JPH0952382A - 蓄熱補正方法及び装置 - Google Patents

蓄熱補正方法及び装置

Info

Publication number
JPH0952382A
JPH0952382A JP7209779A JP20977995A JPH0952382A JP H0952382 A JPH0952382 A JP H0952382A JP 7209779 A JP7209779 A JP 7209779A JP 20977995 A JP20977995 A JP 20977995A JP H0952382 A JPH0952382 A JP H0952382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
heat storage
line
heat
storage correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7209779A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7209779A priority Critical patent/JPH0952382A/ja
Priority to US08/698,695 priority patent/US5841461A/en
Publication of JPH0952382A publication Critical patent/JPH0952382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/3555Historical control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/365Print density control by compensation for variation in temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲な発熱素子の熱履歴に基づく蓄熱補正
を正確且つ簡単に行うこと。 【解決手段】 プリントしようとする第Nラインの各発
熱データから、乗算器24から出力された第Nラインの
各蓄熱補正データが減算される。この蓄熱補正された第
Nラインの各発熱データは、ヘッド駆動回路に送られる
とともに、乗算器27で係数K1が乗算される。この乗
算器27から出力されたデータは、加え合わせ点26に
おいて、乗算器24からの蓄熱補正データに加算され
る。この加算結果は、発熱素子の熱履歴を表すデータと
してラインメモリに書き込まれる。第(N+1)ライン
のプリント時に、ラインメモリからデータが読み出さ
れ、乗算器24で係数K2が乗算され、第(N+1)ラ
インの蓄熱補正データとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に用いられ、発熱素子の蓄熱による画質低下を防止する
ための蓄熱補正方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、サーマルヘッド
で感熱記録紙を加熱して直接に発色させる感熱記録方式
と、記録紙に重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッ
ドで加熱してインクリボンのインクを記録紙に転写する
熱転写記録方式とがある。このサーマルヘッドは、セラ
ミック製の基板上に多数の発熱素子がライン状に形成さ
れている。
【0003】サーマルプリンタでは、入力画像データに
応じてサーマルヘッドを駆動しただけでは、蓄熱の影響
によってプリントされた画像に濃度ムラが発生したり、
画像の輪郭がボヤけたりする。
【0004】各発熱素子から発生した熱エネルギーの多
くは記録のために使われるが、記録に供しないものは、
蓄熱されたり、放熱されたりする。この蓄熱には、局所
的な蓄熱(以下、これを発熱素子の蓄熱と称する)と、
全体的な蓄熱(以下、これをサーマルヘッドの蓄熱と称
する)とに分けることができる。
【0005】発熱素子の蓄熱は、熱エネルギーが発熱素
子のグレーズ層に主として蓄えられる。この蓄熱された
熱エネルギーは、発熱素子の過去の発熱状態、すなわち
熱履歴に依存している。また、それ自身の蓄熱の他に、
隣接する発熱素子に蓄熱された熱エネルルギーの一部が
伝達されることもある。
【0006】発熱素子に蓄熱された熱エネルギーは、そ
の一部が画素の記録に影響するため、この画素の発色濃
度が所期の値よりも高くなる。したがって、原画上で濃
