JPH0952602A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JPH0952602A
JPH0952602A JP20606895A JP20606895A JPH0952602A JP H0952602 A JPH0952602 A JP H0952602A JP 20606895 A JP20606895 A JP 20606895A JP 20606895 A JP20606895 A JP 20606895A JP H0952602 A JPH0952602 A JP H0952602A
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container
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pushing
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JP20606895A
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English (en)
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Koji Takemura
晧司 竹村
Bunji Okubo
文次 大久保
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Morita Tokushu Kiko KK
Original Assignee
Morita Tokushu Kiko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ11を着脱自在に搭載する塵芥収集
車10において、コンテナの内蓋18を押し込み板とし
て用いる塵芥の一回当りの押し込み量の増加と、塵芥の
投入口16aを下方に設けることによる塵芥の送り込み
装置の簡素化(単なる回転板25にする。)と作業効率
の向上を、コンテナの塵芥投入口16aから塵芥及び汚
水が洩れ出ない構造によって達成する。 【解決手段】 コンテナの内蓋18を、シール装置36
で密閉状態を保った状態で、ロックピン29によりコン
テナの投入口16aに着脱自在に固定されるものとし、
塵芥押し込み装置13の押し込みシリンダ26の先端
に、上記ロックピン29の開放と内蓋18の係合・把持
動作を連動させて同時に行なうチャック装置27を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンテナを、塵
芥収集室として着脱自在に搭載する塵芥収集車に関し、
特にコンテナ積み替え作業の容易化を、コンテナ内への
塵芥投入の作業効率が高く、かつ塵芥・汚水がコンテナ
から洩れ出ない構造で達成することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集の効率化を図るため、塵芥収集
にコンテナを用いる方法が知られている。
【0003】これは、例えば図15に示す特公昭52−
23447号公報の「塵芥収集車の塵芥押込装置」のよ
うに、コンテナ1を塵芥収容室として着脱自在に搭載し
た塵芥収集車2で収集を行うものである。
【0004】同図において、コンテナ1への塵芥の投入
は、コンテナ1の後部に配置される塵芥処理枠3内に組
み込まれた装置を用いて行われる。コンテナ1の後部の
開口4には、上縁部が軸支された揺動自在の開閉蓋5が
配置され、塵芥押し込み用のシリンダ装置6の先端と着
脱自在に結合される。この装置の塵芥の押し込み作業
は、最後尾の投入口7から塵芥処理枠3内に投入された
塵芥を、塵芥押し上げ板8で開閉蓋5の高さまで押し上
げ、これをシリンダ装置6に結合された開閉蓋5の往復
運動により、コンテナ内に押し込むことによって行われ
る。
【0005】この押し込み作業によって、コンテナ1が
一杯になると、塵芥収容枠3を支点9を中心にして後方
に跳ね上げるようにしてコンテナ1から外し、シリンダ
装置6との結合を解除した開閉蓋5をコンテナ1に固定
して、コンテナ1を塵芥収集車2から取り外す。
【0006】取り外されたコンテナ1は、複数のコンテ
