JPH0959571A - 部品の接着固定装置および接着固定方法 - Google Patents

部品の接着固定装置および接着固定方法

Info

Publication number
JPH0959571A
JPH0959571A JP21900995A JP21900995A JPH0959571A JP H0959571 A JPH0959571 A JP H0959571A JP 21900995 A JP21900995 A JP 21900995A JP 21900995 A JP21900995 A JP 21900995A JP H0959571 A JPH0959571 A JP H0959571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
pressing
adhesive
pair
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21900995A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Murai
誠一郎 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21900995A priority Critical patent/JPH0959571A/ja
Publication of JPH0959571A publication Critical patent/JPH0959571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】感光性接着剤を用いて部品相互を接着固定する
のに、部品に衝撃を与えるほど強過ぎることなく、部品
が浮き上りする弱過ぎることなく、最適状態で押さえ付
け、部品相互をきわめて精度よく正確に接着固定して、
接着精度の向上と信頼性の向上および歩留まりの向上を
図った部品の接着固定装置および接着固定方法を提供す
る。 【解決手段】一対の部品M,Nを感光性接着剤Sを介し
て接着固定する部品の接着固定装置において、上記接着
固定される一対の部品を上記感光性接着剤を介して機械
的に押圧し仮位置決めする押さえ付け機構14と、光歪
素子13を有し、この光歪素子の歪みにより上記の押さ
え付け機構による押圧力に新たな押圧力を印加する手段
と、感光性接着剤および上記光歪素子に光を投射して一
対の部品を接着固定する紫外線照射源20とを具備し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばガラスや
レンズ、プリズム等の光学部品の接着等に用いられ、所
定の波長の紫外線を照射することにより活性化し、反応
・硬化する感光性接着剤を用いた部品の接着固定装置お
よび接着固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラやレーザビームプリンタあるいは
光ディスクなどの光学製品を製作するなど、必要に応じ
て、ガラスやレンズ、プリズム等の光学部品相互が接着
される。あるいは、透光性のある合成樹脂部材を接着す
ることもある。
【0003】そのための接着剤として、近時、紫外線を
受けることにより活性化し、反応・硬化する感光性接着
剤が多く用いられるようになった。紫外線の感光波長域
は、300〜400nmの範囲のものが多く利用されてい
る。
【0004】この感光性接着剤の特徴として、1)短時間
で接着が可能、2)収縮が小さい、3)透明性が高く変色が
少ない、4)ガラス材に対する接着性が良好、5)電気絶縁
性が良好、などの種々の好条件を備えている。
【0005】感光性接着剤の具体的用途として、ガラス
材、アクリル樹脂材、塩化ビニール樹脂材に対する接
着、またはこれらの透光性材料と金属材あるいは不透光
性樹脂材の接着を対象としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、図4に示すよう
な、感光性接着剤を用いた部品の接着固定装置が構成さ
れる。図中1は装置本体であって、この下面支持部2上
に、互いの合わせ面に感光性接着剤3が塗布された部品
A,B相互が支持される。
【0007】図中4は、部品A,Bを支持部2に弾性的
に押圧付勢して位置決めする押さえ付け機構である。こ
の押さえ付け機構4は、装置本体1の上面に突出する摘
み部5と、この摘み部5に連結杆6を介して一体に連結
