JP2002114312A - ごみ処理方法 - Google Patents

ごみ処理方法

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JP2002114312A
JP2002114312A JP2000303615A JP2000303615A JP2002114312A JP 2002114312 A JP2002114312 A JP 2002114312A JP 2000303615 A JP2000303615 A JP 2000303615A JP 2000303615 A JP2000303615 A JP 2000303615A JP 2002114312 A JP2002114312 A JP 2002114312A
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container
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trash
closed
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English (en)
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Kiyotaka Kojima
清隆 兒島
Satoshi Saito
悟志 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみの収集から焼却までの各段階で、周囲へ
の悪臭の発散を防止する。 【解決手段】 ごみ6が収納されているごみ袋12を、
密閉構造としたごみコンテナ13内に集積させる。ごみ
コンテナ13をごみ収集車14でごみ処理施設に運び、
立体自動倉庫15に貯留させ、収集場所、収集日時ごと
の管理を行わせる。しかる後、立体自動倉庫15から送
り出したごみコンテナ13を、密閉式ホッパ16内に密
閉状態で払い出し、密閉状態を維持したまま、ごみ6を
焼却炉11に送って焼却処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみの如き可燃
性ごみを収集して焼却するまでのごみ処理方法に関する
もので、特に、ごみを密閉状態に取り扱うようにするご
み処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ごみ収集車により収集された都市ごみ等
の可燃性ごみは、通常、ごみ処理施設に搬送されて焼却
処理されるようにしてある。
【0003】上記ごみ処理施設は、図7にその一例を示
す如く、工場棟1内の前側部位置に、地上レベルG.L
よりも低くなるようにごみピット2が掘削形成され、
又、工場棟1の前面部の地上レベルG.Lに、出入口3
aにエアカーテン及び自動ドアを有するプラットホーム
3が形成されていて、上記ごみピット2とプラットホー
ム3との間には、ごみ投入扉4が開閉できるように取り
付けてあり、ごみ収集車5がプラットホーム3上に到着
すると、ごみ収集車5はごみ投入扉4の位置まで後進
し、ごみ投入扉4が開かれるとごみピット2内にごみ6
を投入し、ごみ投入を終えたごみ収集車5はプラットホ
ーム3上から施設外へ出るようにし、一方、上記ごみピ
ット2内に投入されたごみ6は一旦貯留された後、上方
のごみクレーン7により、撹拌、混合等の調質が行われ
てから、ごみホッパ8内に投入され、給じん装置9によ
り炉室10内の焼却炉11に供給されて焼却処理される
ようにしてある。
【0004】上記ごみ処理施設に搬送されてくるごみ6
は、通常、ごみ袋に収納されているが、ごみ収集車5に
圧縮して収集するときにごみ袋が破れるため、生ごみが
直接大気と接触し、ごみ収集車5で運搬する間、周囲へ
悪臭を撒き散らす原因となる。又、ごみ処理施設では、
上述したように、プラットホーム3の出入口3aにはエ
アカーテン及び自動ドアを有する等、建屋の気密性が得
られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ごみピット
2内は生ごみ臭が充満しており、その臭いがごみ収集車
5のプラットホーム3への出入時に外部に漏れ出ること
がある。
【0006】そこで、本発明は、ごみを収集して処理施
設まで搬送する間に、ごみ臭を外部へ漏らすことがない
ようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ごみが収納されているごみ袋を、密閉構
造としたごみコンテナ内に集積させ、次に、上記ごみコ
ンテナをごみ処理施設へ運搬して貯留させるようにし、
しかる後、上記ごみコンテナ内のごみ袋を密閉式ホッパ
内に払い出し、焼却炉に送って焼却させるようにするご
