JPH0952355A - ビデオプリンタ及びテストプリント方法 - Google Patents

ビデオプリンタ及びテストプリント方法

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JPH0952355A
JPH0952355A JP7209615A JP20961595A JPH0952355A JP H0952355 A JPH0952355 A JP H0952355A JP 7209615 A JP7209615 A JP 7209615A JP 20961595 A JP20961595 A JP 20961595A JP H0952355 A JPH0952355 A JP H0952355A
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Takashi Taima
隆司 當間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理のための最適な調整データを簡単に
設定可能にする。 【解決手段】 間引き回路33又は領域指定回路34に
より見本画像を抽出する。見本画像に対して、色相演算
部35,濃度補正部36,雑音除去部38,輪郭強調部
39で各基準調整データを用いて処理した基準見本画像
と、各基準調整データからステップ的に変化させた補正
調整データを用いて処理した補正見本画像とを作成し、
これら見本画像に識別番号を画像合成して、見本ハード
コピィを作成する。調整データメモリ45に識別番号毎
に各処理における調整データを記憶しておく。見本ハー
ドコピィを観察して最適な仕上りの見本画像を決定す
る。この見本画像の識別番号を入力する。コントローラ
31は、入力された識別番号の調整データを基準調整デ
ータとして更新し、これを各部35〜39に自動設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオプリンタ及び
テストプリント方法に関し、さらに詳しくは、濃度や色
等の調整値を見つけるための見本ハードコピィを作成す
るビデオプリンタ及びテストプリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオプリンタ、例えば感熱記録方式の
サーマルプリンタには、感熱記録材料に記録する画像の
濃度及び色あいを段階的に調整するための、濃度及び色
あい調整ダイヤルが設けられている。そして、色あいを
赤味をおびた色から緑味をおびた色へと段階的に調整し
たり、プリント濃度を濃いものから薄いものへと段階的
に調整したりして、所望の濃度及び色あいを有するプリ
ントが得られるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、色あい
と濃度とを独立させて少しずつ変えながらプリントを繰
り返しても、例えば色あいをうまく合わせた後に濃度を
調整したら、調整済みの色あいも変化してしまったとい
うようなことがよく起こっていた。このため、何枚かの
印画サンプルを作成し、その中から最適なものを探し
て、その条件で印画することが行われていた。したがっ
て、記録材料が無駄になり、また調整にも時間がかかっ
てしまうという問題がある。
【0004】また、業務用のビデオプリンタの場合に
は、仕上り画像をシミュレート表示する機能を有する専
用モニタが設けられており、濃度や色あいの調整も簡単
に行えるようになっている。これに対し、個人的な利用
を前提として提供される一般的なビデオプリンタの場合
には、コストダウンを図るために、モニタは一般に普及
しているテレビ受像機を用いる構成とされる場合が多
い。したがって、モニタに表示された画像と実際にプリ
ントして得られた画像とが同じになるようにマッチング
処理されていないため、モニタ画面を見て色あいや濃度
を調整しても、この調整がプリント結果に反映されない
という問題がある。また、ビデオプリンタの場合には、
濃度や色の調整の他に、雑音除去や輪郭強調などの他の
調整もあり、これらを簡単に調整する方法が望まれてい
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、濃度や色等の最適調整値を簡単に設定することが
できるようにしたビデオプリンタ及びテストプリント方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したビデオプリンタは、プリントす
べき画像を間引きし又はその一部を指定して見本画像を
抽出する手段と、見本画像に対して、色相演算部,濃度
補正部で各基準調整量を用いて処理した基準見本画像
と、各基準調整量からステップ的に変化させた補正調整
量を用いて処理した補正見本画像とを並べて配置すると
ともに、これら基準見本画像及び補正見本画像に識別の
記号を合成して合成画像を作成する合成画像作成手段
と、各見本画像に用いた調整量を識別記号に対応させて
記憶した手段と、前記合成画像をテストプリントして見
本ハードコピィを作成する手段と、前記見本ハードコピ
ィの観察により得られた適正仕上りの見本画像に付され
た識別記号の入力により、前記記憶手段から該当する調
整量を求めて、この調整量を基準調整量として更新し
て、これを画像処理手段に設定する調整量設定手段とを
備えたものである。また、請求項2に記載したビデオプ
