JPH0952416A - スタンプ用カセット - Google Patents

スタンプ用カセット

Info

Publication number
JPH0952416A
JPH0952416A JP7229604A JP22960495A JPH0952416A JP H0952416 A JPH0952416 A JP H0952416A JP 7229604 A JP7229604 A JP 7229604A JP 22960495 A JP22960495 A JP 22960495A JP H0952416 A JPH0952416 A JP H0952416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stencil
stamp
original plate
cassette
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7229604A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Suyama
健司 須山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7229604A priority Critical patent/JPH0952416A/ja
Priority to KR1019960033724A priority patent/KR100199778B1/ko
Priority to CN96109517A priority patent/CN1146954A/zh
Publication of JPH0952416A publication Critical patent/JPH0952416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔版原板をロール状に巻く点に着目し、孔版
形成装置に対する孔版原板のセット、および孔版原板の
保管を容易にし、孔版原板の取り扱いを簡単にする。 【解決手段】 孔版形成装置に装着されるスタンプ用カ
セット13のカセット本体21内に、和紙と熱可塑性合
成樹脂フィルムとを貼り合わせたスタンプ用の孔版原板
20をロール状に巻いた状態で収納した。したがって、
孔版形成装置に対する孔版原板20のセット、および孔
版原板20の保管が容易にでき、孔版原板20の取り扱
いが簡単になり、しかも孔版原板20に和紙を採用した
ので、従来のような繊維を織った布を用いた場合に比べ
て厚さを薄くでき、ロール状に巻いても全体が大きくな
らず、スタンプ用カセットをコンパクトに構成でき、か
つ和紙であるから、切断などの加工時に従来の布などに
比べてほぐれにくく、加工しやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被印刷用紙に順
次印刷するスタンプ装置の印刷原板を作成する際に用い
るスタンプ用カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】印刷原板を用いて被印刷用紙に順次印刷
するスタンプ装置では、予め、孔版形成装置で印刷原板
を作成する必要がある。この孔版形成装置では、サーマ
ルヘッドで孔版原板にドット状の穿孔部を形成すること
により、印刷原板を作成している。この印刷原板は、ス
タンプ本体に装着されてインクが供給されることによ
り、被印刷用紙に順次印刷することができる。ところ
で、孔版形成装置で用いられる孔版原板は、合成繊維や
天然繊維などの繊維を織り込んだ布に合成樹脂フィルム
を貼り合わせたものであり、合成樹脂フィルムがサーマ
ルヘッドの熱で溶融されて穿孔されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな孔版形成装置で印刷原板を作成するためには、孔版
原板を孔版形成装置にその都度セットしなければならな
いため、孔版原板の位置合わせが面倒であり、しかも使
用しない孔版原板を保管しておかなければならないた
め、孔版原板の取り扱いが面倒であるという問題があっ
た。この発明の課題は、孔版原板をロール状に巻く点に
着目し、孔版形成装置に対する孔版原板のセット、およ
び孔版原板の保管を容易にし、孔版原板の取り扱いを簡
単にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
孔版形成装置に装着されるスタンプ用カセットであっ
て、内部に和紙と熱可塑性合成樹脂フィルムとを貼り合
わせたスタンプ用の孔版原板をロール状に巻いた状態で
収納したから、孔版形成装置に対する孔版原板のセッ
ト、および孔版原板の保管が容易にでき、孔版原板の取
り扱いが簡単になり、しかも孔版原板に和紙を採用した
