JPH0950433A - 手書き文字認識装置 - Google Patents

手書き文字認識装置

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JPH0950433A
JPH0950433A JP7204623A JP20462395A JPH0950433A JP H0950433 A JPH0950433 A JP H0950433A JP 7204623 A JP7204623 A JP 7204623A JP 20462395 A JP20462395 A JP 20462395A JP H0950433 A JPH0950433 A JP H0950433A
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JP
Japan
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character
recognition
user
characters
registered
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Application number
JP7204623A
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English (en)
Inventor
Shunei Murata
俊英 村田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0950433A publication Critical patent/JPH0950433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手書き文字認識装置において、手書き入力され
た文字について実行した文字認識処理の結果として出力
された文字コードが表す文字を、認識候補として表示す
る際に、ユーザが文字コードを登録した文字とそうでな
い文字とを容易に区別することを可能とする。 【構成】認識候補表示領域32に認識候補として表示す
る文字のうち、ユーザが文字コードを認識辞書に登録し
た文字については、例えば、「ユーザ」という表示を付
加することで、ユーザが登録した旨が容易に分かるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力された文字
についての文字認識処理を実行する手書き文字認識装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】手書き文字認識装置は、文字ごとに、該
文字の筆記パターンおよび該文字の文字コードを対応付
けて記憶している認識辞書を有しており、ユーザが文字
を手書き入力すると、認識辞書に記憶されている筆記パ
ターンの、該手書き入力された文字に対する一致度を計
算し、計算した一致度が予め決められたしきい値以上と
なる筆記パターンに対応する文字コードを出力する文字
認識処理を実行し、該文字認識処理の結果として出力さ
れた文字コードが表す文字を、認識候補として表示する
ようになっている。
【0003】なお、認識辞書が、筆記パターンおよび文
字コードに加えて、字種や品詞等の文字の関連情報を記
憶しているようにすると、文字認識処理において、ユー
ザが手書き入力した文字に対する一致度が予め決められ
たしきい値以上となる筆記パターンに対応する文字コー
ドに加えて、該筆記パターンに対応する関連情報を出力
し、該文字認識処理の結果として出力された文字コード
が表す文字に加えて、該文字の関連情報を、認識候補と
して表示することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、認識辞書に記憶
されている筆記パターンは、多数のユーザに適用するた
めの標準的な筆記パターンであるので、ユーザが手書き
入力した文字が癖字である場合は、認識辞書に記憶され
ている筆記パターンの、該手書き入力された癖字に対す
る一致度がしきい値より小さくなってしまうことがあ
り、ユーザが意図した認識候補が表示されないという問
題が生じていた。
【0005】このような問題を解決するために、ユーザ
が、文字を手書き入力すると共に、該文字に対応付ける
べき文字コードを入力すると、該手書き入力された文字
のユーザによる筆記パターン、および、該入力された文
字コードを対応付けて、認識辞書に登録することができ
るようにした手書き文字認識装置が商品化されている。
【0006】これにより、ユーザが手書き入力した文字
が癖字であっても、ユーザが意図した認識候補が表示さ