リンタは、請求項1記載のビデオプリンタの画像処理部
に輪郭強調機能を持たせ、この輪郭強調処理の最適調整
量も設定可能にしたものである。また、請求項3に記載
したビデオプリンタは、請求項2記載のビデオプリンタ
の画像処理部に雑音除去機能を持たせ、この雑音除去処
理の最適調整量も設定可能にしたものである。なお、請
求項1記載のビデオプリンタに雑音除去部を設けてもよ
い。
【0007】また、前記見本画像をN行M列(N≧3,
M≧3)以上並べたマルチ画像から合成画像を構成し、
マルチ画像の行方向には色あいを変えた見本画像を並
べ、マルチ画像の列方向には濃度を変えた見本画像を並
べることが好ましい。また、前記見本画像をN行M列ま
たはM行N列(N≧4,M≧3)以上並べたマルチ画像
から合成画像を構成し、1行又は1列多いN行目又はN
列目を用いて、輪郭強調部の調整量を変えた見本画像を
並べ、残りの行列には色あいと濃度とを変えた見本画像
を並べることが好ましい。また、前記見本画像をN行M
列(N≧4,M≧4)以上並べたマルチ画像から合成画
像を構成し、外側にL字型に配置される1行1列の一方
の行又は列には雑音除去部の調整量を変えた見本画像を
並べ、他方の行又は列には輪郭強調部の調整量を変えた
見本画像を並べ、これらに隣接する残りの行列には色あ
いと濃度とを変えた見本画像を並べることが好ましい。
【0008】また、請求項7に記載したビデオプリンタ
のテストプリント方法は、プリントすべき画像を間引き
し又はその一部を指定して見本画像を抽出し、プリント
すべき画像を間引きし又はその一部を指定して見本画像
を抽出し、この見本画像に対して、色相演算部,濃度補
正部で各基準調整量を用いて処理した基準見本画像と、
各基準調整量からステップ的に変化させた調整量を用い
て処理した補正見本画像とを並べて配置するとともに、
これら基準見本画像及び補正見本画像に識別の記号を合
成して合成画像を作成し、各見本画像に用いた調整量を
識別記号に対応させて記憶し、前記合成画像をテストプ
リントして見本ハードコピィを作成し、前記見本ハード
コピィの観察により得られた適正仕上りの見本画像に付
された識別記号の入力により、前記記憶手段から該当す
る調整量を求めて、この調整量を基準調整量として更新
して画像処理手段に設定し、次のプリント時には更新さ
れた基準調整量を用いるようにしたものである。前記合
成処理手段は、雑音除去部、輪郭強調部も備え、雑音除
去処理,輪郭強調処理の各調整量を色相演算処理、濃度
補正処理の各調整量とともにステップ的に変化させてテ
ストプリントし、得られた最適調整量を基準調整量とし
て更新することが好ましい。
【0009】見本画像に対して、色相演算部,濃度補正
部などで各基準調整量を用いて処理した基準見本画像
と、各基準調整量からステップ的に変化させた補正調整
量を用いて処理した補正見本画像とが並べて配置され、
且つ基準見本画像及び補正見本画像に識別の記号が合成
され、合成画像が作成される。合成画像はテストプリン
トされて、見本ハードコピィが作成される。見本ハード
コピィの中から最適な仕上りの見本画像が選択され、こ
の見本画像に付された識別記号が入力される。入力され
た識別記号からこれに対応する調整量が画像処理部に基
準調整量として設定される。同様にしてテストプリント
を繰り返すことで、最適な調整量が基準調整量として更
新されて、画像処理手段に設定されることになる。した
がって、最適な仕上りとなる調整量を容易に設定するこ
とができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、ビデオプリンタ1
0には、外部映像入力端子11が設けられており、この
外部映像入力端子11とビデオカメラ12の外部映像出
力端子13とが接続される。また、ビデオプリンタ10
とビデオカメラ12とにそれぞれ設けられた外部コント
ロール入出力端子14,15も相互に接続される。ビデ
オカメラ10は周知の8ミリ規格に準じたビデオテープ
レコーダーとカメラとを一体化したものであり、録画及
び再生機能を有している。
【0011】外部映像出力端子13から送り出されるN
TSC信号は、ビデオプリンタ10の外部映像入力端子
11を介してY/C分離回路21に取り込まれる。Y/
C分離回路21は、NTSC信号を輝度信号(Y)と色
信号(C)とに分離し、デコーダ22に送る。デコーダ
22は、輝度信号(Y)と色信号(C)とを赤(R),
緑(G),青(B)の3原色信号に変換し、A/D変換
器23とセレクタ24とに送る。
【0012】セレクタ24は、通常再生モードでは端子
(a)側にセットされ、フリーズモードでは端子(b)
側にセットされる。セレクタ24が端子(a)側にセッ
トされると、画像データはエンコーダ25を介して外部
映像出力端子26に送り出され、これに接続されたテレ
ビ受像機からなるカラーモニタ27に再生中のビデオ画
像が表示される。フリーズモードでは、A/D変換器2
3で各色の色信号が量子化され、例えば階調数64のデ
ジタル信号に変換された後、フレームメモリ28に書き
込まれる。そして、この画像データがD/A変換器29
及び端子(b)側にセットされたセレクタ24を介して
カラーモニタ27に送られる。前記フレームメモリ28
は、3色の画像データをそれぞれに独立に1フレームず
つ記憶する3つのメモリ部から構成されている。
【0013】コントローラ31は、通常のプリント時に
