JP3034133B2 - ビデオプリント方法及びビデオプリンタ - Google Patents

ビデオプリント方法及びビデオプリンタ

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JP3034133B2 JP4266244A JP26624492A JP3034133B2 JP 3034133 B2 JP3034133 B2 JP 3034133B2 JP 4266244 A JP4266244 A JP 4266244A JP 26624492 A JP26624492 A JP 26624492A JP 3034133 B2 JP3034133 B2 JP 3034133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィールド画をフレー
ム画に変換してプリントするビデオプリント方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ画像は、複数のラインによって構
成されており、例えばTVカメラで撮像されたビデオ画
像では、1画面のラインの数が525本のフレーム画
と、この1/2である262.5本のラインからなるフ
ィールド画とがある。フレーム画はフィールド画より画
質が良いという点で優っているが、これを記録する際に
は多くのメモリ容量を必要とするため、例えば電子スチ
ルカメラでは、撮影可能なコマ数が少なくなるという欠
点がある。
【0003】そこで、撮影時にはフィールド画で記録し
ておき、プリントする際にはフレーム画で出力すること
が好ましい。ところが、フィールド画をそのままフレー
ム画に変換すると、各ラインの間が開いてしまうため、
この間を補間する必要が生じる。この補間方法として、
従来は補間すべき画素の垂直方向にある2個の画素の画
像データの平均値を補間画素の画像データとすることが
一般に行われていた。しかし、この補間方法を、図8に
示すように、細長い発熱素子50aが主走査方向にライ
ン状に形成されたサーマルヘッド50で記録紙51にビ
デオ画像を印字するサーマルプリンタに適用すると、例
えば画素の濃度レベルが徐々に変化しているような画像
を記録する場合に、補間ライン52が上下のライン5
3,54と同様な斜め方向の階段状になり、この階段状
模様が強調されて画像のみだれ(ジャギ)が生じる。
【0004】この補間方法を改良し、より自然な補間が
できるものとして、例えば特開昭63−187785号
公報に記載されているものが知られている。この補間方
法は、補間すべき画素を中心とする垂直方向,右上左下
方向及び左上右下方向の3方向にある各2個の画素の画
像データを取り出し、これらの差分値を比べる。そし
て、この差分値が最小になる方向にある2個の画素の画
像データの平均値を補間画素の画像データとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、補間すべき
画素を中心とする3×3の画素を取り出して各画像デー
タを示す図9において、斜め方向にある2個の画素の画
像データが共に「0」であるから、上記補間方法によれ
ば補間すべき画素の画像データPは0になる。しかしな
がら、上下の画素の画像データは、それぞれ「10
0」,「95」であるから、この間に挟まれた画素の画
像データPを「0」とすることは不自然である。むし
ろ、上下の画素の画像データ「100」,「95」の平
均値をとって「97.5」とするのが自然である。この
ように、上記補間方法では、時として不自然な結果にな
る場合があり、改善が望まれていた。
【0006】本発明は、斜め方向の階段状の画像のみだ
れを防止するとともに、上記のような不自然な再現を回
避し、フィールド画をより自然なフレーム画に変換して
プリントすることができるビデオプリント方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載のビデオプリント方法は、補間すべき
ラインとこの上下に位置する2本のラインから、補間す
べき画素を中心とする3×3の画素を取り出し、補間ラ
イン上にある3個の画素の画像データを、その上下の2
個の画素の画像データの加算値であるとそれぞれ仮定し
ておき、この補間ライン上の3個の画素の画像データが
ライン方向に増大又は減少する場合に、補間画素を中心
とする第1の斜め方向にある2個の画素の画像データの
差の絶対値をS1とし、補間画素を中心とする上下方向
にある2個の画素の画像データの差の絶対値をS2と
し、第2の斜め方向にある2個の画素の画像データの差
の絶対値をS3としたときに、S1<S2<S3又はS
1>S2>S3の条件式を満たすときには、差の絶対値