れるようにすることができる。
【0007】ところで、ユーザは、認識候補として表示
された文字のうちから、所望の文字を選択指示するよう
になっているが、一般に、ユーザが認識辞書に筆記パタ
ーンおよび文字コードを登録した文字は、選択指示され
る頻度が高いことが予想される。なぜならば、ユーザ
は、自身が必要とする文字についての登録を行うので、
不要な文字の筆記パターンおよび文字コードが認識辞書
に登録されることはないからである。
【0008】しかしながら、上述した手書き文字入力装
置では、多数の文字コードが表す文字が認識候補として
表示されたときに、ユーザは、自身が文字コードを登録
した文字を容易に見つけることができず、使い勝手の面
で煩わしさがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、手書き文字認識
装置において、手書き入力された文字について実行した
文字認識処理の結果として出力された文字コードが表す
文字を、認識候補として表示する際に、ユーザが文字コ
ードを登録した文字とそうでない文字とを容易に区別す
ることを可能とすることにより、ユーザの使い勝手を向
上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、手書き入力された文字について実行した
文字認識処理の結果として出力された文字コードが表す
文字を、認識候補として表示する際に、ユーザが文字コ
ードを登録した文字については、該文字に、ユーザが登
録した旨を示す情報を付加して表示するようにしてい
る。
【0011】具体的には、本発明は、(1)文字の手書
き入力を受付ける手書き入力手段、(2)文字ごとに、
該文字の筆記パターンおよび文字コードを対応付けて記
憶している認識辞書記憶手段、(3)上記認識辞書記憶
手段が記憶している各筆記パターンの、上記手書き入力
手段が受付けた文字に対する一致度を計算し、計算した
一致度が予め決められたしきい値以上となる筆記パター
ンに対応する文字コードを、認識候補として出力する文
字認識手段、(4)上記文字認識手段が認識候補として
出力した文字コードが表す各文字を表示する認識候補表
示手段、を備えた手書き文字認識装置に、さらに、
(5)上記手書き入力手段が受付けた文字に対応する文
字コードの入力を受付ける文字コード入力手段、(6)
上記文字コード入力手段が受付けた文字コードおよびそ
れに対応する文字の筆記パターンを対応付けると共に、
ユーザにより登録された旨を示す情報を付加して、上記
認識辞書記憶手段に格納する文字登録手段、を備えるよ
うにし、上記認識候補表示手段は、認識候補として表示
する文字のうち、上記認識辞書記憶手段がユーザにより
登録された旨を示す情報を付加して記憶している文字に
ついては、該文字に、ユーザにより登録された旨を示す
情報を付加して表示するようにしている。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
は、手書き入力された文字について実行した文字認識処
理の結果として出力された文字コードが表す文字を、認
識候補として表示する際に、ユーザが文字コードを登録
した文字については、該文字の字体,大きさ,色,表示
位置等の表示態様を変更して表示するようにしている。
【0013】具体的には、本発明は、(1)文字の手書
き入力を受付ける手書き入力手段、(2)文字ごとに、
該文字の筆記パターンおよび文字コードを対応付けて記
憶している認識辞書記憶手段、(3)上記認識辞書記憶
手段が記憶している各筆記パターンの、上記手書き入力
手段が受付けた文字に対する一致度を計算し、計算した
一致度が予め決められたしきい値以上となる筆記パター
ンに対応する文字コードを、認識候補として出力する文
字認識手段、(4)上記文字認識手段が認識候補として
出力した文字コードが表す各文字を表示する認識候補表
示手段、を備えた手書き文字認識装置に、さらに、
(5)上記手書き入力手段が受付けた文字に対応する文
字コードの入力を受付ける文字コード入力手段、(6)
上記文字コード入力手段が受付けた文字コードおよびそ
れに対応する文字の筆記パターンを対応付けると共に、
ユーザにより登録された旨を示す情報を付加して、上記
認識辞書記憶手段に格納する文字登録手段、を備えるよ
うにし、上記認識候補表示手段は、認識候補として表示
する文字のうち、上記認識辞書記憶手段がユーザにより
登録された旨を示す情報を付加して記憶している文字に
ついては、該文字の表示態様を変更して表示するように
している。
【0014】なお、上記認識辞書記憶手段は、文字ごと
に、該文字の筆記パターンおよび文字コードに加えて、