は3色のうち1色分の画像データを読み出し、これを画
像処理部32に送る。画像処理部32は、色補正,濃度
補正,雑音除去,輪郭強調,画像合成などの各処理を行
う。また、コントローラ31は、テストプリントモード
のときに、間引き回路33または領域指定回路34の一
方を選択して、見本となる画像データを取り込む。人物
等の主要部を指定してこれのマルチ画像を得ようとする
場合には、領域指定回路34が選択される。また、プリ
ントしようとする1フレーム分の画像を見本画像とする
場合には、間引き回路33が選択される。
【0014】間引き回路33は、周知のようにフレーム
メモリ28中の1フレーム分の画像データを所定間隔で
間引いて、縮小したサイズのデータ量にする。領域指定
回路34は、全体画像の中央部分を主要部として判断し
て、この主要部エリアの画像データをフレームメモリ2
8から読み出す。なお、中央部分を主要部として一律に
規定する他に、モニター画像を見ながらキーボードを操
作することにより、主要部エリアを指示するようにして
もよい。
【0015】画像処理部32は、色相演算部35,濃度
処理部36からなるマトリクス演算部37と、雑音除去
部38と、輪郭強調部39と、画像合成部40とから構
成されている。前記色相演算部35は周知のマトリクス
演算式を用いて色相補正を行う他に、R,G,Bからシ
アン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)への色変
換も行う。色相補正により、カラー感熱記録材料41の
分光特性と、ビデオカメラ12の分光感度との違いが補
正される。濃度処理部36は、ガンマ補正,コントラス
ト補正等の階調補正を行う。これにより、撮像系の被写
体の刺激値が濃度信号に変換されるとともに、カラー感
熱記録材料41に応じた適正な階調度を持つようにされ
る。そして、マトリクス演算係数を変更することで、色
相補正の度合いを変化させることができる。また、濃度
処理係数を変更することで、同じように濃度処理度合い
を変更することができる。これらマトリクス演算係数,
濃度処理係数からなる調整データは調整データメモリ4
5からコントローラ31によって読み出され、色相演算
部35,濃度処理部36に設定される。なお、この色相
演算部35,濃度処理部36は周知のルックアップテー
ブルメモリを用いて一括して行うようにしてもよい。ま
た、濃度処理を行ってから色相演算を行うようにしても
よい。
【0016】雑音除去部38は、周知のように、線型フ
イルタリング回路や論理フイルタリング回路から構成さ
れており、雑音除去のための重みつき平均などの演算
や、境界をぼかさない雑音除去である中間値フイルタリ
ング等が行われる。そして、雑音除去のレベルを変更す
ることにより、この雑音除去の度合いを変化させること
ができる。
【0017】輪郭強調部39は、周知の輪郭強調演算式
に基づき、対象とする画素と、この周囲にある画素との
画像データとにより、輪郭強調処理を行う。このとき、
輪郭強調係数を変化させることにより、輪郭強調の度合
いを変化させることができる。
【0018】調整データメモリ45には、色相演算部3
5,濃度処理部36,雑音除去部38,輪郭強調部39
における各基準調整データと、これを所定のステップ値
で変化させたテスト用補正調整データが書き込まれてい
る。これらデータは、後に説明する図2に示すようなテ
ストパターン用合成画像60の各見本画像61に付する
識別番号62をアドレスデータとして調整データメモリ
45に書き込まれている。コントローラ31は、テスト
プリント時には、識別信号発生部46から送られてきた
識別番号に応じて、この識別番号に対応する各データを
各部35,36,38,39に設定して、テストプリン
トのための合成画像を作成する。また、通常のプリント
時には、基準調整データを各部35,36,38,39
に設定する。そして、後に詳しく説明するように、テス
トプリントの結果、最適な仕上りの見本画像61が選択
され、これの識別番号が入力されると、コントローラ3
1により、この識別番号に用いたデータが基準調整デー
タとして更新され、これが基準となる見本画像の識別番
号に書き込まれる。同様にして、この更新された基準調
整データに基づき所定のステップ値で各補正調整データ
が更新される。
【0019】画像合成部40は、テストプリントモード
やマルチプリントモードが選択された時に用いられ、所
定の合成パターンに応じて、見本画像やプリント画像を
マトリクス状に並べるように、色毎に設けられているプ
リント用フレームメモリ47に書き込んで、図2に示す
ような合成画像60を作成する。このとき、識別信号発
生部46の識別信号に応じて、この識別番号62を各見
本画像61に画像合成する。また、枠線65も画像合成
され、これにより囲まれた見本画像61が基準見本画像
であることが容易に認識することができるようになって
いる。同様にして、枠線66,67が示され、濃度と色
あいとの処理がされた見本画像61と、他の輪郭強調処
理や雑音除去処理がされた見本画像61との識別が容易
にできるようにされている。
【0020】プリント用フレームメモリ47の合成画像
は1ラインずつラインメモリ48に書き込まれる。ヘッ
ド駆動部49はこのラインメモリ48からの1ライン分
の画像データに基づいてサーマルヘッド50を駆動す
る。サーマルヘッド50は周知のように、多数の発熱素
