JP3430037B2 - プレス式塵芥収集車 - Google Patents

プレス式塵芥収集車

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JP3430037B2 JP30885098A JP30885098A JP3430037B2 JP 3430037 B2 JP3430037 B2 JP 3430037B2 JP 30885098 A JP30885098 A JP 30885098A JP 30885098 A JP30885098 A JP 30885098A JP 3430037 B2 JP3430037 B2 JP 3430037B2
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龍義 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるプレス式
塵芥収集車に関するものであり、より詳しくは塵芥投入
箱内に投入され、塵芥収容箱に搬送された塵芥の一部が
塵芥投入箱内に逆行するのを防止可能なプレス式塵芥収
集車に関するものであり、特に、ビン、缶、ペットボト
ル等の塵芥に適したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス式塵芥収集車は、図9に示
す如く、塵芥収容箱79に開閉可能に取付けられた塵芥投
入箱80の両側面に、該塵芥投入箱80の上部から下部に向
かって延びる案内レール81が設けられ、その案内レール
81に可動板82を移動可能に設けると共に、その可動板82
の下端に反転板83を回動可能に取付けられてなり、可動
板82を塵芥投入箱80の側面に連結したシリンダ(図示せ
ず)により移動させると共に、反転板83を可動板82に連
結した回動用シリンダ84により回動させることで、反転
板83が、塵芥投入箱80内のバケット85に投入された塵芥
を掻き上げ、塵芥収容箱79に搬送する構成が一般的であ
る。尚、便宜上、塵芥投入箱80に対して塵芥収容箱79方
向を「前」とし、塵芥収容箱79に対して塵芥投入箱80方
向を「後」とする。
【0003】即ち、可動板82が下降し(下降状態)、反
転板83が塵芥投入口86よりバケット85内に投入された塵
芥を回動用シリンダ84の伸長により前方側に回動して掻
き上げ(掻上状態)、そして可動板82の上昇により反転
板83が上方に移動して塵芥を塵芥収容箱79に送り込み、
塵芥を塵芥収容箱79に収容し(搬送状態)、回動用シリ
ンダ84の収縮により反転板83が後方側に回動する(反転
状態)という四つの状態を一サイクルとして、塵芥を塵
芥収容箱79に積込んでいくものである。
【0004】そして、かかるプレス式塵芥収集車にあっ
ては、掻上状態及び搬送状態にて塵芥の圧縮、減容が行
われるため、回転板式塵芥収集車や荷箱回転式塵芥収集
車に比して塵芥の積込み能力が良く、粗大ゴミを含むあ
らゆる塵芥に適応することができると共に、近年、ビ
ン、缶、ペットボトル等専用の塵芥収集車として採用さ
れるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
レス式塵芥収集車は、下降状態、掻上状態、反転状態の
三状態で、塵芥投入箱80若しくは可動板82とバケット85
との間が開口状態であるため、塵芥収容箱79に積込まれ
た塵芥の一部がバケット85内に逆行することがあり(こ
ぼれ現象)、塵芥の積込み効率を悪化させるという問題
があった。
【0006】また、塵芥の積込みを続行して、塵芥の積
込量が塵芥収容箱79の許容積込容量に近づくにつれ、塵
芥同士の弾性反発力により、こぼれ現象が頻発するた
め、塵芥の積込み効率がさらに悪化するという問題があ
った。
【0007】しかも、塵芥がビン、缶、ペットボトル等
である場合には、塵芥収容箱79から逆行したビン等がバ
ケット85から外部に飛び出すおそれこともあり、塵芥収
集の作業性が低下するという問題もあった。
【0008】さらに、塵芥収集作業者の労働集約、ゴミ