該文字の関連情報をさらに記憶するようにし、上記文字
認識手段は、認識候補として出力すべき文字コードに対
応する関連情報をさらに出力するようにし、上記認識候
補表示手段は、認識候補として表示する文字に、上記文
字認識手段がさらに出力した関連情報を付加して表示す
るようにすることができる。
【0015】また、上記認識辞書記憶手段は、上記文字
登録手段により筆記パターンおよび文字コードが格納さ
れた文字以外の文字については、該文字の関連情報をさ
らに記憶するようにし、上記文字認識手段は、認識候補
として出力すべき文字コードに対応する関連情報を上記
認識辞書記憶手段が記憶している場合は、該関連情報を
さらに出力するようにし、上記認識候補表示手段は、認
識候補として表示する文字のうち、上記文字認識手段が
関連情報をさらに出力した文字については、該文字に、
該関連情報を付加して表示するようにすることができ
る。
【0016】
【作用】本発明の手書き文字認識装置によれば、多数の
文字コードが表す文字が認識候補として表示されたとき
に、ユーザは、ユーザにより登録された旨を示す情報が
付加されて表示されているか否かによって、自身が登録
した文字コードが表す文字を容易に見つけることができ
るようになる。
【0017】また、本発明の手書き文字認識装置によれ
ば、多数の文字コードが表す文字が認識候補として表示
されたときに、ユーザは、字体,大きさ,色,表示位置
等の表示態様が変更されて表示されているか否かによっ
て、自身が登録した文字コードが表す文字を容易に見つ
けることができるようになる。
【0018】また、本発明の手書き文字認識装置によれ
ば、多数の文字コードが表す文字が認識候補として表示
されると共に、該文字の関連情報が表示されたときに、
ユーザは、ユーザにより登録された旨を示す情報が付加
されて表示されているか否かによって、自身が登録した
文字コードが表す文字を容易に見つけることができるよ
うになる。
【0019】また、本発明の手書き文字認識装置によれ
ば、多数の文字コードが表す文字が認識候補として表示
されると共に、該文字の関連情報が表示されたときに、
ユーザは、字体,大きさ,色,表示位置等の表示態様が
変更されて表示されているか否かによって、自身が登録
した文字コードが表す文字を容易に見つけることができ
るようになる。
【0020】従って、本発明の手書き文字認識装置によ
れば、手書き入力された文字について実行した文字認識
処理の結果として出力された文字コードが表す文字を、
認識候補として表示する際に、ユーザが文字コードを登
録した文字とそうでない文字とを容易に区別することが
できるので、ユーザの使い勝手を向上させることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1は本実施例の手書き文字認識装置を適
用した手書き文字処理システムの構成を示すブロック図
である。
【0023】図1において、11は中央処理装置(CP
U)、12はタブレット、13は液晶表示装置(LC
D)、14はメモリ、15はI/Oポートである。
【0024】図2はメモリ14に格納されている認識辞
書の例を示す図である。
【0025】図2に示すように、認識辞書には、文字ご
とに、該文字の筆記パターン21および文字コード22
が対応付けられて記憶されている。なお、これらに加え
て、字種や品詞等の文字の関連情報が記憶されているよ
うにしてもよい。
【0026】また、認識辞書には、ユーザが手書き入力
した文字が癖字である場合に対処するために、認識辞書
の作成者等のユーザ以外の者によって予め登録されてい
る筆記パターン21および文字コード22のほかにも、
ユーザが登録した筆記パターン21および文字コード2
2が対応付けられて記憶されるようになっている。
【0027】そこで、両者を区別するために、認識辞書
においては、例えば、ユーザが筆記パターン21および
文字コード22を登録した文字ついては、フラグ23が
「1」に設定されるようになっている。
【0028】ただし、文字の関連情報が記憶されるよう
にした認識辞書において、ユーザが筆記パターン21お
よび文字コード22を登録した文字については、該文字
の関連情報が記憶されないようにした場合は、フラグ2
3を設けなくても、関連情報が記憶されているか否かに
よって、ユーザが登録した文字であるか否かを区別する
ことが可能となる。
【0029】図3はLCD13の表示画面を示す図であ
る。
【0030】図3において、31は手書き入力領域、3
2は認識候補表示領域、33は認識結果表示領域、34
は認識ボタン、35は確定ボタンである。
【0031】なお、タブレット12は、LCD13(特