ナを積むことができる大型のコンテナ輸送車によって塵
芥の処理施設に運ばれ、塵芥収集車2には、空のコンテ
ナが新たに搭載されて、塵芥の収集作業の再開が可能と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記コンテナの開閉蓋
5は、コンテナの開口4を閉じる機能と、塵芥の押し込
み板としての機能を持たせて使用されている。
【0008】しかし、開口4を閉じる機能で見ると、密
閉状態を確保する手段がないので、塵芥が漏れるおそれ
がある。また、この開口4は、上方に設けられるので、
塵芥押し上げ板8に、塵芥の掻き取りと押し上げの複雑
な動作をさせる必要があり、構造が複雑になるとともに
作業効率低下の原因となる。なお、塵芥の押し上げを不
要とするため、開口4をコンテナの下方に設けると、塵
芥は漏れ易くなり、塵芥内に含まれる汚水の洩れ出を防
止できなくなるという問題もある。
【0009】さらに、塵芥の押し込み板としての機能で
見ると、開閉蓋5の上縁部を軸支した状態で揺動させる
構造のため、開いたときに生じる空間が狭く、一回の塵
芥押し込み作業で投入できる塵芥量が少なくなって、投
入効率が低いという問題もある。
【0010】そこで、この発明は、コンテナの蓋を押し
込み板として用いる塵芥の一回当りの押し込み量の増加
と、コンテナの開口を下方に設けることによる塵芥の送
り込み装置(前記押し上げ板8の駆動装置)の簡素化と
作業効率の向上を、コンテナの開口から塵芥及び汚水が
洩れ出ない構造によって提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明が提供する塵芥収集車は、コンテナを塵芥収
集室として着脱自在に搭載し、収集した塵芥を塵芥押し
込み装置によって、コンテナの投入口を通してコンテナ
内に押し込む塵芥収集車において、塵芥押し込み装置の
押し込みシリンダの先端に着脱自在に取り付けられ塵芥
の押し込み板として機能するとともに、コンテナの投入
口に着脱自在に取り付けられて、これを塞ぐ内蓋と、コ
ンテナの投入口に設けられ内蓋を係止する係止部と、コ
ンテナの投入口と内蓋の間に介在し、内蓋によって閉じ
られた投入口の密閉状態を保つシール装置と、塵芥押し
込み装置の押し込みシリンダの作動端に設けられた内蓋
のチャック装置とを具備したことを特徴とする。
【0012】(2) 上記内蓋は、塵芥押し込み装置のチャ
ック装置に係合する係合部と、前記投入口の係止部に固
定される固定部とを備えるものとして構成でき、この内
蓋の脱着は、押し込み装置のチャック装置に、内蓋の係
合部に係合する係合金具と、この係合金具の係合時に、
内蓋の固定部の固定状態を解除し、係合の解除時に固定
状態のロックを行なう内蓋ロック解除機構と、上記係合
金具と内蓋ロック解除機構を動かすシリンダを設けるこ
とにより、押し込み装置側の操作のみで可能とすること
ができる。
【0013】(3) 上記(2) の構成は、より具体的には、
投入口の係止部を、内側面に設けたロックピン挿入口と
し、内蓋の固定部を、内蓋の周側面に突出・退入自在に
設けられ、スプリングによる突出方向への付勢によって
上記ピン挿入口に挿入されるロックピンとし、内蓋の係
合部を、内蓋の外面側に突出した部分に面方向に開けら
れた穴とし、チャック装置の係合金具を、上記内蓋の係
合部の穴に挿入される係止片とし、内蓋ロック解除機構
を、上記ロックピンの側方延長部を遊嵌させるU字溝と
し、これら係合金具とロック解除機構を、チャック装置
に取付けたシリンダによって内蓋と平行な方向に動かさ
れるフックの先端部に形成して製作される。
【0014】(4) (1) のシール装置は、内蓋の側面全周
の外方位置に形成されたフランジに嵌められ、内蓋を投
入口に嵌めたとき、投入口の全周に亘って外方に広がる
ように形成したテーパー面に当たって圧縮されることに
より密閉状態を保つ硬質パッキングを用いることができ
る。
【0015】(5) (4) の硬質パッキングを用いる場合
に、内蓋の固定金具がコンテナ内部の汚水等に触れて劣
化し機能低下するのを防止するため、硬質パッキングの
配置を、固定金具に対してコンテナの内部側とすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を示す図1