子50aがライン状に配列されており、カラー感熱記録
材料41を加熱して、三色面順次記録を行う。
【0021】コントローラ31は周知のマイクロコンピ
ュータから構成されており、ビデオプリンタ10の各部
をシーケンス制御する。コントローラ31には、キーボ
ード51とディスプレィ52とが接続されており、各種
モードの設定や入力が行えるようになっている。本発明
に関係のあるモードとしては、テストプリントモード
と、通常のプリントモードとがある。
【0022】テストプリントモードでは、テストプリン
トのための合成画像が作成され、この合成画像がプリン
ト用フレームメモリ47に書き込まれる。そして、この
フレームメモリ47から合成画像が1ラインずつ読み出
されて、図2に示すような、見本画像61をマルチ表示
した見本ハードコピィ59が作成される。
【0023】図3は合成画像を作成するための処理手順
を示すフローチャートである。先ず、見本画像として、
主要部画像か全体画像かが選択される。主要部画像を見
本画像とする場合には、領域指定回路34により全体画
像の中央部分が主要部として指定される。また、全体画
像が選択された場合には、間引き回路33により、フレ
ームメモリ28中の画像データが所定間隔で間引かれ、
見本画像サイズのデータ量にされる。
【0024】次に、コントローラ31は、識別番号n=
1の調整データを調整データメモリ45から読み出し
て、これを画像処理部37の各部35,36,38,3
9に設定する。この調整データに基づき、色相演算,濃
度処理,雑音除去,輪郭調整の各処理が行われ、これが
画像合成部40に送られる。画像合成部40では、各処
理済みの見本画像の隅部に識別番号「1」を画像合成し
て、これをフレームメモリの識別番号1のエリアに書き
込む。以下、同様にして15通りの画像処理が施され、
この見本画像をフレームメモリ47の各識別番号「2」
〜「16」のエリアに書き込む。同様にして他の色につ
いても合成画像が作成される。なお、本実施形態では、
識別番号「5」を色及び濃度の基準見本画像としてお
り、この識別番号「5」に対しては色相演算部35と濃
度処理部36との基準調整データが用いられる。また、
識別番号「13」を雑音除去処理及び輪郭強調処理の基
準見本画像としており、この識別番号「13」に対して
は雑音除去部38と輪郭強調部39との基準調整データ
が用いられる。
【0025】図2は合成画像60のパターンの一例を示
した見本ハードコピィ59を示すものであり、16個の
見本画像61が4×4の行列で一括して表示されてい
る。そして、点線で囲んだ「1」〜「9」の識別番号6
2を有する9個の見本画像行列63と、これを囲むよう
にL字型に配置される「10」〜「16」の識別番号を
有する7個の見本画像行列64(1点鎖線で囲まれてい
る)とから、テストパターンが構成されている。そし
て、識別番号「1」〜「9」を有する9個の見本画像6
1を用いて濃度と色とを変えたものを表示し、識別番号
「10」〜「13」の4個の見本画像61を用いて輪郭
強調係数を変えたものを表示し、識別番号「13」〜
「16」の4個の見本画像61を用いて雑音除去のレベ
ルを変えたものを表示している。この場合に、見本画像
「5」と見本画像「13」とに、基準調整データを用い
た基準となる画像を表示している。
【0026】また、「1」〜「9」の識別番号62を有
する見本画像行列63のなかでは、識別番号「5」を有
する基準となる見本画像60に対して左側に移ると緑味
が強調され、右側に移ると赤味が強調されている。更
に、識別番号「5」を有する基準となる見本画像60に
対して上側に移ると濃度が濃くなり下側に移ると濃度が
薄くなるようにされている。したがって、識別番号
「5」の基準となる見本画像60を囲むように、濃度と
色とをステップ的に変えた「1」〜「4」,「6」〜
「9」の識別番号62を有する各見本画像60が表示さ
れるため、最適な色及び濃度となる見本画像60を効率
良く見つけ出すことができる。
【0027】また、「10」〜「13」の識別番号62
を有する見本画像60では、「13」の識別番号62を
有する見本画像60に対して、上側に移るにしたがい次
第に輪郭強調の度合いに強くなるように配置されてい
る。また、「13」〜「16」の識別番号62を有する
見本画像60では、「13」の識別番号62を有する見
本画像60に対して、左側に移るにしたがい次第に雑音
除去の度合いが強くなるように配置されている。したが
って、輪郭強調度合いや雑音除去度合いについても、最
適なものを容易に選択することができるようになる。こ
の場合に「13」の識別番号を有する見本画像61を基
準としたが、これは他の識別番号例えば「12」や「1
4」を有する見本画像61を基準としてもよい。
【0028】図4に示すように、カラー感熱記録材料4
1は、支持体70の上に、シアン感熱発色層71,マゼ
ンタ感熱発色層72,イエロー感熱発色層73,保護層
74が順次層設されている。支持体70としては、不透
明なコート紙又はプラスチックフイルムが用いられる。
シアン感熱発色層71は、電子供与性染料前駆体と電子
受容性化合物を主成分として含有し、加熱されたときに
シアンに発色する。マゼンタ感熱発色層72としては、
最大吸収波長が約365nmであるジアゾニウム塩化合
物と、これに熱反応してマゼンタに発色するカプラーと
を含有している。このマゼンタ感熱発色層72は、熱記