度が高い状態から低い状態に急に変化している場合で
も、ハードコピー上では濃度変化がなだらかとなるた
め、画像の輪郭をシャープに記録することができなくな
る。
【0007】サーマルヘッドの蓄熱は、各発熱素子の熱
エネルギーの一部がセラミック基板に伝達されてこれに
蓄えられたり、あるいは更にセラミック基板を支持して
いるアルミ板に伝達されて蓄えられるものである。この
サーマルヘッドの蓄熱は、シェーデングと呼ばれている
全体的な濃度ムラを発生する。すなわち、このシェーデ
ィングが発生すると、記録の開始部分では濃度が全体的
に低く、記録が進むに濃度が全体的に高くなる。サーマ
ルヘッドの蓄熱に対しては、サーマルヘッドに温度セン
サーを設けて、この温度に応じてサーマルヘッドの印加
電圧を調節することで補正している。
【0008】前記発熱素子の蓄熱に対しては、補正すべ
き注目画素の周辺にある画素を用い、例えば3×3又は
7×7の画素の発熱データにフイルタリング演算を行っ
て、注目画素の発熱データを補正している。このフイル
タリング演算は、周知の輪郭強調処理と同じ手法であ
り、注目画素の周辺にある各画素に、その位置に応じた
係数を乗算してから加算し、この加算値を補正データと
して注目画素の発熱データに加算している。
【0009】輪郭強調処理は高い画素の濃度をより高く
し、そして濃度が低い画素の濃度をより低くして、コン
トラストを高めるものである。他方、フイルタリング演
算は、過去の発熱状態に基づく蓄熱の影響を除いて原画
を忠実に再現するためのものであり、コントラストを高
めることを意図していない。したがって、これらの画像
処理は、その目的によって係数が違っているが、演算式
そのものは同じである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したフイルタリン
グ演算は、数ライン前からの熱履歴を考慮して発熱デー
タを補正するものであるが、発熱素子の蓄熱の影響を更
に効果的になくすには、時間的に広い範囲の熱履歴を考
慮することが必要である。しかし、熱履歴の範囲を広く
した場合には、演算に使用する発熱データの個数が増え
るため、ラインメモリや演算部の個数が増えてしまう。
これはコスト高と演算時間の遅延とを招くため、実施す
ることは実用上不可能となる。
【0011】本発明は、広範囲の熱履歴を考慮すること
で、正確な蓄熱補正を可能とした蓄熱補正方法及び装置
を提供することを目的とするものである。
【0012】また、本発明は、熱履歴の範囲が広いにも
かかわらず、構成が簡単で、かつ演算速度が早い蓄熱補
正方法及び装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の蓄熱補正方法では、プリントしよう
とする第Nラインの各発熱データから第Nラインの各蓄
熱補正データを対応するもの同志でそれぞれ減算して、
第Nラインの各発熱データを補正するとともに、この補
正された第Nラインの各発熱データに係数K1を乗算し
てから、第Nラインの各蓄熱補正データと対応するデー
タ同志で加算し、これらの加算値に係数K2を乗算した
ものを第(N+1)ラインの蓄熱補正データとしてい
る。
【0014】請求項2記載の蓄熱補正方法では、第Nラ
インの各蓄熱補正データに対してフイルタリング演算を
施している。
【0015】請求項3記載の蓄熱補正方法では、フイル
タリング演算に際して、補正すべき注目蓄熱補正データ
及びその左右に2個ずつとった4個の蓄熱補正データを
用い、注目蓄熱補正データはそのまま用い、左右の1個
目の各蓄熱補正データには係数K3をぞれぞれ乗算し,
左右の2個目の各蓄熱補正データには係数K4をそれぞ
れ乗算し、これらの5個の蓄熱補正データを加算したも
の新しい注目蓄熱補正データとしている。
【0016】請求項4記載の蓄熱補正装置では、プリン
トしようとする第Nラインの各発熱データから第Nライ
ンの各蓄熱補正データをそれぞれ減算して各発熱データ
を補正する手段と、この補正手段からの各データに係数
K1を乗算する第1の乗算手段と、この乗算された各デ
ータと第Nラインの各蓄熱補正データとを対応するデー
タ同志で加算する手段と、この加算結果を記憶するライ
ンメモリと、第(N+1)ラインのプリントに際してラ
インメモリから読み出した各データに係数K2を乗算し
て第(N+1)ラインの蓄熱補正データとする第2の乗
算手段とから構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1において、1ライン分の各発
