JPH06173352A - バルコニー付き部屋ユニット - Google Patents

バルコニー付き部屋ユニット

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Publication number
JPH06173352A
JPH06173352A JP33038892A JP33038892A JPH06173352A JP H06173352 A JPH06173352 A JP H06173352A JP 33038892 A JP33038892 A JP 33038892A JP 33038892 A JP33038892 A JP 33038892A JP H06173352 A JPH06173352 A JP H06173352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balcony
room
unit
floor
room unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP33038892A
Other languages
English (en)
Inventor
Keimei Ito
啓明 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP33038892A priority Critical patent/JPH06173352A/ja
Publication of JPH06173352A publication Critical patent/JPH06173352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現地施工工数を削減できるようにユニットを
複合化する。 【構成】 一枚の床パネル21の上面の一部に部屋部分
22を形成するための壁パネル22a,22b,22b
を立設し、残りの部分の少なくとも一部にバルコニー2
3を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット建物に適用
して好適なバルコニー付き部屋ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】多階住宅等の建物には、バルコニーを設
置しているものが多数見られる。バルコニーは、洗濯物
の干し場、植木台等として建物の上階外壁から突き出し
た床部分であり、通常、床部分の3方側縁に沿って、落
下防止のための手摺が設けられている。また、建物の工
業生産化率を高める一方式として、例えば、特開昭55
−152236号公報に記載されているように、ユニッ
ト建物の方式が知られている。ユニット建物は、一棟の
建物を、予めいくつかのユニットに分けて工場生産し、
これらを建築現場において施工・組立する方式の建物で
ある。ユニット建物を構成するユニットとしては、建物
の居間、食堂、寝室等の各部屋部分を構成する部屋ユニ
ットと、建物の屋根部分を構成する屋根ユニット、バル
コニーを構成するバルコニーユニット等がある。これら
のユニットは、予め工場で生産され、建築現場に輸送さ
れて施工・組立される。組立は、まず、部屋ユニットを
基礎の上に据え付け、次に、据え付けられた各部屋ユニ
ットの上部に、屋根ユニットを据え付けて行われる。特
に、複数階のユニット建物の施工は、複数の部屋ユニッ
トを上下及び水平方向に組み合わせ、また、必要に応じ
て、バルコニーユニットも組み付け、さらに、対応する
部屋ユニットの上部に屋根ユニットを載置して行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
ユニットの大小に拘らず、一つの機能要素を一つのユニ
ットとして構成している。例えば、部屋ユニットは部屋
部分だけ、屋根ユニットは屋根部分だけ、バルコニーユ
ニットはバルコニーだけを形成するようにそれぞれユニ
ット化されており、決められた機能のみを満足するに止
まっていた。このため、全体のユニット個数が多くな
り、ユニットの上げ下ろしを始めとする現地施工工数が
増大していた。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、現地施工の工数を削減できるように複合化した
バルコニー付き部屋ユニットを提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載のバルコニー付き部屋ユニットは、一
枚の床パネルの上面の一部に部屋空間を形成するための
壁パネルを立設し、残りの部分の少なくとも一部にバル
コニーを設けたことを特徴としている。
【0006】また請求項2記載のバルコニー付き部屋ユ
ニットは、前記バルコニーと部屋空間とを仕切る壁パネ
ルに、部屋空間とバルコニーとの連絡用の開口部を設け
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、バルコニーが部屋ユ
ニットを構成する床パネル上に一体形成されているの
で、現地でこの部屋ユニットを組み付けるだけで、バル
コニーの組み付けが完了する。バルコニー部分の床パネ
ルの上面は屋外に面するので、防水層を形成すれば屋根
等の現場施工が不要となる。また、バルコニーと部屋空
間との境の壁パネルに開口部があれば、バルコニーへの
出入りをここから行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例であるバル
コニー付き部屋ユニットの構成を示す斜視図、図2は同
バルコニー付き部屋ユニットの床部分を誇張して示す側
断面図、図3は同バルコニー付き部屋ユニットを載置し
てなるユニット建物を概略的に示す斜視図である。ま
ず、図3においてユニット建物の全体の構成について述
べると、このユニット建物1は、2階建ての住宅に係
り、複数の部屋ユニット11,11a,2,12,12
a,…を上下及び水平方向に組み合わせ、さらに、対応
する部屋ユニット2,12,12a,…の上部に屋根ユ
ニット13,14,…を載置して構成されている。この
ユニット建物1の下階部分は、複数の部屋ユニット1
1,11a,…を平面長方形状となる状態で、まず、組
み合わせ、次に、部屋ユニット11aに対し突出する状
態で部屋ユニット11bを付設することにより形成され
ている。
【0009】ユニット建物の上階部分は、下階を構成す
る部屋ユニット(以下、下階部屋ユニットという)1
1,11aの上部に、上階を構成する部屋ユニット(以
下、上階部屋ユニットという)2,12,12aを載置
して形成されている。そして、この上階部分の一つの部
屋ユニットとして、この実施例のバルコニー付き部屋ユ
ニット2が組み付けられている。なお、下階部屋ユニッ
ト11bの上部には、通常の部屋部分を構成する部屋ユ
ニットは載置されておらず、この部分には実施例の部屋
ユニット2のバルコニー23が位置している。
【0010】次に、図1及び図2を参照して、この例の
バルコニー付き部屋ユニット2の構成について説明す
る。この例の部屋ユニット2は、下階部屋ユニットの上
部に設置される上階部屋ユニットに相当するものであ
り、方形に組み立てられた一枚の床パネル21と、この
床パネル21の一方側の上面に形成された部屋部分(部
屋空間)22と、他方側の上面に形成されたバルコニー
23とからなる。バルコニー23は部屋部分22の正面
に位置している。床パネル21はバルコニー23の突き
出し寸法分だけ、部屋部分22から外方に延長されてい
る。
【0011】床パネル21は、根太によって方形に組み
