JP3097062B2 - サーマルプリンタ - Google Patents
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- JP3097062B2 JP3097062B2 JP04053901A JP5390192A JP3097062B2 JP 3097062 B2 JP3097062 B2 JP 3097062B2 JP 04053901 A JP04053901 A JP 04053901A JP 5390192 A JP5390192 A JP 5390192A JP 3097062 B2 JP3097062 B2 JP 3097062B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/325—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタに関
し、更に詳しくは感熱記録材料が定着用光源に接触しな
いように改良したサーマルプリンタに関するものであ
る。
し、更に詳しくは感熱記録材料が定着用光源に接触しな
いように改良したサーマルプリンタに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】サーマルプリンタでは、支持体上に感熱
発色層を層設した感熱記録材料が用いられ、この感熱発
色層にサーマルヘッドを押し当てて加熱し、これを発色
させるようにしている。サーマルヘッドで加熱されない
部分は、発色能力を備えているから、保存中に熱が加わ
ると発色してしまう。そこで、感熱記録材料の熱記録後
に、光定着器で電磁線例えば紫外線を照射することで、
発色能力を消失させるようにしている。
発色層を層設した感熱記録材料が用いられ、この感熱発
色層にサーマルヘッドを押し当てて加熱し、これを発色
させるようにしている。サーマルヘッドで加熱されない
部分は、発色能力を備えているから、保存中に熱が加わ
ると発色してしまう。そこで、感熱記録材料の熱記録後
に、光定着器で電磁線例えば紫外線を照射することで、
発色能力を消失させるようにしている。
【０００３】また、イエロー感熱発色層，マゼンタ感熱
発色層，シアン感熱発色層を支持体上に順次層設し、３
回の熱記録でカラー画像を記録するカラー感熱記録材料
も知られている（例えば特開昭６１−２１３１６９
号）。このカラー感熱記録材料では、表面側に層設され
た第１番目の感熱発色層，例えばイエロー感熱発色層の
熱記録後に，第２番目のマゼンタ感熱発色層が熱記録さ
れる。このマゼンタ感熱発色層の熱記録時に、イエロー
感熱発色層の未記録部分が発色しないようにするため
に、マゼンタ感熱発色層の熱記録の前に、例えば４２０
ｎｍの近紫外線を照射してイエロー感熱発色層を光定着
している。同様に、マゼンタ感熱発色層に対しても、そ
の熱記録の後に、例えば３６５ｎｍの紫外線を照射して
未記録部分を光定着している。
発色層，シアン感熱発色層を支持体上に順次層設し、３
回の熱記録でカラー画像を記録するカラー感熱記録材料
も知られている（例えば特開昭６１−２１３１６９
号）。このカラー感熱記録材料では、表面側に層設され
た第１番目の感熱発色層，例えばイエロー感熱発色層の
熱記録後に，第２番目のマゼンタ感熱発色層が熱記録さ
れる。このマゼンタ感熱発色層の熱記録時に、イエロー
感熱発色層の未記録部分が発色しないようにするため
に、マゼンタ感熱発色層の熱記録の前に、例えば４２０
ｎｍの近紫外線を照射してイエロー感熱発色層を光定着
している。同様に、マゼンタ感熱発色層に対しても、そ
の熱記録の後に、例えば３６５ｎｍの紫外線を照射して
未記録部分を光定着している。
【０００４】前記光定着器に用いられる紫外線ランプ
は、感熱記録材料に照射される有効光量を増大させて定
着効率を向上させるために、感熱記録材料との距離を可
能な限り狭めた位置に取り付けられており、例えばプラ
テンドラムに巻き付けられた感熱記録材料との間隔は約
５ミリ程度に設定されている。
は、感熱記録材料に照射される有効光量を増大させて定
着効率を向上させるために、感熱記録材料との距離を可
能な限り狭めた位置に取り付けられており、例えばプラ
テンドラムに巻き付けられた感熱記録材料との間隔は約
５ミリ程度に設定されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記感熱記録材料は、
