JP2003324914A - モータの製造方法 - Google Patents

モータの製造方法

Info

Publication number
JP2003324914A
JP2003324914A JP2002129218A JP2002129218A JP2003324914A JP 2003324914 A JP2003324914 A JP 2003324914A JP 2002129218 A JP2002129218 A JP 2002129218A JP 2002129218 A JP2002129218 A JP 2002129218A JP 2003324914 A JP2003324914 A JP 2003324914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary shaft
rotor magnet
motor
rotor
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002129218A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Mutai
仁志 務台
Kenichi Hoshina
顕一 保科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002129218A priority Critical patent/JP2003324914A/ja
Publication of JP2003324914A publication Critical patent/JP2003324914A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの全体を大型化させることなく、しか
も各部品の精度はそのままでロータマグネット14の回
転振れを容易に小さくすることを可能とする。 【解決手段】 ロータマグネット14を回転軸11に挿
通・固定してロータアッセンブリRAとした後、上記回
転軸11を保持した状態で、上記ロータマグネット14
の円筒状外周面を研磨することによって、各部品の成形
精度にかかわらずロータマグネット14の円筒状外周面
を高精度な形状又は寸法に容易に形成可能とするととも
に、そのロータマグネット14の研磨工程を行うにあた
っては、上記回転軸11の軸方向両端面11a,11b
を利用して保持状態として、ロータマグネット14の軸
方向端面から回転軸11が軸方向に突出している部位の
外周面の把持チャックを不要としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータマグネット
に回転軸を挿通して固定するようにしたモータの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、円筒状をなすように形成された
ロータマグネットを回転軸に挿通して固定するようにし
た構造のモータが種々知られている。例えば図6に示さ
れているPM型のステッピングモータにおいては、回転
軸1を中心として略円筒状に巻回されたコイル2を有す
るステータ部のコア組3が複数相をなすように軸方向に
重合配置されているとともに、そのコア組3の中心側部
分には、上記回転軸1に挿通されて固定された円筒状の
ロータマグネット4が回転自在に配置されており、その
ロータマグネット4の外周面が、上記コア組3のヨーク
5に対して半径方向に僅かなギャップを介して近接する
ように配置されている。上記回転軸1は、ロータマグネ
ット4に貫通形成された中心孔内に挿通されており、接
着や圧入などによって固定されている。
【0003】また、上記回転軸1は、当該回転軸1の基
端部(図示右端部)がピボット軸受部材6により回転自
在に支承されているとともに、上記回転軸1の出力側
(図示左方側)に一体的に形成されたリードスクリュウ
7の先端部(図示左端部)も、図示を省略した軸受部材
により回転自在に支承されている。上記ピボット軸受部
材6は、略円筒状をなす本体胴部6aを備えており、そ
の本体胴部6aが、軸受ホルダー8の中心部分に貫通形
成された取付孔8a内に挿通されることによって半径方
向に不動かつ軸方向には摺動可能となるように保持され
ている。このように、上記ピボット軸受部材6の本体胴
部6aを軸方向に摺動可能とした状態で装着しているの
は、当該ピボット軸受部材6を回転軸1側に密着させる
ように組み立てて、回転軸1をガタ付きなく高精度に支
持するためであるが、上述した軸受ホルダー8及びピボ
ット軸受部材6を固定するにあたっては、板状の弾性バ
ネ材からなる弾性支持部材9を上記軸受ホルダー8に対
して後端側(図示右端側)から被せるように用いてお
り、当該弾性支持部材9の付勢力によって上記軸受ホル
ダー8とピボット軸受部材6とを、上述したステータ部
のヨーク5及び回転軸1側に押し付けるようにした固定
構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
モータの外径を小さくしつつ、モータ特性を向上させる
ためには、上述したロータマグネット4の外周面の回転
振れを小さくすることによって、当該ロータマグネット