ので、従来のような繊維を織った布を用いた場合に比べ
て厚さを薄くでき、ロール状に巻いても全体が大きくな
らず、スタンプ用カセットをコンパクトに構成でき、か
つ和紙であるから、切断などの加工時に従来の布などに
比べてほぐれにくく、加工しやすい。
【0005】請求項2記載の発明は、多孔性支持体と熱
可塑性合成樹脂フィルムとを貼り合わせてなるスタンプ
用の孔版原板と、この孔版原板を支持する支持部材とを
重ね合わせてロール状に巻いた状態でカセット本体内に
収納したから、請求項1記載の発明と同様、孔版形成装
置に対する孔版原板のセット、および孔版原板の保管が
容易にできるほか、特に孔版原板を支持部材で支持する
ことができるので、例えばロール状に巻かれた孔版原板
を送り出して穿孔する際、孔版原板が捩れたりせずに良
好に穿孔作業が行なえる。この場合、請求項3に記載の
ごとく、多孔性支持体と支持部材との間に両者を剥離可
能に接着する剥離層を設ければ、孔版原板を支持部材で
確実に支持することができるとともに、必要に応じて孔
版原板から支持部材を容易に剥離することができる。ま
た、請求項4に記載のごとく、多孔性支持体と支持部材
との間に摩擦用シートを介在させれば、摩擦用シートで
多孔性支持体と支持部材との両者の間に摩擦を生じさせ
ることができ、これにより孔版原板の穿孔時などに多孔
性支持体と支持部材とがずれないように良好に支持する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図8を参照して、この発
明のスタンプ用カセットの第1実施形態について説明す
る。図1はスタンプ用カセットが使用できるラベルプリ
ンタの外観斜視図であり、図2はその要部を示す拡大斜
視図である。ここで、ラベルプリンタとは、所望の場所
で所望の情報をテープに手軽に印刷し、印刷されたテー
プを所定個所で切断することにより、ラベルとして使用
できるハンディタイプの印刷装置のことである。このラ
ベルプリンタの装置本体1の上面には、図1に示すよう
に、データを入力したり印刷開始などを指令したりする
ためのキー入力部2、入力されたデータを表示する表示
部3、およびカセット収納用の開閉蓋4が設けられてい
る。
【0007】この開閉蓋4に対応する個所の装置本体1
には、図2に示すように、孔版形成装置5が設けられて
いる。この孔版形成装置5は、テープ印刷装置を兼ねる
ものであり、装置本体1に形成されたカセット収納部6
内にサーマル印刷ヘッド7、プラテンローラ8、孔版原
板供給軸9、インクリボン供給軸10、インクリボン巻
取軸11、およびカセット位置決めピン12が設けら
れ、このカセット収納部6内にスタンプ用カセット13
または印刷テープ用カセット(図示せず)が着脱自在に
装着される構造になっている。この場合、サーマル印刷
ヘッド7は、支持軸7aに回動自在に取り付けられ、先
端側の発熱部がプラテンローラ8の外周面に接離可能に
圧接する構造になっている。プラテンローラ8は、回転
軸8aに取り付けられ、サーマル印刷ヘッド7が圧接し
ている状態で回転して、後述する孔版原板20または被
印刷テープ(図示せず)を送り出す。また、プラテンロ
ーラ8による孔版原板20の送出側には、孔版原板20
などを切断するためのカッタ14が設けられている。こ
のカッタ14は、装置本体1の外部側面に設けられたカ
ッタレバー15の回転操作に応じて動作する。さらに、
カッタ14に対応する個所の装置本体1の側壁には、孔
版原板20などを外部に排出する排出口16が設けられ
ている。
【0008】スタンプ用カセット13は、図3に示すよ
うに、カセット本体21を備えている。このカセット本
体21には、サーマル印刷ヘッド7が挿入する切欠部2
2が形成されているとともに、孔版原板供給軸9、イン
クリボン供給軸10、インクリボン巻取軸11がそれぞ
れ挿入する各逃げ孔23、24、25が形成されている
ほか、カセット位置決めピン12が挿入してカセット本
体21の位置決めをする位置決め孔26が形成されてい
る。また、カセット本体21内には、孔版原板供給リー
ル27が、その筒軸を孔版原板供給軸9の逃げ孔23に
対応させた状態で、回転自在に設けられている。この孔
版原板供給リール27には、テープ状の孔版原板20が
ロール状に巻かれている。なお、カセット本体21内に
は、孔版原板20をガイドするガイドピン28、29も
設けられている。
【0009】孔版原板20は、図4に示すように、多孔
性支持体である和紙30と熱可塑性合成樹脂フィルム3
1とを接着剤などで貼り合わせたものである。熱可塑性
合成樹脂フィルム31は、ポリエステルフィルムなどの
合成樹脂からなり、サーマル印刷ヘッド7の発熱部の発
熱に応じて溶融することにより、図5および図6に示す
穿孔部31aが形成されるものである。この孔版原板2
