JPH0956125A - 小型モータとその製造方法 - Google Patents

小型モータとその製造方法

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JPH0956125A
JPH0956125A JP22757195A JP22757195A JPH0956125A JP H0956125 A JPH0956125 A JP H0956125A JP 22757195 A JP22757195 A JP 22757195A JP 22757195 A JP22757195 A JP 22757195A JP H0956125 A JPH0956125 A JP H0956125A
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bearing
housing
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rotor
bracket
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JP22757195A
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Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両持ち方式の固定型軸受を採用しながらも、
調心が容易にできると共に、ハウジングの取り付け面に
対する出力軸の直角度を高精度に得ることができ、軸受
と出力軸のクリアランスを小にして出力軸のふれを少な
くする。 【構成】 両持ち方式の軸受にロータを支承するもので
あって、一方の軸受(2)と軸受ホルダ(3b)介して
ケース(3)にねじこんで回動自在にする。このように
したハウジング(H)にロータ(R)を格納して、ケー
スの開口縁を内側に折曲げてブラケット(1)に組み付
けしたあと、出力軸(7)とブラケット取付面(1a)
を直角にする製造装置に装着し、通電してロータRを回
転させながら、ケースに配した軸受を回動して調心と、
直角度を出したあと、ねじ部分を接着して完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトディスク
駆動用スピンドルモータなどに用いて好適なもので、特
に両持ち方式の軸受を有する小型モータの取り付け面と
出力軸の直角度を容易に高精度に得ることができるよう
にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクなどの光メディア駆
動用スピンドルモータは、軸の振れをできるだけ少なく
すると共に、取り付け面に対するメディアチャックテー
ブルの水平度、すなわち出力軸の直角度が非常に高精度
に要求されているが、従来のケースとブラケットにそれ
ぞれ軸受を配したいわゆる両持ち方式であると、ケース
とブラケットの嵌合と軸受の同軸度を極めて高精度に追
い込む必要がある。これらの部材は通常コスト上からプ
レス加工されるため高精度が実現しにくく、実際には、
ケース、またはブラケットの一方のみに配した円筒型ホ
ルダに2個又は長手の1個の軸受を格納してなるいわゆ
る片持ち方式が多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
の姿勢が低いもの、たとえば8ミリ程度以下のものが要
求されるようになると、前記片持ち方式では軸受間寸法
に対して出力軸の長さ、すなわちメディア取り付け寸法
の方が長くなってきて軸の傾きが出やすくなる。したが
って、モータの姿勢が低い偏平型になるほど再び両持ち
方式を採用せざるを得なくなるが、ケースとブラケット
の軸受同志の同軸度を極限まで追い込むか、もしくは軸
受と出力軸とのクリアランスを大にしないと、偏平型で
はほとんど組み付けすらできなくなってしまう。このた
め、直角度以外に致命的な欠点となる出力軸の振れが大
となってしまう問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明の目的は、上記のような問題点
を克服しようとするもので、両持ち方式の固定型の軸受
を採用しながらも調心が容易にできると共に、ハウジン
グの取り付け面に対する出力軸の直角度を高精度に得る
ことができ、軸受と出力軸のクリアランスを小にして、
出力軸の振れを少なくすることのできる小型モータとそ