され、その下面側が逆V字状に形成される押さえ部7
と、上記連結杆6の周囲に巻装され、かつ押さえ部7と
装置本体1上面部との間に介在する弾性体である圧縮バ
ネ8とから構成される。
【0008】この装置本体1の近傍位置に紫外線照射源
9が配置されていて、支持部2に対して所定の波長の紫
外線を照射できるようになっている。この紫外線照射源
9として、効率および光強度安定性および入手のし易さ
等の条件が揃っている高圧水銀灯、あるいは光重合用蛍
光灯などが用いられる。
【0009】そして、別位置で下部側の部品Bと上部側
の部品Aとの合わせ面に、感光性接着剤3を塗布する。
摘み部5を持ち、圧縮バネ8の弾性力に抗して押さえ部
7を引き上げ、装置本体1の支持部2上に十分な空間ス
ペースを確保した上で、支持部2に感光性接着剤3を塗
布した部品A,Bを支持する。
【0010】これら部品A,Bを支持部2上に支持した
あと、摘み部5から徐々に力を抜いて圧縮バネ8の弾性
力を作用させ、押さえ部7を降下する。押さえ部7が部
品Aに接触したら、摘み部5から手を離す。したがっ
て、完全に圧縮バネ8の弾性力Fs1のみで部品A,B相
互を支持部2に押圧付勢することとなる。
【0011】この状態で紫外線照射源9を部品A,Bに
接近し、所定の波長の紫外線を部品A,B相互の合わせ
面である感光性接着剤3塗布部に対して照射する。感光
性接着剤3は、所定の波長の紫外線を吸収して活性化
し、反応・硬化する。したがって、所定時間経過後は、
部品A,B相互は強固に接着固定される。
【0012】このように、感光性接着剤3の塗布部に紫
外線を照射するにあたって、押さえ機構4で部品A,B
相互を押圧し、位置決め固定する必要がある。すなわ
ち、感光性接着剤3自体は、粘性が低く、流動性のある
素材であって、部品A,B相互の合わせ面に塗布された
状態では部品相互が位置移動し易い。そして、塗布した
接着剤層に厚みムラがあると均一に硬化せず、そのため
接着強度が低下してしまうので、これを防止するために
なされる。
【0013】問題は、押さえ機構4の部品A,Bに対す
る押圧力の設定にある。上述の構成では、部品A,Bに
対する押圧力は、実質的に、圧縮バネ8の弾性力Fs1そ
のものであり、最適値を求めることがきわめて困難であ
る。
【0014】たとえば、圧縮バネ8の弾性力がわずかで
も強過ぎると、摘み部5から手を離した瞬間に、特に接
触側の部品Aに衝撃がかかることになり、この部品Aの
組成に悪影響を及ぼしたり、接着剤塗布面を境に部品
A,B相互が横ズレする。
【0015】逆に、圧縮バネ8の弾性力がわずかでも弱
過ぎると、部品A,Bに対する押さえ付け力が不足して
部品が浮き上がる。いずれにしても、そのまま部品A,
B相互が接着固定されれば、当然、接着不良品として扱
われ、歩留まりの低下を招く。
【0016】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、感光性接着剤を用
いて部品相互を接着固定するにあたって、部品に衝撃を
与えるほど強過ぎることなく、あるいは部品の浮き上り
をなすほど弱過ぎることなく、最適状態で部品を押さえ
付けて位置決めし、紫外線を照射することにより、部品
相互をきわめて精度よく正確に接着固定して、接着精度
の向上と信頼性の向上および歩留まりの向上を図った部
品の接着固定装置および接着固定方法を提供しようとす
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、第1の発明の部品の接着固定装置は、請求項1とし
て、一対の部品を感光性接着剤を介して接着固定する部
品の接着固定装置において、上記接着固定される一対の
部品を上記感光性接着剤を介して機械的に押圧し仮位置
決めする第1の押さえ付け手段と、光歪素子を有し、こ
の光歪素子の歪みにより上記第1の押さえ付け手段によ
る押圧力に新たな押圧力を印加する第2の押さえ付け手
段と、上記感光性接着剤および上記光歪素子に光を投射
して上記一対の部品を接着固定する投光手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0018】請求項2として、請求項1記載の上記第1
の押さえ付け手段は、一方の部品を載置する支持部と、
この支持部に載置されている一対の部品の上側の部品に
接触する押さえ部と、この押さえ部を下側の部品方向に
弾性的に押圧付勢する弾性体と、この弾性体の弾性力に
抗して上記押さえ部を部品から強制的に離反させる摘み
