JPH0956877A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0956877A
JPH0956877A JP21638095A JP21638095A JPH0956877A JP H0956877 A JPH0956877 A JP H0956877A JP 21638095 A JP21638095 A JP 21638095A JP 21638095 A JP21638095 A JP 21638095A JP H0956877 A JPH0956877 A JP H0956877A
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circuit
low voltage
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JP21638095A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 交流モータをスムーズに起動させてノイズの
発生を少なくするとともに、交流モータの駆動を円滑に
して快適な遊技が行える遊技機を提供する。 【解決手段】 交流電源から電気の供給を受けて駆動さ
れる交流モータ70と、交流モータ70の駆動制御を行
う駆動制御手段とを有する遊技機である。そして、交流
電源の低電圧領域を検出する低電圧領域検出回路120
と、該低電圧領域検出回路120の低電圧領域の検出出
力に基づき交流モータ70を起動させる駆動回路110
とを備えている。それによって、交流モータ70及び該
モータ70により起動される作動部がスムーズに起動さ
れ、起動時のモータへの反力による振動や電気的ノイズ
の発生が従来のものに比べて少なくなり、遊技機に与え
る交流モータ70の振動やノイズの影響が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源から電
気の供給を受けて駆動される交流モータと該交流モータ
の駆動制御を行う駆動制御手段とを備えた遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機は、役物装置
等を動作させる駆動源として、交流モータを備えるのが
一般的である。
【0003】従来、いわゆる第2種のパチンコ遊技機に
おける役物装置のV入賞口内に遊技球を誘導するV入賞
誘導部材や、いわゆる第3種パチンコ遊技機における権
利発生装置の権利発生口に遊技球を誘導する権利発生誘
導部材、いわゆる第1種のパチンコ遊技機における可変
表示ゲームを行わせる第1種の始動口への(可動)誘導
部材等は、交流モータにより駆動させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技機におけ
る交流モータは、従来、交流電源における電圧値とは無
関係に、制御回路からのモータ制御信号が入力された時
点で起動されていたが、起動時における交流電源の電圧
値が高電圧領域であった場合、モータの動力部に急激な
駆動力が加わるため、その駆動力を伝達するギヤからの
反発力等により、起動時に振動や動作の遅れが発生して
しまい、スムーズな起動が行えない場合があった。
【0005】また、交流モータを高電圧領域で起動させ
ると、突入電流を促進するため、ノイズ(特に、ラジオ
周波ノイズ)を発生させて、遊技機の他の電気機器類
(可変表示器、制御回路、センサー類等)の制御や検出
に悪影響を与える場合があった。
【0006】特に、最近の遊技機においては電気機器類
が密集して設置され、また、遊技店の島内には同様の遊
技機が多数設置されているため、それらから発生するノ
イズの影響を受けやすかった。
【0007】また、役物装置の特別入賞口への遊技球の
誘導部材を駆動させるモータを、従来の回路により駆動
させた場合、遊技上非常に重要である誘導部材の動作が
スムーズに行えない状態が生じ、特別入賞口への入賞率
が変化してしまうことがあった。例えば、モータ起動時
に誘導部材が振動しながら動作したり、或いは、動作の
開始が遅れてしまったりして、正常な特別入賞口への誘
導が行えず、特別入賞口に入らなくなる場合がある。
【0008】また、役物キャラクタ等を動作させる場合
などに、スムーズな動作が行えずに、装飾効果が低減し
てしまう。
【0009】この発明は、上記事情に鑑み成されたもの
で、交流モータをスムーズに起動させてノイズの発生を
少なくするとともに、交流モータの駆動を円滑にして快
適な遊技が行える遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、交流電源から電気の供給を
受けて駆動される交流モータと、該交流モータの駆動制
御を行う駆動制御手段とを有する遊技機において、前記