熱データは、ラインメモリ10に書き込まれる。感熱記
録方式では、各発熱素子で各ドットを記録する場合に、
発熱素子を発色直前の状態まで加熱するバイアス加熱を
してから、その直後に階調加熱をする。バイアス加熱で
は、バイアスデータによって各発熱素子が一様に加熱さ
れる。バイアスデータは、各発熱素子とも共通な値が用
いられるが、各発熱素子に抵抗値等のバラツキがある場
合には、この抵抗値等のバラツキを考慮して各バイアス
データが決められる。階調加熱では、各画像データに応
じて各発熱素子が駆動される。したがって、感熱記録方
式では、発熱データには、バイアスデータと画像データ
の両方がある。なお、熱転写記録では、階調加熱だけが
行われるため、発熱データは画像データである。
【0018】ラインメモリ10に記憶された1ライン分
の発熱データは、蓄熱補正回路11に送られて蓄熱補正
が行われる。感熱記録方式では、画像データとバイアス
データの両方に対して蓄熱補正をしてもよいし、あるい
はその一方に対してのみ蓄熱補正をしてもよい。蓄熱補
正された発熱データは、ヘッド駆動回路12に送られ
る。このヘッド駆動回路12は、感熱記録紙14に圧接
しているサーマルヘッド13を駆動する。この感熱記録
紙14は、図1において紙面と垂直な方向に移動する。
【0019】サーマルヘッド13は、周知のように、セ
ラミック基板に多数の発熱素子13aがライン状に形成
されている。このセラミック基板はアルミ板に固定され
ている。また、アルミ板には、放熱性を良好にするため
に、複数のフイン(図示せず)が一体形成されている。
【0020】サーマルヘッド13の各発熱素子13a
は、発熱データに応じた熱エネルギーを発生する。この
発熱素子の駆動には、発熱データによってON時間を決
定する方法と、発熱データによって発熱回数を決定する
方法とがある。
【0021】図2は、本発明の一例を示すものである。
第1ラインメモリ20と、第2ラインメモリ21には、
各発熱素子の熱履歴を示す1ライン分のデータが書き込
まれている。これらのラインメモリ20,21は、スイ
ッチ22,23によって、データを書き込むべきものと
読み出すものとが指定される。図2に示す状態では、第
1ラインメモリ20に記憶された1ライン分のデータは
順番に読み出され、スイッチ23を介して乗算器24に
送られる。
【0022】乗算器24は、順番に入力された各データ
に係数K2を乗算する。係数K2が乗算された各データ
は、蓄熱補正データとして加え合わせ点25と26とに
送られる。一方の加え合わせ点25には、今回プリント
される1ライン分の発熱データが順番に入力されてお
り、発熱データから蓄熱補正データが対応するデータ同
志で減算される。この減算処理によって蓄熱補正された
1ライン分の発熱データは、ヘッド駆動部12に送られ
る。
【0023】また、蓄熱補正された1ライン分の発熱デ
ータは、乗算器27で係数K1が乗算されてから、加え
合わせ点26に送られる。この加え合わせ点26では、
係数K1が乗算されたデータと蓄熱補正データとが加算
される。この加算されたデータは、熱履歴を表すデータ
としてスイッチ26を介して第2ラインメモリ21に書
き込まれる。
【0024】次回のラインのプリントでは、プリントに
先立ってスイッチ22,23が切り換えられ、第2ライ
ンメモリ21からデータが読み出される。このデータに
係数K2が乗算され、蓄熱補正データとして加え合わせ
点25,26に送られる。同様にして、第1ラインメモ
リ20と第2ライメモリ21は、書き込みと読み出しと
が交互に行われる。
【0025】この実施形態では、蓄熱補正されたプリン
トすべき第Nラインの発熱データを係数K1で重み付け
してから、第Nラインの蓄熱補正データと加算し、この
加算したものを熱履歴を表すデータとしてラインメモリ
に書き込む。そして、次のラインのプリントにおいて、
ラインメモリから読み出し、係数K2で重み付けして第
(N+1)ラインの蓄熱補正データとして用いる。
【0026】過去に記録されたプリントラインのうち新
しいものほどその発熱データに対して大きな重み付けを
して加算するから、熱履歴の状態、すなわち蓄熱の影響
の度合いを考慮した蓄熱補正データが得られる。しか
も、古いプリントラインの発熱データであっても、これ
を考慮して蓄熱補正データを作成しているから、発熱素
子の蓄熱状態を正確に予測することが可能となる。
【0027】係数K1は、サーマルヘッドの形状,各発
熱素子の長さ,感熱記録紙の材質等に応じて決められ
る。係数K2は、サーマルヘッドの形状,冷却状態等に
よって決められる。一般的には、係数K1として、0.
