JPH0952550A - カップホルダ - Google Patents

カップホルダ

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JPH0952550A
JPH0952550A JP22717695A JP22717695A JPH0952550A JP H0952550 A JPH0952550 A JP H0952550A JP 22717695 A JP22717695 A JP 22717695A JP 22717695 A JP22717695 A JP 22717695A JP H0952550 A JPH0952550 A JP H0952550A
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JP
Japan
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cup
frame body
frame
body case
mounting member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22717695A
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English (en)
Inventor
Norifumi Tanaka
典文 田中
Shigeru Yabutani
茂 藪谷
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦長で大容量のカップを起立状態に保持する場
合であっても枠体がぐらつくのを防止し、そのカップを
安定した姿勢に維持する。 【解決手段】カップホルダ12は本体ケース13、カップ載
置部材14、枠体15及び回動規制手段を備える。カップ載
置部材14は本体ケース13に傾動可能に連結され、カップ
ホルダ12の使用時には本体ケース13から前方へ突出して
カップを載置するための姿勢となり、不使用時には本体
ケース13に収納される。枠体15はカップ載置部材14に軸
25により回動可能に支持され、カップホルダ12の使用時
には略水平状態にされてカップ載置部材14上のカップを
起立状態に保持し、不使用時には略垂直状態にされて本
体ケース13に収納される。枠体15は、その回動とともに
変位する変位部を有している。回動規制手段の一部は変
位部の移動軌跡上に配置された板ばね31によって構成さ
れ、水平状態にされた枠体15の回動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば自動車の室内
に配置され、カップ、缶等を保持するカップホルダに係
り、特に縦長で大容量の容器を起立状態に保持するのに
適したカップホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば自動車の室内で、ジュ
ース、コーヒー等の入ったカップ、缶等を起立状態に保
持するためのカップホルダが種々提案・実用化されてい
る。本出願人も、図7〜図10に示すものを特願平6−
92746号として先に出願している。このカップホル
ダ51は本体ケース52と、その本体ケース52に傾動
可能に連結されたカップ載置部材53と、同載置部材5
3に連結された枠体54とを備える。枠体54は、軸5
5によりカップ載置部材53に回動可能に支持された一
対の枠構成部材56,57からなる。
【0003】このカップホルダ51の使用時には、図7
〜図9に示すように、カップ載置部材53が本体ケース
52から前方(図8の左方)へ倒されて、カップ58を
受け止めることのできる姿勢となる。また、両枠構成部
材56,57が開放されて略水平状態となる。このた
め、カップ載置部材53上にカップ58を置き、そのカ
ップ58を両枠構成部材56,57によって起立状態に
保持することが可能である。この際、両枠構成部材5
6,57は軸55上に装着されたねじりコイルばね(図
示略)によって、図9において矢印で示すように互いに
反対方向へ回動付勢される。そして、付勢された各枠構
成部材56(57)は他方の枠構成部材57(56)に
当たって水平状態に保たれる。
【0004】カップホルダ51の不使用時には、図10
に示すようにカップ載置部材53は後方へ起こされて本
体ケース52に収納される。また、両枠構成部材56,
57は略垂直状態となるよう折り畳まれて本体ケース5
2に収納される。このようにカップ載置部材53及び両
枠構成部材56,57が本体ケース52に収納される
