦点特性を改善するための
リング状の切り欠き部28を形成している。そして、デ
ィスク1側からの反射光がこの切り欠き部28に入射す
るとこれを散乱させて、リング状のマスクを形成したと
同様な機能を生ぜしめている。
【0036】このように構成された第2の特殊対物レン
ズ27を上記第1の特殊対物レンズ5と入れ替えて、他
の条件、例えば光検出器のディスク投影面積の大きさな
どの条件を前述したと全く同様にして再生試験を行なっ
たところ、再生信号のジッターを略11%にすることが
できた。これは、ジッターの上限値11%と略同じ値で
良好であった。更に、この再生信号の出力側に、すなわ
ち図2中の加算部14の出力側に一点鎖線で示すように
等化器29を設けて周波数特性を改善したところ、ジッ
ターを略9%まで低減することができた。これは上記等
化器29を介設することにより、高い周波数帯域におけ
るゲインの落ち込みを防止して、周波数特性が改善され
たからである。このような等化器29として、例えば3
タップの余弦等化器を用いることができるが、これに限
定されないのは勿論である。
【0037】また、上記実施例においては、対物レンズ
として第1及び第2の特殊対物レンズを用いた場合を例
にとって説明したが、これに限定されず、図1に示す対
物レンズ5として、DVDディスク再生用に球面収差が
補正された通常のノーマルな非球面対物レンズを用いる
ようにしてもよい。このノーマルな対物レンズを用いた
場合には、先の第2の特殊対物レンズを用いた時に図2
を参照して説明したように、加算部14の出力側に、周
波数特性を改善するための等化器29を設ける。このノ
ーマルな対物レンズを先の第1の特殊対物レンズを入れ
替えて、且つ他の条件、例えば光検出器のディスク投影
面積の大きさなどの条件を前述したと全く同様にして再
生試験を行なったところ、再生信号のジッターを10%
程度まで下げることができ、CD用のピックアップ装置
の初期特性として、十分に良好な値を得ることができ
た。ちなみに、等化器29を設けなかったところ、再生
信号のジッターは略16%まで上昇し、限界を超えて信
号品質が劣化してしまった。
【0038】尚、上記実施例では光検出器の大きさは単
に一例を示したに過ぎず、光学系の倍率との関係で決ま
るディスク投影面積(図形面積)を上述した範囲内に設
定できるならば、どのような大きさに設定してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCD/D
VD互換再生ピックアップ装置によれば、次のように優
れた作用効果を発揮することができる。光検出器のディ
スク投影面積を所定の範囲内に規定して、且つ第1の特
殊対物レンズを用いた場合には、DVDディスク再生時
は勿論のこと、余分な対物レンズや開口制限機構を設け
ることなくCDディスク再生時における再生信号の信号
品質を高く維持することができる。また、光検出器のデ
ィスク投影面積を所定の範囲内に規定して、且つノーマ
ルの非球面対物レンズを用い、更に、出力側に周波数特
性を改善する等化器を設けることにより、DVDディス
ク再生時は勿論のこと、余分な対物レンズや開口制限機
構を設けないで行われるCDディスク再生時において
も、再生信号の信号品質を高く維持することができる。
更に、光検出器のディスク投影面積を所定の範囲内に規
定して、且つ第2の特殊対物レンズを用いた場合には、
DVDディスク再生時は勿論のこと、余分な対物レンズ
や開口制限機構を設けないで行われるCDディスク再生
時においても、再生信号の信号品質を高く維持すること
ができる。また、この第2の特殊対物レンズを用いた場
合には、出力側に等化器を設けることにより、再生信号
の品質を一層改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCD/DVD互換再生ピックアッ
プ装置を示す構成図である。
【図2】図1に示す装置の主要部を示す回路構成図であ
る。
【図3】ノーマルな対物レンズ及び第1の特殊対物レン
ズによりDVDディスクを再生した時の縦収差を示すグ
ラフである。
【図4】ノーマルな対物レンズ及び第1の特殊対物レン
ズによりCDディスクを再生した時の縦収差を示すグラ
フである。
【図5】DVDディスクを再生している時の光検出器上
における読取スポットを示す図である。
【図6】CDディスクを再生している時の光検出器を含
む全体の読取スポットを示す図である。
【図7】光検出器のディスク投影面積とCD再生時のジ
ッターの関係を示すグラフである。
【図8】第2の特殊対物レンズを示す平面図である。
【符号の説明】
1…ディスク、2…偏光ビームスプリッタ、3…コリメ
ータレンズ、5…対物レンズ(第1の特殊対物レン
ズ)、7…光検出器、10…光電変換部、15…再生信
号、27…第2の特殊対物レンズ、28…切り欠き部、
29…等化器、A〜D…センサ素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽地 泰雄 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 松崎 邦久 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 八木 克哉 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVDディスクに対して球面収差補正を
    した単一の対物レンズを有する光学系を用いてDVDデ
    ィスクとCDディスクからの反射光を光検出器により検
    出して、該検出信号から光電変換部にて再生信号を求め
    るようにしたCD/DVD互換再生ピックアップ装置に
    おいて、前記光検出器を前記CDディスク或いはDVD
    ディスクに投影した時に得られる図形の面積は、16μ
    2 から225μm2 の範囲内に設定されており、前記
    対物レンズは、CDディスク再生時におけるノーマルな
    非球面対物レンズの縦収差特性に対して中心部の近傍の
    縦収差を僅かに+方向にシフトさせるように設定した対
    物レンズよりなることを特徴とするCD/DVD互換再
    生ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 DVDディスクに対して球面収差補正を
    した単一の対物レンズを有する光学系を用いてDVDデ
    ィスクとCDディスクからの反射光を光検出器により検
    出して、該検出信号から光電変換部にて再生信号を求め
    るようにしたCD/DVD互換再生ピックアップ装置に
    おいて、前記光検出器を前記CDディスク或いはDVD
    ディスクに投影した時に得られる図形の面積は、16μ
    2 から225μm2 の範囲内に設定されており、前記
    光電変換部は、周波数特性を改善するための等化器を備