録後に365nm付近の紫外線を照射すると、未発色の
ジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層73は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層73は、420nm付近の紫外線を
照射すると光定着して発色能力が失われる。なお、光定
着用の紫外線ランプは図示を省略してある。
【0029】次に、本実施形態の作用を説明する。ビデ
オカメラ12で録画したビデオ画像をプリントするに
は、ビデオプリンタ10とビデオカメラ12との外部映
像入出力端子11,13、及び外部コントロール入出力
端子14,15同士をそれぞれ接続し、またビデオプリ
ンタ10の外部映像出力端子26にはカラーモニタ27
を接続する。
【0030】次に、キーボード51のモニター切換えキ
ーを操作して通常再生モードを選択して、このモードに
する。これにより、映像信号がNTSC信号として外部
映像出力端子13,11を介してY/C分離回路21に
取り込まれ、ここで、輝度信号(Y)と色信号(C)と
に分離される。これらの輝度信号(Y)と色信号(C)
とはデコーダ22によりR,G,Bの三原色信号に変換
される。三原色信号は、A/D変換器23及びセレクタ
24に送られる。通常再生モードでセレクタ24が端子
(a)にセットされているから、三原色信号はエンコー
ダ25に送られ、外部映像出力端子26を介してカラー
モニタ27に再生画像として映し出される。
【0031】つぎに、カラーモニタ27の映像を確認し
ながら、プリントしたいシーンが現れてきたら、モニタ
ー切換えキーを操作して、コマ送り再生モードに切り換
え、コマ送りキーを操作しながら1コマずつ再生する。
所望の映像が表示されたときに、メモリキーを操作す
る。これによって、コントローラ31は、A/D変換器
23によって量子化されたデジタル信号をフレームメモ
リ28に書き込むとともに、セレクタ24を端子(b)
側に切り換え、プリントしようとする画像をカラーモニ
タ27に表示する。
【0032】この状態で、キーボードのプリントキーを
操作することにより、先ずイエロー画像データがフレー
ムメモリ28から読み出され、これが画像処理部32で
各基準調整データにより画像処理されてプリント用フレ
ームメモリ47に書き込まれる。同様にして、他のマゼ
ンタ画像データ及びシアン画像データも画像処理されて
プリント用フレームメモリ47に書き込まれる。そし
て、このプリント用フレームメモリ47から、1ライン
ずつ先ずイエロー画像データがラインメモリ48に書き
込まれる。この1ライン分の画像データはヘッド駆動部
49に送られる。ヘッド駆動部49は、1ライン分の画
像データに基づいてサーマルヘッド50を駆動する。サ
ーマルヘッド50の駆動は、先ず1ライン分のイエロー
画像データが供給されると、カラー感熱記録材料41の
イエロー感熱発色層73を加熱してイエロー画像を1ラ
インずつ記録する。このイエロー画像が記録された部分
は、イエロー用の紫外線ランプによって所定波長の紫外
線が照射され光定着される。同様にして、他のマゼンタ
感熱発色層72,シアン感熱発色層71も感熱記録され
る。そして、マゼンタ感熱記録時にはマゼンタ用紫外線
ランプによってマゼンタ感熱発色層72が光定着され
る。
【0033】また、テストプリントする場合には、キー
ボード51のテストプリントキーを操作してテストプリ
ントモードにする。この場合には、先ず主要部を見本画
像とするか、全体画像を見本画像とするかが選択され、
主要部を見本画像とする場合には、領域指定回路34に
より主要部の画像データが画像処理部32に送られる。
また、全体画像を見本画像とする場合には、間引き回路
33により所定間隔でデータが間引かれた画像データが
画像処理部32に送られる。なお、このように、主要部
か全体画像かを見本画像としてその都度選択する代わり
に、予めどちらか一方に設定しておいてもよい。
【0034】コントローラ31は、先ず、識別番号発生
部46を制御して、識別番号「1」を指定し、この識別
番号に対応する調整データを調整データメモリ45から
読み出して、これを画像処理部32の色相演算部35,
濃度処理部36,雑音除去部38,輪郭除去部39に設
定し、この設定した調整データに基づき各処理を行う。
そして、処理済みの見本画像データを、プリント用フレ
ームメモリ47の識別番号「1」のエリアに書き込む。
このとき、画像合成部40により識別番号「1」を見本
画像に画像合成する。以下、同様にして、各識別番号に
対応する調整データに基づく各処理を行い、この処理済
み見本画像データを各識別番号に対応するエリアに書き
込んで、16個のマルチ画像を画像合成する。この16
個のマルチ画像からなる合成画像60(図2参照)はラ
インメモリ48,ヘッド駆動部49,サーマルヘッド5
0を介して、前記の通常プリントモードと同じように三
色面順次記録され、見本ハードコピィ59が作成され
る。
【0035】図5は、見本ハードコピィ59に基づく画
像処理部32への各調整データの設定手順を示すもので
ある。見本ハードコピィ59を観察して、最適な仕上り
となっている見本画像を選び、この識別番号をキーボー
ド51を操作して入力する。本実施形態では、色あいと
濃度の他に、雑音除去処理及び輪郭強調処理について
も、テストプリントを行っているので、先ず、色あいと
