JPH09509942A - ポリフルオロオキセタン類の製造方法 - Google Patents

ポリフルオロオキセタン類の製造方法

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JPH09509942A JP7523030A JP52303095A JPH09509942A JP H09509942 A JPH09509942 A JP H09509942A JP 7523030 A JP7523030 A JP 7523030A JP 52303095 A JP52303095 A JP 52303095A JP H09509942 A JPH09509942 A JP H09509942A
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ルイス酸触媒の存在下でフルオロケトン類またはフルオロエポキシド類とハロエチレン類を反応させることでポリフルオロオキセタン類を製造する方法に関する。ポリフルオロオキセタン類は高い熱安定性を示す溶媒および可塑剤として用いるに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリフルオロオキセタン類の製造方法 発明の分野 本発明は、フルオロケトン類またはフルオロエポキシド類とハロエチレン類を 反応させることでポリフルオロオキセタン類を製造する方法に関する。ポリフル オロオキセタン類は高い熱安定性を示す溶媒および可塑剤として用いるに有用で ある。 技術背景 フランス特許第1,391,493号には、式 [式中、R1およびR2は水素、塩素またはフッ素である] で表されるポリフルオロオキセタン類が開示されている。上記化合物の有用性は 、高い度合の熱安定性および不活性さを示すことを特徴とする化学中間体、溶媒 および可塑剤としてである。そのポリフルオロオキセタン類はフルオロケトン類 とフルオロオレフィン類の間の光化学反応で製造されている。 J.F.Harris、D.D.Coffman、J.Am.Chem.So c、84、1553(1962)およびE.W.Cook、B.F.Landr um、J.Heterocycl.Chem.、2、327(1965)にも同 様な方法が開示されており、そこには、上記ルートで製造された数多くのポリフ ルオロオキセタン類が挙げられている。 上記方法はUV照射下でのみ進行し、このことが生産性を有意に制限しておりそ して商業的規模で化合物を製造する目的でその方法を用いることを困難にしてい る。 米国特許第3,164,610号には、触媒を用いないでフッ素置換ケトン類 とフッ素置換されていないビニルエーテル類を反応させて部分フッ素置換オキセ タン類を製造することが開示されている。上記反応に参与し得るのは高い反応性 を示すフッ素置換されていないビニルエーテル類のみである。 G.G.Belen’kii、G.I.Savicheva、E.P.Lur ’e、L.S.German、Bull.Acad.of Science U SSR.Chem.Div.、1248(1978)には、五フッ化アンチモン の存在下でトリフルオロトリクロロアセトンとテトラフルオロエチレンを反応さ せて開鎖ケトンである1,1,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1,3, 3−トリクロロ−2−ペンタノン(36%)とオキセタンである2−ジフルオロ クロロメチル−2−ジクロロフルオロメチルテトラフルオロオキセタン(64% )を含む混合物を45%の収率で得ることが開示されている。また、五フッ化ア ンチモンの存在下で同じ置換アセトンとトリフルオロエチレンを反応させて開鎖 ケトン(22%)と異なる2つのオキセタン(それぞれ67%および11%)を 含む3成分混合物を27%の収率で得ることも開示されている。 米国特許第2,992,884号にはオキセタン含有混合物の生成が開示され ている。 V.Weinmayr、J.Org.Chem.28、492(19 63)には、テトラフルオロエチレンとビス(フルオロメチル)エーテル(ホル ムアルデヒドとHFからインサイチューで生じさせた)を反応させることで、少 量の4種副生成物(これの1つは2,2,3,3−テトラフルオロオキセタンで ある)に加えて、温度に応じてフルオロメチル−2,2,3,3,3−ペンタフ ルオロプロピルエーテルおよび/または2,2,3,3,3−ペンタフルオロ− 1−プロパノールを生じさせることが開示されている。 発明の要約 本発明はポリフルオロオキセタン類の製造方法を提供し、この方法は、ルイス 酸触媒の存在下でフルオロケトン類またはフルオロエポキシド類とハロオレフィ ン類を反応させることを含む。