が小さい斜め方向を選択し、この選択した斜め方向にあ
る2個の画素の画像データの平均値を補間画素の画像デ
ータとし、これ以外のときには、補間画素の上下方向に
ある2個の画素の画像データの平均値を補間画素の画像
データとするようにしたものである。
【0008】請求項2記載のビデオプリンタは、アナロ
グビデオ入力端子から入力された一方のフィールド画か
ら他方のフィールド画を補間演算により求め、これらの
フィールド画からフレーム画を合成してプリントを行う
ビデオプリンタにおいて、前記一方のフィールド画を画
素ごとにデジタル化してフィールド画データに変換する
映像信号処理回路と、この映像信号処理回路から出力さ
れたフィールド画データを格納する第1フィールドメモ
リ及び前記フィールド画データに基づいて補間処理した
補間後のフィールド画データを格納する第2フィールド
メモリとを含み、前記第1,第2フィールドメモリから
フィールド画データと補間後のフィールド画データとを
同時に読み出すことによりフレーム画データを生成する
補間演算部と、前記フレーム画データによりサーマルヘ
ッドの駆動信号を生成する信号変換回路とを備え、前記
補間演算部は、第1フィールドメモリから読み出した隣
接する2本のフィールド画データの上下方向にある2個
の画像データを互いに加算して補間すべきラインの原画
像データとし、前記補間すべきラインとこの上下に位置
する2本のラインから補間対象となる画素を中心とする
3×3の画素を取り出し、補間ライン上の3画素の原画
像データがライン方向に単調に増加又は減少する場合に
は、補間対象となる画素を中心にして第1の斜め方向に
ある2個の画像データの差の絶対値をS1、上下にある
2個の画像データの差の絶対値をS2、第2の斜め方向
にある2個の画像データの差の絶対値をS3としたと
き、S1<S2<S3又はS1>S2>S3のときには
差の絶対値が小さい斜め方向を補間方向とし、それ以外
のときには上下方向を補正方向として判別する補間方向
判別回路と、この補間方向判別回路で判別された補間方
向にしたがって前記3×3の画素のうち上下のラインに
属するそれぞれ1個ずつの画像データを取り出して平均
し、この平均値を前記原画像データに代えて補間対象と
なる画素の画像データとして決定し、これ以外のときに
は、補間対象となる画素の上下方向にある2個の画像デ
ータの平均値を前記原画像データに代えて補間対象とな
る画素の画像データとし、これら補間後の画像データで
構成されるフィールド画データを前記第2フィールドメ
モリに入力する補間演算回路とから構成したものであ
る。
【0009】
【作用】これによって、例えば補間画素の上下方向にあ
る2個の画素の画像データが「0」でないにも係わら
ず、斜め方向にある2個の画素の画像データが共に
「0」である場合には、補間画素の画像データが「0」
になってしまうというような不自然な補正が回避され、
フィールド画が自然で画質の良いフレーム画に変換さ
れ、プリントされる。
【0010】
【実施例】図2は、補間すべきライン(走査線)とこの
上下に位置する2本のラインから、補間すべき画素xを
中心とする3×3の画素を取り出したものを示してお
り、上側のラインの画素A,B,Cの画像データ(例え
ば輝度データ又は濃度データ)を各々AD ,BD ,CD
とし、下側のラインの画素F,G,Hの画像データを各
々FD ,GD ,HD とする。これから、 D’=AD +FD x’=BD +GD E’=CD +HD S1=|AD −HD | S2=|BD −GD | S3=|CD −FD | を算出する。なお、補間画素xの左右の画素を便宜上、
画素D,Eとする。
【0011】図1に示すように、まず、D’,x’,
E’を比較する。D’<x’<E’又はD’>x’>
E’である場合には、画素A,B,C,D,x,E,
F,G,Hからなる領域の輝度又は濃度が走査方向に徐
々に変化していると見なすことができる。この場合に
は、上下方向の画素B,Gの画像データBD ,GD で補
間画素xの画像データxD を補間すると、斜め方向に階
段状の画像のみだれが生じるので、斜め方向の画素A,
Hの画像データAD ,HD もしくは画像C,Fの画像デ
ータCD ,FD のうち相関関係が近いもので補間を行
う。
【0012】S1,S2,S3を比較し、S1<S2<
S3である場合には、画素A,Hの画像データAD ,H
D の平均値,(AD +HD )/2を補間画素xの画像デ
ータxD とする。また、S1>S2>S3である場合に
は、画像C,Fの画像データCD ,FD の平均値,(C
D +FD )/2を補間画素xの画像データxD とする。
また、このどちらでもない場合や、D’<x’<E’又