に、手書き入力領域31)上に積層された構造となって
おり、表示入力一体型装置を実現している。
【0032】まず、ユーザの操作手順について、図4〜
図7を用いて説明する。
【0033】図4に示すように、ユーザがペンや指等を
用いて、手書き入力領域31に文字を手書き入力する
と、同時に、該手書き入力された文字の軌跡が、手書き
入力領域31に表示される。
【0034】続いて、図5に示すように、ユーザが、認
識ボタン34を押下すると、手書き入力領域31に手書
き入力された文字についての文字認識処理が実行され、
文字認識処理の結果として出力された文字コードが表す
文字が、認識候補として認識候補表示領域32に表示さ
れる。
【0035】なお、文字認識処理は、上述したように、
認識辞書に記憶されている筆記パターン21の、手書き
入力領域31に手書き入力された文字に対する一致度を
計算し、計算した一致度が予め決められたしきい値以上
となる筆記パターン21に対応する文字コード22を出
力する処理である。
【0036】そこで、文字認識処理において、計算した
一致度によっては、文字コード22を1個も出力されな
い場合もあり、このような場合には、LCD13は、文
字認識処理に失敗した旨が表示された後、ユーザが手書
き入力する前の状態に戻るようになっているが、これは
本質的な問題ではないので、説明を省略する。
【0037】続いて、図6に示すように、ユーザが、所
望の認識候補を選択指示すると、該選択指示された認識
候補が、認識結果として認識結果表示領域33に表示さ
れる。
【0038】なお、このとき、認識結果表示領域33に
表示された認識結果は、他の認識候補が選択指示し直さ
れる可能性があることから、未確定の状態となってお
り、その旨を示すために、下線が施されている。
【0039】最後に、図7に示すように、ユーザが、確
定ボタン35を押下すると、未確定の状態となっていた
認識結果が、確定された状態となって、下線が消去され
る。
【0040】なお、このとき、手書き入力領域31に表
示されていた文字の軌跡、および、認識候補表示領域3
2に表示されていた認識候補も、消去される。
【0041】ユーザは、この後、次の文字を手書き入力
するほかにも、確定された状態となった認識結果につい
ての仮名漢字変換等の他の処理の実行を指示することが
できるが、手書き文字認識装置が実行する文字認識処理
とは独立しているので、説明を省略する。
【0042】一方、ここで、ユーザが筆記パターン21
および文字コード22を登録する際の操作手順につい
て、簡単に説明しておく。
【0043】ユーザは、ペンや指等を用いて、手書き入
力領域31に文字を手書き入力し、続いて、登録ボタン
(図示せず。)を押下すると、LCD13には、認識結
果表示領域33の代わりに、文字コード22を表す数値
を入力することが可能な画面が表示される。この画面
は、例えば、数字が一覧表示されており、文字コード2
2を表す数値の1桁ごとに、所望の数字を選択指示する
ことができるようにした画面であるようにすることがで
きる。また、手書き文字処理システムがキーボードを備
えている場合には、文字コード22を表す数値を、キー
ボードから入力するようにすることもできる。
【0044】ユーザが、手書き入力した文字に対応する
文字コード22を表す数値を入力すると、該文字コード
22は、ユーザが手書き入力した文字の入力座標値によ
って表されるストロークデータと対応付けられて、認識
辞書に記憶されることとなる。なお、このとき、ユーザ
が認識辞書に登録した文字である旨を示すために、対応
するフラグ23が「1」に設定される。
【0045】次に、本実施例の文字入力システムの処理
手順について、図1〜図3および図8を用いて説明す
る。
【0046】本処理手順は、実際には、メモリ14に格
納されたアプリケーションプログラムをCPU11が実
行することで実現される。
【0047】図8は本実施例の文字入力システムの処理
手順を示すフローチャートである。
【0048】図8に示すように、ユーザが、文字を手書
き入力領域31に手書き入力すると、タブレット12
は、該手書き入力された文字の入力座標値を受付け、該
入力座標値によって表されるストロークデータを、メモ
リ14上に確保されたストロークデータ格納領域に格納
する(ステップ81)。
【0049】続いて、ユーザが、認識ボタン34を押下
すると、CPU11は、メモリ14に格納されている認
識辞書を参照することにより、ストロークデータ格納領
域に格納されたストロークデータについての文字認識処
理を実行する(ステップ82)。
【0050】すなわち、CPU11は、認識辞書に記憶
されている筆記パターン21の、ストロークデータ格納
