JPH03293448A - ユニット住宅の上階玄関構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はユニット住宅の上階玄関構造に関する。

（従来の技術） ユニ、ト住宅とは、運搬可能な一定の大きさの箱型の、
且つ、内部、外部の仕上げられた住宅ユニットを予め工
場で生産し、この複数個を建築現場に運び、現場で組み
立てて、住宅となすものである。

このユニット住宅は、工期が短く且つ寸法精度の良い標
準化された住宅となる特徴があることから、近年、段々
広く採用されている。

しかし、このユニット住宅は、住宅ユニットを工場で予
め生産することから、構造に成る程度の制約がある。

ユニット住宅の上階玄関構造も制約されるものの１つで
ある。

即ち、従来、玄関は１階に設けられるのが普通であるが
、最近では、アパートに代表されるように、２階以上の
上階に玄関を設けることが多くなった。

このユニット住宅で１階に玄関土間を設ける場合には、
特公昭５４−１３６８７号公報に記載あるように、床梁
を切断して、床梁より低い位置に玄関土間を設けていた
。第２図を参照しながら、詳細に説明すると、住宅ユニ
ットの骨格は、４本の矩形状に接続された床梁１０１と
、同じく４木の矩形状に接続された天井梁１０３と、こ
れら床梁１０１と天井梁１０３の角に接続している４本
の柱１０２とからなる。そして、玄関を設ける場合、床
梁１０１の一部を切断し、この奥に玄関土間を設ける。

このように床梁を切断しても、直ぐ下には基礎があるか
ら、強度的に心配がない。

しかし、上階の場合には基礎がないから、強度上、床梁
を切断できず、実開昭５７−１７８６１９号公報に記載
あるように、床梁を切断しないで、この上階住宅ユニッ
トの床梁の上に玄関土間を設けていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上記のように、上階の玄関土間を上階住宅ユニ
ットの床梁の上に設けると、この同じ床梁の上にも床を
設けるから、上階の玄関土間の上面と、上階の床の上面
との高低差が小さく、玄関土間の塵等が床上に移動し易
くて、不愉快であった。

そこで、本発明はユニット住宅におけるかかる問題を解
決し、上階の玄関土間と上階の床との高さの差を大きく
した玄関構造を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記の問題を解決し、上記の目的を達成する
ためになしたもので、下階住宅ユニット内に上階に上が
る階段を設け、上階住宅ユニット内に玄関土間を設けた
ユニット住宅において、前記上階住宅ユニットの相対す
る床梁に支持梁を橋渡しし、この支持梁の上面が上階住
宅ユニットの床梁の上面より低くなるように、この支持
梁の両端を、上階住宅ユニットの床梁に固定し、この支
持梁の上に玄関土間を設けるのである。

本発明においては、この支持梁の他に階段ホール支持梁
を上階住宅ユニットの直下の下階住宅ユニットの天井梁
に設け、この階段ホール支持梁の上に階段ホールを設け
てもよい。

（作　用） 本発明においては、通常の梁の他に支持梁を、この支持
梁の上面が上階住宅ユニットの床梁のＦ面より低くなる
ように、設けるから、この支持梁の上に設けられる玄関
土間は、この支持梁より高い位置にある床梁の上に設け
られる床より低くなる。

又、支持梁を設けた上階住宅ユニットの直下の下階住宅
ユニットの天井梁に階段ホール支持梁を設け、この階段
ホール支持梁の上に階段ホールを設けると、玄関土間か
ら階段ホールへ出入するとき、上階住宅ユニットの床梁
がないから、かかる床梁等の高い障害物を跨がなくても
行ける。

（実施例） 第１図は本発明上階玄関構造の一実施態様を示す断面図
である。

第１図において、１は１階住宅ユニットの天井梁である
。

２は２階住宅ユニットの床梁である。

３１は支持梁であり、図示されてない２階の相対する床
梁に橋渡しされ、溶接され、固定されている。この際、
この支持梁３１の上面が２階住宅ユニットの床梁２の上
面より低くなるように、固定される。