交流電源の低電圧領域を検出する低電圧領域検出回路
と、該低電圧領域検出回路の前記低電圧領域の検出出力
に基づき前記交流モータを起動させる駆動回路とを備え
た遊技機である。
【0011】この請求項1記載の発明によれば、低電圧
領域検出回路による交流電源の低電圧領域の検出に基づ
いて、駆動回路により、交流モータが起動されるので、
交流モータ及び該モータにより起動される作動部がスム
ーズに起動され、起動時のモータへの反力による振動や
電気的ノイズの発生が従来のものに比べて少なくなり、
遊技機に与える交流モータの振動やノイズの影響が少な
くなる。また、交流モータによりキャラクタ部材などを
動作させるような場合に、そのキャラクタ部材などがス
ムーズに作動されるので、その分、装飾効果が増す。
【0012】遊技機の種類は交流モータを用いたもので
あれば特に限定しないが、パチンコ遊技機、アレンジパ
チンコなどの各種遊技機である。駆動制御手段として
は、例えば、役物用IC51である。低電圧領域検出回
路は、ソリッドステートリレー回路により構成され、例
えば、ゼロクロス回路などによって構成される。低電圧
領域は、例えばゼロクロス電位程度の電位か、それ以下
の電位である。駆動回路としては、例えば、ドライバ回
路110である。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機において、交流電源から供給される電気の全波整流
を行う全波整流回路を備え、該全波整流回路により整流
された電気の低電圧領域内において前記交流モータを起
動させる駆動信号を形成し、該駆動信号に基づき前記交
流モータを起動させるようになっている。
【0014】この請求項2記載の発明によれば、全波整
流回路により整流された交流電源の電気の低電圧領域内
において形成された駆動信号によって、交流モータが起
動されるので、交流モータがスムーズに起動され、起動
時のモータへの反力による振動や電気的ノイズの発生が
従来のものに比べて少なくなり、遊技機に与える交流モ
ータの振動やノイズの影響が少なくなる。
【0015】全波整流回路の図示は省略するが、従来か
ら広く知られている全波整流回路を用いる。低電圧領域
は、例えば、ゼロクロス電位程度の電位かそれ以下の電
位である。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の遊技機において、遊技球が打ち込まれる遊技領域を
備え、該遊技領域内に、特別入賞領域と、前記交流モー
タにより駆動されて前記特別入賞領域への遊技球の入賞
率に変化をもたせる遊技球誘導手段と、前記特別入賞領
域への遊技球の入賞に基づき遊技者に有利な状態を発生
させる特別遊技生成手段とが配設されている。
【0017】この請求項3記載の発明によれば、遊技領
域内の特別入賞領域への遊技球の入賞に変化をもたせる
遊技球誘導手段が交流モータによってスムーズに起動さ
れるので、遊技球誘導手段の起動にタイミングのずれや
振動が生じて特別入賞領域への遊技球の入賞率が変化し
て遊技者に不利益を与えるような自体が少なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]先ず、この発明をパチンコ遊技機
に適用した実施の形態について、図面を参照しつつ説明
する。
【0019】図1はこの発明の実施の形態に係るパチン
コ遊技機の遊技盤の正面図、図2は遊技球誘導装置の球
保持穴が上方に至った状態を示す権利発生装置の正面
図、図3は遊技球誘導装置の球保持穴が下方に至った状
態を示す権利発生装置の正面図である。
【0020】このパチンコ遊技機は権利物といわれる第
3種のもので、遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊
技領域3には、権利発生装置10、始動入賞装置20、
特別遊技生成手段としての特別変動入賞装置30、一般
入賞口4、サイドランプ5,5などの装飾ランプ、装飾
LED(図示省略)、風車と呼ばれる遊技球誘導部材
6、障害釘(図示省略)などが配設されている。
【0021】そして、権利発生装置10は、一般入賞口
11a、流入口11b、一般入賞領域11c及び特別入
賞領域11dを有する装置本体11と、該装置本体11
の中央の凹部11e中に取り付けられ交流モータ(後
述)の駆動力で回転されて一般入賞領域11cと特別入
賞領域11dとに流入球を振り分けて入賞させる遊技球
誘導装置13とを備えている。
【0022】遊技球誘導装置13は、第1の交流モータ
(後述)により駆動される、円板状の第1の回転体13
Aと、第2の交流モータ(後述)により駆動される、人
形を模した第2の回転体13Bとから構成されている。
そして、第1の回転体13Aの外周部には上部及び前部
開口が開口し流入口11bからの球を受け入れて手前側