3〜0.5が用いられる。係数K2としては、0.5〜
0.8が用いられ、冷却状態が良好であると零に近い数
値となり、冷却状態が悪いと「1」に近い数値となる。
この係数K2が小数点以下の値であるから、古いプリン
トラインほど発熱データの重みが徐々に小さくなる。
【0028】蓄熱による画質劣化の問題は、各発熱素子
自身の蓄熱の影響が最も大きいが、隣接する発熱素子の
蓄熱も影響する。図3は、隣接する発熱素子に蓄積され
た熱エネルギーを考慮して蓄熱補正データを作成する実
施形態を示すものである。この図3において、前回の蓄
熱補正データは、隣接する発熱素子の蓄熱の影響を考慮
するために、フイルタ30でフイルタリング処理を受け
てから、加え合わせ点26に送られる。
【0029】フイルタの一例を示す図4において、前回
の蓄熱補正データは、シフトレジスタ35に送られる。
このシフトレジスタ35は、カスケード接続された4個
のラッチ回路31〜34からなり、クロックで蓄熱補正
データを1個ずつシフトさせる。ラッチ回路31の入力
端子と力端子から取り出した2個の蓄熱補正データは、
乗算器37,38にそれぞれ送られる。また、ラッチ回
路34の入力端子及び出力端子から取り出した蓄熱補正
データは、乗算器39,40に送られる。これらの乗算
器37〜38の乗算結果と、ラッチ回路32にラッチさ
れた蓄熱補正データは、加え合わせ点41に送られて加
算され、この加算結果が図3に示す加え合わせ点26に
送られる。
【0030】ラインメモリ20,21の一方に記憶され
た1ライン分のデータは、ラインの端から順番に読み出
される。そして、乗算器24で係数K2が乗算されて蓄
熱補正データに変換されてから、フイルタ30に送られ
る。この端から1番目の蓄熱補正データは、クロックに
よってラッチ回路31にラッチされる。次に、端から第
2番目の蓄熱補正データがシフトレジスタ35に入力さ
れる。この状態でクロックが入力されると、ラッチ回路
32に第1番目の蓄熱補正データがラッチされ、ラッチ
回路31に第2番目の蓄熱補正データがラッチされる。
【0031】2個の蓄熱補正データがシフトレジスタ3
5にラッチされ、そして第3番目の蓄熱補正データがシ
フトレジスタ35に入力されている状態でフイルタリン
グ処理が開始される。第1番目の蓄熱補正データは、そ
のまま加え合わせ点41に送られ、第2番目の蓄熱補正
データは乗算器38で係数K3が乗算されてから加え合
わせ点41に送られる。第3番目の蓄熱補正データは、
乗算器37で係数K4が乗算されてから加え合わせ点4
1に送られる。この加え合わせ点41は、3個の蓄熱デ
ータを加算する。
【0032】このように、第1番目の蓄熱補正データを
そのまま用いる他に、片側にある2個の発熱素子の蓄熱
補正データを係数倍して加算するから、注目の発熱素子
の熱履歴の他に、周囲の発熱素子の熱履歴を考慮するこ
とができる。加え合わせ点41で加算されたデータは加
え合わせ点26に送られ、今回プリントする1ラインの
発熱データのうち一番端にある対応するものに加算され
る。
【0033】第4番目の蓄熱補正データがシフトレジス
タ25に入力されているときには、第1番目の蓄熱補正
データがラッチ回路33にラッチされ、第2番目の蓄熱
補正データはラッチ回路32にラッチされ、第3番目の
蓄熱補正データはラッチ回路31にラッチされる。第2
番目の蓄熱補正データはそのまま加え合わせ点41に送
られる。そして、第1番目と第3番目の蓄熱補正データ
には係数K3が乗算され、第4番目の蓄熱補正データに
は係数K4が乗算され、これらが加算される。したがっ
て、第2番目の蓄熱補正データは、片側に位置する第1
番目の蓄熱補正データと、別の片側に位置する第2番目
と第4番目の蓄熱補正データとに応じて補正される。
【0034】第5番目の蓄熱補正データがシフトレジス
タ25に入力されているときには、第1番目の蓄熱補正
データがラッチ回路34にラッチされ、第2番目の蓄熱
補正データがラッチ回路33にラッチされる。更に、第
3番目の蓄熱補正データがラッチ回路32にラッチさ
れ、第4番目の蓄熱補正データがラッチ回路32にラッ
チされる。
【0035】ラッチ回路32にラッチされた第3番目の
蓄熱補正データは、そのまま加え合わせ点41に送られ
る。そして、第1番目と第5番目の蓄熱補正データには
係数K4が乗算されてから加え合わせ点41に送られ
る。第2番目と第4番目の蓄熱補正データには係数K3
が乗算されてから加え合わせ点41に送られる。したが
って、第3番目の蓄熱補正データは、左右にそれぞれ位
置する2個の蓄熱補正データによって補正される。
【0036】同様に、第4番目以降の蓄熱補正データも
左右2個の発熱補正データを用いてフイルタリング演算
が行われる。なお、最後の蓄熱補正データがラッチ回路
32でラッチした状態でフイルタリング演算をすると、
1ライン分のフイルタリング演算が終了する。
【0037】上記実施態様は感熱記録であるが、本発明
はインクフイルムを使用した熱転写記録にも同様に適用
することができる。また、ラインプリンタの他に、サー
マルヘッドが移動するシリアルプリンタにも利用するこ
とができる。更に、3色を面順時で記録するカラープリ
ントにも利用することができる。更にまた、2個のライ
ンメモリを使用しているが、データの読み出しと書き込
みとが交互に行われるので、1個のラインメモリでもよ
い。また、本発明は、CPUで蓄熱補正演算を行うこと
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、蓄熱補正された第Nラインの発熱データを重み付
けしてから、第Nラインの蓄熱補正データに加算するこ
とで、発熱素子の熱履歴を表すデータを作成し、この熱
履歴のデータを重み付けして第(N+1)ラインの蓄熱
補正データとし、第(N+1)ラインの記録に際してそ
の発熱データから第(N+1)ラインの蓄熱補正データ
を減算して蓄熱補正するから、容量の小さなメモリと簡
単な演算回路で、広範囲の熱履歴を考慮した蓄熱補正を
行うことができる。
【0039】また、蓄熱補正データに対してはフイルタ
リング演算するから、周囲にある発熱素子の蓄熱も考慮
して、正確に蓄熱補正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の蓄熱補正を実施する感熱プリ