4の外周面とヨーク5との半径方向ギャップを出来るだ
け小さくすることが必要となってくるが、そのために、
上述した回転軸1やロータマグネット4などの各部品の
精度を全て高めていくこととすると、モータ全体が高価
なものにならざるを得なくなってしまう。従って、従来
構造のモータにおいて、部品精度の向上によりロータマ
グネット4の外周面の回転振れを小さくするには限界が
あり、あるレベル以上のモータを得ることは困難なもの
になっている。
【0005】そこで本発明は、モータの全体を大型化さ
せることなく、しかも各部品の精度はそのままでロータ
マグネットの回転振れを小さくすることができるように
したモータの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1にかかるモータの製造方法では、
ロータマグネットを回転軸に固定してロータアッセンブ
リとした後、上記回転軸の軸方向両端面を利用して当該
回転軸又は上記ロータアッセンブリを保持した状態で、
前記ロータマグネットの円筒状外周面を研磨するように
している。このような構成を有する本発明の請求項1に
かかるモータの製造方法を採用すれば、各部品の成形精
度にかかわらず、ロータマグネットの円筒状外周面が研
磨によって高精度な形状又は寸法に容易に形成される。
また、そのときのロータマグネットの研磨工程を行うに
あたっては、上記回転軸の軸方向両端面を利用して保持
状態になされることから、ロータマグネットの軸方向端
面から回転軸が軸方向に突出している部位の外周面を把
持するようなチャックは必要なくなる。従って、ロータ
マグネットからの回転軸の突出量は極めて小さくて済
み、その分、モータが軸方向に大型化されることが防止
されるようになっている。
【0007】また、本発明の請求項2にかかるモータで
は、上記請求項1における回転軸にロータマグネットを
固定した後に上記回転軸の軸方向両端面を保持するよう
にしており、本発明の請求項3にかかるモータでは、上
記請求項1における回転軸の軸方向両端面を保持した後
に上記回転軸にロータマグネットを固定するようにして
いる。つまり、本発明は、ロータマグネットの固定の順
序にかかわらず実施することが可能である。
【0008】さらに、本発明の請求項4にかかるモータ
では、上記請求項1における回転軸の軸方向両端面に
は、当該回転軸を回転自在に支持する軸受部がそれぞれ
設けられ、それらの各軸受部を利用して、前記回転軸又
はロータアッセンブリの保持を行うようにしていること
から、ロータマグネットの研磨工程を行うにあたっての
保持部を特別に設ける必要がなくなり、モータ構造の複
雑化が防止されるとともにロータマグネットの研磨時の
回転中心が実際のモータの回転中心と一致するようにな
っている。
【0009】さらにまた、本発明の請求項5にかかるモ
ータでは、上記請求項1におけるロータマグネットが、
回転軸の軸方向両端部のいずか一方側に偏って配置さ
れ、上記ロータマグネットにおける軸方向の端面から上
記軸方向の一方側に向かって上記回転軸が突出する部位
における突出量が、当該回転軸の突出部位の外周面を把
持するチャックを不可能とする程度に短縮化された量に
設定されていることから、モータの軸方向長さが最小状
態となっているモータに対しても本発明を適用すること
が可能となる。
【0010】特に、本発明は、請求項6にかかるモータ
のように、上記請求項1における回転軸にリードスクリ
ュウが一体的に設けられている場合に、そのリードスク
リュウを軸端部分まで形成しても、ロータマグネットの
円筒状外周面を研磨することが可能となり、リードスク
リュウの形成部分を大きくした分、モータ全体の短縮化
が計られるようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をPM型のステッピ
ングモータに適用した実施の形態を図面に基づいて詳細
に説明するが、それに先立って、本発明にかかるPM型
ステッピングモータの全体構成を説明しておく。
【0012】図1に示されたPM型ステッピングモータ
においては、回転軸11を中心として略円筒状に巻回さ
れたコイル12を有するステータ部のコア組13が、複
数相をなすように軸方向に重合配置されている。このコ
ア組13には、前記コイル12を軸方向から挟み込むよ
うに配置された挟持ヨーク13aが設けられているとと
もに、それらの各挟持ヨーク13aの内周側の端縁から
は、互いに対をなす他方側の挟持部に向かって略直角に
折れ曲がるようにして軸方向に延出する複数の極歯13
bが設けられている。それら複数個の極歯13bは、他
方側の挟持部の近傍まで延出しており、それによって上
記回転軸12を中心とした周状に並設されている。
【0013】また、上記コア組13の中心側部分には、
上記回転軸11に挿通されるようにして固定されたロー
タマグネット14が回転自在に配置されている。そのロ
ータマグネット14は、略円筒形状をなすように成形さ
れており、当該ロータマグネット14の中心位置に軸方
向沿って貫通形成された中心取付孔14aが、上記回転
軸11の図示右端側に偏った位置に、接着剤や圧入など
を用いて固定されている。そして、このロータマグネッ