と、カップホルダ51全体がコンパクトになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のカップホルダ51によると、比較的小容量のカップ
を保持することはできても、縦長で大容量のカップを起
立状態に保持するには適していない。これは、ねじりコ
イルばねによる回動付勢力のみによって、両枠構成部材
56,57を水平状態に保持しようとしているので、縦
長で大容量のカップを保持しようとした場合、水平状態
の両枠構成部材56,57が図9の矢印とは反対方向へ
回動してぐらつき、カップの姿勢が不安定となるおそれ
があるからである。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は縦長で大容量のカップを起立状態
に保持する場合であっても枠体がぐらつくのを防止し、
そのカップを安定した姿勢に維持することのできるカッ
プホルダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、本体ケースと、使用
時には前記本体ケースの外部へ突出してカップを載置す
るための姿勢となり、不使用時には本体ケースに収納さ
れるカップ載置部材と、前記カップ載置部材に軸により
回動可能に支持され、使用時には略水平状態にされて前
記カップ載置部材上のカップを起立状態に保持し、不使
用時には略垂直状態にされて前記カップ載置部材ととも
に本体ケースに収納される枠体と、水平状態にされた枠
体の回動を規制する回動規制手段とを備えている。
【0008】この第1の発明におけるカップホルダの不
使用時には、枠体が略垂直状態にされて、カップ載置部
材とともに本体ケースに収納される。カップホルダの使
用時には、カップ載置部材が本体ケースから突出し、枠
体が略水平状態となる。カップ載置部材上にカップを載
置し、そのカップを枠体によって起立状態に保持するこ
とが可能である。このとき、枠体の回動は回動規制手段
によって規制される。従って、前記カップが縦長の大容
量の容器であっても、枠体は回動してぐらつくことがな
く略水平状態に維持される。
【0009】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記枠体はその回動とともに変位する
変位部を有しており、前記回動規制手段は前記変位部の
移動軌跡上であって、枠体が略水平状態となったときの
変位部の近傍に配置された弾性部材を備えている。
【0010】この第2の発明では、カップホルダの使用
に際し、枠体が回動して略垂直状態から略水平状態へ切
換わる場合、その枠体の回動にともない変位部が変位す
る。同様に、カップホルダの収納に際し、枠体が回動し
て略水平状態から略垂直状態へ切換わる場合、その枠体
の回動にともない変位部が変位する。変位部の移動軌跡
上に配置された弾性部材は、同変位部の変位を妨げよう
とする。しかも、この弾性部材は枠体が略水平状態とな
ったときの変位部の近傍に位置している。従って、枠体
が一旦水平状態になると、同枠体が垂直状態となる方向
へ回動することが弾性部材によって規制される。なお、
変位部が弾性部材を弾性変形させて乗り越えると、枠体
の回動が可能となる。
【0011】請求項3に記載の第3の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記カップ載置部材は、前記枠体の軸
とは異なる方向へ延びる支軸により前記本体ケースに傾
動可能に支持されており、同本体ケース及び枠体間に
は、収納のための支軸を中心としたカップ載置部材の傾
動を、その傾動の向きを変えて略水平状態の枠体に伝達
し、同枠体を軸を中心として回動させて略垂直状態にす
る状態変更手段を設けている。
【0012】この第3の発明では、収納のために支軸を
中心としてカップ載置部材が傾動させられると、その傾
動は状態変更手段によって向きが変えられて、略水平状
態の枠体に伝達される。枠体は軸を中心として回動させ
られ、略垂直状態となる。従って、カップホルダを収納
状態にするためにカップ載置部材を傾動させれば、その
傾動に関連して水平状態の枠体が回動して垂直状態に切
換わり、同カップ載置部材及び枠体が本体ケースに収納
される。この際、カップ載置部材の傾動とは別に枠体を
回動させなくてもよい。
【0013】請求項4に記載の第4の発明は、第3の発
明の構成に加え、前記状態変更手段は、前記本体ケース
においてカップ載置部材の傾動方向に沿って形成された
切欠きと、前記枠体に設けられ、かつカップ載置部材の
支軸を中心とした傾動にともない前記切欠き上を摺接
し、その摺接により軸を中心として枠体を回動させる突