み処理方法とするので、常に気密状態でごみを扱うこと
ができ、臭いの漏れがなくなる。
【0008】又、ごみコンテナの貯留に立体自動倉庫を
用いるようにすることによって、ごみ計量の自動化、及
び収集場所、収集日時ごとの管理が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1(イ)(ロ)(ハ)は本発明のごみ処
理方法の作業工程の概要を示すもので、先ず、図1
(イ)に示す如く、ごみ6が収納されているごみ袋12
を、車両に積める大きさに規格化され且つ密閉構造にで
きるようにした金属製のごみコンテナ13内に密閉状態
に集積させるようにし、次に、図1(ロ)に示す如く、
ごみ袋12が集積されているごみコンテナ13をごみ収
集車14に積んでごみ処理施設へ運搬するようにする。
ごみ処理施設に運搬されたごみコンテナ13は、図1
(ハ)に示す如く、立体自動倉庫15に調質のため一旦
貯留させるようにし、しかる後、焼却炉11に給じん装
置9を介して連結設置されている密閉式ホッパ16のと
ころまでごみコンテナ13を移送させて、密閉式ホッパ
16内にごみ袋12を払い出すようにし、更に、上記給
じん装置9により、ごみ6を密閉状態を維持したまま焼
却炉11に送って焼却処理させるようにする。
【0011】上記ごみコンテナ13は、図2(イ)
(ロ)(ハ)及び図3(イ)(ロ)並びに図4、図5に
示す如き構成としてある。すなわち、長手方向の一端と
なる前端にごみ排出口20を形成し且つ長手方向の他端
となる後端を端面板21で塞いだ横長の四角筒形状とし
たコンテナ胴22を、下面部前後位置の脚23を介して
定置できるように備え、該コンテナ胴22の上面部の後
端寄り位置には、周縁をコーミング24により囲ったご
み投入口25を形成すると共に、該コーミング24に、
バックル式止め金具26の係脱操作によりヒンジ27を
支点に上下方向へ開閉できるようにしたガラス窓28付
きのごみ投入扉29を、閉鎖時にコーミング24の内周
部のパッキン30と密着できるように取り付け、又、コ
ンテナ胴22の前端のごみ排出口20部には、周端縁に
パッキン31を取り付けると共に、上端のヒンジ32を
支点として前後方向に開閉するごみ排出扉33を取り付
け、且つ該ごみ排出扉33の閉鎖状態をロックするため
のロック装置34がコンテナ胴22の前端部下面中央に
取り付けてある。
【0012】上記ロック装置34としては、たとえば、
図5に一例を示す如く、コンテナ胴22の前端下面に、
前面を開放した凹形状のケーシング35を取り付けて、
該ケーシング35内に、前端に上向きのフック部36a
を有するへの字状のフックレバー36を前後方向に配
し、該フックレバー36の中間部をケーシング35に軸
37により上下方向へ回動自在に取り付けると共に、該
軸37部に、フック部36aを常時上向きに回動付勢す
るためのねじりばね38を装着し、一方、ごみ排出扉3
3の下端に、該ごみ排出扉33の閉鎖時に上記フックレ
バー36のフック部36aに係合できるようにした下向
きのフック片39を取り付け、更に、上記フックレバー
36の後端部側をロック解除片40で前方から押すこと
によりロックが解除されるようにしてある。
【0013】又、上記コンテナ胴22内の後端部側位置
となる端面板21側の位置には、収容されたごみ袋12
をごみ排出扉33側へ押し寄せるためのプッシャー49
が配置してある。該プッシャー49は、コンテナ胴22
の内径寸法よりも僅かに小さい大きさとした前面板41
と後面板42とを有し、前面板41の後面の中心部に、
内ねじ43を有し且つ先端部外周にフランジ状の突起4
4を有する所要長さの支持管45を固設し、該支持管4
5に後面板42の中心部を摺動自在に嵌装させて、該前
面板41と後面板42の対向面部間に、前面板41と後
面板42で圧縮されることにより径方向へ膨らんでコン
テナ胴22の内壁面に密着させられるようにしたゴムパ
ッキン46を挟持させ、又、コンテナ胴22の端面板2
1の中心部に、上記支持管45を通過させ得る大きさの
孔47を設けると共に、該孔47を取り囲む端面板21
の内面位置にリング状としたパッキン48を取り付け、
上記孔47を通して支持管45を後方へ引き寄せること
により、該引き寄せ力を前面板41からゴムパッキン4
6を介し後面板42に作用させて後面板42をパッキン
48に押し付けられるようにしてある。
【0014】更に、上記後面板42のパッキン48への
押し付け状態を維持できるように、上記支持管45の引
き寄せ位置を固定するための固定装置50が端面板21
の外側に装備してある。該固定装置50は、端面板21
の外側面上方位置に後方へ向けて突設した支軸54に、
鋏状にした一対のレバー51を取り付けて、先端部が開
閉するようにしたプライヤー構造とし、且つ該一対のレ
バー51の先端部(下端部)に、上記支持管45の突起