ト14の外周面は、上記ステータ部のコア組13におけ
る極歯13bに対して近接するように配置されており、
後述するように、従来のモータよりも小さい半径方向ギ
ャップを介して周状に対向する配置関係になされてい
る。
【0014】一方、上記回転軸11の基端部(図示右端
部)は、ピボット軸受部材15により回転自在に支承さ
れているとともに、当該回転軸11の出力側(図示左方
側)に一体的に連結されるように形成されたリードスク
リュウ16の先端部(図示左端部)も、ピボット軸受部
材17により回転自在に支承されている。
【0015】すなわち、上記ピボット軸受部材15,1
7にそれぞれ設けられた軸受本体胴部15a,17aに
は、軸受球体15b,17bが各々回転自在に装着され
ており、それらの各軸受球体15b,17bが、上記回
転軸11の軸方向両端面にそれぞれ凹状をなすように形
成された軸受部11a,11bに対して転動自在に圧接
された構成になされており、それによって上記回転軸1
1が、スラスト方向及びラジアル方向の双方において回
転自在に支持されている。
【0016】上述したピボット軸受部材15の軸受本体
胴部15aは、略円筒状の樹脂材から形成されており、
当該ピボット軸受部材15の軸受本体胴部15aが、板
状の軸受ホルダー20の中心部分に貫通形成された取付
孔20a内に挿通されるようにして装着されている。こ
れによって、上記ピボット軸受部材15の本体胴部15
aは、軸受ホルダー20により半径方向に位置規制さ
れ、かつ軸方向には摺動自在となるように保持されてい
る。このとき、上記軸受ホルダー20は、適宜の金属粉
を原料として焼き固められた焼結成型部材から形成され
ており、上述したステータ部の挟持ヨーク13aに対し
て、後端側(図1の右端側)から溶接を用いて固定され
ている。
【0017】さらに、上記軸受ホルダー20の外方側
(図1の右方側)には、弾性支持部材としての予圧バネ
21が、上記軸受ホルダー20に被せるようにして装着
されている。この予圧バネ21は、板状の弾性バネ材か
ら形成されており、当該予圧バネ21の図示上下の端縁
部に設けられた一対のフック状の取付部21a,21a
が、上記軸受ホルダー20の対応する部位に設けられた
凹部内に嵌り込むようにして係合されることによって、
当該予圧バネ21の全体が前記軸受ホルダー20の後端
側に密着するように固定されている。そして、この予圧
バネ21のバネ付勢力によって、図示右側端に配置され
た前記ピボット軸受部材15の軸受本体胴部15aを軸
方向に押圧することによって、当該軸受本体胴部15a
が軸方向に位置規制されるようになっている。
【0018】次に、このような構成を有するPM型のス
テッピングモータの回転軸11に対して、上述したロー
タマグネット14を固定することによりロータ部を製造
する方法の実施形態について説明する。
【0019】まず、図2(a)及び(b)に示されてい
るように、上述した回転軸11とロータマグネット14
とを、通常の精度の形状又は寸法でそれぞれ別個に形成
しておき、上記ロータマグネット14に形成された中心
取付孔14aを、回転軸11の図示右端側部分に偏った
適宜の位置まで挿通して固定する。このロータマグネッ
ト14の固定にあたっては、接着又は圧入等の固定手段
が用いられるが、そのロータマグネット14の固定によ
って、図3に示されているようなロータアッセンブリR
Aが形成されることとなる。
【0020】このロータアッセンブリRAにおいては、
ロータマグネット14における軸方向の図示右側端面か
ら回転軸11が突出している部位における突出量は極め
て小さい量に設定されており、より具体的には、当該回
転軸11の突出部位の外周面を把持するチャックが不可
能となる程度に短縮化された量に設定されている。
【0021】次に、そのロータアッセンブリRAを構成
するロータマグネット14の円筒状外周面を研磨し、そ
れによって所望の精度の形状又は寸法を備えるように仕
上げを行う。その場合のロータアッセンブリRAの保持
は、上記回転軸11の軸方向両端面に凹状をなするよう
に設けられた軸受部11a,11bを利用して行われ
る。
【0022】すなわち、図4に示されているように、上
記ロータアッセンブリRAの回転軸11の軸受部11
a,11b内に、研磨装置又は切削装置に設けられたチ
ャックピン22,23の先端部分をそれぞれ挿入するこ
とによって、上記回転軸11及びロータマグネット14
を保持する。そして、このようにして上記ロータアッセ
ンブリRAの全体を保持した状態で、上記ロータマグネ
ット14の円筒状外周面の研磨作業を行う。このような
研磨作業によれば、上記ロータマグネット14の円筒状
外周面は、設定された寸法又は形状に容易かつ高精度に
仕上げられることとなる。
【0023】なお、本実施形態では、回転軸11に対し
てロータマグネット14を挿通・固定した後に、回転軸
11の軸方向両端面(軸受部11a,11b)を保持す
るようにしているが、それとは逆に、回転軸11の軸方
向両端面(軸受部11a,11b)を保持した後に、回
転軸11にロータマグネット14を挿通・固定するよう
にしてもよく、ロータマグネット14の固定の順序にか
かわらず実施することが可能である。