体とを具備したことを特徴とする。
【0019】請求項3として、請求項1記載の上記光歪
素子は、押さえ部と弾性体との間に介設されていること
を特徴とする。請求項4として、請求項1記載の上記感
光性接着剤は紫外線硬化型の接着剤であり、上記光歪素
子は紫外線を受光して変形するものであり、上記投光手
段は紫外線を照射することを特徴とする。
【0020】請求項5として、請求項1記載の上記光歪
素子は、PLZT素子であることを特徴とする。上記目
的を満足するため、第2の発明の部品の接着固定方法
は、請求項6として、一対の部品を第1の光照射にて硬
化する感光性接着剤を介して接着固定する部品の接着固
定方法において、上記接着固定される一対の部品を上記
感光性接着剤を介して機械的に押圧し仮位置決めする第
1の押さえ付け工程と、第1の光照射による光とは波長
領域の異なる第2の光照射により光歪素子を変形させ上
記第1の押さえ付け工程による押圧力に新たな押圧力を
印加する第2の押さえ付け工程と、この第2の押さえ付
け工程により押圧力を印加しているとき上記感光性接着
剤に対する第1の光照射により上記一対の部品を接着固
定する接着固定工程とを具備したことを特徴とする。
【0021】請求項7として、請求項6記載の上記第
1,第2の光照射に用いられる光は、波長領域の異なる
紫外線であることを特徴とする。このような課題を解決
するための手段を備えることにより、請求項1ないし請
求項7の発明は、いずれも、はじめに部品を機械的に押
さえ付けて仮位置決めをなし、感光性接着剤と光歪素子
とに同時に投光して、感光性接着剤を硬化させるととも
に、光歪素子を変形させ、この変形力を部品に対する新
たな押さえ付け力に変換させる。
【0022】したがって、機械的な押さえ付け力を弱く
設定して、部品に接触したときの衝撃および部品の位置
ズレを防止する。光歪素子は、この機械的な押さえ付け
がなされたあとで作用する。これらの合計した押さえ付
け力で部品を押さえ付け、部品の浮き上がりを防止しつ
つ感光性接着剤の硬化を得る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、ここでは断面コ字状に
形成される装置本体10である。この装置本体10の下
面部を支持部11と呼び、後述するように、合わせ面相
互に感光性接着剤Sが塗布された部品M,N相互を支持
するようになっている。
【0024】この支持部11に対向する装置本体10の
上面部にはスペーサ12が載設され、さらにこのスペー
サ12と装置本体上面部に亘って、光歪素子13を一体
に備えた第1の押さえ付け手段を構成する押さえ付け機
構14が設けられる。
【0025】この押さえ付け機構14は、押さえ部15
と、連結杆16と、摘み部17および弾性体である圧縮
バネ18とから構成される。上記押さえ部15は、下面
が逆V字状に形成され、この逆V字状部分が直接接着固
定すべき部品に接触して押さえ付けるようになってい
る。上記連結杆16は、押さえ部15上面に一体に連結
され、その上端部は装置本体10とスペーサ12とに亘
って設けられる透孔部19a,19bを介して上面側に
臨ませられる。
【0026】上記摘み部17は、連結杆16の上端部に
一体に設けられ、スペーサ12上に突出する。上記圧縮
バネ18は、連結杆16の周面に巻装され、装置本体1
0上面部と後述する光歪素子13との間に介設される。
なお、この圧縮バネ18の弾性力Fs2は、従来の圧縮バ
ネの弾性力Fs1よりも小さくてよい。
【0027】上記光歪素子13と圧縮バネ18とで第2
の押さえ付け手段20を構成する。光歪素子13は、リ
ング状をなし、押さえ部15上面に載設される。その内
周部に連結杆16が挿通され、外周形状は押さえ部15
の外周形状と一致する。上面部に上記圧縮バネ18が弾
接するところから、上記押さえ部15とともに下方へ変
位するよう弾性的に押圧付勢される。
【0028】上記光歪素子13は、その組成が、(P
b,La)(Zr,Ti)O3 で表され、PbTiO3
とPbZrO3 との固溶体Pb(Zr,Ti)O3 にL
aO3を添加したセラミックス多結晶体であるPLZT
素子である。
【0029】図2に示すように、光歪素子13を薄板状
にして紫外線を照射すると、一方の極と他方の極との間
に高電圧が発生する。この高電圧が光歪素子13の持つ
圧電性に作用して、光歪効果を引き起こし、変形を生じ
る特性を有する。
【0030】照射する紫外線の波長としては、素子の組
成により異なるが、365nmを中心とする狭帯域紫外線