領域に格納された文字に対する一致度を計算し、計算し
た一致度が予め決められたしきい値以上となる筆記パタ
ーン21に対応する文字コード22を、メモリ14上に
確保された認識候補格納領域に格納する。
【0051】続いて、CPU11は、認識候補格納領域
に格納された文字コード22が表す文字を、認識候補と
して認識候補表示領域32に表示する(ステップ8
3)。
【0052】なお、認識辞書に、筆記パターン21およ
び文字コード22に加えて、字種や品詞等の文字の関連
情報が記憶されるようにした場合は、CPU11は、該
関連情報を、文字コード22が表す文字の近傍に表示す
るようにしてもよい。
【0053】続いて、ユーザが、認識候補表示領域32
に認識候補として表示されている文字のうちの、所望の
文字を選択指示すると、CPU11は、該選択指示され
た文字を、認識結果として認識結果表示領域33に表示
する(ステップ84)。
【0054】続いて、ユーザが、確定ボタン35を押下
すると、認識結果として認識結果表示領域33に表示さ
れた文字を表す文字コード22は、入力が確定したデー
タとして、メモリ14上に確保された認識結果格納領域
に格納される(ステップ85)。
【0055】入力が確定したデータとして認識結果格納
領域に格納された文字コード22は、本システムで動作
する他のアプリケーションプログラムに出力されること
ができ、仮名漢字変換処理等の他の処理を実行すること
によって再加工されたり、I/Oポート15を介して他
のシステムに転送されたりすることが可能となる。
【0056】さて、本実施例は、図8のステップ83に
おいて、認識候補格納領域に格納された文字コード22
が表す文字を認識候補として認識候補表示領域32に表
示する際に、該認識候補として表示される文字が、ユー
ザが認識辞書に登録した文字であるか否かを、ユーザが
容易に区別できるようにするものである。
【0057】ユーザが認識辞書に登録した文字は、認識
結果として選択指示される頻度が高いことが予想される
ので、ユーザが認識辞書に登録した文字であるか否かを
容易に区別することができれば、ユーザの使い勝手を向
上させることが可能となる。
【0058】そのために、CPU11は、図9〜図12
に示すように、認識候補格納領域に格納された文字コー
ド22のうちの、対応するフラグ23が「1」に設定さ
れている文字コード22が表す文字(ユーザが認識辞書
に登録した文字)の表示方法を、対応するフラグ23が
「1」に設定されていない文字コード22が表す文字
(認識辞書の作成者等のユーザ以外の者によって予め登
録されている文字)の表示方法と異なるようにする。
【0059】図9は第1の表示方法を示す図である。
【0060】図9においては、ユーザが認識辞書に登録
した文字については、該文字の下に、「ユーザ」という
表示を付加することで、ユーザが登録した文字である旨
が分かるようにしている。
【0061】これにより、多数の文字コード22が表す
文字が認識候補として認識候補表示領域32に表示され
たときに、ユーザは、「ユーザ」という表示が付加され
ているか否かによって、自身が認識辞書に登録した文字
を容易に見つけることができるようになる。
【0062】なお、図9に示した例では、ユーザが認識
辞書に登録した文字の下に、「ユーザ」という表示を付
加するようにしているが、これに限らず、ユーザが登録
した旨が分かるような情報であればよく、また、該情報
の表示位置についても、文字の近傍であればよい。
【0063】図10は第2の表示方法を示す図である。
【0064】図10においては、ユーザが認識辞書に登
録した文字については、該文字の字体を斜体文字で表示
することで、ユーザが登録した文字である旨が分かるよ
うにしている。
【0065】これにより、多数の文字コード22が表す
文字が認識候補として認識候補表示領域32に表示され
たときに、ユーザは、斜体文字で表示されているか否か
によって、自身が認識辞書に登録した文字を容易に見つ
けることができるようになる。
【0066】なお、図10に示した例では、ユーザが認
識辞書に登録した文字の字体を斜体文字で表示するよう
にしているが、これに限らず、字体,大きさ,色,表示
位置等の表示態様が変更されていればよい。
【0067】図11は第3の表示方法を示す図である。
【0068】第3の表示方法は、認識辞書が文字の関連
情報(ここでは、字種)を記憶しているようにした場合
に、図9に示した第1の表示方法を適用した例を示して
いる。
【0069】すなわち、図11においては、認識候補と
して表示する文字コード22が表す文字の下に、該文字
の字種を表示するようにしているが、このとき、ユーザ
が認識辞書に登録した文字については、該文字の字種の
