JP2947332B2 - スタンプ装置 - Google Patents

スタンプ装置

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JP2947332B2
JP2947332B2 JP7286640A JP28664095A JP2947332B2 JP 2947332 B2 JP2947332 B2 JP 2947332B2 JP 7286640 A JP7286640 A JP 7286640A JP 28664095 A JP28664095 A JP 28664095A JP 2947332 B2 JP2947332 B2 JP 2947332B2
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鉄治 不破
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41KSTAMPS; STAMPING OR NUMBERING APPARATUS OR DEVICES
    • B41K1/00Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor
    • B41K1/32Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor for stencilling

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、スタンプ本体の
底面部に取付けられたインク含浸体に、穿孔画像が形成
された感熱性孔版原紙を密着させて、感熱性孔版原紙と
インク含浸体を印刷対象体に押圧して穿孔画像を印刷す
るスタンプ装置に関し、特に、スタンプ本体の下部に下
方より外嵌合され、感熱性孔版原紙の外周部分をスタン
プ本体の側面側へ立ち上げるスカート部材を設けたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、把持部を有するスタンプ本
体と、スタンプ本体の底面部に取付けられたインク含浸
体と、インク含浸体の底面に密着され穿孔画像が形成さ
れた感熱性孔版原紙(以下、孔版原紙という)とを有
し、孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧して
穿孔画像を印刷するスタンプ装置が実用化されている。
一般に、スタンプ装置には、孔版原紙をインク含浸体の
下面に密着させてから穿孔画像を形成したものと、穿孔
画像が形成された孔版原紙をインク含浸体の下面に密着
させたものがある。
【0003】例えば、特開平7−149034号公報に
記載のスタンプ装置においては、孔版原紙でインク含浸
体を覆って印面部を構成し、孔版原紙の外周部分をスタ
ンプ本体の側面に貼着し、スタンプ本体に下方からスカ
ート部材を外嵌合させ、そのスタンプ装置を特殊な加熱
穿孔装置に装着してサーマルヘッドにより孔版原紙の印
面部に穿孔画像を形成する。しかし、このスタンプ装置
の場合、孔版原紙に加熱穿孔する為に特殊な加熱穿孔装
置が必要になる。
【0004】一方、本願出願人は、テープ状の感熱紙に
印字して種々のラベルを作成するラベル作成用サーマル
プリンタを実用化したが、このサーマルプリンタで、テ
ープ状の孔版原紙に穿孔印字して穿孔画像を形成し、そ
の穿孔印字した孔版原紙をスタンプ装置に適用すること
もできる。この場合、スタンプ体の下面部に取付けたイ
ンク含浸体を穿孔画像形成済みのシート状の孔版原紙に
押圧させ、インク含浸体のインクの粘着力で孔版原紙を
インク含浸体の下面に密着させればよい。
【0005】例えば、実開平5−41843号公報に記
載のスタンプ装置においては、スタンプ本体の下面部に
インク含浸体を取付け、枠状のスカート部材の下端に穿
孔画像形成済みの孔版原紙を貼着しておき、スタンプ本
体にスカート部材を下方から外嵌合させて、インク含浸
体の下面に孔版原紙を密着させてスタンプ装置を作成す
る。スタンプ本体の上部の握り部を握って、孔版原紙と
インク含浸体とを印刷対象体に押圧して穿孔画像を印刷
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、テープから
分断されたシート状の孔版原紙であってインク含浸体と
ほぼ同幅の孔版原紙を、インクの付着力でインク含浸体
の下面に密着させたスタンプ装置では、孔版原紙とイン
ク含浸体との粘着力が弱いため、インク含浸体から孔版
原紙が剥がれ易いこと、インク含浸体の長手方向に沿う
両側面部を孔版原紙で覆わないため、孔版原紙とインク
含浸体とを印刷対象物に押圧した際に、インク含浸体か
ら染み出したインクが外部へ漏れること、等の問題があ
る。
【0007】実開平5−41843号公報のスタンプ装
置においては、インク含浸体から染み出したインクの漏
れは防止できるものの、孔版原紙は非常に薄く、スカー
ト部材の下端には狭幅の枠状部に孔版原紙の外周部を貼
着するため、孔版原紙のスカート部材への取付けが難し
いこと、枠状部と孔版原紙との貼着面積も小さいため孔
版原紙がスカート部材から剥離し易いこと、等の問題が
ある。
【0008】本発明の目的は、感熱性孔版原紙がインク