ンタの概略図である。
【図2】蓄熱補正回路の一例を示すブロック図である。
【図3】周囲の発熱素子の蓄熱も考慮する本発明の実施
形態を示すブロック図である。
【図4】フイルタの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 蓄熱補正回路 13 サーマルヘッド 24,27,37〜40 乗算器 25,26,41 加え合わせ点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントしようとする第Nラインの各発
    熱データから、第Nラインの各蓄熱補正データを対応す
    るデータ同志でそれぞれ減算して、第Nラインの各発熱
    データを補正するとともに、この補正された第Nライン
    の各発熱データに係数K1を乗算してから、第Nライン
    の各蓄熱補正データと対応するデータ同志で加算し、こ
    れらの加算値に係数K2を乗算したものを第(N+1)
    ラインの蓄熱補正データとすることを特徴とする蓄熱補
    正方法。
  2. 【請求項2】 前記加算をする前に、第Nラインの各蓄
    熱補正データに対してフイルタリング演算をすることを
    特徴とする請求項1記載の蓄熱補正方法。
  3. 【請求項3】 前記フイルタリング演算に際して、補正
    すべき注目蓄熱補正データ及びその左右に2個ずつとっ
    た4個の蓄熱補正データを用い、注目蓄熱補正データは
    そのまま用い、左右の1個目の各蓄熱補正データには係
    数K3をぞれぞれ乗算し,左右の2個目の各蓄熱補正デ
    ータには係数K4をそれぞれ乗算し、これらの5個の蓄
    熱補正データを加算したもの新しい注目蓄熱補正データ
    とすることを特徴とする請求項2記載の蓄熱補正方法。
  4. 【請求項4】 プリントしようとする第Nラインの各発
    熱データから第Nラインの各蓄熱補正データをそれぞれ
    減算して各発熱データを補正する手段と、この補正手段
    からの各データに係数K1を乗算する第1の乗算手段
    と、この乗算された各データと第Nラインの各蓄熱補正
    データとを対応するデータ同志で加算する手段と、この
    加算結果を記憶するラインメモリと、第(N+1)ライ
    ンのプリントに際してラインメモリから読み出した各デ
    ータに係数K2を乗算して第(N+1)ラインの蓄熱補
    正データとする第2の乗算手段とからなることを特徴と
    する蓄熱補正装置。
JP7209779A 1995-08-17 1995-08-17 蓄熱補正方法及び装置 Pending JPH0952382A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7209779A JPH0952382A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 蓄熱補正方法及び装置
US08/698,695 US5841461A (en) 1995-08-17 1996-08-16 Accumulated heat correction method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7209779A JPH0952382A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 蓄熱補正方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0952382A true JPH0952382A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16578473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7209779A Pending JPH0952382A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 蓄熱補正方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5841461A (ja)
JP (1) JPH0952382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7446789B2 (en) 2005-03-30 2008-11-04 Fujifilm Corporation Heat accumulation correcting method, thermal printer, and computer-executable program

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000185424A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Seiko Instruments Inc サーマルプリンタ履歴制御方法
KR100348038B1 (ko) * 1999-07-21 2002-08-09 세이코 엡슨 가부시키가이샤 서멀 프린터 및 그 열 이력 제어 방법
US6999202B2 (en) 2001-03-27 2006-02-14 Polaroid Corporation Method for generating a halftone of a source image
US6937365B2 (en) 2001-05-30 2005-08-30 Polaroid Corporation Rendering images utilizing adaptive error diffusion
US6842186B2 (en) * 2001-05-30 2005-01-11 Polaroid Corporation High speed photo-printing apparatus
US7298387B2 (en) * 2001-08-22 2007-11-20 Polaroid Corporation Thermal response correction system