適切な触媒は、塩化フッ化アルミニウム(AlFn Cl3-n)[ここで、nは0から2.95である]、または酸化性を示さないフ ッ化金属、例えばNbF5またはTaF5などから選択される触媒である。この方 法は任意に不活性溶媒の存在下で実施可能である。 発明の詳細な説明 ヘキサフルオロアセトン(HFA)および他のフルオロケトン類またはフルオ ロエポキシド類とフルオロ、クロロもしくはブロモエチレン類を100−150 ℃の温度範囲内で反応させることでポリフルオロオキセタン類を製造する。この 反応の触媒として強ルイス酸、例えば塩化フッ化アルミニウムAlFnCl3-n[ ここで、nは0から2.95である]、または酸化性を示さないフッ化金属を用 いる。上記フッ化金属の例はNbF5およびTaF5である。オキセタン生成物は ほとんどの場合単一の部位異性体(regioisomer)として得られる。 本明細書で用いるに有用なケトン類は、式 [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)から成る群から選択され、ここで、Rfは 、パーフルオロアルキル基であり、そしてC1−C5は、炭素原子を1から5個有 することを示し、そしてこれは任意にエーテル酸素および末端官能基、例えば− CN、C65O−、−C(O)F、SO2FおよびC(O)R'などを有していて もよく、ここで、R’はC1からC5のアルキルまたはフェニルである] で表される。 本明細書で用いるに有用なエポキシド類は、式 CF2OCFCFXY [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)から成る群から選択され、ここで、Rfは 、パーフルオロアルキル基であり、そしてC1−C5は、炭素原子を1から5個有 することを示し、そしてこれは任意にエーテル酸素および末端官能基、例えば− CN、C65O−、−C(O)F、SO2FおよびC(O)R'などを有していて もよく、ここで、R’はC1からC5のアルキルまたはフェニルである] で表される。最も好適なエポキシドはヘキサフルオロプロピレンオキサ イド(HFPO)である。 本明細書で用いるに有用なオレフィン類は、式 CX'2−CY'Z' [式中、 X’は、FまたはClであり、そして Y’およびZ’は、独立して、H、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、OR( C1−C3)(ここで、Rは、C1からC3のアルキルである)であるが、但しY’ およびZ’の1つのみがRf(C1−C3)、BrまたはClであることを条件と する] で表される。本明細書で好適なオレフィン類には、CHBr=CF2、CHCl =CF2、CFH=CF2、CF2=CF2、CF2=CFCl、CH2=CCl2、 CH2=CF2、CF2=CFBrが含まれる。最も好適なものは、CF2=CFH 、CF2=CF2、CClH=CF2およびCBrH=CF2である。 強ルイス酸触媒、例えばハロゲン化アルミニウムなどの存在下でこの反応を実 施し、このハロゲン化物は、F、Cl、BrまたはIの1つ以上であるが、但し このハロゲン化物全体をFにすることができないことを条件とする。以下に示す 大部分の実施例で示すように、活性触媒を予め生じさせてもよいか、或は部分的 ハロゲン−F交換によりインサイチューで活性触媒を生じさせることも可能であ る。好適な触媒は構造AlFnCl3-n[ここで、nは0から2.95である]で 表される。AlCl3をフッ素置換した触媒は、米国特許第5,162,594 号、コラム4の35−57行(これは引用することによって全体が本明細書に組 み入れられる)に記述されているようにAlCl3とCFCl3を反応させ ることで調製可能である。 オレフィンもしくはケトンに対する触媒の比率はオレフィンもしくはケトン1 モル当たり0.1−0.2モルであり、そしてケトンとオレフィンの比率は1: 1である。 反応温度は約50℃から約200℃、好適には約100℃から約150℃であ る。反応時間は、触媒の濃度、圧力および温度などの如き変数に応じてほぼ1時 間から数時間で変化し得る。 この反応では一般に溶媒は必須でないが、これらが反応条件に比較的不活性で あるならば任意に使用可能である。「比較的不活性」は、触媒に対して反応温度 で実質的に反応性を示さないことを意味する。溶媒として使用可能な比較的不活 性な材料には、完全ハロゲン置換されているか或は高度にフッ素置換されている 線状および環状のアルカン類およびエーテル類が含まれる。 