JPH0960106A - ユニット式建物の玄関構造 - Google Patents

ユニット式建物の玄関構造

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JPH0960106A
JPH0960106A JP22032695A JP22032695A JPH0960106A JP H0960106 A JPH0960106 A JP H0960106A JP 22032695 A JP22032695 A JP 22032695A JP 22032695 A JP22032695 A JP 22032695A JP H0960106 A JPH0960106 A JP H0960106A
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JP
Japan
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entrance
floor
unit
type building
sash
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JP22032695A
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Inventor
Hirochika Nakashiyouya
博規 中庄谷
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品種類を削減して建築コストの低減を図る
ことができるユニット式建物の玄関構造の提供。 【解決手段】 玄関の床部分を形成する床面材23を玄
関土間33からこれに繋がる玄関ホール35に至る位置
まで配置し、この床面材23の中間位置の上側に上り框
34を設け、上り框34の設置位置を共通化部品とされ
た床面材23の上で自在にずらすことにより、複数種類
の玄関に対応できるようにした。また、床面材18を玄
関土間33からこれに繋がる玄関ポーチ32に至る位置
まで配置し、この床面材18の中間位置の上側に玄関サ
ッシ30の取付用のサッシアンカー31を設け、玄関サ
ッシ30の設置位置を自在にずらすようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物の
玄関構造に関し、例えば、いわゆる二世帯住宅、あるい
は共同住宅等の二階部分に設けられる玄関などに利用で
きる。
【0002】
【背景技術】一般に、建物の玄関部分は、玄関ポーチか
ら出入口を通って屋内に入り、玄関土間で靴等を脱ぎ、
玄関ホールに上がる構造となっている。そして、通常、
玄関ポーチと玄関土間との境界位置には、出入口を形成
する玄関サッシが取り付けられ、玄関土間と玄関ホール
との境界位置には、段差を形成する上り框が設けられて
いる。このような玄関構造は、ユニット式建物の玄関に
おいても採用されるものである。
【0003】ところで、近年、いわゆる二世帯住宅、あ
るいは共同住宅等の建築がユニット工法により行われる
ようになってきた。これらの二世帯住宅や共同住宅等で
は、一つの建物内に独立した玄関を複数個設けなければ
ならず、二階部分に玄関を設けなければならない場合も
生じる。
【0004】図3には、ユニット式建物による二世帯住
宅、あるいは共同住宅等の二階部分に設けられた玄関構
造の従来例が示されている。一階のユニットの上梁80
の上側には、二階のユニットの下梁81が配置され、さ
らにこの下梁81の上側には、出入口を形成する玄関サ
ッシ82を取り付けるためのサッシアンカー83が固定
されている。玄関サッシ82の屋外側(図中左側)は、
玄関ポーチ84となっており、その床部分は、軽量気泡
コンクリート製の床面材85で形成されている。また、
玄関サッシ82の屋内側(図中右側)は、玄関土間86
となっており、その床部分は、軽量気泡コンクリート製
の床面材87で形成されている。さらに、玄関土間86
の奥側には、上り框88により形成された段差を挟んで
玄関ホール89が設けられている。
【0005】上り框88の近傍には、二階のユニットの
中間梁90が設けられ、玄関土間86の床部分を形成す
る床面材87は、この中間梁90と下梁81との間に掛
け渡されている。従って、床面材87の大きさは、玄関
サッシ82の位置から上り框88の位置まで至るものと
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図3の従来の玄関構造では、玄関の様々なバリエーシ