処理場への輸送効率の観点から、塵芥収容箱79に対する
塵芥の積込み能力の向上が切望されている。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、塵芥収容箱に積込まれた塵
芥の一部がバケット内に逆行するのを防止して、塵芥の
積込み効率を向上することができ、併せて、塵芥の積込
み能力を向上することができるプレス式塵芥収集車を提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係るプレス式塵芥収集車は、塵芥投入箱2 内の
通過路27を移動する搬送手段15によって、塵芥投入箱2
の塵芥投入口22に投入された塵芥を前記通過路27を介し
て塵芥収容箱1 に搬送し、積込むよう構成されたプレス
式塵芥収集車において、前記塵芥収容箱1 に積込まれた
塵芥の前記通過路27への逆行を制止すべく該通過路27を
閉塞する制止手段35が、前記搬送手段15と干渉すること
なく設けられてなることを特徴とする。
【0011】上記構成からなるプレス式塵芥収集車は、
塵芥投入箱2 の塵芥投入口22に投入された塵芥が、塵芥
投入箱2 の通過路27内で圧縮、減容されつつ、搬送手段
15により通過路27を介して搬送され、塵芥収容箱1 内に
積込まれる。そして、塵芥収容箱1 に積込まれた塵芥
は、制止手段35により塵芥収容箱1 内に維持された状態
となり、通過路27への逆行が制止される。
【0012】また、本発明に係るプレス式塵芥収集車
は、請求項2記載の如く、前記制止手段35は、前記搬送
手段15により搬送された塵芥を塵芥収容箱1 内に押込む
よう可動な構成を採用することができる。
【0013】上記構成からなる請求項2記載のプレス式
塵芥収集車にあっては、搬送手段15により塵芥が通過路
27を介して搬送された後、制止手段35が塵芥収容箱1 側
に移動することで、塵芥が塵芥収容箱1 内に押込まれる
と同時に、搬送手段15により通過路27内で圧縮、減容さ
れた塵芥がさらに圧縮、減容されることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参酌しつつ
本発明に係るプレス式塵芥収集車の実施の形態につい
て、以下説明する。
【0015】まず、図1に示す如く、本実施形態のプレ
ス式塵芥収集車は、走行車両D上に搭載され、後方に開
口部1aを有する塵芥収容箱1 と、該塵芥収容箱1 の開口
部1aに取付けられた塵芥投入箱2 とからなる。
【0016】前記塵芥収容箱1 は、後方の開口部1aが斜
状に形成された略長方形状の箱体であり、塵芥収容箱1
は走行車両D上に搭載されている。
【0017】また、該塵芥収容箱1 の開口部1aに取付け
られた前記塵芥投入箱2 は、開口部1a上面にて収容箱フ
レーム1bに回動自在に枢着されると共に、該塵芥投入箱
2 のフレーム2aが塵芥収容箱1 の収容箱フレーム1bの両
側に取付けられた開閉用シリンダ3,3 に連結されてい
る。従って、開閉用シリンダ3,3 の伸縮により、塵芥投
入箱2 は塵芥収容箱1 の開口部1aに対して開閉自在とな
るものである。
【0018】また、図1乃至図3に示す如く、塵芥投入
箱2 の両側面には、塵芥投入箱2 の上部から下部に向か
って斜めに案内レール6,6 が設けられると共に、夫々案
内レール6 には、案内溝7 が形成されており、案内レー
ル6,6 は、案内溝7,7 が互いに向き合うように配置され
ている。
【0019】さらに、前記案内レール6,6 間には、案内
溝7,7 内を転動可能なローラ8,…を四隅に備えた可動板
10が設けられ、しかも該可動板10の上端部の両側から側
方に突設された支持軸11,11 と、案内レール6,6 の下端
側とは夫々移動用シリンダ12で連結されているため、該
移動用シリンダ12が伸縮することで可動板10は案内溝7
に沿って可動となる。
【0020】また、前記可動板10の下端部には、側面視
略逆L字状の反転板16と該反転板16の両側方に取付けら