等が一般的であり、光で変形を制御できるので、光アク
チュエータ素材として最適である。
【0031】なお、現在用いられるPLZT素子は、紫
外線光を吸収し始めてから変形が終了するまでの応答時
間は約5秒前後である。このような特性は、アクチュエ
ータとして高速の制御が要求される場合には不利な条件
であるが、以下に述べるように、本発明のような使用条
件では十分に目的を満足する。
【0032】再び図1に示すように、装置本体10には
投光手段である紫外線照射源30が配置されていて、支
持部11および光歪素子13に対して紫外線を照射する
ようになっている。ここから照射される紫外線は、上記
感光性接着剤Sおよび光歪素子13の感光波長に最適な
範囲の波長が選択される。
【0033】しかして、図3(A)に示すように、摘み
部17を持って引き上げる。これと一体の連結杆16お
よび押さえ部15は、圧縮バネ18の弾性力に抗して強
制的に引き上げられる。当然、押さえ部15に載った光
歪素子13も一体に引き上げられる。
【0034】このことで支持部11上に十分なスペース
が確保され、互いの合わせ面に感光性接着剤Sが塗布さ
れた部品M,Nが載置される。部品M,Nを支持部11
上の所定位置に載置したら、つぎに同図(B)に示すよ
うに、摘み部17から徐々に力を抜いて圧縮バネ18の
弾性復元力を作用させ、押さえ部15の降下を図る。
【0035】所定位置で押さえ部15の下面部が部品
M,Nの上端に当接する。この状態で、摘み部17の下
面はスペーサ12に当接することがなく、必ず所定の間
隙を存するよう寸法設定されている。したがって、圧縮
バネ18の弾性力Fs2が、光歪素子13と押さえ部15
を介して部品M,Nにかかる。
【0036】この状態で、上記圧縮バネ18の弾性力F
s2は、従来の圧縮バネ8の弾性力Fs1よりも弱く設定さ
れる(Fs2<Fs1)ところから、押さえ部15が上部側
の部品Mに当接したときに衝撃がなく、したがって部品
M,N相互の組成に与える悪影響がない。
【0037】同図(C)に示すように、紫外線照射源3
0から紫外線を部品M,N相互の合わせ面に塗布された
感光性接着剤Sと、光歪素子13に対して照射する。感
光性接着剤Sは紫外線の照射を受けて活性化し、反応・
硬化する。同時に、光歪素子13は紫外線を吸収して変
形する。
【0038】上記光歪素子13は押さえ部15と圧縮バ
ネ18との間に介設されているので、光歪素子13の変
形力はこれら押さえ部15と圧縮バネ18に影響を与え
る。すなわち、光歪素子13は押さえ部15を部品M,
N方向へ押圧するとともに圧縮バネ18を圧縮する方向
へ押圧する。
【0039】特に、圧縮バネ18を押圧して圧縮変形す
ることで、この圧縮バネ18の反力が光歪素子13にか
かり、これを介して押さえ部15にかかる。その結果、
光歪素子13の変形にともなって部品M,N相互に対す
る押さえ付け力Fpが新たに発生する。
【0040】部品M,N相互にとっては、同図(B)の
状態で比較的弱い押さえ付け力Fs2を受けてから、所
定時間(約5秒前後)経過したところで、同図(C)の
ように光歪素子13の変形にともなう押さえ付け力Fp
を新たに受ける。
【0041】最終的に部品相互にかかる力F0 は、圧
縮バネ18による押さえ付け力Fs2と、光歪素子13の
変形による押さえ付け力Fpとの和となり、感光性接着
剤Sが十分な反応および硬化に至らない状態であって
も、各部品M,Nの浮きがなく、したがって確実な位置
決めが得られる。
【0042】このように、光歪素子13の時間に対する
変形量は、照射する紫外線の光量と、光歪素子自体の容
積によって得られるので、光歪素子13が変形したとき
に部品M,N相互にかかる押さえ付け力が最適になるよ
うに求められる。
【0043】なお、上記実施例においては、紫外線照射
源30から紫外線を部品M,N相互の合わせ面に塗布さ
れた感光性接着剤Sと、光歪素子13に対して照射する
ようにした。換言すれば、感光性接着剤Sと光歪素子1
3に対して同一波長の紫外線を照射することになる。
【0044】しかしながら本発明は、これに限定される
ことはない。すなわち、一対の部品M,Nを接着する感
光性接着剤Sに対する第1の光照射は、第1の特定波長
領域として紫外線を用いる。そして、光歪素子13に対
する第2の光照射は、第1の特定波長領域の光とは波長
領域の異なる第2の特定波長領域として、たとえば赤外
線を照射して光歪素子の歪みを発生させるようにしても