含浸体から剥がれにくくすること、インク含浸体のイン
クが外部へ漏れるのを防止すること、感熱性孔版原紙を
インク含浸体に簡単・確実に装着可能にすること、等で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のスタンプ装置
は、把持部を有し底面部が矩形状のスタンプ本体と、こ
のスタンプ本体の底面部に取付けられインクを含浸させ
たインク含浸体と、穿孔画像が形成され且つインク含浸
体の底面部を覆う感熱性孔版原紙とを備え、感熱性孔版
原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧して穿孔画像
を印刷するように構成したスタンプ装置において、前記
感熱性孔版原紙は、長さと幅においてインク含浸体の底
面よりも大きく形成され、感熱性孔版原紙の長手方向両
端部がスタンプ本体の長手方向両端の側面まで立ち上げ
られて側面に粘着剤を介して密着状に粘着され、感熱性
孔版原紙の幅方向両端部がスタンプ本体の幅方向両端の
側面まで立ち上げられ、前記スタンプ本体の下部に下方
より外嵌合して感熱性孔版原紙の長手方向両端部と幅方
向両端部をスタンプ本体の側面に密着させるスカート部
材であって、その底面部に、インク含浸体の底面に対応
する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨ませる開口部
を有するスカート部材を設けたものである。
【0010】以上のように、感熱性孔版原紙の長手方向
両端部をスタンプ本体の長手方向両端の側面まで立ち上
げて側面に粘着剤を介して粘着させ、感熱性孔版原紙の
幅方向両端部をスタンプ本体の幅方向両端の側面まで立
ち上げ、スタンプ本体の下部にスカート部を下方より外
嵌合して感熱性孔版原紙の長手方向両端部と幅方向両端
部をスタンプ本体の側面に密着させるので、インク含浸
体からインクが外部へ漏れることがない。また、感熱性
孔版原紙の外周部が全周に亙ってスタンプ本体に強力に
拘束されるので、感熱性孔版原紙がインク含浸体から剥
離しにくくなる。また、スカート部材を介して、感熱性
孔版原紙をスタンプ本体に簡単に確実に取付けることが
できる。
【0011】請求項2のスタンプ装置は、請求項1の発
明において、前記スタンプ本体とスカート部材とに、ス
カート部材を、印面部が開口部よりも下方へ突出する位
置と、印面部が開口部内へ退入した位置とに亙って小ス
トローク昇降可能にスタンプ本体に支持させる係合機構
を設けたものである。それ故スカート部の開口部から印
面部を突出させた状態で印刷でき、また、不使用時に
は、印面部が開口部内へ退入した位置に保持しておけ
ば、インクが外部の物品に付着したり、印面部が汚れた
りすることがない。
【0012】請求項3のスタンプ装置は、請求項1又は
請求項2の発明において、前記係合機構が、スタンプ本
体の平行な1対の側面に形成された1対の係合部と、こ
れら係合部に係合するようにスカート部材に形成された
1対の被係合部とからなるものである。それ故、簡単な
構造の係合機構を実現できる。
【0013】請求項4のスタンプ装置は、把持部を有し
底面部が矩形状のスタンプ本体と、このスタンプ本体の
底面部に取付けられインクを含浸させたインク含浸体
と、穿孔画像が形成され且つインク含浸体の底面部を覆
う感熱性孔版原紙とを備え、感熱性孔版原紙とインク含
浸体とを印刷対象体に押圧して穿孔画像を印刷するよう
に構成したスタンプ装置において、前記感熱性孔版原紙
は、長さと幅においてインク含浸体の底面よりも大きく
形成され、前記スタンプ本体の下部に下方より外嵌合す
るスカート部材であって、その底面部に、インク含浸体
の底面に対応する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨
ませ且つ感熱性孔版原紙のうちの印面部の外周側の外周
部をインク含浸体の外周側面に密着させる開口部を有す
るスカート部材を設け、前記スカート部材の内周面に、
スタンプ本体に取付ける前のシート状の感熱性孔版原紙
を開口部から所定高さ離隔した位置に保持するとともに
スタンプ本体のガイド部を案内する保持部を形成し、前
記シート状の感熱性孔版原紙を保持部に保持した状態
で、スカート部材をスタンプ本体に外嵌合させることに
より、感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面と外周側面
に密着させるように構成したものである。
【0014】以上のように構成したので、シート状の感
熱性孔版原紙をスカート部材の保持部に保持した状態
で、スカート部材をスタンプ本体に外嵌合させること
で、保持部でガイド部が案内され、感熱性孔版原紙をイ
ンク含浸体の底面と外周側面に簡単・確実に密着させる
ことができ、インク含浸体からインクが外部へ漏れるの
を確実に防止できる。
【0015】請求項5のスタンプ装置は、把持部を有し
底面部が矩形状のスタンプ本体と、このスタンプ本体の
底面部に取付けられインクを含浸させたインク含浸体
と、穿孔画像が形成され且つインク含浸体の底面部を覆
う感熱性孔版原紙とを備え、感熱性孔版原紙とインク含
浸体とを印刷対象体に押圧して穿孔画像を印刷するよう