はD’>x’>E’でない場合には、画素A,B,C,
D,x,E,F,G,Hからなる領域の輝度又は濃度が
徐々に変化してないから、補間画素xの上下方向にある
画素B,Gの画像データBD ,GD で補間画素xの画像
データxD を補間する。即ち、xD =(BD +GD )/
2とする。
【0013】次に、図3及び図4を参照して、図1に示
す記録方法を実施するサーマルプリンタについて説明す
る。例えば電子スチルカメラで撮影されたビデオフロッ
ピィはスチルビデオプレーヤーにセットされる。ここで
再生されたフィールド画のビデオ信号は、Y/C分離回
路11に入力されて輝度信号Yと色信号Cとに分離され
る。この色信号Cはデコーダ12により色差信号R−
Y,B−Yに変換され、これらの輝度信号Y,色差信号
R−Y,B−Yは、A/D変換器13によって量子化さ
れて例えば64階調数のデジタル信号に変換される。こ
のデジタル化された輝度データY’,色差データR’−
Y’,B’−Y’はカラーマスキング回路14に入力さ
れ、色補正が施される。
【0014】輝度データY’,色差データR’−Y’,
B’−Y’は補間演算部15に入力されると、図4に示
すように、それぞれフィールドメモリ16a,16c,
16eに一旦記録される。次に、輝度データY’がフィ
ールドメモリ16aから読みだされ、補間方向判別回路
17によって補間方向,即ち図1に示したように、垂直
方向,右上左下方向及び左上右下方向から最も差分値の
小さい方向が選択される。そして、補間演算回路18に
より、例えばxD =(AD +HD )/2の演算がなさ
れ、この補間画素xの輝度データxD がフィールドメモ
リ16bに記録される。この後、フィールドメモリ16
a,16bから同時に輝度データY’,x D が読み出さ
れ、フレーム画の1画面分の輝度データとして輪郭補正
回路21に入力される。
【0015】輪郭補正回路21に入力された輝度データ
Y’は、例えば次のような式(1)で表される空間フィ
ルタにより輪郭強調された後、マトリックス回路22に
入力される。 この式(1)は、3×3の画素の位置を(i,j)とし
たとき、二次微分演算(ラプラシアン)と称される空間
フィルタの輝度値を示している。即ち、輪郭補正する画
素の輝度値に「4」を乗算し、左右,上下の各画素の輝
度値に「−1」をそれぞれ乗算し、これらを加算して輪
郭強調成分を求め、これを元の輝度値に加えるものであ
る。
【0016】また、補間すべきラインの色差データR’
−Y’として、フィールドメモリ16cに入力されたデ
ータと同一のものがフィールドメモリ16dに入力され
る。そして、フィールドメモリ16c,16dから同時
に色差データR’−Y’が読み出され、これがフレーム
画の1画面分の色差データR’−Y’としてマトリック
ス回路22に入力される。また同様に、フィールドメモ
リ16eと同一な色差データB’−Y’がフィールドメ
モリ16fに入力され、フィールドメモリ16e,16
fから色差データB’−Y’がフレーム画の1画面分の
色差データB’−Y’として読み出され、マトリックス
回路22に入力される。
【0017】輝度データY’,色差データR’−Y’,
B’−Y’は、マトリックス回路22によってR’,
G’,B’の3原色信号に変換される。なお、輝度デー
タY’,色差データR’−Y’,B’−Y’とR’,
G’,B’信号との関係は、周知のように、次のような
式で表される。 Y’=0.3R’+0.59G’+0.11B’ R’−Y’=0.7R’−0.59G’−0.11B’ B’−Y’=−0.3R’−0.59G’+0.89B’
【0018】R’,G’,B’信号はγ補正回路23に
よって感熱記録紙24の発色特性に対応してγ補正され
て、濃度を表すM,Y,C信号に変換される。このM,
Y,C信号によってサーマルヘッド25が順次に駆動さ
れる。まず、Y信号によってサーマルヘッド25が駆動
され、感熱記録紙24のイエロー感熱発色層が熱記録さ
れた後、専用の紫外線ランプによって所定波長の紫外線
が照射され、光定着される。同様に、M信号によって感
熱記録紙24のマゼンタ感熱発色層が熱記録され、光定
着される。最後に、C信号によって感熱記録紙24のシ
アン感熱発色層が熱記録される。このサーマルヘッド2
5は、周知のように、多数の発熱素子が主走査方向にラ
イン状に配列されている。
【0019】感熱記録紙24の構造は、図5に示すよう
に、不透明なコート紙又はプラスチックフイルムからな
る支持体31の上に、シアン感熱発色層32,マゼンタ
感熱発色層33,イエロー感熱発色層34,保護層35
が順次層設されている。これらの各感熱発色層32〜3
4は、熱記録される順番に表面から層設されている。シ
アン感熱発色層32は、電子供与性染料前駆体と電子受