    えたことを特徴とするCD/DVD互換再生ピックアッ
    プ装置。
  3. 【請求項3】 DVDディスクに対して球面収差補正を
    した単一の対物レンズを有する光学系を用いてDVDデ
    ィスクとCDディスクからの反射光を光検出器により検
    出して、該検出信号から光電変換部にて再生信号を求め
    るようにしたCD/DVD互換再生ピックアップ装置に
    おいて、前記光検出器を前記CDディスク或いはDVD
    ディスクに投影した時に得られる図形の面積は、16μ
    2 から225μm2 の範囲内に設定されており、前記
    対物レンズは、ノーマルな非球面対物レンズの一部に、
    CDディスク再生時に光スポットの集光特性を改善する
    ためのリング状の切り欠き部を形成した対物レンズより
    なることを特徴とするCD/DVD互換再生ピックアッ
    プ装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換部は、周波数特性を改善す
    るための等化器を備えたことを特徴とする請求項3記載
    のCD/DVD互換再生ピックアップ装置。
JP35762596A 1996-12-28 1996-12-28 Cd/dvd互換再生ピックアップ装置 Expired - Lifetime JP3663456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35762596A JP3663456B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 Cd/dvd互換再生ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35762596A JP3663456B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 Cd/dvd互換再生ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10199026A true JPH10199026A (ja) 1998-07-31
JP3663456B2 JP3663456B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=18455083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35762596A Expired - Lifetime JP3663456B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 Cd/dvd互換再生ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3663456B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050001010A (ko) * 2003-06-25 2005-01-06 삼성전기주식회사 Dvd 호환 및 색수차 보정을 동시에 수행하는 광 픽업용대물렌즈
CN100382169C (zh) * 2004-12-06 2008-04-16 索尼株式会社 光学拾取器和光盘装置
US7483357B2 (en) 2004-05-14 2009-01-27 Sony Corporation Optical pickup and optical disc apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050001010A (ko) * 2003-06-25 2005-01-06 삼성전기주식회사 Dvd 호환 및 색수차 보정을 동시에 수행하는 광 픽업용대물렌즈
US7483357B2 (en) 2004-05-14 2009-01-27 Sony Corporation Optical pickup and optical disc apparatus
CN100382169C (zh) * 2004-12-06 2008-04-16 索尼株式会社 光学拾取器和光盘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3663456B2 (ja) 2005-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001043559A (ja) 光ヘッド及び光ディスク装置
JP2002150598A (ja) 光学ピックアップ装置及び記録再生装置
US6940794B2 (en) Information recording/reproducing apparatus that determines the number of recording layers of an information recording medium
JP2776207B2 (ja) 光情報再生方法
JP3823425B2 (ja) 光ピックアップ装置および光ピックアップ装置の補正素子
JP2002203334A (ja) 記録媒体の情報再生及び記録装置
JP3677200B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3471959B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH1186319A (ja) 光ピックアップ装置
JP3399751B2 (ja) 光ヘッド装置
JP3613745B2 (ja) 光ピックアップ装置、及び対物レンズ
JP3663456B2 (ja) Cd/dvd互換再生ピックアップ装置
JP3919276B2 (ja) 光ヘッドおよび光ディスク装置
JPH08102079A (ja) 光学ヘッド
JP4133139B2 (ja) 光ピックアップ
JPH10134399A (ja) 光ヘッド装置
KR20010111641A (ko) 광픽업 장치
JPH10222856A (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH09265639A (ja) 光学ピックアップ装置
JP2001344803A (ja) 光ヘッドおよびそれを用いた光情報記録再生装置
JPH08263869A (ja) 光ピックアップ装置
JP4278010B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH10198977A (ja) ピックアップ装置
JPH10198976A (ja) ピックアップ装置
JP4255886B2 (ja) 光ピックアップおよび光情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term