に構成したスタンプ装置において、前記感熱性孔版原紙
は長さと幅においてインク含浸体の底面よりも大きく形
成され、前記スタンプ本体の下部に下方より外嵌合する
スカート部材であって、その底面部に、インク含浸体の
底面に対応する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨ま
せる開口部を有するスカート部材を設け、前記スカート
部材の相対向する1対の内壁面のうちの開口部の上方第
1高さ部位に、内壁面から内側へ開口部の外周縁に対応
する位置まで突出して水平方向に延びる内側下がり傾斜
状の1対の第1傾斜案内面を形成し、前記スカート部材
の前記とは異なる相対向する1対の内壁面のうちの開口
部の上方第1高さよりも低い第2高さ部位に、内壁面か
ら内側へ開口部の外周縁に対応する位置まで突出して水
平方向に延びる内側下がり傾斜状の1対の第2傾斜案内
面を形成し、シート状の感熱性孔版原紙をインク含浸体
の底面に付着させた状態にして、スタンプ本体の下部に
スカート部材を外嵌合させる際に、1対の第1傾斜案内
面で感熱性孔版原紙の外周部の平行な両辺部を案内して
スタンプ本体の側面に密着させてから、1対の第2傾斜
案内面で感熱性孔版原紙の外周部の前記両辺部とは異な
る平行な両辺部を案内してスタンプ本体の側面に密着さ
せるように構成したものである。
【0017】以上のように構成したので、シート状の感
熱性孔版原紙を、インク含浸体の底面に付着させた状態
にして、スタンプ本体の下部にスカート部材を外嵌合さ
せることで、感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面と外
周側面に簡単・確実に密着させることができ、インク含
浸体から染み出したインクが外部へ漏れるのを確実に防
止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本実施形態に係るスタンプ装
置は、インク含浸体と感熱性孔版原紙とを取付けたスタ
ンプ本体と、このスタンプ本体に外嵌合されるスカート
部材とを有し、前記感熱性孔版原紙には、テープ状の感
熱性孔版原紙を収容した孔版カセットを加熱穿孔装置に
セットして穿孔印字後所定長さに分断したものを適用す
る。
【0019】最初に、加熱穿孔装置1について簡単に説
明する。図1に示すように、加熱穿孔装置1は、本体ケ
ース2と、文字や記号等を入力する文字キーと各種機能
キー等を有するキーボード部3と、入力された文字や記
号等を表示可能な液晶表示部4と、孔版カセット20が
着脱自在に装着されるカセット装着部5等が設けられて
いる。カセット装着部5の左側には、孔版カセット20
の感熱性孔版原紙28(以下、孔版原紙という)を外部
へ導出する為の開口16と、孔版原紙28を開口16の
位置で切断するカッター(図示略)の為の操作レバー1
7が設けられている。
【0020】カセット装着部5は開閉カバー6で開閉自
在にカバーされ、カセット装着部5には、孔版原紙28
に穿孔画像を形成するサーマルヘッド10と、プラテン
ローラ12と、孔版カセット20のテープ送りローラ3
0を回動する駆動軸11と、孔版原紙28を搬送する圧
接ローラ13と、装着された孔版カセット20の種類を
検出するカセット検出装置15が設けられている。
【0021】図4に示すように、プラテンローラ12と
圧接ローラ13は、回動可能なローラホルダ14に回転
自在に支持され、孔版カセット20をカセット装着部5
に装着した状態で、ローラホルダ14が支軸14aを中
心に実線位置から鎖線位置へ回動されると、プラテンロ
ーラ12と圧接ローラ13が、孔版原紙28を介して、
サーマルヘッド10とテープ送りローラ30に夫々圧接
され、サーマルヘッドにより孔版原紙28に穿孔画像を
形成しながら、テープ送りローラ30と圧接ローラの協
働により孔版原紙28が搬送される。
【0022】次に、孔版カセット20について説明す
る。図2、図3に示すように、孔版カセット20は、上
ケース22と下ケース23とを含むカセット本体21を
有し、カセット本体21の前端部には、開口24aを有
するアーム部24と、孔版原紙28をガイドする爪部3
4が設けられ、アーム部24の後側には、孔版カセット
20をカセット装着部5に装着した際に、サーマルヘッ
ド10が挿入されるヘッド装着部25が設けられてい
る。カセット本体21の右端後部には、複数の検出用ス
イッチを有するカセット検出装置15によって、装着さ
れた孔版カセット20の種類(例えば、孔版原紙の幅、
構造等)を検出可能なカセット検出部26が設けられて
いる。
【0023】カセット本体21の内部には、テープ状の
孔版原紙28が巻回されたテープスプール29と、孔版
原紙28を搬送するテープ送りローラ30とが回転自在
に支持され、テープスプール29から延びる孔版原紙2
8は、ガイド部31とガイドローラ32,33を経てア
ーム部24へ案内され、アーム部24の開口24aから
出た孔版原紙28は、爪部34を経てテープ送りローラ
30へ延び開口35を経て孔版カセット20の外部まで
案内されている。
【0024】孔版原紙28について詳細に説明すると、
図5に示すように、孔版原紙28は、熱可塑性フィルム
36と、多孔性支持体37と、熱可塑性フィルム36と