0は、図3に示すように孔版原板供給リール27から繰
り出されて各ガイドピン28、29によってガイドされ
た後、カセット本体21の切欠部22に繰り出されて、
図4に示すようにサーマル印刷ヘッド7とプラテンロー
ラ8との間を通り、図2に示すようにカッタ14間を経
て装置本体1の排出口16から外部に排出される。この
場合、孔版原板20は、熱可塑性合成樹脂フィルム31
がサーマル印刷ヘッド7に対向し、和紙30がプラテン
ローラ8に対向するように配置されている。したがっ
て、孔版原板20は、サーマル印刷ヘッド7によって熱
可塑性合成樹脂フィルム31に形成された穿孔部31a
が文字、図形、画像などを表し、カッタ14によって所
定個所が切断されることにより、後述する印刷原板32
になる。
【0010】なお、印刷テープ用カセットとは、被印刷
テープが巻かれたテープ供給リールに孔版原板供給軸9
が挿入し、インクリボンが巻かれたリボン供給リールに
インクリボン供給軸10が挿入し、インクリボンを巻き
取るリボン巻取リールにインクリボン巻取軸11が挿入
することにより、カセット収納部6内に装着されるもの
である。この状態では、テープ供給リールから繰り出さ
れた被印刷テープとリボン供給リールから繰り出された
インクリボンとが重なり合った状態でサーマル印刷ヘッ
ド7とプラテンローラ8との間を通り、このときにサー
マル印刷ヘッド7によりインクリボンのインクが被印刷
テープに転写されて印刷が行なわれる。この後、印刷さ
れた被印刷テープは、装置本体1の排出口16から外部
に送り出されて、所定個所がカッタ14で切断されるこ
とにより、ラベルとして使用される。なお、インクリボ
ンは、リボン巻取リールに巻き取られる。
【0011】図7および図8はスタンプ装置を示す図で
ある。このスタンプ装置35は、ラベルプリンタの孔版
形成装置5で形成された印刷原板32を用いて被印刷用
紙に順次印刷するためのものであり、スタンプ本体36
を備えている。スタンプ本体36は、下面側が開放され
た箱型に形成され、その下部に枠部材37が配置されて
いる。枠部材37は、中央部が上方に突出してスタンプ
本体36内に配置され、周縁部がスタンプ本体36の外
周面から突出し、上方に突出した中央部がコイルバネ3
8によってスタンプ本体36に上下動可能に取り付けら
れている。この枠部材37の周縁部内には、支持板39
が設けられている。この支持板39の下面には、粘着性
を有する油などのインクが含浸されたインク含浸体40
が設けられている。また、支持板39の下面には、イン
ク含浸体40の周囲に亘ってシリコーンゴムなどの弾性
材料からなるインク洩れ防止部材41が設けられてい
る。このインク洩れ防止部材41は、インク含浸体40
のインクが側方に洩れて被印刷用紙を汚さないようにす
るためのものである。なお、枠部材37の周縁部の下端
四隅には脚部42が設けられており、また周縁部の上面
にはスタンプ本体36が押し下げられたときに弾接する
弾性部材43が設けられている。
【0012】次に、このようなスタンプ用カセット13
を用いて印刷原板32を作成して被印刷用紙に印刷する
場合について説明する。まず、図2に示すように、ラベ
ルプリンタの孔版形成装置5のカセット収納部6にスタ
ンプ用カセット13を装着して開閉蓋4を閉じる。この
状態で、図1に示すキー入力部2から所望のデータを入
力する。すると、入力されたデータが表示部3に表示さ
れるとともに装置本体1内の記憶部(図示せず)に記憶
される。そして、入力されたデータに基づいて印刷原板
32を作成する場合には、まず、キー入力部2をキー操
作し、サーマル印刷ヘッド7を回動させて孔版原板20
をプラテンローラ8に圧接させる。この状態で、記憶部
から所望のデータを読み出してサーマル印刷ヘッド7の
発熱部を発熱駆動させる。すると、プラテンローラ8が
回転し、この回転に伴ってスタンプ用カセット13内の
孔版原板供給リール27から孔版原板20が繰り出さ
れ、孔版原板20の熱可塑性合成樹脂フィルム31がサ
ーマル印刷ヘッド7の発熱部の発熱に応じて溶融され、
これにより熱可塑性合成樹脂フィルム31に穿孔部31
aが形成される。この穿孔部31aが所望のデータに応
じた文字、図形、画像などに相当する。このようにして
穿孔部31aが形成された孔版原板20は、その所定個
所がカッタ14で切断されて装置本体1の排出口16か
ら排出されることにより、印刷原板32となる。
【0013】この後、印刷原板32を図7および図8に
示すスタンプ装置35のインク含浸体40に取り付け
る。このときには、印刷原板32の和紙30をインク含
浸体40に密着させるだけでよい。すなわち、印刷原板
32の和紙30は、インク含浸体40のインクを吸収し
やすく、しかもインクが粘着性を有しているので、この