起とから構成されている。
【0014】この第4の発明では、収納のために支軸を
中心としてカップ載置部材が傾動させられると、枠体の
突起が本体ケースの切欠き上を摺接する。その摺接によ
って、軸を中心として枠体が回動させられ、同枠体が水
平状態から垂直状態に切換えられる。このように枠体及
び本体ケースの形状を工夫するだけで、カップ載置部材
の傾動に枠体を連動させることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、第1〜第4の発明を具体化
した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
【0016】図1,3に示すように、自動車の室内に
は、ジュース等の飲料水の入った縦長で大容量の容器
(以下、カップという)11を起立状態に保持するため
のカップホルダ12が配置されている。ここでのカップ
は、紙、合成樹脂等からなる、いわゆる紙コップ以外に
も、瓶(ボトル)や、缶を含むものとする。カップホル
ダ12は、大別して本体ケース13、カップ載置部材1
4及び枠体15からなる。本体ケース13は、カップホ
ルダ12の不使用時にカップ載置部材14及び枠体15
を収納するためのものである。本体ケース13は左右一
対の側壁16,17を備えている。両側壁16,17は
平板状をなし、互いに平行となるように離間配置されて
いる。
【0017】両側壁16,17の前部(図1の左側部)
の下端にはカップ載置部材14が連結されている。カッ
プ載置部材14は載置部18、第1支持片19及び第2
支持片21から構成され、全体として側面略U字状をな
している。載置部18はカップ11を載置するための箇
所であり、長尺状をなしている。第1支持片19及び第
2支持片21はいずれも載置部18の端部において互い
に平行となるように形成され、しかもその載置部18に
対し直交している。
【0018】カップ載置部材14における第2支持片2
1の基端部には支軸22が左右方向に挿通され、この支
軸22が前記本体ケース13の両側壁16,17に支持
されている。カップ載置部材14はこの支軸22を中心
として傾動可能である。より詳しくは、カップ載置部材
14は、カップホルダ12の使用時には本体ケース13
から前方へ突出するように倒されて、前記載置部18に
よってカップ11を載置するための姿勢となる。カップ
載置部材14は、カップホルダ12の不使用時には本体
ケース13の両側壁16,17間及びその近傍の空間に
収納される。
【0019】前記カップ載置部材14において、載置部
18及び両支持片19,21によって囲まれる空間には
一部材よりなる枠体15が配置されている。枠体15は
カップ11よりも若干大径の孔23を有し、全体として
略四角環状をなしている。枠体15の一辺からは回動中
心部24が外側方へ向けて突出している。この回動中心
部24は軸25によって第2支持片21の先端部に回動
可能に支持されている。枠体15において前記回動中心
部24に対向する箇所もまた、軸26により第1支持片
19の先端部に回動可能に支持されている。両軸25,
26が延びる方向は、前述したカップ載置部材14の支
軸22の延びる方向とは異なっている。この場合、軸2
5,26及び支軸22は互いに直交している。
【0020】そして、この枠体15は、カップホルダ1
2の使用時には略水平状態にされて前記カップ載置部材
14上のカップ11を起立状態に保持する。この際、回
動中心部24の先端は本体ケース13の両側壁16,1
7間に入り込んでいる。枠体15は、カップホルダ12
の不使用時には略垂直状態にされて前記カップ載置部材
14とともに本体ケース13及びその近傍の空間に収納
される。
【0021】枠体15を第2支持片21に支持する軸2
5上にはねじりコイルばね(図示略)が装着されてい
る。このねじりコイルばねは、図5において矢印で示す
ように枠体15を常に反時計回り方向へ回動付勢してい
る。そのため、カップホルダ12の使用に際し、本体ケ
ース13内に収納されているカップ載置部材14が前方
へ傾動させられて倒されると、それまで本体ケース13
内において垂直状態に保たれていた枠体15が反時計回
り方向へ自動的に回動する。
【0022】また、本体ケース13及び枠体15間には
状態変更手段が設けられている。同手段は、収納のため
の支軸22を中心としたカップ載置部材14の傾動を、
その傾動の向きを変えて略水平状態の枠体15に伝達
し、同枠体15を軸25,26を中心として回動させて
略垂直状態にするためのものである。この状態変更手段
について詳述すると、図6に示すように、本体ケース1