多孔性支持体37とを接着する接着層38からなる。孔
版カセット20に収納されている孔版原紙28は、熱可
塑性フィルム36がサーマルヘッド10に接触するよう
に、多孔性支持体37を外周側へ向けてテープスプール
29に巻回されている。熱可塑性フィルム36は、厚さ
1〜4μmの熱可塑性合成樹脂(例えば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−塩
化ビニル共重合体等)製のフィルムで構成されている。
多孔性支持体37は、厚さ約20〜100μmの天然繊
維(例えば、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)又は合成
繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリルニトリル等)又は半合成繊
維(例えば、レーヨン等)を主原料とした多孔性薄葉紙
で構成されている。
【0025】次に、スタンプ装置40について説明す
る。図6〜図10に示すように、スタンプ装置40は、
直方体状の合成樹脂製のスタンプ本体41と、スタンプ
本体41の底面部に取付けられインクを含浸させた合成
樹脂発泡体製のインク含浸体44であって、スタンプ本
体41よりも小さな底面を有する直方体状のインク含浸
体44と、長さと幅においてインク含浸体44の底面よ
りも大きく形成され、穿孔画像が形成された孔版原紙2
8と、スタンプ本体41に着脱自在に外嵌されるスカー
ト部材45で構成されている。
【0026】スタンプ本体41について説明すると、ス
タンプ本体41の上部には手で把持する為の把持部42
が形成され、スタンプ本体41の長手方向両端の両側面
41aの下端部分には粘着剤43が夫々塗布されており
(図6参照)、この粘着剤43を介して、穿孔画像を形
成済みの孔版原紙28の長手方向両端部が、スタンプ本
体41の両側面41aに貼着される。スタンプ本体41
の幅方向両端の両側面41bの略中央部には、断面3角
形状の係合部51が形成されている。
【0027】スカート部材45について説明すると、ス
カート部材45の底面部には、インク含浸体44の底面
に対応する孔版原紙28の印面部28aを底面外へ臨ま
せる開口部46が形成され、開口部46はインク含浸体
44の底面より長さと幅において僅かに小さい矩形状に
形成され、開口部46の外周部にはインク含浸体44の
外周部を支持する支持部47が形成され、スカート部材
45の内壁面45bの上部には、スタンプ本体41の1
対の係合部51が係合可能な被係合部52が夫々凹設さ
れている。
【0028】孔版原紙28について説明すると、孔版原
紙28の印面部28aは、インク含浸体44の下面にイ
ンクの粘着力で密着し、孔版原紙28の長手方向両端部
は、スタンプ本体41側面41aに粘着剤43を介して
粘着され、幅方向両端部は、スタンプ本体41の幅方向
両端の側面41bまで立ち上げられている。
【0029】前記スタンプ本体41とスカート部材45
には、印面部28aが開口部46よりも下方へ突出する
位置(図示略)と、印面部28aが開口部46内へ退入
した位置(図9参照)とに亙って、スカート部材45を
スタンプ本体41に小ストローク昇降可能に支持させる
係合機構50が設けられ、この係合機構50は、スタン
プ本体41の側面41bに形成された1対の係合部51
と、スカート部材45の内壁面45bに形成された1対
の被係合部52とで構成されている。
【0030】次に、孔版原紙28をスタンプ本体41に
装着する方法と、スタンプ装置40で印刷するときの作
動について説明する。先ず、図1に示す加熱穿孔装置1
を用いて所望の穿孔画像が形成された所定の長さの孔版
原紙28を作成する。この孔版原紙28をスタンプ本体
41に装着する場合、図6に示すように、穿孔画像が形
成された孔版原紙28を、多孔性支持体37を上にして
置き、その上側からスタンプ本体41を下降させ、図7
に示すように、インク含浸体44の底面に孔版原紙28
を密着させ、孔版原紙28の長手方向両端部を、粘着剤
43によりスタンプ本体41の長手方向側の両側面41
aに貼り付ける。
【0031】次に、スタンプ本体41を下降させ、図8
に示すように、スタンプ本体41にスカート部材45を
外嵌させると、図9に示すように、スタンプ本体41の
係合部51が、スカート部材45の被係合部52に係合
し、孔版原紙28の幅方向両端部は、スタンプ本体41
とスカート部材45との間に挟まれて、スタンプ本体4
1の幅方向両端の側面まで立ち上げられる。
【0032】ここで、スタンプ装置40により印刷する
場合、スタンプ本体41を押圧しない状態(図9参照)
では、インク含浸体44の外周部は、孔版原紙28を介
してスカート部材45の支持部47に支持され、孔版原
紙28の印面部28aが開口部46の下端より上方に位
置する。それ故、開口部46側を下にしてスカート部材
45を被印刷物である用紙P上に置いても、穿孔画像が
印刷されることがなく、印刷時にスタンプ装置40を用
紙P上の所定の印刷位置に位置決めすることができる。
次に、スタンプ本体41を下方へ押すと、図10に示す
ように、係合部51と被係合部52とのスライドを介し
てスタンプ本体41が小ストローク下降し、インク含浸