容性化合物を主成分として含有し、加熱されたときにシ
アンに発色する。
【0020】マゼンタ感熱発色層33としては、最大吸
収波長が約365nmであるジアゾニウム塩化合物と、
これと熱反応してマゼンタに発色するカプラーとを含有
している。このマゼンタ感熱発色層33は、サーマルヘ
ッド25でマゼンタ画像を熱記録した後に、365nm
付近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物が光分
解して発色能力が失われる。
【0021】イエロー感熱発色層34は、最大吸収波長
が約420nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと
熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有してい
る。このイエロー感熱発色層34は、420nm付近の
近紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。
なお、図3において定着用の紫外線ランプは図示を省略
してある。また、フィールド画の輝度信号Yと色信号C
がすでに分離されている場合には、この輝度信号Yと色
信号CはS端子からデコーダ12に直接入力される。
【0022】図6及び図7に示したサーマルプリンタ
は、前記実施例がビデオ信号の輝度信号Yと色差信号R
−Y,B−Yについて補間処理したのに対し、R,G,
B信号について補間処理するものである。カラーマスキ
ング回路14によって色補正が行われた後、R,G,B
信号はそれぞれ補間演算部40のフィールドメモリ36
a,36c,36eに入力される。そして、フィールド
メモリ36aから読み出されたG信号について補間方向
判別回路37により補間方向が決定され、この補間方向
に基づいて補間演算回路38a,38b,38cにより
補間すべきラインの各R,G,B信号が演算され、フィ
ールドメモリ36b,36d,36fに入力される。こ
の後、フィールドメモリ36a,36bからG信号,フ
ィールドメモリ36c,36dからR信号,フィールド
メモリ36e,36fからB信号がそれぞれ読み出さ
れ、フィールド画がフレーム画に変換される。このフレ
ーム画のR,G,B信号は輪郭補正回路41に入力さ
れ、前述したような輪郭強調が施された後、マトリック
ス回路22に送出される。以下、前記実施例と同様であ
るから説明を省略する。
【0023】以上説明した実施例は、感熱発色層が積層
された感熱記録紙に画像を記録するサーマルプリンタに
ついて説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、例えばインクシートを使用する昇華型熱転写記録方
式のサーマルプリンタやインクジェット方式のプリンタ
でもよい。また、ラインプリンタについて説明したが、
本発明はシリアルプリンタにも適用することができる。
更に、輝度データに対して補間処理しているが、濃度デ
ータに対して補間処理してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のビ
デオプリント方法及びビデオプリンタによれば、3×3
の参照画素を用いて補間すべきライン上にある3個の画
素の画像データがライン方向に増大又は減少する場合
に、補間画素を中心として左上右下方向,上下方向,右
上左下方向にある各2個の画素の画像データの差分値を
比較し、走査方向に徐々に変化しているときには、差分
値が小さい斜め方向を選択し、この選択した斜め方向に
ある2個の画素の画像データの平均値を補間画素の画像
データとし、これ以外のときには、補間画素の上下方向
にある2個の画素の画像データの平均値を補間画素の画
像データとしたので、斜め方向の階段状の画像のみだれ
を改善できるとともに、斜め方向の画素の画像データが
「0」であるような場合にも不自然とならず、自然な再
現性を有するプリントを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補間方法を示すフローチャートで
ある。
【図2】3×3の参照画素を示す説明図である。
【図3】図1に示す補間方法を実施するサーマルプリン
タのブロック図である。
【図4】補正演算部の内部構造を示す回路図である。
【図5】感熱記録紙の構造を示す説明図である。
【図6】図1に示す補間方法を実施する別のサーマルプ
リンタのブロック図である。
【図7】図6に示したサーマルプリンタの補間演算部の
内部構造を示す回路図である。
【図8】従来の補間方法によるプリント例を示す説明図
である。
【図9】別の従来の補間方法を示す説明図である。
【符号の説明】