本方法の生成物は下記の構造: で表され、ここで、X’はFまたはClであり、そしてY’およびZ’は、独立 して、H、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、OR(C1−C3)(ここで、R は、C1からC3のアルキルである)であるが、但しY’およびZ’の1つのみが Rf(C1からC3)、BrまたはClであることを条件とし、そしてここで、X はFまたはClであり、そしてYは、F、ClおよびRf(C1−C5)から成る 群から選択され、これは任意 にエーテル酸素および末端官能基、例えば−CN、C65O−、−C(O)F、 −SO2FおよびC(O)R'などを有していてもよく、ここで、R’はC1から C5のアルキルまたはフェニルである。 実施例 触媒製造、AlCl3+CFCl3 −80℃のコンデンサを取り付けた丸底(r.b.)フラスコ内で500g( 3.75モル)のAlCl3(Aldrich−99%純度)をN2下で機械撹拌 しながらこれに1.5時間かけてCFCl3を1750mL(約2625g、1 9モル)加えた。初期段階における反応は非常に発熱的であることから、温度を 65℃以内に保持するようにCFCl3を最初ゆっくりと添加した後、急速添加 した。その結果として生じる懸濁液を更に3時間撹拌しながらコンデンサを温め ることで揮発物(CF2Cl2)を排出させた。次に、このコンデンサを簡単な蒸 留ヘッドに置き換え、そして減圧下でCCl4の大部分を留出させた[主に沸点 38℃(200mm)]。最後に、残存している固体を0.05mm下30−3 5℃に温めることで、最後の痕跡量の揮発物を除去した。 この密封した丸底フラスコをドライボックスに移し、そしてその中身をテフロ ン(商標)FEPボトルに入れた;ある程度微細な黄−緑色の固体が340g。 この触媒の一部を必要に応じてドライボックス中で重量測定して取り出して、圧 力シールキャップ付きのプラスチック製ボトルに入れた。 この種類の製造で得た生成物をフッ素に関して分析した結果、この組成物はA lF2.9Cl0.1、AlFnCl(3-n);n=2.9であることが示された。 実施例1 400mLのHastelloy製振とう管に塩化フッ化アルミニウム(AC F − CFCl3とAlCl3を反応させることで調製)を2g仕込み、−78 ℃に冷却し、真空排気を行った後、ヘキサフルオロアセトン(HFA)を51g (0.31モル)およびトリフルオロエチレンを24g(0.3モル)仕込んだ 。この反応容器を100℃で18時間振とうした。40−50℃で出発材料と生 成物の混合物が反応槽から放出され、これを冷トラップ(−78℃)内に集めた 。低温蒸留カラムを用いて出発材料を留出させ、そしてその残渣を冷水で洗浄し て残存HFAを除去し、P25で乾燥させた後、蒸留を行うことにより、沸点が 44−45℃のF−2,2−ジメチル−3−H−オキセタンを47g得た(単離 収率64%、変化したHFAとトリフルオロエチレンを基準にした収率100% )。 実施例2 実施例1の手順に従い、70g(0.42モル)のHFAと5gのACFと4 0g(0.4モル)のテトラフルオロエチレン(TFE)を60℃で振とうし、 その全反応時間は48時間であった(TFEを2回に分けて仕込んだ、即ち最初 20g仕込みそして24時間後に20g仕込んだ)。単離を実施例1と同様に行 った後、沸点が27−28℃のF−2,2−ジメチルオキセタンを70g(変化 したHFAを基準にした収率100%)およびポリテトラフルオロエチレン(I Rで同定)を10g得た。F−2,2−ジメチルオキセタン:19F:−78.8 8(6F,t)、−79.53(2F,br.s.)、−118.70(2F, hept)、J=9Hz,MS(m/z):265.9785(M+,C510+,計算値265.9789) HFAの変換率は66%であった。 実施例3 実施例1の手順で、40g(0.24モル)のHFAと29g(0.2モル) のCHBr=CF2と0.5gのACFを反応させた。この反応容器を100℃ で18時間振とうした。反応混合物を実施例1と同様に処理した。沸点が77− 78℃のF−2,2−ジメチル−3H−3Br−オキセタンを20.4g(10 0%収率)単離した。1H NMR:5.25(t)。HFAおよびオレフィン の変換率は30%であった。 実施例4 実施例1の手順で、50g(0.3モル)のHFAと35g(0.28モル) のクロロトリフルオロエチレン(CTFE)と3gのACFを反応させた。この 反応槽を100℃で18時間振とうした。反応混合物を実施例1と同様に処理し た。沸点が55℃の液体を37g単離した。GCおよび19Fデータに従い、この 生成物の42%はF−2,2−ジメチル−3−クロロオキセタンであり、48% はF−2,2−ジメチル−4−クロロオキセタンであり、そして10%は1,2 −ジクロロ−ヘキサフルオロシクロブタンであった。