US6819347B2 (en) 2001-08-22 2004-11-16 Polaroid Corporation Thermal response correction system
US7295224B2 (en) * 2001-08-22 2007-11-13 Polaroid Corporation Thermal response correction system
US7176953B2 (en) 2001-08-22 2007-02-13 Polaroid Corporation Thermal response correction system
US6906736B2 (en) 2002-02-19 2005-06-14 Polaroid Corporation Technique for printing a color image
US7283666B2 (en) 2003-02-27 2007-10-16 Saquib Suhail S Digital image exposure correction
US8773685B2 (en) 2003-07-01 2014-07-08 Intellectual Ventures I Llc High-speed digital image printing system
JP2005212454A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mitsubishi Electric Corp サーマルプリンタの高画質化装置及びサーマルプリンタの高画質化方法
JP2010089331A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Seiko Instruments Inc サーマルプリンタ装置及び印字方法
JP5422687B2 (ja) * 2012-02-20 2014-02-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 通信処理装置および画像形成装置
WO2020204886A1 (en) * 2019-03-29 2020-10-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Calculations of estimated thermal energy accumulations to print pixels

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4574293A (en) * 1983-05-23 1986-03-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Compensation for heat accumulation in a thermal head
US4827279A (en) * 1988-06-16 1989-05-02 Eastman Kodak Company Process for correcting across-the-head nonuniformity in thermal printers
JPH02212164A (ja) * 1988-10-13 1990-08-23 Canon Inc 記録方法及び装置
JP2627348B2 (ja) * 1990-03-16 1997-07-02 セイコー電子工業株式会社 ラインサーマルプリンタ
JP3097062B2 (ja) * 1992-03-12 2000-10-10 富士写真フイルム株式会社 サーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7446789B2 (en) 2005-03-30 2008-11-04 Fujifilm Corporation Heat accumulation correcting method, thermal printer, and computer-executable program

Also Published As

Publication number Publication date
US5841461A (en) 1998-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0952382A (ja) 蓄熱補正方法及び装置
JP2011173427A (ja) 熱応答補正システム
JP3589783B2 (ja) 蓄熱補正方法及び装置
JPS59127781A (ja) サ−マルヘツド駆動回路
JPH0666872B2 (ja) 感熱中間調記録装置
EP0110675B1 (en) Thermal recording system
JP3017828B2 (ja) 記録装置
JPH1158806A (ja) サーマルプリント方法及びプリンタ
JPS60161163A (ja) サ−マルヘツドの蓄熱補正装置
JPH02289364A (ja) サーマルヘッドの蓄熱補正回路
JP2648400B2 (ja) 画像処理装置
JP3678385B2 (ja) サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ
JPH10146998A (ja) 蓄熱補正方法及び装置
JP2003251844A (ja) 蓄熱補正方法
US7167271B1 (en) Image recording apparatus
JP2000108399A (ja) 多階調画像の感熱記録方法と感熱記録装置
JP2004009326A (ja) サーマルプリンタの熱履歴演算装置
JPH0542705A (ja) ビデオプリンタおよびそのサーマルヘツドの熱履歴補正方法
JP2898169B2 (ja) サーマル階調記録装置
KR970006285B1 (ko) 감열식 프린터
JPH08244266A (ja) 多階調サーマル記録装置
JPH04269562A (ja) サーマルヘッド式印字装置
JPH08300712A (ja) サーマルプリンタ
JPH03175061A (ja) 印写装置
JPS6083861A (ja) カラ−転写方式

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040512