ョンに対応するにあたって、次のような問題が生じる。
すなわち、各種のユニット式建物の玄関は、すべて全く
同じ構造というわけではなく、建物によってそれぞれ異
なる構造を採ることが多いが、この際、上り框88の設
置位置に関しても各種のバリエーションが生じる。とこ
ろが、前述した図3の従来の玄関構造において、上り框
88の設置位置を図中左右にずらして玄関土間86の大
きさを変えようとした場合、中間梁90の設置位置をず
らすとともに、床面材87の大きさもそれに合せて変え
なければならない。従って、各バリエーションの上り框
88の設置位置に応じて、複数種類の大きさの床面材8
7を用意しておかなければならず、用意すべき部品の種
類が増大するとともに、部品管理の手間も増大し、建築
コストの増大を招くという問題がある。
【0007】また、前述した図3の従来の玄関構造で
は、サッシアンカー83を二階のユニットの下梁81に
固定する構造となっているので、下梁81の上方位置に
しか玄関サッシ82を設けることができず、出入口の位
置が制約されてしまう。仮に、下梁81の上方以外の位
置に玄関サッシ82を設けようとした場合には、サッシ
アンカー83を固定するための中間梁を下梁81とは別
途に設けなければならず、ユニットのフレーム構造が複
雑化するという問題がある。そして、このように中間梁
を設けるなどして、玄関サッシ82の設置位置の多様化
を図ろうとした場合には、前述した上り框88の設置位
置をずらす場合と同様に、玄関サッシ82の設置位置に
応じて、複数種類の大きさの床面材85,87を用意し
ておかなければならず、用意すべき部品の種類が増大す
るとともに、部品管理の手間も増大し、建築コストの増
大を招くという問題がある。
【0008】本発明の目的は、部品種類を削減して建築
コストの低減を図ることができるユニット式建物の玄関
構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種類の玄
関において、玄関の床部分を形成する床面材の共通化を
図って前記目的を達成しようとするものである。具体的
には、本発明のユニット式建物の玄関構造は、図面を参
照して説明すると、玄関の床部分を形成する床面材23
を玄関土間33からこれに繋がる玄関ホール35に至る
位置まで配置し、この床面材23の中間位置の上側に上
り框34を設けたことを特徴とする。
【0010】このような本発明においては、上り框34
を床面材23の中間位置の上側に設けるので、上り框3
4の設置位置をずらしたとしても、床面材23の大きさ
をそれに応じて変える必要はなくなる。このため、上り
框34の設置位置の異なる複数種類の玄関に対して、玄
関形成用の部品である床面材23の共通化が図られるよ
うになり、用意すべき部品の種類が削減されるととも
に、部品管理の手間が軽減され、建築コストの低減が図
られる。つまり、上り框34の設置位置の異なる複数種
類の玄関に対して、最も玄関土間33が大きくなる場合
に対応できるような床面材23の大きさとしておけば、
それよりも玄関土間33が小さい場合については、この
床面材23の上で上り框34の設置位置をずらすことに
より容易に対応できるようになり、これらにより前記目
的が達成される。
【0011】また、玄関ポーチ32を設ける場合には、
床面材18を玄関土間33からこれに繋がる玄関ポーチ
32に至る位置まで配置し、この床面材18の中間位置
の上側に玄関サッシ30の取付用のサッシアンカー31
を設けることが望ましい。このようにサッシアンカー3
1を床面材18の中間位置の上側に設けた場合には、床
面材18の上でサッシアンカー31の設置位置をずらす
ことが可能となり、玄関サッシ30の設置位置の自由度
が向上し、玄関構造の多様化に容易に対応できるように
なる。そして、このように玄関サッシ30の設置位置の
異なる複数種類の玄関に対して、玄関サッシ30の両側
に配置される床面材、つまり玄関ポーチ32の床部分を
形成する床面材および玄関土間33の床部分を形成する
床面材をそれぞれ複数種類用意しておく必要がなくな
り、用意すべき部品の種類が削減されるとともに、部品
管理の手間が軽減され、建築コストの低減が図られる。
さらに、サッシアンカー31を固定するための中間梁な
どを特に設ける必要もないので、ユニット11のフレー
ム構造が簡略化される。
【0012】さらに、床面材18,23は、軽量気泡コ
ンクリートにより形成することが望ましい。このように
した場合には、必要強度を確実に確保できるうえ、安価