44の内側位置に係合するようにした半円弧状のクラン
プ片52を設けると共に、一対のレバー51の基端部側
の対向面部間に引張スプリング53を装着し、該引張ス
プリング53の引張力をクランプ片52にクランプ力と
して作用させることで支持管45の位置を固定できるよ
うにしてある。
【0015】更に又、上記支持管45の内ねじ43に
は、ごみ収集車14に装備させておくようにした可搬式
油圧シリンダ55のロッド55aを螺合により連結でき
るようにしてあり、且つ該油圧シリンダ55の外側部に
は、上記固定装置50を解除するためのカム装置56が
装備されている。該カム装置56は、ハンドル57によ
り回転されるようにした軸58を、油圧シリンダ55の
外壁部に取り付けた支持フレーム59に支承させ、且つ
該軸58の先端部に、楕円形状のカム60を取り付け、
該カム60を縦向きとして固定装置50のレバー51の
基端部間に挿入した後、ハンドル57の操作でカム60
を90度回転変位させることで、レバー51先端のクラ
ンプ片52を引張スプリング53に抗し開放させるよう
にしてある。
【0016】なお、コンテナ胴22の前端部外周には、
ごみ払い出し時に、後述する密閉式ホッパ16側のラバ
ー61に当接させるためのフランジ62が設けてある。
又、コンテナ胴22のごみ排出扉33の前面部中央に
は、同じく後述する密閉式ホッパ16側の連結器63に
着脱可能に連結させるための連結具63aが取り付けて
ある。
【0017】上記ごみ収集車14は、ごみ収集場所に置
かれたごみコンテナ13を荷台に積み込んだり、荷台か
ら積み下す際に用いる揚重機64を装備している。
【0018】又、上記立体自動倉庫15は、密閉式ホッ
パ16の隣接位置に設けられ、搬入されて貯留されてい
るごみコンテナ13を、図6に示す如く、密閉式ホッパ
16の側壁に設けられたごみ受入口65の位置へ自動台
車66で斜め下向きの姿勢で移送できるようにしてあ
り、且つ密閉式ホッパ16内へごみ袋12を払い出した
後のごみコンテナ13を自動的に搬出させることができ
るようにしてある。
【0019】密閉式ホッパ16には、図6に示す如く、
側壁67の上部位置に、ごみコンテナ13の移送方向に
合わせて斜め上向きに開口する上記ごみ受入口65を有
し、該ごみ受入口65の周縁部には、ごみコンテナ13
のフランジ62を当接させてシールするためのラバー6
1が設けてある。又、上記ごみ受入口65の内側下縁部
中央には、図5に示したロック解除片40が、ロック装
置34に対応させて取り付けてある。更に、上記ごみ受
入口65部には、上端をヒンジ69止めした開閉扉70
が開閉シリンダ71の操作で該ごみ受入口65を内側か
ら開閉できるように取り付けてあり、該開閉扉70の外
面中央部には、ごみコンテナ13のごみ排出扉33に取
り付けられた連結具63aに対し、相対的に一度押すと
連結できてもう一度押すと離脱できるようにした公知の
プッシュキャッチ・プッシュオープン式の連結器63を
取り付け、更に又、開閉扉70の外面下部位置には、ス
プリング内蔵シリンダの如き押付器68が取り付けてあ
り、ごみコンテナ13のフランジ62がラバー61に当
接した位置において、ごみ排出扉33に閉じる方向の押
付力が付与されるようにしてある。
【0020】ごみ6を収集して処理する場合は、たとえ
ば、ごみ収集場所へごみコンテナ13を定置させておく
ようにして、図1(イ)に示す如く、ごみ収集日に出さ
れたごみ袋12をごみコンテナ13内に収容させるよう
にする。この際、バックル式止め金具26を外してごみ
投入扉29を開き、ごみ袋12を順に奥側へ押し込むよ
うに収容し、ごみ投入扉29を閉じてバックル式止め金
具26を掛ける、という作業を徹底して行うようにす
る。これにより、ごみ収集場所での生ごみ臭の発散をご
み投入扉29の開閉時のみに抑えることができる。すな
わち、定置時のごみコンテナ13は、ごみ投入扉29が
パッキン30でシールされ、ごみ排出扉33がパッキン
31でシールされ、又、プッシャー49の支持管45が
固定装置50で固定された状態では、前面板41と後面
板42の間の柔軟ゴムパッキン46の外周部がコンテナ
胴22の内壁面に密着しており、しかも、後面板42の
後面もパッキン48に押接しているため、ごみコンテナ
13内の生ごみ臭が外部へ漏れることはない。
【0021】次に、ごみ収集場所にごみ収集車14が到
着すると、揚重機64にてごみコンテナ13を荷台に積
み込むようにさせるが、この際、ごみコンテナ13内に
ごみ袋12がすべて収容されていなかったようなときに
は、作業員がプッシャー49により、ごみ袋12をごみ
排出扉33側へ押し寄せてごみ投入口25の付近に隙間
を形成させるようにし、この隙間に残りのごみ袋12を
収容させるようにする。上記プッシャー49を使用する