3の右側の側壁17の前端にはカップ載置部材14の傾
動方向に沿って凹む切欠き27が形成されている。枠体
15の回動中心部24の一側面には軸25に沿って延び
る突起28が形成されている。この突起28は枠体15
が水平状態のとき切欠き27の上端に接触している。同
突起28は、カップ載置部材14の支軸22を中心とし
た傾動にともない切欠き27上を摺接し、その摺接によ
り軸25,26を中心として枠体15を図6の矢印方向
へ回動させるものである。そして、これらの切欠き27
及び突起28によって状態変更手段が構成されている。
【0023】カップホルダ12は、枠体15が水平状態
にされたとき、同枠体15が回動するのを規制するため
の回動規制手段を備えている。図4,5に示すように、
前記枠体15の回動中心部24において、前記突起28
が設けられた側面とは反対側の側面には変位部29が突
設されている。変位部29は枠体15の回動とともに、
軸25を中心とする円に沿って移動する。本体ケース1
3の左側の側壁16において、前記変位部29の移動軌
跡上には回動規制手段の一部を構成する弾性部材が取付
けられている。ここでは、弾性部材として、上下に細長
い板ばね31が用いられている。板ばね31は、その中
間部分において変位部29側へ膨出するように曲げ形成
されており、主にこの膨出部31aにおいて弾性変形す
るようになっている。
【0024】また、前述した切欠き27の上部には、前
記板ばね31とともに回動規制手段を構成するストッパ
部32が斜めに形成されている。このストッパ部32
は、枠体15が水平状態にされて、突起28が切欠き2
7に接触しているとき、それ以上枠体15が図5の反時
計回り方向へ回動するのを阻止する機能を有している。
【0025】なお、図1,2に示すように、前記枠体1
5において孔23の周囲には指入れ孔33が連続して形
成されている。この指入れ孔33は、枠体15の孔23
の壁面とカップ11との間に隙間がほとんどない場合に
指を入れて、その枠体15からカップ11を取り出しや
すくするためのものである。また、図3に示すように、
カップ載置部材14の第1支持片19には押圧爪34が
軸35によって傾動可能に支持されている。軸35上に
は、押圧爪34を常に上方へ回動付勢するねじりコイル
ばね(図示略)が装着されている。同コイルばねによっ
て付勢された押圧爪34はカップ11を後方へ押し付
け、同カップ11が枠体15内でがたつくのを防止す
る。
【0026】次に、前記のように構成されたカップホル
ダ12の作用及び効果について説明する。図2はカップ
ホルダ12の不使用時の状態を示している。このときに
は、枠体15が略垂直状態にされて、カップ載置部材1
4とともに本体ケース13に収納されている。枠体15
の突起28は本体ケース13の切欠き27から大きく離
間し、同本体ケース13の内底部に位置している。この
ようにカップ載置部材14や枠体15が本体ケース13
に収納されると、カップホルダ12は全体がコンパクト
となり、車室内で同カップホルダ12の占める空間が小
さくなる。枠体15はねじりコイルばねの付勢力によっ
て回動しようとするが、その回動は枠体15と本体ケー
ス13の左右両側壁16,17との接触によって規制さ
れる。
【0027】カップホルダ12を用いてカップ11を起
立状態に保持する場合には、例えば前述した図2におけ
るカップ載置部材14を把持し、これを前方へ傾動させ
る。この傾動にともない枠体15の大部分が本体ケース
13から抜け出て、突起28が切欠き27に対応する箇
所まで移動し、変位部29が板ばね31に対応する箇所
まで移動する。すると、枠体15は前記ねじりコイルば
ねの付勢力によって、図5において反時計回り方向へ自
動的に回動する。同図5において二点鎖線で示す位置に
保持されていた変位部29及び突起28も、前記枠体1
5とともに同方向へ変位しようとする。
【0028】カップ載置部材14が所定の位置まで倒さ
れ、変位部29が板ばね31の膨出部31aを弾性変形
させながら乗り越えると、突起28が切欠き27内に入
り込んでストッパ部32に当接し、枠体15のそれ以上
の回動が阻止され、枠体15が図1,3に示すように略
水平状態となる。このため、使用者はカップホルダ12
の使用に際し、カップ載置部材14の傾動とは別に、そ
の都度枠体15を回動させなくてもすみ、操作性がよ
い。
【0029】枠体15が水平状態になれば、使用者は枠
体15の孔23に対し、その上方からカップ11を入れ
て、これをカップ載置部材14の載置部18上に置けば
よい。このようにすると、カップ載置部材14及び枠体
15によってカップ11を起立状態に保持することがで