15,40 補間演算部 16a〜16f,36a〜36f フィールドメモリ 17,37 補間方向判別回路 18,38a,38b,38c 補間演算回路 24 感熱記録紙 25 サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 B41J 2/355 H04N 5/76 H04N 9/79 - 9/898

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド画の画像データをメモリに記
    憶し、プリントに際してラインの本数を増やすための補
    間処理を施して、フィールド画をフレーム画に変換し、
    このフレーム画をプリントするビデオプリント方法にお
    いて、 補間すべきラインとこの上下に位置する2本のラインか
    ら、補間すべき画素を中心とする3×3の画素を取り出
    し、補間ライン上にある3個の画素の画像データを、そ
    の上下の2個の画素の画像データの加算値であるとそれ
    ぞれ仮定しておき、この補間ライン上の3個の画素の画
    像データがライン方向に増大又は減少する場合に、補間
    画素を中心とする第1の斜め方向にある2個の画素の画
    像データの差の絶対値をS1とし、補間画素を中心とす
    る上下方向にある2個の画素の画像データの差の絶対値
    をS2とし、第2の斜め方向にある2個の画素の画像デ
    ータの差の絶対値をS3としたときに、S1<S2<S
    3又はS1>S2>S3の条件式を満たすときには、差
    の絶対値が小さい斜め方向を選択し、この選択した斜め
    方向にある2個の画素の画像データの平均値を補間画素
    の画像データとし、これ以外のときには、補間画素の上
    下方向にある2個の画素の画像データの平均値を補間画
    素の画像データとすることを特徴とするビデオプリント
    方法。
  2. 【請求項2】 アナログビデオ入力端子から入力された
    一方のフィールド画から他方のフィールド画を補間演算
    により求め、これらのフィールド画からフレーム画を合
    成してプリントを行うビデオプリンタにおいて、 前記一方のフィールド画を画素ごとにデジタル化してフ
    ィールド画データに変換する映像信号処理回路と、この
    映像信号処理回路から出力されたフィールド画データを
    格納する第1フィールドメモリ及び前記フィールド画デ
    ータに基づいて補間処理した補間後のフィールド画デー
    タを格納する第2フィールドメモリとを含み、前記第
    1,第2フィールドメモリからフィールド画データと補
    間後のフィールド画データとを同時に読み出すことによ
    りフレーム画データを生成する補間演算部と、前記フレ
    ーム画データによりサーマルヘッドの駆動信号を生成す
    る信号変換回路とを備え、 前記補間演算部は、第1フィールドメモリから読み出し
    た隣接する2本のフィールド画データの上下方向にある
    2個の画像データを互いに加算して補間すべきラインの
    原画像データとし、前記補間すべきラインとこの上下に
    位置する2本のラインから補間対象となる画素を中心と
    する3×3の画素を取り出し、補間ライン上の3画素の
    原画像データがライン方向に単調に増加又は減少する場
    合には、補間対象となる画素を中心にして第1の斜め方
    向にある2個の画像データの差の絶対値をS1、上下に
    ある2個の画像データの差の絶対値をS2、第2の斜め
    方向にある2個の画像データの差の絶対値をS3とした
    とき、S1<S2<S3又はS1>S2>S3のときに
    は差の絶対値が小さい斜め方向を補間方向とし、それ以
    外のときには上下方向を補正方向として判別する補間方
    向判別回路と、この補間方向判別回路で判別された補間
    方向にしたがって前記3×3の画素のうち上下のライン
    に属するそれぞれ1個ずつの画像データを取り出して平
    均し、この平均値を前記原画像データに代えて補間対象
    となる画素の画像データとして決定し、これ以外のとき
    には、補間対象となる画素の上下方向にある2個の画像
    データの平均値を前記原画像データに代えて補間対象と
    なる画素の画像データとし、これら補間後の画像データ
    で構成されるフィールド画データを前記第2フィールド
    メモリに入力する補間演算回路とから構成されているこ
    とを特徴とするビデオプリンタ。
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