よい。あるいはまた、上記第1,第2の光照射に用いら
れる光として、波長領域の異なる紫外線であってもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項7の発明によれば、感光性接着剤を用いて部品相互を
接着固定するにあたって、部品に衝撃を与えるほど強過
ぎることなく、あるいは部品の浮き上りをなすほど弱過
ぎることなく、最適状態で部品を押さえ付けて位置決め
し、紫外線を照射することにより、部品相互をきわめて
精度よく正確に接着固定して、接着精度の向上と信頼性
の向上および歩留まりの向上を図れる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、部品の接着固定装
置の構成図。
【図2】同実施の形態の、光歪素子の作用説明図。
【図3】(A)ないし(C)は、同実施の形態の接着固
定工程を順に表す図。
【図4】本発明の従来の形態を示す、部品の接着固定装
置の構成図。
【符号の説明】
S…感光性接着剤、14…第1の押さえ付け手段(押さ
え付け機構)、13…光歪素子、20…第2の押さえ付
け手段、30…投光手段(紫外線照射源)、11…支持
部、15…押さえ部、18…弾性体(圧縮バネ)、17
…摘み体(摘み部)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の部品を感光性接着剤を介して接着固
    定する部品の接着固定装置において、 上記接着固定される一対の部品を上記感光性接着剤を介
    して機械的に押圧し仮位置決めする第1の押さえ付け手
    段と、 光歪素子を有し、この光歪素子の歪みにより上記第1の
    押さえ付け手段による押圧力に新たな押圧力を印加する
    第2の押さえ付け手段と、 上記感光性接着剤および上記光歪素子に光を投射して上
    記一対の部品を接着固定する投光手段とを具備したこと
    を特徴とする部品の接着固定装置。
  2. 【請求項2】上記第1の押さえ付け手段は、一方の部品
    を載置する支持部と、この支持部に載置されている一対
    の部品の上側の部品に接触する押さえ部と、この押さえ
    部を下側の部品方向に弾性的に押圧付勢する弾性体と、
    この弾性体の弾性力に抗して上記押さえ部を部品から強
    制的に離反させる摘み体とを具備したことを特徴とする
    請求項1記載の部品の接着固定装置。
  3. 【請求項3】上記光歪素子は、押さえ部と弾性体との間
    に介設されていることを特徴とする請求項1記載の部品
    の接着固定装置。
  4. 【請求項4】上記感光性接着剤は紫外線硬化型の接着剤
    であり、上記光歪素子は紫外線を受光して変形するもの
    であり、上記投光手段は紫外線を照射することを特徴と
    する請求項1記載の部品の接着固定装置。
  5. 【請求項5】上記光歪素子は、PLZT素子であること
    を特徴とする請求項1記載の部品の接着固定装置。
  6. 【請求項6】一対の部品を第1の光照射にて硬化する感
    光性接着剤を介して接着固定する部品の接着固定方法に
    おいて、 上記接着固定される一対の部品を上記感光性接着剤を介
    して機械的に押圧し仮位置決めする第1の押さえ付け工
    程と、 第1の光照射による光とは波長領域の異なる第2の光照
    射により光歪素子を変形させ上記第1の押さえ付け工程
    による押圧力に新たな押圧力を印加する第2の押さえ付
    け工程と、 この第2の押さえ付け工程により押圧力を印加している
    とき上記感光性接着剤に対する第1の光照射により上記
    一対の部品を接着固定する接着固定工程とを具備したこ
    とを特徴とする部品の接着固定方法。
  7. 【請求項7】上記第1,第2の光照射に用いられる光
    は、波長領域の異なる紫外線であることを特徴とする請
    求項6記載の部品の接着固定方法。