先端がクランプアームで固定されているが後端はフリー
であるため、この後端側がプラテンドラムの表面から離
れて紫外線ランプの表面に接触する場合がある。感熱記
録材料が紫外線ランプと接触すると、紫外線ランプの熱
で未だ熱記録していない層が記録されてしまうという問
題があった。
先端がクランプアームで固定されているが後端はフリー
であるため、この後端側がプラテンドラムの表面から離
れて紫外線ランプの表面に接触する場合がある。感熱記
録材料が紫外線ランプと接触すると、紫外線ランプの熱
で未だ熱記録していない層が記録されてしまうという問
題があった。
【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、感熱記録材料が紫外線ランプに接
触するのを防止したサーマルプリンタを提供することを
目的とする。
めになされたもので、感熱記録材料が紫外線ランプに接
触するのを防止したサーマルプリンタを提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルプリン
タは、感熱記録材料の感熱発色層に熱記録してから、定
着用光源からの電磁線を照射して定着するサーマルプリ
ンタにおいて、定着用光源と感熱記録材料との間に、感
熱記録材料が定着用光源に接触しないようにする接触防
止部材を設けるとともに、この接触防止部材に複数個の
開口を設け、各開口の間に残るブリッジ状部が感熱記録
材料の移動方向に対して斜めに伸びた形状となるように
したものである。また、前記開口の形状は三角形であ
り、少なくとも両端部に設けられた開口を除いて、向き
が逆の三角形を交互に配列したものである。また、前記
開口の形状は、少なくとも両端部に設けられた開口を除
いて、平行四辺形としたものである。また、前記接触防
止部材が紫外線透過材料で作られているものである。ま
た、前記定着用光源は、感熱記録材料に対面する側に電
磁線照射用の開口が形成されたリフレクタに収納され、
前記接触防止部材は、リフレクタの開口を覆うように、
リフレクタの開口の縁部に取り付けられているものであ
る。また、前記定着用光源はＵ字型をしているものであ
る。また、前記電磁線は紫外線を含むものである。
タは、感熱記録材料の感熱発色層に熱記録してから、定
着用光源からの電磁線を照射して定着するサーマルプリ
ンタにおいて、定着用光源と感熱記録材料との間に、感
熱記録材料が定着用光源に接触しないようにする接触防
止部材を設けるとともに、この接触防止部材に複数個の
開口を設け、各開口の間に残るブリッジ状部が感熱記録
材料の移動方向に対して斜めに伸びた形状となるように
したものである。また、前記開口の形状は三角形であ
り、少なくとも両端部に設けられた開口を除いて、向き
が逆の三角形を交互に配列したものである。また、前記
開口の形状は、少なくとも両端部に設けられた開口を除
いて、平行四辺形としたものである。また、前記接触防
止部材が紫外線透過材料で作られているものである。ま
た、前記定着用光源は、感熱記録材料に対面する側に電
磁線照射用の開口が形成されたリフレクタに収納され、
前記接触防止部材は、リフレクタの開口を覆うように、
リフレクタの開口の縁部に取り付けられているものであ
る。また、前記定着用光源はＵ字型をしているものであ
る。また、前記電磁線は紫外線を含むものである。
【０００８】
【実施例】図３に示すように、プラテンドラム１０は、
回転軸１１にパルスモータ（図示せず）が連結されてお
り、カラー感熱記録材料１３を巻き付けた状態で矢線方
向に回転する。このカラー感熱記録材料１３は、その先
端がクランプアーム１２で固定され、後端はフリーとな
っている。プリント位置にはサーマルヘッド１５が、そ
して下流にはマゼンタ用光定着器１６及びイエロー用光
定着器１７が配置されている。サーマルヘッド１５は、
周知のように、多数の発熱素子が主走査方向にライン状
に配列されており、各発熱素子は画素の濃度に応じた熱
エネルギーを発生する。
回転軸１１にパルスモータ（図示せず）が連結されてお
り、カラー感熱記録材料１３を巻き付けた状態で矢線方
向に回転する。このカラー感熱記録材料１３は、その先
端がクランプアーム１２で固定され、後端はフリーとな
っている。プリント位置にはサーマルヘッド１５が、そ
して下流にはマゼンタ用光定着器１６及びイエロー用光
定着器１７が配置されている。サーマルヘッド１５は、