オキセタン類の計算収率は 、変化したCTFEを基準にして82%であり、そしてHFAの変換率は43% であった。CTFEの変換率は48%であった。 実施例5 実施例1と同様に、50g(0.3モル)のHFAと45g(0.28モル) のブロモトリフルオロエチレンと0.5gのACFを反応させた。この反応槽を 100℃で18時間振とうした。反応混合物を上と同 様に処理した。沸点が67−68℃の液体を12g単離した。19F NMRに従 い、この生成物は、54%がF−2,2−ジメチル−3−ブロモオキセタンで4 6%がF−2,2−ジメチル−4−ブロモオキセタンの混合物であった。オキセ タン類の収率は、変化したHFAを基準にして70%であり、そしてHFAおよ びオレフィンの変換率は18%であった。 実施例6 実施例1と同様に、50g(0.3モル)のHFAと25g(0.39モル) の1,1−ジフルオロエチレンと5gのACFを反応させた。この反応槽を10 0℃で18時間振とうした。反応混合物を上と同様に処理した。液体を25g単 離し、これはGCおよび19Fに従い、75%がF−2,2−ジメチル−3,3− ジヒドロオキセタンで20%がF−2−ヒドロ−3−ヒドロキシ−3−トリフル オロメチルブテン−1で5%がF−2,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−3−ト リフルオロメチル−ブタンの混合物であった。この混合物をNaOHの10%水 溶液で洗浄することにより、沸点が55−55.5℃の高純度オキセタンを得た 。19 F NMR(CDCl3):−60.23(6F,m)、−78.29(2F, t);1H NMR:3.46(t)。 オキセタンの計算収率は変化したHFAを基準にして82%であり、そしてHF Aおよびオレフィンの変換率は33%であった。 実施例7 実施例1と同様に、50g(0.3モル)のHFAと29g(0.3モル)の 1,1−ジクロロエチレン(安定剤無し、新しく蒸留した)と5gのACFを反 応させた。この反応槽を100℃で18時間振とうし た。反応混合物を上と同様に処理した。沸点が100−103℃の液体を16g 単離し、これはGC/MSおよび19F NMRに従い、90%がF−2,2−ジ メチル−3,3−ジヒドロ−4,4−ジクロロ−オキセタンで10%が2−ヒド ロ−3−ヒドロキシ−3−トリフルオロメチル−1,1−ジクロロ−ブテン−1 の混合物であった。オキセタンの計算収率は変化したHFAを基準にして80% であり、そしてHFAの変換率は20%であった。 実施例8 実施例1と同様に、70g(0.42モル)のHFAと40g(0.41モル )の1−ヒドロ−1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレン(異性体である1− ヒドロ−2−クロロ−1,2−ジフルオロエチレンを10%含有)と5gのAC Fを反応させた。この反応槽を100℃で18時間振とうした。反応混合物を上 と同様に処理した。沸点が62−64℃の液体を22.6g単離した。GC/M Sおよび19F NMRに従い、この生成物は90%がF−2,2−ジメチル−3 −クロロ−3−ヒドロ−オキセタンで10%がF−2,2−ジメチル−3−ヒド ロ−4−クロロオキセタン(ジアステレオマーの混合物)の混合物であった。オ キセタンの計算収率(GC)は変化したHFAを基準にして91%であり、そし てHFAの変換率は22%であった。 実施例9 実施例1と同様に、37g(0.2モル)のクロロペンタフルオロアセトンと 3gのACFと20g(0.2モル)のTFEを反応させた。この反応槽を60 ℃で18時間振とうした。F−2−クロロメチル−2−メチルオキセタンを5. 8g単離した。収率は9.8%であった。 実施例10 実施例1と同様に、18g(0.1モル)のクロロペンタフルオロアセトンと 5gのACFと7g(0.11モル)のCH2=CF2を反応させた。この反応槽 を100℃で18時間振とうした。75%がF−2−クロロメチル−2−メチル オキセタンで25%が未同定材料の混合物を8g単離した。オキセタンの計算収 率(GC)は24.4%であった。 実施例11 実施例1と同様に、20g(0.12モル)のHFAと3gのAlCl3と9 g(0.11モル)のトリフルオロエチレンを反応させた。この反応槽を100 ℃で18時間振とうした。純度が80%のF−2−ジメチル−3−H−オキセタ ンを3g単離した。オキセタンの収率は8.3%であった。 実施例12 実施例1と同様に、50g(0.3モル)のHFPOと5gのACFと25g (0.25モル)のTFEを60℃で48時間反応させた。