体44が弾性変形しながら、印面部28aが開口部46
の下端のレベルまで移動し、孔版原紙28の印面部28
aが用紙Pに押圧されて穿孔画像が用紙Pに印刷され
る。
【0033】次に、スタンプ本体41を持上げ、スタン
プ本体41に対してスカート部材45を下方へ押すと、
係合部51と被係合部52との摩擦摺動を介して、スカ
ート部材45に対してスタンプ本体41が小ストローク
上昇し、インク含浸体44が元形状に復帰して、孔版原
紙28の印面部28aが開口部46内へ退入した状態に
保持される。尚、スタンプ本体41に対してスカート部
材45を下方へ弾性付勢する弾性体を組み込んでおいて
もよい。
【0034】上記スタンプ装置1においては、孔版原紙
28の長手方向両端部が、スタンプ本体41の長手方向
両端の側面41aに粘着剤を介して粘着され、孔版原紙
28の幅方向両端部が、スタンプ本体41の幅方向両端
の側面41bまで立ち上げられて、インク含浸体44の
底面と外周側面部とが孔版原紙28で覆われているの
で、インク含浸体44から染み出したインクが外部へ漏
れることはない。しかも、スカート部材45の底面部に
は、開口部46が形成されているので、スタンプ本体4
1にスカート部材45を嵌合させた状態、即ち、スカー
ト部材45で孔版原紙28の長手方向両端部と幅方向両
端部をスタンプ本体の側面41a,41bに密着させた
状態で、孔版原紙28とインク含浸体44とを用紙Pに
押圧して穿孔画像を印刷できるため、孔版原紙28がイ
ンク含浸体44の下面から剥離するのを確実に防止でき
る。
【0035】また、孔版原紙28の長手方向両端部をス
タンプ本体41の長手方向両端の側面41aに粘着さ
せ、スタンプ本体41の下部に下方よりスカート部材4
5を外嵌合させると、孔版原紙28の幅方向両端部がス
タンプ本体41の幅方向両端の側面41bまで立ち上が
り、スカート部材45で孔版原紙28の長手方向両端部
と幅方向両端部をスタンプ本体の側面41a,41bに
密着させることができる。こうして、孔版原紙28をイ
ンク含浸体44に簡単・確実に密着させることができ
る。
【0036】また、係合機構50により、スカート部材
45を、印面部28aが開口部46よりも下方へ突出す
る位置と、印面部28aが開口部46内へ退入した位置
とに亙って小ストローク昇降可能にスタンプ本体41に
支持できるので、印刷時には、印面部28aを開口部4
6よりも下方へ突出させて、用紙Pに印面部28aとイ
ンク含浸体44を押圧して穿孔画像を印刷し、不使用時
には、スカート部材45を下降させて、印面部28aを
開口部46内へ退入させることができるので、印面部2
8aのインクが外部へ付着するのを防止できる。しか
も、係合機構50は、スタンプ本体41の平行な1対の
側面41bに形成された1対の係合部51と、これら係
合部51に係合するようにスカート部材45の平行な1
対の内壁面45bに形成された1対の被係合部52から
なるため、係合機構50を簡単な機構により構成するこ
とができる。
【0037】次に、第1別実施形態のスタンプ装置につ
いて説明する。図11〜図13に示すように、スタンプ
装置60は、把持部62を有する直方体状のスタンプ本
体61と、スタンプ本体61の底面部に取付けられイン
クを含浸させたインク含浸体65であって、スタンプ本
体61よりも小さな底面部を有する直方体状のインク含
浸体65と、穿孔画像が形成された孔版原紙28Aと、
スタンプ本体61に着脱自在に外嵌されるスカート部材
66等で構成してある。
【0038】スタンプ本体61の各側面の下端部分中央
部には、上下方向に長いガイド部63が突設されてい
る。スカート部材66の底面部には、インク含浸体65
の底面に対応する孔版原紙28Aの印面部28aを底面
外へ臨ませる開口部67が設けられ、開口部67は内側
下がりのテーパ状に形成され、開口部67の上端部はイ
ンク含浸体65の底面より大きく、開口部67の下端部
はインク含浸体65の底面より小さく形成されている。
スカート部材66の各内壁面には、1対の保持部68が
一体形成され、これら保持部68により孔版原紙28A
を保持し、各内壁面の1対の保持部68により、スタン
プ本体61のガイド部63を案内するように構成してあ
る。
【0039】次に、孔版原紙28をスタンプ本体61に
装着する方法について説明する。図12に示すように、
先ず、穿孔画像形成済みのシート状の孔版原紙28A
を、スカート部材66の4対の保持部68に保持させ
る。次に、スタンプ本体61をスカート部材66に内嵌
させていくと、孔版原紙28Aはインク含浸体65とと
もにスカート部材66の底部へ下降する。保持部68で
ガイド部63を案内しつつ、スタンプ本体61を更に下
降させると、図13に示すように、インク含浸体65の
先端部が弾性変形して孔版原紙28Aを介して開口部6
7に嵌まり、孔版原紙28Aがインク含浸体65の底面
と外周側面に密着する。
【0040】図13に示すように、前記実施形態と同様
に、印刷に際してスタンプ装置60を用紙P上の所定の
位置に位置決めでき、その状態から、スタンプ本体61
を下方へ押圧すると、インク含浸体65の弾性変形を介
して、孔版原紙28Aの印面部28bが開口部67の下
端と同レベルまで突出し、印面部28bとインク含浸体