周知のように、多数の発熱素子が主走査方向にライン状
に配列されており、各発熱素子は画素の濃度に応じた熱
エネルギーを発生する。
【０００９】マゼンタ用光定着器１６は、図１に示すよ
うに、発光ピークがほぼ３６５ｎｍの紫外線を放出する
光量の大きなＵ字型の紫外線ランプ１８と、これを収納
するリフレクタ１９と、この開口を覆うように取り付け
られた板状の接触防止部材２０とからなる。イエロー用
光定着器１７は、発光ピークがほぼ４２０ｎｍの紫外線
を放出するＵ字型の紫外線ランプ２１とリフレクタ２２
と接触防止部材２３とからなる。
うに、発光ピークがほぼ３６５ｎｍの紫外線を放出する
光量の大きなＵ字型の紫外線ランプ１８と、これを収納
するリフレクタ１９と、この開口を覆うように取り付け
られた板状の接触防止部材２０とからなる。イエロー用
光定着器１７は、発光ピークがほぼ４２０ｎｍの紫外線
を放出するＵ字型の紫外線ランプ２１とリフレクタ２２
と接触防止部材２３とからなる。
【００１０】前記接触防止部材２０，２３は、カラー感
熱記録材料１３がプラテンドラム１０の外周面から巻き
緩んだ場合に、カラー感熱記録材料１３がマゼンタ用光
定着器１６及びイエロー用光定着器１７に接触しないよ
うにするものである。これらは、紫外線透過性を有する
材料，例えば熱硬化性樹脂のＲＡＶ７（商品名，三井石
油化学製）を板状に成形し、その中央部をプラテンドラ
ム１０の外周面に沿うように凹ませてある。この凹部に
よって、マゼンタ用光定着器１６及びイエロー用光定着
器１７をプラテンドラム１０に接近させて配置すること
ができる。さらに、図２に示すように、接触防止材料２
０には、紫外線の照射光量を増加させるために、三角形
をした開口２０ａ〜２０ｅが形成されている。なお、接
触防止部材２３も、接触防止材料２０と同じ構造をして
いる。
熱記録材料１３がプラテンドラム１０の外周面から巻き
緩んだ場合に、カラー感熱記録材料１３がマゼンタ用光
定着器１６及びイエロー用光定着器１７に接触しないよ
うにするものである。これらは、紫外線透過性を有する
材料，例えば熱硬化性樹脂のＲＡＶ７（商品名，三井石
油化学製）を板状に成形し、その中央部をプラテンドラ
ム１０の外周面に沿うように凹ませてある。この凹部に
よって、マゼンタ用光定着器１６及びイエロー用光定着
器１７をプラテンドラム１０に接近させて配置すること
ができる。さらに、図２に示すように、接触防止材料２
０には、紫外線の照射光量を増加させるために、三角形
をした開口２０ａ〜２０ｅが形成されている。なお、接
触防止部材２３も、接触防止材料２０と同じ構造をして
いる。
【００１１】前記開口２０ａ〜２０ｅによって、接触防
止部材による紫外線の吸収が抑えられ、そして、各開口
の間に残ったブリッジ２０ｆ〜２０ｉによって、カラー
感熱記録材料１３が紫外線ランプ１８に接触するのが防
止される。前記ブリッジ２０ｆ〜２０ｉは、カラー感熱
記録材料１３の移動方向に対して斜めに伸びているか
ら、定着ムラを防止することができる。すなわち、ブリ
ッジがカラー感熱記録材料１３の移動方向と平行な場合
には、ブリッジだけを通る部分と、開口だけを通る部分
に分けられてしまうため、紫外線の照射量か大きく違い
（約２０％）、その結果定着ムラを起こすことになる。
止部材による紫外線の吸収が抑えられ、そして、各開口
の間に残ったブリッジ２０ｆ〜２０ｉによって、カラー
感熱記録材料１３が紫外線ランプ１８に接触するのが防
止される。前記ブリッジ２０ｆ〜２０ｉは、カラー感熱
記録材料１３の移動方向に対して斜めに伸びているか
ら、定着ムラを防止することができる。すなわち、ブリ
ッジがカラー感熱記録材料１３の移動方向と平行な場合
には、ブリッジだけを通る部分と、開口だけを通る部分
に分けられてしまうため、紫外線の照射量か大きく違い
（約２０％）、その結果定着ムラを起こすことになる。
【００１２】図５に示すように、カラー感熱記録材料１
３は、支持体２５の上に、シアン感熱発色層２６，マゼ
ンタ感熱発色層２７，イエロー感熱発色層２８が順次層
設されている。これらの各感熱発色層２６〜２８は、熱
記録される順番に表面から配置されているが、例えばマ
ゼンタ，イエロー，シアンの順番に熱記録する場合に
は、マゼンタ感熱発色層２７とイエロー感熱発色層２８
との位置が入れ換えられる。これらの感熱発色層２６〜
２８は、深層ほど発色熱エネルギーが高いため、この発
色熱エネルギーを変えることで、３色の感熱発色層２６