場合は、図3(イ)(ロ)に示す如く、可搬式の油圧シ
リンダ55のロッド55aの先端部を、ごみコンテナ1
3の端面板21の孔47から突出している支持管45の
内ねじ43に螺合させて接続し、次に、油圧シリンダ5
5に取り付けてあるカム装置56の楕円形のカム60
を、固定装置50のレバー51の基端部間に縦向きに挿
入した後、ハンドル57の回転操作で軸58を介して上
記カム60を90度回転変位させて横向きにさせるよう
にする。これにより、図3(ロ)に示す如く、クランプ
片52による支持管45のクランプが解除されるので、
次いで、図4に示す如く、油圧シリンダ55のロッド5
5aを伸長作動させてプッシャー49をごみ排出扉33
側へ押し込むようにする。この際、ロッド55aを伸長
作動させると、その力が前面板41に伝わることによ
り、前面板41と後面板42の間の寸法が広げられるの
で、コンテナ胴22の内壁面に密着させられていたゴム
パッキン46のコンテナ胴22内壁面に対する摺動抵抗
を減少させることができる。プッシャー49でごみ袋1
2を押し寄せた後、油圧シリンダ55のロッド55aを
収縮作動させてプッシャー49を引き戻すと、プッシャ
ー49の前部に隙間(空洞部)が形成されることにな
る。したがって、この隙間にごみ袋12を収容させるよ
うにすれば、効率よくごみ袋12を集積することができ
る。なお、プッシャー49を元の位置に引き戻した後
は、横向きにさせておいたカム60を縦向きに戻すよう
にし、これにより、クランプ片52が支持管45の先端
の突起44の内側位置に係合させられて、再びプッシャ
ー49を固定状態にすることができるので、その後、油
圧シリンダ55のロッド55aを支持管45の内ねじ4
3から外すようにする。
【0022】ごみ収集車14は各ごみ収集場所でごみコ
ンテナ13を積み込んだ後、図1(ハ)に示す如く、ご
み処理施設のプラットホーム3までごみコンテナ13を
搬送し、立体自動倉庫15にごみコンテナ13を順次格
納させ、管理貯留させるようにし、この間にごみの調質
を図るようにする。この場合、管理貯留により計量の自
動化、収集場所及び収集日時ごとの管理が可能となるの
で、ごみピットのような巨大なごみ溜めが不要となり、
又、貯留中は生ごみ臭が漏れることはないので、プラッ
トホーム3の出入口3aにはエアカーテンや自動ドアが
不要となる。したがって、ごみ処理施設の簡素化と小型
化を図ることができる。
【0023】しかる後、ごみコンテナ13内のごみは焼
却炉11で焼却処理されるが、この場合、ごみコンテナ
13は、立体自動倉庫15の所定位置に順次移動させら
れ、ここで、自動台車66に載せられて、該自動台車6
6により密閉式ホッパ16のごみ受入口65の位置まで
移送される。
【0024】図6に示す如く、ごみ受入口65の位置ま
でごみコンテナ13が運ばれると、ごみコンテナ13の
前端部外周のフランジ62がごみ受入口65の周縁部の
ラバー61に当接させられると同時に、ロック解除片4
0によりロック装置34のロックが解除され、更に、連
結具63aが連結器63に係合して連結されることにな
る。したがって、かかる状態で、開閉シリンダ71を収
縮作動させると、二点鎖線で示す如く、開閉扉70と一
体にごみ排出扉33が開かれることになる。この際、ご
みコンテナ13は斜め下向きの姿勢になっているため、
内部のごみ袋12はその傾斜に沿って滑り落ちるように
して密閉式ホッパ16内に払い出されるが、必要に応じ
てプッシャー49による押し寄せ操作を併用させるよう
にしてもよい。
【0025】密閉式ホッパ16内へごみコンテナ13内
のごみ袋12が払い出されると、開閉シリンダ71を伸
長作動させて開閉扉70とごみ排出扉33を閉じるよう
にするが、この際、連結器63と連結具63aとの関係
は、扉70と33を開くときには引き力であったもの
が、扉70と33を閉じるときには押し力となるため、
引き力から押し力に変化した時点で両者の係合は解除さ
れた状態となる。扉70と33が閉じられると、自動台
車66を逆走させるようにし、この際、逆走初期は、押
付器68による押付力がごみ排出扉33に作用している
ので、ごみ排出扉33は自重で開くことはなく、したが
って、この逆走によりロック解除片40がロック装置3
4のフックレバー36から離れると、ごみ排出扉33は
再びロック状態にさせられる。したがって、密閉状態を
維持したまま搬出されることになる。
【0026】一方、密閉式ホッパ16内に払い出された
ごみ袋12は給じん装置9により密閉を維持したまま焼
却炉11へ送られることから、生ごみ臭が施設外へ漏れ
ることがない。
【0027】このように、本発明では、常にごみ6を気
密状態に取り扱うようにすることから、臭い漏れがな
く、ごみ6の集積から貯留、焼却まで一貫した自動化が
可能である。
【0028】なお、本発明は、図示し説明した実施の形