【0024】このような構成を有する本実施形態にかか
るPM型ステッピングモータの製造方法によれば、回転
軸11等の各部品の成形精度にかかわらず、ロータマグ
ネット14の円筒状外周面が、研磨によって高精度な形
状又は寸法に容易に形成されることとなる。その結果、
上記ロータマグネット14の外周面の回転振れが小さく
なされ、そのロータマグネット14の外周面と極歯13
bとの半径方向ギャップを極めて小さい量に抑えること
が可能となり、モータの外径を小さくしつつモータの特
性が向上される。
【0025】また、このときのロータマグネット14の
研磨工程を行うにあたっては、上記回転軸11の軸方向
両端面(軸受部11a,11b)を利用して、ロータア
ッセンブリRAを構成しているロータマグネット14の
保持が行われるようにしていることから、ロータマグネ
ット14の軸方向端面から軸方向に突出している回転軸
11の外周面を把持するようなチャックは必要がなくな
る。従って、ロータマグネット14からの回転軸11の
突出量は極めて小さくて済むこととなり、その分、モー
タが軸方向に大型化されることが防止されるようになっ
ている。
【0026】同様に、上述した実施形態にかかるPM型
ステッピングモータの製造方法においては、回転軸11
に設けられた軸受部11a,11bを利用して回転軸1
1の保持を行うようにしていることから、ロータマグネ
ット14の研磨工程を行うにあたっての保持部を特別に
設ける必要がなくなり、モータ構造の複雑化が防止され
るようになっている。
【0027】さらに、本実施形態では、回転軸11がロ
ータマグネット14の図示右側端面から軸方向に突出し
ている部位の突出量が、当該突出部位の外周面を把持す
るチャックを不可能とする程度に短縮した寸法に形成し
ており、その結果、モータの軸方向長さが最小状態にな
されている。
【0028】一方、図5に示されている実施の形態は、
回転軸11の軸方向両端面に、軸方向外方に向かって突
出する凸状の軸受部11c,11dがそれぞれ形成され
ている場合のものである。このような場合のロータアッ
センブリRAを保持するにあたっては、上記回転軸11
に設けられた凸状の軸受部11c,11dを、研磨装置
又は切削装置に設けられたチャックピン24,25の先
端部分に設けられた凹部24a,25a内に挿入するよ
うにして、上記回転軸11及びロータマグネット14を
保持することとし、それによって、上述した実施形態と
同様にロータマグネット14の円筒状外周面の研磨作業
を行うようにすれば、同様な作用・効果が得られる。
【0029】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実
施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもな
い。
【0030】例えば、上述した各実施の形態は、PM型
のステッピングモータに本発明を適用したものである
が、本発明は、ステッピングモータ以外の多種多様な構
造をなすモータに対しても同様に適用することができ
る。
【0031】また、上述した各実施形態は、インナーロ
ータ型のモータに本発明を適用したものであるが、アウ
ターロータ型のモータに対しても本発明は同様に適用す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1にか
かるモータの製造方法は、ロータマグネットを回転軸に
固定してロータアッセンブリとした後、上記回転軸の軸
方向両端面を利用して保持した状態で、上記ロータマグ
ネットの円筒状外周面を研磨することによって、各部品
の成形精度にかかわらずロータマグネットの円筒状外周
面を高精度な形状又は寸法に容易に形成可能とするとと
もに、そのロータマグネットの研磨工程を行うにあたっ
ては、上記回転軸の軸方向両端面を利用して保持状態と
して、ロータマグネットの軸方向端面から回転軸が軸方
向に突出している部位の外周面の把持チャックを不要と
したものであるから、モータの全体を大型化させること
なく、しかも各部品の精度はそのままでロータマグネッ
トの回転振れを容易に小さくすることができ、安価で小
型のモータを容易に得ることができる。
【0033】また、本発明の請求項2にかかるモータ
は、上記請求項1における回転軸にロータマグネットを
固定した後に回転軸の軸方向両端面を保持するようにし
ている一方、本発明の請求項3にかかるモータは、上記
請求項1における回転軸の軸方向両端面を保持した後に
回転軸にロータマグネットを固定するようにしており、
ロータマグネットの固定の順序にかかわらず実施するこ
とが可能であるようにしていることから、上述した効果
に加えて製造工程に柔軟性を持たせることができる。
【0034】さらに、本発明の請求項4にかかるモータ
は、上記請求項1における回転軸の軸方向両端面に、当
該回転軸を回転自在に支持する軸受部をそれぞれ設け、
それらの各軸受部を利用して回転軸又はロータアッセン
ブリの保持を行うようにしており、それによって、ロー
タマグネットの研磨工程を行うにあたっての保持部を特
別に設ける必要をなくしてモータ構造の複雑化を防止す
るとともに、ロータマグネットの研磨時の回転中心が実