〜２８を選択的に記録することができる。
３は、支持体２５の上に、シアン感熱発色層２６，マゼ
ンタ感熱発色層２７，イエロー感熱発色層２８が順次層
設されている。これらの各感熱発色層２６〜２８は、熱
記録される順番に表面から配置されているが、例えばマ
ゼンタ，イエロー，シアンの順番に熱記録する場合に
は、マゼンタ感熱発色層２７とイエロー感熱発色層２８
との位置が入れ換えられる。これらの感熱発色層２６〜
２８は、深層ほど発色熱エネルギーが高いため、この発
色熱エネルギーを変えることで、３色の感熱発色層２６
〜２８を選択的に記録することができる。
【００１３】マゼンタ感熱発色層２７は、サーマルヘッ
ド１５でマゼンタ画像を熱記録した後に、３６５ｎｍ付
近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が光分解
して発色能力が失われる。イエロー感熱発色層２８は、
ほぼ４２０ｎｍ付近の近紫外線（青紫光）を照射すると
光定着して発色能力が失われる。
ド１５でマゼンタ画像を熱記録した後に、３６５ｎｍ付
近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が光分解
して発色能力が失われる。イエロー感熱発色層２８は、
ほぼ４２０ｎｍ付近の近紫外線（青紫光）を照射すると
光定着して発色能力が失われる。
【００１４】次に、上記実施例の作用について説明す
る。プラテンドラム１０が矢線方向に回転され、カラー
感熱記録材料１３の記録エリアの先端がサーマルヘッド
１５に達すると、イエロー画像の熱記録が開始される。
サーマルヘッド１５は、画素の記録濃度に応じて例えば
２０〜３５ｍＪ／ｍｍ2 の範囲内の熱エネルギーを発生
し、イエロー感熱発色層２８にイエロー画像を１ライン
ずつ熱記録する。
る。プラテンドラム１０が矢線方向に回転され、カラー
感熱記録材料１３の記録エリアの先端がサーマルヘッド
１５に達すると、イエロー画像の熱記録が開始される。
サーマルヘッド１５は、画素の記録濃度に応じて例えば
２０〜３５ｍＪ／ｍｍ2 の範囲内の熱エネルギーを発生
し、イエロー感熱発色層２８にイエロー画像を１ライン
ずつ熱記録する。
【００１５】プラテンドラム１０の回転が進んで、クラ
ンプアーム１２がイエロー用光定着器１７の位置に達す
る直前から紫外線ランプ２１が点灯される。これによっ
て、サーマルヘッド１５で記録された部分にほぼ４２０
ｎｍの近紫外線が接触防止部材２２を介して紫外線ラン
プ２１から照射され、イエロー感熱発色層２８の光定着
が行われる。この時、クランプアーム１２で固定された
先端部１３ａ付近は紫外線ランプ１８との距離が安定し
ているが、プラテンドラム１０の回転が進むにつれてカ
ラー感熱記録材料１３の後端部１３ｂがプラテンドラム
１０の外周面から巻き弛み、紫外線ランプ２１に接近し
ようとする。しかし、接触防止部材２３のブリッジによ
ってカラー感熱記録材料１３が受け止められるから、カ
ラー感熱記録材料１３は紫外線ランプ２１に近づき過ぎ
ることがなく、次のマゼンタ感熱発色層２７が紫外線ラ
ンプ２１の熱で記録されてしまうことが回避される。
ンプアーム１２がイエロー用光定着器１７の位置に達す
る直前から紫外線ランプ２１が点灯される。これによっ
て、サーマルヘッド１５で記録された部分にほぼ４２０
ｎｍの近紫外線が接触防止部材２２を介して紫外線ラン
プ２１から照射され、イエロー感熱発色層２８の光定着
が行われる。この時、クランプアーム１２で固定された
先端部１３ａ付近は紫外線ランプ１８との距離が安定し
ているが、プラテンドラム１０の回転が進むにつれてカ
ラー感熱記録材料１３の後端部１３ｂがプラテンドラム
１０の外周面から巻き弛み、紫外線ランプ２１に接近し
ようとする。しかし、接触防止部材２３のブリッジによ
ってカラー感熱記録材料１３が受け止められるから、カ
ラー感熱記録材料１３は紫外線ランプ２１に近づき過ぎ
ることがなく、次のマゼンタ感熱発色層２７が紫外線ラ
ンプ２１の熱で記録されてしまうことが回避される。
【００１６】プラテンドラム１０が２回転目に入ると、
サーマルヘッド１５はマゼンタ感熱発色層２７にマゼン
タ画像を１ラインずつ熱記録する。このマゼンタ画像の
記録時には、イエロー感熱発色層２８も加熱されるが、
既に発色能力が消失されているから、イエロー感熱発色
層２８が発色することはない。プラテンドラム１０の回
転が進んで、クランプアーム１２がイエロー用光定着器