65が用紙Pに押圧されて穿孔画像が印刷される。この
スタンプ装置60においては、前記実施形態と同様に、
インク含浸体65から染み出したインクが外部へ漏れる
ことがなく、孔版原紙28がインク含浸体65の下面
から剥離せず、孔版原紙28をインク含浸体65に簡
単・確実に密着させることができる。尚、この実施形態
において、スカート部材66からスタンプ本体61を取
り外して、用紙Pにインク含浸体63と孔版原紙28
を押圧して穿孔画像を印刷するようにしてもよい。この
場合、スカート部材66はスタンプ本体61の置き台と
なる。
【0041】次に、第2別実施形態のスタンプ装置につ
いて説明する。図15〜図17に示すように、スタンプ
装置70は、把持部72を有する直方体状のスタンプ本
体71と、スタンプ本体71の底面部に取付けられたイ
ンク含浸体73と、穿孔画像が形成された孔版原紙28
Bと、スタンプ本体71に着脱自在に外嵌されるスカー
ト部材75等で構成されている。
【0042】スカート部材75について説明すると、ス
カート部材75はその底面部に開口部76を有し、スカ
ート部材75の相対向する1対の内壁面75aには、開
口部76の上方第1高さ部位に、内壁面75aから内側
へ開口部76の外周縁に対応する位置まで突出して水平
方向に延びる内側下がり傾斜状の傾斜案内面77aを有
する第1案内部77が設けられ、前記とは異なる相対向
する1対の内壁面75bには、開口部76の上方第1高
さよりも低い第2高さ部位に、内壁面75bから内側へ
開口部76の外周縁に対応する位置まで突出して水平方
向に延びる内側下がり傾斜状の傾斜案内面78aを有す
る第2案内部78が設けられ、図16に示すように、ス
カート部材75内部の4隅の各々の第1案内部77と第
2案内部78の間は、孔版原紙28が第1,第2案内
部77,78で案内されて折込まれた際に、孔版原紙2
の角部分を逃す為の逃し部79に形成されている。
【0043】次に、孔版原紙28Bをスタンプ本体71
へ装着する場合、シート状の孔版原紙28Bをインク含
浸体73の底面に付着させた状態で、スタンプ本体71
の下部にスカート部材75を外嵌合させていくと、先
ず、1対の第1案内部77の傾斜案内面77aにより、
孔版原紙28Bの外周部の平行な両辺部が案内されてス
タンプ本体71の側面に密着し、次に、1対の第2案内
部78の傾斜案内面78aにより、孔版原紙28の外周
部の前記両辺部とは異なる平行な両辺部が案内されてタ
ンプ本体71の側面に密着する。
【0044】印刷する際には、スカート部材75をスタ
ンプ本体71に外嵌させたまま、スタンプ本体71を下
方へ押し、インク含浸体73の変形を介して、孔版原紙
28Bの印面部を開口部76から下側へ突出させて、用
紙Pにインク含浸体73と孔版原紙28を押圧し、穿孔
画像を印刷する。但し、図17に示すように、スカート
部材75からスタンプ本体71を取り外して、用紙Pに
インク含浸体73と孔版原紙28を押圧して穿孔画像を
印刷するようにしてもよい。この場合、スカート部材7
5をスタンプ置き台として使用することができる。この
スタンプ装置70によれば、インク含浸体73のインク
が外部へ漏れるのを防止でき、孔版原紙28をインク含
浸体73に簡単・確実に密着させることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1のスタンプ装置においては、感
熱性孔版原紙の長手方向両端部が、スタンプ本体の長手
方向両端の側面まで立ち上げられて側面に粘着剤を介し
て密着状に粘着され、感熱性孔版原紙の幅方向両端部
が、スタンプ本体の幅方向両端の側面まで立ち上げられ
て、インク含浸体が感熱性孔版原紙で覆われているの
で、インク含浸体から染み出したインクが、外部へ漏れ
るのを確実に防止できる。しかも、前記スカート部材の
底面部には、インク含浸体の底面に対応する感熱性孔版
原紙の印面部を底面外へ臨ませる開口部が形成されてい
るので、スタンプ本体にスカート部材を嵌合させた状
態、即ち、スカート部材で感熱性孔版原紙の長手方向両
端部と幅方向両端部をスタンプ本体の側面に密着させた
状態で、感熱性孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象物
に押圧して穿孔画像を印刷できるため、感熱性孔版原紙
がインク含浸体の下面から剥がれるのを確実に防止でき
る。
【0046】また、感熱性孔版原紙の長手方向両端部を
スタンプ本体の長手方向両端の側面に粘着剤を介して密
着状に粘着し、そのスタンプ本体の下部に下方よりスカ
ート部材を外嵌合させると、感熱性孔版原紙の幅方向両
端部をスタンプ本体の幅方向両端の側面まで立ち上げら
るとともに、スカート部材で感熱性孔版原紙の長手方向
両端部と幅方向両端部をスタンプ本体の側面に密着させ
ることができる。こうして、感熱性孔版原紙をインク含
浸体に簡単・確実に密着させることができる。
【0047】請求項2のスタンプ装置においては、請求
項1と同様の効果を奏するが、前記スタンプ本体とスカ
ート部材とに、スカート部材を、印面部が開口部よりも
下方へ突出する位置と、印面部が開口部内へ退入した位
置とに亙って小ストローク昇降可能にスタンプ本体に支
持させる係合機構を設けたので、捺印時には、印面部を