粘着性によりインク含浸体40に接着され、確実に粘着
保持されることになる。特に、和紙30は、厚さが薄い
ため、より一層、確実に保持される。したがって、印刷
原板32は、スタンプ装置35に機械的な取付手段を設
けなくても、簡単に取り付けられる。そして、スタンプ
装置35を被印刷用紙の上に載置し、スタンプ本体36
をコイルバネ38のバネ力に抗して押し下げると、印刷
原板32がインク含浸体40を介して被印刷用紙に弾力
的に押し付けられる。すると、和紙30に吸収されたイ
ンクが熱可塑性合成樹脂フィルム31の穿孔部31aを
通して被印刷用紙に転写される。この後、被印刷用紙を
交換して印刷原板32を順次押し付けることにより、被
印刷用紙に順次、文字、図形、画像などを印刷すること
ができる。
【0014】このように、このスタンプ用カセット13
によれば、カセット本体21の内部に和紙30と熱可塑
性合成樹脂フィルム31とを貼り合わせた孔版原板20
をロール状に巻いて収納したので、孔版形成装置5のカ
セット収納部6にスタンプ用カセット13を装着するだ
けで、極めて簡単に孔版原板20をセットすることがで
き、しかも孔版原板20をロール状に巻いて収納してい
るので、孔版原板20の保管が容易にでき、このため孔
版原板20の取り扱いが非常に簡単になる。また、孔版
原板20に和紙30を採用したので、上述したようにイ
ンクの吸収性が良く、インク含浸体40に対する取付性
が良いほか、特に従来のような繊維を織った布を用いた
場合に比べて厚さが薄くなり、ロール状に巻いても全体
が大きくならず、スタンプ用カセットをコンパクトに構
成できるとともに、孔版原板20の収納量を多くするこ
とができ、しかも従来のような繊維を織った布に比べ
て、切断しやすく、ほぐれにくいので、孔版原板20の
加工がしやすい。
【0015】[第2実施形態]次に、図9〜図11を参
照して、この発明のスタンプ用カセットの第2実施形態
について説明する。この場合、図1〜図8に示された第
1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。図9はスタンプ用カセットを示す斜視図であ
る。このスタンプ用カセット45は、第1実施形態と同
様、ラベルプリンタの孔版形成装置5に着脱自在に装着
されるものである。したがって、スタンプ用カセット4
5のカセット本体21には、サーマル印刷ヘッド7が挿
入する切欠部22が形成されているとともに、孔版原板
供給軸9、インクリボン供給軸10、インクリボン巻取
軸11がそれぞれ挿入する各逃げ孔23、24、25が
形成されているほか、カセット位置決めピン12が挿入
してカセット本体21の位置決めをする位置決め孔26
が形成されている。
【0016】そして、孔版原板供給リール27には、孔
版原板46と支持部材47とが重ね合わされてロール状
に巻かれている。孔版原板46は、図11に示すよう
に、多孔性支持体48と熱可塑性合成樹脂フィルム31
とを接着剤などで貼り合わせたものであり、多孔性支持
体48の表面に支持部材47が重ね合わされる。この場
合、多孔性支持体48は、和紙が望ましいが、再生紙、
不織布などであってもよい。また、孔版原板46と支持
部材47とは、図10に示すように、サーマル印刷ヘッ
ド7とプラテンローラ8との間を通る際に、孔版原板4
6の熱可塑性合成樹脂フィルム31がサーマル印刷ヘッ
ド7に対向し、支持部材47がプラテンローラ8に対向
し、互いに重なり合った状態でサーマル印刷ヘッド7に
よってプラテンローラ8に押し付けられる。したがっ
て、孔版原板46は、第1実施形態と同様、サーマル印
刷ヘッド7によって熱可塑性合成樹脂フィルム31に穿
孔部31aが形成され、カッタ14によって所定個所が
支持部材47と共に切断され、この切断された支持部材
47を除去することにより、印刷原板32となる。
【0017】このようなスタンプ用カセット45では、
多孔性支持体48と熱可塑性合成樹脂フィルム31とを
貼り合わせた孔版原板46と、この孔版原板46を支持
する支持部材47とを重ね合わせてロール状に巻いてカ
セット本体21内に収納したから、第1実施形態と同
様、孔版形成装置5に対する孔版原板46のセット、お
よび孔版原板46の保管が容易にできるほか、特に孔版
原板46に支持部材47が重ね合わされているので、孔
版原板46を支持部材47で支持することができ、この
ためロール状に巻かれた孔版原板46を送り出して穿孔
部31aを形成する際、孔版原板46が捩れたりせず、
確実かつ良好に穿孔作業を行なうことができる。
【0018】なお、上記第2実施形態では、孔版原板4
6と支持部材47とを単に重ね合わせただけであるが、
これに限らず、例えば図12または図13に示すように
重ね合わせても良い。すなわち、図12に示された第3