１７の位置に達する直前から紫外線ランプ２１が消灯さ
れ、これに代わってマゼンタ用光定着器１６の紫外線ラ
ンプ１８が点灯される。これによって、カラー感熱記録
材料１３には接触防止部材２０を介してほぼ３６５ｎｍ
の紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層２７の光定着
が行われる。この場合にも、接触防止部材２０によって
カラー感熱記録材料１３が紫外線ランプ１８に近づき過
ぎることが防止される。
サーマルヘッド１５はマゼンタ感熱発色層２７にマゼン
タ画像を１ラインずつ熱記録する。このマゼンタ画像の
記録時には、イエロー感熱発色層２８も加熱されるが、
既に発色能力が消失されているから、イエロー感熱発色
層２８が発色することはない。プラテンドラム１０の回
転が進んで、クランプアーム１２がイエロー用光定着器
１７の位置に達する直前から紫外線ランプ２１が消灯さ
れ、これに代わってマゼンタ用光定着器１６の紫外線ラ
ンプ１８が点灯される。これによって、カラー感熱記録
材料１３には接触防止部材２０を介してほぼ３６５ｎｍ
の紫外線が照射され、マゼンタ感熱発色層２７の光定着
が行われる。この場合にも、接触防止部材２０によって
カラー感熱記録材料１３が紫外線ランプ１８に近づき過
ぎることが防止される。
【００１７】プラテンドラム１０が更に回転して３回転
目になると、サーマルヘッド１５はシアン画像をシアン
感熱発色層２６に１ラインずつ熱記録する。この熱記録
開始直後に、カラー感熱記録材料１３の先端部１３ａの
クランプが解除され、図４に示すように、カラー感熱記
録材料１３はシアン画像の熱記録が継続されながら排紙
通路３０に向かって送り出される。この間、紫外線ラン
プ１８は継続して点灯されており、クランプアーム１２
によって覆われていた先端部１３ａを含むカラー感熱記
録材料１３の全体が漂白される。
目になると、サーマルヘッド１５はシアン画像をシアン
感熱発色層２６に１ラインずつ熱記録する。この熱記録
開始直後に、カラー感熱記録材料１３の先端部１３ａの
クランプが解除され、図４に示すように、カラー感熱記
録材料１３はシアン画像の熱記録が継続されながら排紙
通路３０に向かって送り出される。この間、紫外線ラン
プ１８は継続して点灯されており、クランプアーム１２
によって覆われていた先端部１３ａを含むカラー感熱記
録材料１３の全体が漂白される。
【００１８】この排出時に、カラー感熱記録材料１３の
先端部１３ａは、プラテンドラム１０の外周から離れて
マゼンタ用光定着器１６に向かうが、接触防止部材２０
によって受け止められ、紫外線ランプ１８に接触するこ
とがない。また、紫外線ランプ１８の隙間やリフレクタ
１９内に入り込むことがないから、紙詰まりも生じな
い。
先端部１３ａは、プラテンドラム１０の外周から離れて
マゼンタ用光定着器１６に向かうが、接触防止部材２０
によって受け止められ、紫外線ランプ１８に接触するこ
とがない。また、紫外線ランプ１８の隙間やリフレクタ
１９内に入り込むことがないから、紙詰まりも生じな
い。
【００１９】図６に示す実施例では、接触防止部材３２
に平行四辺形の開口３２ａ〜３２ｃが設けられている。
なお、両側には、三角形の開口３２ｄ，３２ｅが形成さ
れている。紫外線光量の均一化を図るにはブリッジの傾
きを大きくするのがよい。
に平行四辺形の開口３２ａ〜３２ｃが設けられている。
なお、両側には、三角形の開口３２ｄ，３２ｅが形成さ
れている。紫外線光量の均一化を図るにはブリッジの傾
きを大きくするのがよい。
【００２０】図７に示す実施例では、カラー感熱記録材
料１３の送り方向と直交する方向において、開口効率を
ほぼ一定にして定着ムラが発生しないようにしたもので
ある。接触防止部材３５には、三角形の開口３５ａ〜３
５ｇが形成されており、これらの開口３５ａ〜３５ｇ
は、カラー感熱記録材料１３の送り方向に交互にずれて
いる。
料１３の送り方向と直交する方向において、開口効率を
ほぼ一定にして定着ムラが発生しないようにしたもので
ある。接触防止部材３５には、三角形の開口３５ａ〜３
５ｇが形成されており、これらの開口３５ａ〜３５ｇ
は、カラー感熱記録材料１３の送り方向に交互にずれて
いる。
【００２１】開口３５ｄと３５ｅの底辺の間の長さをＬ
1 とし、カラー感熱記録材料１３の任意の点Ｐが開口３
５ｃ，３５ｄの下方を移動する間にブリッジで遮られる