きる。このとき、枠体15の突起28が切欠き27のス
トッパ部32に当接していることから、枠体15は図5
の反時計回り方向へ回動不能である。
【0030】また、変位部29の移動軌跡上に位置して
いる板ばね31の膨出部31aは、時計回り方向への変
位部29の変位を妨げようとする。このため、枠体15
が一旦水平状態になると、同枠体15が垂直状態となる
方向へ回動することが膨出部31aによって規制され
る。その結果、縦長で大容量のカップ11であっても枠
体15はぐらつくことなく略水平状態に維持される。換
言すると、枠体15の不用意な回動を抑制し、前記カッ
プ11を安定した姿勢に維持することができる。ここ
で、本実施の形態では、枠体15の水平状態からの回動
を規制するために変位部29及び板ばね31を用いてい
る。このため、複雑な機構を付加しなくても、同枠体1
5の形状を工夫(変位部29を形成)し、板ばね31を
配置するという簡単な構成を採るだけでよい。
【0031】カップ11を保持する必要がなくなって、
カップホルダ12を収納する場合には、例えばカップ載
置部材14の第1支持片19を把持し、支軸22を中心
としてカップ載置部材14を後方へ傾動させる。この傾
動は切欠き27及び突起28によって向きが変えられ
て、略水平状態の枠体15に伝達される。前記傾動にと
もない、枠体15の変位部29がねじりコイルばねの回
動付勢力に抗して板ばね31の膨出部31aを弾性変形
させながら乗り越えるとともに、突起28が本体ケース
13の切欠き27上を摺接する。枠体15の時計回り方
向への回動の妨げとなるものがなくなる。前記傾動にと
もない突起28が切欠き27上を摺接すると、軸25,
26を中心として枠体15が時計回り方向へ回動させら
れ、同枠体15が水平状態から垂直状態に切換えられ
る。さらに、カップ載置部材14を傾動させると、垂直
状態となった枠体15がカップ載置部材14とともに本
体ケース13の左右両側壁16,17間に収納される。
【0032】このようにカップホルダ12を収納状態に
する際に使用者は、カップ載置部材14を把持して後方
へ傾動させるだけでよい。こうすると、その傾動に関連
して水平状態の枠体15が回動して垂直状態に切換わ
り、同カップ載置部材14及び枠体15が本体ケース1
3に収納される。この際、カップ載置部材14の傾動と
は別に枠体15を回動させなくてもよいので、収納時の
操作性がよい。
【0033】本実施の形態ではカップ載置部材14の傾
動に関連して枠体15を回動させるための機構として、
切欠き27及び突起28を用いている。従って、複雑な
機構を付加しなくてもよく、枠体15及び本体ケース1
3の形状を工夫する(切欠き27及び突起28の形成)
だけでよい。
【0034】なお、本発明は次に示す別の実施の形態に
具体化することができる。回動規制手段として板ばね3
1に代えて他の弾性部材を用いてもよい。このような弾
性部材としては、例えばゴム、エラストマー等の高分子
材料を用いることができる。この場合にも前述した実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0035】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、各形態から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1に記載のカップホルダにおいて、前記カ
ップ載置部材及び枠体間には、枠体を略水平状態となる
方向へ常に回動付勢するばねを設けたカップホルダ。こ
のような構成とすることにより、カップホルダの使用の
ために、本体ケースに収納されているカップ載置部材が
傾動されて同本体ケースから突出させられると、その傾
動にともない枠体が軸を中心として回動し、水平状態に
なる。このため、使用者はカップホルダの使用に際し、
その都度枠体を回動させなくてもすみ、操作性が向上す
る。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明によれ
ば、縦長で大容量のカップを起立状態に保持する場合で
あっても枠体がぐらつくのを防止し、そのカップを安定
した姿勢に維持することができる。
【0037】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加え、複雑な機構を付加しなくても簡単な構成で枠体の
水平状態からの回動を規制することができる。第3の発
明によれば、第1の発明の効果に加え、使用者はカップ
ホルダの収納に際しカップ載置部材を傾動させるだけで