実施形態では、支持部材47の片面にワックス系樹脂シ
ート(摩擦用シート)50をラミネートあるいはコーテ
ィングし、このワックス系樹脂シート50を孔版原板4
6の多孔性支持体48に対向させて、支持部材47と孔
版原板46とを重ね合わせた構造になっている。この場
合、ワックス系樹脂シート50は多孔性支持体48と支
持部材47との両者の間に摩擦を生じさせるためのもの
である。このような構造であれば、サーマル印刷ヘッド
7による穿孔部31aの形成時に、孔版原板46と支持
部材47とがずれたりせず、良好に穿孔部31aを形成
することができる。
【0019】また、図13に示された第4実施形態で
は、支持部材47の片面に剥離層51を接着剤により接
着し、この剥離層51を孔版原板46の多孔性支持体4
8に剥離可能に接着して、支持部材47と孔版原板46
とを重ね合わせた構造になっている。この場合、剥離層
51は、支持部材に対する接着力は強いが、多孔性支持
体48に対する接着力は弱くなっている。このような構
造であれば、サーマル印刷ヘッド7による穿孔部31a
の形成時に、孔版原板46と支持部材47とがずれたり
しないように、孔版原板46を支持部材47で確実に支
持することができるとともに、穿孔部31aの形成後な
ど、必要に応じて孔版原板46から支持部材47を容易
に剥離することができる。
【0020】なおまた、上記各実施形態では、孔版形成
装置5をラベルプリンタのテープ印刷装置と兼用した場
合について述べたが、必ずしもテープ印刷装置と兼用す
る必要はなく、しかもラベルプリンタである必要もな
く、印刷装置を備えた電子機器であってもよく、また単
独の孔版形成装置であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、内部に和紙と熱可塑性合成樹脂フィルムと
を貼り合わせたスタンプ用の孔版原板をロール状に巻い
て収納したので、孔版形成装置に対する孔版原板のセッ
ト、および孔版原板の保管が容易にでき、孔版原板の取
り扱いが簡単になり、しかも孔版原板に和紙を採用した
ので、従来のような繊維を織った布を用いた場合に比べ
て厚さを薄くでき、ロール状に巻いても全体が大きくな
らず、スタンプ用カセットをコンパクトに構成でき、か
つ和紙であるから、切断などの加工時に従来の布などに
比べてほぐれにくく、加工しやすい。請求項2記載の発
明によれば、多孔性支持体と熱可塑性合成樹脂フィルム
とを貼り合わせたスタンプ用の孔版原板と、この孔版原
板を支持する支持部材とを重ね合わせてロール状に巻い
た状態でカセット本体内に収納したので、請求項1記載
の発明と同様、孔版形成装置に対する孔版原板のセッ
ト、および孔版原板の保管が容易にできるほか、特に孔
版原板を支持部材で支持することができるので、例えば
ロール状に巻かれた孔版原板を送り出して穿孔する際、
孔版原板が捩れたりせずに良好に穿孔作業を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態のスタンプ用カセット
が使用できるラベルプリンタの外観斜視図。
【図2】図1の孔版形成装置を示す要部拡大斜視図。
【図3】図2の孔版形成装置に装着される第1実施形態
のスタンプ用カセットの斜視図。
【図4】図3の孔版原板が孔版形成装置のサーマル印刷
ヘッドとプラテンローラの間で穿孔される状態を示す
図。
【図5】図4の熱可塑性合成樹脂フィルムに穿孔部が形
成された孔版原板の要部正面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】スタンプ装置を斜め下から見た斜視図。
【図8】図7のB−B断面図。
【図9】この発明の第2実施形態のスタンプ用カセット
の斜視図。
【図10】図9の孔版原板が孔版形成装置のサーマル印
刷ヘッドとプラテンローラの間で穿孔される状態を示す
図。
【図11】図10で穿孔部が形成された孔版原板と支持
部材とが重なり合った状態の要部断面図。
【図12】この発明の第3実施形態において、穿孔部が
形成された孔版原板とワックス樹脂シートが設けられた
支持部材とが重なり合った状態の要部断面図。
【図13】この発明の第4実施形態において、穿孔部が
形成された孔版原板と剥離層が設けられた支持部材とが
重なり合った状態の要部断面図。
【符号の説明】
5 孔版形成装置 13、45 スタンプ用カセット 20、46 孔版原板 21 カセット本体 30 和紙 31 熱可塑性合成樹脂フィルム 31a 穿孔部 47 支持部材 48 多孔性支持体 50 ワックス樹脂シート 51 剥離層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔版形成装置に装着されるスタンプ用カ
    セットであって、 内部に和紙と熱可塑性合成樹脂フィルムとを貼り合わせ