JP21900995A 1995-08-28 1995-08-28 部品の接着固定装置および接着固定方法 Pending JPH0959571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21900995A JPH0959571A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 部品の接着固定装置および接着固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21900995A JPH0959571A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 部品の接着固定装置および接着固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0959571A true JPH0959571A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16728836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21900995A Pending JPH0959571A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 部品の接着固定装置および接着固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0959571A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010010900A1 (ja) * 2008-07-22 2010-01-28 電気化学工業株式会社 部材の仮固定・剥離方法及びそれに好適な仮固定用接着剤
JP2012007075A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Hoya Candeo Optronics株式会社 光硬化装置及び接着部品押え治具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010010900A1 (ja) * 2008-07-22 2010-01-28 電気化学工業株式会社 部材の仮固定・剥離方法及びそれに好適な仮固定用接着剤
KR20110031347A (ko) * 2008-07-22 2011-03-25 덴끼 가가꾸 고교 가부시키가이샤 부재의 가고정·박리 방법 및 그에 적합한 가고정용 접착제
JP5675355B2 (ja) * 2008-07-22 2015-02-25 電気化学工業株式会社 部材の仮固定・剥離方法及びそれに好適な仮固定用接着剤
JP2012007075A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Hoya Candeo Optronics株式会社 光硬化装置及び接着部品押え治具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4310410B2 (ja) 複数の光学部品をウェーハ段階で集積化する方法
JPH10293314A (ja) 表示装置の製造方法および製造装置
JPWO2005036633A1 (ja) 電子部材の製造方法、及び、接着材付icチップ
JPH0959571A (ja) 部品の接着固定装置および接着固定方法
JP2962923B2 (ja) 光源装置
JP2001281551A (ja) 紫外線領域用接合光学素子
JP3664572B2 (ja) 接合方法
JP3520702B2 (ja) 光照射用ボンディングヘッド
JPH09145947A (ja) 固定治具および接着固定方法
JP2004126533A (ja) レンズの光軸方向調整方法
JP2004063776A (ja) 撮像装置及びその製造方法
JP2821513B2 (ja) レーザー走査用合成樹脂レンズ
JPH10154764A (ja) 固体撮像装置用パッケージのシール方法
JP3620718B2 (ja) ビームスキャナ光学部品接着方法
JP2000177086A (ja) フィルム貼付装置
JP3964945B2 (ja) 光学素子の接合方法
JPH10189662A (ja) 光照射用ボンディングヘッド
JPH11160640A (ja) 走査光学装置の製造方法
JPH05107436A (ja) 光学レンズの保持構造及び保持方法
JP2831486B2 (ja) 液晶表示素子のシール方法
JP2004327531A (ja) 撮像装置
JPH03249612A (ja) レンズの取付方法及び装置
JPH05206690A (ja) 電子部品装着装置
JPH11174298A (ja) 光学素子の保持機構及び保持方法
JP3545493B2 (ja) ワーク固定方法及びその装置