において、10は塵芥収集車で、コンテナ11を着脱自
在に搭載する荷台12の後方に、塵芥押し込み装置13
を備えている。
【0017】荷台12上に搭載されるコンテナ11は、
図2に示すように、底面四隅に形成された脚部14を、
荷台から上方に突出したツイストロック装置15を回転
させ、その回転中心と直交する方向の突出部で挟み付け
て固定される。
【0018】このコンテナ11の後部開口11aは、図
3にも示すように、ヒンジ17によって吊り下げられた
扉16で閉じられる。この扉16は、塵芥の排出時に、
コンテナを傾斜させることにより自重で開くもので、常
時は図示しないロック装置によって密閉状態を保ってい
る。
【0019】18は扉16の下部に設けられた塵芥の投
入口16aを塞ぐ内蓋で、着脱自在に固定されている。
なお、この具体的構造例については、後に詳述する。
【0020】19はコンテナ11の両側に設けられた覗
窓で、透明板により形成され内部状態を観察できるよう
にしている。
【0021】このコンテナ11の内部は、図4(a) に示
す平面方向で見た断面図に示すように、開口側に向かっ
て広がるテーパー形状として、塵芥の排出がスムーズに
行えるようにし、かつ、図4(b) の側断面形状及び図4
(c) の後面図に示すように、内奥の上下のコーナー部と
両内側面をR面形状として、塵芥を回り込み易くし、局
部的な滞留を防止している。
【0022】図1に示された塵芥押し込み装置13は、
図2に示すように、荷台12の後尾に立設された支柱2
0の上端部に、枢軸21を中心に揺動するように取り付
けられている。この塵芥押し込み装置13の前部には、
扉16に密着し、内蓋18を取り囲むように覆うフラン
ジ部22が突設され、後部には作業員が塵芥を投入する
ためのテールゲート23が設けられている。
【0023】この塵芥押し込み装置13の構造を、図5
及び図6に従って、さらに説明する。
【0024】塵芥押し込み装置13の塵芥処理枠24の
内部には、塵芥を底面に沿って上方に掻き上げるように
送り込む回転板25と、塵芥をコンテナ内に押し込む2
本の押し込みシリンダ26を設けられている。
【0025】回転板25は、塵芥処理枠24の両側に跨
るように設けられた回転軸に、片持ち支持された帯板
で、その上面は、押し込みシリンダ26によって前後動
する内蓋18の下縁部の描く軌跡に倣うように湾曲した
形状を持ち、先端を塵芥の掻き取りに適した鋭角形状と
している。この回転板25は、回転することによってテ
ールゲート23から投入された塵芥を、塵芥処理枠24
の下部空間を通して、前方上方に送り出す。この回転
は、押し込みシリンダ26の押し込み動作と同期が取ら
れ、押し込みシリンダ26が後方に縮んだときに、送り
出し動作が行われ、内蓋の移動する空間の下端に沿う位
置で一旦停止し、押し込みシリンダ26が前方に延びた
状態のときテールゲート23の上縁位置に移動する。
【0026】押し込みシリンダ26の基端部は、塵芥処
理枠24に上下方向に揺動自在に軸支され、その作動端
は、内蓋のチャック装置27に連結されている。このチ
ャック装置27は、その上端部が塵芥処理枠24に設け
た軸28に揺動自在に支持され、押し込みシリンダ26
の伸縮動作に伴い、前後方向に揺動する。
【0027】このチャック装置27は、コンテナ11の
扉16に嵌められる内蓋18を、扉16とチャック装置
27の間で、自動的に脱着して移し換える機能を有す
る。
【0028】この自動脱着の構造例を、図7から図9を
参照して説明する。
【0029】図7に示す内蓋18は、塵芥押し込み装置
のチャック装置27に係合する係合部28と、扉16の
投入口16aの係止部に固定される固定部29が形成さ
れている。
【0030】図示例の係合部28は、内蓋の外面側に形
成した4箇所の突出部に面方向の穴28aを開けて作ら
れている。この孔28aは、図8に示すように、緩みの
ない係合を可能とするため側面方向に広がるテーパー形
状を有する。
【0031】内蓋18の固定部29は、内蓋の周側面に
突出・退入自在に設けられ、圧縮スプリング30によっ
て突出方向への付勢されたロックピンであり、図10に
示すように、扉16の投入口16aに設けられた係止部
であるロックピン挿入口16bに挿入されて内蓋18の
固定を行なう。
【0032】また、チャック装置27の前板27aに