下に、「ユーザ」という表示を付加することで、ユーザ
が登録した文字である旨が分かるようにしている。
【0070】これにより、多数の文字コード22が表す
文字が認識候補として認識候補表示領域32に表示され
たときに、ユーザは、字種に加えて、「ユーザ」という
表示が付加されているか否かによって、自身が認識辞書
に登録した文字を容易に見つけることができるようにな
る。
【0071】なお、図11に示した例では、ユーザが認
識辞書に登録した文字の字種の下に、「ユーザ」という
表示を付加するようにしているが、これに限らず、ユー
ザが登録した旨が分かるような情報であればよく、ま
た、該情報の表示位置についても、文字の近傍であれば
よい。
【0072】ここで、認識辞書が字種を記憶しているよ
うにするためには、認識辞書の作成者等のユーザ以外の
者が、認識辞書作成時に、筆記パターン21および文字
コード22と共に、字種をさらに登録しておくように
し、また、ユーザが、筆記パターン21および文字コー
ド22の登録時に、字種をさらに登録するようにする
か、手書き文字処理システムが、ユーザが登録した文字
コード22から字種を判別して登録するようにする必要
がある。
【0073】また、図9に示した第1の表示方法の代わ
りに、図10に示した第2の表示方法を適用するように
してもよい。
【0074】図12は第4の表示方法を示す図である。
【0075】第4の表示方法は、認識辞書が、認識辞書
の作成者等のユーザ以外の者によって予め筆記パターン
21および文字コード22が登録されている文字につい
てのみ、該文字の関連情報(ここでは、字種)を記憶し
ているようにした場合に、図9に示した第1の表示方法
を適用した例を示している。
【0076】すなわち、図12においては、認識候補と
して表示する文字コード22が表す文字の下に、該文字
の字種を表示するようにしているが、このとき、ユーザ
が認識辞書に登録した文字については、該文字の字種を
表示することができないので、字種の代わりに、「ユー
ザ」という表示を付加することで、ユーザが登録した文
字である旨が分かるようにしている。
【0077】これにより、多数の文字コード22が表す
文字が認識候補として認識候補表示領域32に表示され
たときに、ユーザは、字種の代わりに、「ユーザ」とい
う表示が付加されているか否かによって、自身が認識辞
書に登録した文字を容易に見つけることができるように
なる。
【0078】なお、図12に示した例では、ユーザが認
識辞書に登録した文字の下に、「ユーザ」という表示を
付加するようにしているが、これに限らず、ユーザが登
録した旨が分かるような情報であればよく、また、該情
報の表示位置についても、文字の近傍であればよい。
【0079】ここで、認識辞書が字種を記憶しているよ
うにするためには、認識辞書の作成者等のユーザ以外の
者が、認識辞書作成時に、筆記パターン21および文字
コード22と共に、字種をさらに登録しておくようにす
る必要がある。
【0080】また、図9に示した第1の表示方法の代わ
りに、図10に示した第2の表示方法を適用するように
してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手書き文
字認識装置によれば、ユーザが手書き入力した文字につ
いて実行した文字認識処理の結果として出力された文字
コードが表す文字を、認識候補として表示する際に、ユ
ーザが文字コードを登録した文字とそうでない文字とを
容易に区別することが可能となるので、ユーザの使い勝
手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の手書き文字認識装置を適用した手書
き文字処理システムの構成を示すブロック図。
【図2】メモリに格納されている認識辞書の例を示す説
明図。
【図3】LCDの表示画面を示す説明図。
【図4】ユーザの操作手順を示す説明図。
【図5】ユーザの操作手順を示す説明図。
【図6】ユーザの操作手順を示す説明図。
【図7】ユーザの操作手順を示す説明図。
【図8】本実施例の文字入力システムの処理手順を示す
フローチャート。
【図9】本実施例における第1の表示方法を示す説明
図。
【図10】本実施例における第2の表示方法を示す説明
図。
【図11】本実施例における第3の表示方法を示す説明
図。
【図12】本実施例における第4の表示方法を示す説明
図。
【符号の説明】
11…中央処理装置(CPU)、12…タブレット、1
3…液晶表示装置(LCD)、14…メモリ、15…I
/Oポート、21…筆記パターン、22…文字コード、
23…フラグ、31…手書き入力領域、32…認識候補
表示領域、33…認識結果表示領域、34…認識ボタ