距離をＬ2 とすると、開口率αは、 となる。したがって、カラー感熱記録材料１３が開口の
下方を搬送される間に点Ｐに照射される紫外線の積算光
量Ｌは、紫外線ランプの全光量を１００，接触防止部材
３５の紫外線透過率をｋとすると、 Ｌ＝１００α＋１００（１−α）ｋ ＝１００α＋１００ｋ−１００αｋ ＝１００ｋ＋１００α（１−ｋ） となる。開口がない場合にはＬ＝１００ｋであるから、
開口を設けたことによって１００α（１−ｋ）だけ光量
が増加される。
1 とし、カラー感熱記録材料１３の任意の点Ｐが開口３
５ｃ，３５ｄの下方を移動する間にブリッジで遮られる
距離をＬ2 とすると、開口率αは、 となる。したがって、カラー感熱記録材料１３が開口の
下方を搬送される間に点Ｐに照射される紫外線の積算光
量Ｌは、紫外線ランプの全光量を１００，接触防止部材
３５の紫外線透過率をｋとすると、 Ｌ＝１００α＋１００（１−α）ｋ ＝１００α＋１００ｋ−１００αｋ ＝１００ｋ＋１００α（１−ｋ） となる。開口がない場合にはＬ＝１００ｋであるから、
開口を設けたことによって１００α（１−ｋ）だけ光量
が増加される。
【００２２】上記実施例は、サーマルヘッド又は記録紙
を副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタで
あるが、本発明は二次元に相対移動して記録するシリア
ルプリンタに対しても適用することができる。なお、開
口としては、三角形や平行四辺形に限らず、丸や菱形等
でもよい。本実施例では、材料に紫外線透過材料を用い
たが、それ以外の樹脂材料，例えばＡＢＳ樹脂，金属材
料等を用いてもよい。
を副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタで
あるが、本発明は二次元に相対移動して記録するシリア
ルプリンタに対しても適用することができる。なお、開
口としては、三角形や平行四辺形に限らず、丸や菱形等
でもよい。本実施例では、材料に紫外線透過材料を用い
たが、それ以外の樹脂材料，例えばＡＢＳ樹脂，金属材
料等を用いてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルプリンタによれば、定着用の紫外線ランプと感熱
記録材料との間に接触防止部材を設けたので、感熱記録
材料が浮動しても感熱記録材料が紫外線ランプに接触す
ることを防止し、また感熱記録材料が過剰に定着される
ことを防止することができる。更に、接触防止部材に複
数の開口を設け、紫外線のロスをなくしたので、高効率
の光定着を行うことができるとともに、各開口の間に残
るブリッジ状部が感熱記録材料の移動方向に対して斜め
に伸びた形状となるようにしたので、定着ムラをなくす
ことができる。また、前記開口の形状は三角形であり、
少なくとも両端部に設けられた開口を除いて、向きが逆
の三角形を交互に配列したので、開口間の接触防止部材
が感熱記録材料の移動方向に対して斜めに伸びたブリッ
ジとなり、定着ムラを防止することができる。また、前
記開口の形状は、少なくとも両端部に設けられた開口を
除いて、平行四辺形としたので、感熱記録材料に照射さ
れる紫外線光量を均一化できる。また、前記接触防止部
材が紫外線透過材料で作られているので、紫外線のロス
やムラを減少でき、高効率の光定着を行うことができ
る。また、前記定着用光源は、感熱記録材料に対面する
側に電磁線照射用の開口が形成されたリフレクタに収納
され、前記接触防止部材は、リフレクタの開口を覆うよ
うに、リフレクタの開口の縁部に取り付けられているの
で、感熱記録材料が紫外線ランプに直に接触することを
確実に防止できる。また、前記定着用光源はＵ字型をし
ているので、一般のものに比べて電磁線の放出量が大き
く、定着効率を高めることができる。また、前記電磁線
は紫外線を含むので、感熱記録材料の光定着に対応した
紫外線を放出する紫外線ランプを定着用光源として用い
ることができる。
ーマルプリンタによれば、定着用の紫外線ランプと感熱
記録材料との間に接触防止部材を設けたので、感熱記録
材料が浮動しても感熱記録材料が紫外線ランプに接触す
ることを防止し、また感熱記録材料が過剰に定着される
ことを防止することができる。更に、接触防止部材に複
数の開口を設け、紫外線のロスをなくしたので、高効率
の光定着を行うことができるとともに、各開口の間に残
るブリッジ状部が感熱記録材料の移動方向に対して斜め