濃度とが最適に仕上がっている見本画像を選択し、この
識別番号を入力する。この入力後に、雑音除去処理にお
ける最適仕上りの見本画像を選択し、この識別番号を入
力する。同様にして、輪郭強調処理における最適仕上り
の見本画像を選択し、この識別番号を入力する。これら
各識別番号がキーボード51の操作により入力される
と、コントローラ31は、識別番号nの調整データを新
たな基準調整データとして、調整データメモリ45を更
新する。同様にして、この基準調整データの更新に応じ
て、他のテスト用調整データも書き換えられる。
【0036】再度テストプリントを行うと、新たな基準
調整データに基づき見本ハードコピィ59が作成され
る。この見本ハードコピィ59を観察して、最適な仕上
りとなっている見本画像を新たに選択することで、最適
な仕上りとなる調整データが得られることになる。この
ように、テストプリントの結果に応じて基準調整データ
が更新されるため、最適な仕上りとなる調整データを容
易にしかも精度よく設定することができる。また、通常
のプリント時には、基準調整データが色相演算部35,
濃度処理部34,雑音除去部38,輪郭強調部39に設
定される。プリントキーを操作することにより、この設
定された基準調整データに基づき画像処理が行われて熱
記録されるため、適正な仕上りのハードコピィが得られ
る。なお、1回のテストプリントで最適な仕上りとなる
見本画像61が得られなかった場合には、その中で仕上
りのよいと思われる見本画像の識別番号を入力すること
で、次のテストプリントには、この見本画像を基準見本
画像としたテストプリントが得られる。このようにテス
トプリントを繰り返すことで、仕上りが最もよくなる各
調整データを得ることができるようになる。また、見本
ハードコピィの各見本画像がそれほど変化していない場
合には、各調整データのステップ値を大きく変更しても
よい。
【0037】図6は、他の見本ハードコピィ79の一例
を示すもので、色相演算,濃度処理,雑音除去,輪郭強
調の各調整データをステップ的に変化させた16個の見
本画像80を4行4列に並べたマルチ画像からなる合成
画像81として記録したものであり、この場合にも
「1」〜「16」の各識別番号82が見本画像80に画
像合成されている。この見本ハードコピィ79では領域
指定回路34で中央部を主要部として見本画像80を抽
出している。そして、16駒の見本画像80の内、最適
に仕上がっているものを1個だけ選択し、この選択した
見本画像80の識別番号nを入力するだけで、各調整デ
ータを最適なものに容易に設定することができる。な
お、見本画像80の駒数は16駒に限定されることな
く、3×3,3×4,3×5,4×5,4×6,5×5
等のように適宜増減してもよい。また、表示態様もN行
M列に整然と配置する他に、散在させてもよい。
【0038】図7は他のハードコピィ84の一例を示す
もので、16個の見本画像85を4行4列に表示したマ
ルチ画像からなる合成画像86であり、1列を用いて輪
郭強調レベルを変えた見本画像列87が表示してあり、
残りの4×3の行列を用いて色あいと濃度との調整デー
タをステップ的に変化させた見本画像行列88が表示し
てある。符号89は枠線であり、画像列87と画像行列
88とを仕切っている。なお、輪郭強調レベルを変えた
見本画像列87に代えて、雑音除去レベルを変えた見本
画像列を記録してもよい。同様にして、図2に示すよう
にマルチ画像において、外側に配置されたL字状の1行
1列を用いて輪郭強調と雑音除去との処理レベルを変え
た見本画像を表示したが、これに変えて、この1行1列
を用いて輪郭強調又は雑音除去のいずれか一方の見本画
像のみを表示してもよい。
【0039】なお、上記実施形態では合成画像の中央部
に、基準調整データで画像処理した基準となる見本画像
を配置して、これとの対比で、最適な仕上り見本画像を
選択することができるようにしているが、4×4,4×
3,6×6のような偶数の行または列を含む行列の場合
には、中央位置に見本画像は配置されることがなく、各
見本画像の角部が位置することになるだけであるから、
この中央位置を基準調整データとして、この中央位置か
ら離れるにしたがい各調整データをステップ的に変化さ
せ、これらの各調整データを用いた画像処理による見本
画像を配置してもよい。また、このようにする代わり
に、中央位置に隣接する見本画像の1つを基準となる画
像としてもよい。
【0040】また、上記実施形態では、感熱発色層が積
層されたカラー感熱記録材料に画像を記録するビデオサ
ーマルプリンタに本発明を実施したものであるが、この
他に、例えばインクシートを用いる昇華型や溶融型の熱
転写記録方式のサーマルプリンタや、記録ヘッドにイン
ク吐出しノズルを設けたインクジェット方式のプリンタ
でもよい。また、ラインプリンタについて説明したが、
本発明はシリアルプリンタに適用してもよい。また、録
画・再生ビデオカメラを用いてビデオプリンタに画像デ
ータを入力したが、磁気ディスクやICメモリカードに
静止画を記録するスチルビデオカメラを用いて画像デー
タを入力してもよい。また、パソコンから画像データを
入力してもよい。また、上記実施形態ではカラー画像を
記録するビデオプリンタに本発明を実施したが、この他
に、モノクロの中間調画像を記録するビデオプリンタに