に放出させる誘導穴13aが形成され、第2の回転体1
3Bには上端部(図2中)が開口し内部が左右に広くな
った球保持穴13bが設けられている。
【0023】始動入賞装置20は、始動入賞口22aを
有する装置本体21と、外周部に始動入賞球保持部(図
示省略)を有し交流モータ(図示省略)により回転され
て始動入賞球保持部(図示省略)中に入った遊技球を始
動入賞口22a中に所定時間後に入賞させる誘導部材2
2を備えている。
【0024】変動入賞装置30は、開閉扉31によって
開閉される中央の大入賞口32と、一般入賞口33,3
3とを備えている。
【0025】図4には、このパチンコ遊技機の遊技系統
の制御を行う役物制御回路50の主要制御ブロック図を
示す。
【0026】図4において、役物制御回路50は、内部
にCPU(central processing unit)51aおよびR
AM(random access memory)51bを備え、外部にR
OM(read only memory)52を備えた役物用IC(集
積回路)51、分周回路53、電源回路54、I/Oバ
ス60、サウンドジェネレータ61、出力ポート55、
ドライバー56、モータ駆動回路100、ローパスフィ
ルタ58、バッファゲート59などにより構成されてい
る。
【0027】そして、ローパスフィルタ58には、始動
入賞口22a内の始動センサー22b、大入賞口32中
のカウントセンサー32a、特別入賞領域11d内の権
利発生センサー11f、第1及び第2の交流モータ(後
述)の回転位置を検出するモータ位置検出センサー71
などが接続され、ドライバー56には、特別変動入賞装
置30の開閉扉31を開閉させる駆動ソレノイド35、
サイドランプ5などの装飾ランプ5を含む装飾ランプお
よびLEDなどが接続されている。また、モータ駆動回
路100には、権利発生装置10の遊技球誘導装置13
の第1の回転体13Aを回転させる第1の交流モータ7
0Aと第2の回転体13Bを回転させる第2の交流モー
タ70Bが接続されている。サウンドジェネレータ62
には、アンプ63を介してスピーカー64が接続されて
いる。
【0028】CPU51aは、制御部、演算部、各種カ
ウンタ、各種レジスタ、各種フラグなどを備えている。
【0029】RAM51bは各種データの記憶領域や作
業領域を備え、ROM52にはパチンコ遊技機の遊技制
御のプログラムなどが書き込まれている。
【0030】このように構成されていて、役物用IC5
1が、モータ位置検出センサー71、権利発生センサー
11f、始動センサー22b及びカウントセンサー32
aなどからの検出信号に基づき、ROM52中の遊技制
御プログラムに従って、サイドランプ5などの装飾ラン
プ、装飾LED72などを点滅或いは点灯させたり、第
1及び第2の交流モータ70A、70Bを駆動させた
り、或いは変動入賞装置30の開閉扉31駆動用のソレ
ノイド35を作動させたり、非作動状態にさせたりす
る。
【0031】次に、上記のように構成されたこのパチン
コ遊技機の遊技制御動作について、より具体的に説明す
る。
【0032】権利発生装置10の遊技球誘導装置13の
第1の回転体13Aは、第1の交流モータ70Aから動
力を供給されることにより、時計方向にゆっくり回転さ
れ、球誘導穴13aが流入口11bに出合う毎にモータ
位置検出センサー71により検出されて一時的に停止さ
れる回転を行っている。また、第2の回転体13Bは、
第2の交流モータ70Bから動力を供給されることによ
り、第1の回転体13Aより速い速度で時計方向に回転
され、球保持穴13bが流入口11bと出合う毎にモー
タ位置検出センサー71に検出されて一時的に停止され
る回転を行っている。
【0033】また、始動入賞装置20の誘導部材22
も、図4の制御ブロック図での図示は省略するが、専用
の交流モータにより、役物用IC51の制御下で、常
時、時計方向に一定速度で回転されている。
【0034】そして、常時は、変動入賞装置35のソレ
ノイド35が非作動状態に維持されていて、開閉扉31
が閉じた状態になっている。
【0035】この状態で、遊技領域3中に打ち込まれた
遊技球が権利発生装置10の流入口11b中に入り、そ
の流入口11bに、第1の回転体13Aの誘導穴13a
が出合えば、その遊技球がその誘導穴13a中に入る。
この誘導穴13a中に入った遊技球は、通常、その前部
の開口部を介して手前側に放出せしめられてその下方の
左右の一般入賞領域11c,11c中に流入する。
【0036】が、このとき、図2に示すように、運良
く、第2の回転体13Bの球保持穴13bが丁度真上を
向いた位置にきていれば、その誘導穴13aを介して保
持穴中13b中に流入して保持され、特別入賞領域11
dと出合った時点で特別入賞領域11d中に入賞する。