れた側板17,17 とからなる搬送手段としての反転体15が
軸14を介して枢着され、しかも該反転板16の両側の側板
17,17 の連結軸18,18 と、可動板10の上端側の前記支持
軸11,11 とは夫々回動用シリンダ19で連結されているた
め、該回動用シリンダ19が伸縮することで反転板16は軸
14を中心に回動可能となる。
【0021】以上より、前記移動用シリンダ12が伸長す
ることで可動板10が下方に移動する一方、移動用シリン
ダ12が収縮することで可動板10が上方に移動し、また、
前記回動用シリンダ19が収縮することで反転板16が後方
に回動する一方、回動用シリンダ19が伸長することで反
転板16が前方に回動するものであり、移動用シリンダ12
及び回動用シリンダ19の伸縮作動により、反転板16は四
種の位置に位置変更が可能となる。即ち、可動板10が下
降した状態(下降状態)、反転板16が回動用シリンダ19
の伸長により前方側に回動して、塵芥を掻き上げた状態
(掻上状態)、可動板10の上昇により反転板16が上方に
移動して、塵芥を塵芥収容箱1 に送り込み、塵芥を塵芥
収容箱1 に積み込んだ状態(搬送状態)、回動用シリン
ダ19の収縮により反転板16が後方側に回動した状態(反
転状態)の四種の位置である。
【0022】一方、図3に示す如く、塵芥投入箱2 の後
方には塵芥投入口22が形成されると共に、該塵芥投入口
22の下部であって、塵芥投入箱2 の底部には、例えば鋼
板等の板材からなるバケット23が設けられている。
【0023】前記バケット23は、板材を略円弧状に成形
した投入部24と、該投入部24の端部24a から前記案内レ
ール6 と略平行であって、前記塵芥収容箱1 の下面1c付
近まで延設された板状のガイド部25とからなる。従っ
て、前記バケット23は上述のように形成したものである
ため、反転板16の先端部16a がバケット23の内面と干渉
することなく、一定の間隔を維持しつつ、反転体15がバ
ケット23内を回動及び移動することとなる。
【0024】また、前記バケット23を設けることによ
り、バケット23のガイド部25と、案内レール6 及び可動
板10との間には通過路27が形成されてなり、塵芥投入口
22から投入されたバケット23内の塵芥は、通過路27を通
って塵芥収容箱1 内に積込まれる。
【0025】さらに、塵芥収容箱1 内に積込まれた塵芥
を外部に排出すべく、塵芥収容箱1内には、排出板29が
設けられ、該排出板29の下部に連結された排出用シリン
ダ30の伸縮により、排出板29が塵芥収容箱1 内を前後方
向に移動する。そして、排出用シリンダ30を伸長して排
出板29を後方に移動させた状態から塵芥の積込みを行う
ことで、移動する排出板29と反転板16との作用により塵
芥が圧縮されることとなるが、塵芥の積込みを継続して
排出用シリンダ30にある一定値以上の負荷がかかれば、
該排出用シリンダ30が収縮して排出板29が前方に移動
し、塵芥収容箱1 内の積込容量を大きくするようになさ
れている。そして、積込み作業が終われば、排出用シリ
ンダ30を伸長して排出板29を後方に移動させて、塵芥収
容箱1 内に積込まれた塵芥を外部に排出するのである。
【0026】次に、本実施形態の特徴的な部分である、
塵芥収容箱1 内に積込まれた塵芥を該塵芥収容箱1 内に
維持するための塵芥制止装置について説明する。図2又
は図3に示す如く、案内レール6 に固着されたブラケッ
ト33には、平面状の押込板36と該押込板36の両側方に取
付けられた側板37,37 とからなる制止手段としての押込
体35が軸34を介して枢着されている。
【0027】また、前記側板37,37 の連結軸38,38 と、
案内レール6,6 の上端部6a,6a とは夫々回動用シリンダ
40で連結されており、回動用シリンダ40が伸縮すること
で押込体35は軸34を中心に回動可能に構成されている。
【0028】即ち、回動用シリンダ40が伸長すれば、押
込板36が塵芥収容箱1 側に移動するようにして押込体35
が回動する結果、押込板36が塵芥収容箱1 と塵芥投入箱