３２は階段ホール支持梁であり、この階段ホール支持梁
３２は１階住宅ユニットの天井梁１に設けられている。

３３は階段ホール支持梁３２の間に橋渡しされた小梁で
あり、３４は支持梁３１と階段ホール支持梁３２との隙
間を埋めるスペーサーである。

４は玄関土間であり、支持梁３１の上に設けられていて
、合板の床材４１と塩化ビニール樹脂製シートの床仕上
げ材４２とからなる。４３は鋼鉄製ドアー枠である。７
はドアーであり、このドアー７はドアー枠４３に取り付
けられている。

６は２階の床であり、この床６は２階住宅ユニットの床
梁２の上に設けられている。又、この床６の玄関側の先
端に玄関桓６１が設けられ、この玄関框６１と玄関土間
４との間に板材６２が設けられている。

８は階段ホールであり、階段ホール支持梁３２および小
梁３３の上に設けられている。

９は階段である。

次に、このユニット住宅の施工方法及び作用について説
明する。

先ず、１階住宅ユニットおよび２階住宅ユニットを工場
で製作する。

２階住宅ユニットを製作するときに、この２階住宅ユニ
ットの中に支持梁３１、玄関土間４、玄関ドアー枠４３
．２階の床６、玄関框６１、板材６２を工場で取り付け
る。

又、１階住宅ユニットには階段ホール支持梁３２、小梁
３３、スペーサー３４、階段ホール８、階段９を工場で
取り付ける。

このように、１階の住宅ユニットおよび２階の住宅ユニ
ットを、工場で製作した後、施工現場に運搬し、１階住
宅ユニットの上に２階住宅ユニットを載せて、組み立て
、最後に、玄関ドアーを取り付けると、ユニット住宅が
完成する。

このようにして、完成したユニット住宅は、２階の床６
が玄関土間４より高いから、土間の塵等が床に移動する
ことがない。

又、このように、１階住宅ユニットの天井梁に設けられ
た階段ホール支持梁３２の上に階段ホール８を設け、直
上の２階住宅ユニットの床梁２に設けられた支持梁の上
に玄関土間４を設けると、玄関土間４から階段ホール８
への出入のとき、２階住宅ユニットの床梁を跨ぐことが
ない。

（発明の効果） 本発明においては、通常の梁の他に支持梁を、支持梁の
上面が上階住宅ユニットの床梁の上面より低くなるよう
に設けられる。従って、この支持梁の上に設けられた上
階の玄関土間は、上階の床より低くなる。従って、玄関
土間の塵等が上階の床に移動することがなく、清潔にな
り、気持ちのよいものである。

又、このように、単に支持梁を設けるだけで、上述のよ
うに、上階の玄関土間を上階の床より低くすることがで
き、極めて便利である。

又、直下の下階住宅ユニットの天井梁に階段ホール支持
梁を設けると、２階の床梁等の高い障害を跨がないで階
段ホールから玄関土間に出入でき、便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ユニット住宅の上階玄関構造の一実施態
様を示す断面図、第２図は玄関が設けられる従来の下階
住宅ユニットの骨格を示す斜視図である。 下階の天井梁 上階の床梁 支持梁 階段ホール支持梁 −玄関土間 階段ホール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下階住宅ユニット内に上階に上がる階段を設け、
   上階住宅ユニット内に玄関土間を設けたユニット住宅に
   おいて、前記上階住宅ユニットの相対する床梁に支持梁
   を橋渡しし、この支持梁の上面が上階住宅ユニットの床
   梁の上面より低くなるように、この支持梁の両端を上階
   住宅ユニットの床梁に固定し、この支持梁の上に玄関土
   間を設けることを特徴とするユニット住宅の上階玄関構
   造。