【0037】しかして、遊技球が特別入賞領域11dに
入賞すると、その入賞が権利発生センサー11fに検出
され、その検出に基づいて、特別遊技の権利が発生され
る。
【0038】このように、非常に微妙なタイミングで大
当たりを発生させるので、交流モータ70A、70Bの
正確な駆動が必要となる。
【0039】この特別遊技の権利発生中に、始動入賞装
置20に遊技球が流入して誘導部材22に誘導されるこ
とにより始動入賞口22a中に入賞すると、始動センサ
ー22bのその入賞の検出に基づき、変動入賞装置30
のソレノイド35が作動されて開閉扉31が開放されて
所定時間(例えば、9.8秒)経過後に閉じる特別遊技
のサイクルを行う。但し、その各サイクル中、その所定
時間(例えば、9.8秒)が経過する前に、大入賞口3
2中への遊技球の所定個数の入賞が、カウントセンサー
32aにより検出されたときは、その時点でソレノイド
35が消磁されて開閉扉31が閉じられて、その特別遊
技のサイクルを終了する。
【0040】この特別遊技のサイクルは、始動入賞装置
20の始動口22a中に遊技球が入賞し、その入賞が始
動センサー22bに検出されるごとに、繰り返し行わ
れ、所定サイクルまで継続可能である。
【0041】図5には、権利発生装置10の遊技球誘導
装置13の第1及び第2の回転体70A、70Bを回転
させる第1及び第2の交流モータ70A、70Bなどの
駆動回路図を示す。
【0042】これら交流モータ70A、70B等を駆動
させるモータ駆動回路100は、モータ70A、70B
等に交流電気を供給する交流電源回路80にフォトサイ
リスタ90を介して接続されたドライバ回路110と、
該ドライバ回路110に接続されたゼロクロス回路12
0とから構成されている。
【0043】交流モータ70A、70Bに接続たれた交
流電源回路80には、フォトサイリスタ90と並列に、
スナバ回路81が接続されている。
【0044】このスナバ回路81は、抵抗R1とコンデ
ンサC1とが直列に接続されて構成されている。このス
ナバ回路81により、電源(例えば、交流電源AC24
V)の開閉(オン・オフ)時に発生する開閉インパル
ス、及びトランスのインダクタンスと1次、2次間の静
電容量による振動性サージなどが抑制される。
【0045】ドライバ回路110はトランジスタ111
によって構成されている。このトランジスタ111のベ
ース111b側は抵抗R2を介して役物制御回路50の
出力ポート55に接続され、そのエミッタ111e側は
グランド接続されている。また、このトランジスタ11
1のコレクタ111c側は、フォトサイリスタ90を介
して交流電源回路80に接続されるとともに、抵抗R3
を介して直流電源(例えば、12V)に接続されてい
る。
【0046】また、トランジスタ111のベース111
b側には、ゼロクロス回路120が接続されている。こ
のゼロクロス回路120は、トランジスタ121と、該
トランジスタ121のベース121b側に接続された分
圧回路122とから構成されている。そして、トランジ
スタ121のコレクタ121c側はドライバ回路111
のベース111b側に接続され、エミッタ121e側は
グランド接続されている。
【0047】分圧回路122は交流電源の全波整流回路
(図示省略)に接続された抵抗R4とグランド接続され
た抵抗R5とによって構成され、抵抗R4とR5との間
にトランジスタ121のベース121b側が接続されて
いる。
【0048】このように構成されたモータ駆動回路10
0によって駆動される交流モータ70A、70Bの駆動
のタイミングを、交流電源電圧と、ゼロクロス電位と、
役物制御回路50からの駆動制御信号との関係で説明す
る。
【0049】図6には図5のモータ駆動回路の各部にお
ける電気的信号のタイミングチャートを示す。
【0050】図6において、(A)はトランジスタ11
1のベース111b側に与えられる役物制御回路50か
らの駆動制御信号A、(B)はトランジスタ121のベ
ース121bに与えられる全波整流回路からの全波整流
電圧NDC、(C)はドライバ回路110を構成するト
ランジスタ111のコレクタ111c側に生ずる交流モ
ータの駆動用のトリガー信号(駆動信号)、(D)は交
流モータ(70A、70B)のオン信号、(E)は交流
モータ駆動用の交流電源の電圧である。
【0051】トランジスタ111のベース111b側に
与えられる役物制御回路50からの駆動制御信号Aがハ
イレベル(Hレベル)になると、トランジスタ121の
ベース121b側に与えられる全波整流電圧NBCがゼ
ロクロス電位以下になる毎に、トランジスタ111のコ
レクタ111cにトリガー信号が形成される。
【0052】この最初のトリガー信号(駆動信号)の立
ち上がりエッジで交流モータ70A、70Bがオンとな
り、交流モータ(70A、70B)が交流電源のゼロク