本発明を実施してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、見本画像を抽出し、こ
の見本画像に対して色相演算部,濃度補正部などの各調
整量をステップ的に変化させて、これらの見本画像を多
数並べるとともに各見本画像に識別の記号を合成した合
成画像を作成し、この合成画像をテストプリントして見
本ハードコピィを作成したから、テストプリントにより
色相演算,濃度補正などの各処理の最適仕上り具合を簡
単に知ることができる。しかも、各見本画像に付された
識別番号を入力するだけで、簡単に各調整データを自動
設定することができる。
【0042】また、色相演算や濃度補正の各処理の他
に、輪郭強調や雑音除去の調整量をステップ的に変えた
見本画像も表示したから、輪郭強調や雑音除去の各処理
を最適なレベルに簡単に設定することができる。特に、
見本画像を多数並べたマルチ画像の中央部に基準画像を
配置することにより、基準画像と直接対比観察すること
ができ、最適な調整レベルの決定を容易に行うことがで
きる。
【0043】また、見本画像をN行M列(N≧4,M≧
4)以上並べたマルチ画像から構成し、外側にL字型に
配置される1行1列の一方の行又は列には雑音除去部の
調整量を変えた見本画像を並べ、他方の行又は列には輪
郭強調部の調整量を変えた見本画像を並べ、これらに隣
接する残りの行列には色あいと濃度とを変えた見本画像
を並べてマルチ画像を構成することにより、色あいと濃
度との最適な調整量の決定の他に、輪郭強調と雑音除去
の各処理における最適な調整量を容易に決定することが
できる。
【0044】見本ハードコピィの観察により得られた適
正仕上りの見本画像に付された識別記号の入力により、
記憶手段から該当する調整量を求めて、この調整量を基
準調整量として更新して画像処理手段に設定し、次のプ
リント時には更新された基準調整量を用いるようにした
から、テストプリントを繰り返すことで、最適な仕上り
となる各調整量を容易にしかも精度よく設定することが
できる。したがって、各ビデオプリンタに機差があり、
予め工場出荷時などに設定された基準調整量では所望の
仕上りが得られない場合でも容易に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフルカラー感熱プリンタの概
略を示す機能ブロック図である。
【図2】同フルカラー感熱プリンタにより得られた見本
ハードコピィの一例を示す平面図である。
【図3】見本ハードコピィ用の合成画像を作成する手順
を示すフローチャートである。
【図4】本発明のフルカラー感熱プリンタで用いるカラ
ー感熱記録材料の層構造を示す概略図である。
【図5】見本ハードコピィから各処理の調整データを自
動設定する手順を示すフローチャートである。
【図6】他の実施形態における見本ハードコピィの一例
を示す平面図である。
【図7】他の実施例における見本ハードコピィの一例を
示す平面図である。
【符号の説明】
10 ビデオプリンタ 12 ビデオカメラ 27 カラーモニタ 28,47 フレームメモリ 31 コントローラ 32 画像処理部 33 間引き回路 34 領域指定回路 35 色相演算部 36 濃度処理部 37 マトリクス演算部 38 雑音除去部 39 輪郭強調部 40 画像合成部 41 カラー感熱記録材料 45 調整データメモリ 50 サーマルヘッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色相演算部、濃度補正部によりプリント
    すべき画像を色補正,濃度補正する画像処理手段を備え
    たビデオプリンタにおいて、 プリントすべき画像を間引きし又はその一部を指定して
    見本画像を抽出する手段と、 前記見本画像に対して、前記色相演算部,濃度補正部で
    各基準調整量を用いて処理した基準見本画像と、各基準
    調整量からステップ的に変化させた補正調整量を用いて
    処理した補正見本画像とを並べて配置するとともに、こ
    れら基準見本画像及び補正見本画像に識別の記号を合成
    して合成画像を作成する合成画像作成手段と、 各見本画像に用いた調整量を識別記号に対応させて記憶
    した手段と、 前記合成画像をテストプリントして見本ハードコピィを
    作成する手段と、 前記見本ハードコピィの観察により得られた適正仕上り
    の見本画像に付された識別記号の入力により、前記記憶
    手段から該当する調整量を求めて、この調整量を基準調
    整量として更新して、これを画像処理手段に設定する調
    整量設定手段とを備えたことを特徴とするビデオプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 色相演算部、濃度補正部、輪郭強調部に
    よりプリントすべき画像を色補正,濃度補正,輪郭強調
    する画像処理手段を備えたビデオプリンタにおいて、 プリントすべき画像を間引きし又はその一部を指定して
    見本画像を抽出する手段と、 前記見本画像に対して、前記色相演算部,濃度補正部,
    輪郭強調部で各基準調整量を用いて処理した基準見本画
    像と、各基準調整量からステップ的に変化させた補正調
    整量を用いて処理した補正見本画像とを並べて配置する
    とともに、これら基準見本画像及び補正見本画像に識別
    の記号を合成して合成画像を作成する合成画像作成手段