開口部よりも下方へ突出させて、印刷対象物に印面部と
インク含浸体を押圧して穿孔画像を印刷し、捺印しない
時には、スカート部材を、印面部を開口部内へ退入させ
ることができるので、感熱性孔版原紙の印面のインクが
外部へ付着するのを極力防止できる。
【0048】請求項3のスタンプ装置においては、請求
項3と同様の効果を奏するが、前記係合機構が、スタン
プ本体の平行な1対の側面に形成された1対の係合部
と、これら係合部に係合するようにスカート部材に形成
された1対の被係合部とからなるるので、前記係合機構
を簡単な機構で構成することができる。
【0049】請求項4のスタンプ装置においては、スタ
ンプ本体の下部に下方より外嵌合するスカート部材を設
け、スカート部材の底面部に、インク含浸体の底面に対
応する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨ませ且つ感
熱性孔版原紙のうちの印面部の外周側の外周部をインク
含浸体の外周側面に密着させる開口部を設け、スカート
部材の内周面に、スタンプ本体に取付ける前のシート状
の感熱性孔版原紙を開口部から所定高さ離隔した位置に
保持するとともにスタンプ本体のガイド部を案内する
持部が形成されているので、シート状の感熱性孔版原紙
をスカート部材の保持部に保持した状態で、スカート部
材をスタンプ本体に外嵌合させることで、保持部でガイ
ド部を案内し、感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面と
外周側面に簡単・確実に密着させることができ、インク
含浸体から染み出したインクが外部へ漏れるのを確実に
防止することができる。
【0050】請求項5のスタンプ装置においては、スカ
ート部材に、開口部と1対の第1傾斜案内面と1対の第
2傾斜案内面とを形成したため、シート状の感熱性孔版
原紙を、スタンプ本体のインク含浸体の底面に付着させ
た状態にし、スタンプ本体の下部にスカート部材を外嵌
合させることで、感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面
と外周側面に簡単・確実に密着させることができ、イン
ク含浸体のインクが外部へ漏れるのを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る加熱穿孔装置の平面図
である。
【図2】加熱穿孔装置に適用する孔版カセットの斜視図
である。
【図3】孔版カセットの内部を示す平面図である。
【図4】加熱穿孔装置と孔版カセットの要部の平面図で
ある。
【図5】感熱性孔版原紙の拡大断面図である。
【図6】スタンプ本体とシート状態の感熱性孔版原紙の
斜視図である。
【図7】スタンプ本体にスカート部材を外嵌する直前の
状態を示す斜視図である。
【図8】スタンプ装置の斜視図である。
【図9】スタンプ装置(不使用状態)の縦断面図であ
る。
【図10】スタンプ装置(印刷状態)の縦断面図であ
る。
【図11】第1別実施形態に係るスタンプ装置のスタン
プ本体と感熱性孔版原紙とスカート部材の斜視図であ
る。
【図12】図11のスタンプ装置のスタンプ本体とスカ
ート部材等の嵌合前状態の縦断面図である。
【図13】図11のスタンプ装置(不使用状態)の縦断
面図である。
【図14】図11のスタンプ装置(印刷状態)の縦断面
図である。
【図15】第2別実施形態に係るスタンプ装置のスタン
プ本体と感熱性孔版原紙とスカート部材の斜視図であ
る。
【図16】図15のスタンプ装置のスカート部材の要部
平面図である。
【図17】図15のスタンプ装置のスタンプ本体と感熱
性孔版原紙の斜視図である。
【符号の説明】
P 用紙 40,60,70 スタンプ装置 28,28A,28B 感熱性孔版原紙 28a,28b 印面部 41,61,71 スタンプ本体 42,62,72 把持部 43 粘着剤 44,65,73 インク含浸体 45,66,75 スカート部材 46,67,76 開口部 50 係合機構 51 係合部 52 被係合部63 ガイド部 68 保持部 77,78 第1,第2案内部 77a,78a 傾斜案内面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−156982(JP,A) 実開 昭59−59358(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41K 1/32 B41L 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部を有し底面部が矩形状のスタンプ
    本体と、このスタンプ本体の底面部に取付けられインク
    を含浸させたインク含浸体と、穿孔画像が形成され且つ
    インク含浸体の底面部を覆う感熱性孔版原紙とを備え、
    感熱性孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧し
    て穿孔画像を印刷するように構成したスタンプ装置にお
    いて、 前記感熱性孔版原紙は、長さと幅においてインク含浸体
    の底面よりも大きく形成され、感熱性孔版原紙の長手方
    向両端部がスタンプ本体の長手方向両端の側面まで立ち