は、内蓋18に係合する係合金具31と、この係合金具
31の係合時に、内蓋の固定部(ロックピン)29の固
定状態を解除し、係合の解除時に固定状態のロックを行
なう内蓋ロック解除機構32と、上記係合金具31と内
蓋ロック解除機構32を動かすシリンダ33が設けられ
ている。
【0033】上記チャック装置の係合金具31と内蓋ロ
ック解除機構32は、上記シリンダ33によって内蓋の
面と平行な方向に動かされるフック34の先端部に形成
される。フック34は、フック基部に設けた長穴34a
を、前板27aの背面側に突設したガイドピン35に嵌
められることにより、前板27aに沿って水平動可能に
支持されている。このフック前部は、前板27aに設け
たスリット27bを通して前方に突出し、この突出部
に、前記係合部の穴28aに挿入される係止片31と、
前記内蓋ロック解除機構32であるU字溝が形成されて
いる。このU字溝32は、ロックピン29の側方延長部
29aを遊嵌させるものである。図示例の側方延長部2
9aは、上下のロックピン29の後端部を上下方向に連
結し、上下のロックピン29,29を同時に突出退入さ
せる連結棒である。
【0034】これら係合金具31とロック解除機構32
は、フック34に一体形成されているので、シリンダ3
3の伸縮動作により、係合金具31が内蓋18の係合部
28の孔28aに差し込まれて、内蓋18と結合一体化
すると、U字溝である内蓋ロック解除機構32は、圧縮
スプリング30に抗してロックピン29を、内蓋18の
内部に引き込み、内蓋の固定状態を解除し、内蓋18を
押し込み板として、チャック装置とともに、前後動させ
ることが可能になる。
【0035】次に、図10及び図11を参照して、扉の
投入口16aを内蓋18で塞いだとき、この密閉状態を
保つシール装置36の構造例を説明する。
【0036】このシール装置36は、内蓋18の側面全
周の外方位置にフランジ18aを形成し、このコーナー
部分に硬質パッキング37を嵌めることによって構成さ
れる。この硬質パッキング37は、内蓋18を投入口1
6aに嵌めたとき、投入口16aの内側面に全周に亘っ
て設けた外方に広がるテーパー面16cに、硬質パッキ
ング37が当たって圧縮されることにより密閉状態を保
つ。なお、チャック装置27が離れた後の圧縮状態は、
ロックピン29がロックピン挿入口16bに挿入される
ことにより保たれる。
【0037】このシール装置36は、ロックピン29が
コンテナ内の塵芥や汚水に触れて劣化したり、係止部で
あるロックピン挿入口16bに塵芥が詰まって動作不良
の原因とならないように、図11に示すように、硬質パ
ッキング36を、ロックピン29よりコンテナの内側に
配置することができる。
【0038】上記構成の塵芥収集車の動作手順の概略を
図12に示す。図12において、(a) は空のコンテナの
搭載、(b) は内蓋のチャック装置への移し変え、(c) は
塵芥の押し込み作業、(d)(e) は塵芥収集終了時のコン
テナの内蓋による閉止、(f)は塵芥で満杯になったコン
テナの積み降ろしを示す。
【0039】(a) に示す空のコンテナの搭載は、塵芥押
し込み装置13を後方に跳ね上げた状態で、フォークリ
フト等によって空のコンテナ11を位置決めして乗せる
ことによって行なう。
【0040】(b) に示す内蓋のチャック装置への移し変
えは、塵芥押し込み装置13を、前方の定位置に戻し、
押し込みシリンダ26を伸長させ、そのチャック装置2
7を扉16に押し当てた状態で行われる。この状態で図
8及び図9に示すシリンダ33を縮小動作させると、そ
の係合金具31が内蓋18の係合部の孔28aに嵌まり
込み内蓋18がチャック装置27に結合されると同時
に、フック34のU字溝がロックピン29を内蓋内に引
き込み、投入口16aとの固定を解除する。したがっ
て、内蓋18はチャック装置27と一体化し、押し込み
シリンダ26によって前後動する押し込み板となる。
【0041】(c) に示す塵芥の押し込み作業は、図5に
示す回転板25と押し込みシリンダ26の同期運転によ
って行われる。回転板25は、テールゲート23から投
入された塵芥を、押し込みシリンダ26が退入位置(鎖
線位置)にあるとき、塵芥処理枠24の下部空間を通し
て前方上方に送り出し、待機する。この状態で押し込み