な材料であることから建築コストの低減が図られる。
【0013】また、本発明は、ユニット式建物の一階部
分に設ける玄関に適用してもよいが、二階以上の階に設
ける玄関に適用することが好ましい。つまり、一階部分
では、基礎施工時に、玄関土間や玄関ポーチ形成用のコ
ンクリートの設置を合せて行うことができるため、本発
明を適用しなくても、多様な玄関構造に対応可能だから
である。しかし、本発明を一階部分に設ける玄関に適用
しても、何等、本発明の効果が損なわれるものではな
い。
【0014】さらに、床面材18,23は、ユニット式
建物10を構成する箱型のユニット11,12の短辺ま
たは長辺の全長に渡って配置されていることが望まし
い。このようにした場合には、床面材18,23をユニ
ット11,12の長辺方向または短辺方向に平行に配置
された二本の下梁16A,16B,21A,21Bに掛
け渡して設けることが可能となり、床面材18,23を
支持するために特に中間梁を設ける必要はないので、ユ
ニット11,12のフレーム構造の簡略化が図られるう
え、上り框34の設置位置、あるいは玄関サッシ30の
設置位置が、ユニット11,12の短辺または長辺の全
長に渡って選択可能となり、玄関構造のより一層の多様
化に対応可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態のユニット式
建物10の二階部分の玄関構造を模式的に示した間取り
図であり、図2は、図1中A−A線に沿った縦断面図で
ある。ユニット式建物10は、工場で生産された複数の
ユニットを現場で組み立てて建築された二世帯住宅若し
くは共同住宅であり、図1および図2には、このユニッ
ト式建物10を構成する複数のユニットのうち二階部分
に設けられる玄関を構成する二つのユニット11,12
およびこれらの直下に配置される一階部分の二つのユニ
ット13,14の一部のみが示され、他のユニットの図
示は省略されている。
【0016】図1に示すように、ユニット式建物10の
二階部分の玄関は、二つのユニット11,12に跨って
形成され、各ユニット11,12の図中左側略半分を占
有している(一点鎖線による斜線部分)。
【0017】図2において、一階部分のユニット13
(図中左下)の平行に配置された二本の上梁15A,1
5Bの上側には、二階部分のユニット11の長辺方向に
沿って平行に配置された二本の下梁16A,16Bが配
置されている。これらの下梁16A,16B間には、受
材17A,17Bを介して、玄関の床部分を形成する軽
量気泡コンクリート製の床面材18が掛け渡されて設け
られている。従って、床面材18の大きさは、ユニット
11の短辺の略全長に渡るものとなっている。
【0018】また、一階部分のユニット14(図中右
下)の平行に配置された二本の上梁20A,20Bの上
側には、二階部分のユニット12の長辺方向に沿って平
行に配置された二本の下梁21A,21Bが配置されて
いる。これらの下梁21A,21B間には、受材22
A,22Bを介して、玄関の床部分を形成する軽量気泡
コンクリート製の床面材23が掛け渡されて設けられて
いる。従って、床面材23の大きさは、ユニット12の
短辺の略全長に渡るものとなっている。なお、下梁16
A,16Bおよび下梁21Aは、通常の大きさの下梁2
1Bよりも高さ寸法が小さくなっており、これらの下梁
16A,16Bおよび下梁21Aの一方の端部は、間柱
24(図1参照)に接続されている。
【0019】ユニット11の下梁16A,16B間に掛
け渡された床面材18の屋外側(図2中左側)には、硬
質木片セメント板26が設けられ、床面材18とユニッ
ト12の下梁21A,21B間に掛け渡された床面材2
3との間には、硬質木片セメント板27が設けられ、こ
れらの床面材18,23および硬質木片セメント板2
6,27は、各上面が略面一となるように配置されてい
る。
【0020】床面材18の中間位置の上側には、玄関サ
ッシ30を取り付けるためのサッシアンカー31が設け
られている。そして、玄関サッシ30を挟んで屋外側に
は、玄関ポーチ32が形成され、屋内側には、玄関土間
33が形成されている。従って、床面材18は、玄関ポ
ーチ32から玄関土間33に至る位置まで配置され、こ
の床面材18により玄関ポーチ32の床部分の略全部お
よび玄関土間33の床部分の一部が形成されている。
【0021】床面材23の中間位置の上側には、段差を
形成する上り框34が設けられ、この上り框34の奥側
(図2中右側)には、玄関ホール35が形成されてい