際のモータの回転中心と一致するようにしたものである
から、モータの構造をより一層簡素化するこどができる
とともに、モータの回転精度ほ向上させることができ、
上述した効果をさらに高めることができる。
【0035】さらにまた、本発明の請求項5にかかるモ
ータは、上記請求項1における回転軸の軸方向両端部の
いずか一方側に偏って配置したロータマグネットにおけ
る軸方向の端面からの上記回転軸の突出量を、当該回転
軸の突出部位の外周面を把持するチャックを不可能とす
る程度に短縮化した量に設定して、モータの軸方向長さ
を最小状態としたモータに対しても本発明を適用可能と
したものであるから、モータの小型化の効果を一層向上
させることができる。
【0036】一方、本発明の請求項6にかかるモータ
は、上記請求項1における回転軸にリードスクリュウを
一体的に設けた場合に、そのリードスクリュウを軸端部
分まで形成してもロータマグネットの円筒状外周面を研
磨することを可能とし、リードスクリュウの形成部分を
大きくした分だけモータ全体を短縮させることができる
ようにしたものであるから、上述した効果に加えて、モ
ータの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるPM型ステッピン
グモータの構造を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたPM型ステッピングモータに用
いられている各部品であって、(a)は回転軸を表した
側面説明図、(b)はロータマグネットを表した縦断面
説明図である。
【図3】図2に示された回転軸とロータマグネットとを
固定してロータアッセンブリとした状態を表した縦断面
説明図である。
【図4】図3に示したロータアッセンブリを保持する状
態を表した縦断面説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態におけるロータアッセン
ブリを保持する状態を表した縦断面説明図である。
【図6】一般のPM型ステッピングモータの構造を表し
た縦断面説明図である。
【符号の説明】
11 回転軸 11a,11b 軸受部 13 コア組 14 ロータマグネット 14a 中心取付孔 15,17 ピボット軸受部材 15b,17b 軸受球体 16 リードスクリュウ RA ロータアッセンブリ 22,23,24,25 チャックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H615 AA01 BB01 BB08 PP02 PP24 SS08 SS10 SS55 TT05 5H622 CA01 CA07 CB04 PP01 QA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のロータマグネットに設けられた
    中心孔を回転軸に挿通して固定するようにしたモータの
    製造方法において、 上記ロータマグネットを前記回転軸に固定してロータア
    ッセンブリとした後、上記回転軸の軸方向両端面を利用
    して当該回転軸又は上記ロータアッセンブリを保持した
    状態で、前記ロータマグネットの円筒状外周面を研磨す
    るようにしたことを特徴とするモータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記回転軸にロータマグネットを固定し
    た後に、上記回転軸の軸方向両端面を保持するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のモータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の軸方向両端面を保持した後
    に、上記回転軸にロータマグネットを固定するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のモータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の軸方向両端面には、当該回
    転軸を回転自在に支持する軸受部がそれぞれ設けられ、 それらの各軸受部を利用して、前記回転軸又はロータア
    ッセンブリの保持を行うようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のモータの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ロータマグネットは、前記回転軸の
    軸方向両端部のいずか一方側に偏って配置され、 上記ロータマグネットにおける軸方向の端面から上記軸
    方向の一方側に向かって上記回転軸が突出する部位にお
    ける突出量が、当該回転軸の突出部位の外周面を把持す
    るチャックを不可能とする程度に短縮化された量に設定
    されていることを特徴とする請求項1記載のモータの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記回転軸には、リードスクリュウが一
    体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    モータの製造方法。