    たスタンプ用の孔版原板をロール状に巻いた状態で収納
    したことを特徴とするスタンプ用カセット。
  2. 【請求項2】 多孔性支持体と熱可塑性合成樹脂フィル
    ムとを貼り合わせてなるスタンプ用の孔版原板と、この
    孔版原板を支持する支持部材とを重ね合わせてロール状
    に巻いた状態でカセット本体内に収納したことを特徴と
    するスタンプ用カセット。
  3. 【請求項3】 前記多孔性支持体と前記支持部材との間
    には、両者を剥離可能に接着する剥離層が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載のスタンプ用カセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記多孔性支持体と前記支持部材との間
    には、両者の間に摩擦を生じさせる摩擦用シートを介在
    させたことを特徴する請求項2記載のスタンプ用カセッ
    ト。
JP7229604A 1995-08-15 1995-08-16 スタンプ用カセット Pending JPH0952416A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229604A JPH0952416A (ja) 1995-08-16 1995-08-16 スタンプ用カセット
KR1019960033724A KR100199778B1 (ko) 1995-08-15 1996-08-14 인쇄기능을 구비한 제판 장치 및 그것을 사용하는 기록매체를 수납한 카세트
CN96109517A CN1146954A (zh) 1995-08-15 1996-08-15 有打印功能的图版制作装置及容置其使用的记录介质的盒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229604A JPH0952416A (ja) 1995-08-16 1995-08-16 スタンプ用カセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0952416A true JPH0952416A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16894789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7229604A Pending JPH0952416A (ja) 1995-08-15 1995-08-16 スタンプ用カセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0952416A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5771803A (en) Tape cassette housing thermally perforatable stencil paper
JPH0434048Y2 (ja)
JP2006289991A (ja) カセットケース
JP3466283B2 (ja) 孔版製版装置及びマスタ貯容ユニット
JP2985911B2 (ja) テープ印字装置におけるテープカセット装着構造
JPH11348396A (ja) インクリボンの使用制限装置
KR100199778B1 (ko) 인쇄기능을 구비한 제판 장치 및 그것을 사용하는 기록매체를 수납한 카세트
JPH0554225U (ja) 印字装置
JPH09109533A (ja) スタンプ装置
JP4023354B2 (ja) テープ印刷装置及びプログラム
JPH0952416A (ja) スタンプ用カセット
JP2552425Y2 (ja) テープカセット
JP2927040B2 (ja) スタンプ装置
JP2947332B2 (ja) スタンプ装置
JP3800814B2 (ja) テープカセット
JPH07276755A (ja) 印刷用カセットおよび印刷装置
JP2932986B2 (ja) 感熱性孔版作製方法
JP3888399B2 (ja) 孔版用カセットケース
JP6922817B2 (ja) テープ、テープロール、テープカセット、及び複数の媒体を貼り合わせる方法
JP3596044B2 (ja) 被印字媒体の切断装置
JP3941724B2 (ja) テープ印刷装置及びプログラム
JP2677019B2 (ja) スタンプ装置
JP3792818B2 (ja) 孔版印刷装置及びそのインキ乾燥防止方法
JP3033283B2 (ja) 熱転写記録装置及びそのインク紙装填方法
JP3222636B2 (ja) 孔版印刷装置の製版装置