(TFEを2分割し て仕込んだ:即ち最初に15gそして24時間後に10g)。F−2,2−ジメ チルオキセタンを15g(変化したHFPOを基準にして100%)およびポリ テトラフルオロエチレンを4g単離した。TFEの変換率は38%であった。 実施例13 実施例1と同様に、51g(0.31モル)のHFPOと5gのACFと24 g(0.375モル)のCH2=CF2を100℃で18時間反応させた。F−2 ,2−ジメチル−3,3−ジヒドロオキセタンを73%、F−2−ヒドロ−3− ヒドロキシ−3−トリフルオロメチル−ブテ ン−1を18%およびF−2,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−3−トリフルオ ロメチルブタンを9%含有する混合物を20.4g単離した。オキセタンの収率 は変化したHFPOを基準にして73%であった。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月7日 【補正内容】 請求の範囲 1. ポリフルオロオキセタンの製造方法であって、任意に溶媒の存在下、1 種以上のルイス酸触媒を存在させてフルオロケトンまたはフルオロエポキシドを ハロオレフィンに接触させることを含み、ここで、該触媒を塩化フッ化アルミニ ウムおよび臭化フッ化アルミニウムから選択する方法。 2. 該触媒をAlFnCl3-nおよびAlFnBr3-n[ここで、nは0から2 .95である]から成る群から選択する請求の範囲第1項の方法。 3. 該ケトンが、式 [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)、並びにエーテル酸素、−CN、C65 O−、−C(O)F、−SO2FおよびC(O)R'(ここで、R'は、C1からC5 のアルキルまたはフェニルである)を有するRf(C1−C5)、から成る群から 選択される] で表される請求の範囲第1項の方法。 4. 該ハロオレフィンが、式 CX'2=CY'Z' [式中、 X’は、FまたはClであり、そして Y’およびZ’は、独立して、H、Br、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、 OR(C1−C3)(ここで、Rは、C1からC3のアルキルである)から成る群か ら選択されるが、但しY'およびZ'の1つのみがRf(C1からC3)、Brまた はClであることを条件とする] で表される請求の範囲第1項の方法。 5. 該ハロオレフィンをCHBr=CF2、CHCl=CF2、CFH=CF2 、CF2=CF2、CF2=CFCl、CH2=CCl2、CH2=CF2、CF2= CFBrから成る群から選択する請求の範囲第4項の方法。 6. 該ハロオレフィンをCF2=CFH、CF2=CF2、CClH=CF2お よびCBrH=CF2から成る群から選択する請求の範囲第5項の方法。 7. 該ケトンとオレフィンの比率を1:1にする請求の範囲第1項の方法。 8. オレフィンまたはケトンに対する触媒の比率をオレフィンまたはケトン 1モルに対して0.1−0.2モルにする請求の範囲第1項の方法。 9. 該触媒がAlFnCl3-n[ここで、nは0から2.95である]である 請求の範囲第1項の方法。 10. 該温度を約50℃から約200℃の範囲内にする請求の範囲第1項の 方法。 11. 該温度を約100℃から約150℃にする請求の範囲第10項の方法 。 12. 不活性溶媒の存在下で実施する請求の範囲第1項の方法。 13. 該生成物を構造: [ここで、 X’は、FまたはClであり、そして Y’およびZ’は、独立して、H、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、OR( C1−C3)(ここで、Rは、C1からC3のアルキルである)であるが、但しY’ およびZ’の1つのみがRf(C1からC3)、BrまたはClであることを条件 とし、そしてここで、XはFまたはClであり、そしてYは、F、ClおよびRf (C1−C5)から成る群から選択され、これは任意にエーテル酸素、および− CN、C65O−、−C(O)F、SO2FmおよびC(O)R’(ここで、R ’はC1からC5のアルキルまたはフェニルである)から成る群から選択される末 端官能基を有していてもよい] で表されるポリフルオロオキセタンから選択する請求の範囲第1項の方法。 14. 