の製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、請求項1に示す発明のように、それぞれ軸受を配し
たケースとブラケットを組み付けてハウジングを構成
し、このハウジングの少なくとも一端から出力軸を突き
出したロータを前記軸受に回動自在に支承してなる小型
モータにおいて、一方の軸受をハウジングに対して回転
自在とする手段を設け、この軸受を回動させることによ
り、調心と共に出力軸と取付面の直角度を出したあと、
ハウジングに固定してなるもので達成できる。より具体
的には請求項2に示す発明のように、前記回動可能とす
る手段は外周にねじを形成した軸受ホルダに前記軸受を
嵌着し、この軸受ホルダをハウジングにねじこんでなる
もので達成できる。そして、このような小型モータを製
造する方法としては、請求項3に示す発明のように、一
方の軸受をハウジングに対し回動可能とする手段を設け
た小型モータを、予め用意した出力軸と取付面が直角と
なる治具に装着し、通電することによって内蔵したロー
タを回転させながら前記軸受を回動させて調心と共に出
力軸とハウジングの取付面の直角度を出したあと、ハウ
ジングに固定してなるもので達成できる。
【0006】
【作用】上記請求項1に示すような課題解決手段によれ
ば、一方の軸受を回動させることによって、同軸度が多
少悪化していても調心ができ、ハウジングの取付面と出
力軸の直角度を得ることができる。上記請求項2に示す
ような課題解決手段によれば、軸受ホルダの外周のねじ
とハウジングのねじ穴を組み付けを回動させることによ
り、軸受が回動することになるので、容易に調心が可能
となる。上記請求項3に示すような製造方法を採用すれ
ば、ケースとブラケットの同軸度が多少ラフになってい
ても、一方の軸受を回転させて調心することにより同軸
度を精度よく出したものと同じ効果が得られ、ハウジン
グの取付面と出力軸の直角度も容易に得られる。
【0007】
【実施例】次にこの発明の実施例として面対向コアレス
偏平型スピンドルモータに採用した構成を図1に示す要
部断面図に基づいて説明する。同図において、1は上面
がキャビネット(図示せず)等に装着される取り付け面
1aとなっているブラケットで、中央に配したバーリン
グ孔1bに含油軸受2が嵌着され、その外方に取り付け
ねじ孔1c,1cが設けられている。このブラケット1
の外周は段部1dで板厚より薄く形成され、浅い有底円
筒状のケース3が開口縁3aを内側に加圧折曲げること
によって組み付けられハウジングHを構成している。
【0008】前記ケース3の底部には、ねじ切りした軸
受ホルダ螺着孔3bが配され、ここに外周をわずかに小
径にねじ切りすると共に含油軸受2を嵌着した軸受ホル
ダ3cがわずかにゆるくねじこまれている。なお、含油
軸受2にはドライバ係止用溝2aが設けられている。図
中、4、4はブラシでブラシベース5を介して前記底部
に基端で植設され、さらに、その外方にリング状のマグ
ネット6が載置される。Rは、複数個の空心コイルR1
‥‥を合成樹脂Jで出力軸7と共に一体成形されたコア
レスロータであり、前記ブラケット1とマグネット6の
内に空隙を介して配され、出力軸7を介して前記軸受同
志に回動自在に支承されるようになっている。このロー
タRには、さらに円筒型コミュテータ8が配され、前記
ブラシ4、4の自由端が摺接されて電力を受けるように
なっている。
【0009】次に、このような構成の偏平型スピンドル
モータを完成させる製造方法について図2に示す要部断
面図に基づいて説明する。同図において、11はハウジ
ングHを構成するブラケット1の取付面1aと出力軸7
の直角度を出す装置の一部で、内部に出力軸を回動自在
に支承する軸受部11aを設けると共に、この軸受11
aに対して直角なハウジング取付部11bと保持用ネオ
ジマグネット11cが配されている。
【0010】いま、この組み付け方法を説明すると、ロ
ータRをブラケット1と各部材を準備取付したケース3
とからなるハウジングHに格納して、ケース3の開口縁
3aを内側に折曲げて組み付けしたあと、出力軸7を装
置の一部11の軸受部11aに嵌入しながらブラケット
1の取付面1aをハウジング取付部11bに保持用ネオ
ジマグネット11cの吸着力を利用して仮保持させる。
その後、外部導出ターミナルTに低電圧を通電しなが
ら、軸受ホルダ3cに嵌着させた軸受2を溝2aを利用
してドライバDで回動させると調心が得られるところで
急激に電流が低下するので、この位置で軸受2の回動を
止める。なお本モータではスラスト量を最小にするため