態にのみ限定されるものではなく、ごみコンテナ13は
金属製のものを例示したが、プラスチック製でもよいこ
と、又、ロック装置34としては電子式や電磁式等を採
用してもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のごみ処理方法
によれば、ごみが収納されているごみ袋を、密閉構造と
したごみコンテナ内に集積させ、次に、上記ごみコンテ
ナをごみ処理施設へ運搬して貯留させるようにし、しか
る後、上記ごみコンテナ内のごみ袋を密閉式ホッパ内に
払い出し、焼却炉に送って焼却させるようにし、又、ご
みコンテナの貯留に立体自動倉庫を用いるようにするの
で、次の如き優れた効果を発揮する。
【0030】1)ごみを取り扱う各段階で悪臭の発生をほ
ぼ抑えることができる。
【0031】2)規格化されたごみコンテナによる輸送
(運搬)により、ごみ収集車としては特殊車両が不要と
なり、普通トラックを用いることができる。
【0032】3)立体自動倉庫でごみの管理貯留により計
量の自動化、収集場所、収集日時ごとの管理を行うこと
ができることから、ごみピットのような巨大なごみ溜め
が不要となり、ごみ焼却施設の簡素化と小型化を図るこ
とができ、更に、悪臭の発生を抑えることができること
から、ごみ焼却施設立地の環境改善を図ることができ
る。
【0033】4)作業員が直接ごみに手を触れずに作業を
行うことができる(臭いも吸わないでできる)ため、作
業環境を大幅に改善することができる。
【0034】5)ごみの貯留から焼却までの完全自動化を
図ることができることから、人手が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のごみ処理方法の実施の一形態を示すも
ので、(イ)(ロ)(ハ)は各作業工程を示す概略図で
ある。
【図2】本発明のごみ処理方法で採用するごみコンテナ
を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は(イ)のA−
A方向矢視図、(ハ)は平面図である。
【図3】ごみコンテナのプッシャーを作動させる際の準
備状況を示すもので、(イ)は切断側面図、(ロ)は
(イ)のB−B方向矢視図である。
【図4】ごみコンテナのプッシャーを作動させた状態を
示す切断側面図である。
【図5】ごみコンテナのごみ排出扉用ロック装置の一例
を示す拡大図である。
【図6】ごみコンテナと密閉式ホッパとの関係を示すも
ので、図1(ハ)のC部拡大図である。
【図7】ごみ処理施設の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
6 ごみ 11 焼却炉 12 ごみ袋 13 ごみコンテナ 15 立体自動倉庫 16 密閉式ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E025 AA04 BA10 DE01 DE08 3F022 EE09 FF01 JJ11 LL05 4D004 AA46 CA28 CB31 CB42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみが収納されているごみ袋を、密閉構
    造としたごみコンテナ内に集積させ、次に、上記ごみコ
    ンテナをごみ処理施設へ運搬して貯留させるようにし、
    しかる後、上記ごみコンテナ内のごみ袋を密閉式ホッパ
    内に払い出し、焼却炉に送って焼却させるようにするこ
    とを特徴とするごみ処理方法。
  2. 【請求項2】 ごみコンテナの貯留に立体自動倉庫を用
    いるようにする請求項1記載のごみ処理方法。
JP2000303615A 2000-10-03 2000-10-03 ごみ処理方法 Pending JP2002114312A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024892A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 日本クリーンシステム株式会社 塵芥貯留装置

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JP2017024892A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 日本クリーンシステム株式会社 塵芥貯留装置
WO2017018170A1 (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 日本クリーンシステム株式会社 塵芥貯留装置

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