該フルオロエポキシドが、式 CF2OCFCFXY [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)から成る群から選択され、ここで、Rfは 、任意にエーテル酸素および−CN、C65O−、−C(O) F、SO2FおよびC(O)R’(ここで、R’はC1からC5のアルキルまたは フェニルである)から選択される末端官能基を有していてもよいパーフルオロア ルキル基である] で表される請求の範囲第1項の方法。 15. 該フルオロエポキシドがヘキサフルオロプロピレンオキサイド(HF PO)である請求の範囲第14項の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ポリフルオロオキセタンの製造方法であって、任意に溶媒の存在下、1 種以上のルイス酸触媒を存在させてフルオロケトンまたはフルオロエポキシドを ハロオレフィンに接触させることを含む方法。 2. 該触媒を塩化フッ化アルミニウム、臭化フッ化アルミニウム、および酸 化性を示さないフッ化金属から選択する請求の範囲第1項の方法。 3. 該フッ化金属触媒をNbF5およびTaF5から成る群から選択する請求 の範囲第2項の方法。 4. 該触媒をAlFnCl3-nおよびAlFnBr3-n[ここで、nは0から2 .95である]から成る群から選択する請求の範囲第2項の方法。 5. 該ケトンが、式 [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)、並びにエーテル酸素、−CN、C65 O−、−C(O)F、−SO2FおよびC(O)R'(ここで、R'は、C1からC5 のアルキルまたはフェニルである)を有するRf(C1−C5)、から成る群から選択 される] で表される請求の範囲第1項の方法。 6. 該ハロオレフィンが、式 CX'2=CY'Z' [式中、 X’は、FまたはClであり、そして Y’およびZ’は、独立して、H、Br、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、 OR(C1−C3)、(ここで、Rは、C1からC3のアルキルである)から成る群 から選択されるが、但しY’およびZ’の1つのみがRf(C1からC3)、Br またはClであることを条件とする] で表される請求の範囲第1項の方法。 7. 該ハロオレフィンをCHBr=CF2、CHCl=CF2、CFH=CF2 、CF2=CF2、CF2=CFCl、CH2=CCl2、CH2=CF2、CF2= CFBrから成る群から選択する請求の範囲第6項の方法。 8. 該ハロオレフィンをCF2=CFH、CF2=CF2、CClH=CF2お よびCBrH=CF2から成る群から選択する請求の範囲第7項の方法。 9. 該ケトンとオレフィンの比率を1:1にする請求の範囲第1項の方法。 10. オレフィンまたはケトンに対する触媒の比率をオレフィンまたはケト ン1モルに対して0.1−0.2モルにする請求の範囲第1項の方法。 11. 該触媒がAlFnCl3-n[ここで、nは0から2.95である]であ る請求の範囲第1項の方法。 12. 該温度を約50℃から約200℃の範囲内にする請求の範囲第1項の 方法。 13. 該温度を約100℃から約150℃にする請求の範囲第12項の方法 。 14. 不活性溶媒の存在下で実施する請求の範囲第1項の方法。 15. 該生成物を構造: [ここで、 X’は、FまたはClであり、そして Y’およびZ’は、独立して、H、Cl、Br、F、Rf(C1−C3)、OR( C1−C3)(ここで、Rは、C1からC3のアルキルである)であるが、但しY’ およびZ’の1つのみがRf(C1からC3)、BrまたはClであることを条件 とし、そしてここで、XはFまたはClであり、そしてYは、F、ClおよびRf (C1−C5)から成る群から選択され、これは任意にエーテル酸素、および− CN、C65O−、−C(O)F、−SO2FmおよびC(O)R’(ここで、 R’はC1からC5のアルキルまたはフェニルである)から成る群から選択される 末端官能基を有していてもよい] で表されるポリフルオロオキセタンから選択する請求の範囲第1項の方法。 16. 該フルオロエポキシドが、式 CF2OCFCFXY [式中、 Xは、FまたはClであり、そして Yは、F、ClおよびRf(C1−C5)から成る群から選択され、ここで、Rfは 、任意にエーテル酸素および−CN、C65O−、−C(O)F、SO2Fおよ びC(O)R’(ここで、R’はC1からC5のアルキルまたはフェニルである) から選択される末端官能基を有していてもよいパーフルオロアルキル基である] で表される請求の範囲第1項の方法。 17. 該フルオロエポキシドがHFPOである請求の範囲第16項の方法。
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