JP2002129218A 2002-04-30 2002-04-30 モータの製造方法 Withdrawn JP2003324914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129218A JP2003324914A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 モータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129218A JP2003324914A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 モータの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003324914A true JP2003324914A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29542710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129218A Withdrawn JP2003324914A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 モータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003324914A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10236750B2 (en) 2014-02-14 2019-03-19 Mitsubishi Electric Corporation Rotating electric machine with a built-in control device and electric power assist steering system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10236750B2 (en) 2014-02-14 2019-03-19 Mitsubishi Electric Corporation Rotating electric machine with a built-in control device and electric power assist steering system
DE112014006362B4 (de) 2014-02-14 2022-08-18 Mitsubishi Electric Corp. Rotierende elektrische maschine mit einer eingebauten steuerungseinrichtung und elektrisches servounterstützungs-lenksystem mit einer solchen rotierenden elektrischen maschine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4727467B2 (ja) モータ
US6342739B1 (en) Small-sized motor and method of manufacturing the same
US7215053B2 (en) Motor
GB2066586A (en) Assembling electric motors
JP3876187B2 (ja) モータ
JP4568049B2 (ja) モータ
JP2007104849A (ja) 小型ステッピングモータ、それを有する駆動機構、及び、位置決め機構
KR100454459B1 (ko) 모터
JP2000232744A (ja) Srモータのロータ形状及びシャフト圧入構造
CN111630754B (zh) 转子、马达以及转子的制造方法
JP2003324914A (ja) モータの製造方法
JPH118966A (ja) ステッピングモータ
JP3884926B2 (ja) モータおよびその製造方法
JP2000358350A (ja) ステッピングモータ
JP6816546B2 (ja) モータおよびモータの製造方法
JPH10271793A (ja) ステッピングモータ
JP3377345B2 (ja) 小型モータとその製造方法
JPH05176518A (ja) リードスクリュー付きステッピングモータ
JP2001078407A (ja) 小型モータの軸固定方法
JP2008253080A (ja) ブラシレスモータ
JP2007174789A (ja) 位置調整機構付きモータ
JP3529971B2 (ja) スピンドルモータ
JP3793670B2 (ja) モータの取付機構及び取付方法
JP2016214016A (ja) モータの軸受構造
JP2021136758A (ja) ブラシホルダ、及びモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705