2 とを仕切るように通過路27を略閉塞した状態となる一
方、回動用シリンダ40が収縮すれば、押込板36が塵芥収
容箱1 から離反するようにして押込体35が回動する結
果、押込板36が通過路27を開放した状態となる。
【0029】また、前記搬送状態にあって、押込板36の
先端36a が反転板16の板面と所定の間隔を有し、且つ、
反転板16に沿って移動するよう押込体35の寸法及び配置
の設定がされているため、押込体35は、反転体15が何れ
の位置にあっても該反転体15と干渉することなく回動す
る。
【0030】本実施の形態のプレス式塵芥収集車は、以
上の構成からなるが、以下、本実施形態のプレス式塵芥
収集車の使用態様について説明する。
【0031】まず、図4に示す如く、塵芥投入口22から
塵芥を投入することで、塵芥はバケット23の投入部24に
収容される。しかる後、回動用シリンダ19を収縮させて
反転体15を後方に回動させた状態で、可動板10を案内レ
ール6 に沿って下降させる(この状態を第一工程とす
る)。この時、反転体15の先端部16a は、投入部24の塵
芥投入口22側端縁付近に位置するものである。また、第
一工程にあっては、回動用シリンダ40が伸長すること
で、押込体35が塵芥収容箱1 側に回動し、押込板36が塵
芥収容箱1 と塵芥投入箱2 とを仕切るように通過路27を
閉塞した状態となる。
【0032】次に、図5に示す如く、回動用シリンダ19
を伸長させ、反転体15を前方に回動させる(この状態を
第二工程とする)。この際、反転体15の先端部16a がバ
ケット23の投入部24と略同一間隔を維持しつつ、反転体
15の先端部16a が投入部24の端部24a 付近に位置するま
で、反転体15が回動するのである。従って、反転体15が
回動することによって、投入部24に収容された塵芥が通
過路27まで掻き上げられる。
【0033】しかも、反転体15が回動する際、反転板16
によって塵芥がバケット23の底部に押し付けられること
となり、第一回目の塵芥の圧縮、減容が行われる。
【0034】また、反転体15が回動する際、回動用シリ
ンダ40が収縮することで、押込体35が塵芥収容箱1 から
離反するように回動し、押込板36が通過路27を開放した
状態となるため、塵芥収容箱1 と通過路27とが連通状態
となり、通過路27内の塵芥を塵芥収容箱1 内に搬送、積
込み可能となる。
【0035】さらに、図6に示す如く、反転体15を前方
に回動させたまま、可動板10を案内レール6 に沿って上
昇させる(この状態を第三工程とする)。従って、この
時、搬送手段としての反転体15は通過路27内を下方から
上方に移動することとなり、塵芥を塵芥収容箱1 まで搬
送し、塵芥収容箱1 に塵芥が積込まれる。
【0036】しかも、反転体15が移動する際、反転板16
によって塵芥が塵芥収容箱1 に押し込まれ、第二回目の
塵芥の圧縮、減容が行われる。
【0037】そして、図7に示す如く、上記状態から回
動用シリンダ40を伸長することにより、押込板36の先端
36a が反転板16の板面と所定の間隔を有し、且つ、反転
板16に沿って移動するようにして、押込体35を塵芥収容
箱1 側に回動させる(この状態を第四工程とする)。そ
こで、反転板16に搬送された塵芥は塵芥収容箱1 内に押
込まれることとなる。
【0038】しかも、押込体35が回動する際、押込板36
によって塵芥が塵芥収容箱1 に押し込まれることによ
り、第三回目の塵芥の圧縮、減容が行われる。
【0039】また、第四工程にあっては、押込板36が塵
芥収容箱1 と塵芥投入箱2 とを仕切るように通過路27を
閉塞するため、塵芥収容箱1 に積込まれた塵芥は、押込
体35により塵芥収容箱1 内に維持された状態となる。
【0040】従って、図8に示す如く、回動用シリンダ
19を収縮させ、反転体15を後方に回動させる(この状態
を第五工程とする)ことによっても、塵芥収容箱1 に積
み込まれた塵芥は、押込体35により通過路27への逆行が
制止されることとなる。