シリンダ26を伸長させ、内蓋18によって塵芥をコン
テナ内に押し込む。この押し込みシリンダ26の伸長状
態のとき、回転板25をテールゲート23の上方位置に
移動させ、次回の送り出しに備える。
【0042】(d)(e) に示す塵芥収集終了時のコンテナ
の内蓋による閉止は、押し込みシリンダ26を伸長させ
た状態で、図8に示すシリンダ33に伸長動作させるこ
とによって行われる。この伸長によって、係合金具31
は、内蓋18の係合部28の孔28aから外れると同時
に、U字溝32がロックピン29の引き込み状態を解く
ので圧縮スプリング30によって、ロックピン29は投
入口16aのロックピン挿入口16bに挿入され、内蓋
をロック状態に固定する。この内蓋18の投入口16a
への固定に伴い、図10,図11に示すシール装置36
による密閉状態の確保がなされ、塵芥及び汚水の洩れが
防止される。
【0043】(f) に示す満杯のコンテナの積み降ろし
は、塵芥押し込み装置13を後方に跳ね上げた状態で、
フォークリフト等によってコンテナ11を持ち上げて降
ろすことにより行われる。本発明の塵芥押し込み装置1
3は、押し込みシリンダ26と、その作動端に内蓋のチ
ャック装置が持つものであればよく、他の実施形態が可
能である。
【0044】この一例を図13及び図14に示して説明
する。
【0045】図13の塵芥押し込み装置13′は、押し
込み板として用いられる内蓋18を水平方向に往復動さ
せて、塵芥を押し込むものである。このため、チャック
装置27′は、塵芥処理枠24の両側に設けたガイド2
4aによって、水平方向に案内され、回転板25’の上
面は平面形状となっている。
【0046】図14の塵芥押し込み装置13”は、車輌
の前方からコンテナ11に塵芥を押し込むもので、コン
テナ11は、車輌の後部に扉16を前向けにして搭載さ
れ、塵芥押し込み装置13”は、荷台12の前方に設け
られている。これは、上方に開口した投入口38(前記
テールゲート23に相当する。)から、塵芥を矩形の塵
芥処理枠24’内に投入し、チャック装置27”に結合
した内蓋18によって、コンテナ内に押し込むもので、
この押し込みの往復運動は、荷台の最前部に配置した押
し込みシリンダ26’によって行われる。作業員による
塵芥の投入は、車輌の側方から行われ、塵芥の飛散を防
止するため投入口38には上方に広がるガイドプレート
38aが設けられている。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、コンテナの扉に設けた
内蓋18を、塵芥押し込み装置13の押し込みシリンダ
26の作動端に完全に移し換え、押し込み板として利用
するので、内蓋をコンテナ側に残し、その揺動運動によ
って、塵芥押し込みを行なう場合に比べて、1回当りの
押し込み量を多くでき、作業効率が向上する。
【0048】また、内蓋18のコンテナ11への固定と
塵芥押し込み装置13への固定が、チャック装置27の
動作のみで完全に行えるので、コンテナの積み替えを作
業性良く迅速に行える。
【0049】さらに、内蓋のシール装置36を備えたこ
とにより、塵芥及び汚水の漏れ出をなくすことができ作
業環境を改善できる。また、この洩れ出をなくしたこと
により、洩れ出防止のために投入口16aを上方に設け
る必要がなくなり、投入口16aを扉16の下部に設け
ることができる。このため、テールゲート23から作業
員によって塵芥処理枠24に投入された塵芥を、コンテ
ナ側に送る機構を、単なる回転板25として構造を簡単
にでき、持ち上げ動作も不要なので、作業効率も向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様である塵芥収集車の概観図
【図2】図1の塵芥収集車の荷台部分の拡大図
【図3】図1の塵芥収集車に搭載されるコンテナの斜視
【図4】図3のコンテナの断面を、平面方向(a),側面
方向(b),背面方向(c)の夫々について示す図
【図5】図1の塵芥収集車の荷台に搭載されるコンテナ
及び塵芥押し込み装置を示す側面図
【図6】図5のコンテナ及び塵芥押し込み装置の平面図
【図7】内蓋の構成例を示す斜視図
【図8】図7のA部を、チャック装置が密接した状態に
ついて示す断面図
【図9】図8の内蓋を、チャック装置側から見た図
【図10】扉の投入口に固定された内蓋の密閉状態を保