    と、 各見本画像に用いた調整量を識別記号に対応させて記憶
    した手段と、 前記合成画像をテストプリントして見本ハードコピィを
    作成する手段と、 前記見本ハードコピィの観察により得られた適正仕上り
    の見本画像に付された識別記号の入力により、前記記憶
    手段から該当する調整量を求めて、この調整量を基準調
    整量として更新して、これを画像処理手段に設定する調
    整量設定手段とを備えたことを特徴とするビデオプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 色相演算部、濃度補正部、雑音除去部、
    輪郭強調部によりプリントすべき画像を色補正,濃度補
    正,雑音除去,輪郭強調する画像処理手段を備えたビデ
    オプリンタにおいて、 プリントすべき画像を間引きし又はその一部を指定して
    見本画像を抽出する手段と、 前記見本画像に対して、前記色相演算部,濃度補正部,
    雑音除去部,輪郭強調部で各基準調整量を用いて処理し
    た基準見本画像と、各基準調整量からステップ的に変化
    させた補正調整量を用いて処理した補正見本画像とを並
    べて配置するとともに、これら基準見本画像及び補正見
    本画像に識別の記号を合成して合成画像を作成する合成
    画像作成手段と、 各見本画像に用いた調整量を識別記号に対応させて記憶
    した手段と、 前記合成画像をテストプリントして見本ハードコピィを
    作成する手段と、 前記見本ハードコピィの観察により得られた適正仕上り
    の見本画像に付された識別記号の入力により、前記記憶
    手段から該当する調整量を求めて、この調整量を基準調
    整量として更新して、これを画像処理手段に設定する調
    整量設定手段とを備えたことを特徴とするビデオプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のビデオプリンタにおい
    て、前記見本画像をN行M列(N≧3,M≧3)以上並
    べたマルチ画像から合成画像を構成し、マルチ画像の行
    方向には色あいを変えた見本画像を並べ、マルチ画像の
    列方向には濃度を変えた見本画像を並べたことを特徴と
    するビデオプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のビデオプリンタにおい
    て、前記見本画像をN行M列またはM行N列(N≧4,
    M≧3)以上並べたマルチ画像から合成画像を構成し、
    1行又は1列多いN行目又はN列目を用いて、輪郭強調
    部の調整量を変えた見本画像を並べ、残りの行列には色
    あいと濃度とを変えた見本画像を並べたことを特徴とす
    るビデオプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のビデオプリンタにおい
    て、前記見本画像をN行M列(N≧4,M≧4)以上並
    べたマルチ画像から合成画像を構成し、外側にL字型に
    配置される1行1列の一方の行又は列には雑音除去部の
    調整量を変えた見本画像を並べ、他方の行又は列には輪
    郭強調部の調整量を変えた見本画像を並べ、これらに隣
    接する残りの行列には色あいと濃度とを変えた見本画像
    を並べたことを特徴とするビデオプリンタ。
  7. 【請求項7】 色相演算部、濃度補正部によりプリント
    すべき画像を色補正,濃度補正する画像処理手段を備え
    たビデオプリンタを用いて最適調整量を決定するための
    ビデオプリンタのテストプリント方法おいて、 プリントすべき画像を間引きし又はその一部を指定して
    見本画像を抽出し、 この見本画像に対して、前記色相演算部,濃度補正部で
    各基準調整量を用いて処理した基準見本画像と、各基準
    調整量からステップ的に変化させた調整量を用いて処理
    した補正見本画像とを並べて配置するとともに、これら
    基準見本画像及び補正見本画像に識別の記号を合成して
    合成画像を作成し、 各見本画像に用いた調整量を識別記号に対応させて記憶
    し、 前記合成画像をテストプリントして見本ハードコピィを
    作成し、 前記見本ハードコピィの観察により得られた適正仕上り
    の見本画像に付された識別記号の入力により、前記記憶
    手段から該当する調整量を求めて、この調整量を基準調
    整量として更新して画像処理手段に設定し、 次のプリント時には更新された基準調整量を用いるよう
    にしたことを特徴とするビデオプリンタのテストプリン
    ト方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のビデオプリンタのテスト
    プリント方法において、前記合成処理手段は、雑音除去
    部、輪郭強調部も備え、雑音除去処理,輪郭強調処理の
    各調整量を色相演算処理、濃度補正処理の各調整量とと
    もにステップ的に変化させてテストプリントし、得られ
    た最適調整量を基準調整量として更新するようにしたこ
    とを特徴とするビデオプリンタのテストプリント方法。
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