る。そして、玄関ホール35の床面を形成するパーティ
クルボード36は、床面材23の上側に床面材23と間
隔を置いて平行に配置されている。従って、床面材23
は、玄関土間33から玄関ホール35に至る位置まで配
置され、この床面材23により玄関土間33の床部分の
一部が形成されている。
【0022】玄関ポーチ32の床部分を形成する床面材
18および硬質木片セメント板26の各上面には、防水
シート40が連続して張られている。玄関土間33の床
部分を形成する床面材18,23および硬質木片セメン
ト板27の各上面には、防水シート41が連続して張ら
れ、この防水シート41の端部は、上り框34の上端ま
で至っている。
【0023】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、上り框34を床面材23の中
間位置の上側に設ける構造とするので、上り框34の設
置位置を床面材23の上で自在にずらすことができ、上
り框34の設置位置の異なる複数種類の玄関に容易に対
応できる。そして、このような複数種類の玄関に対応す
るにあたり、従来のように大きさの異なる複数種類の床
面材を用意しておく必要がなくなり、一種類の床面材2
3を用意しておけばよいため、つまり床面材23により
部品の共通化を図ることができるため、用意すべき部品
の種類を削減できるとともに、部品管理の手間を軽減で
き、建築コストの低減を図ることができる。
【0024】また、サッシアンカー31を床面材18の
中間位置の上側に設ける構造とするので、サッシアンカ
ー31の設置位置を床面材18の上で自在にずらすこと
ができ、玄関サッシ30の設置位置の自由度を向上で
き、玄関構造の多様化に容易に対応できる。そして、こ
のような玄関サッシ30の設置位置の異なる複数種類の
玄関に対応するにあたり、玄関サッシ30の両側に配置
される床面材を複数種類用意しておく必要がなくなり、
一種類の床面材18を用意しておけばよいため、つまり
床面材18により部品の共通化を図ることができるた
め、用意すべき部品の種類を削減できるとともに、部品
管理の手間を軽減でき、建築コストの低減を図ることが
できる。
【0025】さらに、上り框34の近傍に従来の図3の
ような中間梁90を設ける必要がないうえ、サッシアン
カー31の下側にこれを固定するための中間梁等を設け
る必要もないことから、各ユニット11,12のフレー
ム構造の簡略化を図ることができる。
【0026】また、床面材18,23は、軽量気泡コン
クリートにより形成されているので、必要強度を確実に
確保できるうえ、安価な材料であることから建築コスト
の低減を図ることができる。
【0027】さらに、各床面材18,23の大きさは、
各ユニット11,12の短辺の略全長に渡るものとなっ
ているので、これらの床面材18,23を支持するため
に特に中間梁を設ける必要はないため、各ユニット1
1,12のフレーム構造の簡略化を図ることができるう
え、上り框34の設置位置、あるいは玄関サッシ30の
設置位置を幅広く選択することができる。
【0028】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変
形等は本発明に含まれるものである。すなわち、前記実
施形態では、サッシアンカー31および上り框34は、
異なる床面材18,23の上側に設けられていたが、同
一の床面材の上側に設けるようにし、この床面材を玄関
ポーチから玄関土間、さらには玄関ホールの位置まで至
る大きさのものとしてもよい。
【0029】また、前記実施形態は、ユニット式建物1
0の二階部分に設ける玄関構造となっていたが、このよ
うな玄関構造を三階以上の部分、あるいは一階部分に適
用してもよい。
【0030】さらに、前記実施形態では、玄関ポーチ3
2の床部分と玄関土間33の床部分とには、別個の防水
シート40,41が張られていたが、図2中二点鎖線に
示すように、これらの防水シート40,41を連続さ
せ、サッシアンカー31の下側にも防水シートを配置す
るようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、上
り框を床面材の中間位置の上側に設ける構造とするの
で、上り框の設置位置を床面材の上で自在にずらすこと
ができ、上り框の設置位置の異なる複数種類の玄関に容
易に対応できる。そして、このような複数種類の玄関に
対応するにあたり、従来のように大きさの異なる複数種
類の床面材を用意しておく必要がなくなり、一種類の床