つシール装置を示す断面図
【図11】図10に示すシール装置の変形例を示す断面
【図12】図1の塵芥収集車の動作手順の概要を(a) か
ら(f) に順に示す図
【図13】水平方向に塵芥の押し込みを行なう塵芥押し
込み装置の実施態様を示す側面図
【図14】車輌の前方から塵芥の押し込みを行なう塵芥
押し込み装置の実施態様を示す側面図
【図15】コンテナを着脱自在に搭載する従来の塵芥収
集車の塵芥投入装置を示す断面図
【符号の説明】
10 塵芥収集車 11 コンテナ 12 荷台 13,13’,13” 塵芥押し込み装置 16 扉 16a 投入口 16b 内蓋の係止部(ロックピン挿入口) 18 内蓋 23 テールゲート 24 塵芥処理枠 25 回転板 26,26’ 押し込みシリンダ 27,27’ チャック装置 28 係合部 29 固定部(ロックピン) 30 圧縮スプリング 31 係合金具 32 内蓋のロック解除機構(U字溝) 33 チャック装置のシリンダ 34 チャック装置のフック 36,36’ シール装置 37,37’ 硬質パッキング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナを塵芥収集室として着脱自在に
    搭載し、収集した塵芥を塵芥押し込み装置によって、コ
    ンテナの投入口を通してコンテナ内に押し込む塵芥収集
    車において、 塵芥押し込み装置の押し込みシリンダの先端に着脱自在
    に取り付けられ塵芥の押し込み板として機能するととも
    に、コンテナの投入口に着脱自在に取り付けられて、こ
    れを塞ぐ内蓋と、 コンテナの投入口に設けられ内蓋を係止する係止部と、 コンテナの投入口と内蓋の間に介在し、内蓋によって閉
    じられた投入口の密閉状態を保つシール装置と、 塵芥押し込み装置の押し込みシリンダの作動端に設けら
    れた内蓋のチャック装置とを具備したことを特徴とする
    塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 内蓋に、塵芥押し込み装置のチャック装
    置に係合する係合部と、前記投入口の係止部に固定され
    る固定部が形成され、 押し込み装置のチャック装置に、内蓋の係合部に係合す
    る係合金具と、この係合金具の係合時に、内蓋の固定部
    の固定状態を解除し、係合の解除時に固定状態のロック
    を行なう内蓋ロック解除機構と、上記係合金具と内蓋ロ
    ック解除機構を動かすシリンダが設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 【請求項3】 投入口の係止部が、内側面に設けたロッ
    クピン挿入口であり、 内蓋の固定部が、内蓋の周側面に突出・退入自在に設け
    られ、スプリングによる突出方向への付勢によって上記
    ピン挿入口に挿入されるロックピンであり、 内蓋の係合部が、内蓋の外面側に突出した部分に面方向
    に開けられた穴であり、 チャック装置の係合金具が、上記内蓋の係合部の穴に挿
    入される係止片であり、内蓋ロック解除機構が、上記ロ
    ックピンの側方延長部を遊嵌させるU字溝であり、これ
    ら係合金具とロック解除機構が、チャック装置に取付け
    たシリンダによって内蓋と平行な方向に動かされるフッ
    クの先端部に形成されていることを特徴とする請求項2
    に記載された塵芥収集車。
  4. 【請求項4】 投入口の内側面が、全周に亘って外方に
    広がるテーパー形状を持ち、シール装置が、内蓋の側面
    全周の外方位置に形成されたフランジに嵌められた硬質
    パッキングであって、内蓋を投入口に嵌めたとき硬質パ
    ッキングが投入口のテーパー面に当たり圧縮されて密閉
    状態を保つことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載された塵芥収集車。
  5. 【請求項5】 硬質パッキングが、内蓋の固定部よりコ
    ンテナの内側に配置されていることを特徴とする請求項
    4に記載された塵芥収集車。
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