よく、その都度枠体を回動操作しなくてもすみ、操作性
が向上する。
【0038】第4の発明によれば、第3の発明の効果に
加え、複雑な機構を付加しなくても簡単な構成で枠体を
カップ載置部材の傾動に連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用時におけるカップホルダの部分斜視図。
【図2】不使用時におけるカップホルダの側断面図。
【図3】使用時におけるカップホルダの側面図。
【図4】図1のIVーIV線拡大断面図。
【図5】図1のVーV線拡大断面図。
【図6】切欠き及び突起の周辺の部分側面図。
【図7】使用時における従来のカップホルダの部分斜視
図。
【図8】使用時における従来のカップホルダの側断面
図。
【図9】図7のIXーIX線拡大断面図。
【図10】不使用時における従来のカップホルダの側断
面図。
【符号の説明】
11…カップ、13…本体ケース、14…カップ載置部
材、15…枠体、22…支軸、25,26…軸、27…
状態変更手段の一部を構成する切欠き、28…状態変更
手段の一部を構成する突起、29…変位部、31…回動
規制手段の一部を構成する弾性部材(板ばね)、32…
回動規制手段の一部を構成するストッパ部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(13)と、 使用時には前記本体ケース(13)の外部へ突出してカ
    ップ(11)を載置するための姿勢となり、不使用時に
    は本体ケース(13)に収納されるカップ載置部材(1
    4)と、 前記カップ載置部材(14)に軸(25,26)により
    回動可能に支持され、使用時には略水平状態にされて前
    記カップ載置部材(14)上のカップ(11)を起立状
    態に保持し、不使用時には略垂直状態にされて前記カッ
    プ載置部材(14)とともに本体ケース(13)に収納
    される枠体(15)と、 水平状態にされた枠体(15)の回動を規制する回動規
    制手段(31,32)とを備えたカップホルダ。
  2. 【請求項2】 前記枠体(15)はその回動とともに変
    位する変位部(29)を有しており、前記回動規制手段
    は前記変位部(29)の移動軌跡上であって、枠体(1
    5)が略水平状態となったときの変位部(29)の近傍
    に配置された弾性部材(31)を備えている請求項1に
    記載のカップホルダ。
  3. 【請求項3】 前記カップ載置部材(14)は、前記枠
    体(15)の軸(25,26)とは異なる方向へ延びる
    支軸(22)により前記本体ケース(13)に傾動可能
    に支持されており、同本体ケース(13)及び枠体(1
    5)間には、収納のための支軸(22)を中心としたカ
    ップ載置部材(14)の傾動を、その傾動の向きを変え
    て略水平状態の枠体(15)に伝達し、同枠体(15)
    を軸(25,26)を中心として回動させて略垂直状態
    にする状態変更手段(27,28)を設けた請求項1に
    記載のカップホルダ。
  4. 【請求項4】 前記状態変更手段は、前記本体ケース
    (13)においてカップ載置部材(14)の傾動方向に
    沿って形成された切欠き(27)と、前記枠体(15)
    に設けられ、かつカップ載置部材(14)の支軸(2
    2)を中心とした傾動にともない前記切欠き(27)上
    を摺接し、その摺接により軸(25,26)を中心とし
    て枠体(15)を回動させる突起(28)とから構成さ
    れている請求項3に記載のカップホルダ。
JP22717695A 1995-08-12 1995-08-12 カップホルダ Withdrawn JPH0952550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19845930A1 (de) * 1998-10-06 2000-04-20 Sego Gmbh Becherhalteranordnung für ein Kraftfahrzeug
EP1167117A3 (de) * 2000-06-28 2002-12-04 Fischerwerke Arthur Fischer GmbH & Co. KG Halter für einen Getränkebehälter zum stehenden Einbau in einem Kraftwagen

Cited By (3)

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