【0041】また、反転体15が通過路27から退避するこ
とにより、通過路27は塵芥投入口22と連通状態となる
が、塵芥収容箱1 に積み込まれた塵芥が通過路27を介し
て塵芥投入口22から外部に飛び出すこともない。
【0042】以上の五工程を一サイクルとして、塵芥を
塵芥収容箱1 に積込んでいくものである。
【0043】そして、積込み作業が終了すると、走行車
両Dをゴミ処理場等の目的地まで走行させ、目的地に到
達した後、図1に示す開閉用シリンダ3,3 を伸長せし
め、塵芥投入箱2,2 を回動することにより塵芥収容箱1
の開口部1aを開き、しかる後、図3に示す排出用シリン
ダ30を伸長して、排出板29を後方に移動させることで、
塵芥収容箱1 内に積込まれた塵芥を外部に排出する。
【0044】本実施形態のプレス式塵芥収集車は以上の
ように使用されるが、塵芥収容箱1と、塵芥が投入され
た投入部24とを連通する通過路27上に塵芥制止装置を設
けたため、塵芥収容箱1 に積込まれた塵芥のこぼれ現象
を防止できるという利点を有する。即ち、押込体35が塵
芥収容箱1 側に回動することにより、押込板36が塵芥収
容箱1 と塵芥投入箱2 とを仕切るように通過路27を略閉
塞した状態となり、塵芥収容箱1 に積込まれた塵芥が塵
芥収容箱1 内に維持されると共に、通過路27への逆行が
制止されるものである。
【0045】しかも、塵芥の積込みを継続して、塵芥の
積込量が塵芥収容箱1 の許容積込容量に近づくにつれ、
塵芥同士の反発力により塵芥のこぼれ現象が多発する傾
向にあるが、かかる場合であっても、上記塵芥逆行防止
装置にあっては、塵芥のこぼれ現象を完全に防止できる
という点で、顕著な効果を奏するものである。
【0046】従って、上記塵芥制止装置を採用した塵芥
収集車にあっては、こぼれ現象が発生することもないの
で、塵芥投入口22から投入された塵芥を塵芥収容箱1 側
に確実に搬送し、塵芥収容箱1 に確実に積込むことがで
き、塵芥の積込み効率を向上することができるという利
点を有する。
【0047】さらに、押込板36が塵芥収容箱1 と塵芥投
入箱2 とを仕切るように通過路27を閉塞するに際して、
押込板36が反転板16上の塵芥を塵芥収容箱1 内に押し込
む作用が生じるため、塵芥を三段階で圧縮、減容するこ
とができ、従って、従来のプレス式塵芥収集車に比し
て、積込み能力を向上することができるという利点を有
する。
【0048】従って、回転板式塵芥収集車や荷箱回転式
塵芥収集車に比して塵芥の積込み能力が極めて高いプレ
ス式塵芥収集車を提供することができ、塵芥収集作業者
の労働集約を図ると共に、ゴミ処理場への輸送効率を向
上することができるという利点を有する。
【0049】また、前記押込体35は、反転体15と干渉す
ることなく可動に構成されているため、押込体35と反転
体15とを別個独立に動かすことが可能となるという利点
を有するが、塵芥の積込み効率を鑑み、可動板10を移動
させるための移動用シリンダ12と、反転体15を回動させ
るための回動用シリンダ19と、押込体35を回動させるた
めの回動用シリンダ40とを連動させるシーケンスを設け
ることが好ましい。
【0050】尚、本発明に係る塵芥収集車は、上記実施
の形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能で
ある。即ち、上記実施形態においては、通過路27を閉塞
可能な押込板36を設けてなるが、これに限定されず、一
枚の平板を塵芥収容箱1 と塵芥投入箱2 とを仕切るよう
に出退自在に設けた構成を採用したならば、該平板によ
り塵芥収容箱1 に積み込まれた塵芥を塵芥収容箱1 に維
持することができるので本発明の意図するところであ
る。
【0051】また、制止手段としての押込体35は、回動
用シリンダ40により回動する構成によらず、押込体35が
案内レール6 側から塵芥収容箱1 の開口部1a側に直線移
動する構成も本発明の意図するところである。
【0052】さらに、上記実施形態の押込体35にあって