ロス電位の電圧で起動される。
【0053】そして、トランジスタ111のベース11
1b側に与えられる役物制御回路50からの駆動制御信
号Aがローレベル(Lレベル)になると、トランジスタ
111のコレクタ111c側にトリガー信号も形成され
なくなって、交流電源の電圧がゼロクロス電位以下にな
ったときに交流モータ(70A、70B)はオフされて
停止する。
【0054】この実施の形態に係るパチンコ遊技機は、
ドライバ回路110を構成するトランジスタ111のベ
ース111b側にゼロクロス回路120が接続されるこ
とによって、交流モータ(70A、70B)が交流電源
のゼロクロス電位の電圧で起動されるようにしたので、
交流モータ(70A、70B)がスムーズに起動され、
起動時の交流モータ(70A、70B)への反力による
振動や電気的ノイズの発生が従来のものに比べて少なく
なり、パチンコ遊技機に与える交流モータ(70A、7
0B)の振動やノイズの影響が少なくなる。
【0055】交流モータ(70A、70B)によりキャ
ラクタ部材などを動作させるような場合に、そのキャラ
クタ部材などがスムーズに作動されるので、その分、装
飾効果が増す。
【0056】なお、ゼロクロス回路120の構成は、図
5に示したものに限らず、同様の効果を奏するものであ
れば、適宜設計変更してもよい。
【0057】遊技機の種類は交流モータを用いたもので
あれば、特に限定しないが、パチンコ遊技機、アレンジ
パチンコなどの各種遊技機である。低電圧領域検出回路
は、ゼロクロス回路に限定せず、ソリッドステートリレ
ー回路により構成される。低電圧領域は、例えばゼロク
ロス電位程度の電位か、それ以下の電位である。
【0058】特別入賞領域11cへの遊技球の入賞率に
変化をもたせる遊技球誘導手段(遊技球誘導装置13)
上記構成のもに限らず、どのような形式のものであって
もよい。また、特別入賞領域11cへの遊技球の入賞に
基づき遊技者に有利な状態を発生させる特別遊技生成手
段は、上記アタッカー形式の変動入賞装置30に限ら
ず、チュウリップ形式にするなど、どのような形式のも
のであってもよい。
【0059】[第2の実施の形態]次に、図7を参照し
つつ、この発明の第2の実施の形態について説明する。
【0060】図7は、この発明の第2の実施の形態に係
る、権利発生装置10の遊技球誘導装置13を駆動する
交流モータ(70A、70B)や始動入賞装置20の遊
技球誘導部材22を回転させる交流モータ(図4中に、
図示せず)を駆動させるモータ駆動回路図を示す。
【0061】これら交流モータ(70A、70B等)を
駆動させるモータ駆動回路100は、モータ(70A、
70B等)に交流電気を供給する交流電源回路80にフ
ォトサイリスタ90を介して接続されたドライバ回路1
10と、該ドライバ回路110に接続されたゼロクロス
回路120とから構成されている。
【0062】上記第1の実施の形態ではドライバ回路を
構成するトランジスタ111のベース111b側にゼロ
クロス回路が接続されていたが、この実施の形態ではド
ライバ回路を構成するトランジスタのコレクタ側にゼロ
クロス回路が接続されている。
【0063】この実施の形態におけるゼロクロス回路1
30は、図7に示すように、第1のトランジスタ131
と、第1のトランジスタ131のベース131bに抵抗
R8を介してコレクタ132cが接続された第2のトラ
ンジスタ132と、第2のトランジスタ132のベース
132bにコレクタ133cが接続された第3のトラン
ジスタ133と、第1のトランジスタ131のエミッタ
131eとベース131b間に接続された抵抗R7と、
分圧回路を構成する抵抗R9,R10とを備えている。
そして、第1のトランジスタ131のコレクタ131c
がドライバ回路を構成するトランジスタ111のコレク
タ111c側の抵抗R3の先に接続されるとともに、エ
ミッタ131eが直流電源(例えば、12V)に接続さ
れている。また、第2及び第3のエミッタ132e,1
33eがグランド接続されている。第3のトランジスタ
133のコレクタ133cは直流電源(例えば、12
V)に、分圧回路の抵抗R9側が全波整流回路NDCに
それぞれ接続されている。抵抗R10はグランド接続さ
れている。
【0064】そして、このゼロクロス回路の第1のトラ
ンジスタ131のコレクタ131c側が他の交流モータ
に接続されている。
【0065】この実施の形態におけるドライバ回路11
0電源回路80及びフォトカプラ90等は上記第1の実
施の形態におけると同様なので、第1の形態で用いた符
号と同じ符号を付してその説明は省略する。
【0066】この実施の形態においては、ゼロクロス回
路130がドライバ回路110のコレクタ111c側に
取り付けられ、そのコレクタ111c側に複数の交流モ
ータの接続が可能であるので、ドライバ回路110によ