立てられた床枠組21aの上面に構造用合板やパーティ
クルボード等の面材21bを取り付けることによって構
成されており、特にバルコニー23側の床パネル21の
上面には、防水のためのアスファルトルーフィング処理
層21cが設けられ、さらにその上に必要に応じて仕上
材(タイルや人工芝等)21dが設けられている。
【0012】部屋部分22を画成する要素としては、通
常の部屋ユニットの場合と同様に、コの字壁状に組み合
わされた3枚の壁パネル22a、22b、22bが設け
られている。正面の壁パネル22aは床パネル21の正
面側縁よりバルコニー23の奥行き寸法分だけ後退した
位置に立設され、側方の壁パネル22bは床パネル21
の左右側縁に立設されている。各壁パネル22a,22
b,22bは相互に連結された状態で床パネル21に緊
結されている。また、正面の壁パネル22aには、バル
コニー23と部屋部分22との連絡用の開口部25が形
成されている。また、バルコニー23に相当する床パネ
ル21の周縁部には、適当な高さの手摺26が立設され
ている。
【0013】上記バルコニー付き部屋ユニット2は、通
常の部屋ユニットと同様に、図3に示すように下階部屋
ユニット11aの上部に載置固定される。同時にバルコ
ニー23に相当する部分が、下階部屋ユニット11bの
上部に載置固定される。
【0014】上記構成のバルコニー付き部屋ユニット2
によれば、予め隣接するバルコニー23を一体に同一の
床パネル21上に形成してあるため、バルコニーユニッ
トを別に用意する必要がなくなり、ユニット個数を減ら
すことができる。また、部屋ユニット2を組み付けるだ
けで、バルコニー23の設置が完了するので、ユニット
の上げ下ろしを始めとする現場施工の工数を削減するこ
とができる。
【0015】なお、この発明のバルコニー付き部屋ユニ
ットは、種々変形が可能であり、例えば、図4に示すバ
ルコニー付き部屋ユニット30のように、長方形状の床
パネル31の短尺方向に部屋部分32とバルコニー33
とを並置して形成しても良い。この場合、部屋部分32
は3枚の壁パネル32a,32b,32bによって構成
されており、正面の壁パネル32aに連絡用開口部35
が形成されている。また、手摺36はバルコニー33に
相当する床パネル31の周縁部に沿って設けられてい
る。また、図5に示すバルコニー付き部屋ユニット40
のように、長方形状の床パネル41の一つのコーナーに
寄せて部屋部分42を配置し、それ以外の部分をL字形
のバルコニー43としても良い。この例では、同部屋部
分42は、正面の壁パネル42aと側面の壁パネル42
b,42bで画成され、正面の壁パネル42aと一方の
側面の壁パネル42bにバルコニー43と部屋部分42
との連絡用の開口部45a、45bが形成されている。
また、手摺46はバルコニー43の周縁部に沿って設け
られている。
【0016】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、短材の床
根太に限らず、ウェブ材(木質合板)と、該ウェブ材を
上下に挟む2枚のフランジ材(木質積層材)とからなる
I型複合構成の床根太を用いるようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のバルコ
ニー付き部屋ユニットは、一枚の床パネルの上面にバル
コニーを一体に有するので、バルコニーユニットを別に
用意する必要がなく、ユニット個数の削減と現地施工の
工数減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるバルコニー付き部屋
ユニットの構成を示す斜視図である。
【図2】同バルコニー付き部屋ユニットの側断面図であ
る。
【図3】同バルコニー付き部屋ユニットを載置してなる
ユニット建物を概略的に示す斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例であるバルコニー付き部
屋ユニットの構成を示す斜視図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例であるバルコニー
付き部屋ユニットの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2 バルコニー付き部屋ユニット 21,31,41 床パネル 22,32,42 部屋部分 22a,22b,32a,32b,42a,42b
壁パネル 23,33,43 バルコニー 25,35,45a,45b 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の床パネルの上面の一部に部屋空間
    を形成するための壁パネルを立設し、残りの部分の少な
    くとも一部にバルコニーを設けたことを特徴とするバル
    コニー付き部屋ユニット。
  2. 【請求項2】 前記バルコニーと部屋空間とを仕切る壁
    パネルに、部屋空間とバルコニーとの連絡用の開口部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のバルコニー付き
    部屋ユニット。
JP33038892A 1992-12-10 1992-12-10 バルコニー付き部屋ユニット Pending JPH06173352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33038892A JPH06173352A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 バルコニー付き部屋ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33038892A JPH06173352A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 バルコニー付き部屋ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06173352A true JPH06173352A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18232048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33038892A Pending JPH06173352A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 バルコニー付き部屋ユニット

Country Status (1)

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JP (1) JPH06173352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157698A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sekisui Chem Co Ltd バルコニー付き部屋ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157698A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sekisui Chem Co Ltd バルコニー付き部屋ユニット

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