ン、35…確定ボタン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字の手書き入力を受付ける手書き入力手
    段と、 文字ごとに、該文字の筆記パターンおよび文字コードを
    対応付けて記憶している認識辞書記憶手段と、 上記認識辞書記憶手段が記憶している各筆記パターン
    の、上記手書き入力手段が受付けた文字に対する一致度
    を計算し、計算した一致度が予め決められたしきい値以
    上となる筆記パターンに対応する文字コードを、認識候
    補として出力する文字認識手段と、 上記文字認識手段が認識候補として出力した文字コード
    が表す各文字を表示する認識候補表示手段とを備えた手
    書き文字認識装置であって、 上記手書き入力手段が受付けた文字に対応する文字コー
    ドの入力を受付ける文字コード入力手段と、 上記文字コード入力手段が受付けた文字コードおよびそ
    れに対応する文字の筆記パターンを対応付けると共に、
    ユーザにより登録された旨を示す情報を付加して、上記
    認識辞書記憶手段に格納する文字登録手段とを備え、 上記認識候補表示手段は、認識候補として表示する文字
    のうち、上記認識辞書記憶手段がユーザにより登録され
    た旨を示す情報を付加して記憶している文字について
    は、該文字に、ユーザにより登録された旨を示す情報を
    付加して表示することを特徴とする手書き文字認識装
    置。
  2. 【請求項2】文字の手書き入力を受付ける手書き入力手
    段と、 文字ごとに、該文字の筆記パターンおよび文字コードを
    対応付けて記憶している認識辞書記憶手段と、 上記認識辞書記憶手段が記憶している各筆記パターン
    の、上記手書き入力手段が受付けた文字に対する一致度
    を計算し、計算した一致度が予め決められたしきい値以
    上となる筆記パターンに対応する文字コードを、認識候
    補として出力する文字認識手段と、 上記文字認識手段が認識候補として出力した文字コード
    が表す各文字を表示する認識候補表示手段とを備えた手
    書き文字認識装置であって、 上記手書き入力手段が受付けた文字に対応する文字コー
    ドの入力を受付ける文字コード入力手段と、 上記文字コード入力手段が受付けた文字コードおよびそ
    れに対応する文字の筆記パターンを対応付けると共に、
    ユーザにより登録された旨を示す情報を付加して、上記
    認識辞書記憶手段に格納する文字登録手段とを備え、 上記認識候補表示手段は、認識候補として表示する文字
    のうち、上記認識辞書記憶手段がユーザにより登録され
    た旨を示す情報を付加して記憶している文字について
    は、該文字の表示態様を変更して表示することを特徴と
    する手書き文字認識装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の手書き文字認識装
    置において、 上記認識辞書記憶手段は、文字ごとに、該文字の筆記パ
    ターンおよび文字コードに加えて、該文字の関連情報を
    さらに記憶し、 上記文字認識手段は、認識候補として出力すべき文字コ
    ードに対応する関連情報をさらに出力し、 上記認識候補表示手段は、認識候補として表示する文字
    に、上記文字認識手段がさらに出力した関連情報を付加
    して表示することを特徴とする手書き文字認識装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の手書き文字認識装
    置において、 上記認識辞書記憶手段は、上記文字登録手段により筆記
    パターンおよび文字コードが格納された文字以外の文字
    については、該文字の関連情報をさらに記憶し、 上記文字認識手段は、認識候補として出力すべき文字コ
    ードに対応する関連情報を上記認識辞書記憶手段が記憶
    している場合は、該関連情報をさらに出力し、 上記認識候補表示手段は、認識候補として表示する文字
    のうち、上記文字認識手段が関連情報をさらに出力した
    文字については、該文字に、該関連情報を付加して表示
    することを特徴とする手書き文字認識装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の手書き文字認識装
    置において、 上記関連情報は、文字の字種を含むことを特徴とする手
    書き文字認識装置。
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