も、押込体35を塵芥収容箱1 から離反するように回動さ
せるタイミングは、上記第二工程の時に限定されず、第
三工程の時であってもよい。
【0053】また、押込体35を回動する手段としては、
前記回動用シリンダ40の如く、シリンダに限定されず、
モータ等であってもよく、その手段は問わない。
【0054】さらに、押込体35の形状、配置態様も適宜
設計変更可能である。
【0055】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るプレス式塵
芥収集車は、塵芥収容箱に積込まれた塵芥を該塵芥収容
箱内に維持するための制止手段が設けられてなるため、
投入部に投入された塵芥を塵芥収容箱側に確実に搬送
し、塵芥収容箱に確実に積込むことができ、塵芥の積込
み効率を向上することができる。
【0056】また、塵芥収容箱に積込まれた塵芥が通過
路に逆行することが無くなるため、ビン、缶、ペットボ
トル等の塵芥が投入部から外部に飛び出すのを好適に防
止することができる。
【0057】また、本発明に係る塵芥収集車は、請求項
2記載の如く、制止手段が搬送手段により搬送された塵
芥を塵芥収容箱内に押込むよう可動に構成されてなるた
め、通過路内での搬送状態中に搬送手段により圧縮、減
容された塵芥を、さらに圧縮、減容することができ、塵
芥収容箱への塵芥の積込み能力を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプレス式塵芥収集車の後
方斜視図。
【図2】同実施形態のプレス式塵芥収集車の塵芥投入箱
の背面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図であって、反転体が下方
に移動し、且つ後方に回動すると共に、押込体が塵芥収
容箱側に回動した状態の断面図。
【図5】図2のB−B線断面図であって、反転体が前方
に回動すると共に、押込体が塵芥収容箱から離反する方
向に回動した状態の断面図。
【図6】図2のB−B線断面図であって、反転体が上方
に移動した状態の断面図。
【図7】図2のB−B線断面図であって、押込体が塵芥
収容箱側に回動した状態の断面図。
【図8】図2のB−B線断面図であって、反転板が後方
に回動した状態の断面図。
【図9】従来のプレス式塵芥収集車の側面断面図。
【符号の説明】
D…走行車両、1 …塵芥収容箱、1a…開口部、2 …塵芥
投入箱、6 …案内レール、10…可動板、12…移動用シリ
ンダ、15…反転体、16…反転板、16a …先端部、19…回
動用シリンダ、22…塵芥投入口、23…バケット、24…投
入部、 25 …ガイド部、 27 …通過路、29…排出板、30
…排出用シリンダ、35…押込体、 36 …押込板、40…回
動用シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥投入箱(2) 内の通過路(27)を移動す
    る搬送手段(15)によって、塵芥投入箱(2) の塵芥投入口
    (22)に投入された塵芥を前記通過路(27)を介して塵芥収
    容箱(1) に搬送し、積込むよう構成されたプレス式塵芥
    収集車において、前記塵芥収容箱(1) に積込まれた塵芥
    の前記通過路(27)への逆行を制止すべく該通過路(27)を
    閉塞する制止手段(35)が、前記搬送手段(15)と干渉する
    ことなく設けられてなることを特徴とするプレス式塵芥
    収集車。
  2. 【請求項2】 前記制止手段(35)は、前記搬送手段(15)
    により搬送された塵芥を塵芥収容箱(1) 内に押込むよう
    可動に構成されてなる請求項1記載のプレス式塵芥収集
    車。
  3. 【請求項3】 前記制止手段(35)は、塵芥収容箱(1) と
    塵芥投入箱(2) とを仕切るように通過路(27)を閉塞する
    請求項1又は2記載のプレス式塵芥収集車。
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