に伸びた形状となるようにしたので、定着ムラをなくす
ことができる。また、前記開口の形状は三角形であり、
少なくとも両端部に設けられた開口を除いて、向きが逆
の三角形を交互に配列したので、開口間の接触防止部材
が感熱記録材料の移動方向に対して斜めに伸びたブリッ
ジとなり、定着ムラを防止することができる。また、前
記開口の形状は、少なくとも両端部に設けられた開口を
除いて、平行四辺形としたので、感熱記録材料に照射さ
れる紫外線光量を均一化できる。また、前記接触防止部
材が紫外線透過材料で作られているので、紫外線のロス
やムラを減少でき、高効率の光定着を行うことができ
る。また、前記定着用光源は、感熱記録材料に対面する
側に電磁線照射用の開口が形成されたリフレクタに収納
され、前記接触防止部材は、リフレクタの開口を覆うよ
うに、リフレクタの開口の縁部に取り付けられているの
で、感熱記録材料が紫外線ランプに直に接触することを
確実に防止できる。また、前記定着用光源はＵ字型をし
ているので、一般のものに比べて電磁線の放出量が大き
く、定着効率を高めることができる。また、前記電磁線
は紫外線を含むので、感熱記録材料の光定着に対応した
紫外線を放出する紫外線ランプを定着用光源として用い
ることができる。
【図１】本発明の接触防止部材と紫外線ランプとを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】接触防止部材の開口とカラー感熱記録材料との
関係を示す平面図である。
関係を示す平面図である。
【図３】サーマルプリンタの記録状態を示す概略であ
る。
る。
【図４】サーマルプリンタの排紙状態を示す説明図であ
る。
る。
【図５】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
る。
【図６】開口の形状が平行四辺形である接触防止部材を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図７】開口効率がほぼ均一になるようにした接触防止
部材を示す平面図である。
部材を示す平面図である。
１０ プラテンドラム １３ カラー感熱記録材料 １５ サーマルヘッド １６ マゼンタ用光定着器 １７ イエロー用光定着器 １８，２１ 紫外線ランプ ２０，２３，３２，３５ 接触防止部材 ２０ａ〜２０ｅ，３２ａ〜３２ｅ，３５ａ〜３５ｇ 開
口 ２０ｆ〜２０ｉ ブリッジ
口 ２０ｆ〜２０ｉ ブリッジ
Claims (7)
- 【請求項１】 感熱記録材料の感熱発色層に熱記録して
から、定着用光源からの電磁線を照射して定着するサー
マルプリンタにおいて、 前記定着用光源と感熱記録材料との間に、感熱記録材料
が定着用光源に接触しないようにする接触防止部材を設
けるとともに、この接触防止部材に複数個の開口を設
け、各開口の間に残るブリッジ状部が感熱記録材料の移
動方向に対して斜めに伸びた形状となるようにしたこと
を特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項２】 前記開口の形状は三角形であり、少なく
とも両端部に設けられた開口を除いて、向きが逆の三角
形を交互に配列したことを特徴とする請求項１記載のサ
ーマルプリンタ。 - 【請求項３】 前記開口の形状は、少なくとも両端部に
設けられた開口を除いて、平行四辺形であることを特徴
とする請求項１記載のサーマルプリンタ。 - 【請求項４】 前記接触防止部材が紫外線透過材料で作
られていることを特徴とする請求項１ないし３いずれか
記載のサーマルプリンタ。 - 【請求項５】 前記定着用光源は、感熱記録材料に対面
する側に電磁線照射用の開口が形成されたリフレクタに
収納され、前記接触防止部材は、リフレクタの開口を覆
うように、リフレクタの開口の縁部に取り付けられてい
ることを特徴とする請求項１ないし４いずれか記載のサ
ーマルプリンタ。 - 【請求項６】 前記定着用光源はＵ字型をしていること
を特徴とする請求項１ないし５いずれか記載のサーマル
プリンタ。 - 【請求項７】 前記電磁線は紫外線を含むことを特徴と
する請求項１ないし６いずれか記載のサーマルプリン
タ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04053901A JP3097062B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | サーマルプリンタ |