面材を用意しておけばよいため、つまり部品の共通化を
図ることができるため、用意すべき部品の種類を削減で
きるとともに、部品管理の手間を軽減でき、建築コスト
の低減を図ることができるという効果がある。
【0032】また、サッシアンカーを床面材の中間位置
の上側に設ける構造とした場合には、サッシアンカーの
設置位置を床面材の上で自在にずらすことができ、玄関
サッシの設置位置の自由度を向上でき、玄関構造の多様
化に容易に対応できる。そして、このような玄関サッシ
の設置位置の異なる複数種類の玄関に対応するにあた
り、玄関サッシの両側に配置される床面材を複数種類用
意しておく必要がなくなり、一種類の床面材を用意して
おけばよいため、つまり部品の共通化を図ることができ
るため、用意すべき部品の種類を削減できるとともに、
部品管理の手間を軽減でき、建築コストの低減を図るこ
とができるという効果がある。
【0033】さらに、床面材を軽量気泡コンクリートに
より形成した場合には、必要強度を確実に確保できるう
え、安価な材料であることから建築コストの低減を図る
ことができるという効果がある。
【0034】また、本発明を二階以上の階に設ける玄関
に適用した場合には、二階以上の階に設ける玄関が、一
階部分に設ける玄関のように基礎施工時に合せて形成で
きるものではないため、玄関構造の多様化への対応が比
較的困難であることから、本発明の効果をより一層顕著
に発揮させることができるという効果がある。
【0035】さらに、床面材を、ユニット式建物を構成
する箱型のユニットの短辺または長辺の全長に渡って配
置した場合には、床面材をユニットの下梁に掛け渡して
設けることができ、床面材を支持するために特に中間梁
を設ける必要はないので、ユニットのフレーム構造の簡
略化を図ることができるうえ、上り框の設置位置、ある
いは玄関サッシの設置位置を、ユニットの短辺または長
辺の全長に渡って選択することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のユニット式建物の二階部
分の玄関構造を模式的に示した間取り図。
【図2】前記実施形態の玄関構造の図1中A−A線に沿
った縦断面図。
【図3】従来の形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
10 ユニット式建物 11〜14 ユニット 18,23 床面材 30 玄関サッシ 31 サッシアンカー 32 玄関ポーチ 33 玄関土間 34 上り框 35 玄関ホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄関の床部分を形成する床面材を玄関土
    間からこれに繋がる玄関ホールに至る位置まで配置し、
    この床面材の中間位置の上側に上り框を設けたことを特
    徴とするユニット式建物の玄関構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したユニット式建物の玄
    関構造において、前記床面材を前記玄関土間からこれに
    繋がる玄関ポーチに至る位置まで配置し、この床面材の
    中間位置の上側に玄関サッシの取付用のサッシアンカー
    を設けたことを特徴とするユニット式建物の玄関構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したユニ
    ット式建物の玄関構造において、前記床面材は、軽量気
    泡コンクリートにより形成されていることを特徴とする
    ユニット式建物の玄関構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    したユニット式建物の玄関構造において、前記玄関は、
    二階以上の階に設けられていることを特徴とするユニッ
    ト式建物の玄関構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    したユニット式建物の玄関構造において、前記床面材
    は、ユニット式建物を構成する箱型のユニットの短辺ま
    たは長辺の全長に渡って配置されていることを特徴とす
    るユニット式建物の玄関構造。
JP22032695A 1995-08-29 1995-08-29 ユニット式建物の玄関構造 Withdrawn JPH0960106A (ja)

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