に、調心と同じにロック直前まで回動させておくように
している。この動作位置関係の模式図は図3に示すよう
なものとなる。すなわち、軸受ホルダ3cが最初想像線
で示すようにずれていても軸受ホルダ3cを回動調整し
て調心が得られるようになる。このままの状態を維持し
て、ねじ部分に嫌気性接着剤を流しこみ固着し、押しピ
ンPによって出力軸の先端を押すことにより取りはずし
て完成するようになっている。
【0011】このような製造装置を使用した製造方法に
より、仮にブラケット1とケース3の同軸度がずれてい
ても調心が容易にでき、しかも同時にブラケット1の取
付面1aと出力軸7の直角度を極めて高精度に得ること
ができる。
【0012】
【その他の実施例】上述の実施例では、ブラケット側を
取り付け面にしたものを示したが、ケースとブラケット
を逆に組み合わせて、ケース側を取り付け面にしたもの
でもよい。また、この発明の別の応用としては、図1の
想像線で示すように出力軸がハウジングの両端から突き
出ている両軸型モータに採用できる。
【0013】
【発明の効果】この発明の両持ち方式の偏平型スピンド
ルモータとその製造方法は、上述のように軸受ホルダを
介してハウジングに組み付け後、回動できるようにした
ので、固定型の軸受を使用しながらも調心が容易にで
き、同時にハウジングの取付面に対する出力軸の直角度
も高精度に得ることができ、軸受と出力軸のクリアラン
スをできるだけ少にしたものでも調心が得られるため、
出力軸の振れの少ないものにすることもできる。しか
も、スラスト量もできるだけ0に近づけることも可能と
なるため光メディア用として高性能なスピンドルモータ
を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平型スピンドルモータの1実施例の
一部拡大要部断面図である。
【図2】同モータを製造する製造の要部断面図である。
【図3】同モータの調心を得る動作の位置関係の模式図
である。
【符号の説明】
1 ブラケット 1a 取り付け面 2 軸受 3 ケース 3a 開口縁 H ハウジング R ロータ 7 出力軸 11 製造装置の一部 11a 軸受部 11b ハウジング取り付け部 D ドライバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ軸受を配したケースとブラケッ
    トを組み付けてハウジングを構成し、このハウジングの
    少なくとも一端から出力軸を突き出したロータを前記軸
    受に回動自在に支承してなる小型モータにおいて、一方
    の軸受をハウジングに対して回動可能とする手段を設
    け、この軸受を回動させることにより調心と共に出力軸
    と取付面の直角度を出したあと、ハウジングに固定して
    なる小型モータ。
  2. 【請求項2】 前記回動可能とする手段は外周にねじを
    形成した軸受ホルダに前記軸受を嵌着し、この軸受ホル
    ダをハウジングにねじこんでなる請求項1に記載の小型
    モータ。
  3. 【請求項3】 それぞれ軸受を配したケースとブラケッ
    トを組み付けてハウジングを構成し、このハウジング内
    に格納したロータを前記軸受で回動自在に支承してなる
    小型モータの製造方法において、一方の軸受をハウジン
    グに対して回動可動とする手段を設けた小型モータを、
    予め用意した出力軸と取付面が直角となる治具に装着
    し、通電することによって内蔵したロータを回転させな
    がら前記軸受を回動させて調心と共に出力軸とハウジン
    グの取付面の直角度を出したあと、ハウジングに固定し
    てなる小型モータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369099B1 (ko) * 2000-06-24 2003-01-24 삼성전기주식회사 휴대폰용 진동 모터의 회전자
CN114952284A (zh) * 2022-06-29 2022-08-30 中航力源液压股份有限公司 一种提高高速重载轴向柱塞泵运动平稳性的加工方法

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KR100369099B1 (ko) * 2000-06-24 2003-01-24 삼성전기주식회사 휴대폰용 진동 모터의 회전자
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