    上げられて側面に粘着剤を介して密着状に粘着され、感
    熱性孔版原紙の幅方向両端部がスタンプ本体の幅方向両
    端の側面まで立ち上げられ、 前記スタンプ本体の下部に下方より外嵌合して感熱性孔
    版原紙の長手方向両端部と幅方向両端部をスタンプ本体
    の側面に密着させるスカート部材であって、その底面部
    に、インク含浸体の底面に対応する感熱性孔版原紙の印
    面部を底面外へ臨ませる開口部を有するスカート部材を
    設けたことを特徴とするスタンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記スタンプ本体とスカート部材とに、
    スカート部材を、印面部が開口部よりも下方へ突出する
    位置と、印面部が開口部内へ退入した位置とに亙って小
    ストローク昇降可能にスタンプ本体に支持させる係合機
    構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスタンプ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記係合機構が、スタンプ本体の平行な
    1対の側面に形成された1対の係合部と、これら係合部
    に係合するようにスカート部材に形成された1対の被係
    合部とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のスタンプ装置。
  4. 【請求項4】 把持部を有し底面部が矩形状のスタンプ
    本体と、このスタンプ本体の底面部に取付けられインク
    を含浸させたインク含浸体と、穿孔画像が形成され且つ
    インク含浸体の底面部を覆う感熱性孔版原紙とを備え、
    感熱性孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧し
    て穿孔画像を印刷するように構成したスタンプ装置にお
    いて、前記感熱性孔版原紙は、長さと幅においてインク
    含浸体の底面よりも大きく形成され、 前記スタンプ本体の下部に下方より外嵌合するスカート
    部材であって、その底面部に、インク含浸体の底面に対
    応する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨ませ且つ感
    熱性孔版原紙のうちの印面部の外周側の外周部をインク
    含浸体の外周側面に密着させる開口部を有するスカート
    部材を設け、 前記スカート部材の内周面に、スタンプ本体に取付ける
    前のシート状の感熱性孔版原紙を開口部から所定高さ離
    隔した位置に保持するとともにスタンプ本体のガイド部
    を案内する保持部を形成し、 前記シート状の感熱性孔版原紙を保持部に保持した状態
    で、スカート部材をスタンプ本体に外嵌合させることに
    より、感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面と外周側面
    に密着させるように構成したことを特徴とするスタンプ
    装置。
  5. 【請求項5】 把持部を有し底面部が矩形状のスタンプ
    本体と、このスタンプ本体の底面部に取付けられインク
    を含浸させたインク含浸体と、穿孔画像が形成され且つ
    インク含浸体の底面部を覆う感熱性孔版原紙とを備え、
    感熱性孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧し
    て穿孔画像を印刷するように構成したスタンプ装置にお
    いて、 前記感熱性孔版原紙は、長さと幅においてインク含浸体
    の底面よりも大きく形成され、 前記スタンプ本体の下部に下方より外嵌合するスカート
    部材であって、その底面部に、インク含浸体の底面に対
    応する感熱性孔版原紙の印面部を底面外へ臨ませる開口
    部を有するスカート部材を設け、 前記スカート部材の相対向する1対の内壁面のうちの開
    口部の上方第1高さ部位に、内壁面から内側へ開口部の
    外周縁に対応する位置まで突出して水平方向に延びる内
    側下がり傾斜状の1対の第1傾斜案内面を形成し、 前記スカート部材の前記とは異なる相対向する1対の内
    壁面のうちの開口部の上方第1高さよりも低い第2高さ
    部位に、内壁面から内側へ開口部の外周縁に対応する位
    置まで突出して水平方向に延びる内側下がり傾斜状の1
    対の第2傾斜案内面を形成し、 シート状の感熱性孔版原紙をインク含浸体の底面に付着
    させた状態にして、スタンプ本体の下部にスカート部材
    を外嵌合させる際に、1対の第1傾斜案内面で感熱性孔
    版原紙の外周部の平行な両辺部を案内してスタンプ本体
    の側面に密着させてから、1対の第2傾斜案内面で感熱
    性孔版原紙の外周部の前記両辺部とは異なる平行な両辺
    部を案内してスタンプ本体の側面に密着させるように構
    成したことを特徴とするスタンプ装置。
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