り複数の交流モータをスムーズに起動させたいときに効
果的となる。
【0067】なお、ゼロクロス回路130の構成は、図
7に示したものに限らず、同様の効果を奏するものであ
れば、適宜設計変更してもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、低電圧領
域検出回路による交流電源の低電圧領域の検出に基づい
て、駆動回路により、交流モータが起動されるので、交
流モータがスムーズに起動され、起動時のモータの振動
や電気的ノイズの発生が従来のものに比べて少なくな
り、遊技機に与える交流モータへの反力に基づく振動や
ノイズの影響が少なくなる。また、交流モータによりキ
ャラクタ部材などを動作させるような場合に、そのキャ
ラクタ部材などがスムーズに作動されるので、その分、
装飾効果が増す。
【0069】請求項2記載の発明によれば、全波整流回
路により整流された交流電源の電気の低電圧領域内にお
いて形成された駆動信号によって、交流モータが起動さ
れるので、交流モータがスムーズに起動され、起動時の
モータの振動や電気的ノイズの発生が従来のものに比べ
て少なくなり、遊技機に与える交流モータへの反力に基
づく振動やノイズの影響が少なくなる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、遊技領域内
の特別入賞領域への遊技球の入賞に変化をもたせる遊技
球誘導手段が交流モータによってスムーズに起動される
ので、遊技球誘導手段の起動にタイミングのずれや振動
が生じて特別入賞領域への遊技球の入賞率が変化して遊
技者に不利益を与えるような自体が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の
遊技盤の正面図である。
【図2】遊技球誘導装置の球保持穴が上方に至った状態
を示す権利発生装置の正面図である。
【図3】遊技球誘導装置の球保持穴が下方に至った状態
を示す権利発生装置の正面図である。
【図4】パチンコ遊技機の遊技系統の制御を行う役物制
御回路の主要制御ブロック図である。
【図5】権利発生装置の遊技球誘導装置を駆動する交流
モータや始動入賞装置の遊技球誘導装置を回転させる交
流モータの駆動回路図である。
【図6】図5のモータ駆動回路の各部における電気的信
号のタイミングチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係る、権利発生装置の遊技
球誘導装置を駆動する交流モータや始動入賞装置の遊技
球誘導装置を回転させる交流モータの駆動回路図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 11c 特別入賞領域 30 特別変動入賞装置(特別遊技生成手段) 51 役物用IC(駆動制御手段) 70 交流モータ 110 ドライバ回路(駆動回路) 120 ゼロクロス回路(低電圧領域検出回路) 130 ゼロクロス回路(低電圧領域検出回路) NDC 全波整流回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から電気の供給を受けて駆動さ
    れる交流モータと、 該交流モータの駆動制御を行う駆動制御手段と、 を有する遊技機において、 前記交流電源の低電圧領域を検出する低電圧領域検出回
    路と、 該低電圧領域検出回路の前記低電圧領域の検出出力に基
    づき前記交流モータを起動させる駆動回路と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記交流電源から供給される電気の全波
    整流を行う全波整流回路を備え、 該全波整流回路により整流された電気の低電圧領域内に
    おいて前記交流モータを起動させる駆動信号を形成し、
    該駆動信号に基づき前記交流モータを起動させることを
    特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技球が打ち込まれる遊技領域を備え、 該遊技領域内に、特別入賞領域と、前記交流モータによ
    り駆動されて前記特別入賞領域への遊技球の入賞率に変
    化をもたせる遊技球誘導手段と、前記特別入賞領域への
    遊技球の入賞に基づき遊技者に有利な状態を発生させる
    特別遊技生成手段とが配設されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143258A (ja) * 2011-01-06 2012-08-02 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

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