| US08/030,541 US5424761A (en) | 1992-03-12 | 1993-03-12 | Cover member for an optical fixing lamp |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04053901A JP3097062B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | サーマルプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254160A JPH05254160A (ja) | 1993-10-05 |
| JP3097062B2 true JP3097062B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=12955626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04053901A Expired - Fee Related JP3097062B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | サーマルプリンタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5424761A (ja) |
| JP (1) | JP3097062B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3145838B2 (ja) * | 1993-07-22 | 2001-03-12 | 富士写真フイルム株式会社 | カラー感熱プリンタ |
| JPH0952382A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-02-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 蓄熱補正方法及び装置 |
| EP1642739B1 (en) * | 2004-09-15 | 2009-06-24 | FUJIFILM Corporation | Image fixing device, image recording apparatus equipped with the same, and image fixing method |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5216438A (en) * | 1990-10-20 | 1993-06-01 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Direct color thermal printing method for optically and thermally recording a full-color image on a thermosensitive recording medium |
| JPH0538823A (ja) * | 1991-08-05 | 1993-02-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | サーマルプリンタ |
| JPH0538824A (ja) * | 1991-08-05 | 1993-02-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | サーマルプリンタ |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP04053901A patent/JP3097062B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-12 US US08/030,541 patent/US5424761A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5424761A (en) | 1995-06-13 |
| JPH05254160A (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |